JPH0632131Y2 - 消火器の安全機構 - Google Patents

消火器の安全機構

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JPH0632131Y2
JPH0632131Y2 JP7212989U JP7212989U JPH0632131Y2 JP H0632131 Y2 JPH0632131 Y2 JP H0632131Y2 JP 7212989 U JP7212989 U JP 7212989U JP 7212989 U JP7212989 U JP 7212989U JP H0632131 Y2 JPH0632131 Y2 JP H0632131Y2
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JP
Japan
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lever
safety
safety plate
safety mechanism
digestive
Prior art date
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JP7212989U
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JPH0313164U (ja
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秀夫 野村
政良 古正
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Miyata Industry Co Ltd
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Miyata Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は消化器における安全機構の改良に関し、起動レ
バーのガタツキをなくすとともに誤作動の完全防止と操
作の簡便性ならびに組み立て作業性の向上をはかること
を目的とする。
(従来の技術) 液体消火薬剤や粉末消火薬剤を充てんした消化器には平
常時に誤操作による噴射を防止するために操作レバーの
駆動を規制する安全機構が施されている。
この場合の安全機構としては第4図に示されているよう
に、一方を固定した固定レバー31と、該固定レバーに対
して一端を軸32により軸着して接離自在とした可動レバ
ー33とからなり、可動レバー33の軸着位置寄りの部分に
上記軸と交さ方向に可動レバー33を上方から貫通する棒
状の安全ピン34を抜き差し自在に挿通するとともに、前
記固定レバー31と可動レバー33との間に常時板バネ35に
より傾倒方向に付勢され、基部をピン36により回動自在
に軸着して起立時に可動レバー33の可動を規制できるロ
ックバー37をとりつけ、前記安全ピン34をロックバー37
内に差し込むようにした構成のものが多用化されてい
る。
(考案の解決すべき課題) しかしながら上記した従来構造の安全機構にあっては、
構造が複雑でコスト高となるばかりでなく、可動レバー
にガタツキを生じやすく操作が不安定となるほか、安全
機構としての構造が容易に理解できない結果非常時の際
における操作性が悪く、初期消火の実効を失い易いこ
と、さらに組立作業時における部品点数が多く作業性に
劣る等の問題もある。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記した従来技術の課題を解決し、安全機構と
しての構造をより簡素化して万人に容易に理解される構
成とし、誤作動を防ぐとともにコストの低減をはかり、
しかも可動レバーのガタツキをなくし操作性を向上させ
ることにより、とくに火災に際して重要となる初期消火
活動の実現を可能とし、また組立時の作業性を著しく良
好にするものであって具体的には、ヘッド部において一
端を回動自在に軸着して可倒可能とした消化剤放出用の
起動レバーと、該起動レバーに対応する固定部と、上記
起動レバーおよび固定部間に介装される安全プレートと
からなり、該安全プレートには側面方向に突出する膨出
部を形成し、また上記起動レバーおよび固定部のそれぞ
れの対応する面に安全プレートを保持するガイド部を設
けると共に、該ガイド部には前記安全プレートの膨出部
を弾性的に受容する複数の凹陥部を安全プレートの進退
方向に列設してなることを特徴とした消化器の安全機構
に関する。
(作用) 安全プレートは起動レバーとこれに対応する固定部とに
それぞれ上縁部および下縁部を係着保持され、固定部と
起動レバー間の間隙を十分に確保したままの状態にて起
動レバーの駆動が規制される結果起動レバーの動作が完
全にロックされる。
また消化器の組立て時や保守作業の実施に際して安全プ
レートの膨出部をガイド部における安全プレートの進退
方向に列設した複数の凹陥部のうちの第1段目(浅い差
込み位置)に保持させたままの状態にて実施する。
(実施例) 以下において本考案の具体的な内容を第1〜3図の実施
例をもとに説明すると、図において1は上部を開口させ
た有底の消化器本体、2は該消化器本体の開口部に被嵌
されたマウンティングカップ、5は封板、7はステム、
8は消化剤噴出ボタン、9はヘッド部、16は起動レバ
ー、18は安全プレートを示す。
消化器本体1の上部開口縁部には外側にカールされたカ
ール部が形成されており、該カール部を包被するように
マウンティングカップ2が装着される。
マウンティングカップ2は中央部に上方に突出させた円
筒部3を有するとともに、該円筒部3の頂部にはステム
7の外径に略等しい内径のステム孔が貫通され、さらに
上記円筒部3には周方向に連続する凹凸条により施した
ネジ溝4が形成され、しかも外周端縁には前記した消化
器本体側のカール部より若干大きめのカール部を形成し
てこれを消化器本体側のカール部の外側に被嵌して一体
にカシメつける。
尚この場合両カール部間に接着剤や樹脂溶融ゴム等を介
在させると気密効果をより完全なものとすることができ
る。
封板5は断面が略U字状に構成された有底形状をなし、
しかもその上部開口縁には外方に延びるフランジ6が形
成されている。
フランジ6の外径は前記したマウンティングカップ2に
おける円筒部3の内径に略等しく、マウンティングカッ
プ2の下側より円筒部3の内側に前記ネジ溝4に沿って
奥方(上方)へ進退可能に構成され、円筒部内奥に装入
されたゴムパッキン等のパッキング材を介して上記円筒
部内奥部にある程度圧接させた状態において、円筒室内
に接着剤その他の気密性を持続できる充てん剤が充てん
される。
ステム7は上記した断面が略U字状の封板5内に進退可
能な外径の比較的硬い材質の中空体から成り、先端(下
端)を鋭利な鋭突部7aとするとともに下半部は第1図に
示されているように常時マウンティングカップのステム
孔およびゴムパッキンを貫通して封板5内に進入してい
る。
消化剤噴出用ノズルボタン8は下側を前記したステム7
の上端部に差し込むとともに、水平方向に消化剤を噴出
できるノズルが開設されており、しかも該ノズルは上記
したステム7に連通されている。
ヘッド部9は略半球状をなし、下部開口縁9aを消化器本
体1の肩部に嵌合係着できるように構成れており、しか
もハンドル13を一体に形成している。
さらに前記した消化剤噴出用ノズルボタン8の放射方向
にはこれに対応して放射窓14が開設されているととも
に、該放射窓14の対称位置には操作窓15が開設されてお
り、操作窓15の下側には略平坦な固定部10が形成され、
しかも該固定部10には案内溝11と、該案内溝11の左右両
側に植立された一対の案内壁12,12が設けられている。
さらに案内壁12,12にはそれぞれ略半円筒状に形成した
第1段の係着溝12bと、第2段の係着溝12aがそれぞれ相
互に対向して設けられている。
起動レバー16は下側に膨出部16bを有するとともに、基
端部を前記ヘッド部9の一部に軸16aをもって回転自在
に軸着されており、また、起動レバー16の下側には左右
一対の案内壁17,17が設けられている。
安全プレート18は固定部10と起動レバー16との間に介装
可能な板幅を有し、基部に指穴22を有するとともに、先
端部にはストッパー21を突出させ、しかも該ストッパー
21の付近には安全プレート18の両側にわたって突出させ
た膨出部20が形成されており、さらに該膨出部20の上方
には前記ストッパー21の突出方向に向けて開口させたス
リット19aを介して弾性爪片19が形成されている。しか
して上記の安全プレート18をストッパー21を先頭にして
その下縁部を案内溝11に、また上縁部を案内壁17,17間
に位置させて第1図の鎖線位置に示すように固定部10と
起動レバー16との間に押し込む。
このとき、両側に突出する膨出部20が左右一対の案内壁
12,12間において、第1段の係着溝12bまたは第2段の係
着溝12aのいずれか内に嵌合して係着する。
また上記した膨出部20を案内壁12の第2段の係着溝12a
内に係着させたときにストッパー21が消化剤噴出用ノズ
ルボタン8の下側に係着して消化剤噴出用ノズルボタン
8の下降を規制するようになっている。
しかして安全レバー18を固定部10と起動レバー16との間
に弾性爪片19の弾性力に抗して介装させた状態において
は、起動レバー16が完全にロックされて操作が規制され
ると同時に消化剤噴出ボタン8の下降が規制され、しか
も上記起動レバー16は弾性爪片19により常時上方に圧迫
されてガタツキが除去される。
また上記の安全レバー18を引き抜いて起動レバー16を第
1図の鎖線位置26にまで押し下げたとき、膨出部16bに
よって消化剤噴出用ノズルボタン8およびステム7が下
方に押し下げられ、先端鋭突部によって封板5の底部が
破られる。
その結果蓄圧されている消化器本体1内の消火薬剤がデ
ィップチューブを介してステム7内を通過し、消化剤噴
出用ノズルボタン8のノズルより外方に向けて勢いよく
噴出される。
(考案の効果) 本考案は上記した通り、起動レバーおよび固定部間に介
装される安全プレートを有するために、従来の安全機構
に比較して構成が簡単でコストの低減化をはかることが
でき、また非常時の操作性にも優れる。
さらに固定部の案内壁に安全プレートの膨出部を受容す
る係着溝が第1段と第2段の2段に構成されているため
に、消化器の安全機構としては第2段の係着溝に係着さ
せるほか、消化器の組み立て時あるいは保守点検等にお
いては第1段の係着溝内に係着させたままの状態におい
て組立て作業をおこなうことができるので作業能率を著
しく向上させることができる。
また安全プレートの先端部には消化剤噴出用ノズルボタ
ンの下側に係着してノズルボタンの下降を規制するスト
ッパーを形成したために、消化器の輸送時や保守点検時
に噴出用ノズルボタンが下降して封板面を損傷したりす
ることがなくなるほか、起動レバーのロックと同時にお
こなわれるので安全機構としてより完全である。
さらに安全プレートの上方部には、その差し込み方向に
向けて形成したスリットを介して弾性爪片が設けられて
いるために、固定部と起動レバーとの間に介装させた場
合にその弾性により起動レバーを常時上方に押圧し、起
動レバー16のガタツキを吸収して非常時の操作性を常時
良好に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である消化器のヘッド部を中
心とした安全機構の要部をあらわした縦断面図、 第2図は消化器の背面側よりみた安全機構の要部拡大
図、 第3図は安全プレートの斜視図、 第4図は従来公知の消化器における安全装置の要部斜視
図である。 1……消化器本体 2……マウンティングカップ 5……封板 7……ステム 8……消化剤噴出用ノズルボタン 9……ヘッド部、10……固定部 11……案内溝、12……案内壁 12a……第2段の係着溝 12b……第1段の係着溝 13……ハンドル、14……放射窓 15……操作窓、16……起動レバー 17……案内壁、18……安全プレート 19……弾性爪片、19a……スリット 20……膨出部、21……ストッパー 22……指穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッド部において一端を回動自在に軸着し
    て可倒可能とした消火剤放出用の起動レバーと、該起動
    レバーに対応する固定部と、上記起動レバーおよび固定
    部間に介装される安全プレートとからなり、該安全プレ
    ートには側面方向に突出する膨出部を形成し、また上記
    起動レバーおよび固定部のそれぞれの対応する面に安全
    プレートを保持するガイド部を設けると共に、該ガイド
    部には前記安全プレートの膨出部を弾性的に受容する複
    数の凹陥部を安全プレートの進退方向に列設してなるこ
    とを特徴とした消火器の安全機構。
JP7212989U 1989-06-20 1989-06-20 消火器の安全機構 Expired - Lifetime JPH0632131Y2 (ja)

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JP7212989U JPH0632131Y2 (ja) 1989-06-20 1989-06-20 消火器の安全機構

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JPH0313164U JPH0313164U (ja) 1991-02-08
JPH0632131Y2 true JPH0632131Y2 (ja) 1994-08-24

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JP7212989U Expired - Lifetime JPH0632131Y2 (ja) 1989-06-20 1989-06-20 消火器の安全機構

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WO2018079954A1 (ko) * 2016-10-24 2018-05-03 삼우산기 주식회사 소화 장치

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JP3883191B2 (ja) * 2002-07-12 2007-02-21 株式会社椿本チエイン ラチェット式テンショナのプランジャ制止具
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WO2018079954A1 (ko) * 2016-10-24 2018-05-03 삼우산기 주식회사 소화 장치

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