JPH0335411Y2 - - Google Patents

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JPH0335411Y2
JPH0335411Y2 JP1985203451U JP20345185U JPH0335411Y2 JP H0335411 Y2 JPH0335411 Y2 JP H0335411Y2 JP 1985203451 U JP1985203451 U JP 1985203451U JP 20345185 U JP20345185 U JP 20345185U JP H0335411 Y2 JPH0335411 Y2 JP H0335411Y2
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injection
aerosol
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spray
injection nozzle
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 芳香、消臭、殺菌等の目的で、壁面に取り付け
て上方に噴霧し使用する、エアゾールの壁掛噴霧
装置の改良に関する。
<従来の技術> 従来よりエアゾール容器を壁に掛けて使用でき
るようにしたエアゾール噴霧装置が種々提案され
ている。例えば実公昭51−36253号公報において
は紐を引つ張つて噴射させる索条牽引式タイプの
ものが提案され、一方、実開昭49−54807号公報
や実開昭48−15206号公報あるいは実開昭60−
86474号公報においてはエアゾール容器の前部、
あるいは上部に押圧部を設け、この押圧部を押圧
することによつて噴射させる押圧式タイプのもの
が提案されている。
しかしながら、上記索条牽引式タイプのものは
使用者が必要以上の力で紐を引つ張ることが多
く、このため紐が切れる等の装置の破損が起こる
という課題がある。この一方、押圧式タイプの実
開昭60−86474号のもにおいては第4図に示すよ
うにブラツケトaにてエアゾール容器の下端b及
びノズルc係止し、そしてエアゾール容器本体d
を押圧して傾ける(X′方向)ことによつて、ブ
ラツケトaに設けた突出片eとノズルcとを係合
させてテイルトバルブ(傾斜作動バルブ)を傾斜
(Y′方向)作動させる関係上エアゾール容器をル
ーズに固定しなけれればならず安定性が悪いもの
であり、又、輸送時には確実なるストツパーを使
用しないと輸送途中にエアゾール容器が押されバ
ルブが作動してしまうという課題がある。
また、上記実公昭51−36253号や実開昭48−
15206号あるいは実開昭60−86474号のものはエア
ゾール容器の後部を壁面に係止し、紐を引つ張り
あるいは前部を押圧することによつて上方に向け
た噴射孔からエアゾール液を上方に噴霧するよう
にしたものであるため、噴霧されたエアゾール液
が壁面にかかつてしまい、この結果エアゾール液
のかかつた部分の壁面に埃が付着して汚れてしま
うという課題がある。
一方、上記実開昭49−54807号においてはエア
ゾール容器を収納する収納体の上面を押圧するこ
とによつてステムに嵌着した噴射ノズルを押圧
し、収納体の上面に設けた噴霧用孔からエアゾー
ル液を上方に噴霧するようにしたものであるが噴
射ノズルをステムに嵌着しただけのものであるた
め、噴射ノズルが回るおそれがあり、噴射ノズル
が回ることによつて噴射ノズルの噴射孔の方向ず
れを起こし、収納体の所定の透孔から噴霧されず
に収納容器内壁面にかかつてしまい円滑に噴霧で
きない場合があるという課題がある。
<考案が解決しようとする課題> 本考案は以上の実情に鑑み提案されたもので、
その目的とするところは壁面にエアゾール液がか
かることなく、しかも常時所定方向に噴射孔を向
けてエアゾール液を噴射できるエアゾールの壁掛
噴霧装置を提供することにある。
<課題を解決するための手段> 本考案は以下の特徴を有するエアゾールの壁掛
噴霧装置を提供することにより上記課題を解決す
る。
本考案のエアゾールの壁掛噴霧装置はエアゾー
ル液を収容するエアゾール容器と、エアゾール液
を外部に噴霧する噴射装置20と、その噴射装置
20を覆うキヤツプ30と、エアゾール容器を壁
面50に取り付けるための固定部材40とを備え
てなる。
上記噴射装置20はテイルトバルブと、噴射ノ
ズル25と、テイルトバルブを傾斜して作動させ
るための噴射ボタン21とを有する。そして、こ
の噴射ノズル25には上部に固定部材40と反対
方向の斜め上方にエアゾール液を噴霧可能に穿設
された噴射口27が備えられるとともにこの噴射
ノズル25を水平方向に回らないようにする回り
止め手段が備えられる。
この回り止め手段はキヤツプ30に設けた溝3
5と噴射ノズル25に設けた突起26からなり、
突起26が溝35内に嵌挿して左右方向に移動阻
止されることによつて噴射ノズル25を水平方向
に回らないようにするものである。
<作用> 本考案においては噴射口27を、噴射装置20
の噴射ノズル25の上部に固定部材40と反対方
向の斜め上方にエアゾール液を噴霧可能に穿設し
て備えられるとともに噴射ノズル25を水平方向
に回らないようにする回り止め手段を備えるた
め、、噴射口27が常時所定方向、即ち固定部材
40と反対方向の斜め上方に向いた状態に維持す
ることができる。
これにより、噴霧したエアゾール液が壁面やキ
ヤツプ30内面にかかるのを防止することができ
る。
<実施例> 第1図は本考案の一実施例を示す一部切欠側面
図、第2図は正面図、第3図は固定部材であるブ
ラケツトの斜視図を示す。
以降、図面に基づき説明する。
本考案のエアゾールの壁掛噴霧装置はエアゾー
ル容器10とエアゾール容器上部に設けた噴射装
置20と噴射装置20を覆うキヤツプ30と、エ
アゾール容器を壁面に固定するブラケツト40よ
り構成されている。
噴射装置20は噴射ボタン21と噴射ノズル2
5とテイルトバルブ(図示せず)より構成されて
おり、噴射ボタン21は第1図、図示右端には加
圧部22を有し、左端には押圧部23を有し、中
央部24はキヤツプ30と摺動可能に係止されて
いる。
該加圧部22の形状はデザイン上、第2図に示
すようなハート形等のトランプマークが適当であ
るが適宜変更しても良い。
噴射ノズル25は、上部を噴射口27を有する
平面にて閉塞された円筒形をしており、噴射口2
7は壁面50にエアゾール液が噴霧されないブラ
ケツト40と反対側上方に向けて穿設されてい
る。
噴射ノズル25下部はテイルトバルブ上部に設
けたステム28に嵌着されており、側面(図示左
下方)には突起である突出片26が付設されてい
る。
この突出片26は噴射ノズル25が水平方向に
回らないようにするための回り止め手段としての
ものであり、キヤツプ30と上下方向にしか摺動
しないよう係合され、噴射方向を一定に保つよう
になつている。
キヤツプ30は、中央に噴霧孔31を有する平
面にて上部が閉塞された、内筒と外筒よりなる2
重の円筒であり、円筒下端には突起32が周設さ
れ、エアゾール容器のカシメ部11と係合し係止
されている。
そして外筒側面にはブラケツト40との係合孔
である係止溝34が設けられ、その対向する内筒
と外筒の側面には連通する噴射ボタン穴33,3
3′が、同一方向の内筒には噴射ノズル25の突
出片26と係合するガイド溝35が設けられてい
る。本実施例では該突出片26とガイド溝35が
ガイド機構を形成しているが、同一効果を有する
ものであれば適宜設計変更しても良い。
外筒側面の係止溝34の外側左右には嵌合片3
6,36が設けられ、ブラケツト40の左右側縁
42,43の内側に挿入されている。
第3図に示すようにブラケツト40は、矩形の
平板44の両側面に同一形状の側縁42,43を
設けたチヤンネル材に、図示下側の端面にエアゾ
ール容器の断面形状と同一形状部分が欠けた側面
46を設け、平板44には2ケの壁面取付穴4
5,45を、上部中央付近には係止フツク41を
設けたものである。
そして係止フツク41はキヤツプ30の係止溝
34と係合されキヤツプ30とブラケツト40は
係止されている。
本考案ブラケツト40は壁面にクギ等で係止す
る方法であるが両面テープ等を使用して取りつけ
ても良い。
次に使用方法について説明する。
キヤツプ30側面に設けた噴射ボタン21を押
す(X方向)と、噴射ボタン21左端の押圧部2
3が噴射ノズル25を押す。噴射ノズル25が傾
く(Y方向)と同時にテイルトバルブのステム2
8も倒され、バルブが開放され、エアゾール容器
10に封入されたエアゾール液が噴射ノズル25
を経て噴射口27より外部へ噴霧される。その
際、噴射口27は壁面と反対側に傾いているとと
もに噴射ノズル25が突出片26によつて回るこ
とがないため、壁面にエアゾール液がかからない
ようになつている。
噴射ボタン21を放せばテイルトバルブは自動
復元力により元へもどり噴霧が中止される。
<考案の効果> 以上、本考案のエアゾールの壁掛噴霧装置は、
噴射装置20の噴射ノズル25の上部に固定部材
40と反対方向の斜め上方にエアゾール液を噴霧
可能に穿設された噴射口27を備えるとともにこ
の噴射ノズル25を水平方向に回らないようにす
る回り止め手段を備えるため、噴射口27を常時
固定部材40と反対方向の斜め上方に向いた状態
に維持することができ、壁面やキヤツプ30内面
にエアゾール液がかかるのを防止することができ
る。
従つて、エアゾール液がかかつた部分への埃の
付着による壁面の汚れを防止でき、しかも円滑に
噴霧できるものとなる。
以上本考案は有用且つ実用的なエアゾールの壁
掛噴霧装置を提供し得たものである。
【図面の簡単な説明】
図面の第1図〜第3図は本考案の一実施例を示
すもので第1図は一部切欠側面図、第2図は正面
図、第3図はブラケツトの斜視図を示す。第4図
は従来例を示す一部切欠側面図である。 10…エアゾール容器、20…噴射装置、21
…噴射ボタン、25…噴射ノズル、26…突出
片、27…噴射口、30…キヤツプ、31…噴霧
孔、34…係合孔、40…ブラケツト、50…壁
面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 エアゾール液を収容するエアゾール容器と、
    エアゾール液を外部に噴霧する噴射装置20
    と、この噴射装置20を覆うキヤツプ30と、
    エアゾール容器を壁面50に取り付けるための
    固定部材40とを備えてなり、 上記噴射装置20がテイルトバルブと、噴射
    ノズル25と、テイルトバルブを傾斜して作動
    させるための噴射ボタン21とを有し、 この噴射ノズル25には上部に固定部材40
    と反対方向の斜め上方にエアゾール液を噴霧可
    能に穿設された噴射口27が備えられるととも
    にこの噴射ノズル25を水平方向に回らないよ
    うにする回り止め手段が備えられ、 この回り止め手段がキヤツプ30に設けた溝
    35と噴射ノズル25に設けた突起26からな
    り、突起26が溝35内に嵌挿して左右方向に
    移動阻止されることによつて噴射ノズル25を
    水平方向に回らないようにするものであり、こ
    の回り止め手段によつて噴射口27が常時所定
    方向に向けられ、固定部材40と反対方向の斜
    め上方にエアゾール液を噴霧可能としたもので
    あることを特徴とするエアゾールの壁掛噴霧装
    置。 2 キヤツプ30が互いに対向する側面に噴射ボ
    タン21を摺動自在に係止する噴射ボタン穴3
    3,33′と、固定部材40と係合する係合孔
    34とを有し、且つ噴霧孔31を有してなるも
    のであることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載のエアゾールの壁掛噴霧装置。
JP1985203451U 1985-12-28 1985-12-28 Expired JPH0335411Y2 (ja)

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JPS62109760U JPS62109760U (ja) 1987-07-13
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JPS4815206U (ja) * 1971-06-26 1973-02-21
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