JPS5823411Y2 - 噴霧容器のキャップ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は噴霧容器のキャップ、詳しくは手動式で容器体口
部に装着された噴霧器本体の頭部を押下げることによっ
て頭部側面のノヅル孔から噴霧するよう設けられた噴霧
容器のキャップに係る。

この種の容器のキャップは通常キャップを取外して噴霧
するよう設けられているが、使用の都度キャップを着脱
することは面倒であり、又その面倒を除くためにキャッ
プ頂壁に透孔を設け、該透孔から露出させた噴霧容器本
体の頭部を直接指で押下げするよう設けたものであるが
、この場合はキャップ内に埃等が入り易く、又上記頭部
を直接指で押下げるために多くの力を要した。

本案は上記欠点を除いたもので以下第１図から第３図ま
での図面について説明すると、１は金属製の容器体、２
はその口部で該口部へは保持枠３が嵌着させである。

該保持枠によりシリンダ４と連通管５と頭部６との組合
せからなる噴霧器本体７が装着される。

８はキャップ本体であり、有頂の筒状となし、その下端
開口部を容器本体の上部へ嵌着可能とする。

その筒部の上部前面は内方に彎曲する凹部９に形成させ
てもよく、又前面上部には筒方向に長く噴霧用窓孔１０
を設ける。

又頂壁１１の後部と鉄部に連続する筒部の後方上部とに
かけて操作用窓孔１２を形成させる。

尚１３，１３は必要により設ける第２目隠し板で後述の
操作レバー押下げ時においてキャップ内が見えないよう
設けるものである。

操作レバー１４は取付は部材と摺動部材とからなる。

取付は部材１５は板部１６の両側から支持杆１７゜１７
を突出させたものであり、該支持杆は図示のように枠部
１８両端から垂下部１９．１９を介して突出させ、その
枠部中間部からの起立部２０を板部裏面へ接合させても
よい。

板部の後端部両側にはストッパ２１．２１を付設させる
。

摺動部材２２は、板部２３の先端部両側から下端から内
方へ屈曲部２４を突出させた側壁部２５．２５を垂設さ
せると共に板部後端からは目隠し板２６を垂設させ、又
その後端上縁へは指掛は部２７を付設させたものであり
、上記両側壁部の間および屈曲部２４．２４と板部の先
端部との間とが形成する隙間内に取付は部材１５を遊挿
させる。

該取付は部材に対して摺動部材は前後方向に対して摺動
自在であり、ストッパ２１．２１に両側壁部が接するこ
とによって摺動部材の抜出しが阻止される。

両部材組合せ状態において支持杆１７．１７先端をキャ
ップ本体の前方両側部内面へ枢着１７ ａ 、１７ ａ
させる。

このとき、摺動部材を前駆に位置させると目隠し板の下
端面が操作用窓孔１２の下縁へ係止され、かつ該目隠し
板と板部２３の後部とによって操作用窓孔が閉塞される
ものとする。

又該状態からストッパ２１．２１に側壁部２５゜２５が
接するまで摺動部材を後退させることが出来、該状態で
は枢着１７ ａ 、１７ ａを支点として揺動自在であ
る。

上記構成のキャップを容器体の口部へ嵌着させる。

該状態で頭部６の頂面ば取付は部材の枠部１８下面へ接
し、摺動部材を引出し押下げることによって頭部および
連通管５が付勢に抗して押下げられ、噴霧用窓孔１０を
介して外方へ噴霧される。

使用後は再び押込むことによづて目隠し板下端が操作用
窓孔下縁へ係合して操作レバーは回動不能となる。

上記実施例はキャップ本体８を容器体本体へ嵌合させる
場合について述べたが、第４図が示すようにケース体３
０に嵌着させるよう設けることも可能であり、この場合
はケース体の横断面形状に合致するよう、例えばその形
状が矩形状である場合はキャップ本体の平面形状も第５
図が示すように矩形状とする。

勿論ケース体内へは容器体を収納して使用する。

本案は上記構成とするものであり、従ってキャップ嵌合
状態のよ・手動式噴霧器を噴霧させることが出来て便利
であり、又その操作は操作レバーにより行うことが出来
、かつ該レバーは摺動部材を有しその引出しによって行
えるから頭部押下げに要する力が少くてよく、又該摺動
部材を押込むことによって該部材後部下端面が操作用窓
孔の下縁へ係止されてその回動は不能となるから従って
誤って噴霧されることがなく、かつ該状態で操作用窓孔
は閉塞されるからキャップ内に埃等が入り、噴霧器本体
の部材間に埃等が付着することがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案に係る容器の断面図、第２図はその平面図
、第３図は操作レバーの分解斜視図、第４図は別実施例
を示すもので、ケース体にキャップ本体を嵌合させた状
態での断面図、第５図はその平面図である。 ８・・・・・・キャップ本体、１０・・・・・・噴霧用
窓孔、１２・・・・・・操作用窓孔、１４・・・・・・
操作レバー、１５・・・・・・取付は部材、１６・・・
・・・板部、１７・・・・・・支持杆、２２・・・・・
・摺動部材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 噴霧容器本体又は該本体を収納するケース体の上部へ部
   下端部を嵌着可能に設けた筒状で有頂のキャップ本体８
   と該キャップ本体内へ装着可能に設けた操作レバー１４
   とからなり、上記キャップ本体には筒壁部の前面上部に
   筒方向に長く噴霧用窓孔１０を形成させると共に頂壁後
   部から鉄部に連続する筒壁後方上部にかけて操作用窓孔
   １２を形成させ、又操作レバー１４は取付は部材１５と
   摺動部材２２とからなり、取付は部材１５は板部１６の
   両側から前方へ突出させた支持杆１７．１７先端をキャ
   ップ本体の前方両側部内面へ枢着させると共に摺動部材
   ２２は上記取付は部材の板部１６に対して前進後退自在
   に係合させたものであって、その摺動部材が前駆に位置
   する状態で該部材の後部が操作用窓孔１２をその後部下
   端面が操作用窓孔下縁に係止された状態で閉塞可能とし
   、又該摺動部材を後方へ摺動させた状態で下方へ押下げ
   可能としたことを特徴とする噴霧容器のキャップ。