JPH06321023A - プロテクタモール構造 - Google Patents

プロテクタモール構造

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Publication number
JPH06321023A
JPH06321023A JP13685493A JP13685493A JPH06321023A JP H06321023 A JPH06321023 A JP H06321023A JP 13685493 A JP13685493 A JP 13685493A JP 13685493 A JP13685493 A JP 13685493A JP H06321023 A JPH06321023 A JP H06321023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protector
molding
ribs
protector molding
hollow
Prior art date
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Pending
Application number
JP13685493A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimito Nishiyama
公人 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP13685493A priority Critical patent/JPH06321023A/ja
Publication of JPH06321023A publication Critical patent/JPH06321023A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量でかつリサイクル可能であって、装飾部
品として充分な商品性を有し、安価でしかもプロテクタ
としての充分な剛性を有するプロテクタモールを提供す
る。 【構成】 プロテクタモール3を、車体の外面に露出す
る外観部4と、外観部4と共に中空断面形状を形成する
ように外観部の両端を結ぶように位置する底部6と、こ
の底部6から車体側に向けて突設し、かつ軸線方向に延
出された複数のリブ7とからなる構造とする。 【効果】 中空部8とリブ7との2段階衝撃吸収構造と
することにより、芯金を必要とせずに高い剛性を確保す
ることができ、よって軽量で安価、しかもリサイクル可
能なものとできる。また、リブ7を底部6に突設してい
るため、外観部4にヒケが生じることがなく、商品性を
向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のプロテクタモ
ール構造に関し、特に、中空断面を有する、芯金の無い
高剛性樹脂一体プロテクタモール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体パネルの側面には、装飾あ
るいは保護を目的としたプロテクタモールが取付けられ
ることがある。この種のプロテクタモールとしては、例
えば、図4(a)、(b)、(c)に示される断面形状
を有するものが一般的に使用されている。図4(a)
は、金属製の芯材21を合成樹脂のコート層22にてイ
ンサートモールドしてなり、概ね全長にわたって同一の
C字形断面をなしている。また図4(b)は、ブロー成
形を用いて成形された中空部23を有する概ねD字形断
面をなしている。図4(c)は、インジェクッション成
形を用いることで、車体の外側に露出する外観部24
と、この外観部から車体側へ向けて突設されたリブ25
とを有するものである。
【0003】ここで、上記したそれぞれの構造につい
て、剛性や装飾性等を検証してみる。先ず(a)のよう
な開断面の芯金入り構造では、剛性こそ芯金21によっ
て確保できるが、リサイクルするにあたっては樹脂22
と芯金21とを分離しなければならず手間がかかる上
に、重量が増加すると共にコストが上昇しがちである。
次に(b)のような単純な中空断面構造では、外観部が
つぶれことで外部からの衝撃を吸収するようにされてい
ることから、高い剛性を得ることができずプロテクタと
しての機能にはやや劣る。そして(c)のようなリブ2
5付き開断面構造では、剛性が不足しがちであり、剛性
向上のためにリブ25を大きくすると外観面24にヒケ
が生じる虞があり、装飾性を損ねる要因となり易かっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題点に鑑み、本発明の主な目的は、軽量でかつリサイ
クル可能であって、装飾部品として充分な商品性を有
し、安価でしかもプロテクタとしての充分な剛性を有す
るプロテクタモールを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、被取付体の外表面に取付けられるプロテク
タモール構造であって、概ねD字形断面形状をなし、前
記被取付体の外面に露出する外観部と、前記外観部と共
に中空断面形状を形成する底部と、前記底部から車体側
へ向けて突設されたリブとを有することを特徴とするプ
ロテクタモール構造を提供することにより達成される。
更に、前記プロテクタモールが、ガスインジェクション
法を用いて成形されればなお良い。
【0006】
【作用】このようにすれば、中空断面とリブとの2段階
衝撃吸収構造とすることにより、芯金を必要とせずに高
い剛性を確保することができ、よって軽量で安価、しか
もリサイクル可能なものとできる。また、リブを底部に
突設しているため、外観部にヒケが生じることがなく、
更にガスインジェクション法を用いることで所定長のモ
ールとして前後端部も一体的に成形することができ、分
割ラインの無い高い商品性を有することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
【0008】図1は、本発明が適用されたプロテクタモ
ールの車輌への取付状態を示す斜視図であり、車輌1の
側面2には、フロント部2a、ドア部2b、リヤ部2c
のそれぞれの所定位置に、プロテクタモール3(3a、
3b、3c)が図示されないクリップ及び接着テープに
て着脱自在に取付けられている。
【0009】このプロテクタモール3は図2に示よう
に、概ね全長にわたって同一のD字形断面をなしてお
り、車体の外面に露出する外観部4と、この外観部4の
車体側へ湾曲した両端縁に突出し、図に鎖線で示す車体
パネル1aと当接する外向フランジ部5a、5bと、外
観部4と共に中空断面形状を形成するように外観部の両
端を結ぶように位置する底部6と、この底部6から車体
側に向けて突設し、かつ軸線方向に延出された複数のリ
ブ7とからなっている。これらすべての部材は、公知の
ガスインジェクション成形加工法を用いることで一体的
に成形されるものであり、外観部4と底部6との間に形
成された中空部8外部から衝撃が加えられ外観部4がつ
ぶれても車体パネル1aを傷つけない大きさを有するも
のである。また、中空断面はほぼ端から端まで同一形状
をなすものであり、剛性の急激な変化を避けると共に、
成形時に於けるガスの流れ等を向上することができる。
そして、端部に向かうにしたがって中空部の大きさが徐
々に減少するように成形されている。
【0010】またプロテクタモール3には、図3に想像
線で示されるモールクリップ10を係合するべく最も外
側に位置する2つのリブ7から内向きに延出された内向
フランジ11が長さに応じて複数箇所に成形されてお
り、このクリップ10と上下に位置する4つのリブ7の
車体パネル1a側の面に貼着された接着テープ12によ
ってプロテクタモール3がパネル1aに取付けられるわ
けである。
【0011】このような構造を有するプロテクタモール
3に外部より衝撃が加えられた場合には、先ず外観部4
が潰れることになるが、この際に中空部8で1次衝撃を
吸収し、次にプロテクタモール3の曲げ剛性を高める働
きを有するリブ7にて衝撃を支え、底部6が車体側へ湾
曲した場合であっても中央に位置するリブ7を加えた5
つのリブ7により衝撃を支えることになる。したがっ
て、芯金が無いにも係わらず高い剛性を確保することが
でき、材料を大幅に節約することでコストダウンを実現
でき、しかも樹脂のみの成形品であることからリサイク
ル性にも優れている。また、リブ7によるヒケは底部6
の中空部8側に生じるのみであることから、外観部3の
装飾性を損ねることがない。更に、ガスインジェクショ
ン法により一体成形としていることから、従来から通例
とされていたモール端部での押し出し成形とインジェク
ション成形とによる分割ラインが生じず、これもまた商
品性の向上に大いに貢献している。
【0012】
【発明の効果】このように本発明によれば、断面構造自
体が2段階で衝撃エネルギーを吸収する高剛性形状であ
ることから、剛性を高くするための芯金を必要とせず、
軽量で安価なプロテクタモールを提供できる。しかも、
樹脂一体構造であることからリサイクルが容易となると
共に、ヒケや分割ラインの無いことから装飾性にも優れ
たものとなり、その効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明品の自動車への取付位置を説明するため
の斜視図である。
【図2】本発明が適用されたプロテクタモールの構造を
説明するための断面図である。
【図3】プロテクタモールとモールクリップとの係合状
態を説明するための断面図である。
【図4】従来のプロテクタモールの構造を説明するため
の断面図である。
【符号の説明】
1 車体 2 側面 3 プロテクタモール 4 外観部 5a、5b 外向フランジ 6 底部 7 リブ部 8 中空部 10 モールクリップ 11 内向フランジ 12 接着テープ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被取付体の外表面に取付けられるプロテ
    クタモール構造であって、 概ねD字形断面形状をなし、前記被取付体の外面に露出
    する外観部と、前記外観部と共に中空断面形状を形成す
    る底部と、前記底部から車体側へ向けて突設されたリブ
    とを有することを特徴とするプロテクタモール構造。
  2. 【請求項2】 前記プロテクタモールが、ガスインジェ
    クション法を用いて成形されることを特徴とする請求項
    1に記載のプロテクタモール構造。
JP13685493A 1993-05-13 1993-05-13 プロテクタモール構造 Pending JPH06321023A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13685493A JPH06321023A (ja) 1993-05-13 1993-05-13 プロテクタモール構造

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JP13685493A JPH06321023A (ja) 1993-05-13 1993-05-13 プロテクタモール構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06321023A true JPH06321023A (ja) 1994-11-22

Family

ID=15185065

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13685493A Pending JPH06321023A (ja) 1993-05-13 1993-05-13 プロテクタモール構造

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JP (1) JPH06321023A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1386713A1 (de) * 2002-07-31 2004-02-04 Kunststoff-Technik Scherer & Trier GmbH & Co. KG Kunststoff-Spritzguss-Formteil
KR100478532B1 (ko) * 2002-12-12 2005-03-29 주식회사 세동 자동차용 사이드 몰딩 및 그 제조방법
JP2010064512A (ja) * 2008-09-08 2010-03-25 Toyoda Gosei Co Ltd 長尺板状成形品

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