JPH06319684A - 内視鏡の湾曲部 - Google Patents

内視鏡の湾曲部

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Publication number
JPH06319684A
JPH06319684A JP5109262A JP10926293A JPH06319684A JP H06319684 A JPH06319684 A JP H06319684A JP 5109262 A JP5109262 A JP 5109262A JP 10926293 A JP10926293 A JP 10926293A JP H06319684 A JPH06319684 A JP H06319684A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
node ring
bending portion
endoscope
wire guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5109262A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sano
浩 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP5109262A priority Critical patent/JPH06319684A/ja
Publication of JPH06319684A publication Critical patent/JPH06319684A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】内蔵物を挿通するための空間を湾曲部内に有効
に確保することができる内視鏡の湾曲部を提供すること
を目的とする。 【構成】各節輪21にはワイヤガイド27を一つだけ設
けて、一方の操作ワイヤ25を挿通するためのワイヤガ
イド27を有する節輪21と他方の操作ワイヤ26を挿
通するためのワイヤガイド27を有する節輪21とを交
互に連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内視鏡の挿入部の先
端に設けられて遠隔操作によって180度対称の2方向
に屈曲自在な内視鏡の湾曲部に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡の湾曲部は、消化管検査用の太い
内視鏡の場合には、上下左右の4方向に屈曲させられる
ようにしたものが普通であるが、気管支検査用などの細
い内視鏡の場合には、湾曲部内に4方向屈曲のための機
構を配するスペースがとれないので、上下の2方向にだ
け屈曲させられるようにしている。
【0003】そのような内視鏡の湾曲部は、操作ワイヤ
を牽引することによって操作部からの遠隔操作によって
屈曲させられるが、湾曲部内において操作ワイヤが光学
繊維束などと干渉しないように、操作ワイヤを挿通して
案内するためのワイヤガイドが節輪の内面に突設されて
いる。
【0004】図4に示されるように、そのようなワイヤ
ガイド91は、従来は総ての節輪92に上下に一対ずつ
設けられているか、又は図5に示されるように、上下一
対のワイヤガイド91が設けられた節輪92とワイヤガ
イドのない節輪93とが交互に組み合わされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4及び図5
のいずれに示される湾曲部においても、ワイヤガイド9
1が設けられている断面では、ワイヤガイド91が節輪
92の内面の上下両方向から突出しているので、この部
分の空間が非常に狭くなっている。
【0006】そのため、湾曲部内に挿通されている光学
繊維束その他の内蔵物がそこで圧迫されて、湾曲動作時
に内部でスムーズに動かず、その結果、湾曲動作をくり
返しているうちに破損してしまう原因になっていた。
【0007】そこで本発明は、内蔵物を挿通するための
空間を湾曲部内に有効に確保することができる内視鏡の
湾曲部を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡の湾曲部は、複数の節輪を傾動自在
に連結して湾曲部を形成し、その湾曲部の先端に一端を
取着した一対の操作ワイヤを上記節輪の内面に突設した
ワイヤガイドに挿通して、上記操作ワイヤの操作によっ
て上記湾曲部を180度対称の2方向に屈曲させるよう
にした内視鏡の湾曲部において、上記各節輪には上記ワ
イヤガイドを一つだけ設けたことを特徴とする。
【0009】なお、上記一対の操作ワイヤのうちの一方
の操作ワイヤを挿通するためのワイヤガイドを有する節
輪と他方の操作ワイヤを挿通するためのワイヤガイドを
有する節輪とを交互に連結してもよく、上記の一方の操
作ワイヤを挿通するためのワイヤガイドを有する節輪と
他方の操作ワイヤを挿通するためのワイヤガイドを有す
る節輪は、同じ節輪を180度反転して用いてもよい。
【0010】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図2は本
発明を適用した電子内視鏡を示しており、挿入部可撓管
1の先端に湾曲部2が連結され、その先端部分に、対物
光学系と固体撮像素子及び照明用光学繊維束の出射端な
どを内蔵する先端部本体3が連結されている。
【0011】挿入部可撓管1の基端側に連結された操作
部5には、湾曲部2を遠隔的に屈曲操作するための湾曲
操作機構などが内蔵されている。5aは湾曲操作レバー
である。
【0012】図1は湾曲部2部分を示しており、その骨
組みとして、環状の多数の節輪21が、180度対称に
左右に位置するリベット22によって互いに傾動自在に
連結されている。そして、その外側は網状管23によっ
て被覆され、さらにその外側は弾力性のあるゴムチュー
ブ24によって水密に被覆されている。
【0013】また、挿入部可撓管1は2重の金属製螺旋
管11,12によって骨組みされて、その外側が網状管
13によって被覆され、さらにその外側がポリウレタン
樹脂チューブ14によって水密に被覆されている。
【0014】なお、湾曲部2及び可撓管1に用いられて
いる網状管23,13は、共に線束が2本毎に編み相手
の線束と交差するように編組され、且つ一本毎に交差位
置をずらして編組されている。
【0015】網状管23,13をこのように編組するこ
とによって、曲げ等に対して網状管の動きの自由度が大
きくて素線切れが発生し難くなり、切れた素線により外
皮チューブ24,14に生じるピンホールからの水漏れ
事故などを未然に防止することができる。
【0016】湾曲部2内には、上下に一対の操作ワイヤ
25,26が挿通されていて、操作ワイヤ25,26の
先端は、最先端の節輪21a又は先端部本体3に取着さ
れている。したがって、操作部5からこの操作ワイヤ2
5,26の一方を選択的に牽引することにより、湾曲部
2を180度対称の上下2方向に任意に屈曲させること
ができる。
【0017】この操作ワイヤ25,26を案内するため
に、操作ワイヤ25,26が挿通されるワイヤガイド2
7が各節輪21に設けられている。ワイヤガイド27
は、図3にも示されるように、節輪21の周壁を、リベ
ット係合孔21aと直角方向の一カ所でV字状に内方に
突出させて形成されている。
【0018】そして、節輪21は、一つずつ交互に18
0度反転させてリベット22で連結されている。その結
果、図1に示されるように、上側の操作ワイヤ25と下
側の操作ワイヤ26とは、隣り合う節輪21のワイヤガ
イド27内に交互に挿通されて案内される。
【0019】このような構成によれば、ワイヤガイド2
7は、軸方向の同一位置では上下のいずれか一方にしか
突設されていないので、節輪21内の空間が広く確保さ
れ、内部に挿通されている光学繊維束など内蔵物(図示
せず)が圧迫されず、湾曲部2が屈曲される際に内蔵物
がスムーズに移動する。
【0020】
【発明の効果】本発明の内視鏡の湾曲部によれば、各節
輪にワイヤガイドを一つだけ設けるようにしたので、節
輪内の空間が広く確保されて、湾曲動作時に内蔵物がス
ムーズに移動し、内蔵物の破損が防止される。
【0021】そして、一対の操作ワイヤのうち一方の操
作ワイヤを挿通するためのワイヤガイドを有する節輪と
他方の操作ワイヤを挿通するためのワイヤガイドを有す
る節輪とを交互に連結することにより、操作ワイヤを確
実に案内することができ、しかもワイヤガイドが、節輪
内において軸方向の同一位置では一カ所からしか突出し
ないので節輪内の空間が広く確保されて、湾曲動作時に
内蔵物がスムーズに移動し、その破損が防止される。ま
た組立時には、湾曲部内に内蔵物を挿通する作業が楽に
なり、その作業の際の内蔵物破損も減少する。
【0022】なお、同じ節輪を反転して交互に用いれ
ば、部品数が増えず、製造コストのアップも生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の内視鏡の湾曲部の側面断面図である。
【図2】実施例の内視鏡の側面図である。
【図3】実施例の節輪の斜視図である。
【図4】従来の内視鏡の湾曲部の略示断面図である。
【図5】従来の内視鏡の湾曲部の略示断面図である。
【符号の説明】
2 湾曲部 21 節輪 25 操作ワイヤ 26 操作ワイヤ 27 ワイヤガイド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の節輪を傾動自在に連結して湾曲部を
    形成し、その湾曲部の先端に一端を取着した一対の操作
    ワイヤを上記節輪の内面に突設したワイヤガイドに挿通
    して、上記操作ワイヤの操作によって上記湾曲部を18
    0度対称の2方向に屈曲させるようにした内視鏡の湾曲
    部において、上記各節輪には上記ワイヤガイドを一つだ
    け設けたことを特徴とする内視鏡の湾曲部。
  2. 【請求項2】上記一対の操作ワイヤのうちの一方の操作
    ワイヤを挿通するためのワイヤガイドを有する節輪と他
    方の操作ワイヤを挿通するためのワイヤガイドを有する
    節輪とが交互に連結されている請求項1記載の内視鏡の
    湾曲部。
  3. 【請求項3】上記の一方の操作ワイヤを挿通するための
    ワイヤガイドを有する節輪と他方の操作ワイヤを挿通す
    るためのワイヤガイドを有する節輪は、同じ節輪を18
    0度反転して用いられている請求項2記載の内視鏡の湾
    曲部。
JP5109262A 1993-05-11 1993-05-11 内視鏡の湾曲部 Pending JPH06319684A (ja)

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JP5109262A JPH06319684A (ja) 1993-05-11 1993-05-11 内視鏡の湾曲部

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JP5109262A JPH06319684A (ja) 1993-05-11 1993-05-11 内視鏡の湾曲部

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JPH06319684A true JPH06319684A (ja) 1994-11-22

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ID=14505718

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JP5109262A Pending JPH06319684A (ja) 1993-05-11 1993-05-11 内視鏡の湾曲部

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JP (1) JPH06319684A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020070851A1 (ja) * 2018-10-04 2020-04-09 オリンパス株式会社 内視鏡湾曲部

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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