JPH0631963Y2 - シ−ト構造 - Google Patents

シ−ト構造

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JPH0631963Y2
JPH0631963Y2 JP1987109095U JP10909587U JPH0631963Y2 JP H0631963 Y2 JPH0631963 Y2 JP H0631963Y2 JP 1987109095 U JP1987109095 U JP 1987109095U JP 10909587 U JP10909587 U JP 10909587U JP H0631963 Y2 JPH0631963 Y2 JP H0631963Y2
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JP
Japan
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cushion
backrest
main frame
support plate
spring
Prior art date
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Application number
JP1987109095U
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JPS6414054U (ja
Inventor
公一 神谷
忠義 小松
捷將 小林
克己 上野
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は着座した時の支持性能向上を企図したシート構
造に関する。
〈従来の技術〉 クッション部とバックレスト部を有する平板状のシート
に適性な着座姿勢で人が着座した場合、第7図に示すよ
うに、クッション部1に加わる体圧2のピークはクッシ
ョン部1の前後方向略中央部の座骨部に現われ、バック
レスト部3に加わる体圧2のピークはバックレスト部3
の上下方向略中央部の胸部に現われる。
第8図には従来の自動車用シートのフレーム構造を示し
てある。図に示すように、スライドレール11上にはク
ッションメインフレーム12とバックレストメインフレ
ーム13が設けられている。クッションメインフレーム
12には、大腿部,座骨部,尾骨部をそれぞれ支持する
シートクッションスプリング14(例えばS字スプリン
グ)が取付けられ、バックレストメインフレーム13に
は、肩部,胸部,腰椎部をそれぞれ支持するシートバッ
クスプリング15(例えばS字スプリング)が取付けら
れている。クッションメインフレーム12及びバックレ
ストメインフレーム13はそれぞれシートクッションパ
ッド(図示省略)及びシートバッククッションパッド
(図示省略)で覆われている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 従来のシートに人が座った場合、第7図に示した体圧の
ピーク部のたわみが大きくなり、クッション部では座骨
部が下方に没み、バックレスト部では胸部が後方に湾曲
してしまう。このため、人の尻が前方にずれたり背筋が
曲がり猫背状態になって座り心地が悪いと共に正しい運
転姿勢を保つことができず疲労度が大きくなってしま
う。
本考案は上記状況に鑑みてなされたもので、人が着座し
た時に体圧分布に合わせて人を支持するようにしたシー
ト構造を提供し、もって正しい運転姿勢の保持を図り疲
労軽減と座り心地の向上を図ることを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するための本考案のシート構造は、クッ
ションとバックレストとから構成されるシートにおい
て、前記クッションを形成するクッションメインフレー
ムと、同クッションメインフレームに体圧がピークとな
る部分を保持するように車幅方向へ架設される第一サポ
ートプレートと、前記クッションメインフレームに体圧
が低くなる部分を保持するように車幅方向へ架設される
クッションスプリングと、前記クッションメインフレー
ムと前記第一サポートプレートと前記クッションスプリ
ングとを覆い、同クッションメインフレームと同第一サ
ポートプレートとの位置する部分の肉厚を厚く、前記ク
ッションスプリングに近付くにつれ肉厚を薄く形成して
略アーチ状の縦断面を有するクッションパッドと、前記
バックレストを形成するバックレストメインフレーム
と、同バックレストメインフレームに体圧がピークとな
る部分を保持するように車幅方向へ架設される第二サポ
ートプレートと、前記バックレストメインフレームに体
圧が低くなる部分を保持するように車幅方向へ架設され
るバックレストスプリングと、前記バックレストメイン
フレームと前記第二サポートプレートと前記バックレス
トスプリングとを覆い、同バックレストメインフレーム
と同第二サポートプレートとの位置する部分の肉厚を厚
く、前記バックレストスプリングに近付くにつれ肉厚を
薄く形成して略アーチ状の縦断面を有するバックレスト
パッドとを具備したことを特徴とする。
〈作用〉 体圧がピークとなる座骨部は、クッションのクッション
メインフレームに設けられた第一サポートプレート及び
肉厚の厚いクッションパッドにより支持されてクッショ
ンの変形が防止され、体圧がピークとなる胸部は、バッ
クレストのバックレストメインフレームに設けられた第
二サポートプレート及び肉厚の厚いバックレストパッド
により支持されてバックレストの湾曲が防止される。
〈実施例〉 第1図には本考案の一実施例に係るシート構造を表わす
一部破断斜視、第2図乃至第4図にはサポートプレート
支持部を表わす斜視、第5,6図にはサポートプレート
の形状を表わす断面を示してある。
第1図に示すように、シート21はクッション22とバ
ックレスト23とから構成され、シート21のスライド
レール24上にはクッションメインフレーム25とバッ
クレストメインフレーム26が設けられている。クッシ
ョン22の前後方向略中央部におけるクッションメイン
フレーム25にはクッション22の幅方向に延びる第一
サポートプレートとしてのイスキアルサポートプレート
27が設けられ、イスキアルサポートプレート27は座
骨部を支持するようになっている。また、クッションメ
インフレーム25のイスキアルサポートプレート27を
挾んで前後には体圧が低くなる部分である大腿骨,尾骨
部をそれぞれ保持するクッションスプリングとしてのシ
ートクッションスプリング28(例えばS字スプリン
グ)が車幅方向に架設されている。バックレスト23の
上下方向略中央部におけるバックレストメインフレーム
26にはバックレスト23の幅方向に延びる第二サポー
トプレートとしてのソラシックサポートプレート29が
設けられ、ソラシックサポートプレート29は胸部を支
持するようになっている。また、バックレストメインフ
レーム26のソラシックサポートプレート29を挾んで
上下には体圧が低くなる部位である肩部,腰椎部をそれ
ぞれ保持するバックレストスプリングとしてのシートバ
ックスプリング30(例えばS字スプリング)が車幅方
向に架設されている。
クッションメインフレーム25の上面はクッションパッ
ド31で覆われている。クッションパッド31は第1図
に示すように、クッション22の中央部のイスキアルサ
ポートプレート27に対応する部位31aが厚くなって
いる。即ち、イスキアルサポートプレート27とクッシ
ョンメインフレーム25との間が円弧状に薄く(フレー
ムから遠ざかりシートクッションスプリング28に近付
くにつれて肉厚を薄く)略アーチ状の断面形状に形成さ
れている。これはクッションパッド31の断面形状を第
7図で示した体圧2に沿った形状にしたもので、集中体
圧を分散する構造となっている。
バックレストメインフレーム26の前面ばバックレスト
パッド31′で覆われている。バックレストパッド3
1′は第1図に示すように、バックレスト23の中央部
のソラシックサポートプレート29に対応する部位31
a′が厚くなっている。即ち、ソラシックサポートプレ
ート29とバックレストメインフレーム26との間が円
弧状に薄く(フレームから遠ざかりシートバックスプリ
ング30に近付くにつれて肉厚を薄く)略アーチ状の断
面形状に形成されている。これはバックレストパッド3
1′の断面形状を、クッションパッド31と同様に第7
図で示した体圧2に沿った形状にしたもので、集中体圧
を分散する構造となっている。
上記構造のシート21に人が着座した場合、体圧がピー
クとなる座骨部及び胸部はイスキアルサポートプレート
27及びソラシックサポートプレート29に支えられ、
シート21のクッション22及びバックレスト23に体
圧によるたわみは生じない。また、クッションパッド3
1の体圧がピークとなる部位31aはクッションパッド
31の厚さが厚くなっているので、体圧の分散が良好に
なり座り心地が良い。このため、人がシート21に着座
した場合、尻の前ずれや背筋が曲がることがなくなると
共に体圧が分散されて座り心地が向上する。また、体圧
がピークとなる部位31a以外はクッションパッド31
を薄くしているので、クッションパッド31の軽量化と
材料コスト低減が図れる。
第2図乃至第4図にはイスキアルサポートプレート27
とクッションメインフレーム25の結合部の例を示して
ある。
第2図に示したものは、クッションメインフレーム25
に二個のスプリングブラケット41を固定し、スプリン
グブラケット41とイスキアルサポートプレート27と
を二本のコイルスプリング42で連結したものである。
また第3図に示したものは、クッションメインフレーム
25に二個のスプリングブラケット51を固定すると共
に、イスキアルサポートプレート27に二個のスプリン
グブラケット52を固定し、スプリングブラケット5
1,52をそれぞれコイルスプリング53で連結してイ
スキアルサポートプレート27をコイルスプリング53
で吊り下げたものである。
第2,3図に示したものは、イスキアルサポートプレー
ト27をコイルスプリング42,53でクッションメイ
ンフレーム25に連結しているので、車体特性に合せて
シート21の振動伝達特性をコイルスプリング42,5
3でチューニングすることが可能である。二本のコイル
スプリング42及び53をそれぞれクッションメインフ
レーム25側の間隔とイスキアルサポートプレート27
側の間隔とを変えて配することにより、イスキアルサポ
ートプレート27は前後方向の安定が図れる。尚、図示
例ではイスキアルサポートプレート27をクッションメ
インフレーム25に支持する場合について示したが、ソ
ラシックサポートプレート29をバックレストメインフ
レーム26に支持する場合に適用することも可能であ
る。
第4図に示したものは、クッションメインフレーム25
をフロントフレーム25aとリアフレーム25bとに分
割し、フロントフレーム25aとリアフレーム25bの
間におけるスライドレール24のアッパブラケット上に
プレート61を固定し、プレート61とイスキアルレポ
ートプレート27の端部とをZ状の板ばね62で連結し
たものである。
これは、板ばね62によりイスキアルサポートプレート
27を支持しているので、前後及び幅方向が安定すると
共に、車体特性に合わせてシート21の振動伝達特性を
板ばね62でチューニングすることが可能である。ま
た、人が乗降する時には板ばね62が設けられている部
分が大腿部の通過部分となるため、上記板ばね62でイ
スキアルサポートプレート27を支持したシート21で
は、人が乗降する時の大腿部への圧迫が軽減される。
第5図,第6図にはイスキアルサポートプレート27及
びソラシックサポートプレート29の形状例を示してあ
る。
第5図に示すように、イスキアルサポートプレート27
の形状は乗員71の尻72の曲面に沿った曲面形状とな
り、第6図に示すように、ソラシックサポートプレート
29の形状は乗員71の背面73の曲面に沿った曲面形
状になっている。これにより乗員71はシート21にフ
ィットするようになり、一層の座り心地向上が図れる。
上述した構造のシート21は、体圧がピークとなる座骨
部及び胸部に対応する部位におけるシートフレームにイ
スキアルサポートプレート27及びソラシックサポート
プレート29を設けたので、着座した時に体圧によって
クッション22及びバックレスト23が変形することが
ない。
〈考案の効果〉 本考案のシート構造によると、体圧がピークとなるクッ
ション及びバックレストの略中央部にそれぞれサポート
プレートを設けてサポートプレートの部位のクッション
パッド及びバックレストパッドの肉厚を厚くすると共
に、体圧が低くなる部位にクッションスプリング及びバ
ックレストスプリングを設けてクションスプリング及び
バックレストスプリングの部位のクッションパッド及び
バックレストパッドの肉厚を薄くしたので、人が着座し
てもシートにかかる体圧を分散して振動吸収性を向上さ
せ、クッション及びバックレストが変形することがな
い。この結果、体圧分布に合わせて疲労しにくい着座姿
勢を維持して人を支持することができ、正しい運転姿勢
の保持が可能となって座り心地向上と疲労軽減が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るシート構造を表わす一
部破断斜視図、第2図乃至第4図はサポートプレート支
持部を表わす斜視部、第5図,第6図はサポートプレー
トの形状を表わす断面図、第7図は着座時の体圧分布説
明図、第8図は従来の自動車用シートのフレーム構造を
表わす斜視図である。 図面中 21はシート、 22はクッション、 23はバックレスト、 25はクッションメインフレーム、 26はバックレストメインフレーム、 27はイスキアルサポートプレート、 28はシートクッションスプリング、 29はソラシックサポートプレート、 30はシートバックスプリング、 31はクッションパッドである。
フロントページの続き (72)考案者 上野 克己 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭58−39144(JP,U) 実開 昭59−88329(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クッションとバックレストとから構成され
    るシートにおいて、 前記クッションを形成するクッションメインフレーム
    と、 同クッションメインフレームに体圧がピークとなる部分
    を保持するように車幅方向へ架設される第一サポートプ
    レートと、 前記クッションメインフレームに体圧が低くなる部分を
    保持するように車幅方向へ架設されるクッションスプリ
    ングと、 前記クッションメインフレームと前記第一サポートプレ
    ートと前記クッションスプリングとを覆い、同クッショ
    ンメインフレームと同第一サポートプレートとの位置す
    る部分の肉厚を厚く、前記クッションスプリングに近付
    くにつれ肉厚を薄く形成して略アーチ状の縦断面を有す
    るクッションパッドと、 前記バックレストを形成するバックレストメインフレー
    ムと、 同バックレストメインフレームに体圧がピークとなる部
    分を保持するように車幅方向へ架設される第二サポート
    プレートと、 前記バックレストメインフレームに体圧が低くなる部分
    を保持するように車幅方向へ架設されるバックレストス
    プリングと、 前記バックレストメインフレームと前記第二サポートプ
    レートと前記バックレストスプリングとを覆い、同バッ
    クレストメインフレームと同第二サポートプレートとの
    位置する部分の肉厚を厚く、前記バックレストスプリン
    グに近付くにつれ肉厚を薄く形成して略アーチ状の縦断
    面を有するバックレストパッドとを具備したことを特徴
    とするシート構造。
JP1987109095U 1987-07-17 1987-07-17 シ−ト構造 Expired - Lifetime JPH0631963Y2 (ja)

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JP1987109095U JPH0631963Y2 (ja) 1987-07-17 1987-07-17 シ−ト構造

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JPS6414054U JPS6414054U (ja) 1989-01-24
JPH0631963Y2 true JPH0631963Y2 (ja) 1994-08-24

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ID=31345029

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001259075A (ja) * 2000-03-22 2001-09-25 Shinwa Kogyo Kk 健康増進器具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5839144U (ja) * 1981-09-10 1983-03-14 株式会社タチエス 車両等の座席
JPS5988329U (ja) * 1982-12-07 1984-06-15 スズキ株式会社 車輛用シ−トフレ−ム

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JP2001259075A (ja) * 2000-03-22 2001-09-25 Shinwa Kogyo Kk 健康増進器具

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JPS6414054U (ja) 1989-01-24

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