JPH0535739Y2 - - Google Patents

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JPH0535739Y2
JPH0535739Y2 JP11059887U JP11059887U JPH0535739Y2 JP H0535739 Y2 JPH0535739 Y2 JP H0535739Y2 JP 11059887 U JP11059887 U JP 11059887U JP 11059887 U JP11059887 U JP 11059887U JP H0535739 Y2 JPH0535739 Y2 JP H0535739Y2
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JP
Japan
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cushion
seat
support plate
backrest
body pressure
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は着座した時の支持性能向上を企図した
シート構造に関する。
<従来の技術> クツシヨン部とバツクレスト部を有する平板状
のシートに適正な着座姿勢で人が着座した場合、
第4図に示すように、クツシヨン部1に加わる体
圧2のピークはクツシヨン部1の前後方向略中央
部の座骨部に現われ、バツクレスト部3に加わる
体圧2のピークはバツクレスト部3の上下方向略
中央部の胸部に現われる。
第5図には従来の自動車用シートのフレーム構
造を示してある。図に示すように、スライドレー
ル11上にはクツシヨンメインフレーム12とバ
ツクレストメインフレーム13が設けられてい
る。クツシヨンメインフレーム12には、大腿
部、座骨部、尾骨部をそれぞれ支持するシートク
ツシヨンスプリング14(例えばS字スプリン
グ)が取付けられ、バツクレストメインフレーム
13には、肩部、胸部、腰椎部をそれぞれ支持す
るシートバツクスプリング15(例えばS字スプ
リング)が取付けられている。クツシヨンメイン
フレーム12及びバツクレストメインフレーム1
3はそれぞれシートクツシヨンパツド(図示省
略)及びシートバツククツシヨンパツド(図示省
略)で覆われている。
<考案が解決しようとする問題点> 従来のシートに人が座つた場合、第4図で示し
た体圧のピーク部のたわみが大きくなり、クツシ
ヨン部では座骨部が下方に没み、バツクレスト部
では胸部が後方に湾曲してしまう。このため、人
の尻が前方にずれたり背筋が曲がり猫背状態にな
つて座り心地が悪いと共に正しい運転姿勢を保つ
ことができず疲労度が大きくなつてしまう。
本考案は上記状況に鑑みてなされたもので、人
が着座した時に体圧分布に合わせて人を支持する
ようにしたシート構造を提供し、もつて正しい運
転姿勢の保持を図り疲労軽減を座り心地の向上を
図ることを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 上記目的を達成するための本考案のシート構造
は、クツシヨンとバツクレストとから構成される
シートにおいて、前記クツシヨンの前後方向略中
央部におけるクツシヨンメインフレームに該クツ
シヨンの幅方向に延びる第一サポートプレートを
設け、前記バツクレストの上下方向略中央部にお
けるバツクレストメインフレームに該バツクレス
トの幅方向に延びる第二サポートプレートを設
け、クツシヨンシートパツドの前記第一サポート
プレートに対応する部位及びシートバツクパツド
の前記第二サポートプレートに対応する部位の少
なくとも一方に高弾性部材を設けたことを特徴と
する。
<作用> 体圧がピークとなる座骨部は、クツシヨンのク
ツシヨンメインフレームに設けられた第一サポー
トプレートにより支持されてクツシヨンの変形が
防止され、体圧がピークとなる胸部は、バツクレ
ストのバツクレストメインフレームに設けられた
第二サポートプレートにより支持されてバツクレ
ストの湾曲が防止される。また、高弾性部材の弾
性力により体圧は分散される。
<実施例> 第1図には本考案の一実施例に係るシート構造
を表わす一部破断斜視、第2,3図には高弾性部
材の実施例を表わすクツシヨンの部分斜視を示し
てある。
第1図に示すように、シート21はクツシヨン
22とバツクレスト23とから構成され、シート
21のスライドレール24上にはクツシヨンメイ
ンフレーム25とバツクレストメインフレーム2
6が設けられている。クツシヨン22の前後方向
略中央部におけるクツシヨンメインフレーム25
にはクツシヨン22の幅方向に延びる第一サポー
トプレートとしてのイスキアルサポートプレート
27が設けられ、イスキアルサポートプレート2
7は座骨部を支持するようになつている。また、
クツシヨンメインフレーム25のイスキアルサポ
ートプレート27を挾んで前後には大腿部、尾骨
部をそれぞれ支持するシートクツシヨンスプリン
グ28(例えばS字スプリング)が設けられてい
る。バツクレスト23の上下方向略中央部におけ
るバツクレストメインフレーム26にはバツクレ
スト23の幅方向に延びる第二サポートプレート
としてのスラシツクサポートプレート29が設け
られ、ソラシツクサポートプレート29は胸部を
支持するようになつている。また、バツクレスト
メインフレーム26のソラシツクサポートプレー
ト29を挾んで上下には肩部、腰椎部をそれぞれ
支持するシートバツクスプリング30(例えばS
字スプリング)が設けられている。
クツシヨンメインフレーム25の上面及びバツ
クレストメインフレーム26の前面はクツシヨン
パツド31で覆われている。クツシヨンパツド3
1は、第1図に示すように、クツシヨン22及び
バツクレスト23の中央部のイスキアルサポート
プレート27及びソラシツクサポートプレート2
9に対応する部位31aが厚くなつており、その
前後及び上下の部位が円弧状に薄くなつている。
これは、クツシヨンパツド31の断面形状を、第
4図で示した体圧2に沿つた形状にしたもので、
集中体圧を分散する構造となつている。
クツシヨンパツド31の部位31aは、高弾性
部材として他の部位よりも高密度に発泡形成され
た高密度部32となつている。このため、クツシ
ヨンパツド31の部位31aの厚さHを比較的薄
くしても集中体圧を十分に分散することが可能で
ある。尚、高密度部32は、クツシヨン22とシ
ートバツク23の少なくとも一方に設ければ良
い。
上記構造のシート21に人が着座した場合、体
圧がピークとなる座骨部及び胸部はイスキアルサ
ポートプレート27及びソラシツクサポートプレ
ート29に支えられ、シート21のクツシヨン2
2及びバツクレスト23に体圧によるたわみは生
じない。また、クツシヨンパツド31の体圧がピ
ークとなる部位31aはクツシヨンパツド31の
厚さが厚くなつていると共に、高密度部32とな
つているので、体圧の分散が十分になされて良好
になり座り心地が良い。このため、人がシート2
1に着座した場合、尻の前ずれや背筋が曲がるこ
とが無くなると共に、体圧が十分に分散されて座
り心地が向上する。また、クツシヨンパツド31
の部位31aは高密度部32となつているので、
厚さHを比較的薄くしても体圧分散が良好に行な
え、クツシヨンパツド31全体を薄くすることが
可能で、クツシヨンパツド31の軽量化と材料コ
スト低減が図れる。
尚、イスキアルサポートプレート27及びソラ
シツクサポートプレート29のフレームへの支持
を、スプリングを介して行なうと、車体特性に合
わせてシート21の振動伝達特性をスプリングで
調整することが可能である。また、イスキアルサ
ポートプレート27及びソラシツクサポートプレ
ート29の形状を、尻や背面の曲面形状にするこ
とで、シート21に着座した時に座り心地がより
向上する。
第2,3図には高弾性部材の他の例を示してあ
る。第2図に示したものは、クツシヨンパツド3
1の部位31aに高弾性部材としてからみばね4
1を一体的に発泡させたものである。従つて、か
らみばね41の弾性力によつて体圧の分散が良好
に且つ効果的に行なえる。第3図に示したもの
は、クツシヨンパツド31の部位31aにからみ
ばね41を一体的に発泡させると共に、芯となる
コア42を設けたものである。このため、コア4
2を調節することによりからみばね41のばね特
性を調整することができる。従つて、からみばね
41の弾性力によつて体圧の分散が良好に且つ効
果的に行なえ、しかもコア42により体圧の分散
の調整が行なえる。
上述した構造のシート21は、体圧がピークと
なる座骨部及び胸部に対応する部位におけるシー
トフレームにイスキアルサポートプレート27及
びソラシツクサポートプレート29を設け、クツ
シヨンパツド31のイスキアルサポートプレート
27及びソラシツクサポートプレート29に対応
する部位31aに高弾性部材を設けたので、着座
した時に体圧によつてクツシヨン22及びバツク
レスト23が変形することが無く、また体圧の分
散が良好に行なえる。
<考案の効果> 本考案のシート構造によると、体圧がピークと
なるクツシヨン及びバツクレストの略中央部にそ
れぞれサポートプレートを設け、クツシヨンパツ
ドのサポートプレートに対応する部位に高弾性部
材を設けたので、人が着座してもクツシヨン及び
バツクレストが変形せず、しかも体圧の分散が良
好に行なえる。この結果、体圧分布に合わせて人
を支持することができ、座り心地が大幅に向上
し、正しい運転姿勢の保持が可能となつて疲労軽
減が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るシート構造を
表わす一部破断斜視図、第2,3図は高弾性部材
の実施例を表わすクツシヨン部の斜視図、第4図
は着座時の体圧分布説明図、第5図は従来の自動
車用シートのフレーム構造を表わす斜視図であ
る。 図面中、21はシート、22はクツシヨン、2
3はバツクレスト、25はクツシヨンメインフレ
ーム、26はバツクレストメインフレーム、27
はイスキアルサポートプレート、29はソラシツ
クサポートプレート、31はクツシヨンパツド、
32は高密度部、41はからみばねである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クツシヨンとバツクレストとから構成されるシ
    ートにおいて、前記クツシヨンの前後方向略中央
    部におけるクツシヨンメインフレームに該クツシ
    ヨンの幅方向に延びる第一サポートプレートを設
    け、前記バツクレストの上下方向略中央部におけ
    るバツクレストメインフレームに該バツクレスト
    の幅方向に延びる第二サポートプレートを設け、
    クツシヨンシートパツドの前記第一サポートプレ
    ートに対応する部位及びシートバツクパツドの前
    記第二サポートプレートに対応する部位の少なく
    とも一方に高弾性部材を設けたことを特徴とする
    シート構造。
JP11059887U 1987-07-21 1987-07-21 Expired - Lifetime JPH0535739Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP11059887U JPH0535739Y2 (ja) 1987-07-21 1987-07-21

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11059887U JPH0535739Y2 (ja) 1987-07-21 1987-07-21

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JPS6416848U JPS6416848U (ja) 1989-01-27
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JP11059887U Expired - Lifetime JPH0535739Y2 (ja) 1987-07-21 1987-07-21

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US7338698B1 (en) 1997-02-28 2008-03-04 Columbia Insurance Company Homogeneously branched ethylene polymer carpet, carpet backing and method for making same

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JPS6416848U (ja) 1989-01-27

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