JPH071011Y2 - 車両用シートのシートクツシヨン - Google Patents

車両用シートのシートクツシヨン

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JPH071011Y2
JPH071011Y2 JP5611490U JP5611490U JPH071011Y2 JP H071011 Y2 JPH071011 Y2 JP H071011Y2 JP 5611490 U JP5611490 U JP 5611490U JP 5611490 U JP5611490 U JP 5611490U JP H071011 Y2 JPH071011 Y2 JP H071011Y2
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JP
Japan
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cushion
support panel
seat
panel
occupant
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JP5611490U
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史朗 山田
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Araco Corp
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Araco Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両用シートのシートクツシヨンに関する。
(従来技術) 一般に、車両用シートのシートクツシヨンは第8図に示
すように、クツシヨンフレーム1にスプリング構造体2
を設置し、同構造体2にクツシヨンパツド3を載置して
シート座面を形成している。
このスプリング構造体2はクツシヨンフレーム1上に複
数本のフオームドワイヤスプリング2aを介して設置した
方形のスプリング組付け用枠線2b、枠線2bの内側に張設
したS字スプリング2cと複数本の平スプリング2d及びク
ツシヨンフレーム1の底面と平スプリング2d間に介装し
た複数本の円錐形コイルスプリング2eから構成され、S
字スプリング2cにより乗員の大腿部を支持するサイサポ
ート面を形成するとともに、平スプリング2dとコイルス
プリング2eにより乗員の臀部を支持するピツプサポート
面を形成している。
そして、これら各スプリング2a,2c,2dは相互にまたは枠
線2bにクリツプ2fにて固着されている。
(考案が解決しようとする課題) 上記した従来のシートクツシヨンにおいては、フオーム
ドワイヤスプリング2a、S字スプリング2c、平スプリン
グ2d、コイルスプリング2e等多種類のスプリング材が必
要なうえ、各スプリング2a,2c,2d,2eをクリツプ2f等を
用いて相互にあるいは枠線に組付ける面倒な作業が不可
欠なため生産性が低く車両用シートのコスト高の一因と
なっている。
本考案はかかる問題点に鑑み、構造が簡単で生産性に優
れた車両用シートのシートクツシヨンを提供することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案に係る車両用シートのシートクツシヨンは、左右
両側に断面形状がS字形の脚部を有し乗員の臀部を支持
するヒツプサポートパネル、乗員の大腿部を支持するサ
イサポートパネル及び円弧形の断面形状を有し前記ヒツ
プサポートパネルの前端部と前記サイサポートパネルの
後端部を連結する連結部を合成樹脂にて一体に成形し、
両パネルをクツシヨンフレームに載置するとともに同両
パネルにクツシヨンパツドを載置してシート座面を形成
したことを特徴とする。
(考案の作用、効果) 本考案によれば、合成樹脂製のヒツプサポートパネルと
サイサポートパネルが有する弾性により乗員の体重が弾
性的に支持され、かつ乗員に加わる車体からの振動が減
衰される。従って、多種類のスプリング材からなるスプ
リング構造体を要しないので、部品点数が減少し、かつ
面倒なスプリング材の組付け作業を省略できる。そのた
め車両用シートのコストを大幅に低減できる。
また、ヒツプサポートパネルとサイサポートパネルを円
弧形の断面形状を有する連結部にて連結したので、サイ
サポートパネルがヒツプサポートパネルの面剛性に影響
されることなく柔軟にたわむ。そのため、アクセルやク
ラツチ操作時にサイサポートパネルが大腿部の動きに円
滑に追従するので、同操作が容易になり、疲労が少な
い。
(実施例) 以下に本考案を図面に基づき説明するに、第1図および
第2図には本考案の一実施例に係る車両用シートのシー
トクツシヨンが示されている。当該シートクツシヨンSC
はクツシヨンフレーム10、同フレーム10上に載置した合
成樹脂製のクツシヨンパネル20及びウレタンフオーム材
からなり同パネル20上に載置したクツシヨンパツド30を
備えている。
クツシヨンフレーム10は軟鋼板からなるプレス構造を有
し、中央に中空部10aが形成されるとともに、前端部と
左右各端部にそれぞれフツク11,12,13が設けられてい
る。
第3図に示すように、クツシヨンパネル20は乗員Mの臀
部を支持するヒツプサポートパネル21、乗員の大腿部を
支持するサイサポートパネル22、両サポートパネル21,2
2を連結する連結部23及びヒツプサポートパネル21の左
右両側から垂下する前側脚部24と後側脚部25を有し、各
部は合成樹脂にて一体に成形されている。
ヒツプサポートパネル21には左右一対の半円形スリツト
21aが形成され、両スリツト21aにて着座したとき乗員の
臀部が密着するピツプサポート面21bが区画形成され、
同サポート面21bは裏面側に突設した十字形の補強部21c
により補強されている。
両脚部24,25の下端部は相互に連結されるとともに、そ
れそぞれクツシヨンフレーム10のフツク12,13に掛け止
めされている。また、第4図に示すように各脚部24,25
はS字形の断面形状を有している。このS字形の上部湾
曲部の曲率半径は下部湾曲部の曲率半径より若干大きく
設定され、また上部湾曲部は両スリツト21aにて区画形
成されるヒツプサポート面21bから上方に張り出てい
る。
第5図に示すように、連結部23はピツプサポートパネル
21から上方へ張り出た円弧形の断面形状を有し、ヒツプ
サポートパネル21の前端部中央とサイサポートパネル22
の後端部中央を連結している。
サイサポートパネル22の前端部には左右一対の係合凹所
26が一体に形成され、一端を同凹所26に掛け止めし他端
をクツシヨンフレーム10のフツク11に掛け止めした2本
のS字スプリング27を介してサイサポートパネル22の前
端部がクツシヨンフレーム10に設置されている。
クツシヨンパツド30の表面には第4図に示すように、同
パツド30の厚みのほぼ半分に達する深さを有し、ヒツプ
サポートパネル21の左右両端部及び前端部に沿って延び
る溝30aが形成されている。
本実施例に係るシートクツシヨンSCは以上の構成からな
り、以下に列挙するような利点を有する。
(1)合成樹脂製のクツシヨンパネル20、とりわけS字
形の断面形状を有する脚部24,25の弾性変形により乗員
の体重を弾性的に支持し、かつ車体からの振動を吸収で
きる。従って、従来のシートクツシヨンのように多種類
のスプリング材からなるスプリング構造体を要しないの
で、シートクツシヨンSCを構成する部品点数が減少し、
かつ面倒なスプリング材の組付け作業を省略できる。こ
のため、車両用シートのコストを大幅に低減できる。
(2)ヒツプサポートパネル21とサイサポートパネル22
を円弧形の断面形状を有する連結部23にて連結したの
で、サイサポートパネル22がヒツプサポートパネル21の
面剛性に影響されることなく荷重に応じて柔軟にたわ
む。そのため、アクセルやクラツチ操作時にサイサポー
トパネル22が大腿部の動きに円滑に追従するので、アク
セルやクラツチ操作が容易である。
(3)クツシヨンパネル20を合成樹脂にて形成したの
で、ヒツプサポートパネル21及びサイサポートパネル22
に所要の面形状を付与することが容易である。そのた
め、両パネル21,22の面形状をそれぞれ臀部および大腿
部の体圧分布が均一となるように形成して着座時の異和
感をなくすことができる。とくに、本実施例においては
ヒツプサポートパネル21にスリツト21aを形成したの
で、第6図に示すようにヒツプサポート面21bが臀部の
動きに追従して2点鎖線で示すように円滑にたわむ。そ
のため、臀部に異和感がなく乗心地が向上する。
(4)連結部23の断面形状をヒツプサポートパネル21か
ら上方に張り出た円弧形にしたので乗員Mの臀部の前滑
りを防止でき、着座姿勢、とりわけ急停車時における着
座姿勢が安定する。
(5)脚部24,25の断面形状をヒツプサポートパネル21
の左右の端部から上方に張り出たS字形に形成したの
で、第7図に示すように、車両旋回時にヒツプサポート
パネル21が傾斜して荷重の作用中心点が偏位すると、こ
れに伴って2点鎖線で示すように脚部24,25が弾性変形
する。これにより乗員Mの着座姿勢が補正されるので、
車両旋回時においても平行感覚が損なわれず、安全性が
向上する。
(6)クツシヨンパツド30に溝30aを設けて同パツド30
の中央部と周縁部を区画したので、中央部と周縁部が互
いに影響を及ぼすことなく変形する。このため、大腿部
の圧迫感がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る車両用シートのシート
クツシヨンを示す一部破断斜視図、第2図は第1図のII
-II線から切断した断面図、第3図はシートクツシヨン
を構成するクツシヨンパネルの斜視図、第4図は第1図
のIV-IV線から切断した断面図、第5図は第1図のV−
V線から切断した拡大断面図、第6図は第3図のVI-VI
線から切断した拡大断面図、第7図はクツシヨンパネル
の作動説明図、第8図は従来の車両用シートのシートク
ツシヨンを示す一部破断斜視図である。 符号の説明 10……クツシヨンフレーム、20……クツシヨンパネル、
21……ヒツプサポートパネル、21a……スリツト、22…
…サイサポートパネル、23……連結部、24,25……脚
部、30……クツシヨンパツド、30a……溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右両側に断面形状がS字形の脚部を有し
    乗員の臀部を支持するヒツプサポートパネル、乗員の大
    腿部を支持するサイサポートパネル及び円弧形の断面形
    状を有し前記ヒツプサポートパネルの前端部と前記サイ
    サポートパネルの後端部を連結する連結部を合成樹脂に
    て一体に成形し、両パネルをクツシヨンフレームに載置
    するとともに同両パネルにクツシヨンパツドを載置して
    シート座面を形成したことを特徴とする車両用シートの
    シートクツシヨン。
JP5611490U 1990-05-29 1990-05-29 車両用シートのシートクツシヨン Expired - Lifetime JPH071011Y2 (ja)

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JPH0415452U JPH0415452U (ja) 1992-02-07
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JP2008119410A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Kokuyo Co Ltd 椅子

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