JPH071008Y2 - 車両用シートのシートクツシヨン - Google Patents

車両用シートのシートクツシヨン

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JPH071008Y2
JPH071008Y2 JP5611390U JP5611390U JPH071008Y2 JP H071008 Y2 JPH071008 Y2 JP H071008Y2 JP 5611390 U JP5611390 U JP 5611390U JP 5611390 U JP5611390 U JP 5611390U JP H071008 Y2 JPH071008 Y2 JP H071008Y2
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JP
Japan
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spring
seat
frame line
cushion
occupant
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史朗 山田
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Araco Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両用シートのシートクツシヨンに関する。
(従来技術) 一般に、車両用シートのシートクツシヨンは第7図に示
すように、クツシヨンフレーム1にスプリング構造体2
を弾撥的に設置し、同構造体2にクツシヨンパツド3を
被着してシート座面を形成している。
このスプリング構造体2はクツシヨンフレーム1上に複
数本のフオームドワイヤスプリング2aを介して弾撥的に
設置した方形のスプリング組付け用枠線2b、枠線2bの内
側に張設したS字スプリング2cと複数本の平スプリング
2d及びクツシヨンフレーム1の底面と平スプリング2d間
に介装した複数本の円錐形コイルスプリング2eから構成
され、S字スプリング2cにより乗員の大腿部を支持する
サイサポート座面を形成するとともに、平スプリング2d
とコイルスプリング2eにより乗員の臀部を支持するピツ
プサポート座面を形成している。
(考案が解決しようとする課題) ところで、シート座面のうち乗員の臀部を支持するヒツ
プサポート座面には乗員の体重の大部分が荷重として作
用するので大きな面剛性が要求される。一方、乗員の大
腿部を支持するサイサポート座面にはアクセルやクラツ
チ操作に伴う大腿部の動きに追従して円滑にたわむよう
に柔軟性が要求される。
しかしながら、上記した従来のシートクツシヨンにおい
てはヒツプサポート座面を形成する平スプリング2dとサ
イサポート座面を形成するS字スプリング2cがともに共
通の枠線2bに張設されているので、サイサポート座面が
所要の柔軟性を有するようにシート座面の面剛性を部位
によって変えることが困難である。そのため、アクセル
やクラツチ操作がしづらく、また大腿部が圧迫されて疲
労が生じやすい。
本考案はかかる問題点に鑑み、アクセルやクラツチ操作
が容易で長時間の運転でも疲労の少ない車両用シートの
シートクツシヨンを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成すべく、スプリング組付け用枠
線及び同枠線の内側に張設した複数のスプリング材から
構成されるスプリング構造体をクツシヨンフレームに弾
撥的に設置するとともに、同構造体にクツシヨンパツド
を被着してシート座面を形成した車両用シートのシート
クツシヨンにおいて、前記スプリング組付け用枠線を前
側枠線と後側枠線に2分割し、同前側枠線に前記スプリ
ング材の少なくとも1つを張設して乗員の大腿部を支持
するサイサポート座面を形成するとともに、前記後側枠
線に前記スプリング材の残りを張設して乗員の臀部を支
持するヒツプサポート座面を形成したことを特徴とす
る。
(考案の作用、効果) 本考案によれば前側枠線にスプリング材を張設して乗員
の大腿部を支持するサイサポート座面を形成するととも
に、後側枠線にスプリング材を張設して乗員の臀部を支
持するヒツプサポート座面を形成したので、サイサポー
ト座面とヒツプサポート座面の面剛性をそれぞれ別個独
立に設定できる。そのため、アクセルやクラツチ操作に
伴う大腿部の動きに追従してサイサポート座面が円滑に
たわむように同座面の面剛性を適切な値に設定できるの
で、運転時の疲労の促進を抑制できる。
(実施例) 以下に本考案を図面に基づき説明するに、第1図および
第2図には本考案の一実施例に係る車両用シートのシー
トクツシヨンが示されている。当該シートクツシヨンSC
は軟鋼板をプレス成形して形成したクツシヨンフレーム
10、同フレーム10上に弾撥的に設置したスプリング構造
体20及び同構造体20に被着したクツシヨンパツド30を備
えている。
スプリング構造体20は硬鋼線を所要形状に加工して形成
した前側枠線21、後側枠線22、S字スプリング23、3本
のフオームドワイヤスプリング24等から構成され、前側
枠線21とS字スプリング23にて乗員Mの大腿部を支持す
るサイサポート座面を形成するとともに、後側枠線22と
フオームドワイヤスプリング24にて乗員Mの臀部を支持
するヒツプサポート座面を形成している。
第3図に示すように、前側枠線21は平面形状が略長方形
の外観を有するとともに前辺中央部に分割端部21aを有
し、前後両辺21b,21cは左右両辺21d,21eに対し内側下方
に折曲がり、両分割端部21aはクツシヨンフレーム10の
底面に弾撥的に当接している。そして、左右両辺21d,21
e間にS字スプリング23が張設されてクリツプ25により
同辺21d,21eに固着され、同スプリング23の端部は左右
両辺21d,21eから内側下方に折曲がってクツシヨンフレ
ームの底面に設けたフツク11に掛止めされている。
後側枠線22は平面形状が略矩形の外観を有し、前後両辺
22a,22bが左右両辺22c,22dに対し内側下方に折曲がって
いる。そして、前後両辺22a,22bには左右両辺22c,22dに
平行に延びる2本の補助枠線22e,22fがスポツト溶接さ
れ、両補助枠線22e,22fにヒツプサポートスプリング26
が組付けられている。このヒツプサポートスプリング26
は略長方形の外観形状を有し、左右両辺26a,26bの延長
部がそれぞれクリツプ27にて補助枠線22e,22fに固着さ
れて前辺26cが後辺26dに対して斜め上方に位置してい
る。
3本のフオームドワイヤスプリング24は後側枠線22の前
後両辺22a,22bと平行になるように変形T字形のクリツ
プ28にて後側枠線22の左右両辺22c,22dに等間隔で組付
けられ、同スプリング24の補助枠線22e,22fと交差する
部分はスポツト溶接されている。また、変形T字形のク
リツプ28から下方に延びた端部はクツシヨンフレーム10
に設けたフツク12に掛止めされている。
第4図に示すように、このフオームドワイヤスプリング
24の左右両端部は略S字形に形成され、S字形の上部湾
曲部の曲率半径は下部湾曲部の曲率半径より大きく設定
されている。
次に、前側枠線21の後辺21cと後側枠線22の前辺22aは第
5図に拡大した図示するように、内部に摩擦抵抗の大き
な合成樹脂29aを充填した一対のクリツプ29にて連結さ
れている。
本実施例に係るシートクツシヨンSCは以上の構成からな
り、前側枠線21にS字スプリング23を張設して乗員Mの
大腿部を支持するサイサポート座面を形成するととも
に、後側枠線22にフオームドワイヤスプリング24を張設
して乗員Mの臀部を支持するヒツプサポート座面を形成
したので、サイサポート座面とヒツプサポート座面の面
剛性をそれぞれ別個独立に設定できる。そのため、アク
セルやクラツチ操作に伴う大腿部の動きに追従してサイ
サポート座面が円滑にたわむように同座面の面剛性を適
切な値に設定できる。
また、ヒツプサポート座面を複数本の平行に配設したフ
オームドワイヤスプリング24にて形成したので、同座面
が平坦な形状を有する。このため側圧の発生を防止して
疲労の促進を抑制できる。
さらに、ヒツプサポート座面にヒツプサポートスプリン
グ26を設けて乗員Mの臀部が前方へ滑動するのを防止し
たので、急停車時においても安定した着座姿勢を確保で
きる。
また、ヒツプサポート座面を形成するフオームドワイヤ
スプリング24の両端部をS字形に形成したので、第6図
に示すように、車両旋回時にヒツプサポート座面が傾斜
して荷重の作用中心点が偏位すると、これに伴って2点
鎖線で示すように同スプリング24も弾性変形する。これ
により乗員Mの着座姿勢が補正されるので、車両旋回時
においても平行感覚が損なわれず、安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る車両用シートのシート
クツシヨンを示す一部破断斜視図、第2図は同シートク
ツシヨンを構成するスプリング構造体の側面図、第3図
は同構造体を構成する前側枠線と後側枠線を示す斜視
図、第4図は同構造体を構成するフオームドワイヤスプ
リングを示す斜視図、第5図は同構造体に設けられたク
リツプの拡大断面図、第6図は前記フオームドワイヤス
プリングの作動説明図、第7図は従来の車両用シートの
シートクツシヨンを示す一部破断斜視図である。 符号の説明 10……クツシヨンフレーム、20……スプリング構造体、
21……前側枠線、22……後側枠線、23……S字スプリン
グ、24……フオームドワイヤスプリング、26……ヒツプ
サポートスプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプリング組付け用枠線及び同枠線の内側
    に張設した複数のスプリング材から構成されるスプリン
    グ構造体をクツシヨンフレームに弾撥的に設置するとと
    もに、同構造体にクツシヨンパツドを被着してシート座
    面を形成した車両用シートのシートクツシヨンにおい
    て、前記スプリング組付け用枠線を前側枠線と後側枠線
    に2分割し、同前側枠線に前記スプリング材の少なくと
    も1つを張設して乗員の大腿部を支持するサイサポート
    座面を形成するとともに、前記後側枠線に前記スプリン
    グ材の残りを張設して乗員の臀部を支持するヒツプサポ
    ート座面を形成したことを特徴とする車両用シートのシ
    ートクツシヨン。
JP5611390U 1990-05-29 1990-05-29 車両用シートのシートクツシヨン Expired - Lifetime JPH071008Y2 (ja)

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JP5611390U JPH071008Y2 (ja) 1990-05-29 1990-05-29 車両用シートのシートクツシヨン

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Publication Number Publication Date
JPH0415454U JPH0415454U (ja) 1992-02-07
JPH071008Y2 true JPH071008Y2 (ja) 1995-01-18

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