JP2001259075A - 健康増進器具 - Google Patents

健康増進器具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】上半身の捻転運動を効率的に行い得るようにす
る健康増進器具を提供することを目的とする。 【解決手段】腰掛けた状態に於いて、坐骨201を保持し
得る勾配面103を有する座部101と、大腿部を前記座部10
1に押圧固定するための第一の緊締部材102とを有するこ
とを特徴とする健康増進器具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体に装着し、健
康増進に資することのできる健康増進器具に関する。
【0002】
【従来の技術】人間というものはそもそも、心臓が左半
身に存在する等、身体機能が左右非対称な構造となって
いる。また、個人差はあるが、通常人間には主として動
作の中心をなす利き手、利き足が存在し、左半身或いは
右半身どちらかの一方の運動が、他方よりも得意であ
る。
【0003】前記のような人間の身体構造により、一般
人は通常の日常生活において、無意識のうちに得意とす
る左右どちらか一方の動作を主動作とし、左右アンバラ
ンスな動作を繰り返している。それゆえ、右半身、左半
身の筋肉が不均等に発達してしまい、脊椎のずれ、骨盤
のずれ等を招いている。
【0004】この問題は、スポーツ選手・スポーツ愛好
家等、激しいトレーニングを頻繁に行う人にとっては重
要な問題である。前述のように、無意識のうちに引き起
こされた左右の筋肉の不均等性は、椎間板ヘルニア等の
重大な症状を招くことになりかねない。
【0005】さらに、骨格が成長過程にある学童等に関
しては、幼年期、少年期に引き起こされた左右の筋肉の
不均等性は、正常な骨格を形成する妨げとなり、成長期
経過後そのような骨格を矯正することが困難であるた
め、不自由に暮らす要因となりかねない。
【0006】また、左右の大臀筋が不均等に発達してし
まうと、排便時に便通の妨げになり日常生活において大
変な不自由を味わう結果となりかねない。特に、高血圧
症や動脈効果症のある人にとっては、無理に排便を行お
うとすれば、脳の血管が破れて出血する脳溢血等で死に
至る重要な問題となりかねない。
【0007】このように、左右の筋肉の不均等性は、健
康な日常生活をおくる妨げになり、時として死に至らし
める要因となりかねないものである。
【0008】従来より、前述のような左右の筋肉の不均
等性を改善し、身体の健康増進させる運動として、上半
身を左右均等に捻転する運動が知られており、その捻転
運動を補助するための装置として、背もたれ部分が回動
可能に設けられている装置(例えば実開昭58-46353号公
報、特公平1-31392号公報)等が種々提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置は、捻転効果が充分に得られていなかった。その原
因について本発明者が鋭意研究した結果、上半身を捻転
させる際に、下半身の固定が不充分であるために、上半
身の捻転に伴って下半身にも捻転が加えられていること
が原因であることを突き止めた。
【0010】そこで、本発明は、上半身の捻転運動を効
率的に行い得るようにする健康増進器具を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、坐
骨を保持し得る勾配面を有する座部と、大腿部を前記座
部に押圧固定するための第一の緊締部材とを有すること
を特徴とする健康増進器具により達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る健康増進器具
の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
【0013】図1は、本願発明に係る健康増進器具の第
1実施形態を示す斜視図であり、図2は本願発明に係る
健康増進器具の他の実施形態を示す斜視図であり、図3
は図1の健康増進器具の使用状態を示す斜視図であり、
図4は図2の健康増進器具の使用状態を示す斜視図であ
り、図5aは人体の骨盤部の骨の連結状態を正面より見
た状態で示す斜視図であり、図5bは背面より見た状態
で示す斜視図である。
【0014】健康増進器具1は、坐骨201を保持し得
る勾配面103を有する座部101と、大腿部を座部1
01に押圧固定するための第一の緊締部材102とを有
する。
【0015】座部101は前記のように坐骨201を保
持し得る勾配面103を有する。勾配面103は、尾骨
202を中心として対称な、勾配Aを持つ略W字形状の
坐骨201を保持するため(図5a及び図5b参照)、
例えば座部101の両側から中央に向かって高さが減少
するように設けられる傾斜であったり、着座時の坐骨の
勾配Aに沿うような勾配を有する碗型断面等、公知態様
による形状を採用することができる。特に、坐骨201
における坐骨結節部の骨隆起(図5a及び図5bにおけ
るB部)を保持するため、座部101の背面側から中央
に向かって高さが減少するように形成された傾斜を形成
することが好ましい。
【0016】座部101を前述のような形状とすること
により、大腿部203を座部101に均一な緊締強度に
て当接させることが可能となる。このことより、第一の
緊締部材102の緊締強度を、大腿部203を介して効
率的に座部101に伝達することが可能となり、腰骨の
座部101への固定をより確実なものとすることができ
る。
【0017】座部101の材質としては、木材、綿又は
ウレタン等を皮材等で被覆したものなど、一般的に椅
子、ソファー、診療台等に採用されている公知態様を採
用することができる。
【0018】第一の緊締部材102は、大腿部203を
座部101に押圧固定するものであり、公知態様による
緊締バンド構造を採用することができる。或いは図2及
び図4に示すように、膝部204を座部に押圧固定する
ための第二の緊締部材102aを更に備えることも可能
である。更に、伸縮性を有するゴム繊維等を併せて緊締
バンドの素材とすることが好ましい。
【0019】第一の緊締部材102或いは第二の緊締部
材102aを座部101に取付けるための構造の一例を
以下の図6及び図7に示す。
【0020】図6においては、雄ねじ105とナット1
06の螺合により、緊締部材102(或いは第二の緊締
部材102a)が座部101に取付けられている。図7
においては、T字型の引掛け部材107が座部101に
設けられ、引掛け部材107に嵌合する嵌合穴108が
第一の緊締部材102(或いは第二の緊締部材102
a)の両端に設けられている。引掛け部材107を嵌合
穴108に貫通させ、緊締部材102に引掛けることに
より、緊締部材102が座部101に取付けられてい
る。
【0021】緊締部材は、上述したように、一対の取付
け部を両端に備えるものとすることにより、座部に対し
て着脱可能に設けることができ、所望の緊締部材に交換
することが容易となる。しかし、上述のように緊締部材
は取付け部を備えるものに限定されない。取付け部を備
えない場合の実施形態を図8に示す。
【0022】図8に示すように、第一の緊締部材102
を大腿部203(図中破線部で示す)の上側から座部1
01の下側を巻回させることにより座部101に固定さ
せることも可能である。
【0023】また、第一の緊締部材102及び第二の緊
締部材102aは、緊締強度の調節手段109を備える
ことも可能である。調節手段109は、所望の大腿部2
03の押圧力を得ることができる位置において、緊締部
材を固定することができる、バックル構造・マジックテ
ープ(登録商標)等、一般的な緊締バンド構造に用いら
れている公知態様を選択することができる。このような
調節手段を有することにより、緊締強度を調節すること
が可能となり、所望の緊締強度にて捻転運動を行うこと
が可能となる。
【0024】又、座部101は、緊締部材102、10
2aを収納する収納手段(図示せず)を備えることも可
能である。前記収納手段は、巻きばねを用いた公知態様
による巻き取り機構や、緊締部材を巻き取るハンドル機
構等、種々の態様を選択できる。このような収納手段に
より、緊締部材を使用しないときには座部に緊締部材を
収納し、省スペースを図ることが可能となる。
【0025】上記のような、本願発明の健康増進器具の
第1実施形態の使用状態について、図3及び図4を参照
しつつ説明する。
【0026】先ず、座部101に腰掛けて、第一の緊締
部材102を大腿部203にしっかりと緊締し、大腿部
203を座部101に押圧固定する。
【0027】上記のように第一の緊締部材102により
大腿部203を押圧固定すれば、腰骨が座部にしっかり
と固定されているので、上半身を捻転させても、下半身
(特に大腿部)に上半身の捻転に伴われた捻転が生じる
ことがない。つまり、図3に示すように、上半身を右側
に捻転させると、それに伴って左足の膝が右足の膝より
も前に出ようとする傾向が生じるが、健康増進器具は、
そのような下半身の傾向を阻止し、容易に上半身のみ捻
転させることを可能とする。更に図4に示すように第二
の緊締部材102aにより膝部204を座部に押圧固定
すれば、上半身の捻転運動に伴う前述のような膝の傾向
を確実に防止することが出来る。
【0028】このことは、上半身の捻転運動を行った際
に、その捻転運動が下半身にも伝わり、無意識のうちに
上半身の捻転を下半身においても吸収しようとする身体
の機能を意図的に阻止していることになる。それによっ
て、上半身の捻転に伴う下半身の捻転により吸収されて
いた捻転運動量を上半身のみに加えることができ、効率
的な捻転運動を行うことが可能である。
【0029】次に、本願発明の第2実施形態について説
明する。図9は、本願発明に係る健康増進器具の第2実
施形態を示す斜視図である。
【0030】図9に示すように、健康保持器具は、第1
実施形態と同様、第一の緊締部材102及び座部101
を備え、座部101は洋式便器における便座である。
【0031】第一の緊締部材102を座部101に取付
けるための構造は、第1実施形態と同様、ねじの螺合に
よるもの、引掛け部材によるもの等が可能である。又、
膝部を固定するための第二の緊締部材を備えることも可
能である(図示せず)。
【0032】又、第1実施形態と同様、緊締部材は強度
の調節手段109を備えることも可能である。
【0033】また、第1実施形態において座部に備える
ものとした収納手段は、第2実施形態においては便器に
備えることが可能である(図示せず)。
【0034】図10は、本願発明に係る健康増進器具の
第3実施形態を示す斜視図である。図10に示す健康増
進器具における緊締部材102は、便座101の両側に
取付けられる一対の係止板104を有し、該係止板10
4は、前記便座の裏面のラバー部に嵌合する嵌合穴10
8を有することを特徴とする。ここで、リム部301と
は、洋式便器300におけるボール303の上端縁部で
あり、ラバー部302とは、便座101の裏面に設けら
れ、便座101をリム部301に閉動する際に、便座1
01とリム部301の衝撃を吸収するクッションとなる
部材である。
【0035】ラバー部302を嵌合穴108に嵌挿する
ことにより、緊締部材102を便座101に取付けるこ
とが可能となる。更に、第3実施形態に係る健康増進器
具は、便座からの取外しも容易に行うことができるの
で、ラバー部を備える既存の便器にも容易に適用でき、
持ち運びも可能である。
【0036】次に、本願発明の第2実施形態及び第3実
施形態の使用状態について、図11を参照しつつ説明す
る。
【0037】便座101に腰掛け、緊締部材102を大
腿部203にしっかりと緊締し、大腿部203を便座1
01に押圧固定する。しかる後、上半身のみを効率良く
捻転させる使用態様は第1実施形態と同様である。
【0038】更に、第二の緊締部材により膝部を固定す
れば、より効率的な捻転運動を行うことが出来る(図示
せず)。
【0039】第2実施形態及び第3実施形態において特
徴的な効果として、排便時に上記のように腰骨を固定し
て上半身の捻転動作を行うことにより、左右の大臀筋が
バランス良くストレッチングされ、便通を促進させるこ
とが可能となる。発明者も実感したことであるが、その
際の便通はあたかも心太のようであった。
【0040】
【発明の効果】本願発明に係る健康増進器具は、坐骨を
保持し得る勾配面を有する座部と、大腿部を前記座部に
押圧固定するための第一の緊締部材とを有することによ
り、上半身の捻転運動を効率的に行うことを可能とす
る。
【0041】また、座部に緊締部材を収納する収納手段
を備えることにより、緊締部材を使用しないときは座部
に緊締部材を収納し、省スペースを図ることを可能とす
る。
【0042】更に、膝部を座部に押圧固定するための第
二の緊締部材を備えることにより、下半身の固定をより
確実に行うことが可能となり、より効率的な捻転運動を
実現することが出来る。
【0043】特に、座部が洋式便器における便座である
場合には、上半身の捻転動作を行うことにより便通を促
進させることが可能になるという、特徴的な効果を奏す
る。
【0044】また、緊締部材に便座の両側に取付けられ
る一対の係止板を備え、該係止板に、便座の裏面のラバ
ー部に嵌合する嵌合穴を備えることにより、便座からの
取外しも容易に行うことができるので、上述の便通を促
進させるという効果に加え、ラバー部を備える既存の便
器にも容易に適用でき、持ち運びも可能であるという効
果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る健康増進器具の第1実施形態を
示す斜視図である。
【図2】本願発明に係る健康増進器具の他の実施形態を
示す斜視図である。
【図3】図1の健康増進器具の使用状態を示す斜視図で
ある。
【図4】図2の健康増進器具の使用状態を示す斜視図で
ある。
【図5】図5aは人体の骨盤部の骨の連結状態を正面よ
り見た状態で示す斜視図であり、図5bは背面より見た
状態で示す斜視図である。
【図6】取付け部の一実施形態を示す斜視図である。
【図7】取付け部の一実施形態を示す斜視図である。
【図8】本願発明に係る健康増進器具の他の実施形態を
示す断面図である。
【図9】本願発明に係る健康増進器具の第2実施形態を
示す斜視図である。
【図10】本願発明に係る健康増進器具の第3実施形態
を示す斜視図である。
【図11】本願発明の第2実施形態及び第3実施形態の
使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 緊締部材 101 座部 102 緊締部材 103 勾配面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腰掛けた状態に於いて、坐骨を保持し得
    る勾配面を有する座部と、大腿部を前記座部に押圧固定
    するための第一の緊締部材と、を有することを特徴とす
    る健康増進器具。
  2. 【請求項2】 前記座部が、前記緊締部材を収納する収
    納手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の健康
    増進器具。
  3. 【請求項3】 膝部を前記座部に押圧固定するための第
    二の緊締部材を更に備えることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の健康増進器具。
  4. 【請求項4】 前記座部が、洋式便器における便座であ
    ることを特徴とする請求項1〜3に記載の健康増進器
    具。
  5. 【請求項5】 前記緊締部材は、便座の両側に取付けら
    れる一対の係止板を有し、該係止板は、前記便座の裏面
    のラバー部に嵌合する嵌合穴を有することを特徴とする
    健康増進器具。
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