JPH0631893Y2 - 一点係留の浮遊構造物 - Google Patents

一点係留の浮遊構造物

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JPH0631893Y2
JPH0631893Y2 JP1987073386U JP7338687U JPH0631893Y2 JP H0631893 Y2 JPH0631893 Y2 JP H0631893Y2 JP 1987073386 U JP1987073386 U JP 1987073386U JP 7338687 U JP7338687 U JP 7338687U JP H0631893 Y2 JPH0631893 Y2 JP H0631893Y2
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JP
Japan
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floating structure
buoyancy
mooring
shelf
skirt
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JP1987073386U
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English (en)
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JPS63196967U (ja
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直樹 山中
哲朗 池渕
正和 梶
尚之 高津
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Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Landscapes

  • Artificial Fish Reefs (AREA)
  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は浮魚礁、海洋観測ブイなどの、海底に係留ライ
ンを介して一点係留される浮遊構造物に関するものであ
る。
(従来の技術) 通常の浮遊型の人工魚礁として、第4図に示す如く、魚
網を円筒状とした竪型浮魚礁6を形成し、上部に浮力ブ
イ7を配置し、下部に係留手段を設けて一本の係留ライ
ンで海底に係留した形式の所謂一点係留型のものがあ
る。この種一点係留型は、上記人工魚礁の他に観測用等
のブイに一般的に用いられる。
(考案が解決しょうとする問題点) 第4図の一点係留型のものにおいては、潮流の影響を受
易いという不都合な点がある。
本考案は、上記現況に鑑がみおこなわれたもので、上記
問題点のない一点係留型の浮遊構造物を提供することを
目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案にかかる一点係留型の浮遊構造物は、下端中央部
の一点で係留ラインを介して海底に係留される浮遊構造
物であって、 該浮遊構造物が、少なくとも、中央に棚部に対して垂直
に配設された浮力塔部と、該浮力塔部の下端周辺におい
て該浮力部を中心に線対称的に平面的に拡がりメッシュ
が張られる棚部と、該棚部の周縁部から下方に突設しメ
ッシュが張られるスカート部とから構成され、上記棚部
とスカート部が浮力塔部に一体的に固設されていること
を特徴とする。
(作用) しかして、上記構成よりなる浮遊構造物は、浮心は浮力
塔部の中心線上の比較的上方にあり、重心は該中心線上
の下方にあり、その下端中央部で係留ラインを介して海
底に一点係留される。このため、潮流がない場合には、
概ね係留ライン、重心、浮心の順に下方から一直線上に
位置するため、浮遊構造物は浮力塔部の中心線が海面に
対し概ね垂直になる。
また、潮流が作用すると、その潮流の大きさに応じて、
棚部に対して垂直に配設されている浮力塔部が傾こうと
するが、下方に傾こうとする側のメッシュの張設された
棚部の底面及び下流側のスカート部の内壁面に潮流が当
たって、係留ラインと連結されている接続部分を中心
に、上記浮力塔部を傾かせようとする回転モーメントと
逆の回転モーメントを生ずる。このため、浮遊構造物全
体は、大きく傾くこと無く概ね垂直状態に維持される。
上記棚部の平面積、スカート部の側面積、浮力塔部の側
面積等を適当に定めれば、浮遊構造物をいかなる潮流状
態においても常に略垂直に維持することも可能となる。
(実施例) 第1図(a)は本考案の実施例を示す浮遊構造物の側面
図,第1図(b)はその平面図,第1図(c)は斜視図であ
る。本実施例にかかる浮遊構造物1は、この浮遊構造物
1の主となる浮力を発生させる浮力塔部2と、この浮力
塔部2の下端部で平面的に拡がった棚部3と、この棚部
3の周縁から下方に突設されたスカート部4から構成さ
れ、この浮遊構造物1は、浮力塔中心線下端に連結され
た係留ライン9によって海底に係留される。そして、上
記浮遊構造物1は、第1図に図示するように、上記浮力
塔部2に、棚部3とスカート部4が一体的に固設されて
いる。そして、本実施例の場合、この浮遊構造物1の全
体の平面形状は、浮力塔部2の中心軸を中心に点対象を
形成するような形状に構成されている。上記浮力塔部2
は、本実施例の場合、薄板で形成された円筒状体をして
おり、内部に空気が充填されている。上記棚部3及びス
カート部4は、本実施例の場合、型鋼で形成されたトラ
ス状構造で一体的に構成され、その上面が棚部3を形成
し、側周面がスカート部4を形成している。また、魚礁
として使用するため、上記棚部3にはその表面に第1図
(b)に図示するようにメッシュ(海草等が成育するため
のもので、鋼板,型鋼,魚網等を含む概念をいう)8が
張られている。そして、使用に際しては、第2図に示す
ように、係留ライン9が連結され、上記浮遊構造物が海
底に係留され水中に浮遊する。
しかして、上記構成を有する浮遊構造物は、潮流の左右
方向からの影響に際し、以下のように作用する。
即ち、この作用を第2図にもとづいて説明すると、浮遊
構造物には、浮心Oに作用する浮力B、重心Gに作用す
るこの浮遊構造物の重力W、係留ラインの接続部O′に
作用する係留力T、浮遊構造物の側面形状に起因して生
ずる潮流の水平方向の力Fh、同じく棚部3の底面あるい
はスカート部に潮流が当たることに起因して生ずる垂直
方向の力Fvが棚部3のQ点に作用する。(尚、上記垂直
方向の力Fvは、上方に傾こうとする側のスカート部、下
方に傾こうとするスカート部および棚部底面に作用する
潮流の力を、O′点まわりのモーメントを考える際にQ
点に集約して働く力として便宜上まとめて表したもので
ある。) ここで、係留ラインとの接続部O′周りのモーメントを
考えると、以下の(1)式のようになる。
Fh×0+W×1=B×2+Fv×3……(1) 従って、上記(1)式で示すごとく、傾斜に対する復原モ
ーメントとして働く“Fv×3”を大きくすることによ
って、潮流の力に係わりなく常に浮遊構造物を一定の状
態(垂直状態)に維持できる。即ち、上記Fv×3が大
きくなるよう、浮遊構造物の形状、即ち、浮力塔部の側
面積(正確には浮力塔部の潮流に対する抵抗値とその作
用点)、棚部の面積(正確には棚部の潮流に対する抵抗
値とその作用点)、スカート部の面積(正確にはスカー
ト部の潮流に対する抵抗値とその作用点)、及び浮遊構
造物の浮力及び重量を定め、垂直状態に維持することが
できる。
また、上記浮遊構造物が係留ラインにより、流されるこ
となく、あるいは上下に移動することなく位置的に維持
するためには、下記の(2)式及び(3)式を満足する必要が
あることは、従来の浮遊構造物の場合も同じである。即
ち、第2図に示すように、上記係留力Tを垂直方向の分
力Tvと水平方向の分力Thに分割し、これらと浮力等の上
記各作用する力との水平方向、及び垂直方向の釣り合い
を考えると、 B+Fv=W+Tv……(2) Fh=Th……(3) を満足させる必要がある。
上記実施例においては、スカート部を棚部に対して略垂
直に下方に突設させているが、下方で角度を変えてもよ
い。
また、上記実施例は、専ら浮遊構造物全体を水中に水没
させた形式の場合について説明したが、本考案は一部が
水上に出ている場合についても同様に適用できることは
言うまでもない。
また、第3図に図示するように、浮力塔部2の上端に複
数個のフック2aを設けると、海上の船舶から垂らしたル
ープ状のロープ10を引っ掛けて、該浮遊構造物1とその
下のアンカー11を含む係留装置全体を損傷することな
く、簡単に引き上げ回収することができる。
(考案の効果) 本考案による浮遊構造物は、垂直安定性能が極めてすぐ
れ、上下揺れ(ヒービング)、縦揺れ(ピッチング)、
前後揺れ(サージング)の何れに対しても優れており、
このことは水槽実験によっても確認されている。従っ
て、上記実施例のように、魚礁として使用しても、ある
いはモニタリングブイなど種々の海洋観測データを無線
で送信するブイ等に使用しても、水中にあってあるいは
一部が水上に出ているものにあっても、常に一定の状態
を維持できるため、優れた性能を発揮させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案の実施例にかかる浮遊構造物の構造
を示す側面図、第1図(b)はその平面図、第1図(c)はそ
の斜視図、第2図は本考案の作用を説明するための側面
図、第3図は本考案の装置を回収する状態を説明する斜
視図、第4図は従来例を示す側面図である。 1……浮遊構造物、2……浮力塔部、3……棚部、4…
…スカート部、8……メッシュ、9……係留ライン、11
……アンカー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高津 尚之 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下端中央部の一点で係留ラインを介して海
    底に係留される浮遊構造物であって、 該浮遊構造物が、少なくとも、中央に棚部に対して垂直
    に配設された浮力塔部と、該浮力塔部の下端周辺におい
    て該浮力塔部を中心に線対称的に平面的に拡がりメッシ
    ュが張られる棚部と、該棚部の周縁部から下方に突設し
    メッシュが張られるスカート部とから構成され、上記棚
    部とスカート部が浮力塔部に一体的に固設されているこ
    とを特徴とする一点係留の浮遊構造物。
JP1987073386U 1987-05-15 1987-05-15 一点係留の浮遊構造物 Expired - Lifetime JPH0631893Y2 (ja)

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JPS63196967U JPS63196967U (ja) 1988-12-19
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JP2007236291A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd 浮魚礁

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