JPH06318662A - セラミックパッケージ用リードフレーム - Google Patents
セラミックパッケージ用リードフレームInfo
- Publication number
- JPH06318662A JPH06318662A JP10712993A JP10712993A JPH06318662A JP H06318662 A JPH06318662 A JP H06318662A JP 10712993 A JP10712993 A JP 10712993A JP 10712993 A JP10712993 A JP 10712993A JP H06318662 A JPH06318662 A JP H06318662A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead frame
- ceramic package
- thickness
- vapor deposition
- thick
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ICの高集積化に必要な放熱の優れた、かつワ
イヤーボンディング性と併せてリード半田付性について
信頼性のあるリードフレームを提供する。 【構成】Cu系リードフレーム1(KLF−1)の表裏
全面にSn/Niめっき2を0.2μm行い、さらにイ
ンナーリードエリア3には下地としてTiの蒸着膜4を
0.3μm行った後、Al蒸着5を2.4μm行ったも
のである。Sn/Niめっき厚の範囲およびTi、Al
の蒸着膜厚の範囲は、下記の条件範囲では特に効果が顕
緒に認められた。(Ti=0.1μm〜0.5μm、A
l=1.0μm〜5.0μm) また、TiおよびAlは蒸着法またはイオンプレーテン
グ法でも同様な効果がある。
イヤーボンディング性と併せてリード半田付性について
信頼性のあるリードフレームを提供する。 【構成】Cu系リードフレーム1(KLF−1)の表裏
全面にSn/Niめっき2を0.2μm行い、さらにイ
ンナーリードエリア3には下地としてTiの蒸着膜4を
0.3μm行った後、Al蒸着5を2.4μm行ったも
のである。Sn/Niめっき厚の範囲およびTi、Al
の蒸着膜厚の範囲は、下記の条件範囲では特に効果が顕
緒に認められた。(Ti=0.1μm〜0.5μm、A
l=1.0μm〜5.0μm) また、TiおよびAlは蒸着法またはイオンプレーテン
グ法でも同様な効果がある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセラミックパッケージ用
リードフレームに関するものである。
リードフレームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のICセラミックパッケージ用リー
ドフレームは、リードフレームとして42アロイやコバ
ール材等の鉄系合金材料を用い、ワイヤーボンデングを
行なうインナーリードエリアにアルミニウム蒸着を施し
たものが使用されてきた。
ドフレームは、リードフレームとして42アロイやコバ
ール材等の鉄系合金材料を用い、ワイヤーボンデングを
行なうインナーリードエリアにアルミニウム蒸着を施し
たものが使用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ICセラミックパッケ
ージ用リードフレームは様々な品質特性が要求され、I
Cの高集積化に伴う高発熱化から、放熱性について強い
要求があるが、従来のFe系材料によるリードフレーム
では放熱性が悪いために、様々な構造的工夫がなされて
きた。一方通信機器やコンピュータは増々高機能化指向
にあり、このため必然的に放熱性の優れたリードフレー
ム材料が求められてきた。更に、外観寸法の小型化の制
約がより大きくなってきた今日、構造的工夫では限界と
なってきた。又、加熱後におけるワイヤーボンディング
性と合わせて、リードの半田付性については高い信頼性
が求められている。
ージ用リードフレームは様々な品質特性が要求され、I
Cの高集積化に伴う高発熱化から、放熱性について強い
要求があるが、従来のFe系材料によるリードフレーム
では放熱性が悪いために、様々な構造的工夫がなされて
きた。一方通信機器やコンピュータは増々高機能化指向
にあり、このため必然的に放熱性の優れたリードフレー
ム材料が求められてきた。更に、外観寸法の小型化の制
約がより大きくなってきた今日、構造的工夫では限界と
なってきた。又、加熱後におけるワイヤーボンディング
性と合わせて、リードの半田付性については高い信頼性
が求められている。
【0004】本発明の目的は、前述した従来技術の欠点
を解消し、ICの高集積化に必要な放熱の優れた、かつ
ワイヤーボンディング性と併せてリード半田付性につい
て信頼性のあるリードフレームを提供することにある。
を解消し、ICの高集積化に必要な放熱の優れた、かつ
ワイヤーボンディング性と併せてリード半田付性につい
て信頼性のあるリードフレームを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の要旨
は、セラミックパッケージ用として放熱性の優れた銅
(Cu)系リードフレームを用い、加熱後半田付性の良
いめっきと、ワイヤボンデングのためのAl蒸着を組合
せ、それによってICの高集積化を図れるようにしたも
のである。
は、セラミックパッケージ用として放熱性の優れた銅
(Cu)系リードフレームを用い、加熱後半田付性の良
いめっきと、ワイヤボンデングのためのAl蒸着を組合
せ、それによってICの高集積化を図れるようにしたも
のである。
【0006】即ち本発明の上記目的は銅(Cu)系リー
ドフレームの表裏全面に錫/ニッケル(Sn/Ni)め
っきを施し、さらにワイヤーボンディングを行うインナ
ーリードエリアに下地としてチタン蒸着膜を介してアル
ミニウム(Al)蒸着を施したことを特徴とするセラミ
ックパッケージ用リードフレームによって達成される。
ドフレームの表裏全面に錫/ニッケル(Sn/Ni)め
っきを施し、さらにワイヤーボンディングを行うインナ
ーリードエリアに下地としてチタン蒸着膜を介してアル
ミニウム(Al)蒸着を施したことを特徴とするセラミ
ックパッケージ用リードフレームによって達成される。
【0007】本発明におけるCu系リードフレームと
は、Cu及びCu合金からなるリードフレームを意味す
る。Cu系リードフレームの表裏全面に施すめっきは、
Sn/Niのほか、Agめっき等耐熱半田付性の優れた
様々なめっき金属も用いることができる。
は、Cu及びCu合金からなるリードフレームを意味す
る。Cu系リードフレームの表裏全面に施すめっきは、
Sn/Niのほか、Agめっき等耐熱半田付性の優れた
様々なめっき金属も用いることができる。
【0008】インナーリードエリアに施すAl蒸着につ
いて、下地としてTi蒸着膜を施すことにより、Cuの
Al面への拡散を防止することが出来、それによってA
l蒸着膜はワイヤーボンディング性について高い信頼性
をもつことができる。
いて、下地としてTi蒸着膜を施すことにより、Cuの
Al面への拡散を防止することが出来、それによってA
l蒸着膜はワイヤーボンディング性について高い信頼性
をもつことができる。
【0009】
【実施例】図1に本発明のセラミックパッケージ用リー
ドフレームの一実施例を示す。Cu系リードフレーム1
(KLF−1)の表裏全面にSn/Niめっき2を0.
2μm行い、さらにインナーリードエリア3にはTiの
下地蒸着膜4を0.3μm行った後、Al蒸着膜5を
2.4μm行ったものである。Sn/Niめっき厚の範
囲およびTi、Alの蒸着膜厚の範囲は下記の条件範囲
では特に効果が顕緒に認められた。(Ti=0.1μm
〜0.5μm、Al=1.0μm〜5.0μm)。
ドフレームの一実施例を示す。Cu系リードフレーム1
(KLF−1)の表裏全面にSn/Niめっき2を0.
2μm行い、さらにインナーリードエリア3にはTiの
下地蒸着膜4を0.3μm行った後、Al蒸着膜5を
2.4μm行ったものである。Sn/Niめっき厚の範
囲およびTi、Alの蒸着膜厚の範囲は下記の条件範囲
では特に効果が顕緒に認められた。(Ti=0.1μm
〜0.5μm、Al=1.0μm〜5.0μm)。
【0010】また、TiおよびAlは蒸着法またはイオ
ンプレーテング法でも同様な効果がある。
ンプレーテング法でも同様な効果がある。
【0011】
【発明の効果】本発明のセラミックパッケージ用リード
フレームは放熱性の良いCu系リードフレームによりF
e系材料に代りICの高集積化発熱に応えるものであ
り、またSn/Niめっきは熱履歴によって酸化しやす
いCu材を保護するとともに、十分な半田付性を備えて
いる。さらに、Al蒸着については下地のTi蒸着膜は
CuのAl面への拡散を防止するバリアとして機能し、
Al蒸着膜はワイヤーボンディング性について高い信頼
性をもつものである。
フレームは放熱性の良いCu系リードフレームによりF
e系材料に代りICの高集積化発熱に応えるものであ
り、またSn/Niめっきは熱履歴によって酸化しやす
いCu材を保護するとともに、十分な半田付性を備えて
いる。さらに、Al蒸着については下地のTi蒸着膜は
CuのAl面への拡散を防止するバリアとして機能し、
Al蒸着膜はワイヤーボンディング性について高い信頼
性をもつものである。
【図1】本発明ICセラミックパッケージ用Cu系リー
ドフレームの1実施構造例を示す平面図(A)、側面図
(B)。
ドフレームの1実施構造例を示す平面図(A)、側面図
(B)。
1 Cu系リードフレーム 2 Sn/Niめっき 3 インナーリードエリア 4 Ti蒸着膜 5 Al蒸着膜
Claims (1)
- 【請求項1】銅系リードフレームの表裏全面に錫/ニッ
ケルめっきを施し、さらにワイヤーボンデングを行なう
インナーリードエリアに下地としてチタン蒸着膜を介し
てアルミニウム蒸着を施したことを特徴とするセラミッ
クパッケージ用リードフレーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10712993A JPH06318662A (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | セラミックパッケージ用リードフレーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10712993A JPH06318662A (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | セラミックパッケージ用リードフレーム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06318662A true JPH06318662A (ja) | 1994-11-15 |
Family
ID=14451241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10712993A Pending JPH06318662A (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | セラミックパッケージ用リードフレーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06318662A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100691337B1 (ko) * | 2005-06-24 | 2007-03-12 | 주식회사 아큐텍반도체기술 | 국부 도금을 이용한 반도체 장치 제조용 리드 프레임 |
KR100691338B1 (ko) * | 2005-04-12 | 2007-03-12 | 주식회사 아큐텍반도체기술 | 반도체장치 제조용 리드프레임 |
-
1993
- 1993-05-10 JP JP10712993A patent/JPH06318662A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100691338B1 (ko) * | 2005-04-12 | 2007-03-12 | 주식회사 아큐텍반도체기술 | 반도체장치 제조용 리드프레임 |
KR100691337B1 (ko) * | 2005-06-24 | 2007-03-12 | 주식회사 아큐텍반도체기술 | 국부 도금을 이용한 반도체 장치 제조용 리드 프레임 |
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