JP2001110835A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2001110835A
JP2001110835A JP28863899A JP28863899A JP2001110835A JP 2001110835 A JP2001110835 A JP 2001110835A JP 28863899 A JP28863899 A JP 28863899A JP 28863899 A JP28863899 A JP 28863899A JP 2001110835 A JP2001110835 A JP 2001110835A
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JP
Japan
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layer
semiconductor device
plating layer
electroless
bump
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JP28863899A
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Yuji Himeno
雄治 姫野
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で高精度に、かつ接続信頼性の高いバン
プが形成された半導体装置を得ること。 【解決手段】 本発明の半導体装置1は、半導体素子2
の電極3上に無電解Niめっき層4と、その無電解Ni
めっき層4上に無電解Auめっき層5とからなる下地層
が形成され、前記無電解Auめっき層5上に半田などの
バンプBが形成された半導体装置において、前記無電解
Niめっき層4が前記電極3に対してバリアメタルとし
て機能する膜厚で形成されており、前記無電解Auめっ
き層5が前記無電解Niめっき層4を十分に覆う保護層
となり、かつ前記バンプBとの界面で脆い合Au層が形
成されない膜厚で形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バチップを電子回
路基板にフリップチップ接合して構成される半導体パッ
ケージやボールグリッドアレイ型、クワッドフラットパ
ッケージ型の半導体装置、特にそのバンプとその下地金
属層に特徴がある半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】先ず、図13及び図14を参照しなが
ら、従来技術のボールグリッドアレイ型の半導体装置
(以下、単に「半導体装置」と記す)を説明する。
【0003】図13は従来技術の半導体装置の好ましく
ないバンプの形成状態を示す断面図、そして図14は従
来技術の他の例を示す半導体装置の断面図である。
【0004】半導体装置を電子回路基板にバンプ結合す
る際に求められる事項として、接続強度の高いバンプを
精度よく、かつ安価に形成できることである。このため
従来技術では、半導体素子の電極の素材にアルミニュー
ム(Al)を用い、その表面に金(Au)バンプが形成
されていた。
【0005】このバンプの形成方法にはバンプボンダが
用いられる。このバンプボンダによる半導体装置1A
は、図1に示したように、半導体素子2の表面にアルミ
ニュームで形成されている複数の電極部3の表面にバン
プボンダを用い、超音波熱圧着方式にて前記アルミニュ
ーム電極部3と金を接続し、バンプを形成したものであ
る。なお、符号6は回路保護膜である。
【0006】また、図14に示した半導体装置1Bはそ
れぞれの電極部3の表面にスッパッタ法を用いてNi、
Tiなどがバリアメタル層8として形成されているもの
である。この方法は半導体ウエハの状態の工程で形成す
るため、バリアメタル層8を精度よく形成することがで
きる。また、半導体ウエハアウト時には、既にバリアメ
タル層8が形成されているため、実装工程では、バンプ
を形成することだけであり、実装工程が増加しない利点
がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前者のバンプボンダに
よるバンプの形成には、実装工程で前処理などを必要と
しないが、それぞれの電極部3毎に超音波熱圧着方式に
てバンプを形成する必要があるため、電極部3が多数存
在する場合には、長時間を必要とする。また、それぞれ
の電極部3の大きさは、100×100μm2 以下の
ものも存在するため、ボンダに非常に高い精度が求めら
れていた。このため、ボンダが非常に高価となり、その
結果、半導体装置1Aも高価なものについていた。更
に、形成されたバンプBの中には、図13に示したよう
に、好ましくない形状で形成されるものが発生する。
【0008】更にまた、後者のバンプ形成には、スパッ
タ工程を必要とするため、半導体装置1Bの価格が非常
に高価になるという課題がある。また、この方法では、
Ni、Ti層の保護膜が無いため表面に酸化膜などが生
成され、バンプBの形成が困難となり、製品である半導
体装置1Bの接続信頼性が落ちるという課題があった。
【0009】従って、本発明はこれらの課題を解決しよ
うとするものであって、安価で高精度に、かつ接続信頼
性の高いバンプを形成することができる半導体装置を得
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】それ故、請求項1に記載
の発明の半導体装置では、半導体素子の電極上に無電解
ニッケルめっき層と該無電解ニッケルめっき層上に無電
解金めっき層とからなる下地層が形成され、前記無電解
金めっき層上に半田などのバンプが形成された半導体装
置において、前記無電解ニッケルめっき層の膜厚を、前
記電極に対してバリアメタルとして機能するように少な
くとも3μm以上の厚さで形成し、前記無電解金めっき
層の膜厚を、前記無電解ニッケルめっき層を十分に覆う
保護層となり、かつ前記バンプとの界面で脆い合金層が
形成されないように100Å〜200Åの厚さで形成し
て、前記課題を解決している。
【0011】従って、本発明の半導体装置は、半導体素
子の電極部に無電解めっきで形成されたニッケル(N
i)めっき層及び金(Au)めっき層は安価、かつ高精
度に形成でき、そして、無電解Niめっき層は半田バン
プを設けた設けた際の錫(Sn)のAlへの拡散を防
ぎ、また、無電解Auめっき層は無電解Niめっき層の
酸化を防ぎ、半田バンプとの濡れ性を向上させることが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図12を用いて、
本発明の好適な実施形態の半導体装置を説明する。
【0013】図1は本発明の実施形態の半導体装置の一
部拡大断面図、図2は図1に示した半導体装置のバンプ
が形成される前の電極部構造を拡大して示した一部断面
図、図3は電極部の界面洗浄工程を示す半導体素子の一
部断面図、図4は図3に示した工程に続く純水洗浄工程
を示す半導体素子の一部断面図、図5は図4に示した工
程に続くZnメタル層形成工程を示す半導体素子の一部
断面図、図6は図5に示した工程に続く純水洗浄工程を
示す半導体素子の一部断面図、図7は図6に示した工程
に続く希硫酸によるエッチング工程を示す半導体素子の
一部断面図、図8は図7に示した工程に続く純水洗浄工
程を示す半導体素子の一部断面図、図9は図8に示した
工程に続くNiメタル層形成工程を示す半導体素子の一
部断面図、図10は図9に示した工程に続く純水洗浄工
程を示す半導体素子の一部断面図、図11は図10に示
した工程に続く置換Auメッキ層形成工程を示す半導体
素子の一部断面図、そして図12は図11に示した工程
に続く純水洗浄工程を示す半導体素子の一部断面図であ
る。
【0014】なお、従来技術の半導体装置の構造と同一
の構造部分には同一の符号を付して説明する。
【0015】先ず、図1及び図2を用いて本発明の実施
形態の半導体装置を説明する。
【0016】図1において、符号1は本発明の半導体装
置を指す。この半導体装置1は半導体素子2の表面にA
lなどの複数の電極部3が形成されていて、図2に示し
たように、その電極部3の表面に無電解めっきでNiめ
っき層4を形成し、この無電解Niめっき層4の表面
に、やはり無電解めっきでAuめっき層5を形成し、こ
の無電解Auめっき層5の表面にバンプBを形成して、
図1に示したような構造の半導体装置1を得ている。な
お、符号6は回路保護膜である。
【0017】前記無電解Niめっき層4はバンプBを形
成した時の電極部3のバリアメタル層であって、この無
電解Niめっき層4の膜厚が薄いとバリアメタルとして
機能しないため、少なくとも3μm以上の厚さとする。
【0018】また、前記無電解Auめっき層5は前記無
電解Niめっき層4の酸化保護膜の機能とバンプBの濡
れ広がり性を向上させる機能を備えていて、このため、
図1に示すように無電解Auめっき層5はバンプBの内
部に拡散し、バンプBは無電解Niめっき層4と結合す
る。従って、バンプBと電極部3との接合は強固なもの
となり、高い信頼性が得られる。
【0019】次に、図3乃至図12を参照しながら、本
発明の半導体装置1の製造方法を説明する。
【0020】先ず、図3に示したように、Alの電極部
3の表面を脱脂と超音波で洗浄し、この洗浄後、その電
極部3を純水にて洗浄する(図4)。次に、図5に示し
たように、ジンケート浴でアルミニュームの電極部3の
表面にZnメタル層7を還元、形成し、その後、図6に
示したように、純水で洗浄する。次に、図7に示したよ
うに、Znメタル層7の界面を整えるために希硫酸を用
いてエッチングを行い、その後、図8に示したように、
純水で洗浄する。そして次に、図9に示したように、置
換Niめっきを行い、Znメタル層7の代わりにNiめ
っき層を析出させる。この時のNiめっき層4の膜厚を
3μm以上とする。次に、図10に示したように、その
Niめっき層4の表面を純水にて洗浄し、更に、図11
に示したように、置換Auめっきを行う。この時のAu
めっき層5の膜厚は100Å〜200Åが望ましい。A
uめっき層5の膜厚が薄いとNiめっき層4を覆いきれ
ず、Niめっき層4の保護膜にならず、その膜厚が厚い
とAuめっき層5がバンプBとの界面で脆い合Au層を
形成する恐れがあるためである。次に、図12に示した
ように、純水洗浄を行って、目的とする層が形成され
る。この後、バンプBを形成するのであるが、材料は、
例えば、Sn−Pb半田を用い、電解または無電解めっ
き法、スクリーン印刷法、半田ボール搭載法、マイクロ
プレス法などを用いて形成する。
【0021】以上説明したように、本発明の半導体装置
1は、無電解めっきでNi、及びAuのめっきを行うた
め、スパッタ法で見受けられるような高精度なパター
ン、マスクの位置合わせなどは必要なく、非常に安価で
前処理ができる。しかも、無電解Niめっき層4を膜厚
3μm以上で形成したため、電極部3に対するバリアメ
タル層として十分に機能し、また、無電解Auめっき層
5を100Å〜200Åの膜厚で形成したため、前記無
電解Niめっき層4の保護膜となり、また、バンプBと
脆い合Auを造る恐れがない。
【0022】
【発明の効果】従って、本発明によれば、安価で接続信
頼性の高いバンプを備えた半導体装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の半導体装置の一部拡大断
面図である。
【図2】 図1に示した半導体装置のバンプが形成され
る前の電極部構造を拡大して示した一部断面図である。
【図3】 電極部の界面洗浄工程を示す半導体素子の一
部断面図である。
【図4】 図3に示した工程に続く純水洗浄工程を示す
半導体素子の一部断面図である。
【図5】 図4に示した工程に続くZnメタル層形成工
程を示す半導体素子の一部断面図である。
【図6】 図5に示した工程に続く純水洗浄工程を示す
半導体素子の一部断面図である。
【図7】 図6に示した工程に続く希硫酸によるエッチ
ング工程を示す半導体素子の一部断面図である。
【図8】 図7に示した工程に続く純水洗浄工程を示す
半導体素子の一部断面図である。
【図9】 図8に示した工程に続くNiメタル層形成工
程を示す半導体素子の一部断面図である。
【図10】 図9に示した工程に続く純水洗浄工程を示
す半導体素子の一部断面図である。
【図11】 図10に示した工程に続く置換Auメッキ
層形成工程を示す半導体素子の一部断面図である。
【図12】 図11に示した工程に続く純水洗浄工程を
示す半導体素子の一部断面図である。
【図13】 従来技術の半導体装置の好ましくないバン
プの形成状態を示す断面図である。
【図14】 従来技術の他の例を示す半導体装置の断面
図である。
【符号の説明】
1…本発明の半導体装置、2…半導体素子、3…電極
部、4…無電解Niめっき層、5…無電解Auめっき
層、6…回路保護膜、7…Znメタル層、B…バンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子の電極上に無電解ニッケルめ
    っき層と該無電解ニッケルめっき層上に無電解金めっき
    層とからなる下地層が形成され、前記無電解金めっき層
    上に半田などのバンプが形成された半導体装置におい
    て、 前記無電解ニッケルめっき層の膜厚が前記電極に対して
    バリアメタルとして機能するように少なくとも3μm以
    上の厚さで形成されており、 前記無電解金めっき層の膜厚が前記無電解ニッケルめっ
    き層を十分に覆う保護層となり、かつ前記バンプとの界
    面で脆い合金層が形成されないように100Å〜200
    Åの厚さで形成されていることを特徴とする半導体装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003318212A (ja) * 2002-04-26 2003-11-07 Murata Mfg Co Ltd 蒸着リフトオフによるバンプ形成に用いるレジストパターンおよびその形成方法、バンプおよびその形成方法、ならびに弾性表面波素子およびその製造方法
WO2004003993A1 (ja) * 2002-07-01 2004-01-08 Toray Engineering Co., Ltd. 実装方法および実装装置
JP2004012326A (ja) * 2002-06-07 2004-01-15 Hiroaki Niitsuma 物理量検出器及び物理量検出器の製造方法

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