JPH06318650A - 多層配線基板 - Google Patents

多層配線基板

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JPH06318650A
JPH06318650A JP3980194A JP3980194A JPH06318650A JP H06318650 A JPH06318650 A JP H06318650A JP 3980194 A JP3980194 A JP 3980194A JP 3980194 A JP3980194 A JP 3980194A JP H06318650 A JPH06318650 A JP H06318650A
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wiring
layer
power supply
ground
signal
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JP3980194A
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English (en)
Inventor
Hiromi Fuchida
裕美 渕田
Atsushi Hanari
淳 羽成
Junichi Kudo
潤一 工藤
Kazuhiro Matsumoto
一宏 松本
Ayako Takagi
亜矢子 高木
Kunio Yoshihara
邦夫 吉原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速動作が可能でかつ高密度で信頼性の高い
多層配線基板、及びこの多層配線基板を具備する半導体
装置を提供することを目的とする。 【構成】 基板と、第1の方向に走行するストライプ状
の電源配線または接地配線からなる第1の配線層と、こ
の第1の配線層の上又は下に絶縁層を介して形成され
た、第2の方向に走行するストライプ状の信号配線から
なる第2の配線層とを具備し、前記第1の方向と第2の
方向とはねじれの位置にあることを特徴とする多層配線
基板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多層配線基板に係り、
特に高速動作を行う素子間を接続する多層配線構造の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報技術の発展に伴い、その核と
なる汎用コンピュータの性能向上が強く求められてきて
いる。コンピュータの性能をあげるためには、クロック
サイクルを高速化していく必要があり、そのためには回
路素子の高集積化と共にその素子間を接続する配線での
伝搬遅延を低減することが重要となる。従って、配線長
を短くかつ高密度にし、高速動作が可能で信頼性の高い
配線構造の実現が望まれている。
【0003】ところで、このような高性能の汎用コンピ
ュータの実装用として使用されるプリント基板や、厚膜
多層配線基板あるいは薄膜多層配線基板には、図24に
示すように、接地配線層2を、絶縁層3を介して信号配
線層1の両面に配置したストリップライン構造や、接地
配線層が信号配線層の片側のみに設けられた構造のマイ
クロストリップライン構造などがとられる。
【0004】このような配線構造は、絶縁体の種類を変
えたり信号配線層と電源配線層間の間隔を変えることに
より特性インピーダンスの整合を容易に行うことができ
ることから、高周波用配線構造として広く用いられてい
る。しかしながら、近年では素子の高速化にともなっ
て、実装基板部の遅延が無視できなくなってきたため、
このような実装基板部での遅延を低減させる必要が生じ
てきている。
【0005】そこで従来、多層配線構造において、信号
配線層と接地配線層との層間を広げたり、図25に示す
ように、接地配線層2および電源配線層4の電極を網目
状に形成することにより、信号配線層1と対向する接地
配線層2又は電源配線層4の容量を低減するという方法
がとられている。
【0006】また、図24及び図25に示すような配線
構造において、同一層に2つ以上の電源配線又は接地配
線を配置する場合、異なる電位の配線が存在する部分で
電源配線又は接地配線の形状が不規則になるなどの設計
上の制約がある。さらには、電源配線又は接地配線が信
号配線と交差する角度が45度の網目状の接地配線構造
とすると、設計時に膨大なCADデータが必要となり、
MCMなどの大きな基板の場合は深刻な問題となってい
る。更にまた、信号配線のインピーダンス整合をとる場
合に、網目状の接地配線構造の場合、3次元的な解析が
必要になり、計算が複雑であるという問題がある。
【0007】また、垂直方向に隣接する層の配線同士が
互いに90度の角度をもつように形成された多層配線構
造を示す例として、米国特許4866507に示すよう
な構造がある。この構造では、コプラナタイプの伝送形
態において電源配線を異なる層でかつ互いに直交するよ
う走行せしめているが、信号配線と電源配線・接地配線
とは同一層に形成されており、このような多層配線構造
では、信号配線と電源配線あるいは接地配線との容量の
結合が大きいという問題がある。また、層間の厚さを増
やしたり、電源配線層・接地配線層を網目状に形成させ
たりするような構造では、配線容量を効果的に低減させ
ることができず、従って、伝搬遅延時間を効果的に減少
させることができないという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のス
トリップライン構造による多層配線では、電源配線層と
信号配線層の容量の結合が大きく、層間の厚さを増やし
たり、電源・接地電極を網目状に形成させたりするよう
な構造では、伝搬遅延時間を効果的に減少させることが
できないという問題があった。
【0009】また、信号配線層と電源配線層または接地
配線層とを同一層に形成する場合、信号配線の低容量化
をはかることができない上、電源配線のパターン設計に
制限が多く、給電点が遠くなり、電源の低インピーダン
ス化が難しいなどの問題もあった。
【0010】本発明の目的は、高速動作が可能でかつ高
密度で信頼性の高い多層配線基板を提供することにあ
る。本発明の他の目的は、高速動作が可能でかつ高密度
で信頼性の高い多層配線層を具備する半導体装置を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、次のような構成を採用している。本発明
(請求項1)は、基板と、第1の方向に走行するストラ
イプ状の電源配線及び/又は接地配線からなる第1の配
線層と、この第1の配線層の上又は下に絶縁層を介して
形成された、第2の方向に走行するストライプ状の信号
配線からなる第2の配線層とを具備し、前記第1の方向
と第2の方向とはねじれの位置にあることを特徴とする
多層配線基板を提供する。
【0012】また、本発明(請求項2)は、基板と、第
1の方向に走行するストライプ状の電源配線及び/又は
接地配線からなる第1の配線層と、この第1の配線層の
上又は下に絶縁層を介して形成された、第2の方向に走
行するストライプ状の信号配線からなる第2の配線層と
を具備し、前記第1の方向と第2の方向とは、平行であ
ることを特徴とする多層配線基板を提供する。
【0013】更に、本発明(請求項3)は、半導体基板
と、この半導体基板に形成された半導体素子と、この半
導体素子の上方に間に層間絶縁層を介在させて形成され
た多層配線構造とを具備し、前記多層配線構造は、第1
の方向に走行するストライプ状の電源配線及び/又は接
地配線からなる第1の配線層と、この第1の配線層の上
又は下に絶縁層を介して形成された、第2の方向に走行
するストライプ状の信号配線からなる第2の配線層とを
具備し、前記第1の方向と第2の方向とはねじれの位置
にあることを特徴とする半導体装置を提供する。
【0014】更にまた、本発明(請求項4)は、半導体
基板と、この半導体基板に形成された半導体素子と、こ
の半導体素子の上方に間に層間絶縁層を介在させて形成
された多層配線構造とを具備し、前記多層配線構造は、
第1の方向に走行するストライプ状の電源配線及び/又
は接地配線からなる第1の配線層と、この第1の配線層
の上又は下に絶縁層を介して形成された、第2の方向に
走行するストライプ状の信号配線からなる第2の配線層
とを具備し、前記第1の方向と第2の方向とは平行であ
ることを特徴とする半導体装置を提供する。
【0015】
【作用】本発明の多層配線構造では、ストライプ状の電
源配線及び/又は接地配線からなる第1の配線層と、こ
の第1の配線層の上又は下に絶縁層を介して形成され
た、第2の方向に走行するストライプ状の信号配線から
なる第2の配線層とを、ねじれの位置に配置している。
そのため、絶縁層を介して相対向して重なりあう領域が
最小限に抑えられ、線間容量の大幅な低減をはかること
ができる。
【0016】また、パターン設計に制限が少なくなるた
め、信号配線の伝送特性に大きな影響を与えることな
く、必要な部分に必要な電位の電源あるいは接地電位を
容易に提供することが可能である。
【0017】なお、ねじれの位置に限らず、平行に配置
しても、同様の効果が得られる。このように、本発明
は、高速動作を行う素子間の接続に適用することがで
き、それによって高精度で信頼性の高い多層配線基板を
得ることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の種々の実施例について図面を
参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明の一実施例に
係る多層配線基板を示す図。図2(a)及び(b)は図
1に示す多層配線基板の製造工程を示す断面図である。
【0019】この多層配線基板では、シリコンなどから
なる半導体基板S、又はアルミナ若しくは窒化アルミニ
ウムなどからなるセラミック基板Sの表面に、金属パタ
ーンからなる信号配線層1が形成されている。この信号
配線層1上には、例えばポリイミドなどからなる有機絶
縁体膜又は酸化シリコンなどからなる無機絶縁体により
構成される層間絶縁膜3を介して、前記信号配線層1の
配列方向と投影的に直交する方向に、ストライプ状をな
して走行する金属パターンからなる電源系配線層2が形
成されていること。
【0020】このように構成される多層配線基板は、例
えば、基板Sとして窒化アルミニウム基板を選択した場
合、次のようにして形成することができる。まず、第1
層として、窒化アルミニウム基板と整合する薄膜多層配
線層を形成する。即ち、窒化アルミニウム基板S上にス
パッタリングによりチタンとアルミニウムの薄膜を形成
し、その上にレジストパターンを形成し、このレジスト
パターンをマスクとして用いて選択的にエッチングを行
い、配線パターン11を形成する。
【0021】次に、めっきのための電極としてチタンと
銅の蒸着膜12を形成し、この上にレジストを塗布して
パターニングしたのち、このレジストパターンから露出
する蒸着膜12の領域に銅とニッケルを選択的にめっき
し、配線パタ−ン11(第1層)と第2層17(後述す
る)とを接続するヴィアパターン13を形成する。ヴィ
アパターン13からレジストパターンを除去後、ポリイ
ミドをスピンコートによって塗布し、オーブンキュアを
行うことにより層間絶縁膜15を形成する(図2
(a))。
【0022】そして、この層間絶縁膜15上にヴィアパ
ターン13の形成に用いたのと同様の工程により、めっ
きのための電極としてチタンと銅の蒸着膜14を形成
し、レジストを塗布してパターニングしたのち、このレ
ジストパターンから露出する領域に銅とニッケルを選択
的にめっきし、第2層配線17を形成する。そして、レ
ジストパターンを除去後、ポリイミドをスピンコートに
よって塗布し、オーブンキュアを行うことにより、層間
絶縁膜16を形成する(図2(b))。
【0023】このような配線の形成方法を用いて、さら
なる多層化も可能である。なお、以上説明した例では、
第1層の配線パターン11が薄膜で形成されているが、
めっき層により形成してもよい。また配線形成方法や絶
縁層の形成方法は、以上の例に限定されることはなく、
用いる基板や製造装置、多層配線基板の所望の特性に応
じて、種々変更可能である。
【0024】ここで、電源系配線(電源配線又は接地配
線)の幅をWpg、間隔をSpg、信号系配線の配線幅をW
s とすると、信号配線の低容量化には、Wpg≦Spgとす
るのが望ましく、電源系配線の幅Wpgと信号系配線の配
線幅Ws は、電源系配線の許容電流量を増やし、インダ
クタンスを低減させるためには少なくともWs ≦Wpg
するのが望ましい。また、信号系配線の幅Ws 、電源系
配線の配線幅Wpg、及びその間隔Spgに関しては、0.
25≦Wpg/(Wpg+Spg)≦0.75となるように、
電源系配線及び信号系配線を形成するのが望ましい。
【0025】なお、電源系配線のビアピッチについて
は、高周波信号の場合、波長の1/10ピッチ以下とす
るのが望ましい。このようにすることにより、電源配線
に高周波信号が誘起され、信号の劣化をもたらしたり、
クロストークを生じたりするのが防止される。
【0026】このようにして形成された電源配線3の幅
と配線容量との関係を解析した結果の一例を図3に直線
aで示す。この場合、層間絶縁層の厚さは15μm、比
誘電率は3.5である。比較のために、図2に示す従来
の45゜網目配線の場合の電源配線の幅と信号線の配線
容量との関係を測定した結果を図3に直線bで示す。
【0027】図4(a)及び図4(b)は、それぞれ網
目配線および本発明の多層配線構造を模式的に示す。こ
こでは、計算の簡略化のために構造は擬似的なストリッ
プライン構造であるとし、信号線は1本、その周囲には
信号線が存在しないものと仮定しシミュレーションによ
り算出した。これらの図から明らかなように、本発明の
構造によれば、同じ配線幅では網目配線に比べ、信号線
の大幅な低容量化をはかることができることがわかる。
加えて、本発明の構造によれば、信号線の幅に対して電
源の配線幅を広くすることができ、製造が容易であるの
みならず、供給電流容量を大きくすることができる。
【0028】なお、前記実施例では、信号配線と電源配
線は直交する方向に走行するようにしたが、図5に変形
例を示すように、信号配線1が電源配線2に対して角度
θをなすように形成しても良い。この角度θは、配線を
3層以上重ねた場合に区別が容易であり、また設計がし
やすい。θは、θ=90゜/n(ここでnは1以外の整
数とする)、望ましくは45゜または90゜に選択する
のがよい。
【0029】以上説明したように、本発明の第1の実施
例によれば、電源配線または接地配線を信号配線方向に
対してねじれの位置にあるように形成しているため、絶
縁層を介して相対向して重なりあう領域が最小限に抑え
られ、線間容量の大幅な低減をはかることができる。
【0030】さらに、パターン設計に制限が少なくなる
ため、信号配線の伝送特性に大きな影響を与えることな
く、必要な部分に必要な電位の電源あるいは接地電位を
提供することが容易に可能である。
【0031】次に、本発明の第2の実施例として、第1
および第2の信号配線10,30の間に電源・接地配線
20が形成された場合について説明する。図6(a)
は、本発明の第2の実施例に係る多層配線構造を示す斜
視図、図6(b)は、その上面図である。図6(a)及
び6(b)に示すように、第1および第2の信号配線1
0,30は、平行面上で互いに投影的に直交する方向に
走行するようにストライプ状に形成され、これらの間に
層間絶縁膜(図示せず)を介してそれら第1および第2
の信号配線層10,30に対して平行な平面上で投影的
に45度の角度をなすようにストライプ状をなして走行
する接地・電源配線層20が形成されている。ここで
は、接地・電源配線層20は、交互に接地配線20aと
電源配線20bとなるように配列されている。
【0032】この構造では、1層に接地配線20aと電
源配線20bとが形成されているため、低コストで、第
1および第2の信号配線層10,30の特性インピーダ
ンスの整合をとり、かつこれらの信号線間の結合を防ぐ
ことができるという効果を持つ。
【0033】本発明の第3の実施例として、第1および
第2の信号配線層10,30の外側に電源・接地配線層
20および40が形成され、4層構造をなす配線構造に
ついて、図7を参照して説明する。
【0034】図7に示すように、第1および第2の信号
配線層10,30は、平行面上で互いに90゜の角度を
なす方向に走行するように形成され、これらの外側に層
間絶縁膜(図示せず)を介してこれら第1および第2の
信号配線層10,30に対してそれぞれ平行面上で投影
的に互いに90゜の角度をなす方向にストライプ状をな
して走行する接地・電源配線層20,40が形成されて
いる。ここでは、接地・電源配線層20,40は交互に
接地配線20a,40aと電源配線20b,40bとな
るように配列されている。またこの接地・電源配線層2
0,40は、平行面上で互いに90゜の角度をなす方向
に走行している。
【0035】この構造では、各層の信号毎に特性インピ
ーダンスの整合をとることが可能であり、上層および下
層の影響を緩和することができるという効果がある。本
発明の第4の実施例として、第1および第2の信号配線
層10,30の内側に電源・接地配線層20および40
が形成され、4層構造をなす配線構造につい、て、図8
を参照して説明する。
【0036】図8に示すように、第1および第2の信号
配線層10,30は平行面上で投影的に互いに90゜の
角度をなす方向に走行するように形成され、これらの内
側に層間絶縁膜(図示せず)を介してこれら第1および
第2の信号配線層10,30に対して平行面上で互いに
90゜の角度をなす方向にストライプ状をなして走行す
る接地・電源配線層20,40が形成されている。ここ
では、接地・電源配線層20,40は、交互に配列され
た接地配線20a,40aと電源配線20b,40bに
より構成されている。また、この接地・電源配線20
a,20bと40a,40bとは平行面上で投影的に互
いに90゜の角度をなす方向に走行している。
【0037】この構造でも、実施例3と同様に、各層の
信号層毎に特性インピーダンス整合をとることが可能で
ある。さらにまた、本発明の第5の実施例として、第1
および第2の信号配線層10,30の外側に電源・接地
配線層20および40が形成されるとともに、第1およ
び第2の信号配線層10,30の間に電源・接地配線層
50が形成された5層構造をなす配線構造について、図
9を参照して説明する。この構造は、図6A,6Bに示
した上述の第2の実施例の構造において、第1の信号配
線層10の上側と第2の信号配線層30の下側に、電源
あるいは接地配線層40,20を付加したものである。
【0038】ここでも図9に示すように、第1および第
2の信号配線層10,30は平行面上で互いに90゜の
角度をなす方向に走行するストライプ状をなすようにパ
ターン状に形成され、これらの内側に層間絶縁膜(図示
せず)を介してこれら第1および第2の信号配線層1
0,30に対してそれぞれ平行面上で投影的に45゜の
角度をもつストライプ状をなして走行する接地・電源配
線層20,40,50が形成されている。
【0039】ここでは、接地・電源配線層20,40,
50は、交互に配列された接地配線20a,40a,5
0aと電源配線20b,40b,50bとにより構成さ
れている。また、この接地・電源配線層20,40,5
0の各ストライプ状パターンは、平行面上で投影的に互
いに90゜の角度をなす方向に走行するように走行して
いる。
【0040】このように、本実施例におけるように、信
号配線に隣接する層にそれぞれ電源配線層を設けた場合
には、上述の第3および第4の実施例に比べると配線容
量の低減効果は少ないが、信号配線同士の容量結合の低
減効果は大きい。
【0041】なお、上述した実施例では、信号配線が2
層である場合の組み合わせについて説明したが、信号層
を更に付加し、3層以上の多層化をはかることも可能で
ある。
【0042】また、電源・接地配線2については、図1
0(a)に示すように、電極列をそれらの片側端で連結
しても良い。また図10(b)に示すように、電極列の
両側で連結してもよい。更には、図10(c)に示すよ
うに、異なる電位の一対の電極2a,2bを櫛型状に形
成し、両者の櫛歯を交互に組合わせても良い。
【0043】更にまた、同一レベルの層に、複数の電位
の電源・接地配線2を配する場合、図10(d)に示す
ように、第1の電位の配線層2aを梯子状に形成し、第
2の電位の配線層2bをその中に配置することも可能で
ある。このような配線層の配置とすることにより、第1
の電位の電源から、配線層2aのみに電位を与えること
が可能である。このとき、配線層2bについては、他の
レベルの層にある配線層と接続し、第2の電位を与える
ことになる。
【0044】電源・接地配線2の形状、幅、配置は、信
号配線1の特性インピ−ダンスの整合を行うため、必要
に応じて種々変化させることが出来る。大部分の信号配
線については、ある特性インピ−ダンスとなるように
し、特定の信号配線についてだけ別の特性インピ−ダン
スになるようにしたい場合に、図11に示すように、第
1の電位の電源・接地配線層2aと第2の電源・接地配
線層2bの線幅を部分的に変え、電源・接地配線層2
a,2bに絶縁層を介して隣接する信号配線層1a,1
bの信号について、異なる特性インピ−ダンスを設定す
ることが出来る。
【0045】なお、図11に示す例は、第1の電位の電
源・接地配線層2a及び第2の電位の電源・接地配線層
2bと、これらと絶縁層を介して隣接するレベルの層に
信号配線層1a,1bを配置した例である。この例は、
信号配線層1a,1bの幅Wa と、電源・接地配線層2
a,2bの幅Wb との関係をWa <Wb としたものであ
り、これにより、信号配線層1a,1bの特性インピ−
ダンスZa ,Zb はZa >Zb となる。
【0046】もちろん、特性インピ−ダンスをZa <Z
b とすることも可能であり、この場合は、Wa >Wb
すればよい。図11では、2段階に幅を変えた場合を示
したが、必要に応じて、更に段階を増やしても良い。
【0047】既に述べたように、本発明の多層配線構造
では、任意の電源・接地配線層に複数の電位の電源配線
を配設することが出来ることが、1つの利点である。そ
の場合、電位ごとにその線幅を変えると、視覚的にその
配線の電位を認識することが出来るため、設計ミスを防
止することが出来る。そうした場合にはまた、製造中に
電源・接地配線層に目視検査をする際にも、各配線の電
位の特定が容易であり、有効である。
【0048】図12は、電源・接地配線層に異なる電位
の配線を配置する際に、電位ごとに配線層の線幅を変え
た例を示す。図12(a)は、電源・接地配線層2a,
2bにそれぞれ第1及び第2の電位を与える例、図12
(b)は、電源・接地配線層2a,2b,2cにそれぞ
れ第1,第2及び第3の電位を与える例を示す。なお、
図12(a)に示す例では、電源・接地配線層2a,2
bを交互に配置しているが、1つおきに配置してもよ
く、配置の順番については自由である。
【0049】異なる電位の電源・接地配線層を設ける場
合、常に規則的な配置が出来ればよいが、局所的にラン
ダムな配置が必要である場合、図12に示すように電位
ごとの線幅の変更は有効である。
【0050】また、上述の実施例では電源・接地配線層
と信号線層とはそれぞれ別のレベルの層として形成した
が、配線の都合や信号の引き回し、その他の理由によっ
て、例えば図13に示すように、電源配線層20と同一
レベルの層に信号配線10Lを配設したり、また逆に信
号配線層と同一のレベルに電源配線を配置したりしても
よい。このように、電源配線層20と同一レベルの層に
部分的に信号配線層を形成しても、その層の連続性を保
つことができる。また、図14に示すように、電源配線
20Lと接地配線20Gとを同一のレベルに混在させる
ようにしてもよい。このように、信号配線層だけで信号
配線を配置しきれない場合に電源配線層または接地配線
層に部分的に信号配線を接地してもその層の連続性を保
つことができる。
【0051】更に、図15に示すように、基板上に複数
の独立した機能を有するモジュ−ル用の配線を別々に形
成することも可能である。図15(a)は、基板をモジ
ュ−ルが形成される領域1と領域2とに分けた状態を示
し、図15(b),15(c)は、それぞれの領域1,
2に形成された電源・接地配線層2a,2b,2cの形
状を示す。
【0052】図15(b)において、領域2の配線に対
し、領域1の配線は90度の角度をなしている。このよ
うに、領域1の配線と領域2の配線とを所定の角度とす
ることにより、視覚的に領域1と領域2の区別が容易に
なる。もちろん、この時、隣接するレベルの配線層で
も、領域1と領域2とで90度の角度を設けることによ
り、いずれの領域でも同等の効果が得られる。
【0053】図15(c)は、領域1と領域2の配線の
方向は同一であり、角度をなさないが、適宜配線の幅を
変えた例を示す。図15(c)に示す例では、配線をグ
リッドに合わせて設計する場合を想定して配線のピッチ
を一定にしているが、もちろんピッチを変えてもよい。
このように配線の幅を変えることにより、例えばある電
位の配線に大電流が必要な場合に、配線の電流容量を増
やしたり、接地線といくつかの電位で共有する場合など
に、接地線の電流容量を増やしたり出来るという利点が
ある。
【0054】なお、図15(b)及び15(c)に示す
例では、領域1の電位の数より領域2の電位の数が多い
場合を示した。このように、領域ごとに別々のストライ
プパタ−ンを形成することにより、電源配線から伝わる
ノイズを抑制することが出来、また、領域ごとに電源電
位の数が異なる場合でも、ストライプの連続性をくずさ
ずに配線の設計をすることが出来る。
【0055】図16(a)は、基本的には領域1に電源
・接地配線層2a,2bを、領域2に信号配線層2aを
配置しつつ、領域1の一部に信号配線層1bをも配置し
た例を示す。このように、領域1の一部に信号配線層1
bを配置することにより、ストライプの規則性をくずさ
ずに設計することが出来る。これらの信号線について
は、隣接する電源・接地配線層2a、2bとの間隔を変
えることにより、信号の特性インピ−ダンスを整合する
ことが可能である。
【0056】領域2に配置された信号配線層1aは、複
数の信号をまとめて配置したものであり、この例では電
源・接地配線2a,2bとの区別がし易いように、90
度の角度をなすように配置したが、この角度は自由に設
定してもよいなお、このように電源・接地配線層2の中
に信号配線層1b,2bを位置する必要が生ずるのは、
主として領域2の中に信号配線のすべてが入りきれない
場合であるが、特別な例として、信号配線をリペア用と
して予め設置しておく場合もある。この場合のリペア用
の信号配線は、接続しているはずの信号配線が断線して
いる場合に用いるものである。
【0057】基板の規模が大きくなるに従い、すべての
配線が100%完全である確率は低くなる。そのため、
不完全な良品(あと数本で良品となるもの)が生じた場
合、断線した配線をどれだけリペアすることが出来るか
によって素子を搭載し、モジュ−ルとして組み上げたと
きの歩留まりに影響してくる。
【0058】図16(b)は、リペア用として使用する
ための信号配線層を示す配線基板の断面図である。図1
6(b)において、基板21上には層間絶縁膜22を介
して電源・接地配線層にリペア用信号配線23が形成さ
れ、その両端は、ビア層24を介してパッド25に接続
されている。
【0059】このように、電源・接地配線層の列の中
に、一定間隔ごとにリペア用信号配線23を形成してお
き、素子間を接続する信号配線が断線している場合、適
当なリペア用信号配線を用いて、素子とそのパッドをワ
イヤボンディングすることにより、素子間の接続を行う
ことが出来る。その結果、モジュ−ルとしての歩留まり
が向上する。もちろん、リペア用信号配線は、X、Y方
向に出来るだけ多数配置しておくことが望ましい。
【0060】ところで、以上説明した薄膜多層配線のよ
うに、配線層を順次形成していく場合には、各層ごとに
電源−接地間のショ−トがないかどうかのチェックを行
うことが必須である。各層ごとにチェックしておかない
と、最後まで製造してからショ−トが発見された場合、
どの部分が原因なのかの特定が困難となるからである。
また、不良品を最後まで製造することになり、製造時
間、歩留まりに悪影響を与える結果となる。
【0061】そのため、図17に示すように、電源・接
地配線層2a,2bの各層ごとにプロ−ビング用パタ−
ンを設けることにより、電源−接地間の抵抗を測定する
ことが可能である。これにより、電源−接地間のショ−
トの有無をチェックすることが容易となり、製造時間の
短縮にもつながる。なお、図中、参照数字32はビア層
である。
【0062】図17は、上層が電源配線層、下層が接地
配線層のそれぞれが単一電位の電源の場合を示している
が、各層に複数の電位の電源がある場合には、各層の複
数のストライプパタ−ンにそれぞれ電位を与える必要が
ある。その場合、各ストライプパタ−ンに単一電位が与
えられる場合に1度ですむチェックが、電位の数だけ増
えることになる。
【0063】そのため、それぞれ独立にストライプパタ
−ンを形成する場合に比べて、各電源・接地層でより多
くのストライプパタ−ンに電位を与えることが出来る、
図12に示すような構成は有利である。
【0064】本発明の多層配線構造は、マルチチップモ
ジュールにも極めて有効に適用される。すなわち図18
に示すように、マルチチップモジュールは、電源系配線
および信号配線として同時焼成により形成した窒化アル
ミニウムからなる多層配線基板100と、この上に形成
された薄膜多層配線部200と、この上層に実装された
LSIチップ400と、キャップ500と、多層配線基
板100の裏面側に取り付けられた放熱フイン300と
から構成される。
【0065】このようなマルチチップモジュールにおい
て、LSIチップ400から発せられた熱は、薄膜多層
配線部200に形成されたサーマルビアHを介して、多
層配線基板100を通り、さらにこの裏面側に取り付け
られた放熱フイン300から空気中に効率よく放出され
るようになっている。
【0066】そして、薄膜多層配線部200は図11に
示したように、信号配線と電源・接地配線とが平行面上
で投影的に直交する方向に走行した構造となっている。
ここで、チップ間の信号配線を主に薄膜多層配線部20
0を介して行えば、低容量配線をもつ高速信号処理に対
応するマルチチップモジュールを実現することができ
る。
【0067】電源・接地配線層が複数ある場合、各電源
・接地層ごとに線幅やピッチを変えることが有効な場合
がある。図19(a)はそのような場合を示す平面図で
あり、図18に示すようなマルチチップモジュールに適
用した例を示す。図19(b)はその断面図である。図
19(b)に示すように、セラミック基板上41上に電
源・接地配線層2a,2bが、絶縁層を介して形成され
ている。
【0068】図19(a)及び19(b)において、電
源・接地配線層2a,2bは2層構造であり(その間に
ある信号配線層は省略されている)、電源・接地配線層
2aの線幅Wg1 、ピッチSg1 、電源・接地配線層2
bの線幅Wg2 、ピッチSg2 は、不等式Wg1 >Wg
2 、Sg2 >Sg2 を満たすように形成されている。
【0069】図18及び19(b)に示すモジュ−ルで
は、電源はセラミック基板41のI/O部から供給さ
れ、次いで、セラミック基板41の内層の電源や接地層
に、更に、図19Bに示すように給電部42を通して電
源層2a、電源層2bへと供給され、最終的に基板上に
搭載された素子に供給される。
【0070】このように、ピッチがあらいセラミック基
板上からピッチが細かい薄膜配線部へ電位を供給する場
合には、Wg1 >Wg2 、Sg2 >Sg2 とすることに
より、給電部のピッチをくずさず、規則的な設計が可能
となり、給電部から素子への給電点も多くとることが出
来る。
【0071】図20は、同一のレベルの層に、電源配線
層と接地配線層の2種類の電位の配線を形成した例を示
す。すなわち、図20に示すように、電源配線層2aと
接地配線層2bの2種類の電位の配線を形成する場合、
両者の間には絶縁性が十分に保つことが出来る程度にス
ペ−スS1 をとり、これを1つのペアとしてパタ−ンを
形成し、これら電源配線層2a/接地配線層2bのペア
をスペ−スS2 ごとに配置する。このようにすることに
より、電源のインピ−ダンスを下げつつ、信号の低容量
化も可能となる。
【0072】この場合、電源配線層2a及び接地配線層
2bの線幅を変え、視覚的に区別がつき易いように形成
することも可能であり、また、電源配線層2aと接地配
線層2bのパタ−ンを配置する順序を変えた場合にも、
それぞれの配線の電位を容易に判別することが可能であ
る。
【0073】なお、従来、信号配線の低容量化のため、
絶縁層の厚さを増やしたり、電源配線層を網目状に形成
する等の方法が採られていたが、電源・接地配線層は、
1つのレベルの層では同一の電位とされていたため、信
号配線の配線容量を下げることは、電源配線層と接地配
線層との結合容量を下げることになり、電源配線層のイ
ンピ−ダンスを下げることは困難であった。
【0074】これに対し、図20に示す例では、電源・
接地配線層に複数の電位の配線を配置することが出来、
電源配線と接地配線とを絶縁性が十分に維持できる程度
の間隔をとってペアで配置することにより、電源−接地
間の容量を増加させることが可能である。その結果、電
源のインピ−ダンスの低下及び信号配線の低容量化が可
能となる。
【0075】本発明の多層配線基板は、図21及び22
に示すようにLSIに適用することも可能である。図2
1は、電源・接地配線層及び信号配線層がいずれも2層
の例を示すが、図22は、電源・接地配線層が1層、信
号配線層が1層の例を示す。
【0076】図21に示す例では、Si基板51上に、
層間絶縁膜52を介して、第1の電源・接地配線層53
a、第1の信号配線層54a、第2の信号配線層54
b、及び第2の電源・接地配線層53bが順次設けられ
ている。なお、第1の信号配線層54aはゲ−ト電極5
5に、第2の電源・接地配線層53bは拡散領域56
に、それぞれ接続されており、図中、参照数字57は素
子分離膜を示す。
【0077】図22に示す例では、n型Si基板61の
素子部の上に、層間絶縁膜62を介して、第1の信号配
線層63a、電源・接地配線層64、第2の信号配線層
63bの順に配置されている。同一のレベルに設けられ
ている電源・接地配線層64は、第1の電位が印加され
ている第1の電源・接地配線層64aと、第2の電位が
印加されている第2の電源・接地配線層64bとにより
構成されている。なお、素子部の上に信号配線層を2層
配置し、その上に電源・接地配線層を1層配置すること
も可能である。
【0078】なお、以上、電源配線層または接地配線層
と信号配線層の走行方向が、ねじれの位置にある場合に
ついて説明したが、本発明はこれに限らず、図23に示
すように、電源配線層または接地配線層2と信号配線層
1の走行方向が互いに平行である場合にも同様に適用可
能である。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の多層配線
構造は、ストライプ状の電源配線及び/又は接地配線か
らなる第1の配線層と、この第1の配線層の上又は下に
絶縁層を介して形成された、第2の方向に走行するスト
ライプ状の信号配線からなる第2の配線層とを、ねじれ
の位置に配置しているため、絶縁層を介して相対向して
重なりあう領域が最小限に抑えられ、線間容量の大幅な
低減をはかることができる。なお、ねじれの位置に限ら
ず、平行に配置しても、同様の効果が得られる。このよ
うに、本発明は、高速動作を行う素子間の接続に適用す
ることができ、それによって高精度で信頼性の高い多層
配線基板を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係る多層配線基板を
示す図。
【図2】 本発明の第1の実施例に係る多層配線基板の
製造工程を示す図。
【図3】 本発明の多層配線基板と従来例の多層配線基
板とにおける配線幅と配線容量との関係を示すグラフ
図。
【図4】 本発明の多層配線基板と従来例の多層配線基
板とを比較して説明する図。
【図5】 本発明の第2の実施例に係る多層配線基板を
示す図。
【図6】 本発明の第3の実施例に係る多層配線基板を
示す図。
【図7】 本発明の第4の実施例に係る多層配線基板を
示す図。
【図8】 本発明の第5の実施例に係る多層配線基板を
示す図。
【図9】 本発明の第6の実施例に係る多層配線基板を
示す図。
【図10】 本発明の第1の実施例に係る多層配線基板
の変形例を示す図。
【図11】 本発明の多層配線基板における電源・接地
配線の変形例を示す図。
【図12】 本発明の多層配線基板における電源・接地
配線の種々の変形例を示す図。
【図13】 本発明の多層配線基板の変形例を示す図。
【図14】 本発明の多層配線基板の変形例を示す図。
【図15】 基板上の2つの領域に、信号配線と電源・
接地配線とをそれぞれ形成した例を示す図。
【図16】 基板上の2つの領域のうちの1つに、電源
・接地配線とともに信号配線の一部を形成した例を示す
図。
【図17】 電源・接地配線の各層ごとにプロ−ビング
用パタ−ンを設けた例を示す図。
【図18】 本発明の多層配線基板をマルチチップモジ
ュールに適用した例を示す図。
【図19】 各電源・接地層ごとに線幅やピッチを変え
た例を示す図。
【図20】 同一のレベルの層に、電源配線層と接地配
線層の2種類の電位の配線を形成した例を示す図。
【図21】 本発明の多層配線基板をLSIに適用した
例を示す図。
【図22】 本発明の多層配線基板をLSIに適用した
例を示す図。
【図23】 本発明の更に他の実施例に係る多層配線基
板を示す斜視図。
【図24】 従来例の多層配線基板を示す図。
【図25】 他の従来例の多層配線基板を示す図。
【符号の説明】
1…信号配線層 2…電源系配線層 3…層間絶縁膜 11…第1層配線パタ−ン 12…蒸着膜 13…ヴィアパタ−ン 14…蒸着膜 15…層間絶縁膜 16…層間絶縁膜 17…第2層配線パタ−ン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 一宏 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 高木 亜矢子 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内 (72)発明者 吉原 邦夫 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、第1の方向に走行するストライ
    プ状の電源配線及び/又は接地配線からなる第1の配線
    層と、前記第1の配線層の上又は下に絶縁層を介して形
    成された、第2の方向に走行するストライプ状の信号配
    線からなる第2の配線層とを具備し、前記第1の方向と
    第2の方向とはねじれの位置にあることを特徴とする多
    層配線基板。
  2. 【請求項2】 基板と、第1の方向に走行するストライ
    プ状の電源配線及び/又は接地配線からなる第1の配線
    層と、前記第1の配線層の上又は下に絶縁層を介して形
    成された、第2の方向に走行するストライプ状の信号配
    線からなる第2の配線層とを具備し、前記第1の方向と
    第2の方向とは平行であることを特徴とする多層配線基
    板。
  3. 【請求項3】 半導体基板と、この半導体基板に形成さ
    れた半導体素子と、この半導体素子の上方に間に層間絶
    縁層を介在させて形成された多層配線構造とを具備し、
    前記多層配線構造は、第1の方向に走行するストライプ
    状の電源配線及び/又は接地配線からなる第1の配線層
    と、前記第1の配線層の上又は下に絶縁層を介して形成
    された、第2の方向に走行するストライプ状の信号配線
    からなる第2の配線層とを具備し、前記第1の方向と第
    2の方向とはねじれの位置にあることを特徴とする半導
    体装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板と、この半導体基板に形成さ
    れた半導体素子と、この半導体素子の上方に間に層間絶
    縁層を介在させて形成された多層配線構造とを具備し、
    前記多層配線構造は、第1の方向に走行するストライプ
    状の電源配線及び/又は接地配線からなる第1の配線層
    と、前記第1の配線層の上又は下に絶縁層を介して形成
    された、第2の方向に走行するストライプ状の信号配線
    からなる第2の配線層とを具備し、前記第1の方向と第
    2の方向とは平行であることを特徴とする半導体装置。
JP3980194A 1993-03-11 1994-03-10 多層配線基板 Pending JPH06318650A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007207997A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Sumitomo Bakelite Co Ltd 回路基板

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007207997A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Sumitomo Bakelite Co Ltd 回路基板
JP4683381B2 (ja) * 2006-02-01 2011-05-18 住友ベークライト株式会社 回路基板

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