JPH06318580A - ドライクリーニング方法 - Google Patents
ドライクリーニング方法Info
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- JPH06318580A JPH06318580A JP10576993A JP10576993A JPH06318580A JP H06318580 A JPH06318580 A JP H06318580A JP 10576993 A JP10576993 A JP 10576993A JP 10576993 A JP10576993 A JP 10576993A JP H06318580 A JPH06318580 A JP H06318580A
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- Japan
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- gas
- plasma
- dry cleaning
- cleaning method
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Abstract
(57)【要約】
【目的】プラズマCVD装置の装置本体内部を、プラズ
マ化空間にNF3 ガスを導入してクリーニングを行うド
ライクリーニングの方法において、クリーニング速度を
維持あるいは向上させながら高価なNF3 ガスの使用量
を減らすことのできる方法を提供する。 【構成】プラズマ化空間に、NF3 ガスに加え、NF3
ガスのプラズマ化エネルギーによる振動励起を促進する
ための、NF3 ガスとは別のガスを少なくとも1種類同
時に導入する。励動振起効果を効果的に大きくするた
め、NF3 ガスと同時に導入するガスとして、NF3 ガ
スの振動励起断面積が大きくなる電子エネルギー領域で
ラムザウアミニマム、すなわち運動量移行断面積極小値
を示す希ガスを用いる。
マ化空間にNF3 ガスを導入してクリーニングを行うド
ライクリーニングの方法において、クリーニング速度を
維持あるいは向上させながら高価なNF3 ガスの使用量
を減らすことのできる方法を提供する。 【構成】プラズマ化空間に、NF3 ガスに加え、NF3
ガスのプラズマ化エネルギーによる振動励起を促進する
ための、NF3 ガスとは別のガスを少なくとも1種類同
時に導入する。励動振起効果を効果的に大きくするた
め、NF3 ガスと同時に導入するガスとして、NF3 ガ
スの振動励起断面積が大きくなる電子エネルギー領域で
ラムザウアミニマム、すなわち運動量移行断面積極小値
を示す希ガスを用いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体製造工程にお
いて、プラズマCVD法により薄膜形成を行う半導体製
造装置内部の洗浄を行い、装置内部の清浄状態を維持す
るための装置内部のドライクリーニングの方法に関し、
より詳しくは、導入されたガスをプラズマ化するプラズ
マ化空間を有し、基板上に形成されるべき薄膜の構成元
素を有するガスを該プラズマ化空間に導入して基板上に
薄膜を形成するプラズマCVD装置における装置内部の
クリーニングを、該プラズマ化空間にNF3 ガスを導入
してプラズマ化エネルギーを供給しつつ行うドライクリ
ーニング方法に関する。
いて、プラズマCVD法により薄膜形成を行う半導体製
造装置内部の洗浄を行い、装置内部の清浄状態を維持す
るための装置内部のドライクリーニングの方法に関し、
より詳しくは、導入されたガスをプラズマ化するプラズ
マ化空間を有し、基板上に形成されるべき薄膜の構成元
素を有するガスを該プラズマ化空間に導入して基板上に
薄膜を形成するプラズマCVD装置における装置内部の
クリーニングを、該プラズマ化空間にNF3 ガスを導入
してプラズマ化エネルギーを供給しつつ行うドライクリ
ーニング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマCVD装置では、成膜処理を重
ねるに従って増加する装置内壁への膜の堆積によるパー
ティクルの増加や、成膜特性の変化が問題となってい
る。これを解決する1つの方法として、所定の成膜回数
後に、装置内部を、プラズマ化空間にクリーニングガス
を導入し、これにプラズマ化エネルギーを供給しつつ清
浄にする,いわゆるドライクリーニングあるいはプラズ
マクリーニングと呼ばれるクリーニング方法が知られて
おり,成膜処理とクリーニングとを交互に行うことによ
り、装置特性を維持しながら装置を稼働させることが一
般的な運転方法となっている。
ねるに従って増加する装置内壁への膜の堆積によるパー
ティクルの増加や、成膜特性の変化が問題となってい
る。これを解決する1つの方法として、所定の成膜回数
後に、装置内部を、プラズマ化空間にクリーニングガス
を導入し、これにプラズマ化エネルギーを供給しつつ清
浄にする,いわゆるドライクリーニングあるいはプラズ
マクリーニングと呼ばれるクリーニング方法が知られて
おり,成膜処理とクリーニングとを交互に行うことによ
り、装置特性を維持しながら装置を稼働させることが一
般的な運転方法となっている。
【0003】従来、ドライクリーニングの方法として、
例えば対象とするプラズマCVD装置が図5に示すよう
なECR型プラズマCVD装置の場合、薄膜が形成され
るウエーハ9を内包する反応室7の内壁面をクリーニン
グする際には、主コイル5と補助コイル6とでウエーハ
9の前面側にカスプ磁界を形成し、ガス供給口42から
導入されプラズマ化された低圧力のエッチングガスを反
応室7の内壁面へ導くようにして、カプス面の位置を軸
方向に移動させながらクリーニングを行い、また、反応
室7と開口3Aを介して連通するプラズマ生成室3、あ
るいは反応室7のプラズマ生成室近傍の内壁面をクリー
ニングする際にはミラー磁界を形成するとともにガス圧
力を上げてクリーニングする等の方法がとられている。
この場合、エッチングガスとしては、エッチングガス自
体による装置内部の汚損を避けるため、C等の固相粉体
が形成されないNF3 ガスが用いられてきた。
例えば対象とするプラズマCVD装置が図5に示すよう
なECR型プラズマCVD装置の場合、薄膜が形成され
るウエーハ9を内包する反応室7の内壁面をクリーニン
グする際には、主コイル5と補助コイル6とでウエーハ
9の前面側にカスプ磁界を形成し、ガス供給口42から
導入されプラズマ化された低圧力のエッチングガスを反
応室7の内壁面へ導くようにして、カプス面の位置を軸
方向に移動させながらクリーニングを行い、また、反応
室7と開口3Aを介して連通するプラズマ生成室3、あ
るいは反応室7のプラズマ生成室近傍の内壁面をクリー
ニングする際にはミラー磁界を形成するとともにガス圧
力を上げてクリーニングする等の方法がとられている。
この場合、エッチングガスとしては、エッチングガス自
体による装置内部の汚損を避けるため、C等の固相粉体
が形成されないNF3 ガスが用いられてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、NF3 ガスは
非常に高価なガスであり、使用量を低く抑え、装置のラ
ンニングコストを低下させることと、クリーニング効率
(エッチングレート)の維持あるいは向上、との2つの
項目を両立させることが望まれていた。この発明の目的
は、装置構成の変更等、装置本体への追加コストを必要
とすることなく、NF3 ガスの使用量を減らし、かつク
リーニング速度の維持あるいは向上が可能なクリーニン
グ方法を提供することである。
非常に高価なガスであり、使用量を低く抑え、装置のラ
ンニングコストを低下させることと、クリーニング効率
(エッチングレート)の維持あるいは向上、との2つの
項目を両立させることが望まれていた。この発明の目的
は、装置構成の変更等、装置本体への追加コストを必要
とすることなく、NF3 ガスの使用量を減らし、かつク
リーニング速度の維持あるいは向上が可能なクリーニン
グ方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、導入されたガスをプラズマ化す
るプラズマ化空間を有し、基板上に形成されるべき薄膜
の構成元素を有するガスを該プラズマ化空間に導入して
基板上に薄膜を形成するプラズマCVD装置における装
置内部のクリーニングを、該プラズマ化空間にNF3 ガ
スを導入してプラズマ化エネルギーを供給しつつ行うド
ライクリーニング方法を、前記プラズマ化空間に、NF
3 ガスに加え、NF3 ガスのプラズマ化エネルギーによ
る振動励起を促進するための,NF3 ガスとは別のガス
を少なくとも1種類同時に導入する方法とする。
に、本発明においては、導入されたガスをプラズマ化す
るプラズマ化空間を有し、基板上に形成されるべき薄膜
の構成元素を有するガスを該プラズマ化空間に導入して
基板上に薄膜を形成するプラズマCVD装置における装
置内部のクリーニングを、該プラズマ化空間にNF3 ガ
スを導入してプラズマ化エネルギーを供給しつつ行うド
ライクリーニング方法を、前記プラズマ化空間に、NF
3 ガスに加え、NF3 ガスのプラズマ化エネルギーによ
る振動励起を促進するための,NF3 ガスとは別のガス
を少なくとも1種類同時に導入する方法とする。
【0006】この場合、プラズマ化空間にNF3 ガスと
同時に導入する,NF3 ガスとは別のガスを低速電子線
照射時の電子線の透過率を決める運動量移行断面積が電
子線エネルギーを変化させたときに極小値を示すととも
に透過する電子にエネルギーを与える希ガスとすれば極
めて好適である。そして、上記希ガスとして,Arガス
あるいはXeガスを用いるようにすれば好適である。
同時に導入する,NF3 ガスとは別のガスを低速電子線
照射時の電子線の透過率を決める運動量移行断面積が電
子線エネルギーを変化させたときに極小値を示すととも
に透過する電子にエネルギーを与える希ガスとすれば極
めて好適である。そして、上記希ガスとして,Arガス
あるいはXeガスを用いるようにすれば好適である。
【0007】また、NF3 ガスと同時にNF3 ガスとは
別のガスを導入する本発明の方法では、NF3 ガスと同
時に導入するガスの分圧分だけNF3 ガスの分圧を下げ
て全圧力を一定に保つようにするとともに、NF3 ガス
と同時に導入するガスの分圧を、該混合ガスによるクリ
ーニング速度が、全圧力をNF3 ガスのみで得たときの
クリーニング速度を下まわらない範囲とするようにすれ
ば好適である。
別のガスを導入する本発明の方法では、NF3 ガスと同
時に導入するガスの分圧分だけNF3 ガスの分圧を下げ
て全圧力を一定に保つようにするとともに、NF3 ガス
と同時に導入するガスの分圧を、該混合ガスによるクリ
ーニング速度が、全圧力をNF3 ガスのみで得たときの
クリーニング速度を下まわらない範囲とするようにすれ
ば好適である。
【0008】そして、この範囲は、NF3 ガスと同時に
導入するガスをArガスとする場合には、ArガスとN
F3 ガスとの混合比〔Ar/(Ar+NF3 )〕を30
%以下の範囲に設定するとよい。また、上記方法におい
て、プラズマ化空間に導入されるNF3 ガスと,NF3
ガスと同時にプラズマ化空間に導入される,NF3 ガス
とは別のガスとの混合ガスによる全圧力を100mTo
rr以上とすれば好適である。
導入するガスをArガスとする場合には、ArガスとN
F3 ガスとの混合比〔Ar/(Ar+NF3 )〕を30
%以下の範囲に設定するとよい。また、上記方法におい
て、プラズマ化空間に導入されるNF3 ガスと,NF3
ガスと同時にプラズマ化空間に導入される,NF3 ガス
とは別のガスとの混合ガスによる全圧力を100mTo
rr以上とすれば好適である。
【0009】
【作用】この発明は、希ガスが電子線の照射を受けたと
き、電子線を構成している電子のエネルギー(速度)が
ある特定の領域内にあるときにラムザウアミニマムすな
わち運動量移行断面積極小値を示すこと、そして同じ電
子エネルギー領域でNF 3 等、ふっ素系のガス分子が大
きい振動励起断面積を有することに着目したものであ
る。希薄な気体に電子線を照射したとき、電子線を構成
している電子は散乱を受けるが、散乱を受けながらも、
入射した電子のある割合は気体を透過して進行する。こ
の割合、すなわち透過率は、通常のガスでは、電子エネ
ルギーに対してゆるやかな依存性をもつのが通例であ
る。しかし、希ガスの場合には、電子エネルギーが1e
V近傍以下、Arガスの場合は、図2に示すように、
0.2eV近傍で透過率が極大(運動量移行断面積が極
小)となり、かつ透過時に電子はエネルギーを付与され
る。入射電子エネルギーが2〜10eVで透過率が最小
となるが、プラズマ化空間の電子エネルギーは幅広く分
散しており、希ガス中では上記ラムザウア効果により電
子の平均エネルギーが上昇し、電子温度が上昇する。一
方、NF3 ガス等、ふっ素系のガス分子は希ガスにおけ
るラムザウアミニマム近傍の電子エネルギー領域で大き
い振動励起断面積を有するので、ラムザウア効果により
エネルギーが上昇した電子群により効果的に励起され、
多量のFラジカルを生ずる。なお、振動励起に与かった
電子はエネルギーを失う。
き、電子線を構成している電子のエネルギー(速度)が
ある特定の領域内にあるときにラムザウアミニマムすな
わち運動量移行断面積極小値を示すこと、そして同じ電
子エネルギー領域でNF 3 等、ふっ素系のガス分子が大
きい振動励起断面積を有することに着目したものであ
る。希薄な気体に電子線を照射したとき、電子線を構成
している電子は散乱を受けるが、散乱を受けながらも、
入射した電子のある割合は気体を透過して進行する。こ
の割合、すなわち透過率は、通常のガスでは、電子エネ
ルギーに対してゆるやかな依存性をもつのが通例であ
る。しかし、希ガスの場合には、電子エネルギーが1e
V近傍以下、Arガスの場合は、図2に示すように、
0.2eV近傍で透過率が極大(運動量移行断面積が極
小)となり、かつ透過時に電子はエネルギーを付与され
る。入射電子エネルギーが2〜10eVで透過率が最小
となるが、プラズマ化空間の電子エネルギーは幅広く分
散しており、希ガス中では上記ラムザウア効果により電
子の平均エネルギーが上昇し、電子温度が上昇する。一
方、NF3 ガス等、ふっ素系のガス分子は希ガスにおけ
るラムザウアミニマム近傍の電子エネルギー領域で大き
い振動励起断面積を有するので、ラムザウア効果により
エネルギーが上昇した電子群により効果的に励起され、
多量のFラジカルを生ずる。なお、振動励起に与かった
電子はエネルギーを失う。
【0010】NF3 ガスを用いたドライクリーニング
は、NF3 ガスに高周波電力やマイクロ波電力等のプラ
ズマ化エネルギーを与えて NF3 →NF2 +F* (*はラジカルを意味する) NF2 →NF +F* の反応を生じさせ、 Si+F* →SiF4 ↑(↑はガスを意味する) を基本反応として装置内部の膜を除去するものであるの
で、NF3 ガスに希ガスを加えてFラジカルの量を増す
ことにより、クリーニング速度が向上する。
は、NF3 ガスに高周波電力やマイクロ波電力等のプラ
ズマ化エネルギーを与えて NF3 →NF2 +F* (*はラジカルを意味する) NF2 →NF +F* の反応を生じさせ、 Si+F* →SiF4 ↑(↑はガスを意味する) を基本反応として装置内部の膜を除去するものであるの
で、NF3 ガスに希ガスを加えてFラジカルの量を増す
ことにより、クリーニング速度が向上する。
【0011】そして、NF3 ガスと希ガスとによる混合
ガス中、希ガスの分圧がある範囲以下では、希ガスの分
圧分以上にFラジカルの量が増すので、希ガスを添加す
る際にその分NF3 ガスを減らし、全圧力を一定になる
ようにしてクリーニング速度を向上させることができ
る。また、NF3 ガスと、添加するガスとによる混合ガ
スの全圧力を高くすると、ガス分子の平均自由工程が小
さくなり,電離に与かる電子の平均走行距離が短くな
り、十分な電離エネルギーが得られる前にガス分子に衝
突し、ガス分子の電離度は低下傾向を示すもののこの低
下傾向は、希ガスのもつラムザウア効果により緩和さ
れ、かつ、プラズマ化エネルギー一定の下で電離に消費
されるエネルギーが減った分、振動励起に使われるエネ
ルギーが増すので、全体としてFラジカルの発生量が増
し、クリーニング速度が向上する。
ガス中、希ガスの分圧がある範囲以下では、希ガスの分
圧分以上にFラジカルの量が増すので、希ガスを添加す
る際にその分NF3 ガスを減らし、全圧力を一定になる
ようにしてクリーニング速度を向上させることができ
る。また、NF3 ガスと、添加するガスとによる混合ガ
スの全圧力を高くすると、ガス分子の平均自由工程が小
さくなり,電離に与かる電子の平均走行距離が短くな
り、十分な電離エネルギーが得られる前にガス分子に衝
突し、ガス分子の電離度は低下傾向を示すもののこの低
下傾向は、希ガスのもつラムザウア効果により緩和さ
れ、かつ、プラズマ化エネルギー一定の下で電離に消費
されるエネルギーが減った分、振動励起に使われるエネ
ルギーが増すので、全体としてFラジカルの発生量が増
し、クリーニング速度が向上する。
【0012】
【実施例】本発明の方法を適用したプラズマCVD装置
を図1に示す。この装置はいわゆるECRプラズマCV
D装置であり、特に高速成膜を目的として、反応ガスに
高密度プラズマを作用させるために反応ガスをプラズマ
原料ガスが導入されるプラズマ生成室に導入するように
し、かつ薄膜が形成されるウエーハをプラズマ生成室内
に位置させるようにしたものである。プラズマ生成室3
は装置の主コイルであるソレノイドコイル5により同軸
に囲まれ,導波管1を伝わってきたマイクロ波を透過さ
せるマイクロ透過窓2とステージ8との間にプラズマ化
空間を提供する。プラズマ化空間内にはソレノイドコイ
ル5が作る磁界と導入されたマイクロ波とによる電子サ
イクロトロン共鳴領域が形成され、この領域でプラズマ
原料ガスが効率よくプラズマ化されて高密度のプラズマ
を発生するので、反応ガス導入管10からプラズマ化空
間に導入された反応ガスが高密度プラズマにより活性化
され、ウエーハ9上の薄膜形成が急速に進行する。な
お、図において、符号15は先端にステージ8を支持し
てプラズマ生成室3内の最適ウエーハ位置にステージ8
を進めるためのステージ駆動パイプ、16はベローズ、
22は直線駆動機構である。
を図1に示す。この装置はいわゆるECRプラズマCV
D装置であり、特に高速成膜を目的として、反応ガスに
高密度プラズマを作用させるために反応ガスをプラズマ
原料ガスが導入されるプラズマ生成室に導入するように
し、かつ薄膜が形成されるウエーハをプラズマ生成室内
に位置させるようにしたものである。プラズマ生成室3
は装置の主コイルであるソレノイドコイル5により同軸
に囲まれ,導波管1を伝わってきたマイクロ波を透過さ
せるマイクロ透過窓2とステージ8との間にプラズマ化
空間を提供する。プラズマ化空間内にはソレノイドコイ
ル5が作る磁界と導入されたマイクロ波とによる電子サ
イクロトロン共鳴領域が形成され、この領域でプラズマ
原料ガスが効率よくプラズマ化されて高密度のプラズマ
を発生するので、反応ガス導入管10からプラズマ化空
間に導入された反応ガスが高密度プラズマにより活性化
され、ウエーハ9上の薄膜形成が急速に進行する。な
お、図において、符号15は先端にステージ8を支持し
てプラズマ生成室3内の最適ウエーハ位置にステージ8
を進めるためのステージ駆動パイプ、16はベローズ、
22は直線駆動機構である。
【0013】この装置の内部、すなわちプラズマ生成室
3内のドライクリーニングを行うときには、クリーニン
グガスとしてNF3 ガスをプラズマ生成ガス導入管4か
ら導入し、同時にAr,Xe等の希ガスのうち1種類を
反応ガス導入管10から導入する。以下、Arガスを添
加ガスの例として、ラムザウアミニマムを持つガスの添
加効果を説明する。図2は低圧力のArガスに低速電子
線を入射したときのArガスの運動量移行断面積が電子
線のエネルギーとともに変化する様子を示したものであ
る。この運動量移行断面積は電子線の透過率を与えるも
のであり、電子エネルギーが0.2eV付近に極小点を
持ち、透過率が極大となり、透過時に電子はエネルギー
を付与される。この現象はラムザウア効果といわれ、入
射電子による原子の分極が原因とされている。また、電
子線のエネルギーが10eVになると、運動量移行断面
積が極大となり、透過率は極小となる。希ガスがプラズ
マ化空間内に導入されると、プラズマ化空間内では電子
のエネルギーが広く分散しており、電子の平均エネルギ
ーはラムザウア効果により大きくなり、電子温度が上昇
する。一方、NF3 等、ふっ素系のガス分子はこのエネ
ルギー領域に大きな振動励起断面積を有するため、NF
3 ガス分子と衝突した電子は効果的にNF3ガス分子を
振動励起して多量のFラジカルを発生させ、自らはエネ
ルギーを失う。Arガス添加によるFラジカルの増加量
は、NF3 ガスとArガスとの混合ガス中のArガスの
分圧がある範囲以下ではArガスの分圧分よりも大きく
なり、全圧力をNF3 ガスのみで得る場合よりもクリー
ニング速度が向上する。図3はArガスの添加効果を示
す本発明の実施例を示す。横軸は混合ガス中のArガス
の割合を示し、Arガスを添加した分NF3 ガスの量を
減らし、全圧力を一定に保っている。Arガス添加量を
全圧力中5%〜20%としたときエッチング速度が極大
値を示し、この両側領域ではエッチング速度が若干減少
することを示している。この現象は全圧力を変化させて
も同様である。これは、 (1)Arガスの添加量が0〜20%の範囲では、ラム
ザウア効果により電子の平均エネルギーが上昇し、電子
温度が上がり、NF3 ガスが効率的に振動励起されてF
ラジカルがArガスの添加量分以上に発生する。
3内のドライクリーニングを行うときには、クリーニン
グガスとしてNF3 ガスをプラズマ生成ガス導入管4か
ら導入し、同時にAr,Xe等の希ガスのうち1種類を
反応ガス導入管10から導入する。以下、Arガスを添
加ガスの例として、ラムザウアミニマムを持つガスの添
加効果を説明する。図2は低圧力のArガスに低速電子
線を入射したときのArガスの運動量移行断面積が電子
線のエネルギーとともに変化する様子を示したものであ
る。この運動量移行断面積は電子線の透過率を与えるも
のであり、電子エネルギーが0.2eV付近に極小点を
持ち、透過率が極大となり、透過時に電子はエネルギー
を付与される。この現象はラムザウア効果といわれ、入
射電子による原子の分極が原因とされている。また、電
子線のエネルギーが10eVになると、運動量移行断面
積が極大となり、透過率は極小となる。希ガスがプラズ
マ化空間内に導入されると、プラズマ化空間内では電子
のエネルギーが広く分散しており、電子の平均エネルギ
ーはラムザウア効果により大きくなり、電子温度が上昇
する。一方、NF3 等、ふっ素系のガス分子はこのエネ
ルギー領域に大きな振動励起断面積を有するため、NF
3 ガス分子と衝突した電子は効果的にNF3ガス分子を
振動励起して多量のFラジカルを発生させ、自らはエネ
ルギーを失う。Arガス添加によるFラジカルの増加量
は、NF3 ガスとArガスとの混合ガス中のArガスの
分圧がある範囲以下ではArガスの分圧分よりも大きく
なり、全圧力をNF3 ガスのみで得る場合よりもクリー
ニング速度が向上する。図3はArガスの添加効果を示
す本発明の実施例を示す。横軸は混合ガス中のArガス
の割合を示し、Arガスを添加した分NF3 ガスの量を
減らし、全圧力を一定に保っている。Arガス添加量を
全圧力中5%〜20%としたときエッチング速度が極大
値を示し、この両側領域ではエッチング速度が若干減少
することを示している。この現象は全圧力を変化させて
も同様である。これは、 (1)Arガスの添加量が0〜20%の範囲では、ラム
ザウア効果により電子の平均エネルギーが上昇し、電子
温度が上がり、NF3 ガスが効率的に振動励起されてF
ラジカルがArガスの添加量分以上に発生する。
【0014】(2)Arガスの添加量が20%を超える
と電子温度は上昇するが、NF3 ガスの分圧が小さくな
っているのでFラジカルを発生する元ガスの量が減って
おり、NF3 ガスの励起は依然効率よく行われているも
のの、全体としてFラジカルの量が増えず、エッチング
速度が減少する。Arガスの添加量が30%以上になる
と、全圧力を高圧力とした場合、Arガス添加の無いと
きのエッチング速度を下まわる恐れがある。これらの効
果は、ラムザウア効果をもつXe等の希ガスについても
十分予測される効果である。
と電子温度は上昇するが、NF3 ガスの分圧が小さくな
っているのでFラジカルを発生する元ガスの量が減って
おり、NF3 ガスの励起は依然効率よく行われているも
のの、全体としてFラジカルの量が増えず、エッチング
速度が減少する。Arガスの添加量が30%以上になる
と、全圧力を高圧力とした場合、Arガス添加の無いと
きのエッチング速度を下まわる恐れがある。これらの効
果は、ラムザウア効果をもつXe等の希ガスについても
十分予測される効果である。
【0015】さらに、エッチング速度は全圧力に大きく
依存する。図4はArガスの混合割合を一定として全圧
力を変化させたときのエッチング速度の変化を求めた実
験結果の一例を示す。この例からも分かるように、全圧
力を100mTorr以上に設定したとき、エッチング
速度は飛躍的に向上し、高速クリーニングの実現が可能
になる。これは、全圧力を高くすると、すでに説明した
ように、ガス分子の平均自由行程が小さくなり、電離に
与かる電子の平均走行距離が小さくなってガス分子との
衝突時に十分な電離エネルギーが得られず、ガス分子の
電離度は低下傾向を示すものの、この低下傾向は希ガス
のもつラムザウア効果により緩和され、かつプラズマ化
エネルギー一定の下で電離に消費されるエネルギーが減
った分、NF3 ガスの振動励起に使われるエネルギーが
増すとともにFラジカルの発生源であるNF3 ガスの量
が増すことによるものと考えられる。
依存する。図4はArガスの混合割合を一定として全圧
力を変化させたときのエッチング速度の変化を求めた実
験結果の一例を示す。この例からも分かるように、全圧
力を100mTorr以上に設定したとき、エッチング
速度は飛躍的に向上し、高速クリーニングの実現が可能
になる。これは、全圧力を高くすると、すでに説明した
ように、ガス分子の平均自由行程が小さくなり、電離に
与かる電子の平均走行距離が小さくなってガス分子との
衝突時に十分な電離エネルギーが得られず、ガス分子の
電離度は低下傾向を示すものの、この低下傾向は希ガス
のもつラムザウア効果により緩和され、かつプラズマ化
エネルギー一定の下で電離に消費されるエネルギーが減
った分、NF3 ガスの振動励起に使われるエネルギーが
増すとともにFラジカルの発生源であるNF3 ガスの量
が増すことによるものと考えられる。
【0016】なお、このとき圧力増大の手段としては、
真空排気装置の排気速度を低下させる手段によって行え
ば、NF3 ガスの使用量を増すことなく全圧力を増すこ
とが可能である。排気速度の低下手段としては、装置か
ら引き出された排気管路の末端に接続される高真空ポン
プ入口の開閉バルブの入口で排気管路から分岐して低真
空ポンプ入口の開閉バルブに到る分岐管路の途中に排気
コンダクタンスバルブあるいは流路断面積可変のオリフ
ィスを設け、この排気コンダクタンスバルブあるいはオ
リフィスを排気速度低下手段とすることにより、全圧力
の上昇が短時間に容易に可能となる。
真空排気装置の排気速度を低下させる手段によって行え
ば、NF3 ガスの使用量を増すことなく全圧力を増すこ
とが可能である。排気速度の低下手段としては、装置か
ら引き出された排気管路の末端に接続される高真空ポン
プ入口の開閉バルブの入口で排気管路から分岐して低真
空ポンプ入口の開閉バルブに到る分岐管路の途中に排気
コンダクタンスバルブあるいは流路断面積可変のオリフ
ィスを設け、この排気コンダクタンスバルブあるいはオ
リフィスを排気速度低下手段とすることにより、全圧力
の上昇が短時間に容易に可能となる。
【0017】なお、上述の実施例では、クリーニング対
象のプラズマCVD装置を、高速成膜を指向した構成の
ECRプラズマCVD装置としているが、図5に示した
ように、プラズマ生成室と反応室とが連通用開口を境に
して分離されている構造のECRプラズマCVD装置に
も本発明が適用可能なことはもちろんである。この場合
には、添加ガスは反応ガス導入管から反応室を経由して
プラズマ生成室に導入するようにすると好ましい。
象のプラズマCVD装置を、高速成膜を指向した構成の
ECRプラズマCVD装置としているが、図5に示した
ように、プラズマ生成室と反応室とが連通用開口を境に
して分離されている構造のECRプラズマCVD装置に
も本発明が適用可能なことはもちろんである。この場合
には、添加ガスは反応ガス導入管から反応室を経由して
プラズマ生成室に導入するようにすると好ましい。
【0018】
【発明の効果】本発明ではプラズマCVD装置の装置内
部をドライクリーニングする際のクリーニング方法を以
上の方法としたので、以下に記載する効果が得られる。
請求項1の方法では、NF3 ガスと同時に導入する,N
F3 ガスとは別のガスにより、プラズマ化エネルギーに
よるNF3 ガスの振動励起が促進され、この結果、NF
3 ガスの使用量を減らしてもクリーニング速度を維持あ
るいは向上させることができ、装置構成変更等の付加的
コストを必要とすることなく、装置のランニングコスト
を低下させることができる。
部をドライクリーニングする際のクリーニング方法を以
上の方法としたので、以下に記載する効果が得られる。
請求項1の方法では、NF3 ガスと同時に導入する,N
F3 ガスとは別のガスにより、プラズマ化エネルギーに
よるNF3 ガスの振動励起が促進され、この結果、NF
3 ガスの使用量を減らしてもクリーニング速度を維持あ
るいは向上させることができ、装置構成変更等の付加的
コストを必要とすることなく、装置のランニングコスト
を低下させることができる。
【0019】請求項2の方法では、NF3 ガスと同時に
導入する,NF3 ガスとは別のガスにラムザウアミニマ
ムを有する希ガスを使用することとしたので、ラムザウ
アミニマムを与える電子エネルギー領域でNF3 ガスの
振動励起断面積が大きくなることとなり、電子温度の上
昇した電子による振動励起が極めて効果的に行われ、N
F3 ガス使用量の減らし方を大きくすることができる。
導入する,NF3 ガスとは別のガスにラムザウアミニマ
ムを有する希ガスを使用することとしたので、ラムザウ
アミニマムを与える電子エネルギー領域でNF3 ガスの
振動励起断面積が大きくなることとなり、電子温度の上
昇した電子による振動励起が極めて効果的に行われ、N
F3 ガス使用量の減らし方を大きくすることができる。
【0020】請求項3および4の方法では、これらの希
ガス普遍的に用いられているガスであり、入手、取扱い
等に便宜が得られるメリットが生じる。請求項5および
6の方法では、クリーニング速度を向上させながらNF
3 ガスの使用量を減らすことができる。請求項7の方法
では、NF3 ガスの使用量を減らしかつ大幅なクリーニ
ング速度の向上が可能になる。
ガス普遍的に用いられているガスであり、入手、取扱い
等に便宜が得られるメリットが生じる。請求項5および
6の方法では、クリーニング速度を向上させながらNF
3 ガスの使用量を減らすことができる。請求項7の方法
では、NF3 ガスの使用量を減らしかつ大幅なクリーニ
ング速度の向上が可能になる。
【図1】本発明がドライクリーニングの対象としたプラ
ズマCVD装置構造の一例を示す断面図
ズマCVD装置構造の一例を示す断面図
【図2】ラムザウアミニマムを持つ希ガスの一例として
Arガスの運動量移行断面積の電子エネルギー依存性を
示す図
Arガスの運動量移行断面積の電子エネルギー依存性を
示す図
【図3】シリコン酸化膜のエッチング速度におけるAr
ガスの添加効果を示す図
ガスの添加効果を示す図
【図4】エッチング速度のガス圧力依存性を示す図
【図5】本発明がドライクリーニングの対象とするプラ
ズマCVD装置の,図1とは別の構成例を示す断面図
ズマCVD装置の,図1とは別の構成例を示す断面図
3 プラズマ生成室(プラズマ化空間) 4 プラズマ生成ガス導入管(NF3 ガス導入管) 8 ステージ 9 ウエーハ(基板) 10 反応ガス導入管(添加ガス導入管) 41 ガス供給口(添加ガス供給口) 42 ガス供給口(NF3 ガス供給口)
Claims (7)
- 【請求項1】導入されたガスをプラズマ化するプラズマ
化空間を有し、基板上に形成されるべき薄膜の構成元素
を有するガスを該プラズマ化空間に導入して基板上に薄
膜を形成するプラズマCVD装置における装置内部のク
リーニングを、該プラズマ化空間にNF3 ガスを導入し
てプラズマ化エネルギーを供給しつつ行うドライクリー
ニング方法において、前記プラズマ化空間に、NF3 ガ
スに加え、NF3 ガスのプラズマ化エネルギーによる振
動励起を促進するための,NF 3 ガスとは別のガスを少
なくとも1種類同時に導入することを特徴とするドライ
クリーニング方法。 - 【請求項2】請求項第1項に記載のドライクリーニング
方法において、プラズマ化空間にNF3 ガスと同時に導
入する,NF3 ガスとは別のガスを、低速電子線照射時
の電子線の透過率を決める運動量移行断面積が電子線エ
ネルギーを変化させたときに極小値を示すとともに透過
する電子にエネルギーを与える希ガスとすることを特徴
とするドライクリーニング方法。 - 【請求項3】請求項第2項に記載のドライクリーニング
方法において、NF 3 ガスと同時に導入する希ガスをA
rガスとすることを特徴とするドライクリーニング方
法。 - 【請求項4】請求項第2項に記載のドライクリーニング
方法において、NF 3 ガスと同時に導入するガスをXe
ガスとすることを特徴とするドライクリーニング方法。 - 【請求項5】請求項第1項または第2項に記載のドライ
クリーニング方法において、NF3 ガスと同時に導入す
るガスの分圧分だけNF3 ガスの分圧を下げて全圧力を
一定に保つようにするとともに、NF3 ガスと同時に導
入するガスの分圧を、該混合ガスによるクリーニング速
度が、全圧力をNF3 ガスのみで得たときのクリーニン
グ速度を下まわらない範囲とすることを特徴とするドラ
イクリーニング方法。 - 【請求項6】請求項第5項に記載のドライクリーニング
方法において、プラズマ化空間にNF3 ガスと同時に導
入する,NF3 ガスとは別のガスをArガスとしたと
き、ArガスとNF3 ガスとの混合比〔Ar/(Ar+
NF3 )〕を30%以下の範囲とすることを特徴とする
ドライクリーニング方法。 - 【請求項7】請求項第5項に記載のドライクリーニング
方法において、プラズマ化空間に導入されるNF3 ガス
と,NF3 ガスと同時にプラズマ化空間に導入される,
NF3 ガスとは別のガスとの混合ガスによる全圧力を1
00mTorr以上とすることを特徴とするドライクリ
ーニング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10576993A JPH06318580A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | ドライクリーニング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10576993A JPH06318580A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | ドライクリーニング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06318580A true JPH06318580A (ja) | 1994-11-15 |
Family
ID=14416384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10576993A Pending JPH06318580A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | ドライクリーニング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06318580A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0995342A1 (en) * | 1997-07-11 | 2000-04-26 | Applied Materials, Inc. | Method for improved cleaning of substrate processing systems |
US6274058B1 (en) | 1997-07-11 | 2001-08-14 | Applied Materials, Inc. | Remote plasma cleaning method for processing chambers |
KR100442167B1 (ko) * | 2001-12-26 | 2004-07-30 | 주성엔지니어링(주) | 자연산화막 제거방법 |
WO2011071069A1 (ja) | 2009-12-11 | 2011-06-16 | シャープ株式会社 | 成膜装置のクリーニング方法、成膜方法、および成膜装置 |
-
1993
- 1993-05-07 JP JP10576993A patent/JPH06318580A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6125859A (en) * | 1997-03-05 | 2000-10-03 | Applied Materials, Inc. | Method for improved cleaning of substrate processing systems |
EP0995342A1 (en) * | 1997-07-11 | 2000-04-26 | Applied Materials, Inc. | Method for improved cleaning of substrate processing systems |
US6274058B1 (en) | 1997-07-11 | 2001-08-14 | Applied Materials, Inc. | Remote plasma cleaning method for processing chambers |
EP0995342A4 (en) * | 1997-07-11 | 2004-04-28 | Applied Materials Inc | IMPROVED PROCESS FOR CLEANING SYSTEMS FOR PROCESSING SUBSTRATES |
KR100442167B1 (ko) * | 2001-12-26 | 2004-07-30 | 주성엔지니어링(주) | 자연산화막 제거방법 |
WO2011071069A1 (ja) | 2009-12-11 | 2011-06-16 | シャープ株式会社 | 成膜装置のクリーニング方法、成膜方法、および成膜装置 |
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