JPH0631745Y2 - 電気機器のdinレール取付機構 - Google Patents

電気機器のdinレール取付機構

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JPH0631745Y2
JPH0631745Y2 JP17161487U JP17161487U JPH0631745Y2 JP H0631745 Y2 JPH0631745 Y2 JP H0631745Y2 JP 17161487 U JP17161487 U JP 17161487U JP 17161487 U JP17161487 U JP 17161487U JP H0631745 Y2 JPH0631745 Y2 JP H0631745Y2
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din rail
electric device
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mounting mechanism
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一郎 藤原
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、両側に連続した板状縁部を備えたDINレ
ールに電気機器を取付ける機構における取付爪の改良に
関するものである。
〔従来の技術〕
第8図は例えば特開昭62−86800号公報に示され
た従来の電気機器のDINレール取付機構を示す斜視
図、第9図は第8図の取付爪を示す斜視図である。図に
おいて、(1)はDINレールで、電気機器を係止する
縁部(1a),(1b)を備えており、一般に電気機器
を設置する盤等に縁部(1a),(1b)を浮かしてネ
ジ等で取付けられる。(2)は取付爪、(2a)取付爪
(2)の胴部、(2c)はDINレール(1)の縁部
(1b)を押しつけるテーパーを持った係止部、(2
e)は胴部(2a)の両側にそれぞれ形成された弾性
腕、(2d)は電気機器をDINレール(1)へ取付け
る際に電気機器をDINレール(1)へ押しつけること
によりDINレール(1)の縁部(1b)を滑り,その
分力で胴部(2a)を移動させるための傾斜面、(2
f)は電気機器をDINレール(1)より取外す際に縁
部(1b)と係止部(2c)との押圧を解くために胴部
(2a)を引張るための溝穴、(2g)は胴部(2a)
の一部に設けられた凹部で、後述のロック板の凸部と組
合せるためのものである。(3)は電気機器、(3b)
は取付爪(2)の胴部(2a)を進退可能に保持する案
内孔、(3c)は弾性腕(2e)の先端を支える突部、
(3a)は案内孔(3b)及び突部(3c)を構成する
電気機器(3)の底部の器台、(3e)はDINレール
(1)の縁部(1a)に係合するフック、(4)はロッ
ク板で、平坦部に取付爪(2)の胴部(2a)の凹部
(2g)と組合せる凸部(4a)を備えている。
このロック板(4)の凸部(4a)と取付爪(2)の凹
部(2g)とが組合せられて案内孔(3b)内に挿入さ
れ、進退可能な状態でDINレール(1)へ電気機器
(3)を取付けてロック板(4)のみをDINレール
(1)の方向へ押し出し、その凸部(4a)を胴部(2
a)の腹と案内孔(3b)の内面とに噛み合せて取付爪
(2)を堅固に固定するものである。
上記構成の従来のDINレール取付機構ではロック板
(4)を使用しているが、DINレール(1)へ電気機
器(3)を取付けた後にいちいちロック板(4)で固定
しなければならず面倒である。従って、軽量な電気機器
では取付爪(2)の弾性腕(2e)の弾力のみで電気機
器(3)をDINレール(1)へ挟着させることも行わ
れる。
第10図,第11図はロック板(4)を使用しない場合
の電気機器のDINレール取付機構を示す図で、第10
図は第8図の線X−Xの断面に相当する断面図及び第1
1図は平面図であり、上記従来のものと同一または相当
部分には同一符号を付して説明を省略する。図におい
て、(2A)はロック板(4)を用いないで弾性腕(2
e)の弾力で電気機器(3)をDINレール(1)に挟
着することのできる取付爪で、その胴部(2a)をロッ
ク板(4)の板厚相当分太く形成されている。(3d)
は取付爪(2A)が案内孔(3b)からフック(3e)
の方向へ抜け落ちないように設けられたストッパーであ
る。なお、このストッパー(3d)は第8図においては
その視角から見えない所にあるものである。
従来の取付爪(2),(2A)は上記のように構成さ
れ、電気機器(3)をDINレール(1)へ取付ける際
は、フック(3e)をDINレール(1)の縁部(1
a)に引掛けて電気機器(3)を上から押えることによ
り、取付爪(2),(2A)の傾斜面(2d)とDIN
レール(1)の縁部(1b)を滑らせ、弾性腕(2e)
の弾性力に抗して取付爪(2),(2A)を矢印(A)
の方向へ押し広げて、傾斜面(2d)の先端がDINレ
ール(1)の縁部(1b)を越えたところで弾性腕(2
e)の弾力でDINレール(1)の縁部(1b)を取付
爪(2),(2A)の係止部(2c)のテーパーで圧し
電気機器(3)をDINレール(1)に挟着すると共に
矢印(C)方向への滑動を防止する。
電気機器(3)をDINレール(1)から取外す際は、
取付爪(2),(2A)の胴部(2a)に設けられた溝
穴(2f)をドライバー等で弾性腕(2e)の弾力に抗
して矢印(A)の方向へ引張りDINレール(1)の縁
部(1b)と取付爪(2),(2A)の係止部(2c)
の係止を取外し、電気機器(3)を持ちあげてDINレ
ール(1)より取り外す。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の電気機器のDINレール取付機構は以上のように
構成されているので、電気機器(3)の小形化に伴い取
付爪(2),(2A)の全幅(L)は縮少され弾性腕
(2e)の長さ()も短く制約される。弾性腕(2
e)の長さ()が短くなると、胴部(2a)の変位
に対し弾性腕(2e)の単位長当りの変形率が大きくな
り、胴部(2a)の僅かの位置差でその挟着力が激変す
るので、取付に関する寸法(例えばDINレール(1)
の幅H、縁部(1b)の板厚D、案内孔(3b)の高さ
寸法等)のバラツキによりDINレール(1)への挟着
力は強すぎたり,弱くなったりする。特に弱い場合は電
気機器(3)がDINレール(1)から滑落したりす
る。
弾性腕(2e)を弾力性のある合成樹脂(例えばポリア
セタール樹脂等)で成形されたものの場合は、上記単位
長当りの変形率が大きすぎると、電気機器(3)を挟着
した状態での経年変化により永久変形を起して弾性力が
弱くなり、上記と同様に滑落の原因となる。また、電気
機器(3)をDINレール(1)へ取付けたり,取外し
たりする際の取付爪(2),(2A)の胴部(2a)の
進退に伴う弾性腕(2e)の単位長当りの変形率が大き
いために、弾性限界を越えて弾力性を失ったり、破損し
たりするといった問題点があった。
この考案は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、電気機器の小形化に伴う制約された取付爪の
幅寸法内で弾性腕を長くして取付けに関する寸法のバラ
ツキがあっても安定した挟着力が得られ、電気機器のD
INレールへの着脱の際に弾性腕の破損がない取付爪を
備えた電気機器のDINレール取付機構を得ることを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る電気機器のDINレール取付機構は、取
付爪の弾性腕を胴部の一方の側に設けたものである。
〔作用〕
この考案においては、取付爪の弾性腕を胴部の一方の側
に設けることにより、電気機器の小形化に伴う制約され
た取付爪の幅寸法内で弾性腕を長くすることができ、弾
性腕の単位長当りの変形率を小さくできる。
〔考案の実施例〕
第1図はこの考案の第1の実施例を示す電気機器のDI
Nレール取付機構の斜視図、第2図は第1図の取付爪を
示す斜視図、第3図は第1図の線III−IIIの断面図、第
4図は第1図の平面図であり、前記従来のものと同一ま
たは相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
図において、(20)は取付爪で、胴部(2a)の一方
の側に形成された弾性腕(2b)を有している。(3
C)は弾性腕(2b)の先端を支持する支持部である。
電気機器(3)をDINレール(1)へ着脱する動作は
前記従来例と同様であるので説明を省略するが、この実
施例では弾性腕(2b)の先端が支持部(3C)により
支持されるものである。
弾性腕(2b)と胴部(2a)を含めた取付爪(20)
の全幅(L)を従来の取付爪(2),(2A)の全幅と
同じとするなら、弾性腕(2b)の長さ()は従来
の弾性腕(2e)の長さ()に比べて長く構成する
ことができる。従って、DINレール(1)への挟着,
着脱の際の単位長当りの変形率は従来の弾性腕(2e)
よりも小さくすることができる。
この第1の実施例では支持部(3C)を取付爪(20)
の移動方向(B)と同じ方向に突出する突部としたが、
支持部(3C)の形状はこの突部に限定されるものでは
ない。
第5図はこの考案の第2の実施例を示す電気機器のDI
Nレール取付機構の一部を構成する取付爪の斜視図であ
り、上記第1の実施例における胴部(2a)と弾性腕
(2b)とを別部材としたものである。図に示すように
弾性腕(2B)を弾力性を持つ金属帯で形成し、これを
胴部(2a)に嵌め込むことにより上記第1の実施例の
ものと同等のものを得ることができる。また、この実施
例では弾性腕(2B)を金属帯で形成したが、これを弾
力性を有する金属線材を用いても同様の効果が得られ
る。
第6図はこの考案の第3の実施例を示す電気機器の取付
機構の一部を構成する取付爪の斜視図であり、上記第1
の実施例における弾性腕(2b)を波形とすることによ
り、上記第1の実施例に比べて弾性腕(2b)の実効長
が長く,単位長さ当りの変形率を小さくでき、より安定
した挟着性を有する取付爪(20)を得ることができ
る。
第7図はこの考案の第4の実施例を示す電気機器の取付
機構の一部を構成する取付爪の斜視図である。この実施
例は、それぞれ長さの異なる弾性腕(2b),(2b)
を胴部(2a)の片側に複数個(図面では2個)備えた
もので、上記第1の実施例に比べて強い挟着力を有する
取付爪(20)を得ることができる。なお、この実施例
の場合は当然のことながら支持部(3C)も弾性腕(2
b)の数に応じて複数個所に設ける必要がある。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば取付爪の胴部の一方の
側に弾性腕を設けることにより、電気機器の小形化に伴
い制約される取付爪の幅寸法内で、弾性腕を長くするこ
とができ、弾性腕の単位長当りの変形率を小さくし、電
気機器を安定してDINレールへ挟着し、また電気機器
をDINレールへ着脱する際の弾性腕の変形に対し弾性
腕が弾力性を失ったり,破損することのない取付爪が得
られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例を示す電気機器のDI
Nレール取付機構の斜視図、第2図は第1図の取付爪を
示す斜視図、第3図は第1図の線III−IIIの断面図、第
4図は第1図の平面図、第5図はこの考案の第2の実施
例を示す電気機器のDINレール取付機構を構成する取
付爪の斜視図、第6図はこの考案の第3の実施例を示す
電気機器のDINレール取付機構を構成する取付爪の斜
視図、第7図はこの考案の第4の実施例を示す電気機器
のDINレール取付機構を構成する取付爪の斜視図、第
8図は従来の電気機器のDINレール取付機構を示す斜
視図、第9図は第8図の取付爪を示す斜視図、第10図
は別の従来例を示すもので第8図の線X−Xの断面に相
当する断面図、第11図は第10図の平面図である。 図において、(1)はDINレール、(20)は取付
爪、(2a)は胴部、(2b)は弾性腕、(2d)は傾
斜面、(3)は電気機器、(3a)は器台、(3b)は
案内孔、(3C)は支持部である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気機器の底部に形成される器台に、両側
    に板状縁部を備えたDINレールに嵌合する溝と、この
    溝と直角方向に設けられた案内孔と、下記弾性腕を支持
    する支持部とを設け、 上記案内孔に進退可能に挿入された胴部と、進退方向と
    略直角に上記胴部の一方の側に形成されかつその長さが
    上記所定の距離以上の弾性腕と、上記胴部の先端に形成
    された上記DINレールの縁部を挟持する係止部とを有
    する取付爪を備え、 上記器台の支持部に上記弾性腕の略先端を支持させ上記
    弾性腕の弾力により上記DINレールの縁部を上記取付
    爪で挟持し電気機器をDINレールへ挟着することを特
    徴とする電気機器のDINレール取付機構。
  2. 【請求項2】取付爪の胴部と弾性腕とを別部材で構成
    し、前記弾性腕が弾力性を持つ金属帯で形成されたこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の電気
    機器のDINレール取付機構。
  3. 【請求項3】取付爪の弾性腕を波形としたことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項または第2項記載の
    電気機器のDINレール取付機構。
  4. 【請求項4】取付爪の弾性腕を胴部の一方の側に複数個
    形成したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項または第2項記載の電気機器のDINレール取付機
    構。
JP17161487U 1987-11-10 1987-11-10 電気機器のdinレール取付機構 Expired - Lifetime JPH0631745Y2 (ja)

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JPH0176076U JPH0176076U (ja) 1989-05-23
JPH0631745Y2 true JPH0631745Y2 (ja) 1994-08-22

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JP17161487U Expired - Lifetime JPH0631745Y2 (ja) 1987-11-10 1987-11-10 電気機器のdinレール取付機構

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