JPH0631726B2 - メトロノーム用のねじ巻き時計仕掛け - Google Patents
メトロノーム用のねじ巻き時計仕掛けInfo
- Publication number
- JPH0631726B2 JPH0631726B2 JP60243004A JP24300485A JPH0631726B2 JP H0631726 B2 JPH0631726 B2 JP H0631726B2 JP 60243004 A JP60243004 A JP 60243004A JP 24300485 A JP24300485 A JP 24300485A JP H0631726 B2 JPH0631726 B2 JP H0631726B2
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- JP
- Japan
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- clockwork
- spring
- metronome
- winding shaft
- disc
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- Expired - Lifetime
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- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04F—TIME-INTERVAL MEASURING
- G04F5/00—Apparatus for producing preselected time intervals for use as timing standards
- G04F5/02—Metronomes
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04F—TIME-INTERVAL MEASURING
- G04F5/00—Apparatus for producing preselected time intervals for use as timing standards
- G04F5/02—Metronomes
- G04F5/022—Mechanic metronomes
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B3/00—Normal winding of clockworks by hand or mechanically; Winding up several mainsprings or driving weights simultaneously
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- Toys (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は時計仕掛け機枠、該機枠内に回転自在に支持さ
れた巻上げ軸、該巻上げ軸に連結した渦巻き形のばね、
該ばねを囲む筺体、及びねじ巻き中に巻上げ軸及びばね
の逆回転を阻止する阻止機構を含メトロノーム用のねじ
巻き時計仕掛けに係わる。
れた巻上げ軸、該巻上げ軸に連結した渦巻き形のばね、
該ばねを囲む筺体、及びねじ巻き中に巻上げ軸及びばね
の逆回転を阻止する阻止機構を含メトロノーム用のねじ
巻き時計仕掛けに係わる。
公知のこの種の時計仕掛けでは、阻止機構は一方の側で
機枠に固定されたコイルバネを含み、このコイルばねが
巻上げ軸を囲みかつ巻上げ軸に圧接して摩擦咬合によっ
て巻上げ軸が意図に反して逆回転するのを防止する。コ
イルばねを含むこのような阻止機構は製造コストだけで
なく組立てコストも高くつき、耐用寿命も短い。このよ
うな公知阻止機構はメトロノーム時計仕掛けへの自動組
込みは特に不適当であり、またコイルばねの個々のルー
プが当接して巻上げを妨げることがある。
機枠に固定されたコイルバネを含み、このコイルばねが
巻上げ軸を囲みかつ巻上げ軸に圧接して摩擦咬合によっ
て巻上げ軸が意図に反して逆回転するのを防止する。コ
イルばねを含むこのような阻止機構は製造コストだけで
なく組立てコストも高くつき、耐用寿命も短い。このよ
うな公知阻止機構はメトロノーム時計仕掛けへの自動組
込みは特に不適当であり、またコイルばねの個々のルー
プが当接して巻上げを妨げることがある。
更に、公知の阻止機構にあっては、塵埃等の侵入に対し
ては無防備である。このためかかる阻止機構の可動部分
が塵埃の侵入により早めに磨耗し得る。
ては無防備である。このためかかる阻止機構の可動部分
が塵埃の侵入により早めに磨耗し得る。
本発明の目的は以上に述べた欠点を解消し、簡単に製造
でき、容易に(特に自動的に)組立てることができ、そ
して特に渦巻き形ばねの巻上げ妨害を防止するような時
計仕掛けを提案することにある。
でき、容易に(特に自動的に)組立てることができ、そ
して特に渦巻き形ばねの巻上げ妨害を防止するような時
計仕掛けを提案することにある。
かかる目的を達成するために、本発明によれば、時計仕
掛け機枠、この時計仕掛け機枠内に回転自在に装着され
た巻上げ軸、この巻上げ軸に連結した渦巻き形ばね、こ
の渦巻き形ばねを包囲する筺体、及びねじ巻き操作中に
該巻上げ軸並びに該渦巻き形ばねの逆回転を阻止するた
めの阻止機構を包含するメトロノーム用ねじ巻き時計仕
掛けにおいて、前記阻止機構が互いに同軸に配置された
2つのプラスチック材料製要素、すなわち止めディスク
要素及びばねディスク要素からなり、前記プラスチック
材料製要素の一方がそこら突出するピンによって前記時
計仕掛け機枠に固定され、その他方がそこに一体的に形
成された中央ボスでもって前記巻上げ軸上に連結され、
前記止めディスク要素が底部を備えた皿状形ハウジング
の形態とされ、しかも該底部から同軸に延在した閉成周
囲壁と、この閉成周囲壁に制止片として作用すべく形成
された少なくとも2つの内向き歯とを具備し、前記止め
ディスク要素に同軸に配置された前記ばねディスク要素
が少なくとも1つの一体成形弾性舌片を設けたディスク
形底部を具備し、前記一体成形弾性舌片は前記巻上げ軸
の一方の回転方向に対しては前記制止片を弾性的に乗り
越えて通過するが、しかし前記巻上げ軸の他方の回転方
向に対しては前記制止片と当接して前記巻上げ軸並びに
前記渦巻き形ばねの逆回転を阻止し、前記底部及び閉成
周囲壁を具備した前記止めディスク要素が前記ばねディ
スク要素及びその一体成形弾性舌片を包囲して外的影響
から遮断すること点が特徴とされる。
掛け機枠、この時計仕掛け機枠内に回転自在に装着され
た巻上げ軸、この巻上げ軸に連結した渦巻き形ばね、こ
の渦巻き形ばねを包囲する筺体、及びねじ巻き操作中に
該巻上げ軸並びに該渦巻き形ばねの逆回転を阻止するた
めの阻止機構を包含するメトロノーム用ねじ巻き時計仕
掛けにおいて、前記阻止機構が互いに同軸に配置された
2つのプラスチック材料製要素、すなわち止めディスク
要素及びばねディスク要素からなり、前記プラスチック
材料製要素の一方がそこら突出するピンによって前記時
計仕掛け機枠に固定され、その他方がそこに一体的に形
成された中央ボスでもって前記巻上げ軸上に連結され、
前記止めディスク要素が底部を備えた皿状形ハウジング
の形態とされ、しかも該底部から同軸に延在した閉成周
囲壁と、この閉成周囲壁に制止片として作用すべく形成
された少なくとも2つの内向き歯とを具備し、前記止め
ディスク要素に同軸に配置された前記ばねディスク要素
が少なくとも1つの一体成形弾性舌片を設けたディスク
形底部を具備し、前記一体成形弾性舌片は前記巻上げ軸
の一方の回転方向に対しては前記制止片を弾性的に乗り
越えて通過するが、しかし前記巻上げ軸の他方の回転方
向に対しては前記制止片と当接して前記巻上げ軸並びに
前記渦巻き形ばねの逆回転を阻止し、前記底部及び閉成
周囲壁を具備した前記止めディスク要素が前記ばねディ
スク要素及びその一体成形弾性舌片を包囲して外的影響
から遮断すること点が特徴とされる。
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
第1図はメトロノーム用の半完成ねじ巻き時計仕掛けを
示し、時計仕上け機枠1にはツマミ3のある巻上げ軸2
が回転自在に支持されている。巻上げ軸2と同軸状に配
置された渦巻き形のばね4はその内端5がボス6を介し
て巻上げ軸2に固定連結され、またその外端7は2つの
部片からなる筺体9の内壁8に固定されている。筺体9
は外歯11を有し、巻上げ軸2を中心に回転自在であ
る。外歯11は、ばね4及び外歯11によって駆動され
る時計仕掛けの他の歯車と(図示しない公知の態様で)
咬合する。
示し、時計仕上け機枠1にはツマミ3のある巻上げ軸2
が回転自在に支持されている。巻上げ軸2と同軸状に配
置された渦巻き形のばね4はその内端5がボス6を介し
て巻上げ軸2に固定連結され、またその外端7は2つの
部片からなる筺体9の内壁8に固定されている。筺体9
は外歯11を有し、巻上げ軸2を中心に回転自在であ
る。外歯11は、ばね4及び外歯11によって駆動され
る時計仕掛けの他の歯車と(図示しない公知の態様で)
咬合する。
時計仕掛けのねじ巻きの際、(筺体が静止した状態で
は)ツマミ3を介して巻上げ軸2を回転させることによ
りばね4が緊張し、時計仕掛けに対する駆動力が蓄積さ
れる。ばねの緊張を解放すると、(巻上げ軸2が静止し
た状態では)筺体9がねじ巻き方向とは逆に回転し、外
歯11を介して公知の態様で時計仕掛けを駆動する。
は)ツマミ3を介して巻上げ軸2を回転させることによ
りばね4が緊張し、時計仕掛けに対する駆動力が蓄積さ
れる。ばねの緊張を解放すると、(巻上げ軸2が静止し
た状態では)筺体9がねじ巻き方向とは逆に回転し、外
歯11を介して公知の態様で時計仕掛けを駆動する。
時計仕掛けのねじ巻きの際、すなわち巻上げ軸2を回転
させる際に巻上げ軸及びばね4の逆回転を阻止するた
め、阻止機構12を設けてある。この阻止機構は巻上げ
軸2のねじ巻き方向回転を許すが反対方向の回転を阻止
し、従って特に時計仕掛けの作業中、巻上げ軸2が静止
状態を維持し、筺体9の軸心として作用する。
させる際に巻上げ軸及びばね4の逆回転を阻止するた
め、阻止機構12を設けてある。この阻止機構は巻上げ
軸2のねじ巻き方向回転を許すが反対方向の回転を阻止
し、従って特に時計仕掛けの作業中、巻上げ軸2が静止
状態を維持し、筺体9の軸心として作用する。
阻止機構12はそれぞれ後述の如く構成された2つの要
素13,14を有する。止めディスクとして構成された
要素13は巻上げ軸2に固定され、ばねディスクとして
構成された要素14はピン15を介して機枠1に固定さ
れている。巻上げ軸2の回転に伴って要素13が静止状
態の要素14に対して回転する。巻上げ軸の逆回転はこ
れら止めディスク及びばねディスクとしての要素13,
14を後述のように構成することによって防止される。
素13,14を有する。止めディスクとして構成された
要素13は巻上げ軸2に固定され、ばねディスクとして
構成された要素14はピン15を介して機枠1に固定さ
れている。巻上げ軸2の回転に伴って要素13が静止状
態の要素14に対して回転する。巻上げ軸の逆回転はこ
れら止めディスク及びばねディスクとしての要素13,
14を後述のように構成することによって防止される。
第2図及び第3図はそれぞれ止めディスクとして作用要
素13の平面図及び断面図である。止めディスク13は
底16及び外周壁17を含む鉢形筺体の形態を有する。
止めディスク13は、第2図から明らかなように内側断
面形状が円形ではない中心ボス18を介して、その形状
と対応するように表面加工された巻上げ軸2に回転不能
に嵌着される。ボス18と同軸関係にある止めディスク
13の閉成周壁17はその内側に制止片として作用する
内向きの歯19を有する。
素13の平面図及び断面図である。止めディスク13は
底16及び外周壁17を含む鉢形筺体の形態を有する。
止めディスク13は、第2図から明らかなように内側断
面形状が円形ではない中心ボス18を介して、その形状
と対応するように表面加工された巻上げ軸2に回転不能
に嵌着される。ボス18と同軸関係にある止めディスク
13の閉成周壁17はその内側に制止片として作用する
内向きの歯19を有する。
筺体状の止めディスク13内に、第4図及び第5図に平
面図及び断面図でそれぞれ示すようなばねディスク14
が同軸関係に組込まれる。第1図に関連してすでに述べ
た回り止めピン15を有するばねディスク14のディス
ク状の底21から2つの片持ちばね舌片22,23が突
出し、各舌片の自由端は半径方向に弾性的にたわむこと
ができる。時計仕掛けのねじ巻き時、巻上げ軸2は底2
1に形成した対応の切欠き24内で自由に回転できる。
面図及び断面図でそれぞれ示すようなばねディスク14
が同軸関係に組込まれる。第1図に関連してすでに述べ
た回り止めピン15を有するばねディスク14のディス
ク状の底21から2つの片持ちばね舌片22,23が突
出し、各舌片の自由端は半径方向に弾性的にたわむこと
ができる。時計仕掛けのねじ巻き時、巻上げ軸2は底2
1に形成した対応の切欠き24内で自由に回転できる。
第2図に鎖線で示すように、各ばね舌片22の自由端は
歯19によって形成される止めディスク13の内歯と当
接する。巻上げ軸2に固定された止めディスク13がね
じ巻き方向、即ち、第2図の矢印Aの方向に回転すると
きはばね舌片22,23の自由端が歯を乗り越えるが、
止めディスク13の矢印Aとは反対の方向、即ち、巻上
げ軸2及びばね4の逆回転方向への回転はばね舌片2
2,23が対応する歯19の面と咬合して逆回転を阻止
することで不可能となる。
歯19によって形成される止めディスク13の内歯と当
接する。巻上げ軸2に固定された止めディスク13がね
じ巻き方向、即ち、第2図の矢印Aの方向に回転すると
きはばね舌片22,23の自由端が歯を乗り越えるが、
止めディスク13の矢印Aとは反対の方向、即ち、巻上
げ軸2及びばね4の逆回転方向への回転はばね舌片2
2,23が対応する歯19の面と咬合して逆回転を阻止
することで不可能となる。
止めディスク13及びばねディスク14はいずれもプラ
スチック材料から単体部品として形成される。原理的に
は止めディスク13に制止片として1個だけ歯19を形
成し、ばねディスク14にも1個だけ舌状片22を形成
すればよいが、本発明の好ましい実施例では第2図に示
すように複数の連続的な歯を形成し、第4図に示すよう
に2個のばね舌片22,23を形成してある。
スチック材料から単体部品として形成される。原理的に
は止めディスク13に制止片として1個だけ歯19を形
成し、ばねディスク14にも1個だけ舌状片22を形成
すればよいが、本発明の好ましい実施例では第2図に示
すように複数の連続的な歯を形成し、第4図に示すよう
に2個のばね舌片22,23を形成してある。
図示の実施例では、止めディスク13を巻上げ軸2に固
定連結し、ばねディスク14をピン15を介して機枠1
に固定する。構成態様を逆の関係に、つまり止めディス
ク13機枠に固定し、ばねディスク14を巻上げ軸2に
固定連結するようにしてもよい。
定連結し、ばねディスク14をピン15を介して機枠1
に固定する。構成態様を逆の関係に、つまり止めディス
ク13機枠に固定し、ばねディスク14を巻上げ軸2に
固定連結するようにしてもよい。
ばねディスク14とこれを収容する如くカバーする止め
ディスク13とは、止めディスク13の周壁17の自由
端面に形成した環状突起27及びばねディスク14に形
成した対応する段部28(第1図,第3図及び第5図)
によって構成される係合手段を介して互いに回転自在に
結合される。つまり段部28を突起27の後方に咬合す
ることにより、両要素13,14は互いに回転自在に結
合される。これにより阻止機構本体、すなわちばね舌片
22,23及び歯19が外界の影響から完全に遮断され
る。
ディスク13とは、止めディスク13の周壁17の自由
端面に形成した環状突起27及びばねディスク14に形
成した対応する段部28(第1図,第3図及び第5図)
によって構成される係合手段を介して互いに回転自在に
結合される。つまり段部28を突起27の後方に咬合す
ることにより、両要素13,14は互いに回転自在に結
合される。これにより阻止機構本体、すなわちばね舌片
22,23及び歯19が外界の影響から完全に遮断され
る。
要するに、かかる阻止機構本体内部への塵埃等の侵入が
防止されるので、その作動寿命が延ばされ得る。
防止されるので、その作動寿命が延ばされ得る。
第2図から明らかなように、以上の述べた阻止機構はば
ね舌片22,23の自由端25のエッジがこれと対応す
る歯19の面の直ぐ後方に嵌入した位置においてのみ実
際の係止効果を発揮する。中間位置すなわち歯19の面
と面との間で巻上げ動作を止めた場合、ばね舌片の自由
端25がこれと対向する次の歯19の面と当接するま
で、ばね4の力により阻止機構は逆回転する。このよう
な一定の少さい角度に亘る逆回転は渦巻き形ばね4のね
じ巻き妨害すなわちばねの個々のループが互いに当接す
るのを防止する上で望ましい。ばね舌片に対する制止手
段として作用する上記歯面の間隔が大きければ大きいほ
ど、逆回転量も大きくなる。この逆回転量は歯の数及び
構成を適当に設定することにより適当に調整することが
できる。
ね舌片22,23の自由端25のエッジがこれと対応す
る歯19の面の直ぐ後方に嵌入した位置においてのみ実
際の係止効果を発揮する。中間位置すなわち歯19の面
と面との間で巻上げ動作を止めた場合、ばね舌片の自由
端25がこれと対向する次の歯19の面と当接するま
で、ばね4の力により阻止機構は逆回転する。このよう
な一定の少さい角度に亘る逆回転は渦巻き形ばね4のね
じ巻き妨害すなわちばねの個々のループが互いに当接す
るのを防止する上で望ましい。ばね舌片に対する制止手
段として作用する上記歯面の間隔が大きければ大きいほ
ど、逆回転量も大きくなる。この逆回転量は歯の数及び
構成を適当に設定することにより適当に調整することが
できる。
本発明の主な長所は下記の通りである。要素13,14
はいずれもプラスチックから一体的に形成できるから、
阻止機構を簡単かつ迅速に組立てることができ、自動組
立ても可能である。適当なプラスチック材から製造すれ
ば阻止機構はほとんど摩耗せず、従って、摩擦コイルば
ね方式の公知阻止機構に比較して耐用寿命が著しく長く
なる。組立てに関しては、公知のコイルばね式阻止機構
の場合と異なり、特殊工具を必要としない。すでに述べ
たように、歯の配分を適当に設定することにより、渦巻
き形ばね4による巻上げ妨害を解消することができる。
阻止機構が筺体でカバーされたような構成であるから、
関係者以外の人間が触れることはできないだけでなく、
かかる阻止機構への塵埃等の侵入も阻止され、その可動
部分の早めの磨耗が防止され得る。ばね舌片22,23
は、負荷状態において筺体状の止めディスクにより半径
方向の圧力に対して保持されることから、円滑な作動状
態に維持することができる。
はいずれもプラスチックから一体的に形成できるから、
阻止機構を簡単かつ迅速に組立てることができ、自動組
立ても可能である。適当なプラスチック材から製造すれ
ば阻止機構はほとんど摩耗せず、従って、摩擦コイルば
ね方式の公知阻止機構に比較して耐用寿命が著しく長く
なる。組立てに関しては、公知のコイルばね式阻止機構
の場合と異なり、特殊工具を必要としない。すでに述べ
たように、歯の配分を適当に設定することにより、渦巻
き形ばね4による巻上げ妨害を解消することができる。
阻止機構が筺体でカバーされたような構成であるから、
関係者以外の人間が触れることはできないだけでなく、
かかる阻止機構への塵埃等の侵入も阻止され、その可動
部分の早めの磨耗が防止され得る。ばね舌片22,23
は、負荷状態において筺体状の止めディスクにより半径
方向の圧力に対して保持されることから、円滑な作動状
態に維持することができる。
第1図は阻止機構を含む(半完成)メトロノーム時計仕
掛けの断面図、第2図は止めディスクの正面図、第3図
は第2図の3−3線における止めディスクの断面図、第
4図はばねディスクの正面図、第5図は第4図の5−5
線におけるばねディスクの断面図である。 1……機枠、2……巻上げ軸、4……渦巻き形ばね、1
2……阻止機構、13……止めディスク、14……ばね
ディスク、17……周壁、18……ボス、19……歯、
22,23……ばね舌片、27,28……環状突起及び
段部(係合手段)。
掛けの断面図、第2図は止めディスクの正面図、第3図
は第2図の3−3線における止めディスクの断面図、第
4図はばねディスクの正面図、第5図は第4図の5−5
線におけるばねディスクの断面図である。 1……機枠、2……巻上げ軸、4……渦巻き形ばね、1
2……阻止機構、13……止めディスク、14……ばね
ディスク、17……周壁、18……ボス、19……歯、
22,23……ばね舌片、27,28……環状突起及び
段部(係合手段)。
Claims (4)
- 【請求項1】時計仕掛け機枠(1)、この時計仕掛け機
枠内に回転自在に装着された巻上げ軸(2)、この巻上
げ軸に連結した渦巻き形ばね(4)、この渦巻き形ばね
を包囲する筺体(9)、及びねじ巻き操作中に該巻上げ
軸並びに該渦巻き形ばねの逆回転を阻止するための阻止
機構(12)を包含するメトロノーム用ねじ巻き時計仕
掛けにおいて、 前記阻止機構(12)が互いに同軸に配置された2つの
プラスチック材料製要素(13、14)、すなわち止め
ディスク要素(13)及びばねディスク要素(14)か
らなり、 前記プラスチック材料製要素(13、14)の一方(1
4)がそこら突出するピン(15)によって前記時計仕
掛け機枠(1)に固定され、その他方(13)がそこに
一体的に形成された中央ボス(18)でもって前記巻上
げ軸(2)上に連結され、 前記止めディスク要素(13)が底部(16)を備えた
皿状形ハウジングの形態とされ、しかも該底部から同軸
に延在した閉成周囲壁(17)と、この閉成周囲壁に制
止片として作用すべく形成された少なくとも2つの内向
き歯(19)とを具備し、 前記止めディスク要素(13)に同軸に配置された前記
ばねディスク要素(14)が少なくとも1つの一体成形
弾性舌片(22、23)を設けたディスク形底部(2
1)を具備し、前記一体成形弾性舌片は前記巻上げ軸
(2)の一方の回転方向に対しては前記制止片を弾性的
に乗り越えて通過するが、しかし前記巻上げ軸(2)の
他方の回転方向に対しては前記制止片と当接して前記巻
上げ軸(2)並びに前記渦巻き形ばね(4)の逆回転を
阻止し、 前記底部(16)及び閉成周囲壁(17)を具備した前
記止めディスク要素(13)が前記ばねディスク要素
(14)及びその一体成形弾性舌片(22、23)を包
囲して外的影響から遮断することを特徴とするメトロノ
ーム用ねじ巻き時計仕掛け。 - 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載のメトロノー
ム用ねじ巻き時計仕掛けにおいて、前記内向き歯(1
9)が2つ以上設けられ、これら内向き歯が閉成内歯リ
ング体を成すことを特徴とするメトロノーム用ねじ巻き
時計仕掛け。 - 【請求項3】特許請求の範囲第1項に記載のメトロノー
ム用ねじ巻き時計仕掛けにおいて、前記ばねディスク
(14)にはその周囲方向に彎曲しかつ片持ち梁形態に
形成された2つのばね舌片が設けられることを特徴とす
るメトロノーム用ねじ巻き時計仕掛け。 - 【請求項4】特許請求の範囲第1項に記載のメトロノー
ム用ねじ巻き時計仕掛けにおいて、前記止めディスク
(13)及び前記ばねディスク(14)が係合手段(2
7、28)でもって互い回転自在に結合されることを特
徴とするメトロノーム用ねじ巻き時計仕掛け。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19843440264 DE3440264A1 (de) | 1984-11-03 | 1984-11-03 | Aufziehbares uhrwerk fuer metronom |
DE3440264.0 | 1984-11-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61114182A JPS61114182A (ja) | 1986-05-31 |
JPH0631726B2 true JPH0631726B2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=6249463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60243004A Expired - Lifetime JPH0631726B2 (ja) | 1984-11-03 | 1985-10-31 | メトロノーム用のねじ巻き時計仕掛け |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4629331A (ja) |
JP (1) | JPH0631726B2 (ja) |
KR (1) | KR940004396B1 (ja) |
CN (1) | CN85108064B (ja) |
CH (1) | CH661836GA3 (ja) |
DE (1) | DE3440264A1 (ja) |
FR (1) | FR2572814B1 (ja) |
GB (1) | GB2167215B (ja) |
HK (1) | HK45088A (ja) |
SG (1) | SG14388G (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3726927C2 (de) * | 1987-08-13 | 1995-10-19 | Wittner Gmbh & Co Rudolf | Metronom |
DE4304177C1 (de) * | 1993-02-12 | 1994-01-27 | Wittner Gmbh & Co Rudolf | Metronomwerk |
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