JPH0631693Y2 - 直流電磁石コイルの定電圧駆動回路 - Google Patents

直流電磁石コイルの定電圧駆動回路

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JPH0631693Y2
JPH0631693Y2 JP7171989U JP7171989U JPH0631693Y2 JP H0631693 Y2 JPH0631693 Y2 JP H0631693Y2 JP 7171989 U JP7171989 U JP 7171989U JP 7171989 U JP7171989 U JP 7171989U JP H0631693 Y2 JPH0631693 Y2 JP H0631693Y2
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coil
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turned
electromagnet
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常男 上津原
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Mitsubishi Materials Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、直流電磁石コイルの定電圧駆動回路に関す
る。
〔従来の技術〕
直流電磁石のコイルを乾電池で駆動する場合、その電圧
変動に対応するために定電圧回路が用いられる。
定電圧回路としては、例えば、第3図に示すような、帰
還型のものが多用されている。これは、入力電圧V
変化しても、出力電圧Vを検出部で検出し、その検出
電圧を比較部において基準電圧と比較し、その差電圧を
増幅器で増幅しこの電圧によって入力電圧Vを制御部
で制御し出力電圧Vを一定とするものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
直流電磁石のコイルを乾電池電源によって駆動する場
合、乾電池が新品の時の無負荷端子電圧は例えば3.3V
であり、これが寿命終期には2.0Vというように大幅な
電圧変動があり、電磁石およびその制御回路等の動作性
能に大きな許容範囲を設定せざるを得ず製作費が増大す
るという問題がある。また、第3図に示すような定電圧
回路を使用すると制御部には常時電流が流れており、そ
の内部抵抗による乾電池の消耗がある。特に乾電池が新
品の時には端子電圧が高いため、大電流が流れて乾電池
の消耗を早くするという欠点がある。
本考案はこれらの問題点を解決して乾電池の長寿命化を
図る直流電磁石コイルの定電圧駆動回路を提供すること
を課題とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上述の問題点を解決するもので、 次の技術手段を採った。すなわち、 直流電磁石のコイルに並列に接続されたコンデンサ
と、 コイルの印加電圧を検出する検出回路と、 検出電圧を基準電圧と比較し検出電圧が大きい時は印
加電圧をオフとし検出電圧が小さい時は印加電圧をオン
とするスイッチ回路と、 を備えたことを特徴とする直流電磁石コイルの定電圧駆
動回路である。
〔作用〕
本考案は、上述のように構成したので、電源乾電池が新
しく、検出電圧が基準電圧より高い間はスイッチ回路が
オン、オフを繰返し、コイルの端子電圧が低下して検出
電圧が基準電圧より低くなるとスイッチ回路はオン状態
となる。また、コイルに印加する電圧をオフとした時で
もコンデンサの作用により所定の電圧がコイルに印加さ
れている。従って、乾電池の電圧に関係なく常に一定の
電圧をコイルに印加することができる。
また従来例のように乾電池が新品の時、端子電圧が高い
ために、大電流が流れて乾電池の消耗を早くするような
ことはない。
〔実施例〕
本考案の一実施例の系統図を第一図に示す。電源乾電池
の電圧は、電磁石の操作スイッチ5およびスイッチ回路
1を介して電磁石のコイルに接続され、コイルにはコン
デンサCが並列接続されている。コイルの両端子間の電
圧は、検出回路2で検出され、検出回路2で検出された
電圧は基準電圧回路4の出力電圧と比較回路3によって
比較される。比較回路3の出力電圧によりスイッチ回路
1が切替えられるが、スイッチ回路1は通常第1図に示
すようにオンとなっており、検出電圧が基準電圧より高
い場合のみオフになるように構成されている。
操作スイッチ5をオンした時、乾電池の電圧はコイルに
印加されると共にコンデンサCを充電する。このとき、
コイルの端子電圧は検出回路2で検出され、基準電圧回
路4の電圧と比較回路3で比較される。検出電圧が基準
電圧より高いと、スイッチ回路1はオフとなり、コンデ
ンサCが放電してコイルの端子電圧が低下して検出電圧
が基準電圧より低くなると、スイッチ回路1はオンとな
る。乾電池が新しい間は、検出電圧が基準電圧より高い
ので、このスイッチ回路1のオン、オフが繰返されるの
でコイル端子に印加される電圧は脈流状態となる。検出
電圧が基準電圧より低くなるとスイッチ回路1はオン状
態が連続することになり、オフにはならない。従って、
コイル端子に印加される電圧は整流となる。
本考案の実施例の、電池のオン、オフ回数と各端子電圧
の関係グラフを第2図に示す。なお、この試験は、第1
図の回路構成において、操作スイッチ5をそれぞれ13
秒間オン、オフした結果を示したものであり、横軸はオ
ン、オフ回数、縦軸は電圧である。すなわち、 P:操作スイッチ5がオフの時の端子ab間の電圧。
Q:操作スイッチ5がオンの時の端子ab間の電圧。
R:操作スイッチ5がオンの時の端子cd間の電圧。
である。
第2図によれば、コイルに印加される電圧は、電池の端
子電圧に関係なく、殆ど一定であることが分る。
なお、本考案ではスイッチ回路にはトランジスタを、基
準電圧回路にはツェナー・ダイオードを使用している。
〔考案の効果〕
本考案は次のような優れた効果を奏する。
コイル駆動電源の定電圧化並びに乾電池の長寿命化を
図ることができる。
電磁石の小型軽量化が図られ製造コストが低廉とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の系統図、第2図は本考案の
実施例の、電池のオン、オフ回数と各端子電圧の関係グ
ラフ、第3図は従来例の系統図である。 1……スイッチ回路 2……検出回路 3……比較回路 4……基準電圧回路 5……操作スイッチ C……コンデンサ P、Q、R……端子間電圧のグラフ a、b、c、d……端子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電磁石のコイルに並列に接続されたコ
    ンデンサと、該コイルの印加電圧を検出する検出回路
    と、該検出電圧を基準電圧と比較し該検出電圧が大きい
    時は該印加電圧をオフとし該検出電圧が小さい時は該印
    加電圧をオンとするスイッチ回路とを備えたことを特徴
    とする直流電磁石コイルの定電圧駆動回路。
JP7171989U 1989-06-21 1989-06-21 直流電磁石コイルの定電圧駆動回路 Expired - Lifetime JPH0631693Y2 (ja)

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JPH0312405U JPH0312405U (ja) 1991-02-07
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