JPH06316569A - 新規カルボン酸エステル誘導体、およびこれを含有する 殺虫、殺ダニ剤 - Google Patents
新規カルボン酸エステル誘導体、およびこれを含有する 殺虫、殺ダニ剤Info
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- JPH06316569A JPH06316569A JP25532092A JP25532092A JPH06316569A JP H06316569 A JPH06316569 A JP H06316569A JP 25532092 A JP25532092 A JP 25532092A JP 25532092 A JP25532092 A JP 25532092A JP H06316569 A JPH06316569 A JP H06316569A
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Abstract
(V),(VI)を表わし、R2はハロゲン原子又はメチ
ル基を表わし、R3,R4は同一又は相異なってハロゲ
ン原子、メチル基又はハロメチル基を表わしXはハロゲ
ン原子を表わす。R5は水素原子、ハロゲン原子、メチ
ル基、メトキシ基、ハロメチル基、フルオロメトキシ基
を表わし、R6,R7は同一又は相異なって水素原子、
ハロゲン原子、フルオロメチル基、メチル基を表わ
す。)で表わされるカルボン酸エステル誘導体ならびに
これを含有する殺虫、殺ダニ剤。 【効果】上記の新規カルボン酸エステル誘導体は温血動
物に対して低毒性である一方、種々の害虫に対して高い
殺虫、殺ダニ活性を示し、また化学的安定性においても
優れている。
Description
ル誘導体、及びこれを含有する殺虫、殺ダニ剤に関する
ものである。
は、殺虫、殺ダニ作用を有することが知られている。し
かしながら、これらの作用はある分野においては、必ず
しも満足出来るものではない。一方、BHCやDDTな
どの有機塩素系殺虫剤は環境汚染や慢性毒性等の問題に
よって使用が禁止され、更にこれらに替るべき有機リン
酸エステル系及びカーバメート系殺虫剤においても諸分
野で抵抗性害虫問題が深刻化する兆しを見せており、こ
れらを背景として新しく更に優れた殺虫、殺ダニ剤の創
出が切望されてきた。
が有している問題点を解消し、殺虫、殺ダニ活性に優れ
るとともに、化学的安定性、安全性の高いピレスロイド
を開発する目的でなされたものである。
め、本研究者らは鋭意研究を行なった結果、請求項1で
示される新規なカルボン酸エステル誘導体を見い出し、
実用に供し得ることを確認して本発明を完成したのであ
る。本発明による請求項1で示されるカルボン酸エステ
ル誘導体は、新規化合物である。なお請求項1で表わさ
れるエステルには、カルボン酸及びアルコール中の立体
構造に基づく光学異性体あるいは幾何異性体が存在する
が、これらのエステルも全て本発明に含まれる。次に請
求項1で示される化合物の代表例について、その合成例
を示すが、その合成ルートを図示すれば、次の如くであ
る。
ベンジル 2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−
プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート α−エチニル−2−クロロ−4,5−メチレンジオキシ
ベンジルアルコール1.47g(7mM)とトリエチル
アミン1.01g(10mM)をジクロロメタン30m
lに溶解し、氷冷下、2,2−ジメチル−3−(2−メ
チル−1−プロペニル)シクロプロパンカルボン酸クロ
ライド1.31g(7mM)を添加した。この反応液を
室温にもどし、室温で3時間撹拌したのち、反応液を3
0mlの5%塩酸水溶液で洗い、さらに飽和食塩水30
mlで洗った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥したの
ち、ジクロロメタンを減圧濃縮し、得られた油状物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;酢酸エ
チル:ヘキサン=1:40)により精製して、無色油状
物のα−エチニル−2−クロロ−4,5−メチレンジオ
キシベンジル 2,2−ジメチル−3−(2−メチル−
1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート
1.75gを得た。(収率69%)
ベンジル 2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブ
チレート α−エチニル−2−クロロ−4,5−メチレンジオキシ
ベンジルアルコール1.05g(5mM)と2−(4−
クロロフェニル)−3−メチル酪酸1.06g(5m
M)をジクロロメタン30mlに溶解し、氷冷下、ジシ
クロヘキシルカルボジイミド1.2g(6mM)を加
え、室温で12時間撹拌した。この反応液を、▲ろ▼過
し、濃縮したのち、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
−(展開溶媒;酢酸エチル:ヘキサン=1:20)で精
製して、無色油状物の α−エチニル−2−クロロ−
4,5−メチレンジオキシベンジル 2−(4−クロロ
フェニル)−3−メチルブチレート 1.41gを得
た。(収率70%)
下記の如くである。 化合物1
ベンジル 2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−
プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート 化合物2
シベンジル 2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1
−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレー 化合物3
ベンジル 2,2−ジメチル−3−(2−クロロ−3,
3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)シク 化合物4
ベンジル 2,2−ジメチル−3−(2−クロロ−3,
3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)シク 化合物5
ベンジル 2,2, 化合物6
シベンジル 2,2, 化合物7
ベンジル 2,2, 化合物8
ベンジル 2,2, 化合物9
ベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシレート 化合物10
シベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2
−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー 化合物11
ベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシレート 化合物12
ベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシレート 化合物13
ベンジル 3−(1,2−ジブロモ−2−メチルプロピ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボ 化合物14
シベンジル 3−(1,2−ジブロモ−2−メチルプロ
ピル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボ 化合物15
ベンジル 3−(1,2−ジブロモ−2−メチルプロピ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボ 化合物16
ベンジル 3−(1,2−ジブロモ−2−メチルプロピ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボ 化合物17
ベンジル 3−(2,2−ジブロモビニル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシレ−ト 化合物18
シベンジル 3−(2,2−ジブロモビニル)−2,2
−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー 化合物19
ベンジル 3−(2,2−ジブロモビニル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシレート 化合物20
ベンジル 3−(2,2−ジブロモビニル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシレート 化合物21
ベンジル 2,2−ジメチル−3−(1,2,2,2−
テトラブロモエチル)シクロプロパンカルボキ 化合物22
シベンジル 2,2−ジメチル−3−(1,2,2,2
−テトラブロモエチル)シクロプロパンカルボ 化合物23
ベンジル 2,2−ジメチル−3−(1,2,2,2−
テトラブロモエチル)シクロプロパンカルボキ 化合物24
ベンジル 2,2−ジメチル−3−(1,2,2,2−
テトラブロモエチル)シクロプロパンカルボキ 化合物25
ベンジル 2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブ
チレート 化合物26
シベンジル 3−メチル−2−フェニルブチレ−ト 化合物27
ベンジル 3−メチル−2−(4−メチルフェニル)ブ
チレート 化合物28
ベンジル 2−(4−メトキシフェニル)−3−メチル
ブチレート 化合物29
ベンジル 2−(4−クロロメチルフェニル)−3−メ
チルブチレート 化合物30
ベンジル 2−(4−ジフルオロメトキシフェニル)−
3−メチルブチレート 化合物31
ベンジル 2−(2−クロロ−4−トリフルオロメチル
フェニルアミノ)−3−メチルブチレート 化合物32
シベンジル 2−(2−クロロ−4−トリフルオロメチ
ルフェニルアミノ)−3−メチルブチレート 化合物33
ベンジル 2−(4−メチルフェニルアミノ)−3−メ
チルブチレート 化合物34
ベンジル 2−(4−メチルフェニルアミノ)−3−メ
チルブチレート
トルが広いこと、低毒性であること、安価であることか
ら、従来の有機リン剤、有機塩素系殺虫剤に替わる家庭
用ならびに農園芸用殺虫剤として使用することができ
る。本発明殺虫、殺ダニ剤の用途としてハエ、蚊、ゴキ
ブリ等の衛生害虫をはじめ、有機リン剤、カーバメート
剤抵抗性ツマグロヨコバイ、ウンカ類や、ニカメイチュ
ウ、カメムシ類、ヨトウガ、コナガ、タバコガ、マメゾ
ウムシ、ヤガ、モンシロチョウ、クリケムシ、ハマキ、
アブラムシ、カイガラムシ類の農業害虫、コクゾウ等の
貯殻害虫、ダニ類等の防除に極めて有効である。
チルビシクロヘプテンカルボキシイミド(商品名MGK
−264)、N−オクチルビシクロヘプテンカルボキシ
イミドとアリールスルホン酸塩との混合吻(商品名MG
K−5026)、サイネピリン500、オクタクロロジ
プロピルエーテル、ピペロニルブトキサイドなどの共力
剤を加えると、その殺虫効果を一層高めることが出来る また、他の殺虫剤例えばフェニトロチオン、DDVP、
ダイアジノン等の有機リン剤、NAC、MTMC、BP
MC、PHC等のカーバメート剤、ピレトリン、アレス
リン、フタールスリン、フェノトリン、ペルメトリン、
エムペントリン等の従来のピレスロイド系殺虫剤あるい
は殺ダニ剤、殺菌剤、殺線虫剤、除草剤、植物生長調整
剤、肥料その他の農薬を混合することによって効果のす
ぐれた多目的組成物が得られ、労力の省力化、薬剤間の
相乗効果も充分期待しえるものである。
であることを明らかにするため実施例及び効果の試験成
績を示す。
えて全体を100部として0.2%油剤を得た。
ブトキサイド0.8部に白灯油を加えて全体を100部
として油剤を得た。
M−200(東邦化学登録商標名)10部、キシロール
70部を加えて撹拌混合溶解して20%乳剤を得た。
トリン0.1部、オクタクロロジプロピルエーテル1.
5部を精製灯油28部に溶解し、エアゾール容器に充填
し、バルブ部分を取りつけた後、該バルブ部分を通じて
噴射剤(液化石油ガス)70部を加圧充填してエアゾー
ルを得た。
5gを除虫菊抽出粕粉、木粉、デン粉などの蚊取線香用
基材99.0gに均一に混合し、公知の方法によって蚊
取線香を得た。
9.7部をよく粉砕混合して0.3%粉剤を得た。
部、クレー20部、ラウリルスルホン酸塩3部、カルボ
キシメチルセルローズ2部を粉砕混合して水和剤を得
た。
(A)、0.2%とサイネピリン500、0.8%白灯
溶液(B)、0.1%とフタールスリン0.1%白灯溶
液(C)及びアレスリン、フタールスリンの夫々の0.
2%の白灯溶液につき、イエバエの落下仰転率を求め、
供試薬剤の相対有効濃度を算出し、更に24時間後の致
死率を求めたところ表1の如くであった。( )は2
4時間後の致死率を示す。
アカイエカ成虫約50匹を放ち、電池式小型扇風機(羽
根の径13cm)を箱内に設置し、回転させる。そこへ
実施例5によって得られた本発明化合物(1),
(5),(8),(10)の蚊取線香0.1gの両端に
点火したものを入れると30分以内に80%以上のアカ
イエカを落下仰転することが出来、翌日には、その80
%以上を致死させることが出来た。
面5〜6葉期の大根畑に実施例3によって得られた乳剤
のうち本発明化合吻(2),(6),(9),(1
4),(16),(19),(25),(27),(3
1),(32)を含む各々の乳剤の水による1000倍
希釈液を100l/反あたり散布した。2日後の寄生率
調査で散布前密度の1/10以下に各区共に減少してい
た。
日前に1本の木に対してアブラムシを約200匹寄生さ
せた。実施例7によって得られた水和剤のうち、
(3),(5),(7),(10),(12),(1
3),(17),(20),(21),(24),(2
8),(30),の4000倍希釈液を害虫がついた葉
へ圧縮空気スプレー法で10ml/ポットあたり散布
し、2日後の被害度を観察した。その結果、いずれによ
っても被害度の増大は認められなかった。
(8),(9),(11),(15),(18)(2
2),(23),(26),(29)の各々の粉剤を直
径14cmの腰高シャーレ底面に2g/m2の割合で均
一に散布し、底部1cmを残してバタ−を襞壁面に塗布
する。その中にチャバネゴキブリ成虫を一群10匹とし
て放ち、30分間接触させ、新しい容器にゴキブリを移
せば3日後にはいずれの粉剤によっても80%以上のゴ
キブリを殺虫することが出来た。
アカイエカ成虫約50匹を放ち、電池式小型扇風機(羽
根の径13cm)を箱内に設置し、回転させる。本発明
化合物(1),(3)(9),(12),(21),
(27)各々40mgを2.2cm×3.5cmのパル
プ製マットに含浸し、これを加熱蒸散したところ、30
分以内に80%以上のアカイエカを落下仰転することが
出来、翌日には、その80%以上を致死させることが出
来た。
ン、フタールスリン等のピレスロイドよりも強い殺虫効
力を持ち、その実用性は極めて高い。
酸エステル誘導体は、温血動物に対して低毒性である一
方、種々の害虫に対して、高い殺虫、殺ダニ活性を示
し、また化学的安定性においても優れている。
V),(V),(VI)を表わし、R2はハロゲン原子
又はメチル基を表わし、R3、R4は同一又は相異なっ
てハロゲン原子、メチル基又はハロメチル基を表わし、
Xは、ハロゲン原子を表わす。R5は、水素原子、ハロ
ゲン原子、メチル基、メトキシ基、ハロメチル基、フル
オロメトキシ基を表わし、R6、R7は同一又は相異な
って水素原子、ハロゲン原子、フルオロメチル基、メチ
ル基を表わす。)で表わされるカルボン酸エステル誘導
体を含有する殺虫、殺ダニ剤。
ル誘導体、及びこれを含有する殺虫、殺ダニ剤に関する
ものである。
は、殺虫、殺ダニ作用を有することが知られている。し
かしながら、これらの作用はある分野においては、必ず
しも満足出来るものではない。一方、BHCやDDTな
どの有機塩素系殺虫剤は環境汚染や慢性毒性等の問題に
よって使用が禁止され、更にこれらに替るべき有機リン
酸エステル系及びカーバメート系殺虫剤においても諸分
野で抵抗性害虫問題が深刻化する兆しを見せており、こ
れらを背景として新しく更に優れた殺虫、殺ダニ剤の創
出が切望されてきた。
が有している問題点を解消し、殺虫、殺ダニ活性に優れ
るとともに、化学的安定性、安全性の高いピレスロイド
を開発する目的でなされたものである。
め、本研究者らは鋭意研究を行なった結果、請求項1で
示される新規なカルボン酸エステル誘導体を見い出し、
実用に供し得ることを確認して本発明を完成したのであ
る。本発明による請求項1で示されるカルボン酸エステ
ル誘導体は、新規化合物である。なお請求項1で表わさ
れるエステルには、カルボン酸及びアルコール中の立体
構造に基づく光学異性体あるいは幾何異性体が存在する
が、これらのエステルも全て本発明に含まれる。次に請
求項1で示される化合物の代表例について、その合成例
を示すが、その合成ルートを図示すれば、次の如くであ
る。
ベンジル 2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−
プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート α−エチニル−2−クロロ−4,5−メチレンジオキシ
ベンジルアルコール1.47g(7mM)とトリエチル
アミン1.01g(10mM)をジクロロメタン30m
lに溶解し、氷冷下、2,2−ジメチル−3−(2−メ
チル−1−プロペニル)シクロプロパンカルボン酸クロ
ライド1.31g(7mM)を添加した。この反応液を
室温にもどし、室温で3時間撹拌したのち、反応液を3
0mlの5%塩酸水溶液で洗い、さらに飽和食塩水30
mlで洗った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥したの
ち、ジクロロメタンを減圧濃縮し、得られた油状物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;酢酸エ
チル:ヘキサン=1:40)により精製して、無色油状
物のα−エチニル−2−クロロ−4,5−メチレンジオ
キシベンジル 2,2−ジメチル−3−(2−メチル−
1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート
1.75gを得た。(収率69%)
ベンジル 2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブ
チレート α−エチニル−2−クロロ−4,5−メチレンジオキシ
ベンジルアルコール1.05g(5mM)と2−(4−
クロロフェニル)−3−メチル酪酸1.06g(5m
M)をジクロロメタン30mlに溶解し、氷冷下、ジシ
クロヘキシルカルボジイミド1.2g(6mM)を加
え、室温で12時間撹拌した。この反応液を、炉過し、
濃縮したのち、シリカゲルカラムクロマトフグラフィー
(展開溶媒;酢酸エチル:ヘキサン=1:20)で精製
して、無色油状物の α−エチニル−2−クロロ−4,
5−メチレンジオキシベンジル 2−(4−クロロフェ
ニル)−3−メチルブチレート1.41gを得た。(収
率70%)
下記の如くである。 化合物1
ベンジル 2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−
プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート 化合物2
シベンジル 2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1
−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート 化合物3
ベンジル 2,2−ジメチル−3−(2−クロロ−3,
3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)シクロプロパ
ンカルボキシレート 化合物4
ベンジル 2,2−ジメチル−3−(2−クロロ−3,
3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)シクロプロパ
ンカルボキシレート 化合物5
ベンジル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパ
ンカルボキシレート 化合物6
シベンジル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロ
パンカルボキシレート 化合物7
ベンジル 2,2,33−テトラメチルシクロプロパン
カルボキシレート 化合物8
ベンジル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパ
ンカルボキシレート 化合物9
ベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシレート 化合物10
シベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2
−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート 化合物11
ベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシレート 化合物12
ベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシレート 化合物13
ベンジル 3−(1,2−ジブロモ−2−メチルプロピ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト 化合物14
シベンジル 3−(1,2−ジブロモ−2−メチルプロ
ピル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレ
ート 化合物15
ベンジル 3−(1,2−ジブロモ−2−メチルプロピ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト 化合物16
ベンジル 3−(1,2−ジブロモ−2−メチルプロピ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト 化合物17
ベンジル 3−(2,2−ジブロモビニル)−2,2−
ジメチルシクロプロバンカルボキシレート 化合物18
シベンジル 3−(2,2−ジブロモビニル)−2,2
−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート 化合物19
ベンジル 3−(2,2−ジブロモビニル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシレート 化合物20
ベンジル 3−(2,2−ジブロモビニル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシレート 化合物21
ベンジル 2,2−ジメチル−3−(1,2,2,2−
テトラブロモエチル)シクロプロパンカルボキシレート 化合物22
シベンジル 2,2−ジメチル−3−(1,2,2,2
−テトラブロモエチル)シクロプロパンカルボキシレー
ト 化合物23
ベンジル 2,2−ジメチル−3−(1,2,2,2−
テトラブロモエチル)シクロプロパンカルボキシレート 化合物24
ベンジル 2,2−ジメチル−3−(1,2,2,2−
テトラブロモエチル)シクロプロパンカルボキシレート 化合物25
ベンジル 2−(4−クロロフエニル)−3−メチルブ
チレート 化合物26
シベンジル 3−メチル−2−フェニルブチレート 化合物27
ベンジル 3−メチル−2−(4−メチルフェニル)ブ
チレート 化合物28
ベンジル 2−(4−メトキシフェニル)−3−メチル
ブチレート 化合物29
ベンジル 2−(4−クロロメチルフエニル)−3−メ
チルブチレート 化合物30
ベンジル 2−(4−ジフルオロメトキシフェニル)−
3−メチルブチレート 化合物31
ベンジル 2−(2−クロロ−4−トリフルオロメチル
フェニルアミノ)−3−メチルブチレート 化合物32
シベンジル 2−(2−クロロ−4−トリフルオロメチ
ルフェニルアミノ)−3−メチルブチレート 化合物33
ベンジル 2−(4−メチルフェニルアミノ)−3−メ
チルブチレート 化合物34
ベンジル 2−(4−メチルフェニルアミノ)−3−メ
チルブチレート
トルが広いこと、低毒性であること、安価であることか
ら、従来の有機リン剤、有機塩素系殺虫剤に替わる家庭
用ならびに農園芸用殺虫剤として使用することができ
る。本発明殺虫、殺ダニ剤の用途としてハエ、蚊、ゴキ
ブリ等の衛生害虫をはじめ、有機リン剤、カーバメート
剤抵抗性ツマグロヨコバイ、ウンカ類や、ニカメイチュ
ウ、カメムシ類、ヨトウガ、コナガ、タバコガ、マメゾ
ウムシ、ヤガ、モンシロチョウ、クリケムシ、ハマキ、
アブラムシ、カイガラムシ類の農業害虫、コクゾウ等の
貯殻害虫、ダニ類等の防除に極めて有効である。
チルビシクロヘプテンカルボキシイミド(商品名MGK
−264)、N−オクチルビシクロヘプテンカルボキシ
イミドとアリールスルホン酸塩との混合物(商品名MG
K−5026)、サイネピリン500、オクタクロロジ
プロピルエーテル、ピペロニルブトキサイドなどの共力
剤を加えると、その殺虫効果を一層高めることが出来
る。また、他の殺虫剤例えばフェニトロチオン、DDV
P、ダイアジノン等の有機リン剤、NAC、MTMC、
BPMC、PHC等のカーバメート剤、ピレトリン、ア
レスリン、フタールスリン、フェノトリン、ペルメトリ
ン、エムペントリン等の従来のピレスロイド系殺虫剤あ
るいは殺ダニ剤、殺菌剤、殺線虫剤、除草剤、植物生長
調整剤、肥料その他の農薬を混合することによって効果
のすぐれた多目的組成物が得られ、労力の省力化、薬剤
間の相乗効果も充分期待しえるものである。
であることを明らかにするため実施例及び効果の試験成
績を示す。
えて全体を100部として0.2%油剤を得た。
ブトキサイド0.8部に白灯油を加えて全体を100部
として油剤を得た。
M−200(東邦化学登録商標名)10部、キシロール
70部を加えて撹拌混合溶解して20%乳剤を得た。
トリン0.1部、オクタクロロジプロピルエーテル1.
5部を精製灯油28部に溶解し、エアゾール容器に充填
し、バルブ部分を取りつけた後、該バルブ部分を通じて
噴射剤(液化石油ガス)70部を加圧充填してエアゾー
ルを得た。
5gを除虫菊抽出粕粉、木粉、デン粉などの蚊取線香用
基材99.0gに均一に混合し、公知の方法によって蚊
取線香を得た。
9.7部をよく粉砕混合して0.3%粉剤を得た。
部、クレー20部、ラウリルスルホン酸塩3部、カルボ
キシメチルセルローズ2部を粉砕混合して水和剤を得
た。
(A)、0.2%とサイネピリン500、0.8%白灯
溶液(B)、0.1%とフタールスリン0.1%白灯溶
液(C)及びアレスリン、フタールスリンの夫々の0.
2%の白灯溶液につき、イエバエの落下仰転率を求め、
供試薬剤の相対有効濃度を算出し、更に24時間後の致
死率を求めたところ表1の如くであった。( )は2
4時間後の致死率を示す。
アカイエカ成虫約50匹を放ち、電池式小型扇風機(羽
根の径13cm)を箱内に設置し、回転させる。そこへ
実施例5によって得られた本発明化合物(1),
(5),(8),(10)の蚊取線香0.1gの両端に
点火したものを入れると30分以内に80%以上のアカ
イエカを落下仰転することが出来、翌日には、その80
%以上を致死させることが出来た。
面5〜6葉期の大根畑に実施例3によって得られた乳剤
のうち本発明化合物(2),(6),(9),(1
4),(16),(19),(25),(27),(3
1),(32)を含む各々の乳剤の水による1000倍
希釈液を100l/反あたり散布した。2日後の寄生率
調査で散布前密度の1/10以下に各区共に減少してい
た。
日前に1本の木に対してアブラムシを約200匹寄生さ
せた。実施例7によって得られた水和剤のうち、
(3),(5),(7),(10),(12),(1
3),(17),(20),(21),(24),(2
8),(30),の4000倍希釈液を害虫がついた葉
へ圧縮空気スプレー法で10ml/ポットあたり散布
し、2日後の被害度を観察した。その結果、いずれによ
っても被害度の増大は認められなかった
(8),(9),(11),(15),(18),(2
2),(23),(26),(29)の各々の粉剤を直
径14cmの腰高シャーレ底面に2g/m2の割合で均
一に散布し、底部1cmを残してバターを襞壁面に塗布
する。その中にチャバネゴキブリ成虫を一群10匹とし
て放ち、30分間接触させ、新しい容器にゴキブリを移
せば3日後にはいずれの粉剤によっても80%以上のゴ
キブリを殺虫することが出来た。
アカイエカ成虫約50匹を放ち、電池式小型扇風機(羽
根の径13cm)を箱内に設置し、回転させる。本発明
化合物(1),(3),(9),(12),(21),
(27)各々40mgを2.2cm×3.5cmのバル
ブ製マットに含浸し、これを加熱蒸散したところ、30
分以内に80%以上のアカイエカを落下仰転することが
出来、翌日には、その80%以上を致死させることが出
来た。
ン、フタールスリン等のピレスロイドよりも強い殺虫効
力を持ち、その実用性は極めて高い。
酸エステル誘導体は、温血動物に対して低毒性である一
方、種々の害虫に対して、高い殺虫、殺ダニ活性を示
し、また化学的安定性においても優れている。
Claims (2)
- 【請求項1】 次式1 【化1】 (式中、R1は一般式(II),(III),(I
V),(V),(VI)を表わし、R2はハロゲン原子
又はメチル基を表わし、R3、R4は同一又は相異なっ
てハロゲン原子、メチル基又はハロメチル基を表わし、
Xは、ハロゲン原子を表わす。R5は、水素原子、ハロ
ゲン原子、メチル基、メトキシ基、ハロメチル基、フル
オロメトキシ基を表わし、R6、R7は同一又は相異な
って水素原子、ハロゲン原子、フルオロメチル基、メチ
ル基を表わす。)で表わされるカルボン酸エステル誘導
体。 - 【請求項2】 次式I 【化2】 (式中、R1は一般式(II),(III),(IV)
(V),(VI)を表わし、R2はハロゲン原子又は
メチル基を表わし、R3、R4は同一又は相異なってハ
ロゲン原子、メチル基又はハロメチル基を表わし、X
は、ハロゲン原子を表わす。R5は、水素原子、ハロゲ
ン原子、メチル基、メトキシ基、ハロメチル基、フルオ
ロメトキシ基を表わし、R6、R7は同一又は相異なっ
て水素原子、ハロゲン原子、フルオロメチル基、メチル
基を表わす。)で表わされるカルボン酸エステル誘導体
を含有する殺虫、殺ダニ剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25532092A JP3233696B2 (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | 新規カルボン酸エステル誘導体、及びこれを含有する殺虫、殺ダニ剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25532092A JP3233696B2 (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | 新規カルボン酸エステル誘導体、及びこれを含有する殺虫、殺ダニ剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06316569A true JPH06316569A (ja) | 1994-11-15 |
JP3233696B2 JP3233696B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=17277148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25532092A Expired - Lifetime JP3233696B2 (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | 新規カルボン酸エステル誘導体、及びこれを含有する殺虫、殺ダニ剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3233696B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024070892A1 (ja) * | 2022-09-26 | 2024-04-04 | 住友化学株式会社 | シクロプロパンカルボン酸エステル化合物及びその用途 |
-
1992
- 1992-08-10 JP JP25532092A patent/JP3233696B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024070892A1 (ja) * | 2022-09-26 | 2024-04-04 | 住友化学株式会社 | シクロプロパンカルボン酸エステル化合物及びその用途 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3233696B2 (ja) | 2001-11-26 |
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