JPH06316387A - エレベータの監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 異常時かご内の状況を視認して正確に認識で
きるエレベータの監視装置を得る。 【構成】 エレベータのかご１内に、カメラ及びテレビ
モニタ付インターホン子器４とインターホン呼出釦５を
備えると共に、エレベータを制御するためのエレベータ
制御盤８が設けられるエレベータ機械室２内に、カメラ
及びテレビモニタ付インターホン親器６を備え、かつ、
管理室３内に、カメラ及びテレビモニタ付インターホン
親器７を備え、エレベータの制御時にかご１内の缶詰状
態やトラブル発生を検出する上記制御盤８による自動呼
出信号に基づいて上記エレベータ機械室２内及び管理室
３内のカメラ及びテレビモニタ付インターホン親器６及
び７を呼び出し、インターホン子器４によるかご内状況
の映像をインターホン親器６及び７のテレビモニタに映
し出す。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、エレベータのかご内
と外部との連絡を可能にしてかご内状況を把握できるよ
うにしたエレベータの監視装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、エレベータの監視装置として、エ
レベータかご内と外部との連絡を行うための手段にイン
ターホンを標準装備している。このインターホンを介し
てエレベータかご内での缶詰状態やトラブル発生時等の
非常時に管理者等に連絡することにより、管理者は、か
ご内の状況を把握することができるようになされてい
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のエレベータの監視装置においては、インターホ
ンを用いて、かご内の缶詰状態やトラブル発生時の連絡
を、管理者等へ通話で行っている為、管理者は、通話の
みではかご内の状況を正確に把握することができなく、
その為、通話相手の状況やかご１内状況がつかみにく
く、状況に応じた素早い対応がむずかしい。また、乗客
側でも通話相手が不明であり、不安を一掃することがで
きないという問題点があった。

【０００４】この発明は上述した従来例に係る問題点を
解消するためになされたもので、かご内の状況を視認し
て正確に認識できるエレベータの監視装置を得ることを
目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タの監視装置は、エレベータのかご内に、カメラ及びテ
レビモニタ付インターホン子器とインターホン呼出釦を
備えると共に、エレベータを制御するためのエレベータ
制御盤が設けられるエレベータ機械室内に、テレビモニ
タ付インターホン親器を備え、かつ、管理室内に、テレ
ビモニタ付インターホン親器を備え、エレベータの制御
時にかご内の缶詰状態やトラブル発生を検出する上記制
御盤による自動呼出信号に基づいて上記エレベータ機械
室内及び管理室内のテレビモニタ付インターホン親器を
呼び出し、インターホン子器によるかご内状況の映像を
インターホン親器のテレビモニタに映し出すことを特徴
とするものである。

【０００６】

【作用】この発明に係るエレベータの監視装置において
は、エレベータの制御時にかご内の缶詰状態やトラブル
発生を検出する制御盤による自動呼出信号に基づいてエ
レベータ機械室内及び管理室内のテレビモニタ付インタ
ーホン親器を呼び出し、インターホン子器のカメラによ
るかご内状況の映像を上記インターホン親器のテレビモ
ニタに映し出す。

【０００７】

【実施例】以下、この発明を図示実施例に基づいて説明
する。図１はこの発明の一実施例に係るエレベータの監
視装置を示す構成図である。図１において、１は図示し
ないエレベータの昇降路内を昇降するかご、２はエレベ
ータ機械室、３は建物の管理室であり、上記かご１内に
は、カメラ及びテレビモニタ付インターホン子器４とイ
ンターホン呼出釦５が備えられ、また、上記エレベータ
機械室２内には、テレビモニタ付インターホン親器６と
エレベータ制御盤８が備えられ、さらに、上記管理室３
内には、テレビモニタ付インターホン親器７が備えられ
ている。

【０００８】なお、上記制御盤８は、エレベータの制御
時にかご内の缶詰状態やトラブル発生を検出するように
なされ、その異常発生時に、呼出釦５の操作に拘わらず
親器６及び７を、自動呼出信号９（接点信号）により自
動的に呼び出し、インターホン子器４によるかご内状況
の映像が、インターホン親器６，７のテレビモニタに映
し出されるようになっている。また、１０は無停電電源
を示す。

【０００９】上記の様に構成されたエレベータの監視装
置においては次のように動作する。 平常時は、管理室３にＶＴＲを設置することによ
り、かご１内のモニタ映像として、ビル内の様々な情報
やテナントＰＲ、非常時（地震や火災等）の案内や注意
等の表示等のＶＴＲ映像を送り出すことができる。 かご１内の呼出釦５が押され、管理室３または機械
室２の親器６及び７の送受器をとると、相互モニタ及び
通話ができる（この時、ＶＴＲ映像は自動カット）。 管理室３または機械室２にて親器モニタ釦を押す
と、かご１内のカメラによる様子が見れる（その直前ま
で、かご内モニタにはＶＴＲ映像が映し出されてい
る）。 各親器の呼出釦にて親器相互の呼出し及び相互モニ
タ及び通話ができる。

【００１０】また、例えば、かご１内の乗客が缶詰状態
となると、呼出釦５を操作することにより、または制御
盤８による検出に基づく自動呼出信号９の発生により、
インターホン親器６及び７が呼び出され、インターホン
子器４によるかご内状況の映像がインターホン親器６及
び７のテレビモニタに映し出され、管理者は、映像を見
ながらかご１内乗客と通話し、かご１内状況を視認する
ことができる。また、呼出釦５や自動呼出信号９による
呼び出しに拘わらず、インターホン親器６または７より
随時かご１内の様子を親器テレビモニタに映し出すこと
ができる。

【００１１】従って、上記実施例によれば、かご１内子
器４のモニタへ平常時は各種情報やＰＲを映し出し、乗
客のイライラ状態等の防止にも役立つと共に、かご１に
乗客が缶詰状態になった時、管理者はかご１内の様子を
テレビモニタで確認できる為、状況を正確に把握するこ
とができる。また、非常時や缶詰時における相互モニタ
により、従来の通話方式以上に相互情報が得られ、管理
者・利用者共により安心が増す。なお、上記実施例にお
いては、無停電電源１０の使用により、停電時でも問題
なく使える。

【００１２】

【発明の効果】以上のように、この発明によれば、エレ
ベータのかご内に、カメラ及びテレビモニタ付インター
ホン子器とインターホン呼出釦を備えると共に、エレベ
ータを制御するためのエレベータ制御盤が設けられるエ
レベータ機械室内に、テレビモニタ付インターホン親器
を備え、かつ、管理室内に、テレビモニタ付インターホ
ン親器を備え、エレベータの制御時にかご内の缶詰状態
やトラブル発生を検出する制御盤による自動呼出信号に
基づいてエレベータ機械室内及び管理室内のテレビモニ
タ付インターホン親器を呼び出し、インターホン子器の
カメラによるかご内状況の映像を上記インターホン親器
のテレビモニタに映し出すようにしたので、異常時かご
内の状況を視認して正確に認識できるという効果を奏す
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例によるエレベータの監視装
置を示す構成図である。

【符号の説明】

１ かご ２ エレベータ機械室 ３ 管理室 ４ カメラ及びテレビモニタ付インターホン子器 ５ インターホン呼出釦 ６ テレビモニタ付インターホン親器 ７ テレビモニタ付インターホン親器 ８ エレベータ制御盤 ９ 自動呼出信号

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成５年９月２２日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【特許請求の範囲】

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００５

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００５】

【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タの監視装置は、エレベータのかご内に、カメラ及びテ
レビモニタ付インターホン子器とインターホン呼出釦を
備えると共に、エレベータを制御するためのエレベータ
制御盤が設けられるエレベータ機械室内に、カメラ及び
テレビモニタ付インターホン親器を備え、かつ、管理室
内に、カメラ及びテレビモニタ付インターホン親器を備
え、エレベータの制御時にかご内の缶詰状態やトラブル
発生を検出する上記制御盤による自動呼出信号に基づい
て上記エレベータ機械室内及び管理室内のカメラ及びテ
レビモニタ付インターホン親器を呼び出し、インターホ
ン子器によるかご内状況の映像をインターホン親器のテ
レビモニタに映し出すことを特徴とするものである。

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００６

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００６】

【作用】この発明に係るエレベータの監視装置において
は、エレベータの制御時にかご内の缶詰状態やトラブル
発生を検出する制御盤による自動呼出信号に基づいてエ
レベータ機械室内及び管理室内のカメラ及びテレビモニ
タ付インターホン親器を呼び出し、インターホン子器の
カメラによるかご内状況の映像を上記インターホン親器
のテレビモニタに映し出す。

【手続補正４】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００７

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００７】

【実施例】以下、この発明を図示実施例に基づいて説明
する。図１はこの発明の一実施例に係るエレベータの監
視装置を示す構成図である。図１において、１は図示し
ないエレベータの昇降路内を昇降するかご、２はエレベ
ータ機械室、３は建物の管理室であり、上記かご１内に
は、カメラ及びテレビモニタ付インターホン子器４とイ
ンターホン呼出釦５が備えられ、また、上記エレベータ
機械室２内には、カメラ及びテレビモニタ付インターホ
ン親器６とエレベータ制御盤８が備えられ、さらに、上
記管理室３内には、カメラ及びテレビモニタ付インター
ホン親器７が備えられている。

【手続補正５】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１２

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１２】

【発明の効果】以上のように、この発明によれば、エレ
ベータのかご内に、カメラ及びテレビモニタ付インター
ホン子器とインターホン呼出釦を備えると共に、エレベ
ータを制御するためのエレベータ制御盤が設けられるエ
レベータ機械室内に、カメラ及びテレビモニタ付インタ
ーホン親器を備え、かつ、管理室内に、カメラ及びテレ
ビモニタ付インターホン親器を備え、エレベータの制御
時にかご内の缶詰状態やトラブル発生を検出する制御盤
による自動呼出信号に基づいてエレベータ機械室内及び
管理室内のカメラ及びテレビモニタ付インターホン親器
を呼び出し、インターホン子器のカメラによるかご内状
況の映像を上記インターホン親器のテレビモニタに映し
出すようにしたので、異常時かご内の状況を視認して正
確に認識できると共に相互モニタにより管理者及び利用
者共により安心感をもたらすという効果を奏する。

【手続補正６】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】符号の説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【符号の説明】 １ かご ２ エレベータ機械室 ３ 管理室 ４ カメラ及びテレビモニタ付インターホン子器 ５ インターホン呼出釦 ６ カメラ及びテレビモニタ付インターホン親器 ７ カメラ及びテレビモニタ付インターホン親器 ８ エレベータ制御盤 ９ 自動呼出信号

【手続補正７】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図１

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 エレベータのかご内に、カメラ及びテレ
   ビモニタ付インターホン子器とインターホン呼出釦を備
   えると共に、エレベータを制御するためのエレベータ制
   御盤が設けられるエレベータ機械室内に、テレビモニタ
   付インターホン親器を備え、かつ、管理室内に、テレビ
   モニタ付インターホン親器を備え、エレベータの制御時
   にかご内の缶詰状態やトラブル発生を検出する上記制御
   盤による自動呼出信号に基づいて上記エレベータ機械室
   内及び管理室内のテレビモニタ付インターホン親器を呼
   び出し、インターホン子器によるかご内状況の映像をイ
   ンターホン親器のテレビモニタに映し出すことを特徴と
   するエレベータの監視装置。