JPH0631466Y2 - レンズ付きフイルムユニツト - Google Patents

レンズ付きフイルムユニツト

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JPH0631466Y2
JPH0631466Y2 JP1986145467U JP14546786U JPH0631466Y2 JP H0631466 Y2 JPH0631466 Y2 JP H0631466Y2 JP 1986145467 U JP1986145467 U JP 1986145467U JP 14546786 U JP14546786 U JP 14546786U JP H0631466 Y2 JPH0631466 Y2 JP H0631466Y2
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lever
film
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は高輝度及び低輝度の撮影に選択的に対応し得る
ようにしたレンズ付きフイルムユニットに関するもので
ある。
〔従来の技術〕
写真撮影を行なうには、カメラと写真フイルムとが必要
であるが、カメラを常時携帯している人は少ないため、
撮影したい時にカメラが手元に無いということが多い。
写真フイルムは消耗品であるから、最寄りの商店で購入
すればよいがカメラは繰返し使用を意図して作られてお
り、しかも高価であるから、このような一時的な撮影の
ために、近くのカメラ店から新たなカメラを1台購入す
るということは稀である。
そこで、通常の写真フイルムを購入するように、レンズ
付きフイルムユニットを最寄りの商店から購入し、撮影
後の写真フイルムと同様に、このレンズ付きフイルムご
と現像取扱店へ依頼出来れば非常に便利である。
このような要望から、レンズ付きフイルムユニットが本
出願人より最近市販されている。このレンズ付きフイル
ムユニットは、カートリッジ入り写真フイルムを光密に
保護している保護容器本体に簡単なシャッター機構より
なる露光機能を付加したものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述のレンズ付きフイルムユニットは、通常のカートリ
ッジ入り写真フイルムの大きさ及び価格を多少上まわる
としても、できるだけ嵩ばらず、しかもできるだけ安価
に提供されることが必要であるから、付加された露出機
構は単一のシャッタ羽根とこのシャッタ羽根を駆動する
伸縮ばねとからなる極く簡単なシャッタ機構で構成され
ている。
このシャッタは、一定のシャッタ速度で作動するように
設計されているから、この露出機構で良質の写真を撮影
することができる被写体輝度の範囲は、比較的狭い範囲
に制限されてしまう。このため、前述のレンズ付きフイ
ルムユニットによる写真撮影は、利便ではあるが、被写
体輝度にかかわる撮影条件が比較的狭い範囲に制限され
てしまうという欠点がある。
このような欠点に対処するには、レンズ付きフイルムユ
ニットの使用を、例えば屋外あるいは晴天時だけに制限
し、室内あるいは曇天時には使用を控えることが考えら
れるが、こうするとレンズ付きフイルムユニットの利便
性が半減してしまうという問題が生じる。
〔考案の目的〕
本考案は、以上のようなこれまでのレンズ付きフイルム
ユニットの欠点を解決するためになされたもので、本体
の構造を複雑化させることなく、撮影可能な被写体輝度
の範囲を広げたレンズ付きフイルムユニットを提供する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案は、カートリッジ
入り写真フイルムを光密に保護している保護容器に、レ
リーズボタンを晴天あるいは屋外用と、室内あるいは曇
天用とに分けて2個設けるとともに、いずれか一方のレ
リーズボタンに連動して撮影光路中に出入する絞り部材
を設けたことを特徴とするものである。
以下、図面を参照して本考案の実施例について説明す
る。
〔実施例〕
第5図はレンズ付きフイルムユニットとカバーとを示す
ものである。レンズ付きフイルムユニット10は直方体
状をしており、その外周がカバー11で覆われている。
このカバー11は、印刷可能なボール紙,薄いプラスチ
ックシート等から作られており、装飾効果を与えてい
る。レンズ付きフイルムユニット10は、カバー11内
に入れたままで使用され、撮影後はそのまま現像取扱店
に出されるため、その外面が人目に触れることがない。
従って、レンズ付きフイルムユニット10の外面を綺麗
に仕上げる必要がないので、その分コストを下げること
ができる。
前記レンズ付きフイルムユニット10は、第6図に示す
ように、写真フイルムを収納したカートリッジ12と、
この写真フイルムを光密に保護するためのカートリッジ
12を収納する保護容器本体13とから構成されてい
る。この保護容器本体13は、その前面に遮光筒14が
形成され、この中に撮影レンズ15が取り付けられて
い。また、保護容器本体13の下方には、フイルム巻上
げノブ16が配置され、そして上方にはファインダ窓1
7が設けられている。これらの遮光筒14及びファイン
ダ窓17の内面は、不要な乱反射が発生しないように階
段状に形成されている。保護容器本体13の上面には、
選択的に操作可能なレリーズボタン18A,18Bが設
けられており、これらを押すことにより露出機構が作動
して、1駒の撮影を行なうことができる。
第6図はレンズ付きフイルムユニット10の組て立て前
を示すものである。保護容器本体13には、背面に開口
したカートリッジ収納室26が形成されており、この中
にカートリッジ12が装填される。撮影レンズ15の背
後には、撮影枠27が形成されており、カートリッジ1
2を装填した時に、撮影枠27の外側にカートリッジ1
2の露光用開口(図示せず)が嵌合する。なお、切欠き
28には、カートリッジ12を保護容器本体13から取
り出すための治具が挿入される。
前記カートリッジ12は、フイルム供給室30と、フイ
ルム巻取室31と、これらを連結する連結部32とから
構成されており、フイルム巻取室31の下部に設けたギ
ヤ(図示せず)を回転させることにより、写真フイルム
をフイルム供給室30からフイルム巻取室31に給送す
ることができる。連結部32は、その前面に露光用開口
が形成され、そして背面にカウンタ窓33が形成されて
いる。このカウンタ窓33は、裏紙に印刷した駒数を観
察するために用いられる。なお、カバー11の背面に
は、このカウンタ窓33に対応するように開口が形成さ
れている。
このようなカートリッジ12としては、裏紙付き110
サイズの写真フイルムを装填したものが既に市販されて
おり、これを使用することができる。また、カートリッ
ジ12に、例えば135ミリサイズの写真フイルムと裏
紙とを装填すれば、画面サイズが大きくなるから、大伸
ばしを行う場合に便利である。
前記カートリッジ12を保護容器本体13に装填する
と、フイルム巻取室31に設けたギヤが本体13の下方
に配置したギヤ35に噛み合う。このギヤ35は、フイ
ルム巻き上げノブ16と連動しているから、これを回す
ことにより写真フイルムを1駒ずつ、巻き上げることが
できる。
前記保護容器本体13の背後は開口しているが、カート
リッジ12の背後を圧板36で押圧することにより、カ
ートリッジ12の露光用開口が保護容器本体13の撮影
枠27の外周に光密に嵌合し、それより写真フイルムを
完全に遮光することができる。この圧板36は、多少の
弾性を有する薄い金属板で作られており、斜め前に曲げ
た2個の押圧片36a,36bがカートリッジ12を押
圧する。なお、符号36cは、カートリッジ12のカウ
ンタ窓33に合致する開口である。
圧板36は、その上端に2個の突片37,38が形成さ
れており、保護容器本体13の背面に形成した矩形状態
隙間39,40にぞれぞれ差し込まれ、また下端部41
は本体下部の凹部42に挿入され、そしてねじ止め,接
着あるいは超音波接合される。
前記カバー11は箱状に作られており、この中にレンズ
付きフイルムユニット10を挿入し、フラップ20を畳
んでから接着剤で接合する。このカバー11には、遮光
筒14,フイルム巻上げノブ16,ファインダ窓17,
レリーズボタン18Aと18Bに対応する位置に、対応
する形状の開口21〜24がそれぞれ形成されている。
レンズ付きフイルムユニット10は、カバー11をした
ままで使用され、そして現像依頼をする場合には、カバ
ー11の中にレンズ付きフイルムユニット10を入れた
ままで現像取扱店に依頼する。現像所では、カバー11
と、保護容器本体13とを外し、カートリッジ12を分
解して露光済に写真フイルムを取り出し、この露光済み
写真フイルムを現像してから写真焼付けを行なう。顧客
には、ネガフイルムとプリント写真とが返却されるが、
分解されたレンズ付きフイルムユニット10は返却され
ない。
次に第1図ないし第4図を参照してレンズ付きフイルム
ユニット10の露出機構について説明する。シャッター
レリーズ直前の状態を示す第1図に示されているよう
に、保護容器本体13内には、レンズ15の光路を開閉
するシャッタ羽根52、開口56が形成された絞り羽根
57、シャッター羽根52を駆動するためのほぼY字形
状の駆動レバー58、この駆動レバー58を蓄勢すると
ともにフイルムFの巻止め機能を備えたほぼY字形状の
蓄勢レバー71、駆動レバー58と蓄勢レバー71を係
止しこれらレバーの作動を規制するクランク状作動レバ
ー63、及びこの作動レバー63を回動させるためにレ
リーズボタン18A,18Bに一体的に形成されたレリ
ーズレバー69A,69Bが、第1図のように相互に動
作的関連をもって配設されている。これらのシャッタ羽
根52,絞り羽根58,付勢レバー71,及び作動レバ
ー63は、それぞれ軸51,55,62,79及び68
に回動自在に支持されている。また前記各部材は、それ
ぞれに関連する伸縮ばね52A,57A,58A,71
A及び63Aによって、蓄勢レバー71が反時計方向で
ある外は、全て時計方向に付勢され、その回動範囲はそ
れぞれ回動規制ピン52B,57B,71B,及び63
Bによって規制されるようになっている。
シャッタ羽根52の上端部の一側縁には直線状係止部5
3が、その反対側の側縁には曲線の肩部54が形成され
ている。Y字形状の駆動レバー58は水平方向に平行な
二本のアーム59,60を備え、これらの基部には係止
片61が形成されている。この一方のアーム59は、上
下方向に弾性変形できるように薄くなっている。このア
ーム59の先端は、シャッタ羽根52の係止部53に係
合している。またこの駆動レバー58は、作動レバー6
3に形成された突片65との間に架設された伸縮ばね5
8によって時計方向へ回動され、シャッター羽根52を
その伸縮ばね52Aに抗して回動させてシャッタを開こ
うとするが、駆動レバー58の基部係止片61が作動レ
バー63の折り曲げ突片64で係止されている限り、第
1図の状態、すなわちシャッタが閉じられた状態を維持
する。しかし、基部係止片61の係止が解除されると、
駆動レバー58は伸縮ばね52Aよりも強い伸縮バネ5
8Aの収縮力によって時計方向へ瞬間的に回動し、その
アーム59の先端は勢いよくシャッタ羽根52を時計方
向へ回動させる。
なお後述するようにアーム59はその回動端付近で係止
部53を行き過ぎてピン58Bで回動規制される。その
結果、シャッタ羽根52は伸縮ばね52Aによって直ち
に復動してレンズ15を覆う。またこの駆動レバー58
を初期位置へセットする際には、このアーム59がシャ
ッタ羽根52の曲線状肩部54にガイドされながら上方
へ弾性変形して肩部54を乗り越え、再び係止部53側
へ移動して係止部53によって係合される。
蓄勢レバー71は、その基部に前後方向に長い矩形穴7
7が形成されており、この穴77に軸79が緩く係合し
て蓄勢レバー71の回動及び前後方向への動きを可能に
している。このY字形状の蓄勢レバー71の一方のアー
ム74には、その先端に係止爪75が形成されている。
この係止爪75はフイルムFの片縁部に一駒毎に形成さ
れたパーフォレーションPFに係合してピン71Bで規
制される一定角度だけ時計方向へ回動されるようになっ
ている。
更に、アーム74の中央部には上方に延び、先端が後方
に向けられた解除アーム76が形成されている。この解
除アーム76は、作用レバー63が反時計方向へ回動す
る時、その作用側アーム67Aに形成された係止突片6
6によって前方に押動される。その結果蓄勢レバー71
も前方へ移動するため、先端係止爪75がフイルムFの
パーフォレーションPFから脱すると同時に、ばね71
Aによって反時計方向へ規制ピン71Bで規制されるま
で回動する。蓄勢レバー71の他方のレバー72はその
先端の折曲げ係合片73を介して駆動レバー58のアー
ム60に係合し、フイルムFを一駒巻上げる際に駆動レ
バー58を反時計方向へ回動し、その伸縮ばね58Aを
伸長して駆動力を蓄勢するようになっている。
作動レバー63は、平行にかつ互いに反対方向に延び連
結部67Cで連結された作用側アーム67Aと駆動側ア
ーム67Bとからなり、これらのアーム67A,67B
の間で軸68によって回動自在に支持されている。この
駆動側アーム67Bの上縁には、レリーズレバー68B
に後方へ向かって植設された係合ピン70Aが下動した
時に当接するようになっている。レリーズレバー69A
には、係合ピン70Aの下方に前方に向かって植設され
た他の係合ピン70Cが植設されており、この係合ピン
70Cは絞り羽根56の延長端部に接している。
上記のように構成された露出機構は次のように作用す
る。レンズ付きフイルムユニット10の露光機構は、撮
影準備完了状態にあっては、第1図及び第2図(A),
(B)に示された状態にセットされている。被写体輝度
が低い場合、例えば曇天下あるいは室内で撮影する場合
には、レリーズボタン18Aを使用する。レリーズボタ
ン18Aを半押しすると、第3図に示したように、絞り
羽根アーム端に接しているレリーズレバー69Aに植設
された係合ピン70Cを介して、絞り羽根57を伸縮ば
ね57Aに抗して反時計方向に回動させ、絞り羽根57
はレンズ15の光路から退避する。
この状態から更にレリーズボタン18Aを押し下げてゆ
くと、レリーズレバー69Aに設けられた係合ピン70
Aが作動レバー63の駆動側アーム67Bを押し下げ
る。この結果、作動レバー63が反時計方向に回動さ
れ、その作用側アーム67Aの湾曲係止突片66及び折
曲げ係止突片64が順次蓄勢レバー71と駆動レバー5
8をそれぞれ作動させる。すなわち、湾曲係止突片66
は、作動レバー63が回動しはじめると、蓄勢レバー7
1に形成された解除アーム76を介して蓄勢レバー71
を前進させる。この結果、蓄勢レバー71のアーム74
の先端に形成されている係止爪75がフイルムFのパー
フォレーションFP1から抜け出るとともに、伸縮ばね
71Aによって反時計方向へ規制ピン71Bに当たるま
で回動する。なお、蓄勢レバー71は、レリーズボタン
18Aが復帰したときに伸縮ばね71Aによって後退
し、係止爪75がフイルムFの表面に圧接してその位置
に保持される。
蓄勢レバー71の回動に引き続いて、作用側アーム67
Aの折曲げ係止片64が駆動レバー58の基部係止片6
1の係止を解除する。この駆動レバー58は、係止が解
除されると時計方向に回動する。この時に、駆動レバー
58の一方のアーム59は、その先端部でシャッタ羽根
52の係止部53を押しながら回動して、第4図
(A),(B)に示すように、伸縮ばね52aを蓄勢し
ながら、レンズ15の光路から退避させてシャッタを開
放する。この結果、レンズ15を通る光束は絞り羽根5
7で規制されることなく、全ての光束がフイルムFに達
してこれを露光する。更に、駆動レバー58が規制ピン
58Bに当接するまで回動する際に、アーム59の先端
は第4図(B)で二点鎖線で示すように、シャッタ羽根
52の係止部53から外れて同部を行き過ぎて止まる。
アーム59の通過とともに、シャッタ羽根52は、蓄勢
された伸縮ばね52Aによって規制ピン52Bに当接す
るまで、急速に復動して再びレンズ15の光路を遮る。
このようにしてシャッタ羽根52は開閉動作を行い露出
を終了する。露出終了後にレリーズボタン18Aを元に
戻せば、絞り羽根57に伸縮ばね57Aによってレンズ
15の光路中に復動する。
このようにして一回の露出が終了すると、次の撮影に備
えてフイルムFを移送して1駒分を巻き上げる。このた
めに、フイルム巻上げノブ16を回転操作すると、フイ
ルムFは右方向に移送される。この時にフイルムFの次
の駒に対して設けたパーフォレーションFP2に蓄勢レ
バー71の先端に形成された係止爪75が進入して係合
する。この係合後に更にフイルム移送を続けると、蓄勢
レバー71は時計方向へ回動し、規制ピン80に当接す
る。蓄勢レバー71が規制ピン80に当接すると、フイ
ルム巻上げノブ16に巻止めが掛かり、フイルムFの巻
上げが阻止される。
蓄勢レバー71の時計方向への回動は、同時に駆動レバ
ー58を反時計方向に回動させる。この回動は、それそ
れのアーム60,72の係合を介して行われる。駆動レ
バー58の回動中は、その一方のアーム59の先端がシ
ャッタ羽根52の上部に形成された曲線状肩部54に沿
って弾性変形しながら頂部を乗り越えて第2図(A),
(B)に示す初期位置、すなわち係止部53との係合位
置へ復帰して次の撮影準備が完了する。
次に被写体輝度が高い場合、例えば晴天の屋外等で撮影
を行う場合には、晴天用レリーズボタン18Bを使用す
る。レンズボタン18Bを押し下げると、レリーズレバ
ー69Bに設けられた係合ピン70Bを介して作動レバ
ー63の駆動側アーム67Bが押し下げられる。この結
果、レリーズボタン18Aを使用した場合と同じように
シャッタ羽根52が一回往復動してシャッタの開閉が行
われる。しかし、この場合には、レリーズレバー69B
は、絞り羽根57と動作的に独立しているため、絞り羽
根57がレンズ15の光密中にあってフイルムFに達す
る光量を規制している。
以上の実施例においては、露光量を規制するための絞り
羽根を低輝度用レリーズボタンに連動させ、このボタン
を押すことによって、絞り羽根を光路中から退避させる
ようにしたが、この絞り羽根を高輝度用レリーズボタン
に連動させ、このボタンを押すことにより、絞り羽根を
光路中に挿入させてもよい。
また、選択された一方のレリーズボタンだけを露出さ
せ、他方のレリーズボタンを覆い隠すように移動させる
ことができるスライドカバーを保護容器本体に設けれ
ば、レリーズボタンが誤って操作されるのを防止するこ
とができる。
〔考案の効果〕
本考案では、低輝度と高輝度の撮影に応じて選択できる
ようにシャッタレリーズ部材を設け、それぞれのシャッ
タレリーズ部材の操作によって、露出機構が自動的に撮
影条件に適応するように切り換えられるから、レンズ付
きフイルムユニットの利便性,低価格性あるいは携帯性
等の利点を損なうことなく、撮影可能な被写体輝度の範
囲を広げることができる。したがって、従来のようにカ
メラが手元にない時でも手軽に品質の優れた写真を撮る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のレンズ付きフイルムユニットの露出機
構を示す斜視図である。 第2図(A)は第1図の露出機構の要部正面図であり、
(B)はその部分正面図である。 第3図は露出機構の要部の動作を説明するための部分的
な正面図である。 第4図(A)はシャッタ開放状態を示す平面図であり、
(B)はその部分的な正面図である。 第5図はレンズ付きフイルムユニットをカバーに装填す
る状態を示す斜視図である。 第6図はレンズ付きフイルムユニットの分解斜視図であ
る。 10……レンズ付きフイルムユニット 11……カバー 12……カートリッジ 13……保護容器本体 15……撮影レンズ 16……フイルム巻上げノブ 18A,18B……レリーズボタン 52……シャッタ羽根 57……絞り羽根 58……駆動レバー 63……作動レバー 69A,69B……レリーズレバー 71……蓄勢レバー。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−76827(JP,A) 特開 昭51−82612(JP,A) 実開 昭63−51323(JP,U) 実開 昭55−111226(JP,U) 実開 昭60−14567(JP,U) 実開 昭57−14130(JP,U) 実開 昭47−237(JP,U) 実公 昭52−43303(JP,Y2) 週刊少年ジャンプ,1994年第9号第159 〜177頁,集英社 日本経済新聞,昭和61年5月28日付け朝 刊第8面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カートリッジ入り写真フイルムを光密に保
    護している保護容器本体にレンズとシャッタよりなる露
    出機構を設けたレンズ付きフイルムユニットにおいて、 前記シャッタを起動するために選択して操作することが
    できる二個のレリーズボタンと、これらのレリーズボタ
    ンのいずれか一方の操作に連動して前記レンズの結像光
    路に出入する絞り部材とを前記保護容器本体に設けたこ
    とを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。
  2. 【請求項2】前記絞り部材は、所定の大きさの開口が形
    成された単一の絞り羽根であることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のレンズ付きフイルムユニ
    ット。
  3. 【請求項3】前記二個のレリーズボタンは高輝度撮影用
    及び低輝度撮影用レリーズボタンであり、前記絞り部材
    は低輝度撮影用レリーズボタンの操作に連動して前記レ
    ンズの結像光路から退避するように構成したことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のレンズ付き
    フイルムユニット。
JP1986145467U 1986-09-22 1986-09-22 レンズ付きフイルムユニツト Expired - Lifetime JPH0631466Y2 (ja)

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JPS6351329U JPS6351329U (ja) 1988-04-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5376827A (en) * 1976-12-20 1978-07-07 Sunpak Kk Strobe builttin camera
JPS55111226U (ja) * 1979-12-20 1980-08-05
JPS6014567U (ja) * 1983-07-07 1985-01-31 オリンパス光学工業株式会社 電子カメラ

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
日本経済新聞,昭和61年5月28日付け朝刊第8面
週刊少年ジャンプ,1994年第9号第159〜177頁,集英社

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JPS6351329U (ja) 1988-04-07

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