JPH06313256A - 衛生材料の表面材不織布およびその製造方法 - Google Patents

衛生材料の表面材不織布およびその製造方法

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JPH06313256A
JPH06313256A JP5125130A JP12513093A JPH06313256A JP H06313256 A JPH06313256 A JP H06313256A JP 5125130 A JP5125130 A JP 5125130A JP 12513093 A JP12513093 A JP 12513093A JP H06313256 A JPH06313256 A JP H06313256A
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JP
Japan
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fiber
continuous
cross
nonwoven fabric
section
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JP5125130A
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Masaru Tsubata
勝 津幡
Yosuke Kudo
洋輔 工藤
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New Oji Paper Co Ltd
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New Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続長繊維より成る嵩高で柔軟性と弾力性に
優れた衛生材料の表面材不織布とその製造方法を提供す
る。 【構成】 横断面の長軸と短軸の長さの比が3〜12で
ある偏平繊維であって、螺旋状捲縮を有するとともに、
外見上繊維軸方向に沿って不規則な周期で繊維の横断面
の長軸または短軸方向が回転して推移しているような捻
れを有し、見かけ密度が0.1g/cm3 以下、嵩高係
数が50%以上である連続長繊維からなる衛生材料の表
面材不織布。この不織布を製造するには、横断面が長方
形または長円状形で長軸と短軸の長さの比が5〜20の
紡糸孔から熱可塑性樹脂を溶融紡糸し、延伸固化させる
際に、口金下で、一方の側面方向のみから、冷却風を吹
当て螺旋状の捲縮と捻れを有する連続長繊維を得る。こ
れを開繊、集積して不織布ウエブを得て、さらに部分的
に熱圧着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衛生材料の表面材不織
布及びその製造方法に関する。さらに詳しくは、嵩高で
風合いの優れた衛生材料の表面材不織布及びその製造方
法に関する。なお、本発明で言う「衛生材料」とは、使
い捨ておむつや生理用ナプキンのように身体に直接当接
されて使用されるものを指す。
【0002】
【従来の技術】現在、連続長繊維で構成されたスパンボ
ンド不織布は、様々な分野や用途に用いられている。中
でも使い捨ておむつや生理用ナプキン等の衛生材料の表
面材としては目付が20〜40g/m2 である比較的薄
手のものが用いられている。しかしながら、一般的にこ
の用途の不織布の連続長繊維は無捲縮であるため、一般
的に捲縮を有する短繊維からなる不織布と比べて嵩が低
く、柔軟性や弾力性に劣るという欠点があった。従っ
て、スパンボンド不織布でありながら、短繊維からなる
不織布と同等の柔軟性および弾力性を有するものが強く
要望されている。
【0003】この要望に対し、スパンボンド不織布を構
成する連続長繊維に捲縮を付与し、不織布を嵩高として
柔軟性を改善するための方法がいくつか提案されてい
る。例えば、特開昭48−1471号公報、特開昭63
−2823号公報、特開昭63−282350号公報に
は二種類の熱可塑性樹脂から構成される複合連続長繊維
に捲縮を付与する方法が開示されている。しかしなが
ら、これらの方法では複雑な複合紡糸装置を用いなけれ
ばならず、また製造時に不織布の耳部を回収して再度溶
融させて再利用することが二種類の成分の樹脂からなる
長繊維であるため行えず、生産コストが割高となり使い
捨て用途に用いるのが不適当であった。
【0004】また、特開平1−148862号公報には
突部を有する断面形状を有する異型断面連続長繊維を紡
出し、この異型断面連続長繊維を延伸固化する際に繊維
横断面の結晶化度分布が不均一になるようにして捲縮を
発現させる方法が開示されているが、この場合は断面形
状に突部を有するが故に不織布全体に光沢感が出現し、
衛生材料の表面材のように人肌に直接触れるような用途
には使用者に好まれ難いという問題があった。また、特
開平4−100963号公報にはエチレン−プロピレン
ランダムコポリマーを用いて円形の断面を有する紡糸孔
により、このポリマーの結晶化温度が低いことを活かし
て偏冷却を施しながらも、高い延伸倍率でも糸切れをさ
せずに延伸固化の最中に繊維横断面の結晶化度分布が不
均一になるようにして捲縮を発現させ、高生産性で捲縮
を有する連続長繊維を得て、嵩高なスパンボンド不織布
を製造する方法が開示されている。
【0005】しかしながら、上記の方法によって得られ
た連続長繊維は実質的に螺旋状の捲縮を有し、これによ
り構成されたスパンボンド不織布は無捲縮の連続長繊維
で構成されたスパンポンド不織布より、嵩高となり柔軟
性や弾力性が改善される効果が見られるものの、これら
の捲縮連続長繊維の捲縮は、その製造工程において、エ
アサッカー等の高速牽引装置から出てから即座に発現す
るため、捲縮度合いが増すにつれて後の開繊工程におい
て連続長繊維の分散性が不均一になり易い。そもそも、
捲縮による嵩高さ付与と不織布の地合とは背反する要素
で、用途に見合った地合を維持するには捲縮度合いとそ
れに由来する嵩高さには制限があった。また、繊維の横
断面形状が円形または星形等で長軸と短軸の区別がない
場合は連続長繊維は螺旋状の捲縮は有するが外見上区別
できる捻れは認められない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような状況に鑑
み、本発明の目的は、嵩高で柔軟性および弾力性に優る
とともに、均一で良好な地合を有するスパンボンド不織
布からなる衛生材料の表面材を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、紡糸孔の横
断面の長軸と短軸の比が5〜20である長方形または長
円状形の紡糸孔を用いて熱可塑性樹脂を紡糸し、これを
延伸固化させ、横断面の長軸と短軸の長さの比が3〜1
2である連続長繊維を得る際に、連続長繊維の一方の側
面のみを選択的に冷却して、連続長繊維に螺旋状の捲縮
に加えて外見上区別できる捻れを付与することにより、
上記の特性を満足するスパンボンド不織布が得られるこ
とを見出し、本発明の完成に至った。
【0008】本発明は、一面において、繊維の横断面の
長軸と短軸の長さの比が3〜12である偏平な連続長繊
維であって、実質的に螺旋状の捲縮を有すると共に、外
見上繊維軸方向に沿って不規則な周期で横断面の長軸も
しくは短軸方向が回転して推移しているような捻れを実
質的に有する連続長繊維より構成されていて、見かけ密
度が0.1g/cm3 以下かつ嵩高係数が50%以上で
あることを特徴とする捲縮性及び捻性連続長繊維からな
る衛生材料の表面材不織布を提供する。
【0009】本発明は、他の一面において、繊維形成能
を有する熱可塑性樹脂を長軸と短軸の長さの比が5〜2
0である長円状形ないし長方形断面を有する紡糸孔から
溶融紡糸し、ついで延伸固化して偏平な連続長繊維を形
成し、該連続長繊維をシート状に集積して不織布を製造
する方法であって、該連続長繊維を延伸固化する際に、
該連続長繊維の一方の側面のみを選択的に冷却すること
によって、該連続長繊維に実質的に螺旋状の捲縮と繊維
軸に沿って横断面の長軸もしくは短軸方向が不規則に回
転して推移する捻れを発現させることを特徴とする捲縮
性及び捻性連続長繊維からなる衛生材料の表面材不織布
の製造方法を提供する。
【0010】本発明においては、繊維形成能を有する熱
可塑性樹脂から長軸と短軸の長さの比が3〜12である
長方形断面形状を有する偏平な連続長繊維を得ることが
重要であるが、このような断面形状を有する連続長繊維
は、長軸と短軸の長さの比が5〜20である長円状形な
いし長方形断面形状の紡糸孔を有する紡糸口金を用いて
紡糸することにより得られる。本明細書において、「長
円状形」とは、図1の(ニ)、(ホ)、(ヘ)に示すよ
うに、長方形の短辺部分がほぼ半円または円弧である形
状を指し、楕円形は含まない。ついで、該連続長繊維に
実質的に螺旋状の捲縮と繊維軸に沿って横断面の長軸
(短軸)方向が不規則に回転して推移する捻れを発現さ
せることが重要であるが、これらは延伸固化を行う際に
該連続長繊維の一方の側面のみを選択的に冷却すること
によって達成される。
【0011】連続長繊維を延伸固化する際に一方の側面
のみを選択的に冷却すると冷却部分では熱可塑性樹脂の
結晶配向が十分でないままに固化が完了し、結晶化度は
小さくなる。これに対して、非冷却部分では固化が遅れ
ることで冷却部分より結晶配向が進むために結晶化度が
大きくなる。このように、糸の横断面内において結晶化
度に大小の差が生じ、結晶化度が大きいほど密度が大き
くなるため紡糸口金から吐出された直後は断面内で同一
の温度分布で、同一の溶融密度であったものが、一方の
側面を選択的に冷却することにより断面内で密度が異な
るように延伸固化されたことによって低密度側の体積が
高密度側の体積より若干量大きくなり、低密度側を内側
とする螺旋構造が発現するのである。
【0012】このように連続長繊維の螺旋構造による捲
縮は繊維の横断面内の結晶構造に不均一性を付与するこ
とにより得られるが、この場合、横断面内の結晶化度の
分布は繊維軸に沿って不規則に変化している。この理由
は、計量ポンプにより定量的に溶融樹脂が紡糸口金から
吐出されるときに、1分ないし2分という比較的長い時
間においては定量的なのであって、計量ポンプの回転周
期や紡糸口金設備中のフィルターによる負荷のかかり具
合等により瞬間的には絶えず変動していたり、また紡糸
口金から吐出されてからエアサッカー等の高速気流牽引
装置で引き取られる過程においても、延伸固化中に連続
長繊維が空間を進む際の周りの雰囲気も完全に同一とは
ならず、また高速気流牽引装置からの牽引力の伝わり方
も連続長繊維の揺らぎ等により絶えず不規則に変化して
いるためである。従って、螺旋状の捲縮に見られる螺旋
の大きさと共にピッチも全く不規則なものとなる。
【0013】本発明の螺旋状の捲縮と捻れを有する連続
長繊維は、繊維の横断面の形状が長円状形で長軸と短軸
の長さの比が3〜12である偏平な連続長繊維を得る際
に一方の側面のみを選択的に冷却することにより得られ
る。この繊維の紡糸に用いられる紡糸口金としては目的
の連続長繊維の横断面形状に類した長円状形または長方
形で長軸と短軸の長さの比が5〜20の紡糸孔を有する
ものが用いられる。紡糸した際に繊維の断面形状は紡糸
口金の断面形状と似ているが、溶融樹脂の表面張力で口
金形状よりは円形寄りに形が変化する。そのため、長軸
と短軸の長さの比が3〜12の繊維を得るためには紡糸
口金の長軸と短軸の比が5〜20であることか必要であ
る。本発明において用いられる代表的な紡糸孔の形状を
図1に例示する。繊維形成能を有する熱可塑性樹脂から
長軸と短軸の長さの比が3〜12である長円状形断面形
状を有する偏平な連続長繊維を得るために、本発明の製
法においては、長軸と短軸の長さの比が5〜20である
長円状形ないし長方形断面形状の紡糸口金を用い繊維の
横断面内に生じた結晶化度の不均一構造により、螺旋状
の捲縮が付与されるのに加えて、繊維軸の方向に横断面
の長軸(短軸)の向きが不規則に回転しながら推移する
現象が付加され、その結果として螺旋状の捲縮に加え
て、捻れも付加される。このとき、捻れは螺旋状の捲縮
の大きさやピッチとは独立して付与されるもので、スパ
ンボンド不織布の製造の場合、後の開繊工程の際に連続
長繊維同士が絡みあって開繊不良を引き起こす原因とは
ならずに不織布の嵩を増す作用がもたらされる。
【0014】ここで本発明の不織布を構成する連続長繊
維に捻れが外見上発現するのは繊維が偏平であること、
すなわち、その横断面の形状が長円状形で長軸と短軸の
長さの比が3〜12であることによる。これとは対照的
に繊維の横断面が円形もしくは星型のように細長でない
場合は、本発明と同じように断面内の結晶化度が不均一
になるように延伸固化させた場合に、外見上認められる
のは螺旋状の捲縮のみで、仮に繊維の内部構造が捻れ状
に変化していて実際は繊維軸に沿って捻れが発生してい
ても、繊維の断面形状に方向性が無いため捻れとして出
現することはない。従って、捻れを発生させるためには
本発明に示したように連続長繊維の横断面の形状が長円
状形であることが重要である。
【0015】また、本発明において、長円状形断面を有
する偏平な長繊維を用いるのは、次の理由に基づく。す
なわち、例えば、横断面形状がI字状、Y字状、C字
状、L字状、X字状の繊維であっても、本発明と同様の
方法で紡出繊維の一方の側面を選択的に冷却することに
より、螺旋状の捲縮と捻れを有する連続長繊維を得るこ
とは可能であるが、これらの横断面形状の連続長繊維の
場合、繊維表面がキラキラ光る感じが見られ、使い捨て
おむつや生理用ナプキンなどの衛生材料の表面材として
は好まれない傾向がある。本発明で用いる横断面が長円
状形である偏平繊維ではこのような問題は生じない。
【0016】また、紡糸孔の形状としては、長方形や長
円状形の他に、横断面の長軸と短軸の長さの比が5以上
であるという条件を満たした鉄アレイ型や繭型等の中央
が細くなった形状も考えられるが、これらの形状の紡糸
孔を有する紡糸口金を用いた場合は、紡糸後の連続長繊
維の横断面形状もこれに類した形となり、長軸方向の両
端部が膨らんだ繊維となる。この繊維は両側膨大部分の
剛性が大きいため捲縮や捻れが発現し難く衛生材料の表
面材不織布材料としては適当でない。更に、紡糸孔の形
状として、上記の長軸/短軸比条件を満たす、中央部が
膨らんだ楕円形が考えられるが、この場合は延伸固化中
に表面張力により長軸と短軸の長さの比が小さくなり易
く、捲縮や捻れが発生し難くなるため適当でない。
【0017】本発明において用いる連続長繊維は、その
横断面における長軸と短軸の長さの比が12以下である
ことが必要である。一般に、衛生材料の表面材としては
目付が比較的薄い20〜40g/m2 の不織布が用いら
れるが、このような薄い不織布では、長軸と短軸の比が
12越える場合は、繊維の横断面形状が偏平になりすぎ
ることで不織布の曲げ剛性で示されるこしが小さくなり
すぎ、他の材料と共に衛生材料等に加工する際に高生産
性をもって加工できないという問題を生じる。加えて、
捻れの度合いと共に捲縮の度合いも長軸と短軸の長さの
比が増すにつれて大きくなるため、捲縮数の増加により
開繊の際に絡み易くなり、地合を低下させるので好まし
くはない。従って、紡糸孔、断面における長軸と短軸の
長さの比が20を超えると適当でない。また、紡糸孔断
面における長軸と短軸の長さの比が5より小さくなり、
繊維の横断面の長軸と短軸の長さの比が3より小さくな
ると外見上の捻れが認められなくなり適当でない。
【0018】以上を要するに、本発明の衛生材料の表面
材不織布は、構成する繊維の断面形状が長円状形で、横
断面の長軸と短軸の長さの比が3〜12であり、延伸固
化時に一方の側面を選択的に冷却させることによって、
螺旋状の捲縮と捻れが付与された連続長繊維から形成さ
れている。円形もしくは星型等の非細長断面を有する連
続長繊維から構成され、螺旋状の捲縮は有するが、外見
上捻れをもたない不織布に比べ、本発明で用いる連続長
繊維からなる不織布は、無張力下で単位長さ当りの捲縮
の数を測定することなどで得られる捲縮の度合いが同じ
であっても、捻れの存在により、嵩高になる。また、断
面が円形である連続長繊維では繊維の曲げ剛性には方向
性が無いが、本発明で用いる連続長繊維のように偏平な
場合は曲げの方向により曲げ剛性に差がある上に繊維の
合計側面積が大きくなり、平均的には曲げ剛性が小さく
なる。
【0019】連続長繊維の繊度は1〜5デニール程度で
あることが好ましい。繊度が5デニールを越えると衛生
材料の表面材不織布が剛直となりすぎて好ましくなく、
また1デニール未満の繊維は製造が困難であって製造コ
ストが高い。連続長繊維における螺旋状の捲縮数は紡糸
口金の長軸と短軸の比や一方の側面からのみ選択的に冷
却する冷却風の風速や温度により任意に調節可能である
が、無張力下で測定し10〜50個/25mmであるの
が好ましい。捲縮数が10個/25mm未満となると不
織布の嵩高さが不十分で柔軟性や弾力性を高めることが
できないし、捲縮数が50個/25mmを越えると連続
長繊維同士が開繊工程で絡み合い地合が不均一になり好
ましくない。連続長繊維の捻れ数も捲縮数と同様に任意
に調節可能であるが、捲縮数に付随して変わるため本発
明の場合10〜100個/cm、好ましくは30〜60
個/cm程度で良好な風合いの不織布が得られる。捲縮
数や捻れ数は拡大鏡や顕微鏡により目視測定される。
【0020】上記したような螺旋状の捲縮と捻れを有す
る連続長繊維より構成される衛生材料の表面材不織布の
見かけ密度は、0.1g/cm3 以下でなければならな
い。見かけ密度が0.1g/cm3 を越えると、不織布
の嵩高さが足りなく、柔軟性や弾力性が不十分である。
また、この不織布の嵩高係数は50%以上でなければな
らない。嵩高係数が50%未満であると、不織布の嵩高
さが不足し、弾力性が不十分である。本発明の不織布の
目付は上記の条件を満たす限り任意に決めることができ
るが、衛生材料の表面材不織布としては10〜50g/
2 であることが好ましく、中でも20〜30g/m2
が最も好ましい。
【0021】本発明の衛生材料の表面材不織布の製造に
用いる熱可塑性樹脂は繊維形成能を有するものであれば
格別限定されないが、ポリプロピレン、ポリエチレン、
エチレン−プロピレンランダムコポリマー、エチレン−
プロピレンブロックコポリマー等のポリオレフィン系の
樹脂およびこれらの混合物が好ましい。中でもエチレン
−プロピレンランダムコポリマーは他のポリオレフィン
系の樹脂よりも樹脂自体の結晶性が低く、一方の側面か
ら選択的に冷却させた際でも急激に結晶化が進み、紡糸
張力が大きくなりすぎてもこれを溶融部分で吸収できる
ため、糸切れがし難く、他よりも高い紡糸速度に耐える
ことができ、生産性が高い点でより好ましい。また、分
子量分布が狭いポリプロピレンは同様な条件で紡糸を行
っても比較的糸切れし難く、好ましい。また、ポリオレ
フィン系熱可塑性樹脂を用いる場合は、230℃で測定
したMFR(メルトフローレート、JIS K 721
0、表1、条件14により測定)が10〜80程度のも
のが好ましく、特に40〜60程度が溶融紡糸がし易
く、また糸の性質、製造コストの面で最も好ましい。
【0022】次に、本発明の衛生材料の表面材不織布の
製造方法について説明する。図2は、衛生材料の表面材
不織布の製造に用いる装置の概要を示している。繊維形
成能を有する、例えば、ポリオレフィン系のような熱可
塑性樹脂を溶融させ紡糸口金1から溶融紡糸する。紡糸
口金1としては全体の形状はどのようなものでも良い
が、紡糸孔が列状に配置した矩形紡糸口金が特に好まし
い。しかしながら、紡糸孔の形状は本発明の不織布の特
徴である連続長繊維を紡糸する上で重要な要素であっ
て、図1に示したような長軸と短軸の長さの比が5以上
20以下である長円状形ないし長方形の横断面形状を有
するものでなければならない。上記の要件を満たし、長
辺の中央部が平行で、設定通りの容量を安定して吐出で
きるような背圧を生じさせるような開口部面積を有する
ものであれば、円弧部分の曲率等の形状の細部までは特
に規定はされない。この紡糸口金1から溶融紡糸された
簾状の連続長繊維2を延伸固化する。
【0023】この延伸固化の際に、連続長繊維2の一方
の側面のみを選択的に冷却する。具体的には、連続長繊
維2の一方の側面に配置された冷却風供給装置3から冷
却風を連続長繊維2の進行方向に対して実質的に垂直な
横風として、その一方の側面に吹当てることによって行
われる。冷却風供給装置3は、紡糸口金1と高速気流牽
引装置4の間、好ましくは、紡糸口金1から約30cm
下の位置に配置される。
【0024】冷却風供給装置3から供給される冷却風
は、樹脂の種類、溶融温度、紡糸孔の形状、連続長繊維
への捲縮や捻れの付与の度合い等により一義的に定まら
ないが、温度15〜30℃、湿度50〜70%、風速
0.3〜1.0m/秒程度のものが好ましい。風速が上
記の範囲より低くなると、冷却効果がほとんど無くな
り、繊維や横断面内に結晶化度の不均一構造を発現でき
なくなり、連続長繊維に捲縮や捻れを発現させることが
困難になる。また、逆に風速が大き過ぎると、捲縮の度
合いが増し過ぎ、後の開繊工程で連続長繊維同士が絡み
合って地合不良となるし、急激な冷却により紡糸張力が
口金に近接した位置で増加することにより、溶融部分で
張力の吸収がしきれなくなって糸切れが発生する頻度が
増大する。
【0025】連続長繊維2の一方の側面のみを選択的に
冷却された後は従来公知の方法によって不織布が製造さ
れる。すなわち、この連続長繊維2は延伸固化されなが
ら高速気流牽引装置4に導入され、延伸固化が完了した
状態で高速気流牽引装置4から排出される。このとき高
速気流牽引装置4から排出されるまでは高速気流牽引装
置4により連続長繊維2には張力が与えられているため
一方の側面からの冷却により繊維の横断面内に結晶化度
の不均一が生じ、これにより螺旋状の捲縮および捻れが
発現する構造となってはいるが緊張状態にあるため、外
見上捲縮と捻れは発現していない。これが高速気流牽引
装置4から噴出された後は張力が緩和され即座に捲縮と
捻れが発現される。
【0026】その後は従来公知の方法で開繊され、そし
て従来公知の方法で集積させて不織布ウエブを形成し、
その後繊維の間を何らかの方法で結合させ不織布とする
ことができる。一例としては、連続長繊維2を反射板5
に衝突させ、帯電させながら開繊させた後、無端金網捕
集コンベア6上に捕集する。この結果得られた不織布ウ
エブ7は無端金網捕集コンベア6により搬送された後、
熱エンボスロール8によって不織布ウエブ7を構成する
繊維の間を斑点状に融着させ、不織布9を得る。この不
織布9は巻取機10に巻取られ、後に衛生材料の表面材
不織布の原反として取り扱われる。
【0027】
【実施例】次に、実施例について本発明を具体的に説明
する。実施例中で使用した物性値は次の方法により測定
した。 〔原料ポリオレフィン系樹脂のMFR(メルトフローレ
ート)〕JIS K 7210、表1の条件14に準拠
して測定した。 〔繊維の横断面形状〕横断面の典型的な形を記した。
【0028】〔繊維の横断面の長軸と短軸の長さの比
(縦横比)〕20本の繊維の長軸と短軸の長さを測定
し、縦横比として長軸の長さを短軸の長さで除した値の
小数点以下の値を四捨五入し整数値で示した。 〔連続長繊維の捲縮数〕JIS L 1074に準拠し
て測定した。 〔連続長繊維の捻れ数〕JIS L 1704に準拠し
て1cmの長さの捻れの個数を測定した。
【0029】〔長繊維不織布の目付〕不織布1m2 当た
りの重量(g)を測定して表した。 〔長繊維不織布の風合い〕JIS L 1096 E法
のハンドルオメーター法によって縦及び横方向の風合い
を測定し、その平均値で表した。なお、サンプルの大き
さは20cm×20cmスロット幅は6.35mmとし
た。
【0030】〔長繊維不織布の見かけ密度〕不織布の目
付をM(g/m2 )とし、表面に0.5g/cm2 の荷
重を与えて測定した場合の厚みをA(mm)としたと
き、見かけ密度X(g/cm3 )=M/1000Aで算
出される。 〔長繊維不織布の嵩高係数〕不織布表面に0.5g/c
2 の荷重を与えて測定した場合の厚みをA(mm)と
し、不織布表面に50g/cm2 の荷重を与えて測定し
た場合の厚みB(mm)とした場合、嵩高係数Y(%)
=〔(A−B)/A〕×100で算出される。
【0031】〔実施例1〕原料ポリオレフィン樹脂とし
てエチレン含有率が2.0重量%であるエチレンプロピ
レンランダムコポリマーを準備した。この原料樹脂のM
FRは50であった。この樹脂から図2に示すような装
置を用いて不織布を製造した。すなわち、樹脂を押出機
に投入し、押出温度220℃で溶融させ、紡糸口金1に
ギアポンプにて供給した。ここで、紡糸口金1は図1
(イ)に示した長方形の断面形状を有する紡糸孔を有
し、各紡糸孔は長軸の長さが0.9mm、短軸の長さが
0.15mmで長軸と短軸の長さの比が6であった。ま
た、紡糸口金1は1200mm幅で2000個の孔が2
00個ずつ10列が列状に配置された矩形紡糸口金であ
り、その温度は200℃に設定した。そして、単孔当た
りの吐出量が1.0g/分となるようにした。以上のよ
うな方法で得られた連続長繊維は矩形高速気流牽引装置
4に導入され、延伸固化された。
【0032】紡糸口金1と矩形高速気流牽引装置4との
間で、紡糸口金1から30cm〜50cm下方の位置に
冷却風供給装置3を配置し、溶融紡糸された連続長繊維
2の一方の側面のみに冷却風を供給した。この冷却風は
温度25℃、湿度65%RHで、風速は連続長繊維に当
たる場所で0.5m/秒であった。高速気流牽引装置4
から連続長繊維を排出させた後、反射板5に衝突させて
連続長繊維に電荷を付与しながら開繊させ、裏面に吸引
装置が配置されている無端金網捕集コンベア6上に捕集
して不織布ウエブ7を形成した。
【0033】不織布ウエブ7は無端金網捕集コンベア6
により搬送され、上段が熱エンボスロール8、下段が熱
平滑ロールである部分的熱圧着装置で連続長繊維相互間
が部分的に融着されたスパンボンド不織布9を得た。こ
のとき、上段熱エンボスロールの彫刻は丸型で、直径が
0.6mm接着面積率7%、熱ロールの表面温度は上下
段共に、140℃であった。このとき得られた部分的熱
圧着が施される前に採取した連続長繊維とスパンボンド
不織布を実施例1とした。
【0034】〔実施例2〕紡糸口金として図1(ハ)に
示したような長方形の断面形状を有し、長軸の長さが
1.2mm、短軸の長さが0.1mmで長軸と短軸の長
さの比が12である紡糸孔を有する矩形紡糸口金を用い
た他は実施例1と同じ条件で紡糸して得られた連続長繊
維と製布して得られたスパンボンド不織布を実施例2と
した。
【0035】〔実施例3〕紡糸口金として図1(ニ)に
示したような長円状形の断面形状を有し、長軸の長さが
0.9mm、短軸の長さが0.15mmで長軸と短軸の
長さの比が6である紡糸孔を有する矩形紡糸口金を用い
た他は実施例1と同じ条件で紡糸して得られた連続長繊
維と製布して得られたスパンボンド不織布を実施例3と
した。
【0036】〔実施例4〕紡糸口金として図1(ヘ)に
示したような長円状形の断面形状を有し、長軸の長さが
1.2mm、短軸の長さが0.1mmで長軸と短軸の長
さの比が12である紡糸孔を有する矩形紡糸口金を用い
た他は実施例1と同じ条件で紡糸して得られた連続長繊
維と製布して得られたスパンボンド不織布を実施例4と
した。
【0037】〔実施例5〕原料樹脂としてMFRが50
であるポリプロピレンを用いた他は実施例1と同じ条件
で紡糸して得られた連続長繊維と製布して得られたスパ
ンボンド不織布を実施例5とした。
【0038】〔実施例6〕原料樹脂としてMFRが50
であるポリプロピレンを用いた他は実施例2と同じ条件
で紡糸して得られた連続長繊維と製布して得られたスパ
ンボンド不織布を実施例6とした。
【0039】〔比較例1〕紡糸口金として直径が0.4
mmである円形の断面形状を有する紡糸孔を有する紡糸
口金を用いた他は実施例1と同じ条件で紡糸して得られ
た連続長繊維と製布して得られたスパンボンド不織布を
比較例1とした。
【0040】〔比較例2〕比較例1において図3に示し
たような矩形紡糸口金と矩形高速気流牽引装置間に設け
られた冷却風供給装置3と同様の装置11を連続長繊維
を挟み、向かい合った位置に設け、一方の側面ではな
く、向かい合った両側面から連続長繊維に温度、湿度、
風速共に比較例1と同様の冷却風を吹当てた他は比較例
1と同じ条件で紡糸して得られた連続長繊維と製布して
得られたスパンボンド不織布を比較例2とした。
【0041】実施例1〜6、比較例1,2に示された連
続長繊維の断面形状と物性の評価結果を表1に、またス
パンボンド不織布の物性の評価結果を表2に示した。
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】実施例1〜6、比較例1において得られた
連続長繊維はいずれもほぼ等しい繊度で、捲縮を有して
いたが、比較例1で得られた連続長繊維は繊維の横断面
の形状が円形で方向性がないため、外見上認められるよ
うな捻れは発現していないが、実施例1〜6で得られた
連続長繊維はいずれの場合も捻れが認められた。また、
紡糸口金の断面形状の捲縮数、捻れ数の関係は長軸を短
軸の比が大きいほど捲縮数、捻れ数共に増加する傾向が
あるが、口金断面の形状が実施例1,2のような長方形
であっても実施例3,4のような長円状形であっても紡
糸された連続長繊維は樹脂が溶融状態にある際に表面張
力により角は丸くなる傾向にあるため、断面の長軸と短
軸の比が同じであれば捲縮数、捻れ数ともほぼ同数とな
る。これに対し、比較例2では口金の断面形状が方向性
のない円形で、そのうえ二方向から冷却風が供給され、
均一に冷却されるため横断面内の不均一構造が発生せ
ず、捲縮はほとんどせず、また捻れも全く認められなか
った。
【0044】以上のような連続長繊維の捲縮や捻れの性
質がこれらの連続長繊維で構成されたスパンボンド不織
布に反映されている。すなわち、実施例1〜6により得
られたスパンボンド不織布は連続長繊維の分散が均一
で、比較例2の公知の不織布に比べて曲げ剛度が小さか
った。これは見かけ密度が小さく嵩高係数が大きいこと
が示すように連続長繊維の捲縮と捻れの発現によって柔
軟性や弾力性が公知の連続長繊維が捲縮も捻れも持たな
い場合に比べて改善されて衛生材料の表面材に用いるに
は好適なスパンボンド不織布であることを示している。
また、比較例1においても連続長繊維が捲縮を有するこ
とにより、比較例2の公知のスパンボンド不織布よりは
柔軟性や弾力性が改善されているが、連続長繊維に捻れ
が発現していないため、実施例1〜6によって得られた
スパンボンド不織布よりは嵩高でなく、柔軟性や弾力性
も不足していることが示されている。
【0045】以上のように実施例1〜6で示した本発明
のスパンボンド不織布は、その連続長繊維の横断面が長
円状形ないし長方形であって偏平であり、横断面内の結
晶化度が不均一な構造となり、これが繊維軸方向に不規
則に変化するように一方の側面のみからの冷却が施され
ているため、連続長繊維に螺旋状の捲縮と捻れを有して
いる。このような連続長繊維で構成されていて、口金形
状や、冷却風の条件が過度の捲縮や捻れを発生し繊維同
士が絡み合って開繊不良となり、ひいては地合が低下す
ることのないように選択、調節されているため、良好な
地合を有し、柔軟性や弾力性に富んだ衛生材料の表面材
に適したものとなる。
【0046】
【発明の効果】本発明の衛生材料、表面材、スパンボン
ド不織布は、それを構成する連続長繊維が長円状形ない
し長方形の断面を有し、繊維の横断面の長軸と短軸の比
が3〜12である偏平な繊維であって、実質的に螺旋状
の捲縮を有すると共に外見上に繊維軸方向に沿って不規
則な周期で繊維の横断面の長軸もしくは短軸方向が回転
して推移しているような実質的に捻れを有する連続長繊
維であって、この不織布を部分的に熱圧着してシート化
することにより、良好な地合を有し、柔軟性や弾力性に
富んだ衛生材料の表面材となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法において用いる紡糸口金の紡
糸孔の断面形状の数例を示す。
【図2】本発明の製造方法において用いる装置の概要を
示す。
【図3】比較例としての製造において用いる装置の概要
を示す。
【符号の説明】
1 紡糸口金 2 紡出された連続長繊維 3 冷却風供給装置 4 高速気流牽引装置 5 反射板 6 捕集コンベア 7 不織布ウエブ 8 熱エンボスロール 9 スパンボンド不織布 10 巻取機 11 冷却風供給装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維の横断面の長軸と短軸の長さの比が
    3〜12である偏平な連続長繊維であって、実質的に螺
    旋状の捲縮を有すると共に、外見上繊維軸方向に沿って
    不規則な周期で繊維の横断面の長軸もしくは短軸方向が
    回転して推移しているような捻れを実質的に有する連続
    長繊維より構成されていて、見かけ密度が0.1g/c
    3 以下かつ嵩高係数が50%以上であることを特徴と
    する捲縮性及び捻性連続長繊維からなる衛生材料の表面
    材不織布。
  2. 【請求項2】 繊維形成能を有する熱可塑性樹脂を横断
    面の長軸と短軸の長さの比が5〜20である長円状形な
    いし長方形断面を有する紡糸孔から溶融紡糸し、ついで
    延伸固化して偏平な連続長繊維を形成し、該連続長繊維
    をシート状に集積して不織布を製造する方法であって、
    該連続長繊維を延伸固化する際に、該連続長繊維の一方
    の側面のみを選択的に冷却することによって、該連続長
    繊維に実質的に螺旋状の捲縮と繊維軸に沿って横断面の
    長軸もしくは短軸方向が不規則に回転して推移する捻れ
    を発現させることを特徴とする捲縮性及び捻性連続長繊
    維からなる衛生材料の表面材不織布の製造方法。
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