JPH06313135A - ポジ型電着フォトレジスト組成物及びレジストパターンの製造方法 - Google Patents

ポジ型電着フォトレジスト組成物及びレジストパターンの製造方法

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JPH06313135A
JPH06313135A JP12550093A JP12550093A JPH06313135A JP H06313135 A JPH06313135 A JP H06313135A JP 12550093 A JP12550093 A JP 12550093A JP 12550093 A JP12550093 A JP 12550093A JP H06313135 A JPH06313135 A JP H06313135A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高解像度で、微細画像パターン形成能に優れ
たポジ型電着フォトレジスト組成物及びそれを用いたパ
ターンの製造方法を提供する。 【構成】 A)重合体1kgあたり、カルボキシル基を
0.5〜10当量、及びヒドロキシフェニル基を1.0
当量以上含有する重合体を100重量部、B)一分子中
に少なくとも2個以上のビニルエーテル基を含有する化
合物を5〜150重量部、及びC)活性エネルギー線照
射により酸を発生する化合物をA)とB)との合計量1
00重量部に対して0.1〜40重量部を必須成分とし
て含む組成物を塩基性化合物で中和し、水中に溶解又は
分散したことを特徴とするポジ型電着フォトレジスト組
成物及びそれを用いたレジストパターンの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポジ型電着フォトレジス
ト組成物及びそれを用いたレジストパターンの製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント配線基板の回路パターンの高密
度化、スルーホールの小径化に伴い回路パターンの解像
度の向上、スルーホール形成の信頼性の向上が望まれて
いる。この目的のために、ポジ型電着フォトレジストが
注目されている。
【0003】現在、ポジ型電着フォトレジスト組成物
は、中和することにより水に溶解又は分散する樹脂と、
感光剤としてキノンジアジド化合物を組み合わせた組成
物を中和し、水に溶解し又は分散したものや、上記した
樹脂にキノンジアジド化合物を化学的に結合した樹脂を
同様にして水に溶解又は分散したものが提案されてい
る。
【0004】この組成物は紫外線の照射によりナフトキ
ノンジアジド基が光分解しケテンを経由してインデンカ
ルボン酸を形成する反応を利用している。
【0005】しかし、このキノンジアジド型の物は感光
性が低く露光時間が長くなり作業効率が悪い。また、キ
ノンジアジド基は水系中では安定性が悪く、電着塗装法
のように浴中に入れられた組成物の長期安定性が要求さ
れる用途には問題がある。
【0006】また、現像の原理は露光部と未露光部に生
じる溶解度の差を利用しているが、電着フォトレジスト
では被膜形成成分自身が本質的に現像液である塩基性の
化合物の水溶液に溶解或いは分散するため現像条件が微
妙であり、良好な再現性を得るためには厳密な現像条件
の制御が必要である。また未露光部のレジスト膜が一部
溶解ないしは膨潤する事は避けられず、形成されたパタ
ーンのエッチング液に対する耐性が低下したり、形成さ
れるパターンの精度が低下しやすい等の欠点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した如き従来のキノンジアジド化合物を感光剤としたポ
ジ型電着フォトレジストの欠点を解決した、新規な原理
に基づくポジ型電着フォトレジスト組成物、及びそれを
用いたレジストパターンの製造法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ポジ型感
光性電着組成物がもつ前述の如き欠点を克服する方法に
ついて鋭意研究した結果、今回フェノール性水酸基及び
カルボキシル基を含む重合体、多ビニルエーテル化合物
及び活性エネルギー線照射により分解して酸を発生する
化合物からなる電着組成物は、それから形成された電着
塗膜を加熱すると、フェノール性水酸基及びカルボキシ
ル基とビニルエーテル基との付加反応により架橋して、
溶剤やアルカリ水溶液に対して不溶性となり、さらに活
性エネルギー線を照射し、且つ照射後加熱すると、発生
した酸の触媒作用で架橋構造が切断されて照射部分が溶
剤やアルカリ水溶液に対して再び可溶性になるという全
く新規なメカニズムで機能する感光性電着組成物となる
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】かくして、本発明は、A)重合体1kgあた
り、カルボキシル基を0.5〜10当量、及びヒドロキ
シフェニル基を1.0当量以上含有する重合体を100
重量部、B)一分子中に少なくとも2個以上のビニルエ
ーテル基を含有する化合物を5〜150重量部、及び
C)活性エネルギー線照射により酸を発生する化合物を
A)とB)との合計量100重量部に対して0.1〜4
0重量部を必須成分として含む組成物を塩基性化合物で
中和し、水中に溶解又は分散したことを特徴とするポジ
型電着フォトレジスト組成物、及びそれを用いたパター
ンの製造方法を提供するものである。
【0010】即ち、本発明の組成物によれば、未露光部
分は架橋構造を取ることにより現像に用いられる現像液
に対して完全に不溶化され、現像時に未露光部の溶解や
膨潤が全く生じないために上述した従来のポジ型電着レ
ジストにみられるような問題点を生ずることがない。
【0011】また、本発明の組成物は、キノンジアジド
を感光剤とするレジストのように吸光係数の高い官能基
を多量に使用する必要がないので活性エネルギー線に対
する透明性を高くすることができ、また、照射部に発生
した酸は加熱時に触媒として作用し、架橋構造を連鎖的
に切断するために感度を高くすることが出来る。
【0012】また、本発明の組成物により形成されるパ
ターンは、コントラストが極めて大きく、従って微細パ
ターン用のレジストとして非常に有用である。
【0013】また、キノンジアジド基のような水系で不
安定な基を含まないので水系での安定性は極めて高く、
電着塗装法で長期間信頼性の高い被膜を形成できる。
【0014】以下、本発明についてさらに詳細に説明す
る。
【0015】A)カルボキシル基とヒドロキシフェニル
基を含有する重合体 本重合体A)は、一分子中にカルボキシル基とヒドロキ
シフェニル基を含む皮膜形成性の重合体であり、例え
ば、カルボキシル基を含有する重合性不飽和単量体とヒ
ドロキシスチレンとの共重合体、さらにそれらと他の共
重合可能な単量体との共重合体、ヒドロキシ安息香酸
類、没食子酸、レゾルシン酸等と、又はそれらとフェノ
ール、炭素数1〜18のモノあるいはジアルキル置換フ
ェノール、ナフトール類、レゾルシン、カテコール等と
の混合物をフォルムアルデヒドと反応して得られるフェ
ノール樹脂等が挙げられる。
【0016】上記カルボキシル基を含有する重合性不飽
和単量体としては、例えば、アクリル酸、メタクリル
酸、クロトン酸、イタコン酸等が挙げられ、また、これ
らカルボキシル基含有単量体及びヒドロキシスチレンと
共重合可能な他の単量体としては、例えば、(メタ)ア
クリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)
アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メ
タ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)
アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸デシル等の(メ
タ)アクリル酸の炭素数1〜12のアルキルエステル;
(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリ
ル酸−2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸−
3−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸ヒドロキ
シブチル等の(メタ)アクリル酸の炭素数2〜6のヒド
ロキシアルキルエステル;スチレン、α−メチルスチレ
ン、p−tert−ブチルスチレン等のビニル芳香族化合
物;酢酸ビニル、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)
アクリルアミド、ビニルピロリドン等が挙げられ、これ
ら単量体は、それぞれ単独で用いてもよく、又は、2種
以上組合せて使用することができる。
【0017】カルボキシル基及びヒドロキシフェニル基
含有重合体A)は、一般に約500〜約100,00
0、特に約1,500〜約30,000の範囲内の数平
均分子量を有していることが好ましく、また、カルボキ
シル基の含有量は、重合体1kgあたり一般に0.5〜1
0当量、特に0.7〜5当量の範囲内にあることが望ま
しい。
【0018】カルボキシル基の含有量が0.5当量/kg
より少ないと、活性光線照射前の加熱時に膜の架橋度が
十分でなく現像性が低下し、また、組成物の水溶解性又
は水分散性が不足し、組成物の液安定性が不十分にな
る。他方、10当量/kg 以上では電着塗装時の作業性が
低下するので好ましくない。
【0019】ヒドロキシフェニル基は、重合体1kgあた
り1.0当量以上、特に2〜8当量の範囲内にあること
がエッチング耐性、形成される画像の精度の点から好ま
しい。ヒドロキシフェニル基の含有量が1.0当量/kg
より少ないと架橋時の架橋度が十分でないことがある。
【0020】また、重合体A)は、そのガラス転移温度
(Tg)が0℃以上、特に5〜70℃の範囲内にあるこ
とが好適である。Tgが0℃未満であると、電着塗膜が
粘着性を示し、ゴミやホコリなどがつきやすくなり、取
り扱い難くなる傾向がある。
【0021】B)一分子中に2個以上のビニルエーテル
基を含む化合物 本化合物B)は、一分子中に式−R−O−CH=CH2
〔ここで、Rはエチレン基、プロピレン基、ブチレン基
などの炭素数1〜6のアルキレン基を表す〕で示される
ビニルエーテル基を少なくとも2個、好ましくは2〜4
個含有する低分子量又は高分子量の化合物であり、例え
ば、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノ
ールS、フェノール樹脂などのポリフェノール化合物
や、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリ
メチロールプロパン、トリメチロールエタン、ペンタエ
リスリトールなどのポリオール類とクロロエチルビニル
エーテルなどのハロゲン化アルキルビニルエーテルとの
縮合物;トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホ
ロンジイソシアネートなどのポリイソシアネート化合物
と、ヒドロキシエチルビニルエーテルのようなヒドロキ
シアルキルビニルエーテルとの反応物等が挙げられる。
【0022】特に、上記ポリフェノール化合物とハロゲ
ン化アルキルビニルエーテルの縮合物及び芳香環をもつ
ポリイソシアネート化合物とヒドロキシアルキルビニル
エーテルとの反応物が、エッチング耐性、形成されるパ
ターンの精度等の観点から好適である。
【0023】化合物B)は、常温で液状又は、その融点
又は軟化点が150℃以下、特に、130℃以下のもの
が活性光線照射前の加熱時に、重合体A)中にmigratio
n しやすく、重合体A)のカルボキシル基及びフェノー
ル性水酸基と化合物B)のビニルエーテル基との付加反
応が起りやすく好ましい。
【0024】C)活性エネルギー線照射により酸を発生
する化合物 本化合物C)は、後述する活性エネルギー線の照射によ
り分解して、前記重合体A)と化合物B)との間で形成
される架橋構造を切断するのに十分な強度の酸を発生す
る化合物であり、例えば、下記式で示されるものが包含
される。
【0025】Ar2+ ・X- (I) (式中、Arはアリール基、例えばフェニル基を表し、
- はPF6 -、SbF6 -又はAsF6 -を表す。)
【0026】Ar3+ ・X- (II) (式中、Ar及びX- は上記と同じ意味を有する。)
【0027】
【化1】 (式中、Rは炭素数1〜12のアルキル基又は炭素数1
〜12のアルコキシ基を表し、nは0〜3を表し、X-
は上記と同じ意味を有する。)
【0028】
【化2】 (式中、X- は上記と同じ意味を有する。)
【0029】
【化3】 (式中、X- は上記と同じ意味を有する。)
【0030】
【化4】 (式中、X- は上記と同じ意味を有する。)
【0031】
【化5】 (式中、X- は上記と同じ意味を有する。)
【0032】
【化6】
【0033】
【化7】 (式中、R1 及びR2 はそれぞれ独立に炭素数1〜12
のアルキル基又は炭素数1〜12のアルコキシ基を表
す。)
【0034】
【化8】
【0035】
【化9】 (式中、R1 及びR2 は上記と同じ意味を有する。)
【0036】
【化10】
【0037】
【化11】
【0038】
【化12】
【0039】電着フォトレジスト組成物 本発明の電着フォトレジスト組成物は、以上に述べたカ
ルボキシル基及びヒドロキシフェニル基含有重合体
A)、ビニルエーテル基含有化合物B)、及び光酸発生
化合物C)の3成分を必須成分として含有し、該重合体
A)のカルボキシル基を塩基性化合物で中和し、水に溶
解又は分散したものであり、これら成分の配合割合は、
該組成物の用途に応じて広い範囲にわたって変えること
ができるが、ビニルエーテル基含有化合物B)の含有量
は、カルボキシル基及びヒドロキシフェニル基含有重合
体A)100重量部に対して、一般に5〜150重量
部、特に10〜100重量部の範囲内で使用することが
好ましく、また光酸発生化合物C)は、カルボキシル基
及びヒドロキシフェニル基含有重合体A)とビニルエー
テル基含有化合物B)との合計量100重量部に対して
一般に0.1〜40重量部、特に0.2〜20重量部の
範囲内で用いるのが適当である。
【0040】本発明の電着フォトレジスト組成物には必
要に応じて増感色素を配合してもよく、使用し得る増感
色素としては、例えばフェノチアジン系、アントラセン
系、コロネン系、ベンズアントラセン系、ペリレン系、
ピレン系、メロシアニン系、ケトクマリン系等の色素が
挙げられる。
【0041】これら増感色素の配合量は、カルボキシル
基及びヒドロキシフェニル基含有重合体A)100重量
部に対して0.1〜10重量部、好ましくは0.3〜5
重量部の範囲内が適当である。
【0042】また、形成されるレジスト膜に適当な可撓
性、非粘着性等を付与するために、本発明の組成物に
は、フタル酸エステル等の可塑剤、ポリエステル樹脂、
アクリル樹脂等を添加してもよい。添加量は通常当該重
合体A)、ビニルエーテル基含有化合物B)、酸発生化
合物C)の合計量100重量部に対して50重量部以下
であることが好ましい。
【0043】さらに、本発明の組成物には必要に応じ
て、流動調節剤、染料、顔料等の着色剤等を添加しても
よい。
【0044】本発明の電着フォトレジスト組成物は、以
上に述べた各成分をそのまま、又は必要に応じて溶剤中
で混合し、次いで塩基性化合物で中和し、水に溶解又は
分散して調製することができる。
【0045】その際に使用し得る溶剤としては組成物の
成分を溶解でき、常温で水に10重量%以上溶解する物
が好ましく、例えばアセトン、メチルエチルケトン等の
ケトン類;メタノール、エタノール、ノルマルプロパノ
ール、イソプロパノール、セカンダリーブタノール、タ
ーシャリーブタノール等のアルコール類;エチレングリ
コール、プロピレングリコール、又はそれらのジエーテ
ルのメタノール、エタノール、ブタノール、等のモノエ
ーテル又はメタノール、エタノール、プロパノールのジ
エーテル等のグリコールエーテル類;ジオキサン、テト
ラヒドロフラン等の環状エーテル類を挙げることができ
る。これらの溶剤は単独でも又は2種類以上混合して用
いても良い。
【0046】これらの溶剤は通常、カルボキシル基及び
ヒドロキシフェニル基含有重合体A)、ビニルエーテル
基含有化合物B)、及び光酸発生化合物C)の合計量1
00重量部に対して20重量部以下であることが好まし
い。
【0047】更に、後述する電着塗装時の印加電圧、造
膜性の調整のために補助的に水に対する溶解度が10重
量%以下の溶剤を使用してもよい。
【0048】これらの溶剤としてはメチルイソブチルケ
トン、シクロヘキサノン、イソフォロン等のケトン類;
ノルマルブタノール、ヘキサノール、オクタノール、ベ
ンジルアルコール等のアルコール類;エチレングリコー
ル、プロピレングリコール或いはそれらのジエーテルの
ヘキサノール、オクタノール、フェノール等のモノエー
テル又はブタノール、ヘキサノール、オクタノール、フ
ェノール等のジエーテル類;トルエン、キシレン、アル
キルベンゼン等の芳香族炭化水素類;沸点80℃以上の
脂肪族炭化水素類などを挙げる事が出来る。これらの溶
剤は単独でも又は2種類以上混合して用いても良い。
【0049】これらの溶剤は、通常、カルボキシル基及
びヒドロキシフェニル基含有重合体A)、ビニルエーテ
ル基含有化合物B)、及び光酸発生化合物C)の合計量
100重量部に対して20重量部以下であることが好ま
しい。
【0050】中和に用いる塩基性化合物としてはトリエ
チルアミン、ジエチルアミン、ジメチルエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン等のアミン類;苛性ソーダ、苛
性カリ等の無機アルカリ類等を挙げる事が出来る。これ
らの塩基性化合物は単独でも又は2種類以上を混合して
用いても良い。通常これらの塩基性化合物はカルボキシ
ル基に対して0.1〜1.0当量の範囲で使用される事
が好ましい。
【0051】水中に溶解或いは分散する方法は重合体
A)、ビニルエーテル基含有化合物B)、光酸発生化合
物C)、中和剤、また、必要ならば前述した溶剤などの
成分を混合した混合物を撹拌しつつ徐々に水を加える。
当該混合物を撹拌されている水中に徐々に加える等の公
知の方法によれば良い。かくして得られた組成物の固形
分濃度は特に制限はないが通常0.5〜50重量%であ
ることが好ましい。
【0052】パターンの形成 本発明の電着フォトレジスト組成物を使用するパターン
の形成は、以下に述べるようにして行なうことができ
る。
【0053】まず、導電性表面を有する基板、例えば、
プリント配線用銅箔積層板等の基板上に当該組成物を電
着法で乾燥膜厚0.5〜15μm 程度になるように塗布
する。電着法による塗布は本発明による組成物を電着浴
に入れ被塗布物を陽極とし、対極との間に直流電源を繋
ぎ通電する。通電は一定電圧を印加する定電圧法でも、
一定電流密度を印加する定電流法でも又はそれらを組み
合わせた様式の通電方式であっても良い。また通電初期
に徐々に電圧、ないしは電流密度を上昇させて所定値に
いたらしめる方法を組み合わせても良い。
【0054】定電圧法の場合は通常5−250V の電圧
を10秒から5分印加する事により、定電流法の場合は
通常5−100mA/dm2で5秒から5分印加する事により
所定の膜厚を得る事が出来る。
【0055】電着塗装による塗布膜厚は厳密に制限され
るものではなく、形成されるパターンの使用目的等に応
じて変えることができるが、通常、乾燥膜厚で約0.5
〜約15μm の範囲内が適当である。
【0056】該組成物が塗布された基板を、カルボキシ
ル基及びヒドロキシフェニル基含有重合体A)とビニル
エーテル基含有化合物B)との間で架橋反応が実質的に
起る温度及び時間条件下、例えば、約60〜約150℃
の温度で約1〜約30分間加熱して、塗膜を架橋硬化さ
せる。
【0057】次いで、基板上の硬化塗膜に対して、ポジ
型フォトマスク、縮小投影露光機、直接描画機等を用い
て活性エネルギー線を画像選択的に照射する。ここで使
用しうる活性エネルギー線は、感光性組成物に配合され
ている光酸発生化合物C)の種類等に依存して選択され
るが、例えば、電子線、波長200〜600nmの単色光
線又はそれらの混合光線等が挙げられる。
【0058】活性エネルギー線が照射された基板は、次
いで、該照射により発生した酸の存在下で前記硬化塗膜
の架橋構造の切断が生ずるような温度及び時間条件下、
例えば約60〜約150℃の温度で約1〜約30分間加
熱し、照射部分の塗膜の架橋構造を実質的に切断する。
【0059】このように加熱−照射−加熱処理された基
板を現像液で処理することにより、基板上にパターンを
形成することができる。現像液としては、カルボキシル
基及びヒドロキシフェニル基含有重合体A)を溶解する
能力のある液体、例えば、水溶性有機塩基、例えばアル
カノールアミン、テトラエチルアンモニウムハイドロキ
サイドなどのヒドロキシアンモニウム塩類;無機アルカ
リ、例えば苛性ソーダ、炭酸ソーダ、メタ珪酸ソーダ等
の水溶液を用いることができる。
【0060】これらの現像液に用いられる物質は単独で
も、2種類以上を混合して用いても良い。現像液の濃度
は、通常0.05〜10重量%の範囲内である事が好ま
しい。
【0061】現像は現像液に該基板を浸漬したり、現像
液を基板に吹き付けるなどのそれ自体既知の方法により
行うことが出来る。パターン形成後必要に応じて基板を
水洗及び/又は加熱乾燥することができる。
【0062】更に、画像パターンがエッチング可能な基
板上に形成されている場合は露出している基板部分を適
当なエッチング剤でエッチングし必要ならば次いで基板
上に残存する被膜を熱アルカリや溶剤などの剥離剤を用
いて剥離することにより、レリーフ画像を製造すること
ができる。
【0063】このようにして形成されるパターンは、非
常に細密なパターンであり、コントラストも優れてお
り、特にレジスト膜の未露光部分が架橋構造をとるた
め、従来のポジ型電着フォトレジストにくらべて、未露
光部が現像液やエッチング液に対する耐性に優れ、形成
されるパターンの精度が優れており、そのため、微細パ
ターンのプリント回路板の製造や、金属微細加工等の分
野において、広範な応用が期待される。
【0064】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。なお、「部」及び「%」は重量基準である。
【0065】製造例1 カルボキシル基とヒドロキシフェニル基含有重合体A−
1の合成 o−ヒドロキシ安息香酸600部、o−クレゾール90
0部、30%フォルマリン1,145部、脱イオン水1
30部、蓚酸6.5部をフラスコに入れ60分加熱還流
させた。次いで15%塩酸13.5部を加え40分加熱
還流させた。次いで400部の約15℃の脱イオン水を
加え内容物を約75℃に保ち樹脂を沈殿させた。次いで
35%水酸化ナトリウム溶液を加え中和後水層を除去
し、更に400部の脱イオン水を加え75℃で樹脂を洗
浄した後水層を除去、更に同様な洗浄操作を2度繰り返
した後減圧下に約120℃で乾燥してノボラックフェノ
ール樹脂(重合体A−1)を得た。分子量約650、カ
ルボキシル基2.8モル/kg重合体
【0066】製造例2 カルボキシル基とヒドロキシフェニル基含有重合体A−
2の合成 テトラヒドロフラン200部、p−ヒドロキシスチレン
65部、n−ブチルアクリレート28部、アクリル酸1
1部、アゾビスイソブチロニトリル3部をフラスコに入
れ容器内を窒素置換後撹拌しつつ100℃で2時間加熱
した。生成物を1,500mlのトルエン中に注ぎ込み生
成した沈殿を分離、300mlのアセトンに溶解した後再
び1,500mlをトルエン中に注ぎ込んだ。沈殿を60
℃で減圧乾燥して重合体A−2を得た。分子量約520
0、アクリル酸/n−ブチルアクリレート/p−ヒドロ
キシスチレン=17/37/50(重量比)、カルボキ
シル基1.8モル/kg重合体
【0067】製造例3 カルボキシル基とヒドロキシフェニル基含有重合体A−
3の合成 テトラヒドロフラン200部、p−ヒドロキシスチレン
93.5部、アクリル酸6.5部、アゾビスイソブチロ
ニトリル3部をフラスコに入れ容器内を窒素置換後撹拌
しつつ100℃で2時間加熱した。生成物を1,500
mlのトルエン中に注ぎ込み生成した沈殿を分離、300
mlのアセトンに溶解した後再び1,500mlをトルエン
中に注ぎ込んだ。沈殿を60℃で減圧乾燥して重合体A
−3を得た。分子量約2,300、カルボキシル基1.
0モル/kg重合体
【0068】製造例4 ビニルエーテル化合物B−1の合成 ビスフェノールA45.6g 、2−クロロエチルビニル
エーテル80ml、トルエン100mlを250mlのフラス
コに入れ窒素置換後20g の水酸化ナトリウムを投入
し、80℃で30分加熱した。その後4.56g のテト
ラブチルアンモニウムブロマイドを20mlの2−クロロ
エチルビニルエーテルに溶解した溶液を投入し95℃で
5時間加熱反応させた。反応物を3回脱イオン水で洗浄
した後、油層を分離した。油層を蒸留して未反応2−ク
ロロエチルビニルエーテル及びトルエンを除去してビニ
ルエーテル化合物B−1を得た。一分子中にビニルエー
テル基を2個含んでいた。
【0069】製造例5 ビニルエーテル化合物B−2の合成 o−クレゾール1,490部、30%フォルマリン1,
145部、脱イオン水130部、蓚酸6.5部をフラス
コに入れ60分加熱還流させた。次いで15%塩酸を1
3.5部を加え40分加熱還流させた。次いで400部
の約15℃の脱イオン水を加え内容物を約75℃に保ち
樹脂を沈澱させた。次いで35%水酸化ナトリウム溶液
を加え中和後水層を除去し、更に400部の脱イオン水
を加え75℃で樹脂を洗浄した後水層を除去、更に同様
な洗浄操作を2度繰り返した後減圧下に約120℃で乾
燥してノボラックフェノール樹脂を得た。分子量約60
0であった。ビスフェノールA45.6部の代わりに当
該樹脂を15部使用する以外は製造例4と全く同様の方
法でビニルエーテル化合物B−2を得た。一分子中にビ
ニルエーテル基約3.5個を含んでいた。
【0070】製造例6 ビニルエーテル化合物B−3の合成 トリメチロールプロパン1モルとトリレンジイソシアネ
ート3モルとを反応させたポリイソシアネートの75%
エチレングリコールジメチルエーテル溶液875部と2
−ヒドロキシエチルビニルエーテル264部とをジブチ
ル錫ジアセテート1部の存在下に35℃で3時間反応し
てビニルエーテル化合物B−3を得た。一分子中にビニ
ルエーテル基を3個含んでいた。固形分約81%。
【0071】実施例1 重合体A−1 100部 ビニルエーテル化合物B−1 70部 光酸発生剤C−1 注1) 10部 トリエチルアミン 10部 の混合物をジエチレングリコールジメチルエーテル15
0部に溶解した溶液を撹拌している脱イオン水1,46
0部に徐々に加えて固形分約10%の水分散液を得た。
当該水分散液よりなる電着浴にポリイミドフィルムに厚
さ18μm の銅箔を積層した基板を入れ、陽極として対
極との間に電流密度50mA/cm2の直流を1分間印加した
後浴より引き出し水洗し、次いで90℃で10分間乾燥
した。膜厚は3.4μm であった。この基板に波長35
6nmの紫外光を照射量を段階的に変化させて照射後12
0℃で20分加熱した後、2.38%のテトラメチルア
ンモニウムヒドロオキサイド水溶液を用いて現像した。
紫外線照射量に対する現像後の膜の残存率曲線から求め
たγ値(注2)は10.1と、コントラストが極めて高
く、未露光部分の膜の減少、膨潤は全く見られなかっ
た。同様にして作成した基板上にパターンマスクを用い
て365nmの紫外光線を露光量8mj/cm2で照射した後、
上記したのと全く同様に処理してライン/スペース=2
/2μm の画像を形成した。画像パターンの断面形状を
基板表面と画像パターン壁面とのなす角度で評価した。
角度は87度であり極めて優れたパターン形状であっ
た。画像形成最低露光量は6mj/cm2であった。 注1)、光酸発生剤C−1:下記式のものを用いた。
【化13】 注2)γ値:コントラストを表す指標であり、値が大き
いほどコントラストは高い。測定は、「フォトポリマー
懇話会編、フォトポリマーハンドブック、101〜10
3頁、(1989)、工業調査会」記載の方法によっ
た。
【0072】実施例2 重合体A−2 100部 ビニルエーテル化合物B−2 20部 光酸発生剤C−2 注3) 7.5部 増感色素1 注4) 1部 トリエチルアミン 6部 の混合物を2−ブトキシエタノール150部、ベンジル
アルコール25部に溶解し実施例1と同様にして547
部の脱イオン水に加え、固形分約15%の水分散液を得
た。次いでインジューム錫酸化物をガラス板上に蒸着し
た透明電極基板を使用し電流密度を20mA/cm2とする以
外は実施例1と全く同様に電着塗装した後50℃で15
分間乾燥した。膜厚は1.5μm であった。この基板を
488nmの可視光線を用い、露光後の加熱条件を100
℃で10分間とする以外は実施例1と全く同様にして、
γ値を求めた。γ値は10.5とコントラストは極めて
高く、また未露光部の減少、膨潤は全く認められなかっ
た。次いで照射光線として488nmの可視光を用い、ラ
イン/スペース=1/1μm のフォトマスクを介して露
光量3mj/cm2露光する以外は実施例1と全く同様にして
画像パターンの形状を評価した。角度は89度であり極
めて優れたパターン形状であった。画像形成最低露光量
は2mj/cm2であった。 注3)、光酸発生剤C−2:下記式のものを用いた。
【化14】 注4)、増感色素1:下記式のものを用いた。
【化15】
【0073】実施例3 重合体A−3 100部 ビニルエーテル化合物B−3(固形分81%) 20部 光酸発生剤C−3 注5) 5部 トリエチルアミン 8部 の混合物をジメトキシジエチレングリコール100部、
ベンジルアルコール50部に溶解し実施例1と同様にし
て525部の脱イオン水中に分散して固形分約15%の
水分散液を得た。次いで当該水分散液よりなる電着浴に
厚さ300μm の銅箔を入れ陽極とし、対極との間に6
5V の直流を1分間印加した後基板を取り出し、水洗後
110℃で10分間乾燥した。膜厚は4.5μm であっ
た。この基板を実施例1と全く同様にしてγ値を求め
た。γ値は10.1と極めて高かった。次いで厚さ1.
6mmのガラス強化エポキシ樹脂板に内壁を銅メッキした
直径0.3〜0.6mmのスルーホールを有する両面銅張
り基板(銅厚45μm)に電圧印加時間を1.5分間とす
る以外は上記と全く同様にして被膜を基板上に形成し
た。膜厚は5.3μm であった。作成した基板上にスル
ーホール部に光を通さず、非スルーホール部以外の部分
にライン/スペース=50/50μm のパターンを有す
るフォトマスクを介して超高圧水銀灯で365nmでモニ
タした光量で12mj/cm2露光後100℃で15分加熱し
た。次いで3%炭酸ソーダ水溶液で現像を行った後、塩
化銅を用いて露出した銅をエッチングし、次いで3%苛
性ソーダ水溶液で基板上の被膜を除去することによりレ
リーフ像を得た。スルーホール部の銅メッキは完全に保
護されており、優れた形状のレリーフパターンが基板上
に形成された。 注5)、光酸発生剤C−3:下記式のものを用いた。
【化16】
【0074】実施例4 貯蔵安定性 実施例1〜3の分散液を容器に入れ密閉し40℃で3ケ
月放置した。放置後の分散液には、沈降、分離は認めら
れず良好であった。貯蔵後の分散液を使用してそれぞれ
の実施例の試験を再び行った。特性には殆ど変化は無
く、良好な結果が得られた。
【0075】比較例1 カルボキシル基含有重合体1 アクリル酸 288部 スチレン 300部 n−ブチルアクリレート 300部 2−ヒドロキシエチルアクリレート 112部 t−ブチルパーオキシベンゾエート 100部 よりなる混合物を110℃に加熱し、撹拌している2−
ブトキシエタノール1,000部中に2時間を要して滴
下した後その温度に更に2時間保って重合体1を得た。
固形分約50%、カルボキシル基4モル/kg 、芳香族環
含有量20.7重量部/100重量部重合体 重合体1(固形分50%) 200部 感光剤1 注6) 30部 ベンジルアルコール 15部 メトキシプロパノール 75部 トリエチルアミン 12部 を混合溶解し、撹拌されている脱イオン水535部中に
徐々に添加して、固形分約15%の水分散液を得た。電
流密度を50mA/cm2とする以外は実施例1と同様にして
γ値を測定した。(膜厚2.5μm) γ値は2.5であ
った。未露光部は露光部が完全に溶解した時点で約25
%溶解した。現像液を0.5%炭酸ソーダ水溶液に変え
て現像した。γ値は3.4未露光部は露光部が完全に溶
解した時点で約2%溶解した。露光量を80mj/cm2
し、現像液に0.5%炭酸ソーダ水溶液を使用する以外
は実施例1と全く同様にして基板上にパターンを形成
し、その断面を観察した。基板とパターンのなす角度は
79度であった。本例では露光量60mj/cm2以下では画
像を形成できなかった。 注6)、感光剤1:下記式のものを用いた。
【化17】
【0076】比較例2 重合体2 o−ヒドロキシ安息香酸600部、o−クレゾール90
0部、30%フォルマリン1,145部、脱イオン水1
30部、蓚酸6.5部をフラスコに入れ60分加熱還流
させた。次いで15%塩酸を13.5部加え40分加熱
還流させた。次いで400部の約15℃の脱イオン水を
加え内容物を約50℃に保ち樹脂を沈澱させた。更に4
00部の脱イオン水を加え50℃で樹脂を洗浄した後水
層を除去、更に同様な洗浄操作を3度繰り返した後減圧
下に約120℃で乾燥してノボラックフェノール樹脂を
得た。分子量約650であった。 カルボキシル基2.8モル/kg 重合体 重合体2 100部 感光剤1 30部 ベンジルアルコール 100部 エチレングリコールモノエチルエーテル 100部 トリエチルアミン 15部 を混合溶解し、撹拌されている522部の脱イオン水中
に徐々に添加して固形分約15%の水分散液を得た。電
流密度を50mA/cm2とする以外は実施例1と同様にして
γ値を測定した。(膜厚1.8μm) γ値は4.2であ
った。未露光部は露光部が完全に溶解した時点で約6%
溶解した。同様にして作成した基板を用い、露光量を8
0mj/cm2とする以外は実施例1と全く同様にして基板上
にパターンを形成し、その断面を観察した。基板とパタ
ーンのなす角度は82度であった。本例では露光量70
mj/cm2以下では画像を形成できなかった。
【0077】比較例3 貯蔵安定性 比較例1〜2の分散液を容器に入れ密閉して40℃で1
カ月貯蔵した後状態を観察した。いずれも多量の沈降
物、及び液の分離が認められた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/039 501 H05K 3/00 F 6921−4E 3/42 A 7511−4E

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A)重合体1kgあたり、カルボキシル基
    を0.5〜10当量、及びヒドロキシフェニル基を、
    1.0当量以上含有する重合体を100重量部、B)一
    分子中に少なくとも2個以上のビニルエーテル基を含有
    する化合物を5〜150重量部、及びC)活性エネルギ
    ー線照射により酸を発生する化合物をA)とB)との合
    計量100重量部に対して0.1〜40重量部を必須成
    分として含む組成物を塩基性化合物で中和し、水中に溶
    解又は分散したことを特徴とするポジ型電着フォトレジ
    スト組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のポジ型電着フォトレジス
    ト組性物を導電性表面を有する基板に電着法により塗布
    する工程、当該基板を加熱する工程、活性エネルギー線
    を選択的に照射する工程、照射後に基板を加熱する工
    程、塩基性現像液で現像する工程を順次行うことを特徴
    とするレジストパターンの製造方法。
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