JP2000122291A - 化学増幅レジスト用材料、感光性樹脂組成物および該組成物を半導体装置の製造に使用する方法 - Google Patents

化学増幅レジスト用材料、感光性樹脂組成物および該組成物を半導体装置の製造に使用する方法

Info

Publication number
JP2000122291A
JP2000122291A JP28766198A JP28766198A JP2000122291A JP 2000122291 A JP2000122291 A JP 2000122291A JP 28766198 A JP28766198 A JP 28766198A JP 28766198 A JP28766198 A JP 28766198A JP 2000122291 A JP2000122291 A JP 2000122291A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound represented
general formula
compound
mol
alkali
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28766198A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Oshida
敦史 押田
Teruhiko Kumada
輝彦 熊田
Atsuko Fujino
敦子 藤野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP28766198A priority Critical patent/JP2000122291A/ja
Publication of JP2000122291A publication Critical patent/JP2000122291A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光または放射線に対して充分な感度をもった
化学増幅レジスト用材料、該材料を用いた感光性樹脂組
成物および該感光性樹脂組成物を半導体装置の製造に使
用する方法を開発する。 【解決手段】 たとえば4−ヒドロキシスチレン/硫化
メチル−4−tert−ブトキシカルボニルオキシスチ
レン=0.7/0.3(モル比)のランダム共重合体を
アルカリ非可溶性化学増幅レジスト用材料として用い、
感光性樹脂組成物を製造し、半導体装置の製造に使用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超LSIなどの半
導体デバイスの微細パターンを形成するために使用され
る、たとえば放射線感応性レジストやプリント板などの
パターン形成用材料などに使用されるアルカリ可溶性ま
たはアルカリ非可溶性の化学増幅レジスト用材料、該材
料を用いた感光性樹脂組成物および該感光性樹脂組成物
を半導体製造装置の製造に使用する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの高集積化が求められて
いるなか、微細加工技術の開発が進められている。微細
パターン形成の実現のために、紫外光、X線あるいは電
子線などによる露光方法が提案されている。これらの露
光方法を用いることにより、0.2ミクロンレベルのパ
ターン形成を目指している。
【0003】従来、電子線やX線用のレジストとしてタ
ーシャリー(以下、tert−という)ブトキシカルボ
ニルオキシスチレンを重合成分として含む重合体と酸発
生剤とからなるレジストが用いられている。前記レジス
トではレジスト中のPAGと呼ばれる酸発生剤が電子線
やX線に対して感度をもっており、レジストの感度はこ
のPAGの感度が支配的である。
【0004】しかし、従来から用いられている前記レジ
ストでは、レジスト中に占めるPAGの量は触媒量であ
り、またX線や電子線に対して高感度なPAGは少な
く、放射線の照射による酸発生の量子収率が低く、これ
らの放射線に対して充分な感度をもったレジストは得ら
れていないという問題がある。X線や電子線に対して高
感度なレジストの開発は、X線または電子線リソグラフ
ィにとってスループット向上のためにも必要不可欠であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる課題を
解決するためになされたもので、光または電子線やX線
などの放射線に対して充分な感度をもったレジスト用材
料、該材料を用いた感光性樹脂組成物および該感光性樹
脂組成物を半導体装置の製造に使用する方法を開発する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかわる請求項
1は、 一般式(1):
【0007】
【化4】
【0008】(式中、Aは重合可能な不飽和結合を含む
基、R1は、−OH、−COOH、−(CH2m−CO
OH、−O−(CH2m−COOH、−SO3H、R
2は、−OR3、−SR4、Cl、Br、I、nは1〜4
の整数、ただし、R3、R4は、それぞれ炭素数1〜10
の炭化水素基または水素原子,mは1〜6の整数、ま
た、R2が複数個存在する場合、それらは同じでもよく
異なっていてもよい)で示される化合物を含有する単量
体を重合させてなるアルカリ可溶性化学増幅レジスト用
材料に関するものである。
【0009】本発明にかかわる請求項2は、一般式
(1)で示される化合物を含有する単量体が、一般式
(1)で示される化合物1〜100モル%と一般式
(1)で示される化合物と共重合性を有する化合物0〜
90モル%とからなる請求項1記載のレジスト用材料に
関するものである。
【0010】本発明にかかわる請求項3は、一般式
(1)で示される化合物を含有する単量体が、一般式
(1)で示される化合物10〜90モル%と一般式
(1)で示される化合物と共重合性を有する化合物10
〜90モル%とからなる請求項1記載のレジスト用材料
に関するものである。
【0011】本発明にかかわる請求項4は、一般式
(1)で示される化合物と共重合性を有する化合物が、
一般式(2):
【0012】
【化5】
【0013】(式中、A、R2、nは前記と同じ、R3
1が酸不安定基に変換された基)で示される化合物、
ヒドロキシスチレン、α−メチルスチレン、p−メチル
スチレン、o−メチルスチレン、p−メトキシスチレ
ン、p−クロロスチレン、p−ブロモスチレン、p−ヨ
ードスチレン、tert−ブトキシカルボニルオキシス
チレン、tert−ブトキシスチレン、テトラヒドロピ
ラニルオキシスチレン、トリメチルシリルオキシスチレ
ン、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸tert
−ブチルエステル、(メタ)アクリル酸エトキシエチル
エステル、(メタ)アクリル酸テトラヒドロピラニルエ
ステルのうちの少なくとも1種である請求項2または3
記載のレジスト用材料に関するものである。
【0014】本発明にかかわる請求項5は、一般式
(2)で示される化合物を含有する単量体を重合させて
なるアルカリ非可溶性化学増幅レジスト用材料に関する
ものである。
【0015】本発明にかかわる請求項6は、一般式
(2)で示される化合物を含有する単量体が、一般式
(2)で示される化合物1〜100モル%と一般式
(2)で示される化合物と共重合性を有する化合物0〜
99モル%とからなる請求項5記載のレジスト用材料に
関するものである。
【0016】本発明にかかわる請求項7は、一般式
(2)で示される化合物を含有する単量体が、一般式
(2)で示される化合物10〜90モル%と一般式
(2)で示される化合物と共重合性を有する化合物10
〜90モル%とからなる請求項5記載のレジスト用材料
に関するものである。
【0017】本発明にかかわる請求項8は、一般式
(2)で示される化合物と共重合性を有する化合物が、
一般式(1)で示される化合物、ヒドロキシスチレン、
α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、o−メチル
スチレン、p−メトキシスチレン、p−クロロスチレ
ン、p−ブロモスチレン、p−ヨードスチレン、ter
t−ブトキシカルボニルオキシスチレン、tert−ブ
トキシスチレン、テトラヒドロピラニルオキシスチレ
ン、トリメチルシリルオキシスチレン、(メタ)アクリ
ル酸、(メタ)アクリル酸tert−ブチルエステル、
(メタ)アクリル酸エトキシエチルエステル、(メタ)
アクリル酸テトラヒドロピラニルエステルのうちの少な
くとも1種である請求項6または7記載のレジスト用材
料に関するものである。
【0018】本発明にかかわる請求項9は、一般式
(1)で示される化合物5〜90モル%と、一般式
(1)で示される化合物と共重合性を有し、かつフェノ
ール性水酸基またはカルボキシル基が酸不安定基に変換
された基を有する化合物10〜95モル%とを重合させ
てなるアルカリ非可溶性化学増幅レジスト用材料に関す
るものである。
【0019】本発明にかかわる請求項10は、一般式
(3):
【0020】
【化6】
【0021】(式中、A、R2、nは前記と同じ)で示
される化合物を含有する単量体を重合させてなるアルカ
リ非可溶性化学増幅レジスト用材料に関するものであ
る。
【0022】本発明にかかわる請求項11は、一般式
(3)で示される化合物1〜50モル%を含む単量体が
一般式(3)で示される化合物と共重合性を有する化合
物50〜99モル%とからなる請求項10記載のレジス
ト用材料に関するものである。
【0023】本発明にかかわる請求項12は、請求項
1、2、3または4記載のレジスト用材料0〜90重量
部(以下、部という)および請求項5、6、7、8、
9、10または11記載のレジスト用材料10〜100
部からなる合計100部に対して、光または放射線の照
射により酸を発生する化合物0.1〜10部を配合して
なる感光性樹脂組成物に関するものである。
【0024】本発明にかかわる請求項13は、半導体装
置を製造する際に、感光性樹脂組成物を使用して半導体
基板上に膜を設け、前記感光性樹脂組成物膜に光または
放射線をパターン露光し、ついで露光後の感光性樹脂組
成物膜を現像処理する半導体装置の製造に請求項12記
載の感光性樹脂組成物を使用する方法に関するものであ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明のアルカリ可溶性またはア
ルカリ非可溶性の化学増幅レジスト用材料は、レジスト
用材料中に含まれる芳香環に電子供与性基や電子数の多
い置換基を導入することによって、芳香環の電子密度あ
るいは電子数を多くして光または電子線やX線などの放
射線に対してレジスト膜中で2次電子が効率的に放出さ
れるように分子設計されたもの(アルカリ(非)可溶性
化学増幅レジスト用材料)である。レジスト用材料の高
感度化のためには、芳香環の置換基はできるだけ原子番
号の大きい方が望ましい。たとえばアルコキシル基より
メルカプト基、塩素基や臭素基よりヨウ素基といった具
合である。
【0026】1つの芳香環に結合するハロゲン基や疎水
性の強い電子供与性基の数は4個以下であるが、1個な
いし2個が望ましい。ハロゲン基や疎水性の強い電子供
与性基の数が多くなりすぎると、アルカリ現像液に対す
る溶解性が充分でなくなり、パターン形成が困難になる
といった問題が生じやすい。
【0027】本発明のアルカリ可溶性化学増幅レジスト
用材料(以下、アルカリ可溶性材料ともいう)は、分子
中にフェノール性水酸基、カルボキシル基およびスルホ
ン酸基などの一種を有し、アルカリ液で洗浄することに
より溶解する、具体的には23〜25℃の2.38重量
%のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液で洗
浄した場合に厚さ0.5μmの膜厚のものが60秒以下
で溶解する材料である。
【0028】前記アルカリ可溶性材料は、これだけで感
光性樹脂組成物に使用されるものではなく、後述するア
ルカリ非可溶性化学増幅レジスト用材料(以下、アルカ
リ非可溶性材料ともいう)と併用される。アルカリ可溶
性材料とアルカリ非可溶性材料との混合物を用いて感光
性樹脂組成物を製造し、レジストとして使用する場合に
は、露光前はレジスト全体としてアルカリ非可溶性であ
ったものが、露光によってアルカリ非可溶性材料がアル
カリ可溶性材料に変換する結果、露光部分はレジスト全
体としてアルカリ可溶性になる。このとき、アルカリ可
溶性材料が存在することにより、露光部分と非露光部分
とのアルカリ液に対する溶解性の差が大きくなり、エッ
ジの鮮明なレジストパターンが得られやすくなる。アル
カリ可溶性材料は、前記のごとき目的で使用される。
【0029】また、前記アルカリ可溶性材料の具体例と
しては、一般式(1):
【0030】
【化7】
【0031】(式中、Aは重合可能な不飽和結合を含む
基、たとえばCH2=C(R5)−CO−O−、CH2
CH−、CH2=CH−O−、CH2=C(R5)−CO
−O−(CH2m−などで示される基、R1は、−O
H、−COOH、−(CH2m−COOH、−SO
3H、R2は、−OR3、−SR4、Cl、Br、I、nは
1〜4の整数、好ましくは1〜2の整数、ただし、
3、R4、R5は、それぞれ炭素数1〜10の炭化水素
基(たとえばメチル基、エチル基、n−プロピル基、i
−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、sec−
ブチル基、n−ペンチル基など)または水素原子、mは
1〜6の整数、また、R2が複数個存在する場合、それ
らは同じでもよく異なっていてもよい)で示される化合
物を含有する単量体を重合させてなるアルカリ可溶性化
学増幅レジスト用材料があげられる。
【0032】前記一般式(1)で示される化合物を含有
する単量体としては、たとえば一般式(1)で示される
化合物1〜100モル%、さらには10〜90モル%
と、一般式(1)で示される化合物と共重合性を有する
化合物0〜99モル%、さらには10〜90モル%とか
らなる単量体があげられる。一般式(1)で示される化
合物の含有割合が少なすぎる場合には、アルカリ可溶性
材料がえられにくくなりやすい。
【0033】一般式(1)で示される化合物の例として
は、たとえば3−ヨード−4−ヒドロキシスチレン、3
−ブロモ−4−ヒドロキシスチレン、3−クロロ−4−
ヒドロキシスチレン、3,5−ジヨード−4−ヒドロキ
シスチレン、3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシスチレ
ン、3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシスチレン、3−
硫化メチル−4−ヒドロキシスチレン、3−硫化エチル
−4−ヒドロキシスチレンなどがあげられる。これらは
単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用し
てもよい。
【0034】一般式(1)で示される化合物と共重合性
を有する化合物の例としては、たとえば一般式(1)で
示される化合物中のフェノール性水酸基あるいはカルボ
キシル基が酸不安定基で置換された化合物である一般式
(2):
【0035】
【化8】
【0036】(式中、A、R2、nは前記と同じ、R3
1が酸不安定基に変換された基)で示される化合物、
具体的には3−ヨード−4−tert−ブトキシカルボ
ニルオキシスチレン、3または5−硫化メチル−4−t
ert−ブトキシカルボニルオキシスチレンなどや、α
−メチルスチレン、p−メチルスチレン、o−メチルス
チレン、p−メトキシスチレン、p−クロロスチレン、
p−ブロモスチレン、p−ヨードスチレン、tert−
ブトキシカルボニルオキシスチレン、tert−ブトキ
シスチレン、テトラヒドロピラニルオキシスチレン、ト
リメチルシリルオキシスチレン、(メタ)アクリル酸t
ert−ブチルエステル、(メタ)アクリル酸エトキシ
エチルエステル、(メタ)アクリル酸テトラヒドロピラ
ニルエステルなどのアルカリ非可溶性化合物、4−ヒド
ロキシスチレン、(メタ)アクリル酸などのアルカリ可
溶性化合物などがあげられる。
【0037】なお、前記一般式(2)で示される化合物
中の酸不安定基は酸により効果的に分解され、アルカリ
可溶性となる。
【0038】前記R3で示される酸不安定基としては、
tert−ブチルエーテル、tert−アミルエーテ
ル、トリメチルシリルエーテル、tert−ブチルジメ
チルシリルエーテル、テトラヒドロピラニルエーテル、
テトラヒドロフラニルエーテル、メトキシエチルエーテ
ル、エトキシエチルエーテル、プロポキシエチルエーテ
ル、ブトキシエチルエーテル、メトキシプロピルエーテ
ル、エトキシプロピルエーテル、tert−ブチルエス
テル、tert−アミルエステル、トリメチルシリルエ
ステル、tert−ブチルジメチルシリルエステル、テ
トラヒドロピラニルエステル、テトラヒドロフラニルエ
ステル、メトキシエチルエステル、エトキシエチルエス
テル、プロポキシエチルエステル、ブトキシエチルエス
テル、メトキシプロピルエステル、エトキシプロピルエ
ステル、tert−ブトキシカルボニルエーテル、te
rt−アミルオキシカルボニルエーテルなどの各基があ
げられるが、これらに限定されるものではない。これら
のうちではtert−ブトキシカルボニルエーテル基
が、酸分解性とアルカリ溶解抑止力のバランスがよく、
レジストとして用いると、パターン形状がよくなるなど
の点から好ましい。
【0039】前記アルカリ可溶性材料を形成する一般式
(1)で示される化合物およびこれと共重合性を有する
4−ヒドロキシスチレンなどのアルカリ可溶性化合物と
一般式(2)で示される化合物などのアルカリ非可溶性
化合物との割合は、前者が1〜100モル%、さらには
70〜100モル%、後者が0〜99モル%、さらには
0〜30モル%であるのが、レジスト用材料として適し
たアルカリ可溶性を有する材料が得られる点から好まし
い。
【0040】また、前記アルカリ可溶性材料を形成する
一般式(1)で示される化合物および一般式(2)で示
される化合物と、その他のこれらと共重合性を有する化
合物との割合は、前者が1〜100モル%、さらには1
0〜100モル%、後者が0〜99モル%、さらには0
〜90モル%であるのが、化学増幅レジスト用材料とし
て適した特性を有する材料が得られる点から好ましい。
【0041】前記アルカリ可溶性材料の重量平均分子量
としては、2000〜10万、さらには5000〜5万
であるのが好ましい。重量平均分子量が小さすぎる場合
には、現像時にアルカリ非可溶性であるべき部分のアル
カリ非可溶性が充分でなくなりやすい。また、大きすぎ
る場合には、レジスト塗膜形成時の粘度が高くなるため
低濃度の組成物として使用しなければならず、また、現
像後の解像度が低下しやすい。
【0042】前記アルカリ可溶性材料には、一般式
(1)で示される化合物からの単位、場合によってはさ
らに一般式(2)で示される化合物からの単位が含まれ
ているため、電子線やX線などの放射線に対する感度が
向上し、放射線照射によるPAGからの酸発生率が高く
なる。この結果、前記アルカリ可溶性材料を使用するこ
とにより、放射線照射に対して酸触媒を利用した高感度
なレジストを得ることができる。また、アルカリ非可溶
性材料と併用することにより、レジスト膜の露光部分と
非露光部分とのアルカリ液に対する溶解性の差を大きく
することができ、矩形性のよいレジストパターンを得る
ことができる。
【0043】本発明のアルカリ非可溶性レジスト用材料
(前述のアルカリ非可溶性材料に同じ)は、分子中に含
まれるフェノ−ル性水酸基およびカルボキシル基の全部
または一部が封鎖され、アルカリ液で洗浄しても溶解し
なくなった、具体的には23〜25℃の2.38重量%
テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液で洗浄し
た場合に20nm/sec以下の溶解性を示す材料であ
る。フェノ−ル性水酸基およびカルボキシル基の封鎖を
前述の酸不安定基を形成することによって行なった場
合、アルカリ非可溶性材料および光または電子線やX線
などの放射線の照射により酸を発生する化合物を含む感
光性樹脂組成物を製造し、レジストとして使用すると、
露光によりアルカリ非可溶性材料がアルカリ可溶性材料
に変換し、露光部分がアルカリ可溶性になり、現像する
ことによってレジストパターンが得られる。前記感光性
樹脂組成物に、さらに前述のアルカリ可溶性材料を加え
てパターン精度を向上させるなどしてもよいことは前述
のとおりである。
【0044】前記アルカリ非可溶性材料の具体例として
は、前述の一般式(2)で示される化合物を含有する単
量体を重合させてなるアルカリ非可溶性材料、一般式
(1)で示される化合物10〜90モル%、さらには6
0〜80モル%と、一般式(1)で示される化合物と共
重合性を有し、かつフェノール性水酸基またはカルボキ
シル基が酸不安定基に変換された基を有する化合物10
〜90モル%、さらには20〜40モル%とを重合させ
てなるアルカリ非可溶性材料、一般式(3):
【0045】
【化9】
【0046】(式中、A、R2、nは前記と同じ)で示
される化合物を含有する単量体を重合させてなるアルカ
リ非可溶性材料などがあげられる。
【0047】前記一般式(2)で示される化合物を含有
する単量体としては、一般式(2)で示される化合物1
〜100モル%、さらには10〜90モル%と、一般式
(2)で示される化合物と共重合性を有する化合物0〜
99モル%、さらには10〜90%とからなる単量体が
あげられ、前記一般式(3)で示される化合物を含有す
る単量体としては、一般式(3)で示される化合物1〜
50モル%、さらには10〜40モル%と、一般式
(3)で示される化合物と共重合性を有する化合物50
〜99モル%、さらには60〜90モル%とからなる単
量体があげられる。
【0048】前記一般式(2)で示される化合物の具体
例としては、アルカリ可溶性材料の原料として記載した
ものと同じもの、すなわち、一般式(1)で示される化
合物の具体例としてあげたもののフェノール性水酸基ま
たはカルボキシル基を、前述の酸不安定基に変換したも
の、たとえばフェノール性水酸基の場合、tert−ブ
チルエーテル、tert−アミルエーテル、トリメチル
シリルエーテル、tert−ブチルジメチルシリルエー
テル、テトラヒドロピラニルエーテル、テトラヒドロフ
ラニルエーテル、メトキシエチルエーテル、エトキシエ
チルエーテル、プロポキシエチルエーテル、ブトキシエ
チルエーテル、メトキシプロピルエーテル、エトキシプ
ロピルエーテル、tert−ブトキシカルボニルエーテ
ル、tert−アミルオキシカルボニルエーテルに変換
したもの、カルボキシル基の場合、tert−ブチルエ
ステル、tert−アミルエステル、トリメチルシリル
エステル、tert−ブチルジメチルシリルエステル、
テトラヒドロピラニルエステル、テトラヒドロフラニル
エステル、メトキシエチルエステル、エトキシエチルエ
ステル、プロポキシエチルエステル、ブトキシエチルエ
ステル、メトキシプロピルエステル、エトキシプロピル
エステルに変換したものがあげられる。
【0049】また、前記一般式(2)で示される化合物
と共重合性を有する化合物の例としては、一般式(1)
で示される化合物、4−ヒドロキシスチレン、(メタ)
アクリル酸などのアルカリ可溶性化合物、α−メチルス
チレン、p−メチルスチレン、o−メチルスチレン、p
−メトキシスチレン、p−クロロスチレン、p−ブロモ
スチレン、p−ヨードスチレン、tert−ブトキシカ
ルボニルオキシスチレン、tert−ブトキシスチレ
ン、テトラヒドロピラニルオキシスチレン、トリメチル
シリルオキシスチレン、(メタ)アクリル酸tert−
ブチルエステル、(メタ)アクリル酸エトキシエチルエ
ステル、(メタ)アクリル酸テトラヒドロピラニルエス
テルなどのアルカリ非可溶性化合物などがあげられる。
【0050】前記一般式(1)で示される化合物の具体
例としては、アルカリ可溶性材料の原料として記載した
ものと同じものなどがあげられる。
【0051】前記一般式(3)で示される化合物の具体
例としては、たとえばp−メトキシスチレン、p−ヨー
ドスチレン、p−ブロモスチレン、p−クロロスチレ
ン、3,5−ジヨードスチレン、3,5−ジブロモスチ
レン、3,5−ジクロロスチレン、3−硫化メチルスチ
レン、3−硫化エチルスチレン、tert−ブトキシス
チレンなどがあげられる。これらは単独で使用してもよ
く、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
【0052】また、前記一般式(3)で示される化合物
と共重合性を有する化合物の例としては、一般式(1)
で示される化合物、一般式(2)で示される化合物、4
−ヒドロキシスチレン、(メタ)アクリル酸などのアル
カリ可溶性化合物、α−メチルスチレン、p−メチルス
チレン、o−メチルスチレン、tert−ブトキシカル
ボニルオキシスチレン、テトラヒドロピラニルオキシス
チレン、トリメチルシリルオキシスチレン、(メタ)ア
クリル酸tert−ブチルエステル、(メタ)アクリル
酸エトキシエチルエステル、(メタ)アクリル酸テトラ
ヒドロピラニルエステルなどのアルカリ非可溶性化合物
などがあげられる。
【0053】前記一般式(1)で示される化合物の具体
例としては、アルカリ可溶性材料の原料として記載した
ものと同じものなどが、前記一般式(2)で示される化
合物の具体例としては、さきにアルカリ非可溶性材料の
原料として記載したものと同じものなどがあげられる。
【0054】前記アルカリ非可溶性材料を形成する一般
式(2)で示される化合物、一般式(3)で示される化
合物およびこれと共重合性を有するアルカリ非可溶性化
合物と一般式(1)で示される化合物などのアルカリ可
溶性化合物との割合は、前者が10〜90モル%、さら
には20〜40モル%、後者が10〜90モル%、さら
には60〜80モル%であるのが、レジスト用材料とし
て適したアルカリ非可溶性を有する材料が得られる点か
ら好ましい。
【0055】また、前記アルカリ非可溶性材料を形成す
る一般式(2)で示される化合物、一般式(3)で示さ
れる化合物および一般式(1)で示される化合物と、そ
の他のこれらと共重合性を有する化合物との割合は、前
者が1〜100モル%、さらには10〜100モル%、
後者が0〜99モル%、さらには0〜90モル%である
のが、化学増幅レジスト材料として適した特性を有する
材料が得られる点から好ましい。
【0056】さらに、前記一般式(3)で示される化合
物を含有する単量体を重合させてなるアルカリ非可溶性
材料の場合、フェノール性水酸基あるいはカルボキシル
基が酸不安定基で置換された化合物および4−ヒドロキ
シスチレンなどのアルカリ可溶性化合物と、一般式
(3)で示される化合物などの光照射後もアルカリ非可
溶性である化合物との割合は、前者が1〜99モル%、
さらには1〜90モル%、とくには60〜90モル%、
後者が1〜99モル%、さらには10〜99モル%、と
くには10〜40モル%であるのが、露光によりアルカ
リ非可溶性材料がアルカリ可溶性材料に変換する材料が
得られる点から好ましい。
【0057】前記アルカリ非可溶性材料の重量平均分子
量としては、2000〜10万、さらには5000〜5
万であるのが好ましい。重量平均分子量が小さすぎる場
合には、現像時にアルカリ非可溶性であるべき部分のア
ルカリ非可溶性が充分でなくなりやすい。また、大きす
ぎる場合には、レジスト塗膜形成時の粘度が高くなるた
め低濃度の組成物として使用しなければならず、また、
現像後の解像度が低下しやすい。
【0058】前記アルカリ非可溶性材料には、一般式
(2)で示される化合物や一般式(3)で示される化合
物からの単位、場合によっては一般式(1)で示される
化合物からの単位が含まれているため、光または電子線
やX線などの放射線に対する感度が向上し、放射線照射
によるPAGからの酸発生率が高くなる。この結果、該
アルカリ非可溶性材料を使用することにより、放射線照
射に対して酸触媒を利用した高感度なレジストを得るこ
とができる。
【0059】本発明の感光性樹脂組成物は、前記アルカ
リ可溶性材料0〜90部、好ましくは0〜70部および
前記アルカリ非可溶性材料10〜100部、好ましくは
30〜100部からなる合計100部に対して、短波長
レーザ光などの光または電子線やX線などの放射線の照
射により酸を発生する化合物0.1〜10部、好ましく
は0.5〜5部を配合してなる感光性樹脂組成物であ
る。
【0060】前記アルカリ可溶性材料0〜90部および
前記アルカリ非可溶性材料10〜100部からなる合計
100部の混合物は、混合物全体としてはアルカリ非可
溶性を示す。なお、アルカリ可溶性材料の割合が多くな
りすぎると、混合物全体がアルカリ非可溶性を示しにく
くなる。該混合物に光または放射線の照射により酸を発
生する化合物(以下、酸発生化合物ともいう)を加えた
組成物から塗膜を形成し、光または放射線を照射するこ
とにより、酸発生化合物から酸が発生し、発生した酸に
よりアルカリ非可溶性材料中の酸不安定基が分解してア
ルカリ可溶性基である−OH(フェノール性水酸基)、
−COOHなどに変換し、アルカリ可溶性になる。この
際、アルカリ可溶性材料および(または)アルカリ非可
溶性材料中に含まれる一般式(1)で示される化合物か
らの単位、一般式(2)で示される化合物からの単位、
一般式(3)で示される化合物からの単位の作用によっ
て、高感度レジストとなる。
【0061】前記酸発生化合物の使用量が少なすぎる
と、光または放射線を照射しても充分な酸が発生せず、
露光部を充分にアルカリ可溶性にすることができず、パ
ターニングが行ないにくくなる。一方、酸発生化合物の
使用量が多すぎると、均一な組成物が得られにくくな
り、形成されるパターンの不良率が高くなる。また、光
または放射線の照射によって多量の酸が発生し、露光部
以外の酸不安定基の分解の制御が行ないにくくなり、得
られるパターンの精度が低下しやすくなる。また、酸発
生化合物の使用量も多くなり、不経済である。
【0062】前記酸発生化合物の具体例としては、たと
えばトリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモ
ネート、トリフェニルスルホニウムトリフレイト、トリ
フェニルスルホニウムトシレート、トリフェニルスルホ
ニウムメタンスルホネート、4−tert−ブチルフェ
ニルジフェニルヘキサフルオロアンチモネート、4−t
ertブチルフェニルジフェニルトリフレイト、4−t
ert−ブチルフェニルジフェニルトシレート、4−t
ert−ブチルフェニルジフェニルメタンスルホネー
ト、トリス(4−メチルフェニル)スルホニウムヘキサ
フルオロアンチモネート、トリス(4−メチルフェニ
ル)スルホニウムトリフレイト、トリス(4−メチルフ
ェニル)スルホニウムトシレート、トリス(4−メチル
フェニル)スルホニウムメタンスルホネート、トリス
(4−メトキシフェニル)スルホニウムヘキサフルオロ
アンチモネート、トリス(4−メトキシフェニル)スル
ホニウムトリフレイト、トリス(4−メトキシフェニ
ル)スルホニウムトシレート、トリス(4−メトキシフ
ェニル)スルホニウムメタンスルホネート、ジフェニル
ヨードニウムヘキサフルオロアンチモネート、ジフェニ
ルヨードニウムトリフレイト、ジフェニルヨードニウム
トシレート、ジフェニルヨードニウムメタンスルホネー
ト、4,4′−ジ−tert−ブチルジフェニルヨード
ニウムヘキサフルオロアンチモネート、4,4′−ジ−
tert−ブチルジフェニルヨードニウムトリフレイ
ト、4,4′−ジ−tert−ブチルジフェニルヨード
ニウムトシレート、4,4′−ジ−tert−ブチルジ
フェニルヨードニウムメタンスルホネート、4,4′−
ジメチルジフェニルヨードニウムヘキサフルオロアンチ
モネート、4,4′−ジメチルジフェニルヨードニウム
トリフレイト、4,4′−ジメチルジフェニルヨードニ
ウムトシレート、4,4′−ジメチルジフェニルヨード
ニウムメタンスルホネート、3,3′−ジニトロジフェ
ニルヨードニウムヘキサフルオロアンチモネート、3,
3′−ジニトロジフェニルヨードニウムトリフレイト、
3,3′−ジニトロジフェニルヨードニウムトシレー
ト、3,3′−ジニトロジフェニルヨードニウムメタン
スルホネート、ナフチルカルボニルメチルテトラヒドロ
チオフェニルヘキサフルオロアンチモネート、ナフチル
カルボニルメチルテトラヒドロチオフェニルトリフレイ
ト、ナフチルカルボニルメチルテトラヒドロチオフェニ
ルトシレート、ナフチルカルボニルメチルテトラヒドロ
チオフェニルメタンスルホネート、ジメチルヒドロキシ
ナフチルヘキサフルオロアンチモネート、ジメチルヒド
ロキシナフチルトリフレイト、ジメチルヒドロキシナフ
チルトシレート、ジメチルヒドロキシナフチルメタンス
ルホネート、ヒドロキシコハク酸イミドのトリフルオロ
メタンスルホン酸エステル、ヒドロキシコハク酸イミド
のトリメタンスルホン酸エステル、ヒドロキシコハク酸
イミドのトルエンスルホン酸エステル、ヒドロキシシク
ロヘキサンジカルボン酸イミドのトリフルオロメタンス
ルホン酸エステル、ヒドロキシシクロヘキサンジカルボ
ン酸イミドのトリメタンスルホン酸エステル、ヒドロキ
シシクロヘキサンジカルボン酸イミドのトルエンスルホ
ン酸エステル、ヒドロキシノルボルネンジカルボン酸イ
ミドのトリフルオロメタンスルホン酸エステル、ヒドロ
キシノルボルネンジカルボン酸イミドのトリメタンスル
ホン酸エステル、ヒドロキシノルボルネンジカルボン酸
イミドのトルエンスルホン酸エステルなどがあげられ
る。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わ
せて用いてもよい。これらのうちではトリフェニスルホ
ニウムトリフレイト、ジフェニルヨードニウムトシレー
ト、ジフェニルヨードニウムトリフレイトが入手が容易
などの点から好ましい。
【0063】前記のごとき感光性樹脂組成物は、半導体
装置を製造する際に、たとえばシリコンウェハなどの半
導体基板上に前記感光性樹脂組成物の膜を設け、該膜に
短波長レーザ光などの光または電子線あるいはX線など
の放射線をパターン露光し、露光後の感光性樹脂組成膜
を、たとえばアルカリ液などで現像して半導体装置を製
造する方法に使用される。前記パターン露光において、
光または電子線あるいはX線などの放射線の照射に対し
て高感度であり、スループットの向上が可能となる。
【0064】前記感光性樹脂組成物の膜を設ける際に、
粘度の調整などのために5〜30重量%、さらには8〜
20重量%の濃度に調整して使用されるのが一般的であ
る。
【0065】前記溶媒としては、混合する成分を速やか
に溶解し、かつそれらと反応しないものであるならば何
でも使用できるが、たとえばメチルセロソルブ、エチル
セロソルブ、メチルセロソルブアセテート、エチルセロ
ソルブアセテート、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエ
ーテルアセテート、メトキシプロピオン酸メチル、メト
キシプロピオン酸エチル、エトキシプロピオン酸メチ
ル、エトキシプロピオン酸エチル、酪酸エチル、2−ヘ
プタノン、ジグライム、シクロヘキサノン、シクロペン
タノン、γ−ブチロラクトン、酢酸イソアミル、クロロ
ベンゼン、ジクロロベンゼンなどが一般的である。沸点
が100〜220℃の範囲の溶媒が好ましい。沸点が前
記範囲より低い場合、塗布したときにムラができやす
く、沸点が前記範囲より高い場合、溶媒の乾燥が容易で
はない。
【0066】前記感光性樹脂組成物を、半導体基板上に
塗布して膜を形成する際に、プリベイクを行ない、光ま
たはX線あるいは電子線などの放射線を照射したのち、
80〜170℃程度の加熱を30秒〜10分間行ない、
ついで現像液でレジストの現像を行なってパターンの形
成を行なうことができる。
【0067】前記現像液としては、アルカリ性水溶液を
用いることができる。
【0068】前記アルカリ性水溶液としては、たとえば
アンモニア、トリエチルアミン、ジメチルアミノメタノ
ール、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、
テトラアルキルアンモニウムヒドロキシド、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、コリンなど
の水溶液やこれら水溶液の混合物を用いることができ
る。
【0069】
【実施例】以下に本発明を具体的な実施例に基づいて説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0070】実施例1 3−ヨード−4−ヒドロキシスチレン/4−ヒドロキシ
スチレン=0.3/0.7(モル比)のランダム共重合
体(重量平均分子量15000、アルカリ可溶性)を製
造した。得られた共重合体5gおよびトリフェニルスル
ホニウムトリフレイト1.5gをプロピレングリコール
モノメチルエーテルアセテートに溶解させて12重量%
溶液とし、0.2ミクロンのメンブランフィルターでろ
過して樹脂組成物溶液を調製した。この溶液をヘキサメ
チルジシラザンで密着性を強化したシリコンウェハ上に
塗布して0.5ミクロン厚の膜を形成した。この膜を1
00℃のホットプレート上で1分間加熱した。そのの
ち、23〜25℃、2.38重量%テトラメチルアンモ
ニウムヒドロキシド水溶液に60秒間浸漬したところ、
膜は完全に溶解した。
【0071】実施例2 4−ヒドロキシスチレン/硫化メチル−4−tert−
ブトキシカルボニルオキシスチレン=0.7/0.3
(モル比)のランダム共重合体(重量平均分子量150
00、アルカリ非可溶性)5gとジフェニルヨードニウ
ムトリフレイト0.15gとをプロピレングリコールモ
ノメチルエーテルアセテートに溶解させて12重量%溶
液とし、0.2ミクロンのメンブランフィルターでろ過
して感光性樹脂組成物溶液を調製した。この溶液をヘキ
サメチルジシラザンで密着性を強化したシリコンウェハ
上に塗布して0.5ミクロン厚の膜を形成した。この膜
に波長10ÅのX線により露光を行なったのち、100
℃のホットプレート上で1分間加熱した。そののち、2
3〜25℃、2.38重量%テトラメチルアンモニウム
ヒドロキシド水溶液で60秒間現象を行なった結果、
0.15ミクロンのラインアンドスペースパターンが形
状よく解像されていた。このときの感度は150mJ/
cm2であった。
【0072】ひきつづきエッチングにより加工すること
でシリコーン酸化膜を0.12ミクロンのパターンに形
成することができ、半導体装置を製造することができ
た。
【0073】実施例3 tert−ブトキシカルボニルオキシスチレン/3−ヨ
ード−4−ヒドロキシスチレン=0.2/0.8(モル
比)のランダム共重合体(重量平均分子量15000、
アルカリ非可溶性)5gとトリフェニルスルホニウムト
リフレイト0.15gとをプロピレングリコールモノメ
チルエーテルアセテートに溶解させて12重量%溶液と
し、0.2ミクロンのメンブランフィルターでろ過して
感光性樹脂組成物溶液を調製した。この溶液をヘキサメ
チルジシラザンで密着性を強化したシリコンウェハ上に
塗布して0.5ミクロン厚の膜を形成した。この膜に波
長10ÅのX線により露光を行なったのち、これを10
0℃のホットプレート上で1分間加熱した。そののち、
23〜25℃、2.38重量%テトラメチルアンモニウ
ムヒドロキシド水溶液で60秒間現像を行なった結果、
0.15ミクロンのラインアンドスペースパターンが形
状よく解像されていた。このときの感度は100mJ/
cm2であった。
【0074】ひきつづきエッチングにより加工すること
でシリコーン酸化膜を0.12ミクロンのパターンに形
成することができ、半導体装置を製造することができ
た。
【0075】実施例4 4−ヒドロキシスチレン/4−tert−ブトキシカル
ボニルオキシスチレン/p−ヨードスチレン=0.7/
0.2/0.1(モル比)のランダム共重合体(重量平
均分子量15000,アルカリ非可溶性)5gとジフェ
ニルヨードニウムトリフレイト0.15gとをプロピレ
ングリコールモノメチルエーテルアセテートに溶解させ
て12重量%溶液とし、0.2ミクロンのメンブランフ
ィルターでろ過して感光性樹脂組成物溶液を調製した。
この溶液をヘキサメチルジシラザンで密着性を強化した
シリコンウェハ上に塗布して0.5ミクロン厚の膜を形
成した。この膜に波長10ÅのX線により露光を行なっ
たのち、100℃のホットプレート上で1分間加熱し
た。そののち、23〜25℃、2.38重量%テトラメ
チルアンモニウムヒドロキシド水溶液で60秒間現象を
行なった結果、0.14ミクロンのラインアンドスペー
スパターンが形状よく解像されていた。このときの感度
は130mJ/cm2であった。
【0076】ひきつづきエッチングにより加工すること
でシリコーン酸化膜を0.12ミクロンのパターンに形
成することができ、半導体装置を製造することができ
た。
【0077】実施例5 3−ヨード−4−ヒドロキシスチレン/4−ヒドロキシ
スチレン/4−tert−ブトキシカルボニルオキシス
チレン/3−ヨード−4−tert−ブトキシカルボニ
ルオキシスチレン=X/Y/l/m(ただし、X+Y=
0.7、l+m=0.3、x+m=0.3、x+l=
0.6)(モル比)のランダム共重合体(重量平均分子
量15000、アルカリ非可溶性)5gとジフェニルヨ
ードニウムトリフレイト0.15gとをプロピレングリ
コールモノメチルエーテルアセテートに溶解させて12
重量%溶液とし、0.2ミクロンのメンブランフィルタ
ーでろ過して感光性樹脂組成物溶液を調製した。この溶
液をヘキサメチルジシラザンで密着性を強化したシリコ
ンウェハ上に塗布して0.5ミクロン厚の膜を形成し
た。この膜に波長10ÅのX線により露光を行なったの
ち、これを100℃のホットプレート上で1分間加熱し
た。そののち、23〜25℃、2.38重量%テトラメ
チルアンモニウムヒドロキシド水溶液で60秒間現像を
行なった結果、0.15ミクロンのラインアンドスペー
スパターンが形状よく解像されていた。このときの感度
は100mJ/cm2であった。
【0078】ひきつづきエッチングにより加工すること
でシリコーン酸化膜を0.12ミクロンのパターンに形
成することができ、半導体装置を製造することができ
た。
【0079】比較例1 実施例3で用いた共重合体の代わりにポリtert−ブ
トキシカルボニルオキシスチレン(重量平均分子量15
000、アルカリ非可溶性)を用い、実施例3と同様の
方法でパターン形成を行なった結果、解像されたパター
ンは0.15ミクロンであった。このときの感度は30
0mJ/cm2であった。
【0080】
【発明の効果】本発明の請求項1にかかわる発明は、一
般式(1)で示される化合物を含有する単量体を重合さ
せてなるアルカリ可溶性化学増幅レジスト用材料である
ため、光または放射線に対する感度が高い。
【0081】本発明の請求項2にかかわる発明は、請求
項1記載のレジスト用材料において、一般式(1)で示
される化合物を含有する単量体が、一般式(1)で示さ
れる化合物1〜100モル%と一般式(1)で示される
化合物と共重合性を有する化合物0〜99モル%とから
なるため、さらに光または放射線に対する感度が高くな
る。
【0082】本発明の請求項3にかかわる発明は、請求
項1記載のレジスト用材料において、一般式(1)で示
される化合物を含有する単量体が、一般式(1)で示さ
れる化合物10〜90モル%と一般式(1)で示される
化合物と共重合性を有する化合物10〜90モル%とか
らなるため、さらに光または放射線に対する感度が高く
なる。
【0083】本発明の請求項4にかかわる発明は、請求
項2または3記載のレジスト用材料において、一般式
(1)で示される化合物と共重合性を有する化合物が、
一般式(2)で示される化合物、ヒドロキシスチレン、
α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、o−メチル
スチレン、p−メトキシスチレン、p−クロロスチレン
p−ブロモスチレン、p−ヨードスチレン、tert−
ブトキシカルボニルオキシスチレン、tert−ブトキ
シスチレン、テトラヒドロピラニルオキシスチレン、ト
リメチルシリルオキシスチレン、(メタ)アクリル酸、
(メタ)アクリル酸tert−ブチルエステル、(メ
タ)アクリル酸エトキシエチルエステル、(メタ)アク
リル酸テトラヒドロピラニルエステルのうちの少なくと
も1種であるため、さらに光または放射線に対する感度
が高くなる。
【0084】本発明の請求項5にかかわる発明は、一般
式(2)で示される化合物を含有する単量体を重合させ
てなるアルカリ非可溶性化学増幅レジスト用材料である
ため、光または放射線に対する感度が高い。
【0085】本発明の請求項6にかかわる発明は、請求
項5記載のレジスト用材料において、一般式(2)で示
される化合物を含有する単量体が、一般式(2)で示さ
れる化合物1〜100モル%と一般式(2)で示される
化合物と共重合性を有する化合物0〜99モル%とから
なるため、さらに光または放射線に対する感度が高くな
る。
【0086】本発明の請求項7にかかわる発明は、請求
項5記載のレジスト用材料において、一般式(2)で示
される化合物を含有する単量体が、一般式(2)で示さ
れる化合物10〜90モル%と一般式(2)で示される
化合物と共重合性を有する化合物10〜90モル%とか
らなるため、さらに光または放射線に対する感度が高く
なる。
【0087】本発明の請求項8にかかわる発明は、請求
項6または7記載のレジスト用材料において、一般式
(2)で示される化合物と共重合性を有する化合物が、
一般式(1)で示される化合物、ヒドロキシスチレン、
α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、o−メチル
スチレン、p−メトキシスチレン、p−クロロスチレ
ン、p−ブロモスチレン、p−ヨードスチレン、ter
t−ブトキシカルボニルオキシスチレン、tert−ブ
トキシスチレン、テトラヒドロピラニルオキシスチレ
ン、トリメチルシリルオキシスチレン、(メタ)アクリ
ル酸、(メタ)アクリル酸tert−ブチルエステル、
(メタ)アクリル酸エトキシエチルエステル、(メタ)
アクリル酸テトラヒドロピラニルエステルのうちの少な
くとも1種であるため、さらに光または放射線に対する
感度が高くなる。
【0088】本発明の請求項9にかかわる発明は、一般
式(1)で示される化合物5〜90モル%と、一般式
(1)で示される化合物と共重合性を有し、かつフェノ
ール性水酸基またはカルボキシル基が酸不安定基に変換
された基を有する化合物10〜95モル%とを重合させ
てなるアルカリ非可溶性化学増幅レジスト用材料である
ため、光または放射線に対する感度が高い。
【0089】本発明の請求項10にかかわる発明は、一
般式(3)で示される化合物を含有する単量体を重合さ
せてなるアルカリ非可溶性化学増幅レジスト用材料であ
るため、光または放射線に対する感度が高い。
【0090】本発明の請求項11にかかわる発明は、一
般式(3)で示される化合物1〜50モル%を含む単量
体が一般式(3)で示される化合物と共重合性を有する
化合物50〜99モル%とからなる請求項10記載のレ
ジスト用材料であるため、さらに光または放射線に対す
る感度が高くなる。
【0091】本発明の請求項12にかかわる発明は、請
求項1、2、3または4記載のレジスト用材料0〜90
部および請求項5、6、7、8、9、10または11記
載のレジスト用材料10〜100部からなる合計100
部に対して、光または放射線の照射により酸を発生する
化合物0.1〜10部を配合してなる感光性樹脂組成物
であるため、光または放射線に対する感度が高い。
【0092】本発明の請求項13にかかわる発明は、半
導体装置を製造する際に、感光性樹脂組成物を使用して
半導体基板上に膜を設け、前記感光性樹脂組成物膜に光
または放射線をパターン露光し、ついで露光後の感光性
樹脂組成物膜を現像処理する半導体装置の製造に請求項
12記載の光または放射線に対する感度が高い感光性樹
脂組成物を使用するため、高スループット化が可能で高
集積化された半導体装置に得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤野 敦子 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2H025 AA01 AB16 AC01 AC04 AC05 AC06 AD03 BE00 BG00 CB06 CB13 CB14 CB16 CB17 CB41 CB52 4J100 AB03Q AB04Q AB07P AB07Q AB08P AB08Q AB09P AB09Q AE09P AJ02Q AL03Q AL08P AL08Q BA02P BA02Q BA03P BA03Q BA04P BA04Q BA05Q BA06Q BA16P BA22Q BA53P BA56P BA76Q BB01P BB03P BB05Q BC43P BC53Q CA01 CA04 DA01 JA38

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1): 【化1】 (式中、Aは重合可能な不飽和結合を含む基、R1は、
    −OH、−COOH、−(CH2m−COOH、−O−
    (CH2m−COOH、−SO3H、R2は、−OR3
    −SR4、Cl、Br、I、nは1〜4の整数、ただ
    し、R3、R4は、それぞれ炭素数1〜10の炭化水素基
    または水素原子,mは1〜6の整数、また、R2が複数
    個存在する場合、それらは同じでもよく異なっていても
    よい)で示される化合物を含有する単量体を重合させて
    なるアルカリ可溶性化学増幅レジスト用材料。
  2. 【請求項2】 一般式(1)で示される化合物を含有す
    る単量体が、一般式(1)で示される化合物1〜100
    モル%と一般式(1)で示される化合物と共重合性を有
    する化合物0〜99モル%とからなる請求項1記載のレ
    ジスト用材料。
  3. 【請求項3】 一般式(1)で示される化合物を含有す
    る単量体が、一般式(1)で示される化合物10〜90
    モル%と一般式(1)で示される化合物と共重合性を有
    する化合物10〜90モル%とからなる請求項1記載の
    レジスト用材料。
  4. 【請求項4】 一般式(1)で示される化合物と共重合
    性を有する化合物が、一般式(2): 【化2】 (式中、A、R2、nは前記と同じ、R3はR1が酸不安
    定基に変換された基)で示される化合物、ヒドロキシス
    チレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、o
    −メチルスチレン、p−メトキシスチレン、p−クロロ
    スチレン、p−ブロモスチレン、p−ヨードスチレン、
    tert−ブトキシカルボニルオキシスチレン、ter
    t−ブトキシスチレン、テトラヒドロピラニルオキシス
    チレン、トリメチルシリルオキシスチレン、(メタ)ア
    クリル酸、(メタ)アクリル酸tert−ブチルエステ
    ル、(メタ)アクリル酸エトキシエチルエステル、(メ
    タ)アクリル酸テトラヒドロピラニルエステルのうちの
    少なくとも1種である請求項2または3記載のレジスト
    用材料。
  5. 【請求項5】 一般式(2)で示される化合物を含有す
    る単量体を重合させてなるアルカリ非可溶性化学増幅レ
    ジスト用材料。
  6. 【請求項6】 一般式(2)で示される化合物を含有す
    る単量体が、一般式(2)で示される化合物1〜100
    モル%と一般式(2)で示される化合物と共重合性を有
    する化合物0〜99モル%とからなる請求項5記載のレ
    ジスト用材料。
  7. 【請求項7】 一般式(2)で示される化合物を含有す
    る単量体が、一般式(2)で示される化合物10〜90
    モル%と一般式(2)で示される化合物と共重合性を有
    する化合物10〜90モル%とからなる請求項5記載の
    レジスト用材料。
  8. 【請求項8】 一般式(2)で示される化合物と共重合
    性を有する化合物が、一般式(1)で示される化合物、
    ヒドロキシスチレン、α−メチルスチレン、p−メチル
    スチレン、o−メチルスチレン、p−メトキシスチレ
    ン、p−クロロスチレン、p−ブロモスチレン、p−ヨ
    ードスチレン、tert−ブトキシカルボニルオキシス
    チレン、tert−ブトキシスチレン、テトラヒドロピ
    ラニルオキシスチレン、トリメチルシリルオキシスチレ
    ン、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸tert
    −ブチルエステル、(メタ)アクリル酸エトキシエチル
    エステル、(メタ)アクリル酸テトラヒドロピラニルエ
    ステルのうちの少なくとも1種である請求項6または7
    記載のレジスト用材料。
  9. 【請求項9】一般式(1)で示される化合物5〜90モ
    ル%と、一般式(1)で示される化合物と共重合性を有
    し、かつフェノール性水酸基またはカルボキシル基が酸
    不安定基に変換された基を有する化合物10〜95モル
    %とを重合させてなるアルカリ非可溶性化学増幅レジス
    ト用材料。
  10. 【請求項10】 一般式(3): 【化3】 (式中、A、R2、nは前記と同じ)で示される化合物
    を含有する単量体を重合させてなるアルカリ非可溶性化
    学増幅レジスト用材料。
  11. 【請求項11】 一般式(3)で示される化合物1〜5
    0モル%を含む単量体が一般式(3)で示される化合物
    と共重合性を有する化合物50〜99モル%とからなる
    請求項10記載のレジスト用材料。
  12. 【請求項12】 請求項1、2、3または4記載のレジ
    スト用材料0〜90重量部および請求項5、6、7、
    8、9、10または11記載のレジスト用材料10〜1
    00重量部からなる合計100重量部に対して、光また
    は放射線の照射により酸を発生する化合物0.1〜10
    重量部を配合してなる感光性樹脂組成物。
  13. 【請求項13】 半導体装置を製造する際に、感光性樹
    脂組成物を使用して半導体基板上に膜を設け、前記感光
    性樹脂組成物膜に光または放射線をパターン露光し、つ
    いで露光後の感光性樹脂組成物膜を現像処理する半導体
    装置の製造に請求項12記載の感光性樹脂組成物を使用
    する方法。
JP28766198A 1998-10-09 1998-10-09 化学増幅レジスト用材料、感光性樹脂組成物および該組成物を半導体装置の製造に使用する方法 Pending JP2000122291A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28766198A JP2000122291A (ja) 1998-10-09 1998-10-09 化学増幅レジスト用材料、感光性樹脂組成物および該組成物を半導体装置の製造に使用する方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28766198A JP2000122291A (ja) 1998-10-09 1998-10-09 化学増幅レジスト用材料、感光性樹脂組成物および該組成物を半導体装置の製造に使用する方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000122291A true JP2000122291A (ja) 2000-04-28

Family

ID=17720101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28766198A Pending JP2000122291A (ja) 1998-10-09 1998-10-09 化学増幅レジスト用材料、感光性樹脂組成物および該組成物を半導体装置の製造に使用する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000122291A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1566694A1 (en) 2004-02-20 2005-08-24 Fuji Photo Film Co., Ltd. Positive resist composition and pattern forming method using the same
EP1637927A1 (en) 2004-09-02 2006-03-22 Fuji Photo Film Co., Ltd. Positive resist composition and pattern forming method using the same
JP2006099097A (ja) * 2004-09-02 2006-04-13 Fuji Photo Film Co Ltd ポジ型レジスト組成物及びそれを用いたパターン形成方法
US7410747B2 (en) 2004-09-24 2008-08-12 Fujifilm Corporation Positive resist composition and pattern forming method using the same
US7851130B2 (en) 2006-09-19 2010-12-14 Fujifilm Corporation Photosensitive composition, compound for use in the photosensitive composition, and pattern-forming method using the photosensitive composition
JP2012136692A (ja) * 2010-11-17 2012-07-19 Rohm & Haas Electronic Materials Llc 感光性コポリマーおよびフォトレジスト組成物
US8507174B2 (en) 2007-08-10 2013-08-13 Fujifilm Corporation Positive resist composition, pattern forming method using the composition, and compound for use in the composition
WO2015129355A1 (ja) * 2014-02-27 2015-09-03 富士フイルム株式会社 パターン形成方法、電子デバイスの製造方法、及び、電子デバイス、並びに、感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、及び、レジスト膜
JP2018095851A (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 住友化学株式会社 樹脂、レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
KR20210148936A (ko) 2020-06-01 2021-12-08 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 화합물, 수지, 레지스트 조성물 및 레지스트 패턴의 제조 방법
WO2022138670A1 (ja) * 2020-12-21 2022-06-30 三菱瓦斯化学株式会社 化合物、重合体、組成物、膜形成用組成物、パターンの形成方法、絶縁膜の形成方法及び化合物の製造方法
JP2023051837A (ja) * 2021-09-30 2023-04-11 ローム アンド ハース エレクトロニック マテリアルズ エルエルシー ヨウ素含有酸開裂性化合物、それから誘導されるポリマー、及びフォトレジスト組成物

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1566694A1 (en) 2004-02-20 2005-08-24 Fuji Photo Film Co., Ltd. Positive resist composition and pattern forming method using the same
US7157208B2 (en) 2004-02-20 2007-01-02 Fuji Photo Film Co., Ltd. Positive resist composition and pattern forming method using the same
EP1637927A1 (en) 2004-09-02 2006-03-22 Fuji Photo Film Co., Ltd. Positive resist composition and pattern forming method using the same
JP2006099097A (ja) * 2004-09-02 2006-04-13 Fuji Photo Film Co Ltd ポジ型レジスト組成物及びそれを用いたパターン形成方法
US7504193B2 (en) 2004-09-02 2009-03-17 Fujifilm Corporation Positive resist composition and pattern forming method using the same
JP4568662B2 (ja) * 2004-09-02 2010-10-27 富士フイルム株式会社 ポジ型レジスト組成物及びそれを用いたパターン形成方法
US7410747B2 (en) 2004-09-24 2008-08-12 Fujifilm Corporation Positive resist composition and pattern forming method using the same
US7851130B2 (en) 2006-09-19 2010-12-14 Fujifilm Corporation Photosensitive composition, compound for use in the photosensitive composition, and pattern-forming method using the photosensitive composition
US8507174B2 (en) 2007-08-10 2013-08-13 Fujifilm Corporation Positive resist composition, pattern forming method using the composition, and compound for use in the composition
JP2012136692A (ja) * 2010-11-17 2012-07-19 Rohm & Haas Electronic Materials Llc 感光性コポリマーおよびフォトレジスト組成物
WO2015129355A1 (ja) * 2014-02-27 2015-09-03 富士フイルム株式会社 パターン形成方法、電子デバイスの製造方法、及び、電子デバイス、並びに、感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、及び、レジスト膜
JP2015161823A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 富士フイルム株式会社 パターン形成方法、電子デバイスの製造方法、及び、電子デバイス、並びに、感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、及び、レジスト膜
TWI627660B (zh) * 2014-02-27 2018-06-21 富士軟片股份有限公司 圖案形成方法、電子元件的製造方法及電子元件、以及感光化射線性或感放射線性樹脂組成物及抗蝕劑膜
JP2018095851A (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 住友化学株式会社 樹脂、レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
JP7079591B2 (ja) 2016-12-14 2022-06-02 住友化学株式会社 樹脂、レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
KR20210148936A (ko) 2020-06-01 2021-12-08 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 화합물, 수지, 레지스트 조성물 및 레지스트 패턴의 제조 방법
BE1028305A1 (fr) 2020-06-01 2021-12-09 Sumitomo Chemical Co Compose, resine, composition de resist et procede de production de motif de resist
BE1028305B1 (fr) * 2020-06-01 2022-04-19 Sumitomo Chemical Co Compose, resine, composition de resist et procede de production de motif de resist
US11815813B2 (en) 2020-06-01 2023-11-14 Sumitomo Chemical Company, Limited Compound, resin, resist composition and method for producing resist pattern
WO2022138670A1 (ja) * 2020-12-21 2022-06-30 三菱瓦斯化学株式会社 化合物、重合体、組成物、膜形成用組成物、パターンの形成方法、絶縁膜の形成方法及び化合物の製造方法
JP2023051837A (ja) * 2021-09-30 2023-04-11 ローム アンド ハース エレクトロニック マテリアルズ エルエルシー ヨウ素含有酸開裂性化合物、それから誘導されるポリマー、及びフォトレジスト組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3751065B2 (ja) レジスト材料及びレジストパターンの形成方法
JP3380128B2 (ja) レジスト材料及びレジストパターンの形成方法
JP3763693B2 (ja) 感光性組成物及びパターン形成方法
KR100252374B1 (ko) 레지스트 패턴 형성방법
KR100604751B1 (ko) 산 확산 방지용 포토레지스트 공중합체 및 이를 함유하는포토레지스트 조성물
JP5687442B2 (ja) 光酸発生剤およびこれを含むフォトレジスト
JP2713326B2 (ja) 放射線感受性レジスト組成物及びその使用
JP3120077B2 (ja) 化学増幅型レジスト製造用重合体及びこれを含有するレジスト組成物
JP4213838B2 (ja) フォトレジスト架橋単量体、フォトレジスト架橋剤、フォトレジスト組成物、フォトレジストパターン形成方法、及び半導体素子
JP2000109525A (ja) 感放射線性レジスト製造用重合体及びこれを含有するレジスト組成物
KR20070007067A (ko) 포토레지스트 조성물
JP2000122291A (ja) 化学増幅レジスト用材料、感光性樹脂組成物および該組成物を半導体装置の製造に使用する方法
JP4527827B2 (ja) フォトレジスト架橋剤、フォトレジスト組成物、フォトレジストパターン形成方法、および半導体素子
US20020150834A1 (en) Chemically amplified resist composition and method for forming patterned film using same
JPH103169A (ja) 感光性組成物
JPH11222460A (ja) 透明性化合物、透明性樹脂およびこの透明性樹脂を用いた感光性樹脂組成物並びにこの感光性樹脂組成物を用いた半導体装置の製造方法
JP3840052B2 (ja) レジスト用樹脂
JP3641748B2 (ja) フォトレジスト単量体、フォトレジスト重合体、フォトレジスト重合体の製造方法、フォトレジスト組成物、フォトレジストパターン形成方法、及び半導体素子
JP4212515B2 (ja) レジスト樹脂用モノマー
JP2002040661A (ja) ポジ型感放射線性組成物
US20030049561A1 (en) Etch improved resist systems containing acrylate (or methacrylate) silane monomers
JP3919806B2 (ja) レジスト材料及びレジストパターンの形成方法
JP2002156760A (ja) ポジ型感放射線性組成物およびこれを用いたレジストパターンの製造方法
JP2006091898A (ja) レジスト材料及びレジストパターンの形成方法
JP3803313B2 (ja) レジスト材料及びレジストパターンの形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070501

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070925