JPH06312665A - 自動車のステアリングコラム取付構造 - Google Patents
自動車のステアリングコラム取付構造Info
- Publication number
- JPH06312665A JPH06312665A JP12552093A JP12552093A JPH06312665A JP H06312665 A JPH06312665 A JP H06312665A JP 12552093 A JP12552093 A JP 12552093A JP 12552093 A JP12552093 A JP 12552093A JP H06312665 A JPH06312665 A JP H06312665A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering
- column
- steering column
- bracket
- column bracket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アイドリング時のステアリングの振動を小さ
くし、かつ、ステアリングを握った際に剛性感が得られ
るようにする。 【構成】 ステアリングコラム３を車体に取付けたコラ
ムブラケット４によって支持した自動車１において、ス
テアリングコラム３を、このコラムブラケット４とコラ
ムブラケット４に取付ける補強板10とによって挟持す
る。このようにしたので、ステアリングコラム３とコラ
ムブラケット４との結合剛性が高くなり、アイドリング
時には、ステアリングの固有振動数がアイドリング時に
おける加振周波数帯域から外れることになるか、共振時
の振動レベルが下がることになって、ステアリングの振
動が小さくなる共にステアリングを握ったときには、剛
性感や安定感が得られる。
くし、かつ、ステアリングを握った際に剛性感が得られ
るようにする。 【構成】 ステアリングコラム３を車体に取付けたコラ
ムブラケット４によって支持した自動車１において、ス
テアリングコラム３を、このコラムブラケット４とコラ
ムブラケット４に取付ける補強板10とによって挟持す
る。このようにしたので、ステアリングコラム３とコラ
ムブラケット４との結合剛性が高くなり、アイドリング
時には、ステアリングの固有振動数がアイドリング時に
おける加振周波数帯域から外れることになるか、共振時
の振動レベルが下がることになって、ステアリングの振
動が小さくなる共にステアリングを握ったときには、剛
性感や安定感が得られる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ステアリングコラムを
車体に取付けて支持するコラムブラケットのステアリン
グコラムとコラムブラケットの取付部分に改良を加え
た、自動車のステアリングコラム取付構造に関するもの
である。
車体に取付けて支持するコラムブラケットのステアリン
グコラムとコラムブラケットの取付部分に改良を加え
た、自動車のステアリングコラム取付構造に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】自動車のステアリングの従来の取付構造
を図３および図４によって説明する。図において、符号
１は自動車を、符号２は自動車１に設けたステアリング
を、また符号３はステアリング２のシャフト部（図示省
略）を回転自在に覆うステアリングコラムを各々示して
いる。
を図３および図４によって説明する。図において、符号
１は自動車を、符号２は自動車１に設けたステアリング
を、また符号３はステアリング２のシャフト部（図示省
略）を回転自在に覆うステアリングコラムを各々示して
いる。
【０００３】ステアリングコラム３は、通常、上部側が
コラムブラケット４によって車体に支持され、下部側が
ロアブラケット５によって車体に取付けたペダルブラケ
ット（図示省略）に支持されている。
コラムブラケット４によって車体に支持され、下部側が
ロアブラケット５によって車体に取付けたペダルブラケ
ット（図示省略）に支持されている。
【０００４】ステアリングコラム３の上部側を支持する
コラムブラケット４は略逆Ω字形のもので、その水平部
分にはボルト用の挿通孔６が設けられている。また、ス
テアリングコラム３の下部側を支持するロアブラケット
５はボルト用の切欠部７を形成した板状のものである
（図５および図６参照）。
コラムブラケット４は略逆Ω字形のもので、その水平部
分にはボルト用の挿通孔６が設けられている。また、ス
テアリングコラム３の下部側を支持するロアブラケット
５はボルト用の切欠部７を形成した板状のものである
（図５および図６参照）。
【０００５】これらコラムブラケット４の挿通孔６およ
びロアブラケット５の切欠部７に車体側に取付けたボル
ト（図示省略）を嵌合させ、ナット８（図６参照）を締
付けることによってステアリングコラム３を車体に取付
け支持している。
びロアブラケット５の切欠部７に車体側に取付けたボル
ト（図示省略）を嵌合させ、ナット８（図６参照）を締
付けることによってステアリングコラム３を車体に取付
け支持している。
【０００６】また、ステアリングコラム３とコラムブラ
ケット４との取付けは、ステアリングコラム３の外周部
に開口側を上にしてコラムブラケット４を嵌込み、ステ
アリングコラム３とコラムブラケット４の開口側の部分
とを溶接によって固定している。図５の符号９はその溶
接部分を示している。
ケット４との取付けは、ステアリングコラム３の外周部
に開口側を上にしてコラムブラケット４を嵌込み、ステ
アリングコラム３とコラムブラケット４の開口側の部分
とを溶接によって固定している。図５の符号９はその溶
接部分を示している。
【０００７】なお、ステアリングコラム支持構造として
実開昭62-166166 号公報に開示されたものがある。この
公報に開示されているものは、ステアリングコラムを支
持する支持部をインナカラーおよびインナカラーを受容
するアウタカラーおよびアウタカラーを抱持する支持ホ
ルダによって構成したものである。
実開昭62-166166 号公報に開示されたものがある。この
公報に開示されているものは、ステアリングコラムを支
持する支持部をインナカラーおよびインナカラーを受容
するアウタカラーおよびアウタカラーを抱持する支持ホ
ルダによって構成したものである。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来技術
においては、ステアリングコラムがステアリングコラム
に嵌込んで溶着したコラムブラケットによって車体に取
付けられているが、この部分にはエンジンのアイドリン
グ時の振動が伝わり易いので、溶接を強固にする必要が
あった。この溶接が強固でないと、エンジンのアイドリ
ング時にその振動でステアリングが共振するからであ
る。
においては、ステアリングコラムがステアリングコラム
に嵌込んで溶着したコラムブラケットによって車体に取
付けられているが、この部分にはエンジンのアイドリン
グ時の振動が伝わり易いので、溶接を強固にする必要が
あった。この溶接が強固でないと、エンジンのアイドリ
ング時にその振動でステアリングが共振するからであ
る。
【０００９】ステアリングコラムとコラムブラケットと
の結合剛性が低いと、ステアリングを握ったときに、剛
性感や安定感を充分に得ることができず、高級感に欠け
る印象を与えることになる。
の結合剛性が低いと、ステアリングを握ったときに、剛
性感や安定感を充分に得ることができず、高級感に欠け
る印象を与えることになる。
【００１０】なお、実開昭62-166166 号公報に開示され
ているステアリングコラム支持構造は、ステアリングコ
ラムを支持する支持部をインナカラー、アウタカラーお
よび支持ホルダで構成したものなので構造が複雑になる
問題がある。
ているステアリングコラム支持構造は、ステアリングコ
ラムを支持する支持部をインナカラー、アウタカラーお
よび支持ホルダで構成したものなので構造が複雑になる
問題がある。
【００１１】本発明は、自動車のステアリングコラムを
車体に取付けて支持するコラムブラケットのステアリン
グコラムとコラムブラケットの取付部分に改良を加える
ことによって、アイドリング時のステアリングの振動を
小さくし、かつ、ステアリングを握った際に剛性感や安
定感を得るようにした自動車のステアリングコラム取付
構造を提供することを目的とする。
車体に取付けて支持するコラムブラケットのステアリン
グコラムとコラムブラケットの取付部分に改良を加える
ことによって、アイドリング時のステアリングの振動を
小さくし、かつ、ステアリングを握った際に剛性感や安
定感を得るようにした自動車のステアリングコラム取付
構造を提供することを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、ステアリングコラムを車体に
取付けたコラムブラケットによって支持した自動車にお
いて、ステアリングコラムを、このコラムブラケットと
コラムブラケットに取付ける補強板とによって挟持した
ことを特徴とするものである。
決するための手段として、ステアリングコラムを車体に
取付けたコラムブラケットによって支持した自動車にお
いて、ステアリングコラムを、このコラムブラケットと
コラムブラケットに取付ける補強板とによって挟持した
ことを特徴とするものである。
【００１３】
【作用】本発明は、このようにステアリングコラムをコ
ラムブラケットとこのコラムブラケットに取付ける補強
板とによって挟持したので、補強板によってステアリン
グコラムとコラムブラケットの結合剛性が高くなる。し
たがって、このステアリングコラムを車体に取付けれ
ば、アイドリング時には、ステアリングの固有振動数が
アイドリング時における加振周波数帯域から外れること
になるか、共振時の振動レベルが下がることになる。
ラムブラケットとこのコラムブラケットに取付ける補強
板とによって挟持したので、補強板によってステアリン
グコラムとコラムブラケットの結合剛性が高くなる。し
たがって、このステアリングコラムを車体に取付けれ
ば、アイドリング時には、ステアリングの固有振動数が
アイドリング時における加振周波数帯域から外れること
になるか、共振時の振動レベルが下がることになる。
【００１４】さらに、補強板を取付けて結合剛性を高く
したことによって、ステアリングを握ったときの剛性感
や安定感を得ることが可能になる。
したことによって、ステアリングを握ったときの剛性感
や安定感を得ることが可能になる。
【００１５】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１につき図３な
いし図６と同一の部材には同一の符号を付して説明す
る。自動車１のステアリング２は、図３に示すように、
ステアリングコラム３の上部側がコラムブラケット４に
よって支持され、下部側がロアブラケット５（図４およ
び図５参照）によって支持されている。
いし図６と同一の部材には同一の符号を付して説明す
る。自動車１のステアリング２は、図３に示すように、
ステアリングコラム３の上部側がコラムブラケット４に
よって支持され、下部側がロアブラケット５（図４およ
び図５参照）によって支持されている。
【００１６】図１はこのステアリングコラム３の上部側
の部分を示したものである。ステアリングコラム３の外
周部には開口側を上にしてコラムブラケット４が嵌合し
ており、このコラムブラケット４の開口側の部分とステ
アリングコラム３とが溶接によって固定されている（図
５参照）。
の部分を示したものである。ステアリングコラム３の外
周部には開口側を上にしてコラムブラケット４が嵌合し
ており、このコラムブラケット４の開口側の部分とステ
アリングコラム３とが溶接によって固定されている（図
５参照）。
【００１７】さらに、このステアリングコラム３に嵌込
んで溶着したコラムブラケット４の水平部分の上部にス
テアリングコラム３を覆うように補強板10を設け、この
補強板10とコラムブラケット４の４個所を溶接し、ま
た、補強板10とステアリングコラム３の２個所をそれぞ
れ溶接する。この取付けによって、ステアリングコラム
３は補強板10とコラムブラケット４とによって挟持さ
れ、固定されることになる。
んで溶着したコラムブラケット４の水平部分の上部にス
テアリングコラム３を覆うように補強板10を設け、この
補強板10とコラムブラケット４の４個所を溶接し、ま
た、補強板10とステアリングコラム３の２個所をそれぞ
れ溶接する。この取付けによって、ステアリングコラム
３は補強板10とコラムブラケット４とによって挟持さ
れ、固定されることになる。
【００１８】これによって、ステアリングコラム３とコ
ラムブラケット４との結合剛性を高めることが可能とな
る。図中、符号９は溶接部分を示す。補強板10は従来の
ステアリングコラム３に嵌合させているコラムブラケッ
ト４に単に追加して取付けるだけなので取付作業が容易
である効果がある。
ラムブラケット４との結合剛性を高めることが可能とな
る。図中、符号９は溶接部分を示す。補強板10は従来の
ステアリングコラム３に嵌合させているコラムブラケッ
ト４に単に追加して取付けるだけなので取付作業が容易
である効果がある。
【００１９】このようにステアリングコラム３を保持し
たコラムブラケット４の挿通孔６に車体側のボルト（図
示省略）を挿通させてナット８（図６参照）を締付けれ
ばステアリングコラム３は車体に保持されることにな
る。
たコラムブラケット４の挿通孔６に車体側のボルト（図
示省略）を挿通させてナット８（図６参照）を締付けれ
ばステアリングコラム３は車体に保持されることにな
る。
【００２０】本発明は、以上説明したようにステアリン
グコラム３をコラムブラケット４とこのコラムブラケッ
ト４に取付ける補強板10とによって挟持したので、ステ
アリングコラム３とコラムブラケット４との結合剛性が
高くなり、アイドリング時には、ステアリング２の固有
振動数がアイドリング時における加振周波数帯域から外
れることになるか、共振時の振動レベルが下がることに
なる。
グコラム３をコラムブラケット４とこのコラムブラケッ
ト４に取付ける補強板10とによって挟持したので、ステ
アリングコラム３とコラムブラケット４との結合剛性が
高くなり、アイドリング時には、ステアリング２の固有
振動数がアイドリング時における加振周波数帯域から外
れることになるか、共振時の振動レベルが下がることに
なる。
【００２１】このステアリング２の振動を従来のものと
比較すると、図２に示すようになる。すなわち、横軸に
回転数（ｒｐｍ）を取り、縦軸に加速度（ｍ／ｓ2 ）を
取ると、従来の特性曲線は実線で示すようになり、本実
施例の補強板10を取付けた場合の特性曲線は一点鎖線で
示すようになる。この曲線を比較するとステアリング２
の固有振動数が上がって、アイドリング時の加振周波数
帯域から外れるため、アイドリング時のステアリング２
の振動レベルが下がっていることがわかる。また、共振
時の振動レベルが下がっていることもわかる。
比較すると、図２に示すようになる。すなわち、横軸に
回転数（ｒｐｍ）を取り、縦軸に加速度（ｍ／ｓ2 ）を
取ると、従来の特性曲線は実線で示すようになり、本実
施例の補強板10を取付けた場合の特性曲線は一点鎖線で
示すようになる。この曲線を比較するとステアリング２
の固有振動数が上がって、アイドリング時の加振周波数
帯域から外れるため、アイドリング時のステアリング２
の振動レベルが下がっていることがわかる。また、共振
時の振動レベルが下がっていることもわかる。
【００２２】さらに、補強板10によって結合剛性を高く
したので、ステアリング２を握ったときに、剛性感や安
定感を得ることが可能になる。
したので、ステアリング２を握ったときに、剛性感や安
定感を得ることが可能になる。
【００２３】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようにステアリ
ングコラムをコラムブラケットとこのコラムブラケット
に取付ける補強板とによって挟持したので、補強板によ
ってステアリングコラムとコラムブラケットの結合剛性
が高くなって、アイドリング時には、ステアリングの固
有振動数が上がって、アイドリング時における加振周波
数帯域から外れることになるか、共振時の振動レベルが
下がることになる。これによって、ステアリングの振動
が小さくなる。
ングコラムをコラムブラケットとこのコラムブラケット
に取付ける補強板とによって挟持したので、補強板によ
ってステアリングコラムとコラムブラケットの結合剛性
が高くなって、アイドリング時には、ステアリングの固
有振動数が上がって、アイドリング時における加振周波
数帯域から外れることになるか、共振時の振動レベルが
下がることになる。これによって、ステアリングの振動
が小さくなる。
【００２４】また、補強板を取付けて結合剛性を高くし
たことによって、ステアリングを握ったときには、剛性
感や安定感が得られ高級感を得ることができる。
たことによって、ステアリングを握ったときには、剛性
感や安定感が得られ高級感を得ることができる。
【図１】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図２】ステアリング振動の比較を表す図である。
【図３】ステアリングの取付けを説明するための自動車
の斜視図である。
の斜視図である。
【図４】従来のステアリングの取付けを示す斜視図であ
る。
る。
【図５】図４に示すもののステアリングコラムの上部部
分を示す斜視図である。
分を示す斜視図である。
【図６】図５に示すステアリングコラムをナットによっ
て固定するところを示す斜視図である。
て固定するところを示す斜視図である。
１ 自動車 ３ ステアリングコラム ４ コラムブラケット 10 補強板
Claims (1)
- 【請求項１】 ステアリングコラムを車体に取付けたコ
ラムブラケットによって支持した自動車において、前記
ステアリングコラムを、前記コラムブラケットと該コラ
ムブラケットに取付ける補強板とによって挟持したこと
を特徴とする自動車のステアリングコラム取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12552093A JPH06312665A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 自動車のステアリングコラム取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12552093A JPH06312665A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 自動車のステアリングコラム取付構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06312665A true JPH06312665A (ja) | 1994-11-08 |
Family
ID=14912193
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12552093A Pending JPH06312665A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 自動車のステアリングコラム取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06312665A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102039937A (zh) * | 2010-12-21 | 2011-05-04 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种汽车转向支撑总成与车体前围的连接构件 |
-
1993
- 1993-04-28 JP JP12552093A patent/JPH06312665A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102039937A (zh) * | 2010-12-21 | 2011-05-04 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种汽车转向支撑总成与车体前围的连接构件 |
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