JP3404159B2 - リインホースメントの支持構造 - Google Patents

リインホースメントの支持構造

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JP3404159B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、車両に横架されインス
トルメントパネル等を取り付けるリインホースメントを
前記車両の床部に立設されたブレスにより支持するリイ
ンホースメントの支持構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、車内のインストルメントパネルの
裏側には左右のフロントピラーにリインホースメントが
横架されている。かかるリインホースメントは、図5
(a)に正面図、図5(b)に右側面図を示すように、
大径部111及び小径部112を備え、大径部111が
運転席側に配置され、小径部112が助手席側に配置さ
れている。 【0003】このリインホースメント110は、上述し
たように車両の左右のフロントピラーに取り付けられて
いるが、更に、車両の床に立設されたブレス120によ
り支持されている。リインホースメント110とブレス
120とは、車両への組付性を考慮して、ボルト117
の溶接されたブラケット118をリインホースメント1
10の大径部111に設け、ブレス120の先端側に穿
設されたボルト挿通孔に前記ボルト117が挿通され、
このボルト117を締結することにより、連結されてい
る。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5の
リインホースメントの支持構造では、ブレス120とブ
ラケット118とをボルト117により締結しているも
のの、ねじりに対する剛性が十分とはいい難かった。と
ころで、一般に、車両がある速度に達したとき、走行時
の種々の要因(路面やボディ等)により共振してステア
リング振動が発生するが、上述したねじりに対する剛性
が十分でないと、ステアリング振動の発生する速度が低
速度側となるため、通常の走行時において運転者が不快
感を感じることがあった。 【0005】また、ブラケット118を必要とするた
め、部品点数が多く、製造コストが嵩む原因となってい
た。本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、製
造コストの低減化を図ることのでき、しかも、通常の走
行時においてステアリング振動を防止できるリインホー
スメントの支持構造を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、車両に横架されステアリン
グコラムを取り付けるリインホースメントを前記車両の
床部に立設されたブレスにより支持するリインホースメ
ントの支持構造において、前記リインホースメントは
径パイプの一端に絞り加工により差込み部を形成し、該
差込み部に小径パイプを嵌入して固定して形成し、前記
大径パイプの差込み部側には、前記大径パイプを上下方
向に貫通すると共に、周囲にバーリング加工によりフラ
ンジ部を形成した貫通孔を設け、該貫通孔にパイプ状の
前記ブレスの先端側を挿通させて溶接固定したことを特
徴とする。【0007】 【作用及び発明の効果】上記構成を有する請求項1記載
のリインホースメントの支持構造では、車両の床部に立
設されたブレスの先端側をリインホースメントに設けた
通孔に挿通させて溶接固定する。【0008】 このため、従来、リインホースメントにブ
ラケットを取り付け、このブラケットにブレスを固定し
ていたのに対して、本発明ではブラケットが不要とな
り、部品点数が少なくなり、製造コストが低減化される
という効果が得られる。 【0009】また、ブレスは直にリインホースメントに
挿通されているため、ブレスとリインホースメントの連
結箇所はねじりに対する剛性が高く、ステアリング振動
(ある速度に達したときに共振により発生する、ハンド
ルがブルブルと震える現象)が発生する共振周波数は、
図5に示す従来の場合と比べて高周波数側(即ち、高速
側)に移行する。従って、通常の走行時におけるステア
リング振動を防止することが可能となるという効果が得
られる。 【0010】更に、リインホースメントに設けた貫通孔
の周囲にはフランジ部が設けられているため、ブレスと
リインホースメントとの連結箇所の接触面積が大きくな
り、ブレスとリインホースメントとの連結箇所のねじり
に対する剛性は一層高くなる。このため、ステアリング
振動が発生する共振周波数は、より高周波数側(高速
側)に移行する。【0011】 【実施例】本発明の好適な実施例について図面に基づい
て以下に説明する。図1は本実施例のリインホースメン
トの支持構造の斜視図、図2は図1の要部説明図、図3
は図2のA−A断面図である。【0012】 リインホースメント10は、大径パイプ1
1の一端に絞り加工を施すことにより差込み部11aを
形成し、その差込み部11aに小径パイプ12を嵌入し
て固定したものである。このリインホースメント10
は、図示しないインストルメントパネルの裏側にて左右
のフロントピラーP1,P2に横架されている。即ち、
リインホースメント10の大径パイプ11の末端11b
はフロントピラーP1に固定されたブラケット13の孔
に挿通・固定され、小径パイプ12の末端12bはフロ
ントピラーP2に固定具14により固定されている。こ
のリインホースメント10は、大径パイプ11が運転席
側に、小径パイプ12が助手席側に配置されている。【0013】 大径パイプ11の差込み部11a側には、
大径パイプ11を上下方向に貫通する貫通孔15a,1
5bが設けられている。この貫通孔15a,15bはバ
ーリング加工により形成され、貫通孔15a,15bの
周囲にはフランジ部としてのバリ16a,16bが設け
られている。【0014】 ブレス20は、基端側に設けた固定部21
にて、自動車の床(図示せず)に固定することにより、
床に立設されている。このブレス20の先端側は、貫通
孔15a,15bに挿通され、バリ16a,16bに当
接した部分が全周にわたって溶接されている。【0015】 ステアリングサポート30は、自動車のボ
ディ(図示せず)に固定するためのボディ連結部31、
大径パイプ11と一体可能に接触するパイプ当接部3
2、ステアリングコラム(図示せず)を取り付けるため
の複数のボルト33を備えている。【0016】 以上の構成からなる本実施例のリインホー
スメントについて、ステアリング振動の共振周波数を測
定した。図4は本実施例と従来例(図5参照)との共振
周波数を比較したグラフであり、実線は本実施例、点線
は従来例を示す。また、F1は本実施例の共振点を表
し、F2は従来例の共振点を表す。【0017】 図4から明らかなように、従来例(図5参
照)の共振点F2に比べて、本実施例の共振点F1は高
周波数側にシフトしている。従って、本実施例では、従
来例と比べて、より高速側でステアリング振動が発生す
るように設計することが可能となる。即ち、本実施例で
は、通常の走行時には到達することのない高速度におい
て、ステアリング振動が発生するように設計することが
可能であるため、通常の走行時にステアリング振動が発
生せず、運転者は快適に運転することができるという効
果が得られる。【0018】 尚、本発明は上記実施例に何ら限定される
ことなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り、種々
の態様で実施できることはいうまでもない。例えば、上
記実施例では、大径パイプ11と小径パイプ12とを連
結したリインホースメント10を用いたが、一本のパイ
プを塑性加工して大径部と小径部を備えたリインホース
メントを用いてもよい。【0019】 更に、上記実施例では、フランジ部として
バリ16a,16bを設けたが、このフランジ部を設け
ることは必ずしも必要ではない。但し、ねじりに対する
剛性を高める観点からみれば、フランジ部を設けた方が
好ましい。
【図面の簡単な説明】 【図1】 リインホースメントの支持構造の斜視図であ
る。 【図2】 図1の要部説明図である。 【図3】 図2のA−A断面図である。 【図4】 従来例と本実施例との共振周波数を比較した
グラフである。 【図5】 従来のリインホースメントの支持構造の説明
図である。 【符号の説明】 10・・・リインホースメント、 11・・・大
径パイプ、 12・・・小径パイプ、 15a,15
b・・・貫通孔、 16a,16b・・・バリ、 20・・・ブ
レス、 21・・・固定部、 30・・・ス
テアリングサポート、
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/08 B60R 11/00 B62D 1/16

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 車両に横架されステアリングコラムを取
    り付けるリインホースメントを前記車両の床部に立設さ
    れたブレスにより支持するリインホースメントの支持構
    造において、 前記リインホースメントは大径パイプの一端に絞り加工
    により差込み部を形成し、該差込み部に小径パイプを嵌
    入して固定して形成し、 前記大径パイプの差込み部側には、前記大径パイプを上
    下方向に貫通すると共に、周囲にバーリング加工により
    フランジ部を形成した 貫通孔を設け、該貫通孔にパイプ
    状の前記ブレスの先端側を挿通させて溶接固定したこと
    を特徴とするリインホースメントの支持構造。
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