JPH0631230Y2 - カムクリアランスの自動調整装置 - Google Patents
カムクリアランスの自動調整装置Info
- Publication number
- JPH0631230Y2 JPH0631230Y2 JP1667889U JP1667889U JPH0631230Y2 JP H0631230 Y2 JPH0631230 Y2 JP H0631230Y2 JP 1667889 U JP1667889 U JP 1667889U JP 1667889 U JP1667889 U JP 1667889U JP H0631230 Y2 JPH0631230 Y2 JP H0631230Y2
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- Japan
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- cam
- brake
- lever
- adjusting
- levers
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は,デッドマンブレーキにおいて,カムクリアラ
ンスを自動的に調整でる自動調整装置に関する。
ンスを自動的に調整でる自動調整装置に関する。
デッドマンブレーキは,リーチ式フォークリフト等の産
業車両に用いられ,ブレーキペダルを踏むとブレーキが
解除され,ブレーキペダルから足を離すとブレーキがか
かるタイプのブレーキ装置である。
業車両に用いられ,ブレーキペダルを踏むとブレーキが
解除され,ブレーキペダルから足を離すとブレーキがか
かるタイプのブレーキ装置である。
即ち,該ブレーキ装置は,第7図〜第9図に示すごと
く,ブレーキ部8と,該ブレーキ8をロッド94,リン
ク93,ペダルロッド911を介して回動させるブレー
キペダル91とよりなる。
く,ブレーキ部8と,該ブレーキ8をロッド94,リン
ク93,ペダルロッド911を介して回動させるブレー
キペダル91とよりなる。
ブレーキ部8は,第8図及び第9図に示すごとく,基端
部813,823を回動可能に軸ピン85に枢着した一
対のレバー81,82と,両レバーの先端部に設けられ
両レバー81,82を互いに近接する方向に付勢するブ
レーキスプリング84と,両レバー81,82の先端部
の間に設けられ両レバーを押し広げる方向に回動するカ
ム86とよりなる。また,上記両レバー81,82の内
側には,ブレーキディスク99を挟持するパッド81
1,821が設けられている。
部813,823を回動可能に軸ピン85に枢着した一
対のレバー81,82と,両レバーの先端部に設けられ
両レバー81,82を互いに近接する方向に付勢するブ
レーキスプリング84と,両レバー81,82の先端部
の間に設けられ両レバーを押し広げる方向に回動するカ
ム86とよりなる。また,上記両レバー81,82の内
側には,ブレーキディスク99を挟持するパッド81
1,821が設けられている。
上記ブレーキ装置においては,常時は,上記ブレーキス
プリング84の付勢力によって,レバー81,82を介
してブレーキディスク99を挟持し,ブレーキをかけて
いる(第9図)。そして,第7図に示すごとく車両走行
の際には,ブレーキペダル91を踏むと,ペダルロッド
911,リンク93及びスプリング92を介してロッド
94が前方に押され,更にパッドシフトレバー95を介
してカムシャフト861が回動する。そのため,カム8
6が回動して,両レバー81,82の間を押し広げる。
そのため,パッド811,821によるブレーキディス
ク99の挟持が解かれ,ブレーキが解除され,車両が走
行できるようになる。
プリング84の付勢力によって,レバー81,82を介
してブレーキディスク99を挟持し,ブレーキをかけて
いる(第9図)。そして,第7図に示すごとく車両走行
の際には,ブレーキペダル91を踏むと,ペダルロッド
911,リンク93及びスプリング92を介してロッド
94が前方に押され,更にパッドシフトレバー95を介
してカムシャフト861が回動する。そのため,カム8
6が回動して,両レバー81,82の間を押し広げる。
そのため,パッド811,821によるブレーキディス
ク99の挟持が解かれ,ブレーキが解除され,車両が走
行できるようになる。
なお,同図において,符合71は,カムクリアランス調
整用の一対のアジャスタスクリュー,83はレバー8
1,82を車体に支持するための基板,841はブレー
キスプリング付勢用シャフトである。
整用の一対のアジャスタスクリュー,83はレバー8
1,82を車体に支持するための基板,841はブレー
キスプリング付勢用シャフトである。
しかしながら,上記ブレーキ装置は,長期間の使用中に
パッドが摩耗すると,その摩耗分だけ,カム86と上記
両アジャストスクリュー71の先端部との間隙,即ちカ
ムクリアランスが減少する。そのため,ブレーキ解除時
には,カムクリアランスが小さくなった分に相応する分
だけ,ブレーキペダルを多く踏み込まなければならず,
走行操作に支障を生ずる。また,それ故,適正な走行,
停止運転ができ難くなる。
パッドが摩耗すると,その摩耗分だけ,カム86と上記
両アジャストスクリュー71の先端部との間隙,即ちカ
ムクリアランスが減少する。そのため,ブレーキ解除時
には,カムクリアランスが小さくなった分に相応する分
だけ,ブレーキペダルを多く踏み込まなければならず,
走行操作に支障を生ずる。また,それ故,適正な走行,
停止運転ができ難くなる。
そのため,従来は,パッドがある程度摩耗したときに,
上記アジャストスクリュー71を人手で回動して,カム
クリアランスを調整していた。調整後はストッパー71
1によりアジャストスクリュー71を係止する。
上記アジャストスクリュー71を人手で回動して,カム
クリアランスを調整していた。調整後はストッパー71
1によりアジャストスクリュー71を係止する。
しかし,かかるカムクリアランス調整は,手作業で行な
うために繁雑であると共に,適正な調整が困難である。
うために繁雑であると共に,適正な調整が困難である。
本考案は,かかる従来の問題点に鑑み,自動的かつ正確
に調整することができるカムクリアランスの自動調整装
置を提供しようとするものである。
に調整することができるカムクリアランスの自動調整装
置を提供しようとするものである。
本考案は,基端部を互いに回動可能に枢着した一対のレ
バーと,ブレーキディスクを挟持すべく両レバーの内側
に設けたパッドと,上記両レバーを互いに近接する方向
に付勢するブレーキスプリングと,上記両レバーの先端
部の間に設けられ両レバーを押し広げる方向に回動する
カムと,該カムを回動すべくパッドシフトレバーを介し
て該カムに連結したブレーキペダルとを有するブレーキ
に関する。そして、上記両レバーの先端部にはカムに向
かうアジャストボルトを螺着すると共に該アジャストボ
ルトには一方向に回すためのラチェット部を設け,また
該アジャストボルトの近傍には上記パッドシフトレバー
の動きと同調して回動するアジャストレバーを設けると
共に該アジャストレバーには上記両アジャストボルトの
ラチェット部に当接しうる当接部を設け、上記パッドが
摩耗したときには、上記アジャストレバーの当接部が上
記アジャストボルトのラチェット部を一方向に押してカ
ムクリアランスを自動的に調整する構成としたことを特
徴とするカムクリアランスの自動調整装置にある。
バーと,ブレーキディスクを挟持すべく両レバーの内側
に設けたパッドと,上記両レバーを互いに近接する方向
に付勢するブレーキスプリングと,上記両レバーの先端
部の間に設けられ両レバーを押し広げる方向に回動する
カムと,該カムを回動すべくパッドシフトレバーを介し
て該カムに連結したブレーキペダルとを有するブレーキ
に関する。そして、上記両レバーの先端部にはカムに向
かうアジャストボルトを螺着すると共に該アジャストボ
ルトには一方向に回すためのラチェット部を設け,また
該アジャストボルトの近傍には上記パッドシフトレバー
の動きと同調して回動するアジャストレバーを設けると
共に該アジャストレバーには上記両アジャストボルトの
ラチェット部に当接しうる当接部を設け、上記パッドが
摩耗したときには、上記アジャストレバーの当接部が上
記アジャストボルトのラチェット部を一方向に押してカ
ムクリアランスを自動的に調整する構成としたことを特
徴とするカムクリアランスの自動調整装置にある。
本考案において,アジャストボルトに設けるラチェット
部は,一方向に押すことができる多数の山状突起部を有
する(第2図参照)。該ラチェット部は,実施例に示す
ごとくアジャストボルトの頭部の下面に設けることの
外,アジャストボルトの頭部の周囲,該頭部の頂面に設
けることもできる。
部は,一方向に押すことができる多数の山状突起部を有
する(第2図参照)。該ラチェット部は,実施例に示す
ごとくアジャストボルトの頭部の下面に設けることの
外,アジャストボルトの頭部の周囲,該頭部の頂面に設
けることもできる。
一方アジャストレバーは,パッドシフトレバーと同調し
て回動し,その当接部が上記ラチェット部と当接,しう
る構造とする(第4A図,第4B図参照)。即ち,該ア
ジャストレバーはカムが回動する毎に一体的に回動し,
パッドが摩耗してカムクリアランスが小さくなったと
き,自動的にアジャストボルトのラチェット部を押し,
カムクリアランスを自動調整する機能を有する。
て回動し,その当接部が上記ラチェット部と当接,しう
る構造とする(第4A図,第4B図参照)。即ち,該ア
ジャストレバーはカムが回動する毎に一体的に回動し,
パッドが摩耗してカムクリアランスが小さくなったと
き,自動的にアジャストボルトのラチェット部を押し,
カムクリアランスを自動調整する機能を有する。
本考案においては,ブレーキ制御時にはパッドがブレー
キディスクを両側より挟持している。このとき,カムは
偏平なアジャストボルトの先端部に向けている。そし
て,この状態におけるアジャストボルトの先端部とカム
との間の間隙が,カムクリアランスである。一方,アジ
ャストレバーはパッドシフトレバーの動きに伴って,カ
ムと共に常時回動するが,このカムクリアランスが適正
状態にあるときには,アジャストレバーの当接部はアジ
ャストボルトのラチェット部に当接しない。
キディスクを両側より挟持している。このとき,カムは
偏平なアジャストボルトの先端部に向けている。そし
て,この状態におけるアジャストボルトの先端部とカム
との間の間隙が,カムクリアランスである。一方,アジ
ャストレバーはパッドシフトレバーの動きに伴って,カ
ムと共に常時回動するが,このカムクリアランスが適正
状態にあるときには,アジャストレバーの当接部はアジ
ャストボルトのラチェット部に当接しない。
しかして,ブレーキ使用中にパッドが摩耗すると,上記
カムクリアランスが小さくなる。そのため,上記のごと
く回動するアジャストレバーの当接部がアジャストボル
トのラチェット部に当接して,該アジャストボルトを若
干回動させる。そのため,アジャストボルトはその螺着
状態の深さが浅くなる方向に進み,カムクリアランスを
適正状態に調整する。それ故,パッドが摩耗しても,常
に,パッドがブレーキディスクを挟む適正なストローク
が確保される。
カムクリアランスが小さくなる。そのため,上記のごと
く回動するアジャストレバーの当接部がアジャストボル
トのラチェット部に当接して,該アジャストボルトを若
干回動させる。そのため,アジャストボルトはその螺着
状態の深さが浅くなる方向に進み,カムクリアランスを
適正状態に調整する。それ故,パッドが摩耗しても,常
に,パッドがブレーキディスクを挟む適正なストローク
が確保される。
このように,アジャストレバーの当接部とアジャストボ
ルトのラチェットとによって,常に適正状態にカムクリ
アランスを調整することができる。それ故,従来のごと
く,パッド摩耗の都度,手間作業による調整をする必要
がない。
ルトのラチェットとによって,常に適正状態にカムクリ
アランスを調整することができる。それ故,従来のごと
く,パッド摩耗の都度,手間作業による調整をする必要
がない。
したがって,本考案によれば,カムクリアランスを自動
的,かつ正確に調整することができる自動調整装置を提
供することができる。
的,かつ正確に調整することができる自動調整装置を提
供することができる。
本考案の実施例にかかる,カムクリアランスの自動調整
装置につき,第1図〜第6図を用いて説明する。
装置につき,第1図〜第6図を用いて説明する。
本自動調整装置は、第1図に示すごとく,パッド811
を有するレバー81と,パッド821を有するレバー8
2との,両先端部の間に,カム86を配設し,該カム8
6のカムシャフト861に同軸的にアジャストレバー3
を装着してなる。
を有するレバー81と,パッド821を有するレバー8
2との,両先端部の間に,カム86を配設し,該カム8
6のカムシャフト861に同軸的にアジャストレバー3
を装着してなる。
上記アジャストレバー3は,第4A図に示すごとく,正
面形状がZ状をなし,その上端及び下端にそれぞれ後方
に伸びる当接部35,36を有する。また,アジャスト
レバー3の回転中心には,カムシャフト861の端部を
挿入するシャフト孔31を有する。また,該カムシャフ
ト861には,ロッド94を連結したパッドシフトレバ
ー95が枢着されている(第1図,第3図)。
面形状がZ状をなし,その上端及び下端にそれぞれ後方
に伸びる当接部35,36を有する。また,アジャスト
レバー3の回転中心には,カムシャフト861の端部を
挿入するシャフト孔31を有する。また,該カムシャフ
ト861には,ロッド94を連結したパッドシフトレバ
ー95が枢着されている(第1図,第3図)。
また,上記レバー81,82の先端部にはアジャストボ
ルト1,2を螺着する。該アジャストボルト2は,第2
図に示すごとく,頭部21とネジ部23とを有すると共
に,該頭部21において,そのネジ部23側にラチェッ
ト部22を有する。該ラチェット部22は,垂直面22
1,とその頂点より緩やかに下降するテーパー222と
からなる,山形突起を多数有する。また,ネジ部23に
は,上記垂直面221がアジャストレバー3の当接部3
6により押されて該アジャストボルトが回動したとき,
該アジャストボルトが前方へ進むようにネジが形成して
ある。また,アジャストボルト1も上記アジャストボル
ト2と同様に構成してある。その他は,前記従来技術と
同様である。
ルト1,2を螺着する。該アジャストボルト2は,第2
図に示すごとく,頭部21とネジ部23とを有すると共
に,該頭部21において,そのネジ部23側にラチェッ
ト部22を有する。該ラチェット部22は,垂直面22
1,とその頂点より緩やかに下降するテーパー222と
からなる,山形突起を多数有する。また,ネジ部23に
は,上記垂直面221がアジャストレバー3の当接部3
6により押されて該アジャストボルトが回動したとき,
該アジャストボルトが前方へ進むようにネジが形成して
ある。また,アジャストボルト1も上記アジャストボル
ト2と同様に構成してある。その他は,前記従来技術と
同様である。
次に,作用効果につき説明する。
まず,常時は,制動状態にあってブレーキスプリング8
4によってパッド811,821がブレーキディスク9
9を挟持している(第1図)。次に,車両走行のためブ
レーキペダルを踏むと,ロッド94がパッドシフトレバ
ー95を押す。そのため,第3図に示すごとく,カム8
6が回動して,該カムの直径部がアジャストボルト1,
2の先端部に当接して,レバー81,82を押し広げ
る。それ故,パッド811,821によるブレーキディ
スク99の挟持が解除され,車両が走行できる。
4によってパッド811,821がブレーキディスク9
9を挟持している(第1図)。次に,車両走行のためブ
レーキペダルを踏むと,ロッド94がパッドシフトレバ
ー95を押す。そのため,第3図に示すごとく,カム8
6が回動して,該カムの直径部がアジャストボルト1,
2の先端部に当接して,レバー81,82を押し広げ
る。それ故,パッド811,821によるブレーキディ
スク99の挟持が解除され,車両が走行できる。
また,上記カム86の回動と共にアジャストレバー3が
時計方向に回動する(第3図)。上記繰り返しによって
ブレーキの制動,解除が行われる。
時計方向に回動する(第3図)。上記繰り返しによって
ブレーキの制動,解除が行われる。
次に,パッド811,821が摩耗した場合における,
カムクリアランスの自動調整につき,第5図及び第6図
を用いて説明する。
カムクリアランスの自動調整につき,第5図及び第6図
を用いて説明する。
まず,上記パッドが使用初期の状態にあるときには,第
5図に示すごとく,制動時におけるカムクリアランスA
は適正間隔にある。このとき,アジャストレバー3の当
接部35の上端と,アジャストボルト1のラチェット部
12の下端との間には間隙Dがある。そのため,カム8
6と共にアジャストレバー3が回動しても,当接部35
はラチェット部12に当接しない。このことは,アジャ
ストレバー3の当接部36とアジャストボルト2のラチ
ェット部22との間についても同様である。
5図に示すごとく,制動時におけるカムクリアランスA
は適正間隔にある。このとき,アジャストレバー3の当
接部35の上端と,アジャストボルト1のラチェット部
12の下端との間には間隙Dがある。そのため,カム8
6と共にアジャストレバー3が回動しても,当接部35
はラチェット部12に当接しない。このことは,アジャ
ストレバー3の当接部36とアジャストボルト2のラチ
ェット部22との間についても同様である。
次に,パッドが摩耗すると,第6図に示すごとく,カム
クリアランスAが小さくなり,レバー81の下面とレバ
ー82の上面との間隙Bが,摩耗前の同間隙B(第5
図)よりも小さくなる。そのため,アジャストレバー3
の当接部35,36と,アジャストボルト1,2のラチ
ェット部12,22との間隙がなくなり,当接部35と
ラチェット部12,当接部36とラチェット部22とが
当接する。
クリアランスAが小さくなり,レバー81の下面とレバ
ー82の上面との間隙Bが,摩耗前の同間隙B(第5
図)よりも小さくなる。そのため,アジャストレバー3
の当接部35,36と,アジャストボルト1,2のラチ
ェット部12,22との間隙がなくなり,当接部35と
ラチェット部12,当接部36とラチェット部22とが
当接する。
即ち,カム86と共に回動するアジャストレバー3の下
側の当接部36が,アジャストボルト2のラチェット部
22の垂直面221(第2図)を押す。このことは,当
接部35とアジャストボルト1においても同様である。
そのため,アジャストボルト1,2が回動して,そのネ
ジ部13,23の螺着状態が浅くなり,アジャストボル
ト1,2の先端部は,カム86より離れる方向(第6図
の矢印方向)に進む。その結果,再び第5図に示すごと
く,適正なカムクリアランスの状態が得られる。それ
故,パッド811,821が摩耗しても,常にブレーキ
ディスクを挟持する適正なストロークを確保することが
できる 上記のごとく,本例の自動調整装置によれば,ブレーキ
におけるカムクリアランスを自動的に調整することがで
きる。
側の当接部36が,アジャストボルト2のラチェット部
22の垂直面221(第2図)を押す。このことは,当
接部35とアジャストボルト1においても同様である。
そのため,アジャストボルト1,2が回動して,そのネ
ジ部13,23の螺着状態が浅くなり,アジャストボル
ト1,2の先端部は,カム86より離れる方向(第6図
の矢印方向)に進む。その結果,再び第5図に示すごと
く,適正なカムクリアランスの状態が得られる。それ
故,パッド811,821が摩耗しても,常にブレーキ
ディスクを挟持する適正なストロークを確保することが
できる 上記のごとく,本例の自動調整装置によれば,ブレーキ
におけるカムクリアランスを自動的に調整することがで
きる。
なお,上例においては,第4A図に示すZ形状のアジャ
ストレバー3を用いたが,該アジャストレバーは第4B
図に示すコ字状のアジャストレバー4を用いることもで
きる。該アジャストレバー4は,上下部に当接部45,
46を,また回転中心にカムシャフト861に接続する
ためのシャフト孔41を有する。
ストレバー3を用いたが,該アジャストレバーは第4B
図に示すコ字状のアジャストレバー4を用いることもで
きる。該アジャストレバー4は,上下部に当接部45,
46を,また回転中心にカムシャフト861に接続する
ためのシャフト孔41を有する。
第1図〜第6図は実施例の自動調整装置を示し,第1図
は制御時の正面図,第2図はアジャストボルトの斜視
図,第3図はブレーキ解除時の説明図,第4A図及び第
4B図はアジャストレバーの斜視図,第5図及び第6図
は通常状態及びパッド摩耗時の説明図,第7図〜第9図
は従来のブレーキ装置を示し,第7図はその全体正面
図,第8図はブレーキ部の平面図,第9図はブレーキ部
の正面図である。 1,2……アジャストボルト, 12,22……ラチェット部, 3,4……アジャストレバー, 35,36,45,46……当接部, 81,82……レバー, 811,821……パッド, 86……カム, 94……ロッド, 95……パッドシフトレバー, 99……ブレーキディスク,
は制御時の正面図,第2図はアジャストボルトの斜視
図,第3図はブレーキ解除時の説明図,第4A図及び第
4B図はアジャストレバーの斜視図,第5図及び第6図
は通常状態及びパッド摩耗時の説明図,第7図〜第9図
は従来のブレーキ装置を示し,第7図はその全体正面
図,第8図はブレーキ部の平面図,第9図はブレーキ部
の正面図である。 1,2……アジャストボルト, 12,22……ラチェット部, 3,4……アジャストレバー, 35,36,45,46……当接部, 81,82……レバー, 811,821……パッド, 86……カム, 94……ロッド, 95……パッドシフトレバー, 99……ブレーキディスク,
Claims (1)
- 【請求項1】基端部を互いに回動可能に枢着した一対の
レバーと,ブレーキディスクを挟持すべく両レバーの内
側に設けたパッドと,上記両レバーを互いに近接する方
向に付勢するブレーキスプリングと,上記両レバーの先
端部の間に設けられ両レバーを押し広げる方向に回動す
るカムと,該カムを回動すべくパッドシフトレバーを介
して該カムに連結したブレーキペダルとを有するブレー
キにおいて, 上記両レバーの先端部にはカムに向かうアジャストボル
トを螺着すると共に該アジャストボルトには一方向に回
すためのラチェット部を設け,また該アジャストボルト
の近傍には上記パッドシフトレバーの動きと同調して回
動するアジャストレバーを設けると共に該アジャストレ
バーには上記両アジャストボルトのラチェット部に当接
しうる当接部を設け, 上記パッドが摩耗したときには,上記アジャストレバー
の当接部が上記アジャストボルトのラチェット部を一方
向に押してカムクリアランスを自動的に調整する構成と
したことを特徴とするカムクリアランスの自動調整装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1667889U JPH0631230Y2 (ja) | 1989-02-15 | 1989-02-15 | カムクリアランスの自動調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1667889U JPH0631230Y2 (ja) | 1989-02-15 | 1989-02-15 | カムクリアランスの自動調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02107838U JPH02107838U (ja) | 1990-08-28 |
JPH0631230Y2 true JPH0631230Y2 (ja) | 1994-08-22 |
Family
ID=31229816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1667889U Expired - Lifetime JPH0631230Y2 (ja) | 1989-02-15 | 1989-02-15 | カムクリアランスの自動調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0631230Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-02-15 JP JP1667889U patent/JPH0631230Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02107838U (ja) | 1990-08-28 |
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