JPH06310993A - 受信機の表示装置 - Google Patents

受信機の表示装置

Info

Publication number
JPH06310993A
JPH06310993A JP9428193A JP9428193A JPH06310993A JP H06310993 A JPH06310993 A JP H06310993A JP 9428193 A JP9428193 A JP 9428193A JP 9428193 A JP9428193 A JP 9428193A JP H06310993 A JPH06310993 A JP H06310993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
frequency
liquid crystal
data
reception
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9428193A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Saida
陽一 歳田
Kazuko Nakagawa
和子 中川
Toshihide Kuroda
年秀 黒田
Kazuyuki Nakayama
和幸 中山
Tomotsugu Tagi
智嗣 夛木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ARUINKO KK
Original Assignee
ARUINKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ARUINKO KK filed Critical ARUINKO KK
Priority to JP9428193A priority Critical patent/JPH06310993A/ja
Priority to US08/208,841 priority patent/US5613232A/en
Publication of JPH06310993A publication Critical patent/JPH06310993A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数周波数の信号強度を表示することがで
き、受信周波数を自動的に変更し、当該変更に対応して
上記複数周波数の信号強度の表示位置をシフトさせて変
更できる受信機の表示装置を提供する。 【構成】 高周波信号を所定の受信周波数で受信する受
信機の表示装置において、受信周波数を任意に設定され
た切り換え順序で選択的に切り換えて複数の受信周波数
の信号強度を検出しかつ記憶する検出記憶回路と、記憶
した複数の受信周波数の信号強度を上記切り換え順序に
対応して複数の表示部に表示する表示装置と、受信周波
数を所定の変更方向に自動的に変更し上記変更された受
信周波数に対応して上記記憶した複数周波数の信号強度
をシフトすることによって上記複数周波数の信号強度の
表示をシフトさせて変更する制御回路とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の周波数の信号強
度を表示する高周波通信のための受信機の表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図2に従来例のスペクトラム表示機能付
き無線受信機を示す。図2において、アンテナ100で
受信された高周波信号は高周波増幅器(以下、RF増幅
器という。)101を介して混合器102に入力された
後、局部発振器103によって発生される局部発振信号
と混合されて所定の中間周波信号(以下、IF信号とい
う。)に周波数変換される。このIF信号は、中間周波
増幅器(以下、IF増幅器という。)104を介してF
M復調器105に入力されてFM復調された後、復調後
の低周波信号が低周波増幅器(以下、AF増幅器とい
う。)106を介してスピーカ107に出力される。ま
た、IF増幅器104から出力されるIF信号は検波回
路108によって包絡線検波された後、信号レベルメー
タ109に出力され、これによって、受信された高周波
信号の信号レベルが当該信号レベルメータ109に表示
される。
【0003】一方、IF信号は混合器110に入力され
た後、掃引局部発振器111によって所定の掃引周波数
幅で発生された掃引局部発振信号と混合されて、上記掃
引周波数幅を有する掃引IF信号に周波数変換される。
この掃引IF信号は、スロープIF増幅器112を介し
て検波回路113で包絡線検波され、その検波信号がC
RTディスプレイ114の垂直軸の入力端子に入力され
る。さらに、掃引局部発振器111から出力される掃引
局部発振信号は、PLL回路を含む水平掃引信号発生器
115に入力され、当該発生器115は入力される掃引
局部発振信号に同期したCRTディスプレイ114のた
めの水平掃引信号を発生して、CRTディスプレイ11
4の水平軸の入力端子に入力される。これによって、C
RTディスプレイ114において、受信された高周波信
号の中心周波数を中心として上記所定の掃引周波数幅で
の、アンテナ100で受信される信号に関する周波数ス
ペクトラムが表示される。
【0004】従って、符号110乃至115の回路及び
装置は周波数スペクトラムを表示するための、いわゆる
スペクトラムアナライザを構成しており、受信された高
周波信号に含まれる被変調波の低周波信号をスピーカ1
07で聞きながら、当該高周波信号の周波数とその近傍
の周波数の信号に関する周波数スペクトラムを観測する
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
のスペクトラム表示機能付き無線受信機においては、R
F増幅器101からIF増幅器104までの第1の受信
周波数の高周波信号を受信する本来の信号受信回路と、
RF増幅器101からスコープIF増幅器112までの
別の局部発振器111を含む掃引される第2の受信周波
数の高周波信号を受信するスペクトラム表示のための受
信回路との、第1と第2の受信周波数を受信する2系統
の受信回路を備えているので、回路が複雑であって製造
コストが高価であるという問題点があった。また、従来
例のスペクトラム表示機能付き無線受信機においては、
局部発振器111と局部発振器115とが連携動作する
ので、混合器102の出力信号と連続的に隣接した周波
数の信号強度の観測は可能であるが、離散的に設定した
複数の周波数の信号強度を観測することは不可能であっ
た。
【0006】さらに、従来例のスペクトラム表示機能付
き受信機においては、受信周波数が変更された場合、周
波数変更後のスペクトラムの表示位置を変更しなければ
ならないにもかかわらず、表示位置に対応する受信周波
数の信号強度が観測されるまでの間は、周波数変更前の
周波数の信号強度が表示されているという不都合があっ
た。
【0007】本発明の目的は以上の問題点を解決し、複
数周波数の信号強度を表示することができ、しかも受信
周波数を自動的に変更し、当該変更に対応して上記複数
周波数の信号強度の表示位置をシフトさせて変更するこ
とができる受信機の表示装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の受信機の表示装置は、高周波信号を所定の受信周波
数で受信する受信機の表示装置において、上記受信周波
数を任意に設定された切り換え順序で選択的に切り換え
て上記受信された複数の受信周波数の信号強度を検出し
かつ記憶する検出記憶手段と、複数の表示部を有し、上
記記憶した複数の受信周波数の信号強度を上記切り換え
順序に対応してそれぞれ上記複数の表示部に表示する表
示手段と、上記受信周波数を所定の変更方向に自動的に
変更し、上記変更された受信周波数に対応して上記検出
記憶手段に記憶された複数の受信周波数の信号強度をシ
フトすることによって、上記表示手段に表示される複数
の受信周波数の信号強度の表示位置をシフトする制御手
段とを備えたことを特徴とする。
【0009】また、請求項2記載の受信機の表示装置
は、請求項1記載の受信機の表示装置において、上記検
出記憶手段は、所定のステップ周波数で上記受信周波数
を昇順又は降順で切り換えることを特徴とする。
【0010】
【作用】以上のように構成することにより、請求項1記
載の受信機の表示装置においては、上記検出記憶手段は
上記受信周波数を任意に設定された切り換え順序で選択
的に切り換えて上記受信された複数の受信周波数の信号
強度を検出しかつ記憶し、上記表示手段は、上記記憶し
た複数の受信周波数の信号強度を上記切り換え順序に対
応してそれぞれ上記複数の表示部に表示する。さらに、
上記制御手段は、上記受信周波数を所定の変更方向に自
動的に変更し、上記変更された受信周波数に対応して上
記検出記憶手段に記憶された複数の受信周波数の信号強
度をシフトすることによって、上記表示手段に表示され
る複数の受信周波数の信号強度の表示位置をシフトす
る。これによって、上記表示手段の複数の表示部におい
て、複数の受信周波数の信号強度が上記切り換え順序に
対応してそれぞれ表示されるとともに、上記受信周波数
を所定の変更方向に自動的に変更し、上記変更された受
信周波数に対応して上記複数周波数の信号強度の表示位
置をシフトさせて変更することができる。
【0011】また、請求項2記載の受信機の表示装置に
おいては、上記検出記憶手段は、所定のステップ周波数
で上記受信周波数を昇順又は降順で切り換える。これに
よって、上記表示手段の複数の表示部において、複数の
受信周波数の信号強度が上記切り換え順序に対応して、
すなわち上記ステップ周波数の間隔で例えば並置されそ
れぞれ表示される。また、上記変更された受信周波数に
対応して上記複数周波数の信号強度の表示位置を上記ス
テップ周波数でシフトさせて変更することができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る実施例に
ついて説明する。図1は本発明に係る一実施例である
「複数周波数の信号レベル表示機能付き無線送受信機」
のブロック図である。本実施例の無線送受信機は、以下
の動作モードを有する。
【0013】(a)VFOモード/メモリチャンネルモ
ード 「VFOモード」とは、以下のようにして送受信周波数
を設定する動作モードである。ロータリエンコーダ31
のダイヤルを回して送受信周波数fset=fRを設定した
とき、VFO(Variable Frequency Oscillator:本実
施例において、具体的には、局部発振器4を指す。)を
用いて、上記設定された送受信周波数fRに対応する局
部発振周波数fLを有する局部発振信号を発生し、ここ
で、ロータリエンコーダ31のダイヤルを右回りで回転
したとき、予め設定されたステップ周波数Δf毎に局部
発振周波数fLが上昇方向で変化しこれによって送受信
周波数fRが変化する。また、ロータリエンコーダ31
のダイヤルを左回りで回転したとき、予め設定されたス
テップ周波数Δf毎に局部発振周波数fLが下降方向で
変化しこれによって送受信周波数fRが変化する。もし
くは、上記ロータリエンコーダ31のダイヤルを用いる
ことに代えて、テンキー32を用いて直接に送受信周波
数を入力したとき、上記入力された送受信周波数fR
対応する局部発振周波数fLを有する局部発振信号を局
部発振器4で発生し、送受信周波数fset=fRが設定さ
れる。
【0014】これに対して「メモリチャンネルモード」
は、複数の送受信周波数をMPU30内のメモリに各メ
モリチャンネル番号に対応させて予め記憶させ、ロータ
リエンコーダ31又はテンキー32を用いて1つのチャ
ンネル番号を指定することによりそれに対応する送受信
周波数fset=fRを設定する動作モードである。
【0015】(b)通常モード/サーチモード 「通常モード」とは、複数周波数の信号強度のレベル表
示を行わず、スピーカ13とマイクロホン21を用いて
送受信するための動作モードである。これに対して「サ
ーチモード」とは、液晶表示装置(以下、LCDとい
う。)60のマトリックス表示部61に複数周波数の受
信信号の信号レベル表示を行うための動作モードであ
る。なお、信号強度のレベルを単に信号レベルという。
【0016】(c)受信可能モード/受信不可能モード 上記サーチモードが設定されたときのみ有効な動作モー
ドであって、「受信可能モード」は、スピーカ13で受
信信号を受信することができる動作モードであり、一
方、「受信不可能モード」は、スピーカ13で受信信号
を受信することができないように設定された動作モード
である。
【0017】(d)通常モード/スキャンサーチモード 「通常モード」とは、上記(c)の通常モードと同一で
あって、複数周波数の信号強度のレベル表示を行わず、
スピーカ13とマイクロホン21を用いて送受信するた
めの動作モードである。これに対して「スキャンサーチ
モード」とは、LCD60のマトリックス表示部61に
複数周波数の受信信号の信号レベル表示を行うための動
作モードである「サーチモード」において、送受信周波
数を、ステップ周波数選択キー33を用いて設定された
ステップ周波数毎に自動的に周波数の高い方向(以下、
上方向という。)又は低い方向(以下、下方向とい
う。)に変更することを当該「スキャンサーチモード」
が解除されるまで繰り返し、これによって、上記送受信
周波数の変更に対応してVRAM40に記憶された複数
周波数の受信信号の信号レベルのデータをシフトするこ
とによって、LCD60のマトリックス表示部61にお
ける複数周波数の受信信号の信号レベルの表示位置を周
波数の上方向又は下方向に順次シフトして表示する。な
お、上方向のスキャンサーチモードを設定するときは、
通常モード/スキャンサーチモード切換スイッチSW5
をオンした後、ロータリーエンコーダ(以下、図面にお
いてREと略記する。)31をその上から見て右回り
(周波数の上方向のとき)又は左回り(周波数の下方向
の時)に回す。以下、ロータリーエンコーダ31の回転
方向は、その上から見た回転方向で示す。
【0018】本実施例の複数周波数の信号レベル表示機
能付き無線送受信機は、IF増幅器6から出力されるI
F信号を検波回路19によって検波した後、アナログ/
デジタル変換器(以下、A/D変換器という。)20に
よってデジタルデータに変換して、変換データを信号レ
ベルデータSLDとしてマイクロプロセッシングユニッ
ト(以下、MPUという。)30に取り込むとともに、
サーチモードであって受信状態のとき局部発振器4の局
部発振周波数fLを順次変化させながら上記信号レベル
データSLDを取り込んでこれに対応するレベル表示デ
ータをVRAM40に書き込むことにより、送受信周波
数fRの高周波信号の被変調波の低周波信号をスピーカ
13で聞いて受信しながら、LCD60のマトリックス
表示部61に、送受信周波数fRの信号レベルを中心と
した複数周波数の信号レベルを表示することを特徴とす
る。
【0019】ここで、VFOモードでかつサーチモード
であるとき、複数周波数の信号レベル表示時のLCD6
0の横方向のステップ周波数は、当該無線送受信機にお
いて予め設定されたVFOモードのステップ周波数Δf
であり、本実施例においては、LCD60のマトリック
ス表示部61の向かって左から、周波数(fR−3Δ
f)、周波数(fR−2Δf)、周波数(fR−Δf)、
送受信周波数fR、周波数(fR+Δf)、周波数(fR
+2Δf)、及び周波数(fR+3Δf)の各信号レベ
ルが表示されることを特徴としている。一方、メモリチ
ャンネルモードでかつサーチモードであるとき、現在の
設定チャンネルがチャンネル番号mであるとき、本実施
例においては、LCD60のマトリックス表示部61の
向かって左から、チャンネル番号(m−3)の周波数、
チャンネル番号(m−2)の周波数、チャンネル番号
(m−1)の周波数、チャンネル番号mの周波数、チャ
ンネル番号(m+1)の周波数、チャンネル番号(m+
2)の周波数、チャンネル番号(m+3)の周波数の各
信号レベルが表示されることを特徴としている。
【0020】さらに、受信状態においては、サーチモー
ドにおいて上述のようにLCD60のマトリックス表示
部61に縦方向で変化する、7つの周波数の高周波信号
に関する信号レベルを示す複数周波数の信号レベル表示
を行う一方、通常モードにおいて当該マトリックス表示
部61の最も下側の2行7列の画素を用いて横方向で変
化する、受信中の高周波信号の信号レベルを表示するこ
とを特徴としている。
【0021】また、本実施例の送受信機は、スキャンサ
ーチモードを設定することによって、送受信周波数を、
ステップ周波数選択キー33を用いて設定されたステッ
プ周波数毎に自動的に周波数の上方向又は下方向に変更
することを当該スキャンサーチモードが解除されるまで
繰り返し、これによって、VRAM40内の複数周波数
の受信信号の信号レベルのデータをシフトすることによ
って、上記送受信周波数の変更に対応して複数周波数の
受信信号の信号レベルの表示位置を周波数の上方向又は
下方向に順次シフトして表示することを特徴としてい
る。なお、このスキャンサーチモードであって送受信周
波数を上方向に変更する場合、当該送受信周波数の信号
レベルの表示は図7においてセンタ指示用液晶表示部6
3bで指示されるマトリックス液晶表示部61の右端に
位置するようにシフトされた後に、送受信周波数が順次
上方向に走査されるためにそれに対応する信号レベルの
表示位置が図27に示すように左方向に順次シフトされ
る。一方、下方向に変更する場合、当該送受信周波数の
信号レベルの表示は図8においてセンタ指示用液晶表示
部63cで指示されるマトリックス液晶表示部61の左
端に位置するようにシフトされた後に、送受信周波数が
順次下方向に走査されるためにそれに対応する信号レベ
ルの表示位置が図28に示すように右方向に順次シフト
される。
【0022】さらに、本実施例の送受信機は、VFOモ
ードであってサーチモードであるときに、ロータリーエ
ンコーダ31を右回り又は左回りに回転することによっ
て、その回転度数(当該ロータリーエンコーダ31は約
30°毎にクリップ点が存在し、そのクリップ点を通過
する毎に回転度数が増加する。)に応じて送受信周波数
を上方向又は下方向にシフトさせて変更し、これに応じ
てVRAM40に記憶された上記サーチモードにおける
複数周波数の受信信号の信号レベルのデータをシフトす
ることによって、LCD60のマトリックス表示部61
における複数周波数の受信信号の信号レベルの表示位置
をシフトして表示することを特徴とする。この動作を、
上記自動的に行う「スキャンサーチモード」に対して手
動スキャンサーチという。
【0023】まず、図1の複数周波数の信号レベル表示
機能付き無線送受信機の構成について説明する。
【0024】図1において、受信状態においては、アン
テナ100で受信された高周波信号は送受信切り換えス
イッチ10の共通端子cとその接点aと、さらにRF増
幅器2を介して混合器3に入力され、局部発振器4によ
って発生される局部発振周波数fLを有する局部発振信
号と混合されて所定の中間周波数fIF(本実施例におい
て、fIF=fR−fLと設定される。)を有するIF信号
に周波数変換された後、IF信号のみを通過させる帯域
通過フィルタ(BPF)5とIF増幅器6とを介してリ
ミッタ増幅器7と検波回路19に入力される。ここで、
局部発振器4はPLL回路を含み、MPU30から出力
される局部発振周波数データDfLに基づいて局部発振
周波数fLを有する局部発振信号を発生して混合器3と
混合器24に出力する。また、送受信切り換えスイッチ
10は、MPU30から出力される送受信切り換え信号
(以下、TRSW信号という。)に基づいて接点a側又
は接点b側に選択的に切り換えられる。ここで、TRS
W信号がLレベルであるとき(フローチャートにおいて
は、MPU30内の制御データ“0”で示す。)切り換
えスイッチ10が接点a側に切り換えられて当該無線送
受信機が受信状態となる一方、TRSW信号がHレベル
であるとき(フローチャートにおいては、MPU30内
の制御データ“1”で示す。)切り換えスイッチ10が
接点b側に切り換えられて当該無線送受信機が送信状態
となる。
【0025】検波回路19に入力されたIF信号は包絡
線検波された後、A/D変換器20によってデジタルデ
ータに変換され、受信された高周波信号の信号レベルに
比例する信号レベルデータSLDはMPU30に入力さ
れて取り込まれる。一方、リミッタ増幅器7は入力され
たIF信号を所定の振幅レベルに振幅制限した後、FM
復調器8に出力する。FM復調器8は入力されたIF信
号をFM復調して、被変調波の低周波信号を取り出し、
低域通過フィルタ(LPF)9とスケルチスイッチ11
とAF増幅器12とを介してスピーカ13に出力する。
FM復調器8から出力され三角雑音を含み上記低周波信
号よりも高い周波数を有する信号は、高域通過フィルタ
(HPF)14とスケルチ調整用減衰器15と雑音増幅
器16とを介して検波回路17に入力される。検波回路
17は、FM復調器8から出力される雑音成分を検波し
て波形整形回路18に出力する。
【0026】波形整形回路18は、入力される雑音成分
を所定のしきい値レベルと比較することにより、雑音成
分がしきい値レベル以上であるとき、受信すべき被変調
波の信号を検出することができないと判断してHレベル
のSD(signal detection)信号をオアゲートOR1の
第1の入力端子を介してスケルチ信号(以下、SQ信号
という。)としてスケルチスイッチ11の制御端子に出
力して当該スケルチスイッチ11をオフとし、これによ
って、FM復調後の低周波信号をスピーカ13から出力
されることを防止する。なお、波形整形回路18から出
力されるSD信号はMPU30にも入力される。一方、
波形整形回路18は、雑音成分がしきい値レベル未満で
あるとき、雑音成分が十分に低いと判断してLレベルの
SD信号をオアゲートOR1の第1の入力端子を介して
スケルチスイッチ11の制御端子に出力して当該スケル
チスイッチ11をオンとし、これによって、FM復調後
の低周波信号をスピーカ13から出力させる。さらに、
MPU30は、後述するように強制的にスケルチスイッ
チ11をオフにするためのHレベルの強制スケルチ信号
(以下、ESQ信号という。)をオアゲートOR1の第
2の入力端子を介してスケルチスイッチ11の制御端子
に出力する。
【0027】なお、フローチャートにおいては、Hレベ
ルのESQ信号はMPU30内の制御データ“1”で示
し、LレベルのESQ信号はMPU30内の制御データ
“0”で示す。また、HレベルのSD信号についても同
様に示す。
【0028】一方、送信状態のとき、マイクロホン21
に入力された音声信号はAF増幅器22を介してFM変
調器23に入力された後、FM変調器23は所定の中間
周波周波数fIFを有するIF信号の搬送波信号を、入力
された音声信号でFM変調して、FM変調されたIF信
号を混合器24に出力し、混合器24は入力されたIF
信号と局部発振信号とを混合して、周波数fRに等しい
高周波の送信信号を発生して電力増幅器25と、送受信
切り換えスイッチ10の接点bと共通端子cとを介して
アンテナ1に出力して、当該送信信号を放射する。
【0029】MPU30は、当該無線送受信機の全体の
動作及びLCD60の表示動作を制御するための制御回
路であって、制御及び演算を行うCPUと、制御プログ
ラムとそれを実行するために必要なデータを格納したR
OMと、上記制御プログラムを実行するときのワークエ
リアとして用いられ、各種の信号及びフラグの現在のデ
ータを記憶するRAMとを備える。また、当該MPU3
0には、送受信周波数やメモリチャンネル番号をそのつ
まみを回転して設定するためのロータリエンコーダ31
と、送受信周波数やメモリチャンネル番号を直接に入力
するとともに、後述する待機処理(ステップS246)
における待機時間Tw秒などの各種の制御の設定を行う
ためのテンキー32とが接続される。ここで、ロータリ
エンコーダ31又はテンキー32によって設定された送
受信周波数は設定周波数データfsetとして設定されて
MPU30内のRAMに記憶される。また、上記待機時
間Tw秒についてもテンキー32によって設定された
後、同様にMPU30内のRAMに格納される。
【0030】さらに、MPU30には、VFOモードに
おける送受信周波数の変化ステップの周波数であるステ
ップ周波数Δfを、例えば1kHz,5kHz,10k
Hz,20kHz,25kHzの中で1つを選択的に設
定するステップ周波数設定キー33が接続され、当該キ
ー33で設定されたステップ周波数ΔfのデータがMP
U30に入力される。また、一端がアースに接続された
周波数変化単位切換スイッチ34の他端がMPU30に
接続され、当該スイッチ34がオンされる毎に、ロータ
リーエンコーダ31を用いて送受信周波数を変化する単
位を、ステップ周波数選択キー33で選択されたステッ
プ周波数Δfと1MHzとの間で選択的に変更されて設
定される。
【0031】またさらに、MPU30には、次の4つの
スイッチを介してアースに接続される。 (a)PTT(Push To Talk)スイッチSW1:当該無
線送受信機を送信状態にして音声信号を送信するための
スイッチであり、オンされたときに送信状態となる。 (b)VFOモード/メモリチャンネルモード切り換え
スイッチSW2:VFOモードとメモリチャンネルモー
ドとを選択的に切り換えるスイッチであり、オンする毎
に、VFOモードとメモリチャンネルモードとが交互に
入れ替わる。 (c)通常モード/サーチモード切り換えスイッチSW
3:通常モードとサーチモードとを選択的に切り換える
スイッチであり、オンする毎に、通常モードとサーチモ
ードとが交互に入れ替わる。 (d)受信可能モード/受信不可能モード切り換えスイ
ッチSW4:サーチモードにおいてのみ有効なスイッチ
であって、受信可能モードと受信不可能モードとを選択
的に切り換えるスイッチであり、オンする毎に、受信可
能モードと受信不可能モードとが交互に入れ替わる。 (e)通常モード/スキャンサーチモード切り換えスイ
ッチSW5:通常モードとスキャンサーチモードとを選
択的に切り換えるスイッチであり、オンする毎に、通常
モードとスキャンサーチモードとが交互に入れ替わる。
【0032】図3は、LCD60においてすべての液晶
画素を表示させたときの正面図である。図3に示すよう
に、LCD60の上部中央部には、それぞれ矩形の液晶
画素であって4行7列のマトリックス形状で各液晶画素
LM00−LM63(図4参照。)が配置されたマトリ
ックス表示部61が設けられ、当該マトリックス表示部
61の最も下側の行の各液晶画素LM00−LM60の
直下近傍に、それぞれ横方向のライン形状であって複数
周波数の信号レベル表示時の表示位置と基準レベルを常
時示す基準指示用液晶画素が設けられる。一方、マトリ
ックス表示部61の中央上部の液晶画素LM33の上側
近傍に、下方向の矢印の形状を有する常時表示のセンタ
指示用液晶表示部63aが設けられる。また、マトリッ
クス表示部61の左側には、通常モードであってマトリ
ックス表示部61が示すレベルが受信信号レベル(受信
状態のとき)又は送信信号レベル(送信状態のとき)で
あること示す「S/RF」液晶表示部64が形成され、
また、その直下に、メモリチャンネルモードであること
示す「M」液晶表示部65が形成され、その直下にメモ
リチャンネルモードときのメモリチャンネルを示す3桁
の7セグメント液晶表示部66が形成される。さらに、
LCD60の右下部には、送受信周波数fRを示す5桁
の7セグメント液晶表示部67が形成され、当該液晶表
示部67は2桁目と3桁目の間の下にデシマルポイント
を有する。
【0033】VRAM40は、MPU30に接続され、
マトリックス表示部61に表示する28個の画素データ
を格納するビデオRAMであって、VRAM40の出力
端子はLCDドライバ50を介してLCD60のマトリ
ックス表示部61に接続される。従って、VRAM40
に画素データが格納されたとき、それに応じてLCDド
ライバ50によってマトリックス表示部61にリアルタ
イムで液晶表示される。図4は図3のLCDのマトリッ
クス表示部60の液晶画素と、画素データを格納するV
RAM40のアドレスとの関係を示す正面図である。図
4に示すように、28個の液晶画素LM00−LM63
にそれぞれ、4進数2桁表示で「00」−「63」のア
ドレスが付与される。
【0034】レジスタ41は、MPU41に接続され、
液晶表示部64,65を表示するための2ビット画素デ
ータDsmを格納する2ビットでのレジスタであって、
レジスタ41の出力端子はLCDドライバ51を介して
LCD60の液晶表示部64,65に接続される。従っ
て、レジスタ41に画素データDsmが格納されたと
き、それに応じてLCDドライバ51によって液晶表示
部64,65に液晶表示される。ここで、画素データD
smの1ビット目は液晶表示部64を表示するか否かを
示すデータであって、画素データDsmの2ビット目は
液晶表示部65を表示するか否かを示すデータである。
【0035】レジスタ42は、MPU41に接続され、
液晶表示部66を表示するためのメモリチャンネル番号
データDmを格納するレジスタであって、レジスタ42
の出力端子はLCDドライバ52を介してLCD60の
液晶表示部66に接続される。従って、レジスタ42に
画素データDmが格納されたとき、それに応じてLCD
ドライバ52によって液晶表示部66に液晶表示され
る。また、レジスタ43は、MPU41に接続され、液
晶表示部67を表示するための送受信周波数データDf
CLを格納するレジスタであって、レジスタ43の出力端
子はLCDドライバ52を介してLCD60の液晶表示
部67に接続される。従って、レジスタ43に画素デー
タDfCLが格納されたとき、それに応じてLCDドライ
バ53によって液晶表示部67に液晶表示される。
【0036】レジスタ44は、MPU41に接続され、
センタ指示用液晶表示部63a,63b,63cを表示
するための2ビット画素データDcmを格納する2ビッ
トでのレジスタであって、レジスタ44の出力端子はL
CDドライバ54を介してLCD60の液晶表示部63
a,63b,63cに接続される。従って、レジスタ4
4に画素データDcmが格納されたとき、それに応じて
LCDドライバ54によって液晶表示部63a,63
b,63cに液晶表示される。ここで、画素データDc
mが「00」のときマトリックス液晶表示部61の中心
部を指示する液晶表示部63aのみを表示し、画素デー
タDcmが「01」のときマトリックス液晶表示部61
の右端を指示する液晶表示部63bのみを表示し、画素
データDcmが「10」のときマトリックス液晶表示部
61の左端を指示する液晶表示部63cのみを表示す
る。
【0037】MPU30内のRAMに格納される各種の
フラグは以下の通りである。 (a)FS2:VFOモードのときFS2=0となり、
メモリチャンネルモードのときFS2=1となる。 (b)FS3:通常モードのときFS3=0となり、サ
ーチモードのときFS3=1となる。 (c)FS4:受信可能モードのときFS4=0とな
り、受信不可能モードのときFS3=1となる。 (d)FS5:通常モードのときFS5=0となり、ス
キャンサーチモードのときFS5=1となる。 (e)FS5S:スキャンサーチの開始を示すフラグで
あって、スキャンサーチモードが開示されたとき1にセ
ットされ、ステップS406においてマトリックス液晶
表示部61がすべて消灯された後とき、ステップS40
7において0にリセットされる (f)FUP:送受信周波数を上方向に自動的に又は手
動的にスキャンするためロータリーエンコーダ31が右
回りに回転されたとき1にセットされる一方、送受信周
波数を下方向に自動的に又は手動的にスキャンするため
ロータリーエンコーダ31が左回りに回転されたとき0
にリセットされる。
【0038】図9は図1の無線送受信機のCPUによっ
て実行されるメインルーチンのフローチャートである。
【0039】図9に示すように、ステップS1におい
て、まず初期化処理が行われる。すなわち、Lレベルの
TRSW信号が出力されて受信状態となり、(433M
Hz−fIF)の周波数が局部発振周波数データDfL
して設定される。また、各フラグFS2,FS3,FS
4,FS5,FS5Sが0にリセットされかつフラグF
UPが1にセットされるとともに、LレベルのESQ信
号が出力され、画素データDsmに「10」が設定され
て格納される。次いで、ステップS2においてキー入力
処理(図10及び図11参照。)が実行された後、ステ
ップS3においてフラグFS2が1であるか否かが判断
される。もしFS2=1であるときステップS4におい
てメモリチャンネルモード処理が実行された後、ステッ
プS2に戻る。一方、FS2=0のとき、ステップS5
においてVFOモード処理(図12参照。)が実行され
た後、ステップS2に戻る。
【0040】図10及び図11は図9のキー入力処理
(ステップS2)のサブルーチンのフローチャートであ
り、当該キー入力処理は、(a)ステップS21からス
テップS24までのフラグFS2の設定処理と、(b)
ステップS31からステップS34までのフラグFS3
の設定処理と、(c)ステップS61からステップS6
5までのフラグFS5の設定処理と、(d)ステップS
40からステップS46まで(ステップS45を除
く。)のフラグFS4の設定処理と、(e)ステップS
45の周波数データの設定処理と、(f)ステップS5
1からステップS54までのロータリーエンコーダ31
に関する設定処理と、(g)ステップS55のその他の
キー入力処理と、から構成される。
【0041】図10に示すように、ステップS21にお
いてスイッチSW2がオンされたか否かが判断され、オ
ンされていないとき、ステップS31に進む一方、オン
されたときステップS22においてフラグFS2が1で
あるか否かが判断される。ここで、フラグFS2=1の
ときステップS23においてフラグFS2が0にリセッ
トされた後ステップS31に進む一方、フラグFS2=
0のときステップS24においてフラグFS2が1にセ
ットされた後ステップS31に進む。
【0042】次いで、ステップS31においてスイッチ
SW3がオンされたか否かが判断され、オンされていな
いとき、ステップS40に進む一方、オンされたときス
テップS32においてフラグFS3が1であるか否かが
判断される。ここで、フラグFS3=1のときステップ
S33においてフラグFS3が0にリセットされた後ス
テップS40に進む一方、フラグFS3=0のときステ
ップS34においてフラグFS3が1にセットされた後
ステップS40に進む。
【0043】次いで、ステップS61においてスイッチ
SW5がオンされたか否かが判断され、オンされていな
いとき、図11のステップS40に進む一方、オンされ
たときステップS62においてフラグFS5が1である
か否かが判断される。ここで、フラグFS5=1のとき
ステップS63においてフラグFS5が0にリセットさ
れた後、図11のステップS40に進む。一方、ステッ
プS62においてフラグFS5=0のときステップS6
4,S65においてそれぞれフラグFS5,FS5Sが
ともに1にセットされた後、図11のステップS40に
進む。
【0044】次いで、ステップS40においてフラグF
S3が1であるか否かが判断され、ステップS46にお
いてフラグFS5が1であるか否かが判断される。すな
わちサーチモード又スキャンサーチモードのときのみス
テップS41乃至S44の処理を有効にするためこれら
の判断がなされる。従って、FS3=1又はFS5=1
のときステップS41に進む一方、FS3=0及びFS
5=1のときステップS51に進む。さらに、ステップ
S41においてスイッチSW4がオンされたか否かが判
断され、オンされていないとき、ステップS51に進む
一方、オンされたときステップS42においてフラグF
S4が1であるか否かが判断される。ここで、フラグF
S4=1のときステップS43においてフラグFS4が
0にリセットされた後ステップS51に進む一方、フラ
グFS4=0のときステップS44においてフラグFS
4が1にセットされた後ステップS51に進む。
【0045】次いで、ステップS45において、ロータ
リーエンコーダ31又はテンキー32を用いて設定され
た設定周波数データfsetが送受信周波数データDfCL
として設定され、周波数データ(DfCL−fIF)を局部
発振周波数データDfLとして設定され、当該局部発振
周波数データDfLが中心局部発振周波数データDfLO
として設定される。
【0046】次いで、ステップS51においてロータリ
ーエンコーダ31が右回りに回転された否かが判断さ
れ、右回りに回転されたならばステップS52において
フラグFUP,FS5Sをともに1にセットしてステッ
プS53に進む。一方、ステップS51においてNOで
あれば直接にステップS53に進む。次いで、ステップ
S53においてロータリーエンコーダ31が左回りに回
転された否かが判断され、左回りに回転されたならばス
テップS54においてフラグFUPを0にリセットする
とともにフラグFS5Sを1にセットしてステップS5
5に進む。一方、ステップS53においてNOであれば
直接にステップS55に進む。さらに、ステップS55
において、テンキー32を用いた待機時間Tw秒の設
定、ステップ周波数選択キー33を用いた設定、周波数
変化単位切換スイッチ34を用いた設定などのその他の
キーについての入力処理が実行される。
【0047】図12は図9のVFOモード処理(ステッ
プS5)のサブルーチンのフローチャートである。
【0048】図12に示すように、ステップS11にお
いてフラグFS3が1であるか否かが判断され、ステッ
プS90においてフラグFS5が1であるか否かが判断
される。FS3=0でかつFS5=0であるときサーチ
モードでなくかつスキャンサーチモードでないので、ス
テップS96に進む一方、FS3=1であるときサーチ
モードであるのでステップS91に進み、FS5=1で
あるときスキャンサーチモードであるのでステップS9
4に進む。ステップS96において、画素データDsm
にデータ「10」を格納してLCD60に「S/RF」
液晶表示部64の液晶画素を表示しかつ画素データDc
mに「00」を格納してLCD60にセンタ指示用液晶
表示部63aの液晶画素を表示し、次いで、ステップS
13においてノーマル処理(図13参照。)を実行した
後、リターンする。
【0049】ステップS91においては、画素データD
smにデータ「00」を格納して液晶表示部64,65
に液晶表示せずかつ画素データDcmに「00」を格納
してLCD60にセンタ指示用液晶表示部63aの液晶
画素を表示し、ステップS92に進む。次いで、ステッ
プS92において、フラグFS4が1であるか否かが判
断され、FS4=0であるときサーチ受信可能処理(図
14乃至図16参照。)を実行した後、ステップS93
に進む。一方、FS4=1であるとき、ステップS14
においてサーチ受信不可能処理を実行した後、ステップ
S93に進む。ステップS93においては、手動スキャ
ンサーチの処理である表示変更処理(図17参照。)を
実行して、リターンする。
【0050】ステップS94においては、画素データD
smにデータ「00」を格納して液晶表示部64,65
に液晶表示せず、ステップS95に進む。次いで、ステ
ップS95において、フラグFS4が1であるか否かが
判断され、FS4=0であるときスキャンサーチ受信可
能処理(図14乃至図16参照。)を実行した後、リタ
ーンする。一方、FS4=1であるとき、ステップS1
4においてサーチ受信不可能処理を実行した後、リター
ンする
【0051】図13は図12のノーマル処理(ステップ
S13)のサブルーチンのフローチャートである。図1
3に示すように、まず、ステップS101においてPT
TスイッチSW1がオンされているか否かが判断され、
オンされているときステップS102に進んでHレベル
のTRSW信号を出力して送受信切り換えスイッチ10
を接点b側に切り換えて送信状態とした後、リターンす
る。一方、PTTスイッチSW1がオンされていないと
きは(ステップS101においてNO)、ステップS1
03においてLレベルのTRSW信号を出力して送受信
切り換えスイッチ10を接点a側に切り換えて受信状態
とした後、ステップS104においてA/D変換器20
から出力される受信信号レベルデータSLDを検出して
取り込み、ステップS105においてデータSLDを7
レベルのデータに変換した後、ステップS106におい
てその変換されたデータをVRAM40のアドレス0
0,01,10,11,…,60,61に格納しかつ更
新して、LCD60のマトリックス表示部61の最も下
側の2行分の14個の液晶画素LM00,LM01,L
M10,LM11,LM20,LM21,LM30,L
M31,LM40,LM41,LM50,LM51,L
M60,LM61を用いて、左端を0/7レベルとしか
つ2行を同時に表示して横方向で信号レベルを表示して
リターンする。
【0052】例えば信号レベルが4/7であるとき、図
6に示すように、液晶画素LM00,LM01,LM1
0,LM11,LM20,LM21,LM30,LM3
1が表示され、信号レベルが7/7であるとき、すべて
の2行分の液晶画素LM00,LM01,LM10,L
M11,LM20,LM21,LM30,LM31,L
M40,LM41,LM50,LM51,LM60,L
M61が表示され、信号レベルが1/7であるとき、液
晶画素LM00,LM01が表示される。
【0053】なお、詳細説明は省略するが、当該ノーマ
ル処理及び他の処理において、送信状態のとき、電力増
幅器25の出力レベルを検出して、受信状態と同様に、
LCD60のマトリックス表示部61の最も下側の2行
分の14個の液晶画素LM00,LM01,LM10,
LM11,LM20,LM21,LM30,LM31,
LM40,LM41,LM50,LM51,LM60,
LM61を用いて、左端を0レベルとしかつ2行を同時
に表示して横方向で送信信号レベルが表示される。
【0054】図14乃至図16は図12のサーチ受信可
能処理のサブルーチンのフローチャートである。
【0055】図14に示すように、まず、ステップS2
01においてPTTスイッチSW1がオンされているか
否かが判断され、オンされているときステップS202
に進んでHレベルのTRSW信号を出力して送受信切り
換えスイッチ10を接点b側に切り換えて送信状態とし
た後、リターンする。一方、PTTスイッチSW1がオ
ンされていないときは(ステップS201においてN
O)、ステップS203においてLレベルのTRSW信
号を出力して送受信切り換えスイッチ10を接点a側に
切り換えて受信状態とした後、ステップS204におい
てHレベルのESQ信号を出力してスケルチスイッチ1
1をオフとし、低周波信号のスピーカ13への出力を停
止する。
【0056】次いで、ステップS211において周波数
データ(DfLO−3Δf)を局部発振周波数データDf
Lとして設定し、ステップS212においてA/D変換
器20から出力される受信信号レベルデータSLDを検
出して取り込み、ステップS213においてデータSL
Dを4レベルのデータに変換した後、ステップS214
においてその変換されたデータをVRAM40のアドレ
ス00−03に格納しかつ更新して、LCD60のマト
リックス表示部61の1列分の4個の液晶画素LM00
−LM03を用いて、例えば図5に示すように、下端を
0/4レベルとして縦方向で信号レベルを表示する。こ
こで、例えば信号レベルが4/4であるとき、すべての
4個の液晶画素LM00−LM03を液晶表示し、信号
レベルが2/4のとき2個の液晶画素LM00−LM0
1を液晶表示する。
【0057】次いで、ステップS221において周波数
データ(DfLO−2Δf)を局部発振周波数データDf
Lとして設定し、ステップS222においてA/D変換
器20から出力される受信信号レベルデータSLDを検
出して取り込み、ステップS223においてデータSL
Dを4レベルのデータに変換した後、ステップS224
においてその変換されたデータをVRAM40のアドレ
ス10−13に格納しかつ更新して、LCD60のマト
リックス表示部61の1列分の4個の液晶画素LM10
−LM13を用いて、下端を0/4レベルとして縦方向
で信号レベルを表示する。
【0058】次いで、ステップS231において周波数
データ(DfLO−Δf)を局部発振周波数データDfL
として設定し、ステップS232においてA/D変換器
20から出力される受信信号レベルデータSLDを検出
して取り込み、ステップS233においてデータSLD
を4レベルのデータに変換した後、ステップS234に
おいてその変換されたデータをVRAM40のアドレス
20−23に格納しかつ更新して、LCD60のマトリ
ックス表示部61の1列分の4個の液晶画素LM20−
LM23を用いて、下端を0/4レベルとして縦方向で
信号レベルを表示して、図15のステップS240に進
む。
【0059】図15に示すように、ステップS240に
おいてLレベルのESQ信号を出力してスケルチスイッ
チ11をオフしてスピーカ13を用いて受信信号の被変
調波の低周波信号を受信可能な状態とし、かつ待機処理
のためのMPU30内の計時タイマー(図示せず。)の
計時時間Twpを0秒にリセットして計時を開始させ
る。次いで、ステップS241において中心局部発振周
波数データDfLOを局部発振周波数データDfLに設定
した後、ステップS242に進む。ステップS242に
おいては、A/D変換器20から出力される受信信号レ
ベルデータSLDを検出して取り込み、ステップS24
3においてデータSLDを4レベルのデータに変換した
後、ステップS244においてその変換されたデータを
VRAM40のアドレス30−33に格納しかつ更新し
て、LCD60のマトリックス表示部61の中央部の1
列分の4個の液晶画素LM30−LM33を用いて、下
端を0/4レベルとして縦方向で信号レベルを表示し
て、ステップS245においてSD信号がHレベルであ
るか否かが判断される。SD信号がHレベルであると
き、すなわち当該受信周波数で信号が無い場合は、ステ
ップS246の待機時間の判断処理を実行することな
く、図16のステップS250に進む。一方、ステップ
S245においてSD信号がLレベルであるとき、すな
わち当該受信周波数で信号が有る場合は、ステップS2
46において待機処理のための待機時間の判断を行う。
すなわち、計時タイマーの計時時間Twpが予め設定さ
れた待機時間Twを経過しているか否かを判断する。経
過していないときはステップS246に戻って待機処理
を実行しながら当該受信周波数のレベル検出表示処理を
実行する。一方、経過しているときは、図16のステッ
プS250に進む。上記ステップS244において表示
される信号レベルが、現在受信している信号の信号レベ
ルを表示している。なお、上記ステップS246からス
テップS242を介してステップS246まで戻るルー
プ処理においては、当該受信している信号の信号レベル
を所定の周期でリアルタイムに検出かつ表示しながら、
かつスケルチスイッチ11がオンであるので、設定され
た送受信周波数fR=fset=DfCLの受信信号を受信し
てその被変調波の低周波信号をスピーカ13で聞くこと
ができる。なお、本発明は、これに限らず、ステップS
246において待機時間の判断を実行せず、例えば待機
時間Tw秒だけ待機するようにしてもよい。この場合、
現在受信している信号レベルはリアルタイムに変化しな
い。
【0060】図16に示すように、ステップS250に
おいてHレベルのESQ信号を出力してスケルチスイッ
チ11をオフとし、低周波信号のスピーカ13への出力
を停止する。次いで、ステップS251において周波数
データ(DfLO+Δf)を局部発振周波数データDfL
として設定し、ステップS252においてA/D変換器
20から出力される受信信号レベルデータSLDを検出
して取り込み、ステップS253においてデータSLD
を4レベルのデータに変換した後、ステップS254に
おいてその変換されたデータをVRAM40のアドレス
40−43に格納しかつ更新して、LCD60のマトリ
ックス表示部61の1列分の4個の液晶画素LM40−
LM43を用いて、下端を0/4レベルとして縦方向で
信号レベルを表示する。
【0061】次いで、ステップS261において周波数
データ(DfLO+2Δf)を局部発振周波数データDf
Lとして設定し、ステップS262においてA/D変換
器20から出力される受信信号レベルデータSLDを検
出して取り込み、ステップS263においてデータSL
Dを4レベルのデータに変換した後、ステップS264
においてその変換されたデータをVRAM40のアドレ
ス50−53に格納しかつ更新して、LCD60のマト
リックス表示部61の1列分の4個の液晶画素LM50
−LM53を用いて、下端を0/4レベルとして縦方向
で信号レベルを表示する。
【0062】次いで、ステップS271において周波数
データ(DfLO+3Δf)を局部発振周波数データDf
Lとして設定し、ステップS272においてA/D変換
器20から出力される受信信号レベルデータSLDを検
出して取り込み、ステップS273においてデータSL
Dを4レベルのデータに変換した後、ステップS274
においてその変換されたデータをVRAM40のアドレ
ス60−63に格納しかつ更新して、LCD60のマト
リックス表示部61の1列分の4個の液晶画素LM60
−LM63を用いて、下端を0/4レベルとして縦方向
で信号レベルを表示する。
【0063】なお、図12のサーチ受信不可能処理(ス
テップS15)は、図15のステップS240において
LレベルでなくHレベルのESQ信号を出力することを
除いて、図14乃至図16に示したサーチ受信可能処理
(ステップS14)と同様である。これによって、サー
チモードであって受信不可能モードであるとき、サーチ
受信可能処理と同様に複数周波数の信号レベル表示を行
うが、スピーカ13を用いて受信信号の低周波信号を聞
くことができないように構成される。
【0064】図17は手動スキャンサーチを実行するた
めの図12の表示変更処理(ステップS93)のサブル
ーチンのフローチャートである。
【0065】ステップS97において、ロータリーエン
コーダ31の回転の変化方向が判断され、右回りのとき
ステップS98で上方向表示変更処理(図18参照。)
が実行された後リターンする。ステップS93で左回り
のときステップS99において下方向表示変更処理(図
19参照。)が実行された後リターンする。さらに、ス
テップS97において回転の変化がないときそのままリ
ターンする。
【0066】図18は図17の上方向表示変更処理のサ
ブルーチン(ステップS98)のフローチャートであ
る。
【0067】まず、ステップS601においてロータリ
ーエンコーダ31の回転度数がデータCNTにセットさ
れた後、ステップS602において中心局部発振周波数
データDfLOにステップ周波数Δfを加算したデータを
中心局部発振周波数データDfLOとして更新し、ステッ
プS603において送受信周波数データDfCLにステッ
プ周波数Δfを加算したデータを送受信周波数データD
CLとして更新する。そして、ステップS604におい
て上記更新された送受信周波数データDfCLをLCD6
0の7セグメント液晶表示部67に表示した後、ステッ
プS605において上方向表示データ置き換え処理(図
20参照。)を実行する。当該上方向表示データ置き換
え処理においては、LCD60のマトリックス表示部6
1における複数周波数の受信信号の信号レベルの表示位
置を左方向に1つのステップだけシフトさせるようにV
RAM40内の画素データの置き換えを行う。
【0068】次いで、ステップS606においては中心
局部発振周波数データDfLOにデータ(DfLO+3Δ
f)を格納更新して設定する。さらに、ステップS60
7においては、A/D変換器20から出力される受信信
号レベルデータSLDを検出して取り込み、ステップS
608においてデータSLDを4レベルのデータに変換
した後、ステップS609においてその変換されたデー
タをVRAM40のアドレス60−63に格納しかつ更
新して、LCD60のマトリックス表示部61の右端の
1列分の4個の液晶画素LM60−LM63を用いて、
下端を0/4レベルとして縦方向で信号レベルを表示
し、これによって上記ステップS605におけるデータ
置き換えによって周波数が対応しなくなった右端の信号
レベルを検出して表示している。そして、ステップS6
10においてデータCNTを1だけ減少させて更新した
後、ステップS611においてデータCNTが0である
か否かが判断され、CNT=0のときはロータリーエン
コーダ31を回転して指定されたシフトすべきステップ
数分だけマトリックス液晶表示部61の表示位置をシフ
トしたとしてリターンする。一方、ステップS611に
おいて、CNT≠0であればステップS602に戻って
処理を繰り返す。
【0069】以上の処理によって、LCD60のマトリ
ックス液晶表示部61に表示された複数周波数の受信信
号の信号レベルの表示位置を、ロータリーエンコーダ3
1を用いて手動で設定されたステップ数分だけ周波数の
上方向にシフトさせることができる。例えば、図26に
示すように、送受信周波数がf11であるときに(時刻
t1)ロータリーエンコーダ31を3ステップ分だけ右
回りに回転したとき、t1からt2,t3を介して順次
変化してt4の状態となる。なお、図26においては、
ロータリーエンコーダ31の回転操作によって変化する
マトリックス液晶表示部61における各信号レベルの周
波数と、液晶表示部67に表示される送受信周波数デー
タDfCLとを示しており、f11がスキャンサーチ開始
時の送受信周波数であり、「f」に付与される番号が大
きいほど周波数が高いことを示している。
【0070】図19は図17の下方向表示変更処理のサ
ブルーチン(ステップS99)のフローチャートであ
る。
【0071】まず、ステップS621においてロータリ
ーエンコーダ31の回転度数がデータCNTにセットさ
れた後、ステップS622において中心局部発振周波数
データDfLOにステップ周波数Δfを加算したデータを
中心局部発振周波数データDfLOとして更新し、ステッ
プS623において送受信周波数データDfCLにステッ
プ周波数Δfを減算したデータを送受信周波数データD
CLとして更新する。そして、ステップS624におい
て上記更新された送受信周波数データDfCLをLCD6
0の7セグメント液晶表示部67に表示した後、ステッ
プS625において下方向表示データ置き換え処理(図
21参照。)を実行する。当該下方向表示データ置き換
え処理においては、LCD60のマトリックス表示部6
1における複数周波数の受信信号の信号レベル表示位置
を、右方向に1つのステップだけシフトさせるようにV
RAM40内の画素データの置き換えを行う。
【0072】次いで、ステップS626において中心局
部発振周波数データDfLOにデータ(DfLO−3Δf)
を格納更新して設定する。さらに、ステップS627に
おいては、A/D変換器20から出力される受信信号レ
ベルデータSLDを検出して取り込み、ステップS62
8においてデータSLDを4レベルのデータに変換した
後、ステップS629においてその変換されたデータを
VRAM40のアドレス00−03に格納しかつ更新し
て、LCD60のマトリックス表示部61の右端の1列
分の4個の液晶画素LM00−LM03を用いて、下端
を0/4レベルとして縦方向で信号レベルを表示すし、
これによって上記ステップS625におけるデータ置き
換えによって周波数が対応しなくなった左端の信号レベ
ルを検出して表示している。そして、ステップS630
においてデータCNTを1だけ減少させて更新した後、
ステップS631においてデータCNTが0であるか否
かが判断され、CNT=0のときはロータリーエンコー
ダ31を回転して指定されたシフトすべきステップ数分
だけマトリックス液晶表示部61の表示位置をシフトし
たとしてリターンする。一方、ステップS631におい
て、CNT≠0であればステップS622に戻って処理
を繰り返す。
【0073】以上の処理によって、LCD60のマトリ
ックス液晶表示部61に表示された複数周波数の受信信
号の信号レベルの表示位置を、ロータリーエンコーダ3
1を用いて手動で設定されたステップ数分だけ周波数の
下方向にシフトさせることができる。例えば、図26に
示すように、送受信周波数がf14であるときに(時刻
t4)ロータリーエンコーダ31を3ステップ分だけ左
回りに回転したとき、t4からt3,t2を介して順次
変化してt1の状態となる。
【0074】図20は図18及び図23の上方向表示デ
ータ置き換え処理(ステップS605,S501)のサ
ブルーチンのフローチャートである。
【0075】まず、ステップS321においてVRAM
40のアドレス10−13に格納されている画素データ
をそのアドレス00−03に格納更新して、それに対応
する信号レベルを縦方向でLCD60のマトリックス液
晶表示部61の液晶画素LM00−03に表示する。次
いで、ステップS322においてVRAM40のアドレ
ス20−23に格納されている画素データをそのアドレ
ス10−13に格納更新して、それに対応する信号レベ
ルを縦方向でLCD60のマトリックス液晶表示部61
の液晶画素LM10−13に表示する。さらに、ステッ
プS323乃至S326において、同様の処理を繰り返
して、VRAM40のアドレス30−33,40−4
3,50−53,60−63に格納されている画素デー
タをそれぞれ、そのアドレス20−23,30−33,
40−43,50−53に格納更新して、それに対応す
る信号レベルをそれぞれ縦方向でLCD60のマトリッ
クス液晶表示部61の液晶画素LM20−23,LM3
0−33,LM40−43,LM50−53に表示して
リターンする。以上の処理によって、LCD60のマト
リックス液晶表示部61に表示された複数周波数の受信
信号の信号レベルの表示位置を左方向に1ステップだけ
シフトさせる。
【0076】図21は図19及び図24の下方向表示デ
ータ置き換え処理(ステップS625,S511)のサ
ブルーチンのフローチャートである。
【0077】まず、ステップS331においてVRAM
40のアドレス50−53に格納されている画素データ
をそのアドレス60−63に格納更新して、それに対応
する信号レベルを縦方向でLCD60のマトリックス液
晶表示部61の液晶画素LM60−63に表示する。次
いで、ステップS332においてVRAM40のアドレ
ス40−43に格納されている画素データをそのアドレ
ス50−53に格納更新して、それに対応する信号レベ
ルを縦方向でLCD60のマトリックス液晶表示部61
の液晶画素LM50−53に表示する。さらに、ステッ
プS333乃至S336において、同様の処理を繰り返
して、VRAM40のアドレス30−33,20−2
3,10−13,00−03に格納されている画素デー
タをそれぞれ、そのアドレス40−43,30−33,
20−23,10−13に格納更新して、それに対応す
る信号レベルをそれぞれ縦方向でLCD60のマトリッ
クス液晶表示部61の液晶画素LM40−43,LM3
0−33,LM20−23,LM10−13に表示して
リターンする。以上の処理によって、LCD60のマト
リックス液晶表示部61に表示された複数周波数の受信
信号の信号レベルの表示位置を右向に1ステップだけシ
フトさせる。
【0078】図22は図12のスキャンサーチ受信可能
処理のサブルーチンのフローチャートである。
【0079】図22に示すように、まず、ステップS4
01においてPTTスイッチSW1がオンされているか
否かが判断され、オンされているときステップS402
に進んでHレベルのTRSW信号を出力して送受信切り
換えスイッチ10を接点b側に切り換えて送信状態とし
た後、リターンする。一方、PTTスイッチSW1がオ
ンされていないときは(ステップS401においてN
O)、ステップS403においてLレベルのTRSW信
号を出力して送受信切り換えスイッチ10を接点a側に
切り換えて受信状態とした後、ステップS404におい
てHレベルのESQ信号を出力してスケルチスイッチ1
1をオフとし、低周波信号のスピーカ13への出力を停
止する。次いで、ステップS405においてフラグFS
5S=1であるか否かが判断され、FS5S=1である
ときステップS406においてVRAM40のアドレス
00−63をクリアしてマトリックス液晶表示部61の
すべての液晶画素を消灯し、ステップS407において
フラグFS5Sを0にリセットした後ステップS408
に進む。一方、ステップS405でFS5S=0である
とき、直接にステップS408に進む。
【0080】次いで、ステップS408においてフラグ
FUP=1であるか否かが判断され、FUP=1である
ときステップS409において画素データDcmに「0
1」を格納してLCD60にセンタ指示用液晶表示部6
3bの液晶画素を液晶表示し、ステップS410におい
てスキャンサーチ上方向処理(図23参照。)を実行し
てリターンする。一方、ステップS408でFUP=0
であるときステップS411において画素データDcm
に「10」を格納してLCD60にセンタ指示用液晶表
示部63cの液晶画素を液晶表示し、ステップS410
においてスキャンサーチ下方向処理(図24参照。)を
実行してリターンする。
【0081】なお、図22のスキャンサーチ受信不可能
処理(ステップS16)は、図22のステップS404
においてLレベルでなくHレベルのESQ信号を出力す
ることを除いて、図22に示したサーチ受信処理(ステ
ップS16)と同様である。これによって、スキャンサ
ーチモードであって受信不可能モードであるとき、スキ
ャンサーチ受信可能処理と同様に複数周波数の信号レベ
ル表示を行うが、スピーカ13を用いて受信信号の低周
波信号を聞くことができないように構成される。
【0082】図23は図22のスキャンサーチ上方向処
理(ステップS410)のサブルーチンのフローチャー
トである。
【0083】まず、ステップS501において上方向表
示データ置き換え処理(図20参照。)を実行した後、
ステップS502においてLレベルのESQ信号を出力
してスケルチスイッチ11をオフしてスピーカ13を用
いて受信信号の被変調波の低周波信号を受信可能な状態
とし、かつ待機処理のためのMPU30内の計時タイマ
ーの計時時間Twpを0秒にリセットして計時を開始さ
せる。次いで、ステップS503において送受信周波数
データDfCLをレジスタ43にセットすることによって
液晶表示部67に表示し、ステップS504において中
心局部発振周波数データDfLOを局部発振周波数データ
DfLに設定してステップS505に進む。
【0084】ステップS505においては、A/D変換
器20から出力される受信信号レベルデータSLDを検
出して取り込み、ステップS506においてデータSL
Dを4レベルのデータに変換した後、ステップS507
においてその変換されたデータをVRAM40のアドレ
ス60−63に格納しかつ更新して、LCD60のマト
リックス表示部61の右端の1列分の4個の液晶画素L
M60−LM63を用いて、下端を0/4レベルとして
縦方向で信号レベルを表示して、ステップS508にお
いてSD信号がHレベルであるか否かが判断される。S
D信号がHレベルであるとき、すなわち当該受信周波数
で信号が無い場合は、ステップS509の待機時間の判
断処理を実行することなく、ステップS510に進む。
一方、ステップS508においてSD信号がLレベルで
あるとき、すなわち当該受信周波数で信号が有る場合
は、ステップS509において待機処理のための待機時
間の判断を行う。すなわち、計時タイマーの計時時間T
wpが予め設定された待機時間Twを経過しているか否
かを判断する。経過していないときはステップS505
に戻って待機処理を実行しながら当該受信周波数のレベ
ル検出表示処理を実行する。一方、経過しているとき
は、ステップS510に進む。次いで、ステップS51
0において周波数データ(DfLO+Δf)を中心局部発
振周波数データDfLOとして設定するとともに、周波数
データ(DfCL+Δf)を送受信周波数データDfCL
して設定した後リターンする。
【0085】図23の上記ステップS507において表
示される信号レベルが、現在受信している信号の信号レ
ベルを表示している。なお、上記ステップS505から
ステップS509を介してステップS505まで戻るル
ープ処理においては、当該受信している信号の信号レベ
ルを所定の周期でリアルタイムに検出かつ表示しなが
ら、かつスケルチスイッチ11がオンであるので、設定
された送受信周波数fR=fset=DfCLの受信信号を受
信してその被変調波の低周波信号をスピーカ13で聞く
ことができる。なお、本発明は、これに限らず、ステッ
プS509において待機時間の判断を実行せず、例えば
待機時間Tw秒だけ待機するようにしてもよい。この場
合、現在受信している信号レベルはリアルタイムに変化
しない。
【0086】図24は図22のスキャンサーチ下方向処
理(ステップS412)のサブルーチンのフローチャー
トである。
【0087】まず、ステップS511において下方向表
示データ置き換え処理(図21参照。)を実行した後、
ステップS512においてLレベルのESQ信号を出力
してスケルチスイッチ11をオフしてスピーカ13を用
いて受信信号の被変調波の低周波信号を受信可能な状態
とし、かつ待機処理のためのMPU30内の計時タイマ
ーの計時時間Twpを0秒にリセットして計時を開始さ
せる。次いで、ステップS513において送受信周波数
データDfCLをレジスタ43にセットすることによって
液晶表示部67に表示し、ステップS514において中
心局部発振周波数データDfLOを局部発振周波数データ
DfLに設定してステップS505に進む。
【0088】ステップS515においては、A/D変換
器20から出力される受信信号レベルデータSLDを検
出して取り込み、ステップS516においてデータSL
Dを4レベルのデータに変換した後、ステップS517
においてその変換されたデータをVRAM40のアドレ
ス00−03に格納しかつ更新して、LCD60のマト
リックス表示部61の左端の1列分の4個の液晶画素L
M00−LM03を用いて、下端を0/4レベルとして
縦方向で信号レベルを表示して、ステップS518にお
いてSD信号がHレベルであるか否かが判断される。S
D信号がHレベルであるとき、すなわち当該受信周波数
で信号が無い場合は、ステップS519の待機時間の判
断処理を実行することなく、ステップS520に進む。
一方、ステップS518においてSD信号がLレベルで
あるとき、すなわち当該受信周波数で信号が有る場合
は、ステップS519において待機処理のための待機時
間の判断を行う。すなわち、計時タイマーの計時時間T
wpが予め設定された待機時間Twを経過しているか否
かを判断する。経過していないときはステップS515
に戻って待機処理を実行しながら当該受信周波数のレベ
ル検出表示処理を実行する。一方、経過しているとき
は、ステップS520に進む。次いで、ステップS52
0において周波数データ(DfLO−Δf)を中心局部発
振周波数データDfLOとして設定するとともに、周波数
データ(DfCL−Δf)を送受信周波数データDfCL
して設定した後リターンする。
【0089】図24の上記ステップS517において表
示される信号レベルが、現在受信している信号の信号レ
ベルを表示している。なお、上記ステップS515から
ステップS519を介してステップS515まで戻るル
ープ処理においては、当該受信している信号の信号レベ
ルを所定の周期でリアルタイムに検出かつ表示しなが
ら、かつスケルチスイッチ11がオンであるので、設定
された送受信周波数fR=fset=DfCLの受信信号を受
信してその被変調波の低周波信号をスピーカ13で聞く
ことができる。なお、本発明は、これに限らず、ステッ
プS519において待機時間の判断を実行せず、例えば
待機時間Tw秒だけ待機するようにしてもよい。この場
合、現在受信している信号レベルはリアルタイムに変化
しない。
【0090】図22を参照して説明したスキャンサーチ
受信可能処理においては、送受信周波数を、ステップ周
波数選択キー33を用いて設定されたステップ周波数毎
に自動的に周波数の上方向又は下方向に変更することを
当該スキャンサーチモードが解除されるまで繰り返し、
これによって、VRAM40内の複数周波数の受信信号
の信号レベルのデータをシフトすることによって、上記
送受信周波数の変更に対応して複数周波数の受信信号の
信号レベルの表示位置を周波数の上方向又は下方向に順
次シフトして表示する。ここで、このスキャンサーチモ
ードであって送受信周波数を上方向に変更する場合、当
該送受信周波数の信号レベルの表示は図7においてセン
タ指示用液晶表示部63bで指示されるようにマトリッ
クス液晶表示部61の右端に位置するようにシフトされ
た後に、送受信周波数が順次上方向に走査されるために
それに対応する信号レベルの表示位置が図27に示すよ
うに左方向に順次シフトされる。一方、下方向に変更す
る場合、当該送受信周波数の信号レベルの表示は図8に
おいてセンタ指示用液晶表示部63cで指示されるよう
にマトリックス液晶表示部61の左端に位置するように
シフトされた後に、送受信周波数が順次下方向に走査さ
れるためにそれに対応する信号レベルの表示位置が図2
8に示すように右方向に順次シフトされる。なお、図2
7及び図28においては、図26と同様に時間tの経過
によって変化するマトリックス液晶表示部61における
各信号レベルの周波数と、液晶表示部67に表示される
送受信周波数データDfCLとを示しており、f11がス
キャンサーチ開始時の送受信周波数であり、「f」に付
与される番号が大きいほど周波数が高いことを示してい
る。
【0091】図22のスキャンサーチ受信可能処理にお
けるステップS406においてLCD60内のマトリッ
クス液晶表示部61のすべての液晶表示を消灯している
が、本発明はこれに限らず、ステップS406の処理を
実行せず消灯しないように構成してもよい。この場合、
図27及び図28にそれぞれ対応する図29及び図30
に示すように、上方向のスキャンサーチのとき当該スキ
ャンサーチ開始時の送受信周波数f11から下側3つの
周波数f8=f11−3Δf,f9=f11−2Δf,
f10=f11−Δfの信号レベルのデータがVRAM
40に残存格納されているので上記実施例に比較して追
加して表示され、下方向のスキャンサーチのとき当該ス
キャンサーチ開始時の送受信周波数f11から上側3つ
の周波数f12=f11+Δf,f13=f11+2Δ
f,f14=f11+3Δfの信号レベルのデータがV
RAM40に残存格納されているので上記実施例に比較
して追加して表示される。
【0092】図25は図1の無線送受信機でVFOモー
ド、サーチモードでかつサーチ受信可能モードを設定し
SD信号がLレベルであって受信状態を繰り返した場合
における、複数周波数の信号レベル表示処理を中心とし
たサーチ受信処理(以下、サーチ受信処理という。)時
のタイミングチャートである。図25に示すように、当
該サーチ受信処理は、以下の処理群から構成され、スイ
ッチSW1乃至SW4を用いてモードを切り換えなけれ
ば、周期的に処理を繰り返す。
【0093】(a)メインルーチンのステップS2,S
3の処理を含むT0秒の処理500。 (b)ステップS211乃至S234の処理を含む設定
された送受信周波数fR=fset=DfCLよりも下側の3
つの周波数(以下、下側3周波数という。)の信号レベ
ルの検出表示処理を含むT1秒の処理501。ここで、
下側3周波数は、予め設定されたステップ周波数Δfだ
け互いに異なる周波数fR−3Δf、周波数fR−2Δ
f、周波数fR−Δfである。 (c)ステップS240乃至S245の処理を含む送受
信周波数fR=fset=DfCLの信号レベルの検出表示処
理を含むT2秒の処理502。 (d)ステップ246のTw秒の待機時間の判断処理
と、図25において図示していないが待機時間Tw秒が
経過するまでのステップS246からステップS242
を介してステップS246まで戻るループ処理と含む処
理503。当該処理503においては、上述のように、
現在受信している送受信周波数fR=fset=DfCLの受
信信号の信号レベルを所定の周期でリアルタイムで周期
的に検出かつ表示しており、操作者は当該信号レベルの
表示を見ながら被変調波の低周波信号をスピーカ13で
聞くことができる。 (e)ステップS250乃至S274の処理を含む設定
された送受信周波数fR=fset=DfCLよりも上側の3
つの周波数(以下、上側3周波数という。)の信号レベ
ルの検出表示処理を含むT3秒の処理504。ここで、
上側3周波数は、予め設定されたステップ周波数Δfだ
け互いに異なる周波数fR+Δf、周波数fR+2Δf、
周波数fR+3Δfである。
【0094】上記サーチ受信処理において、上記処理5
00乃至504が周期的に繰り返されたとき、ある1つ
の周波数のレベル検出表示処理を行っているときは他の
6つの周波数についての信号レベルは直前のレベル検出
表示処理においてVRAM40に格納されて表示されて
いるので、LCD60のマトリックス表示部61に、上
記上側3周波数と送受信周波数fRと上記下側3周波数
とを含む7つのすべての周波数についての信号レベルが
表示され、これによって、ステップ周波数Δfであって
最低周波数fR−3Δfから最高周波数fR+3Δfまで
の周波数帯域を含み受信帯域幅が6Δfである複数周波
数の信号レベルが表示される。また、例えば処理500
乃至502と処理504の時間(T0+T1+T2+T
3)秒をできるだけ小さくすかつ待機時間Tw秒を十分
に大きくすることによって、処理500乃至502と処
理504の時間(T0+T1+T2+T3)秒(当該処
理500乃至502と処理504においてはスケルチス
イッチ11がオフとされてスピーカ13から受信信号の
低周波信号が出力されない。)を除くほとんどの時間に
おいて、ステップS244乃至S246とにおいて送受
信周波数fRの受信信号の被変調波の低周波信号をスピ
ーカ13を用いて聞くことができる。
【0095】ここで、7つの周波数の信号レベルについ
ては、VRAM40に常時格納されているので、実質的
に、所望の送受信周波数fRの受信信号の被変調波の低
周波信号をスピーカ13を用いて聞きながら、マトリッ
クス表示部61に表示された複数周波数の信号レベルを
観測することができる。従って、現在設定されかつ受信
している送受信周波数fRの信号レベルとその近傍の6
つの周波数の各信号レベルを容易に観測することができ
る。
【0096】ここで、待機時間Twは操作者がその通信
状況に応じてテンキー32を用いて可変設定するように
構成してもよく、Twは好ましくは、10乃至30秒に
設定される。なお、本発明者の試作実験によれば、1つ
の周波数についてのレベル検出表示処理は0.01ミリ
秒以下におさえることができることを確認した。
【0097】なお、メモリチャンネルモード処理(ステ
ップS4)は次の処理を除いてVFO処理(ステップS
5)と同様に実行される。ここで、ロータリエンコーダ
31又はテンキー32を用いて予め設定されているチャ
ンネル番号が自然数mであるとし、そのときの送受信周
波数をfmとする。また、このとき設定周波数fsetは
fmに設定される。 (a)LCD60において「M」液晶表示部65が表示
される。 (b)ステップS211において周波数データ{DfLO
−f(m−3)}を局部発振周波数データDfLとして
設定される。 (c)ステップS221において周波数データ{DfLO
−f(m−2)}を局部発振周波数データDfLとして
設定される。 (d)ステップS231において周波数データ{DfLO
−f(m−1)}を局部発振周波数データDfLとして
設定される。 (e)ステップS251において周波数データ{DfLO
−f(m+1)}を局部発振周波数データDfLとして
設定される。 (f)ステップS261において周波数データ{DfLO
−f(m+2)}を局部発振周波数データDfLとして
設定される。 (g)ステップS271において周波数データ{DfLO
−f(m+3)}を局部発振周波数データDfLとして
設定される。
【0098】当該無線送受信機でメモリチャンネルモー
ド、サーチモードでかつサーチ受信可能モードを設定し
受信状態を繰り返した場合、ある1つの周波数のレベル
検出表示処理を行っているときは他の6つの周波数につ
いての信号レベルは直前のレベル検出表示処理において
VRAM40に格納されて表示されているので、LCD
60のマトリックス表示部61に、チャンネル番号(m
−3)から(m+3)までの7つのメモリチャンネルの
周波数についての信号レベルが表示され、これによっ
て、これら7つの信号レベルが表示される。従って、現
在設定され受信されているメモリチャンネルと、そのメ
モリチャンネルの番号の近傍の6つのメモリチャンネル
についての信号レベルを、周波数が互いに大きく離れて
いても容易に観測することができる。なお、以上の動作
モードにおいて、7つのチャンネル番号が昇順で並んだ
とき各信号レベルが表示されるが、当該表示するチャン
ネル番号は予め操作者が選択した7つのチャンネル番号
に対応する受信信号の信号レベルを表示するようにして
もよい。
【0099】以上説明したように、VFOモードとメモ
リチャンネルモードとにおいて、サーチモードであって
受信可能モードを選択することにより、1つの受信周波
数の高周波信号のみを受信する1系統の受信回路を用い
て、複数周波数の信号レベルを検出して記憶する処理
と、FM復調器8の出力をスピーカ13に出力する処理
とを時分割で行っており、実質的に、所望の送受信周波
数fRの受信信号の被変調波の低周波信号をスピーカ1
3を用いて聞きながら、マトリックス表示部61に表示
された7つの周波数の信号レベルを容易にかつ実質的に
同時に観測することができる。例えばVFOモードにお
いて、ステップ周波数を小さくすることによって、疑似
的にスペクトラムを表示させることができる。なお、上
記時分割の処理は、同時に行ってもよく、この場合、所
望の送受信周波数fRの受信信号以外の6つの周波数の
受信信号を受信するときにその信号レベルがスケルチレ
ベル以上であるときは、ブツブツという音を伴うが可能
である。
【0100】本実施例においては、図2の従来例のよう
に本来の信号受信回路とスペクトラム表示のための受信
回路との2系統の受信回路を備えず、前者の1系統の受
信回路のみを備えたので、図2の従来例やスペクトラム
アナライザを別に設ける場合に比較して、極めて回路構
成が簡単であって製造コストが安価である複数周波数の
信号レベル表示機能付きの無線送受信機を実現すること
ができる。
【0101】また、図2の従来例においては、スペクト
ラム表示のときの受信信号を測定するときの帯域幅は、
実質的にスコープIF増幅器112における帯域通過フ
ィルタの通過帯域幅で決定され、もし信号レベルメータ
109で表示される受信信号レベルと同一に設定したい
場合は、IF増幅器104内の帯域通過フィルタの帯域
幅をスコープIF増幅器112のそれと同一となるよう
に設定変更する必要がある。これに対して、本実施例に
おいては、同一の受信回路で処理しているので、当該設
定変更が不要であるとともに、現在受信している受信信
号の周波数の近傍に位置する複数の周波数(VFOモー
ドのとき)の信号レベルを、受信している受信信号と同
一の受信条件のもとで、LCD60のマトリックス表示
部61を見て容易に把握することができる。これによっ
て、容易に近傍の周波数における空きチャンネル又は使
用チャンネルを容易に見つけ出すことができる。前者の
空きチャンネルの把握は、特に都市部などほとんどのチ
ャンネルにおいてビジー状態となっている場合に有効で
あり、一方、使用チャンネルの把握は、特に都市部以外
の地域で使用しているチャンネルが極めて少ない場合に
有効である。
【0102】さらに、受信状態においては、サーチモー
ドにおいて上述のように、横方向の画素数が縦方向の画
素数よりも大きく設定されているので、LCD60のマ
トリックス表示部61に縦方向で変化する7つの周波数
の高周波信号に関する各信号レベルを表示する一方、通
常モードにおいて当該マトリックス表示部61の最も下
側の2行7列の画素を用いて横方向で変化する受信中の
高周波信号の信号レベルを、複数周波数の信号レベル表
示よりもステップ数が多いすなわちより高い信号レベル
のステップ数で表示することができる。
【0103】以上の実施例において、無線送受信機につ
いて述べているが、本発明はこれに限らず、高周波信号
を受信する、無線受信機、有線受信機又は有線送受信機
に適用できる。また、以上の実施例において、FM送受
信機の一例について述べているが、本発明はこれに限ら
ず、AM,SSB,FSKなどの任意の変調方式の送受
信機又は受信機に適用することができる。以上の実施例
において、1系統の受信回路を備えた受信機について述
べているが、本発明はこれに限らず、複数の系統の受信
回路を備えた受信機に適用してもよい。
【0104】以上の実施例において、LCD60におけ
る表示データを格納するメモリであるVRAM40とレ
ジスタ41,42,43は、MPU30とは別に設けら
れているが、これに限らず、これらのメモリを備えた1
チップマイクロプロセッサを用いてもよい。
【0105】以上の実施例において、設定された周波数
fsetで送信周波数と受信周波数は同一となるように設
定しているが、アマチュア無線などのレピータ運用のた
めに互いに所定の周波数だけ異なるように設定してもよ
い。
【0106】以上の実施例において、通常モードで信号
レベルをLCD60のマトリックス表示部61を用いて
横方向で表示し、サーチモードで信号レベルを当該マト
リックス表示部61を用いて縦方向で表示しているが、
これらの表示方向はこれに限定されず、例えばこれらの
表示方向を逆にしてもよい。
【0107】以上の実施例におけるメモリチャンネルモ
ード処理(ステップS4)において、複数のチャンネル
の受信信号の信号レベルを昇順で並置して表示している
が、これに限らず、降順で並置して表示してもよい。
【0108】以上の実施例において、通常モードにおい
て受信信号の信号レベルを横方向で変化するようにLC
D60のマトリックス表示部61に表示しているが、本
考案はこれに限らず、縦方向で変化するように表示する
ようにしてもよい。また、サーチモードにおいてスペク
トラムの各信号レベルを縦方向で変化するようにLCD
60のマトリックス表示部61に表示しているが、本発
明はこれに限らず、横方向で変化するように表示するよ
うにしてもよい。また、信号レベルの表示時とスペクト
ラムの表示時で、信号レベルの表示方向を変更してもよ
いし、変更せず同一方向で表示してもよい。
【0109】図11のステップS45において設定周波
数fset関係の設定処理を行っているが、設定周波数fs
etが変更無き場合は、ステップS45の処理を行わない
ように構成してもよい。
【0110】図15において、ステップS245におい
ては受信信号の有無に応じて所定の時間Twの待機処理
(ステップS246参照。)を実行するか否かを判断し
ているが、受信信号の信号強度に応じて判断を行っても
よいし、当該ステップS245の処理を削除してもよ
い。この場合、SD信号の信号レベルにかかわらず、す
なわち受信信号の有無にかかわらず、ステップS246
の待機処理が実行される。
【0111】図15において、ステップS245でYE
Sのとき直接にステップS250に進んでいるが、これ
に限らず、予め設定される待機時間Twaだけ待機する
待機処理を実行してステップS250に進んでよい。
【0112】上記待機時間Tw及び/又は上記待機時間
Twaを変更することにより、1系統の受信回路を用い
て、複数周波数の信号レベルを検出して記憶する処理
と、FM復調器8の出力をスピーカ13に出力する処理
とを時分割で行うときの上記各処理の動作時間の割合を
変更することができる。
【0113】以上の実施例においては、局部発振器4は
PLL回路を用いて構成されているが、局部発振周波数
を変更して設定する動作時間を短縮するため、予め信号
波形のレベルを記憶するROMを用いて所定の局部発振
周波数を有する局部発振信号を発生するDDS回路を用
いてもよい。
【0114】以上の実施例において、SD信号がLレベ
ルのときステップS240乃至S246において1つの
受信周波数について信号レベルを検出しかつ記憶すると
ともに復調後の低周波信号をスピーカ13に出力してい
るが、これに限らず、複数の受信周波数について信号レ
ベルを順次検出しかつ記憶するとともに復調後の低周波
信号を順次スピーカ13に出力するように構成してもよ
い。
【0115】以上の実施例において、MPU30の外側
にオアゲートOR1を設けているが、MPU30の内部
処理のソフトウエアで実現してもよい。
【0116】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、高
周波信号を所定の受信周波数で受信する受信機の表示装
置において、上記受信周波数を任意に設定された切り換
え順序で選択的に切り換えて上記受信された複数の受信
周波数の信号強度を検出しかつ記憶する検出記憶手段
と、複数の表示部を有し、上記記憶した複数の受信周波
数の信号強度を上記切り換え順序に対応してそれぞれ上
記複数の表示部に表示する表示手段と、上記受信周波数
を所定の変更方向に自動的に変更し、上記変更された受
信周波数に対応して上記検出記憶手段に記憶された複数
の受信周波数の信号強度をシフトすることによって、上
記表示手段に表示される複数の受信周波数の信号強度の
表示位置をシフトする制御手段とを備えたので、上記表
示手段の複数の表示部において、複数の受信周波数の信
号強度を上記切り換え順序に対応してそれぞれ表示する
ことができるとともに、上記受信周波数を所定の変更方
向に自動的に変更し、上記変更された受信周波数に対応
して上記複数周波数の信号強度の表示位置をシフトさせ
て変更することができる。これによって、複数周波数の
信号強度を容易にかつ実質的に同時に観測することがで
きる。また、容易に近傍の周波数における空きチャンネ
ル又は使用チャンネルを容易に見つけ出すことができる
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る一実施例である複数周波数の信
号レベル表示機能付き無線送受信機のブロック図であ
る。
【図2】 従来例のスペクトラム表示機能付き無線受信
機のブロック図である。
【図3】 図1のLCDの正面図である。
【図4】 図3のLCDのマトリックス表示部の液晶画
素と、画素データを格納するVRAMのアドレスとの関
係を示す正面図である。
【図5】 図1の無線送受信機において、VFOモード
でかつサーチモードで複数周波数の信号レベルを表示さ
せたときの一例を示すLCDの正面図である。
【図6】 図1の無線送受信機において、VFOモード
でかつ通常モードで受信信号レベルを表示させたときの
一例を示すLCDの正面図である。
【図7】 図1の無線送受信機において、VFOモード
でかつ送受信周波数を高い方向にスキャンさせたときの
スキャンサーチモードで複数周波数の信号レベルを表示
させたときの一例を示すLCDの正面図である。
【図8】 図1の無線送受信機において、VFOモード
でかつ送受信周波数を低い方向にスキャンさせたときの
スキャンサーチモードで複数周波数の信号レベルを表示
させたときの一例を示すLCDの正面図である。
【図9】 図1の無線送受信機のCPUによって実行さ
れるメインルーチンのフローチャートである。
【図10】 図9のキー入力処理のサブルーチンの第1
の部分のフローチャートである。
【図11】 図9のキー入力処理のサブルーチンの第2
の部分のフローチャートである。
【図12】 図9のVFOモード処理のサブルーチンの
フローチャートである。
【図13】 図12のノーマル処理のサブルーチンのフ
ローチャートである。
【図14】 図12のサーチ受信可能処理のサブルーチ
ンのフローチャートの第1の部分である。
【図15】 図12のサーチ受信可能処理のサブルーチ
ンのフローチャートの第2の部分である。
【図16】 図12のサーチ受信可能処理のサブルーチ
ンのフローチャートの第3の部分である。
【図17】 図12の表示変更処理のサブルーチンのフ
ローチャートである。
【図18】 図17の上方向表示変更処理のサブルーチ
ンのフローチャートである。
【図19】 図17の下方向表示変更処理のサブルーチ
ンのフローチャートである。
【図20】 図18と図23の上方向表示データ置き換
え処理のサブルーチンのフローチャートである。
【図21】 図19と図24の下上方向表示データ置き
換え処理のサブルーチンのフローチャートである。
【図22】 図12のスキャンサーチ受信可能処理のサ
ブルーチンのフローチャートである。
【図23】 図22のスキャンサーチ上方向処理のサブ
ルーチンのフローチャートである。
【図24】 図22のスキャンサーチ下方向処理のサブ
ルーチンのフローチャートである。
【図25】 図1の無線送受信機における複数周波数の
信号レベル表示処理を中心としたタイミングチャートで
ある。
【図26】 手動スキャンサーチで送受信周波数をスキ
ャンしたときの液晶表示部のマトリックス表示部61に
表示される7つの信号レベルの周波数と、7セグメント
液晶表示部67に表示される送受信周波数とを示す図で
ある。
【図27】 送受信周波数を高い方向にスキャンする自
動スキャンサーチで送受信周波数をスキャンしたときの
液晶表示部のマトリックス表示部61に表示される7つ
の信号レベルの周波数と、7セグメント液晶表示部67
に表示される送受信周波数とを示す図である。
【図28】 送受信周波数を低い方向にスキャンする自
動スキャンサーチで送受信周波数をスキャンしたときの
液晶表示部のマトリックス表示部61に表示される7つ
の信号レベルの周波数と、7セグメント液晶表示部67
に表示される送受信周波数とを示す図である。
【図29】 送受信周波数を高い方向にスキャンする自
動スキャンサーチの変形例で送受信周波数をスキャンし
たときの液晶表示部のマトリックス表示部61に表示さ
れる7つの信号レベルの周波数と、7セグメント液晶表
示部67に表示される送受信周波数とを示す図である。
【図30】 送受信周波数を低い方向にスキャンする自
動スキャンサーチの変形例で送受信周波数をスキャンし
たときの液晶表示部のマトリックス表示部61に表示さ
れる7つの信号レベルの周波数と、7セグメント液晶表
示部67に表示される送受信周波数とを示す図である。
【符号の説明】
1…アンテナ、 2…RF増幅器、 3,24…混合器、 4…局部発振器、 5…IF帯域通過フィルタ、 6…IF増幅器、 8…FM復調器、 9…低域通過フィルタ、 10…送受信切り換えスイッチ、 11…スケルチスイッチ、 12…AF増幅器、 13…スピーカ、 14…高域通過フィルタ、 15…スケルチレベル調整用減衰器、 16…雑音増幅器、 17…検波回路、 18…波形整形回路、 19…検波回路、 20…A/D変換器、 30…MPU、 31…ロータリーエンコーダ(RE)、 32…テンキー、 33…ステップ周波数選択キー、 34…周波数変化単位切換スイッチ、 40…VRAM、 41,42,43,44…レジスタ、 50,51,52,53,54…LCDドライバ、 60…LCD、 61…マトリックス表示部、 63a,63b,63c…センタ指示用液晶表示部、 67…7セグメント液晶表示部、 OR1…オアゲート、 SW1…PTTスイッチ、 SW2…VFOモード/メモリチャンネルモード切り換
えスイッチ、 SW3…通常モード/サーチモード切り換えスイッチ、 SW4…受信可能モード/受信不可能モード切り換えス
イッチ、 SW5…通常モード/スキャンサーチモード切り換えス
イッチ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】またさらに、MPU30には、次の5つの
スイッチを介してアースに接続される。 (a)PTT(Push To Talk)スイッチSW1:当該無
線送受信機を送信状態にして音声信号を送信するための
スイッチであり、オンされたときに送信状態となる。 (b)VFOモード/メモリチャンネルモード切り換え
スイッチSW2:VFOモードとメモリチャンネルモー
ドとを選択的に切り換えるスイッチであり、オンする毎
に、VFOモードとメモリチャンネルモードとが交互に
入れ替わる。 (c)通常モード/サーチモード切り換えスイッチSW
3:通常モードとサーチモードとを選択的に切り換える
スイッチであり、オンする毎に、通常モードとサーチモ
ードとが交互に入れ替わる。 (d)受信可能モード/受信不可能モード切り換えスイ
ッチSW4:サーチモードにおいてのみ有効なスイッチ
であって、受信可能モードと受信不可能モードとを選択
的に切り換えるスイッチであり、オンする毎に、受信可
能モードと受信不可能モードとが交互に入れ替わる。 (e)通常モード/スキャンサーチモード切り換えスイ
ッチSW5:通常モードとスキャンサーチモードとを選
択的に切り換えるスイッチであり、オンする毎に、通常
モードとスキャンサーチモードとが交互に入れ替わる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】図3は、LCD60においてすべての液晶
画素を表示させたときの正面図である。図3に示すよう
に、LCD60の上部中央部には、それぞれ矩形の液晶
画素であって4行7列のマトリックス形状で各液晶画素
LM00−LM63(図4参照。)が配置されたマトリ
ックス液晶表示部61が設けられ、当該マトリックス液
晶表示部61の最も下側の行の各液晶画素LM00−L
M60の直下近傍に、それぞれ横方向のライン形状であ
って複数周波数の信号レベル表示時の表示位置と基準レ
ベルを常時示す基準指示用液晶画素62が設けられる。
一方、マトリックス液晶表示部61の中央上部の液晶画
素LM33の上側近傍に、下方向の矢印の形状を有する
センタ指示用液晶表示部63aが設けられる。また、マ
トリックス液晶表示部61の右端上部の液晶画素LM6
3の上側近傍に、下方向の矢印の形状を有するセンタ指
示用液晶表示部63bが設けられるとともに、マトリッ
クス液晶表示部61の左端上部の液晶画素LM63の上
側近傍に、下方向の矢印の形状を有するセンタ指示用液
晶表示部63cが設けられる。さらに、マトリックス液
晶表示部61の左側には、通常モードであってマトリッ
クス液晶表示部61が示すレベルが受信信号レベル(受
信状態のとき)又は送信信号レベル(送信状態のとき)
であること示す「S/RF」液晶表示部64が形成さ
れ、また、その直下に、メモリチャンネルモードである
こと示す「M」液晶表示部65が形成され、その直下に
メモリチャンネルモードときのメモリチャンネルを示す
3桁の7セグメント液晶表示部66が形成される。さら
に、LCD60の右下部には、送受信周波数fR(スキ
ャンモードのとき中心送受信周波数)を示す5桁の7セ
グメント液晶表示部67が形成され、当該液晶表示部6
7は2桁目と3桁目の間の下にデシマルポイントを有す
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】VRAM40は、MPU30に接続され、
マトリックス液晶表示部61に表示する28個の画素デ
ータを格納するビデオRAMであって、VRAM40の
出力端子はLCDドライバ50を介してLCD60のマ
トリックス表示部61に接続される。従って、VRAM
40に画素データが格納されたとき、それに応じてLC
Dドライバ50によってマトリックス液晶表示部61に
リアルタイムで液晶表示される。図4は図3のLCDの
マトリックス液晶表示部61の液晶画素と、画素データ
を格納するVRAM40のアドレスとの関係を示す正面
図である。図4に示すように、28個の液晶画素LM0
0−LM63にそれぞれ、2桁表示で「00」−「6
3」のアドレスが付与される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】レジスタ41は、MPU30に接続され、
液晶表示部64,65に表示するための2ビット画素デ
ータDsmを格納する2ビットでのレジスタであって、
レジスタ41の出力端子はLCDドライバ51を介して
LCD60の液晶表示部64,65に接続される。従っ
て、レジスタ41に画素データDsmが格納されたと
き、それに応じてLCDドライバ51によって液晶表示
部64,65に液晶表示される。ここで、画素データD
smの1ビット目は液晶表示部64を表示するか否かを
示すデータであって、画素データDsmの2ビット目は
液晶表示部65を表示するか否かを示すデータである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】レジスタ42は、MPU30に接続され、
液晶表示部66に表示するためのメモリチャンネル番号
データDmを格納するレジスタであって、レジスタ42
の出力端子はLCDドライバ52を介してLCD60の
液晶表示部66に接続される。従って、レジスタ42に
画素データDmが格納されたとき、それに応じてLCD
ドライバ52によって液晶表示部66に液晶表示され
る。また、レジスタ43は、MPU30に接続され、液
晶表示部67に表示するための送受信周波数データDf
CLを格納するレジスタであって、レジスタ43の出力端
子はLCDドライバ52を介してLCD60の液晶表示
部67に接続される。従って、レジスタ43に画素デー
タDfCLが格納されたとき、それに応じてLCDドライ
バ53によって液晶表示部67に液晶表示される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】レジスタ44は、MPU30に接続され、
センタ指示用液晶表示部63a,63b,63cを表示
するための2ビット画素データDcmを格納する2ビッ
トでのレジスタであって、レジスタ44の出力端子はL
CDドライバ54を介してLCD60の液晶表示部63
a,63b,63cに接続される。従って、レジスタ4
4に画素データDcmが格納されたとき、それに応じて
LCDドライバ54によって液晶表示部63a,63
b,63cに液晶表示される。ここで、画素データDc
mが「00」のときマトリックス液晶表示部61の中心
部を指示する液晶表示部63aのみを表示し、画素デー
タDcmが「01」のときマトリックス液晶表示部61
の右端を指示する液晶表示部63bのみを表示し、画素
データDcmが「10」のときマトリックス液晶表示部
61の左端を指示する液晶表示部63cのみを表示す
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】MPU30内のRAMに格納される各種の
フラグは以下の通りである。 (a)FS2:VFOモードのときFS2=0となり、
メモリチャンネルモードのときFS2=1となる。 (b)FS3:通常モードのときFS3=0となり、サ
ーチモードのときFS3=1となる。 (c)FS4:受信可能モードのときFS4=0とな
り、受信不可能モードのときFS4=1となる。 (d)FS5:通常モードのときFS5=0となり、ス
キャンサーチモードのときFS5=1となる。 (e)FS5S:スキャンサーチの開始を示すフラグで
あって、スキャンサーチモードが開始されたとき1にセ
ットされ、ステップS406においてマトリックス液晶
表示部61がすべて消灯された後、ステップS407に
おいて0にリセットされる。 (f)FUP:送受信周波数を上方向に自動的に又は手
動的にスキャンするためロータリーエンコーダ31が右
回りに回転されたとき1にセットされる一方、送受信周
波数を下方向に自動的に又は手動的にスキャンするため
ロータリーエンコーダ31が左回りに回転されたとき0
にリセットされる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】次いで、ステップS31においてスイッチ
SW3がオンされたか否かが判断され、オンされていな
いとき、ステップS61に進む一方、オンされたときス
テップS32においてフラグFS3が1であるか否かが
判断される。ここで、フラグFS3=1のときステップ
S33においてフラグFS3が0にリセットされた後ス
テップS61に進む一方、フラグFS3=0のときステ
ップS34においてフラグFS3が1にセットされた後
ステップS61に進む。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】次いで、ステップS40においてフラグF
S3が1であるか否かが判断され、ステップS46にお
いてフラグFS5が1であるか否かが判断される。すな
わちサーチモード又スキャンサーチモードのときのみス
テップS41乃至S44の処理を有効にするためこれら
の判断がなされる。従って、FS3=1又はFS5=1
のときステップS41に進む一方、FS3=0及びFS
5=0のときステップS45に進む。さらに、ステップ
S41においてスイッチSW4がオンされたか否かが判
断され、オンされていないとき、ステップS45に進む
一方、オンされたときステップS42においてフラグF
S4が1であるか否かが判断される。ここで、フラグF
S4=1のときステップS43においてフラグFS4が
0にリセットされた後ステップS45に進む一方、フラ
グFS4=0のときステップS44においてフラグFS
4が1にセットされた後ステップS45に進む。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】ステップS91においては、画素データD
smにデータ「00」を格納して液晶表示部64,65
に液晶表示せずかつ画素データDcmに「00」を格納
してLCD60にセンタ指示用液晶表示部63aの液晶
画素を表示し、ステップS92に進む。次いで、ステッ
プS92において、フラグFS4が1であるか否かが判
断され、FS4=0であるときステップS14において
サーチ受信可能処理(図14乃至図16参照。)を実行
した後、ステップS93に進む。一方、FS4=1であ
るとき、ステップS15においてサーチ受信不可能処理
を実行した後、ステップS93に進む。ステップS93
においては、手動スキャンサーチの処理である表示変更
処理(図17参照。)を実行して、リターンする。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】ステップS94においては、画素データD
smにデータ「00」を格納して液晶表示部64,65
に液晶表示せず、ステップS95に進む。次いで、ステ
ップS95において、フラグFS4が1であるか否かが
判断され、FS4=0であるときステップS17におい
てスキャンサーチ受信可能処理(図14乃至図16参
照。)を実行した後、リターンする。一方、FS4=1
であるとき、ステップS16においてスキャンサーチ受
信不可能処理を実行した後、リターンする
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】図15に示すように、ステップS240に
おいてLレベルのESQ信号を出力してスケルチスイッ
チ11をオフしてスピーカ13を用いて受信信号の被変
調波の低周波信号を受信可能な状態とし、かつ待機処理
のためのMPU30内の計時タイマー(図示せず。)の
計時時間Twpを0秒にリセットして計時を開始させ
る。次いで、ステップS241において中心局部発振周
波数データDfLOを局部発振周波数データDfLに設定
した後、ステップS242に進む。ステップS242に
おいては、A/D変換器20から出力される受信信号レ
ベルデータSLDを検出して取り込み、ステップS24
3においてデータSLDを4レベルのデータに変換した
後、ステップS244においてその変換されたデータを
VRAM40のアドレス30−33に格納しかつ更新し
て、LCD60のマトリックス表示部61の中央部の1
列分の4個の液晶画素LM30−LM33を用いて、下
端を0/4レベルとして縦方向で信号レベルを表示し
て、ステップS245においてSD信号がHレベルであ
るか否かが判断される。SD信号がHレベルであると
き、すなわち当該受信周波数で受信信号が無い場合は、
ステップS246の待機時間の判断処理を実行すること
なく、図16のステップS250に進む。一方、ステッ
プS245においてSD信号がLレベルであるとき、す
なわち当該受信周波数で受信信号が有る場合は、ステッ
プS246において待機処理のための待機時間の判断を
行う。すなわち、計時タイマーの計時時間Twpが予め
設定された待機時間Twを経過しているか否かを判断す
る。経過していないときはステップS242からの処理
に戻って待機処理を実行しながら当該受信周波数のレベ
ル検出表示処理を実行する。一方、経過しているとき
は、図16のステップS250に進む。上記ステップS
244において表示される信号レベルが、現在受信して
いる信号の信号レベルを表示している。なお、上記ステ
ップS246からステップS242を介してステップS
246まで戻るループ処理においては、当該受信してい
る信号の信号レベルを所定の周期でリアルタイムに検出
かつ表示しながら、かつスケルチスイッチ11がオンで
あるので、設定された送受信周波数fR=fset=DfCL
の受信信号を受信してその被変調波の低周波信号をスピ
ーカ13で聞くことができる。なお、本発明は、これに
限らず、ステップS246において待機時間の判断を実
行せず、例えば待機時間Tw秒だけ待機するようにして
もよい。この場合、現在受信している信号レベルはリア
ルタイムに変化しない。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】変更
【補正内容】
【0065】ステップS97において、ロータリーエン
コーダ31の回転の変化方向が判断され、右回りのとき
ステップS98で上方向表示変更処理(図18参照。)
が実行された後リターンする。ステップS97で左回り
のときステップS99において下方向表示変更処理(図
19参照。)が実行された後リターンする。さらに、ス
テップS97において回転の変化がないときそのままリ
ターンする。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正内容】
【0068】次いで、ステップS606においては局部
発振周波数データDfLにデータ(DfLO+3Δf)を
格納更新して設定する。さらに、ステップS607にお
いては、A/D変換器20から出力される受信信号レベ
ルデータSLDを検出して取り込み、ステップS608
においてデータSLDを4レベルのデータに変換した
後、ステップS609においてその変換されたデータを
VRAM40のアドレス60−63に格納しかつ更新し
て、LCD60のマトリックス表示部61の右端の1列
分の4個の液晶画素LM60−LM63を用いて、下端
を0/4レベルとして縦方向で信号レベルを表示し、こ
れによって上記ステップS605におけるデータ置き換
えによって周波数が対応しなくなった右端の信号レベル
を検出して表示している。そして、ステップS610に
おいてデータCNTを1だけ減少させて更新した後、ス
テップS611においてデータCNTが0であるか否か
が判断され、CNT=0のときはロータリーエンコーダ
31を回転して指定されたシフトすべきステップ数分だ
けマトリックス液晶表示部61の表示位置をシフトした
としてリターンする。一方、ステップS611におい
て、CNT≠0であればステップS602に戻って処理
を繰り返す。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0071
【補正方法】変更
【補正内容】
【0071】まず、ステップS621においてロータリ
ーエンコーダ31の回転度数がデータCNTにセットさ
れた後、ステップS622において中心局部発振周波数
データDfLOからステップ周波数Δfを減算したデータ
を中心局部発振周波数データDfLOとして更新し、ステ
ップS623において送受信周波数データDfCLからス
テップ周波数Δfを減算したデータを送受信周波数デー
タDfCLとして更新する。そして、ステップS624に
おいて上記更新された送受信周波数データDfCLをLC
D60の7セグメント液晶表示部67に表示した後、ス
テップS625において下方向表示データ置き換え処理
(図21参照。)を実行する。当該下方向表示データ置
き換え処理においては、LCD60のマトリックス表示
部61における複数周波数の受信信号の信号レベル表示
位置を、右方向に1つのステップだけシフトさせるよう
にVRAM40内の画素データの置き換えを行う。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正内容】
【0072】次いで、ステップS626において局部発
振周波数データDfLにデータ(DfLO−3Δf)を格
納更新して設定する。さらに、ステップS627におい
ては、A/D変換器20から出力される受信信号レベル
データSLDを検出して取り込み、ステップS628に
おいてデータSLDを4レベルのデータに変換した後、
ステップS629においてその変換されたデータをVR
AM40のアドレス00−03に格納しかつ更新して、
LCD60のマトリックス表示部61の左端の1列分の
4個の液晶画素LM00−LM03を用いて、下端を0
/4レベルとして縦方向で信号レベルを表示し、これに
よって上記ステップS625におけるデータ置き換えに
よって周波数が対応しなくなった左端の信号レベルを検
出して表示している。そして、ステップS630におい
てデータCNTを1だけ減少させて更新した後、ステッ
プS631においてデータCNTが0であるか否かが判
断され、CNT=0のときはロータリーエンコーダ31
を回転して指定されたシフトすべきステップ数分だけマ
トリックス液晶表示部61の表示位置をシフトしたとし
てリターンする。一方、ステップS631において、C
NT≠0であればステップS622に戻って処理を繰り
返す。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正内容】
【0077】まず、ステップS331においてVRAM
40のアドレス50−53に格納されている画素データ
をそのアドレス60−63に格納更新して、それに対応
する信号レベルを縦方向でLCD60のマトリックス液
晶表示部61の液晶画素LM60−63に表示する。次
いで、ステップS332においてVRAM40のアドレ
ス40−43に格納されている画素データをそのアドレ
ス50−53に格納更新して、それに対応する信号レベ
ルを縦方向でLCD60のマトリックス液晶表示部61
の液晶画素LM50−53に表示する。さらに、ステッ
プS333乃至S336において、同様の処理を繰り返
して、VRAM40のアドレス30−33,20−2
3,10−13,00−03に格納されている画素デー
タをそれぞれ、そのアドレス40−43,30−33,
20−23,10−13に格納更新して、それに対応す
る信号レベルをそれぞれ縦方向でLCD60のマトリッ
クス液晶表示部61の液晶画素LM40−43,LM3
0−33,LM20−23,LM10−13に表示して
リターンする。以上の処理によって、LCD60のマト
リックス液晶表示部61に表示された複数周波数の受信
信号の信号レベルの表示位置を右方向に1ステップだけ
シフトさせる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0079
【補正方法】変更
【補正内容】
【0079】図22に示すように、まず、ステップS4
01においてPTTスイッチSW1がオンされているか
否かが判断され、オンされているときステップS402
に進んでHレベルのTRSW信号を出力して送受信切り
換えスイッチ10を接点b側に切り換えて送信状態とし
た後、リターンする。一方、PTTスイッチSW1がオ
ンされていないときは(ステップS401においてN
O)、ステップS403においてLレベルのTRSW信
号を出力して送受信切り換えスイッチ10を接点a側に
切り換えて受信状態とした後、ステップS404におい
てLレベルのESQ信号を出力してスケルチスイッチ1
1をオフとし、低周波信号のスピーカ13への出力させ
る。次いで、ステップS405においてフラグFS5S
=1であるか否かが判断され、FS5S=1であるとき
ステップS406においてVRAM40のアドレス00
−63をクリアしてマトリックス液晶表示部61のすべ
ての液晶画素を消灯し、ステップS407においてフラ
グFS5Sを0にリセットした後ステップS408に進
む。一方、ステップS405でFS5S=0であると
き、直接にステップS408に進む。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正内容】
【0080】次いで、ステップS408においてフラグ
FUP=1であるか否かが判断され、FUP=1である
ときステップS409において画素データDcmに「0
1」を格納してLCD60にセンタ指示用液晶表示部6
3bの液晶画素を液晶表示し、ステップS410におい
てスキャンサーチ上方向処理(図23参照。)を実行し
てリターンする。一方、ステップS408でFUP=0
であるときステップS411において画素データDcm
に「10」を格納してLCD60にセンタ指示用液晶表
示部63cの液晶画素を液晶表示し、ステップS412
においてスキャンサーチ下方向処理(図24参照。)を
実行してリターンする。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正内容】
【0081】なお、図12のスキャンサーチ受信不可能
処理(ステップS16)は、図22のステップS404
においてLレベルでなくHレベルのESQ信号を出力す
ることを除いて、図22に示したスキャンサーチ受信可
能処理(ステップS17)と同様である。これによっ
て、スキャンサーチモードであって受信不可能モードで
あるとき、スキャンサーチ受信可能処理と同様に複数周
波数の信号レベル表示を行うが、スピーカ13を用いて
受信信号の低周波信号を聞くことができないように構成
される。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0087
【補正方法】変更
【補正内容】
【0087】まず、ステップS511において下方向表
示データ置き換え処理(図21参照。)を実行した後、
ステップS512においてLレベルのESQ信号を出力
してスケルチスイッチ11をオフしてスピーカ13を用
いて受信信号の被変調波の低周波信号を受信可能な状態
とし、かつ待機処理のためのMPU30内の計時タイマ
ーの計時時間Twpを0秒にリセットして計時を開始さ
せる。次いで、ステップS513において中心局部発振
周波数データDfLOを局部発振周波数データDfLに設
定し、ステップS514において送受信周波数データD
CLをレジスタ43にセットすることによって液晶表示
部67に表示してステップS515に進む。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0094
【補正方法】変更
【補正内容】
【0094】上記サーチ受信処理において、上記処理5
00乃至504が周期的に繰り返されたとき、ある1つ
の周波数のレベル検出表示処理を行っているときは他の
6つの周波数についての信号レベルは直前のレベル検出
表示処理においてVRAM40に格納されて表示されて
いるので、LCD60のマトリックス表示部61に、上
記上側3周波数と送受信周波数fRと上記下側3周波数
とを含む7つのすべての周波数についての信号レベルが
表示され、これによって、ステップ周波数Δfであって
最低周波数fR−3Δfから最高周波数fR+3Δfまで
の周波数帯域を含み受信帯域幅が6Δfである複数周波
数の信号レベルが表示される。また、例えば処理500
乃至502と処理504の時間(T0+T1+T2+T
3)秒をできるだけ小さくしかつ待機時間Tw秒を十分
に大きくすることによって、処理500乃至502と処
理504の時間(T0+T1+T2+T3)秒(当該処
理500乃至502と処理504においてはスケルチス
イッチ11がオフとされてスピーカ13から受信信号の
低周波信号が出力されない。)を除くほとんどの時間に
おいて、ステップS240乃至S246において送受信
周波数fRの受信信号の被変調波の低周波信号をスピー
カ13を用いて聞くことができる。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0104
【補正方法】変更
【補正内容】
【0104】以上の実施例において、LCD60におけ
る表示データを格納するメモリであるVRAM40とレ
ジスタ41,42,43,44は、MPU30とは別に
設けられているが、これに限らず、これらのメモリを備
えた1チップマイクロプロセッサを用いてもよい。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0107
【補正方法】変更
【補正内容】
【0107】以上の実施例におけるメモリチャンネルモ
ード処理(ステップS4)において、複数のチャンネル
の受信信号の信号レベルをチャンネル番号の昇順で並置
して表示しているが、これに限らず、チャンネル番号の
降順で並置して表示してもよい。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図21
【補正方法】変更
【補正内容】
【図21】 図19と図24の下方向表示データ置き換
え処理のサブルーチンのフローチャートである。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1…アンテナ、 2…RF増幅器、 3,24…混合器、 4…局部発振器、 5…IF帯域通過フィルタ、 6…IF増幅器、 8…FM復調器、 9…低域通過フィルタ、 10…送受信切り換えスイッチ、 11…スケルチスイッチ、 12…AF増幅器、 13…スピーカ、 14…高域通過フィルタ、 15…スケルチレベル調整用減衰器、 16…雑音増幅器、 17…検波回路、 18…波形整形回路、 19…検波回路、 20…A/D変換器、 30…MPU、 31…ロータリーエンコーダ(RE)、 32…テンキー、 33…ステップ周波数選択キー、 34…周波数変化単位切換スイッチ、 40…VRAM、 41,42,43,44…レジスタ、 50,51,52,53,54…LCDドライバ、 60…LCD、 61…マトリックス液晶表示部、 63a,63b,63c…センタ指示用液晶表示部、 67…7セグメント液晶表示部、 OR1…オアゲート、 SW1…PTTスイッチ、 SW2…VFOモード/メモリチャンネルモード切り換
えスイッチ、 SW3…通常モード/サーチモード切り換えスイッチ、 SW4…受信可能モード/受信不可能モード切り換えス
イッチ、 SW5…通常モード/スキャンサーチモード切り換えス
イッチ。
【手続補正27】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正28】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正29】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図22
【補正方法】変更
【補正内容】
【図22】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 和幸 大阪府高槻市三島江1丁目1番1号 アル インコ株式会社内 (72)発明者 夛木 智嗣 大阪府高槻市三島江1丁目1番1号 アル インコ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波信号を所定の受信周波数で受信す
    る受信機の表示装置において、 上記受信周波数を任意に設定された切り換え順序で選択
    的に切り換えて上記受信された複数の受信周波数の信号
    強度を検出しかつ記憶する検出記憶手段と、 複数の表示部を有し、上記記憶した複数の受信周波数の
    信号強度を上記切り換え順序に対応してそれぞれ上記複
    数の表示部に表示する表示手段と、 上記受信周波数を所定の変更方向に自動的に変更し、上
    記変更された受信周波数に対応して上記検出記憶手段に
    記憶された複数の受信周波数の信号強度をシフトするこ
    とによって、上記表示手段に表示される複数の受信周波
    数の信号強度の表示位置をシフトする制御手段とを備え
    たことを特徴とする受信機の表示装置。
  2. 【請求項2】 上記検出記憶手段は、所定のステップ周
    波数で上記受信周波数を昇順又は降順で切り換えること
    を特徴とする請求項1記載の受信機の表示装置。
JP9428193A 1993-03-12 1993-04-21 受信機の表示装置 Pending JPH06310993A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9428193A JPH06310993A (ja) 1993-04-21 1993-04-21 受信機の表示装置
US08/208,841 US5613232A (en) 1993-03-12 1994-03-11 Receiver apparatus comprising display means for displaying signal strengths of signals having a plurality of frequencies, and display apparatus for use in receiver apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9428193A JPH06310993A (ja) 1993-04-21 1993-04-21 受信機の表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06310993A true JPH06310993A (ja) 1994-11-04

Family

ID=14105879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9428193A Pending JPH06310993A (ja) 1993-03-12 1993-04-21 受信機の表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06310993A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11103263A (ja) * 1997-09-26 1999-04-13 Dowa Mining Co Ltd 簡易入力装置付き通信機及び測定機
JP2016192734A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 アイコム株式会社 2つの受信系統及び受信状況表示機能を備えた無線通信装置及び2つの受信系統を備えた無線通信装置における受信状況表示方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5752564A (en) * 1980-09-15 1982-03-29 Air Liquide Method and device for protecting cuttent filled with melted metal
JPS5764090A (en) * 1980-10-03 1982-04-17 Hitachi Ltd Washing machine with drier
JPH0594273A (ja) * 1990-10-10 1993-04-16 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5752564A (en) * 1980-09-15 1982-03-29 Air Liquide Method and device for protecting cuttent filled with melted metal
JPS5764090A (en) * 1980-10-03 1982-04-17 Hitachi Ltd Washing machine with drier
JPH0594273A (ja) * 1990-10-10 1993-04-16 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11103263A (ja) * 1997-09-26 1999-04-13 Dowa Mining Co Ltd 簡易入力装置付き通信機及び測定機
JP2016192734A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 アイコム株式会社 2つの受信系統及び受信状況表示機能を備えた無線通信装置及び2つの受信系統を備えた無線通信装置における受信状況表示方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5943617A (en) Radio channel test system for mobile telecommunication system with test terminals in radio service zones of radio base stations
US5613232A (en) Receiver apparatus comprising display means for displaying signal strengths of signals having a plurality of frequencies, and display apparatus for use in receiver apparatus
GB2245091A (en) Paging receiver with a display
JP3289388B2 (ja) リモコン装置
JPH06310993A (ja) 受信機の表示装置
JP3528009B2 (ja) 液晶表示装置
JPH06310992A (ja) 受信機の表示装置
JP2006025198A (ja) テレビジョン放送受信装置
JP2781118B2 (ja) 複数周波数の信号強度表示機能付き受信機
US6148180A (en) Radio communication apparatus
JPH0670330U (ja) 複数周波数の信号強度表示機能付き受信機
JP3771970B2 (ja) 情報提供システム
JP2006014061A (ja) テレビジョン放送受信装置
JPH0786974A (ja) 受信機の表示装置
JP2006025201A (ja) テレビジョン放送受信システム
JP2001275047A (ja) 車載用テレビ受信装置
JPH10313467A (ja) 無線選択呼出受信装置
JPH0671227B2 (ja) 無線個別呼出受信機
JPH0432832Y2 (ja)
JPH0525431B2 (ja)
JPH0132423Y2 (ja)
JPH0823483A (ja) アスペクト切換機能付きテレビジョン受像機
JP2002209007A (ja) 移動通信端末装置
JPH04329038A (ja) 無線受信機
JP2572453Y2 (ja) 音響機器の表示装置