JP3105293B2 - 無線受信機 - Google Patents

無線受信機

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JP3105293B2
JP3105293B2 JP03124487A JP12448791A JP3105293B2 JP 3105293 B2 JP3105293 B2 JP 3105293B2 JP 03124487 A JP03124487 A JP 03124487A JP 12448791 A JP12448791 A JP 12448791A JP 3105293 B2 JP3105293 B2 JP 3105293B2
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敬三 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一度に一信号のみが受
信できる無線受信機において、多くの異なる周波数およ
び電波形式の信号を見かけ上で、同時に監視できるよう
にしたものである。
【0002】
【従来の技術】一度に一信号のみが受信できる無線受信
機において、ある一信号に同調状態でありながら他の特
定の一信号が存在するか否かを調査監視するものとし
て、従来よりプライオリティスキャン動作がある。ま
た、他の特定の複数の信号が存在するか否かを順次に調
査監視するものとして、メモリー順次プライオリティス
キャン動作がある。
【0003】このプライオリティスキャン動作は、ある
一信号の同調状態から周期的に極めて短時間だけ他の特
定の一信号の同調状態に切り換え、その特定の一信号が
所定レベル以上の電界強度で受信されると、当該信号の
同調状態を継続させるようにするものである。また、メ
モリー順次プライオリティスキャン動作は、ある一信号
の同調状態から周期的に極めて短時間だけ他の特定の一
信号の同調状態に切り換える毎に、この同調状態とされ
る信号がメモリーに記憶されている複数の信号から順次
に選択され、その特定の信号が所定レベル以上の電界強
度で受信されると、当該信号の同調状態を継続させるよ
うにするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のプライオリ
ティスキャン動作およびメモリー順次プライオリティス
キャン動作は、一度に一信号のみが受信できる無線受信
機を時分割制御によって見かけ上で、複数の信号の存在
を同時に調査監視することができ、あたかも複数台の無
線受信機が存在するように作用して運用上便利なもので
ある。
【0005】しかしながら、周期的に他の特定の一信号
の同調状態に切り換えられる時間は、予め設定されてい
てそのデューティ比を任意に変更調整することができな
い。そこで、優先順位が同等の2信号を待ち受け受信し
ようとする場合には不都合である。すなわち、優先順位
が同等であるならば、2信号の同調状態を同じデューテ
ィ比とすることが望ましい。また、従来の一度に一信号
のみが受信できる無線受信機では、ある一信号の同調状
態から他の周波数掃引動作に周期的に切り換えるような
機能はなかった。周波数掃引動作により未知の信号の存
在を調査監視する場合には、信号の優先度合いに応じて
デューティ比を適宜に設定できることが望ましい。
【0006】本発明は、かかる従来の無線受信機の事情
に鑑みてなされたもので、任意の値に設定されたデュー
ティ比で適宜に設定された2以上の異なる受信条件に応
じた同調状態に順次に切り換え制御を繰り返すようにし
た無線受信機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の無線受信機は、局部発振用PLL周波数
シンセサイザと、受信条件を記憶するメモリーと、受信
条件に応じて前記局部発振用PLL周波数シンセサイザ
を制御する中央演算装置とを備え、一度に一信号のみが
受信できる無線受信機において、受信条件設定手段によ
り前記メモリーに2以上の異なる受信条件を記憶させ、
デューティ比設定手段により前記異なる受信条件に応じ
た同調状態のデューティ比を任意の値に設定し、前記中
央演算装置により前記デューティ比で前記メモリーから
前記異なる受信条件を順次に読み出して、前記局部発振
用PLL周波数シンセサイザを読み出されている受信条
件に応じて順次切り換え制御を繰り返すように構成され
ている。
【0008】そして、前記受信条件を表示する1つの表
示手段を設け、前記中央演算装置により読み出された受
信条件に応じて前記局部発振用PLL周波数シンセサイ
ザを切り換え制御するのに対応させて、前記読み出され
ている受信条件を前記表示手段で表示するように構成し
ても良い。
【0009】また、前記異なる受信条件で順次切り換え
制御する間は、受信条件設定手段で前記異なる受信条件
のうちのいずれか1つの主たる受信条件を変更操作可能
とし、他の受信条件を変更操作不可能に構成しても良
い。
【0010】さらに、置き換え操作手段により、前記異
なる受信条件のうち変更操作可能な主たる受信条件を、
他の変更操作不可能な受信条件と置き換えるように構成
することもできる。
【0011】そしてまた、前記変更操作不可能な受信条
件が前記表示手段で表示される際に、すくなくとも表示
の一部が点滅するように構成することもできる。
【0012】また、前記受信条件設定手段で設定する少
なくとも1つの前記受信条件が、周波数掃引動作である
ように構成しても良い。
【0013】さらに、周波数掃引動作が受信条件で設定
された周波数範囲の途中で打ち切られて他の受信条件に
切り換えられると、打ち切られたときの条件を前記メモ
リーに記憶させ、当該受信条件の周波数掃引動作が再開
されるときに前記メモリーに記憶された条件を読み出
し、その条件から周波数掃引動作を行なうように構成す
ることもできる。
【0014】
【作用】2以上の異なる受信条件を適宜に設定記憶させ
るとともに、デューティ比を任意の値に設定できるの
で、受信条件の優先度合いに応じたデューティ比で、異
なる受信条件に応じた同調状態に順次切り換え制御が繰
り返され、優先度合いに応じた待ち受け受信が可能であ
る。
【0015】そして、1つの表示手段を無線受信機が現
在同調状態にある受信条件に切り換えて表示するなら
ば、常に同調状態にある受信条件が表示される。
【0016】また、異なる受信条件で順次切り換え制御
されている間は、いずれか1つの主たる受信条件を変更
操作可能とし、他の受信条件を変更不可能とするなら
ば、2以上の異なる受信条件が短い周期で順次切り換え
制御されている間に、主たる受信条件と他の受信条件と
の間で混乱を生じることがなく、主たる受信条件の書き
換えを容易になし得る。
【0017】さらに、置き換え操作により、主たる受信
条件と他の受信条件とを置き換え得るならば、変更操作
を必要とする受信条件を主たる受信条件に適宜に置き換
えることで、切り換え制御が繰り返される間に混乱を生
じることなしに、全ての受信条件の書き換えが可能であ
る。
【0018】そしてまた、表示手段で変更操作不可能な
受信条件を表示する際に、表示の一部を点滅させるなら
ば、現在同調状態にある受信条件が主たる受信条件か否
かが表示の点滅の有無によって容易に判別し得る。
【0019】また、少なくとも1つの受信条件として周
波数掃引動作が設定されるならば、従来のプライオリテ
ィスキャン動作に比較して広範囲の信号の存在の有無を
調査監視し得る。
【0020】さらに、周波数掃引動作が受信条件の周波
数範囲の途中で打ち切られてもその受信条件が再開され
たときに打ち切られた周波数から周波数掃引動作を行な
うならば、当該受信条件に設定されたデューティ比の一
継続期間が受信条件の全範囲を周波数掃引するのに必要
な時間より短くても、切り換え制御が繰り返されるうち
に全範囲の周波数掃引を完了し得る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図1ないし図5
を参照して説明する。図1は、本発明の無線受信機の一
実施例の動作の1つを説明するフローチャートであり、
図2は、本発明の無線受信機の一実施例の動作の他の1
つを説明するフローチャートであり、図3は、切り換え
制御を繰り返す間に、第1受信条件のみが変更操作でき
る動作の一例を説明するフローチャートであり、図4
は、第1と第2受信条件を置き換える動作の一例を説明
するフローチャートであり、図5は、本発明の無線受信
機の一実施例のブロック回路図である。
【0022】まず、図5を参照して本発明の無線受信機
の一実施例の構造を説明する。アンテナ10で受信され
た信号は、高周波増幅回路12を経て混合回路14に与
えられる。この混合回路14には、局部発振用PLL周
波数シンセサイザ16からの局部発振信号が与えられ、
適宜な中間周波数に周波数変換された信号が中間周波増
幅回路18に与えられる。この中間周波増幅回路18に
より中間周波信号のみが抽出増幅されて復調器20に与
えられ、その復調信号がオーディオ増幅回路22で増幅
されてスピーカ24から拡声される。局部発振用PLL
周波数シンセサイザ16には、中央演算装置26から周
波数設定Nデータが与えられる。また、復調器20に
は、中央演算装置26から変調モードデータが与えられ
る。そして、中央演算装置26には、受信条件を記憶す
るためのメモリー28と、これらの受信条件を任意に設
定するための操作キー群30、および同調状態にある受
信条件を表示するための1つの表示手段32が接続され
ている。
【0023】そして、かかる構成において、操作キー群
30の適宜な操作により中央演算装置26を介してメモ
リー28に第1受信条件と第2受信条件との2つの異な
る受信条件をそれぞれ記憶させ得るとともに、第1と第
2受信条件の同調状態の切り換え制御を繰り返すデュー
ティ比(例えば、5:0.1,4:0.5,3:1,
2:2)を任意に設定できるように構成されている。操
作キー群30は、中央演算装置26との協働により、第
1と第2受信条件を適宜に設定するさいには受信条件設
定手段として、デューティ比を設定するさいにはデュー
ティ比設定手段として機能する。ここで、任意に設定で
きる第1と第2受信条件は、任意の電波形式のある一信
号であっても良いが、それぞれが周波数掃引動作として
のプログラムスキャン動作やメモリースキャン動作やモ
ードスキャン動作およびオートメモリーライトスキャン
動作のいずれであっても良い。
【0024】次に、本発明の無線受信機の動作の1つを
図1を参照して説明する。図1では、第1と第2受信条
件として特定の一信号をそれぞれに設定するものとす
る。まず、ステップ1でデューティ比設定手段としての
操作キー群30の操作により第1と第2受信条件が切り
換えられるデューティ比を適宜に設定する。続いてステ
ップ2で受信条件設定手段としての操作キー群30の操
作により第1受信条件を適宜に設定し、さらにステップ
3で操作キー群30の操作により第2受信条件を適宜に
設定する。これらのステップ1〜3の順序は入れ換えら
れても良い。そして、ステップ4で中央演算装置26に
より第1受信条件がメモリー28から読み出され、この
読み出された受信条件に応じて中央演算装置26は局部
発振用PLL周波数シンセサイザ16に適宜な周波数設
定Nデータを与えると同時に復調器20に変調モードデ
ータを与える。これによって、無線受信機は第1受信条
件の信号に同調状態となる。また、同時に中央演算装置
26は第1受信条件を表示手段32で表示させる。さら
に、ステップ5で第1受信条件による同調状態をデュー
ティ比で設定された時間だけ継続させる。設定された時
間が経過するとステップ6に切り換えられ、中央演算装
置26により第2受信条件がメモリー28から読み出さ
れ、新たに読み出された受信条件に応じて中央演算装置
26の制御によって無線受信機は第2受信条件の信号に
同調状態になるとともに、第2受信条件が表示手段32
で表示され、その表示の一部(例えば、MHz桁および
KHz桁のデシマルポイント等)が点滅して表示され、
第2受信条件が表示されていることが示される。さら
に、ステップ7で第2受信条件による同調状態をデュー
ティ比で設定された時間だけ継続させ、設定された時間
が経過すると、ステップ4に戻る。このようにして、第
1と第2受信条件に応じた同調状態の任意に設定された
デューティ比に応じた切り換え制御が繰り返される。
【0025】ところで、図1では説明されないが、第1
と第2受信条件の切り換え制御の繰り返し動作中に、操
作キー群30のうちの停止用キーを操作することで、切
り換え操作が停止され、切り換え停止のときの受信条件
に応じた同調状態が維持される。
【0026】また、切り換え制御の繰り返し動作中にお
いて、操作キー群30の適宜な操作により第1受信条件
の変更操作が可能に構成され、他方の第2受信条件は受
信条件の変更操作が不可能に構成されている。これは、
変更操作のさいに第1と第2受信条件が混乱しないよう
にするものである。例えば、図3のフローチャートに示
すごとく、操作キー群30の操作により受信条件の変更
操作(ステップ1)がなされると、切り換え制御の繰り
返し動作中であるか否かが判別される(ステップ2)。
切り換え制御の動作中であれば、メモリー28に記憶さ
れた第1受信条件の内容が書き換えられて第1受信条件
の変更操作がなされる(ステップ3)。この切り換え制
御の動作中は、第2受信条件の内容の書き換えは受け付
けられない。なお、切り換え制御の動作中でなければ
(ステップ3)、受信条件の変更操作が第1と第2受信
条件のいずれを変更操作するものか操作キー群30の操
作に応じて(ステップ4)、第1受信条件であればメモ
リー28に記憶されている第1受信条件の内容が書き換
えられ(ステップ3)、また第2受信条件であればメモ
リー28に記憶されている第2受信条件の内容が書き換
えられる(ステップ5)。
【0027】さらに、第1と第2受信条件は、置き換え
操作手段としての操作キー群30の適宜な操作によりメ
モリー28の記憶内容が置き換えられる。例えば、図4
のフローチャートに示すごとく、操作キー群30の置き
換え用キーを操作することで(ステップ1)、メモリー
28の第1受信条件が記憶された所定領域の内容が他の
予備領域に移動され(ステップ2)、メモリー28の第
2受信条件が記憶された所定領域の内容が第1受信条件
が記憶される所定領域に移動され(ステップ3)、最後
に予備領域に移動されていた内容が第2受信条件が記憶
される所定領域に移動されて(ステップ4)、置き換え
操作が終了する。この置き換え操作により、従来の第2
受信条件が新たな第1受信条件となり、切り換え制御の
繰り返し動作中であっても従来の第2受信条件に対し
て、必要な変更操作が可能となる。
【0028】また、本発明の無線受信機の動作の他の1
つを図2を参照して説明する。図2では、第1と第2受
信条件としてともにプログラムスキャン動作を設定する
ものとする。まず、図1と同様に、ステップ1〜3によ
り第1と第2受信条件が切り換えられるデューティ比と
第1受信条件および第2受信条件を適宜に設定する。そ
して、ステップ4で中央演算装置26により第1受信条
件がメモリー28から読み出され、中央演算装置26の
制御により、局部発振用PLL周波数シンセサイザ16
は適宜な範囲で掃引する局部発振信号を混合回路14に
与え、また復調器20は適宜な電波形式を復調するよう
に制御され、さらに現時点の同調状態にある信号の周波
数を含む第1受信条件が表示手段32で表示される。こ
の周波数掃引動作中に所定レベル以上の電界強度の信号
が受信されると(ステップ5)、周波数掃引が停止され
るとともに第1と第2受信条件の切り換え制御の繰り返
しが停止されて、ステップ6で当該信号の受信が継続さ
れる。周波数掃引動作中に所定レベル以上の電界強度の
信号が受信されずに第1受信条件による周波数掃引がデ
ューティ比で設定された時間だけ継続されて所定時間が
経過すると(ステップ7)、周波数掃引が打ち切られる
ときの周波数の条件がメモリー28に記憶される。そし
て、ステップ8で中央演算装置26により第2受信条件
がメモリー28から読み出され、中央演算装置26によ
り、設定された電波形式で所定範囲で周波数掃引が開始
されるとともに、周波数掃引されている現時点の同調状
態にある信号の周波数を含む第2受信条件が表示手段3
2で表示され、その一部が点滅制御されて第2受信条件
であることが示される。この周波数掃引動作中に所定レ
ベル以上の電界強度の信号が受信されると(ステップ
9)、周波数掃引が停止されて当該信号の受信が継続さ
れる。所定レベル以上の電界強度の信号が受信されずに
第2受信条件による周波数掃引がデューティ比で設定さ
れた時間だけ継続されて所定時間が経過すると(ステッ
プ10)、周波数掃引が打ち切られるときの周波数の条
件がメモリー28に記憶される。そして、ステップ4に
戻り、メモリー28から第1受信条件とともに先に周波
数掃引の打ち切りのときの周波数の条件が読み出され、
先の周波数掃引に引き続いた周波数掃引動作が再開され
る。
【0029】このようにして、第1と第2受信条件の周
波数掃引動作が任意に設定されたデューティ比で切り換
え制御されて繰り返される。そして、第1と第2受信条
件のそれぞれに全範囲を周波数掃引するのに必要な時間
より、デューティ比で設定される一継続期間の時間が短
くても、先に打ち切られた周波数から順次に周波数掃引
が再開されて継続されてゆくので、繰り返される間に全
範囲の周波数掃引が完了される。
【0030】なお、本発明の無線受信機における上記動
作例以外の動作として、第1受信条件をある一信号に同
調状態に設定し、第2受信条件をプログラムスキャン動
作やメモリースキャン動作やモードスキャン動作および
オートメモリライトスキャン動作のいずれかに設定して
も良く、また第1受信条件を任意の周波数掃引動作に設
定し、第2受信条件をある特定の一信号に同調状態にま
たは他の周波数掃引動作に設定しても良いことは勿論で
ある。
【0031】また、デューティ比の周期を一定としてそ
の周期内の時間配分を適宜に変化させても良く、また第
1と第2受信条件の同調状態の一継続期間の時間を個々
に設定できるようにしても良い。さらに、上記実施例で
は2つの受信条件を設定するものについて説明したが、
これに限られず、3つ以上の受信条件を設定し、それら
の3つの受信条件を適宜に設定されたデューティ比で順
次切り換え制御して繰り返すように構成したものであっ
ても良い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明の無線受信機
は構成されているので、以下に示すような格別な効果を
奏する。
【0033】まず、2以上の異なる受信条件を任意に設
定し、任意の値に設定されたデューティ比でこれらの受
信条件に応じた同調状態に順次切り換え制御されて繰り
返されるので、設定された受信条件の優先度合いに応じ
たデューティ比で待ち受け受信や信号の存在有無の監視
ができる。
【0034】そして、1つの表示手段を現在同調状態に
ある受信条件に順次に切り換えて表示するならば、切り
換え制御が繰り返されている間であっても、無線受信機
が同調状態にある受信条件をリアルタイムで容易に認識
することができる。
【0035】また、2以上の異なる受信条件が順次に切
り換え制御される間は、いずれか1つの主たる受信条件
のみを変更操作可能とすることで、他の受信条件との間
で混同を生じさせることなしに容易に変更操作ができ
る。
【0036】さらに、置き換え操作により、主たる受信
条件と他の受信条件とを置き換え得るならば、変更操作
を必要とする他の受信条件を新たな主たる受信条件に適
宜に置き換えることで、混同を生じさせることなしに、
変更を必要とする全ての受信条件を変更操作することが
できる。
【0037】そしてまた、表示手段で、主たる受信条件
の表示は点滅させることなく、他の受信条件の表示では
少なくともその一部を点滅させるならば、点滅の有無に
よって主たる受信条件であるか否かが容易に判別でき
る。
【0038】また、少なくとも1つの受信条件で周波数
掃引動作が設定されるならば、1台の無線受信機で見か
け上で広範囲の信号の調査監視ができる。
【0039】さらに、受信条件の切り換えにより、周波
数掃引動作が周波数範囲の途中で打ち切られても、この
打ち切られたときの周波数から次のその受信条件の周波
数掃引を再開させるならば、受信条件の順次切り換え制
御が繰り返される間に全範囲の周波数掃引がなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の無線受信機の一実施例の動作
の1つを説明するフローチャートである。
【図2】図2は、本発明の無線受信機の一実施例の動作
の他の1つを説明するフローチャートである。
【図3】図3は、切り換え制御を繰り返す間に、第1受
信条件のみが変更操作できる動作の一例を説明するフロ
ーチャートである。
【図4】図4は、第1と第2受信条件を置き換える動作
の一例を説明するフローチャートである。
【図5】図5は、本発明の無線受信機の一実施例のブロ
ック回路図である。
【符号の説明】
14 混合回路 16 局部発振用PLL周波数シンセサイザ 26 中央演算装置 28 メモリー 30 操作キー群 32 表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 17/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局部発振用PLL周波数シンセサイザ
    と、受信条件を記憶するメモリーと、受信条件に応じて
    前記局部発振用PLL周波数シンセサイザを制御する中
    央演算装置とを備え、一度に一信号のみが受信できる無
    線受信機において、受信条件設定手段により前記メモリ
    ーに2以上の異なる受信条件を記憶させ、デューティ比
    設定手段により前記異なる受信条件に応じた同調状態の
    デューティ比を任意の値に設定し、前記中央演算装置に
    より前記デューティ比で前記メモリーから前記異なる受
    信条件を順次に読み出して、前記局部発振用PLL周波
    数シンセサイザを読み出されている受信条件に応じて順
    次切り換え制御を繰り返すように構成したことを特徴と
    する無線受信機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の無線受信機において、前
    記受信条件を表示する1つの表示手段を設け、前記中央
    演算装置により読み出された受信条件に応じて前記局部
    発振用PLL周波数シンセサイザを切り換え制御するの
    に対応させて、前記読み出されている受信条件を前記表
    示手段で表示するように構成したことを特徴とする無線
    受信機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の無線受信機にお
    いて、前記異なる受信条件で順次切り換え制御する間
    は、受信条件設定手段で前記異なる受信条件のうちのい
    ずれか1つの主たる受信条件を変更操作可能とし、他の
    受信条件を変更操作不可能に構成したことを特徴とする
    無線受信機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の無線受信機において、置
    き換え操作手段により、前記異なる受信条件のうち変更
    操作可能な主たる受信条件を、他の変更操作不可能な受
    信条件と置き換えるように構成したことを特徴とする無
    線受信機。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の無線受信機において、前
    記変更操作不可能な受信条件が前記表示手段で表示され
    る際に、すくなくとも表示の一部が点滅するように構成
    したことを特徴とする無線受信機。
  6. 【請求項6】 請求項1または2記載の無線受信機にお
    いて、前記受信条件設定手段で設定する少なくとも1つ
    の前記受信条件が、周波数掃引動作であることを特徴と
    する無線受信機。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の無線受信機において、周
    波数掃引動作が受信条件で設定された周波数範囲の途中
    で打ち切られて他の受信条件に切り換えられると、打ち
    切られたときの条件を前記メモリーに記憶させ、当該受
    信条件の周波数掃引動作が再開されるときに前記メモリ
    ーに記憶された条件を読み出し、その条件から周波数掃
    引動作を行なうように構成したことを特徴とする無線受
    信機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0580291U (ja) * 1992-04-03 1993-11-02 山陽電子工業株式会社 オゾン殺菌法による殺菌装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0580291U (ja) * 1992-04-03 1993-11-02 山陽電子工業株式会社 オゾン殺菌法による殺菌装置

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