JPH06310951A - 差動アンプ回路 - Google Patents

差動アンプ回路

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Publication number
JPH06310951A
JPH06310951A JP5094229A JP9422993A JPH06310951A JP H06310951 A JPH06310951 A JP H06310951A JP 5094229 A JP5094229 A JP 5094229A JP 9422993 A JP9422993 A JP 9422993A JP H06310951 A JPH06310951 A JP H06310951A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
differential amplifier
transistor
collector
base
trs
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5094229A
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English (en)
Inventor
Makoto Ono
小野  誠
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP5094229A priority Critical patent/JPH06310951A/ja
Publication of JPH06310951A publication Critical patent/JPH06310951A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電源電圧や入力バイアス電圧の変動による影響
を受けることなしに差動アンプのオフセット補正を可能
にする。 【構成】差動アンプ4を有し、この差動アンプ4の第1
の入力端に第1のトランジスタQ12 のベースを接続し、
第2の入力端に第2のトランジスタQ11 のベースを接続
し、第1のトランジスタQ12 のコレクタと第2のトラン
ジスタQ11 のコレクタとを接続し、第1のトランジスタ
Q12 のエミッタと第2のトランジスタQ11のエミッタ
と、差動アンプ4の差動対に供給される電流源トランジ
スタQ1とベース同士が共通であるところの第3のトラン
ジスタQ2のコレクタとを接続し、第1、第2のトランジ
スタQ11,Q12 のコレクタを、差動アンプ出力端にベース
を接続した第4のトランジスタQ8のコレクタに接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は差動アンプのオフセット
補正回路に関し、特に差動アンプのトランジスタ負荷
(アクティブロード)により発生するベース電流を補正
する回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、差動アンプ負荷のベース電流を補
正する回路として図5に示す回路が知られている。この
回路は、コレクタに電流I2 が供給されるトランジスタ
Q2のベース端に、トランジスタQ1とQ3とからなる
カレントミラーを接続し、該カレントミラーの出力を差
動アンプの負荷におけるコレクタベースショート側に接
続して、差動アンプの動作電流I1 とI2 を等しく設定
する事によりベース電流をキャンセルさせオフセットを
補正している。
【0003】また、別の従来例として図4の回路を示
す。この回路はコレクタに電流I2 が供給されるトラン
ジスタQ2のベース端を差動アンプ負荷の出力側に接続
し、差動アンプの動作電流I1 とI2 を等しく設定する
ことによって、差動アンプ負荷のベース電流をキャンセ
ルしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の差動ア
ンプ回路においては、電流I1 =I2 である場合、差動
アンプ負荷のベース電流は完全にキャンセルされ、差動
アンプにオフセットは発生しない。しかしながら、各電
流I1 及びI2 のための電流源トランジスタQ1,Q2
のコレクタ、エミッタ間電圧VCEが異なる場合(従来例
では電源電圧及び差動アンプの入力バイアス電圧により
CEは変動する)、図6に示すように、トランジスタの
アーリ効果による静特性のために各トランジスタのコレ
クタ電流が変動して電流I1 とI2 が等しくなくなって
差動アンプのベース電流補正効果が劣化し、差動アンプ
にオフセットが発生する事になる。
【0005】本発明の差動アンプ回路はこのような課題
に着目してなされたものであり、その目的とするところ
は、電源電圧や入力バイアス電圧の変動による影響を受
けることなしに差動アンプのオフセット補正を行なうこ
とができる差動アンプ回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決する手段および作用】上記の目的を達成す
るために、本発明の差動アンプ回路は、差動アンプを有
し、この差動アンプの第1の入力端に第1のトランジス
タのベースを接続し、第2の入力端に第2のトランジス
タのベースを接続し、第1のトランジスタのコレクタと
第2のトランジスタのコレクタとを接続し、第1のトラ
ンジスタのエミッタと第2のトランジスタのエミッタ
と、前記差動アンプの差動対に供給される電流源トラン
ジスタとベース同士が共通であるところの第3のトラン
ジスタのコレクタとを接続し、第1、第2のトランジス
タのコレクタを、前記差動アンプの出力端にベースを接
続した第4のトランジスタのコレクタに接続する。
【0007】
【実施例】まず、本発明の実施例の概略を説明する。本
実施例の差動アンプ回路は、トランジスタQ1,Q4,
Q5,Q6,Q7とからなる差動アンプ4を有し、この
差動アンプ4の第1の入力端2に第1のトランジスタQ
12のベースを接続し、第2の入力端3に第2のトラン
ジスタQ11のベースを接続し、第1のトランジスタQ
12のコレクタと第2のトランジスタQ11のコレクタ
とを接続し、第1のトランジスタQ12のエミッタと第
2のトランジスタQ11のエミッタと、前記差動アンプ
の差動対に供給される電流源トランジスタQ1とベース
同士が共通であるところの第3のトランジスタQ2のコ
レクタとを接続し、第1、第2のトランジスタQ12,
Q11のコレクタを、差動アンプ4の出力端にベースを
接続した第4のトランジスタQ8のコレクタに接続す
る。
【0008】すなわち、本実施例においては、図1に示
すように、電流I1 とI2 を流すための電流源トランジ
スタQ1とQ2のコレクタ、エミッタ間電圧VCEを、電
源電圧や差動入力バイアス電圧によらず一定とするた
め、差動アンプ4の入力トランジスタQ4、Q5各々の
ベース端に、トランジスタQ11及びQ12のベースを
接続し、トランジスタQ11、Q12のエミッタを共通
接続にして、トランジスタQ2のコレクタに接続する。
【0009】また、トランジスタQ11、Q12のコレ
クタを共通接続として、補正用のトランジスタQ8のコ
レクタに接続し電流I2 を供給させる。これにより電流
源トランジスタQ1とQ2のコレクタ、エミッタ間電圧
CEは、電源電圧や入力バイアス電圧の変動に対して等
しく変動するため、トランジスタQ1とQ2のコレクタ
電流すなわちI1 とI2 は常に等しい値となり、差動ア
ンプ4のオフセット補正に影響を与えない。
【0010】以下、図1を参照して本発明の第1実施例
を説明する。同図において、差動アンプ4の入力トラン
ジスタQ4、Q5の各々のベース端にトランジスタQ1
1、Q12のベースをそれぞれ接続し、トランジスタQ
11、Q12のエミッタを共通接続にして、電流源トラ
ンジスタQ2のコレクタへ接続する。また、トランジス
タQ11、Q12のコレクタを共通接続してトランジス
タQ8のコレクタに接続し、トランジスタQ8のベース
を、トランジスタQ9、Q10からなるカレントミラー
を通して、差動アンプ4の負荷トランジスタQ6、Q7
のベースへ接続する。ここで、トランジスタQ8,Q
9,Q10はベース電流補正部を構成する。
【0011】このように構成することにより、電流源ト
ランジスタQ1とQ2のコレクタ、エミッタ電圧V
CEは、差動入力バイアス電圧の変動に対して、等しく変
動するため、電流I1 とI2 は等しくなり差動アンプ負
荷のベース電流補正効果が安定する。
【0012】図2は本発明の第2実施例を示す図であ
る。同図の構成は(pnp入力差動アンプをnpn型に
変換)及び動作は図1とほぼ同じである。相違点とし
て、トランジスタQ8のコレクタにベースを、カレント
ミラーQ9,Q10のエミッタにエミッタを接続したト
ランジスタQ13と、電流源I3 を接続している。この
ような構成により、トランジスタQ11、Q12のコレ
クタ電圧がトランジスタQ13のベース、エミッタ間電
圧VBE分上がり、差動アンプ4の同相入力電圧範囲が図
1に比べ1VBE程度良好となる。
【0013】図3は本発明の第3実施例を示す図であ
る。図1との相違点は、トランジスタQ9とQ10のコ
レクタをエミッタ接地したトランジスタQ8のコレクタ
に接続し、トランジスタQ8のベースを差動アンプ負荷
の出力側トランジスタQ7のコレクタに接続する。この
ような構成により差動アンプQ4、Q5のコレクタ電流
は等しくなりオフセットが補正される。
【0014】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
電源電圧や入力バイアス電圧の変動による影響を受ける
ことなしに差動アンプのオフセット補正を行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す回路構成図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す回路構成図である。
【図3】本発明の第3実施例を示す回路構成図である。
【図4】従来の差動アンプ回路の構成図である。
【図5】従来の差動アンプ回路の他の例を示す構成図で
ある。
【図6】トランジスタの静特性を示すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 差動アンプを有し、この差動アンプの第
    1の入力端に第1のトランジスタのベースを接続し、第
    2の入力端に第2のトランジスタのベースを接続し、第
    1のトランジスタのコレクタと第2のトランジスタのコ
    レクタとを接続し、第1のトランジスタのエミッタと第
    2のトランジスタのエミッタと、前記差動アンプの差動
    対に供給される電流源トランジスタとベース同士が共通
    であるところの第3のトランジスタのコレクタとを接続
    し、第1、第2のトランジスタのコレクタを、前記差動
    アンプの出力端にベースを接続した第4のトランジスタ
    のコレクタに接続したことを特徴とする差動アンプ回
    路。
  2. 【請求項2】前記第1、第2のトランジスタのコレクタ
    を差動アンプのベース電流補正部の入力端子に接続した
    ことを特徴とする請求項1記載の差動アンプ回路。
JP5094229A 1993-04-21 1993-04-21 差動アンプ回路 Withdrawn JPH06310951A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5094229A JPH06310951A (ja) 1993-04-21 1993-04-21 差動アンプ回路

Applications Claiming Priority (1)

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JP5094229A JPH06310951A (ja) 1993-04-21 1993-04-21 差動アンプ回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06310951A true JPH06310951A (ja) 1994-11-04

Family

ID=14104483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5094229A Withdrawn JPH06310951A (ja) 1993-04-21 1993-04-21 差動アンプ回路

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JP (1) JPH06310951A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006314040A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 New Japan Radio Co Ltd 差動増幅回路
JP2016208298A (ja) * 2015-04-23 2016-12-08 ローム株式会社 差動増幅器

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JP2006314040A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 New Japan Radio Co Ltd 差動増幅回路
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Effective date: 20000704