JPH06310355A - 巻線装置 - Google Patents

巻線装置

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JPH06310355A
JPH06310355A JP5095814A JP9581493A JPH06310355A JP H06310355 A JPH06310355 A JP H06310355A JP 5095814 A JP5095814 A JP 5095814A JP 9581493 A JP9581493 A JP 9581493A JP H06310355 A JPH06310355 A JP H06310355A
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drum
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belt
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和宏 西村
Yuji Tanaka
祐史 田中
Kazuyoshi Sakasegawa
一好 逆瀬川
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】機構が簡単で、かつ、巻線時間を非常に短縮化
することができる巻線装置を提供する。 【構成】回転可能なドラム55と、ワイヤ38をドラム
55との間で挟持して案内するベルト57と、被巻線部
材を保持する保持部材35と、ドラム55とベルト57
により案内されたワイヤ38の先端を被巻線部材の巻線
窓53に導く入口ガイド59と、ワイヤ先端がドラム外
周の所定位置に到達した場合に下方に移動しベルト57
とドラム55によるワイヤ38の挟持を一時的に解除す
る出口ガイド61とを備えてなり、入口ガイド59に、
ベルト57とドラム55による挟持が解除されたワイヤ
38の部分が入口ガイド59に到達した際に、ワイヤ3
8の案内を解除する入口スリットを形成し、出口ガイド
61に、この出口ガイド61が下方に移動した際に、ワ
イヤ38の案内を解除する出口スリットを形成してな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、磁気ヘッド等
の被巻線部材にワイヤを巻き付けるための巻線装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、コンピュータのハードディス
ク装置等に用いられる磁気ヘッドにおいては、この磁気
ヘッドを構成するコアにワイヤを巻き付ける必要があ
る。この磁気ヘッドのコアへの巻線作業は、従来手作業
によって行われている。しかし、針の穴程の小さい巻線
窓に、髪の毛よりも細いワイヤを通して巻き付ける作業
はかなりの熟練を要するとともに、その作業に長時間を
要するという問題があった。
【0003】そこで、最近この巻線作業を自動化するた
めの自動巻線機が開発されているが、従来の一般的な自
動巻線機は、手作業で行っていた巻線作業をそのまま機
械化したものであり、まず磁気ヘッドを位置決めし、そ
の巻線窓にワイヤを挿通し、これを逆側から引き出す。
そして、ワイヤもしくは磁気ヘッドを反転してコアにワ
イヤを巻き付け、さらにワイヤ先端を磁気ヘッドの巻線
窓に挿入するという作業を繰り返すものである。ところ
がこのような装置では、原理的に巻線作業を高速化する
ことができない。
【0004】また、巻線作業の高速化を目的として、図
45に示すような装置も提供されている。この図に示す
巻線装置は、ステンレス鋼板等により円軌道のガイドフ
ェンス11を構成し、このガイドフェンス11によって
ワイヤを案内する。また、ガイドフェンス11の一部に
ワーク13を位置決めする。さらに、ワイヤを前記ガイ
ドフェンス11に沿って送るために、内側ローラ15お
よびこれに押しつけられる外側ローラ17からなるロー
ラ対を複数箇所に設ける。
【0005】そして、このローラ対を同期回転させ、各
ローラ間にワイヤを挟んでガイドフェンス11に沿って
回転させる。次に、ワイヤが例えば3/4回転したとこ
ろで、ワイヤの先端を除いた部分を挟んでいるローラ対
の内側ローラ15を円軌道内側に倒し、ワイヤの先端以
外の部分を円軌道から脱線させる。これによりワイヤは
コアに巻付けられる。その後、内側ローラ15をもとの
姿勢に戻し、外側ローラ17に押しつけて再度ワイヤを
送る。以下、同様の動作を繰り返してワイヤをコアに巻
き付けている。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、図4
5に示した巻線装置では、手作業や従来の自動巻線装置
に比較して巻線作業の作業性を向上することができる
が、内側ローラ15をワイヤの動きに同期させて内側に
倒す必要があった。また、ワイヤをガイドフェンス11
に沿って長い距離搬送するので、途中で引っ掛からない
ようにするためにもあまりワイヤを早く送ることができ
ず、高速化することは困難であった。また、機構が複雑
なために、ワークの大きさや作業の内容の割には装置が
大きくなり、装置全体が高価になってしまう。
【0007】本発明は、機構が簡単で、かつ巻線時間を
非常に短縮化することができる巻線装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の巻線装置は、回
転可能なドラムと、このドラムの一部の外周に沿って配
置されワイヤを前記ドラムとの間で挟持して案内するベ
ルトと、前記ベルトが配置されていない前記ドラムの一
部の外周に配置され被巻線部材を保持する保持部材と、
前記ドラムと前記ベルトにより案内されたワイヤの先端
を前記被巻線部材の巻線窓に導く入口ガイドと、前記被
巻線部材の巻線窓を挿通したワイヤを前記ドラムと前記
ベルトにより挟持されるように導くとともに、前記ワイ
ヤ先端が前記ドラム外周の所定位置に到達した時に下方
に移動し前記ベルトと前記ドラムによるワイヤの挟持を
部分的に解除する出口ガイドとを備えてなり、前記入口
ガイドに、前記ベルトと前記ドラムによる挟持が解除さ
れてドラムの下方に位置するワイヤの部分が前記入口ガ
イドに到達した際に、前記ワイヤの案内を解除し前記ワ
イヤを前記ドラムの下方に移動可能とする入口スリット
を形成し、前記出口ガイドに、この出口ガイドが下方に
移動した際に、前記ワイヤの案内を解除し前記ワイヤを
前記ドラムの下方に移動可能とする出口スリットを形成
してなるものである。
【0009】
【作用】本発明の巻線装置では、磁気ヘッド等の被巻線
部材の巻線窓を挿通したワイヤが出口ガイドにより案内
され、ワイヤの先端がベルトとドラムとの間に送られ、
ワイヤがベルトとドラムにより挟持されて搬送され、ワ
イヤの先端がドラムの所定位置に到達した際に出口ガイ
ドが下降し、ベルトとドラムによるワイヤの挟持が一時
的に解除され、出口ガイドの出口スリットからワイヤが
出て、挟持が解除された部分がドラムの下方に移動し、
出口ガイドによるワイヤの案内が解除される。そして、
この状態でワイヤが搬送され、ワイヤの先端が入口ガイ
ドにより案内され、被巻線部材の巻線窓を挿通するが、
ベルトとドラムによる挟持が解除されてドラムの下方に
位置するワイヤの部分が入口ガイドに到達すると、この
ワイヤが入口ガイドの入口スリットを通って、ドラム下
方に移動し、ワイヤの入口ガイドによる案内が解除さ
れ、被巻線部材にワイヤが巻回される。
【0010】一方、ワイヤの先端が、被巻線部材の巻線
窓を挿通し、出口ガイドに到達する際には、出口ガイド
は通常の位置に上昇しており、ワイヤの先端がベルトと
ドラムとの間に搬送される。
【0011】
【実施例】図1は本発明の巻線装置の一実施例を示して
いる。
【0012】本発明の巻線装置は、被巻線部材である磁
気ヘッドのセットおよびワイヤの供給等もすべて自動化
されており、図1に示すように、ワイヤ供給機構31と
ワイヤ切断機構33と磁気ヘッド保持機構35と巻線機
構37とを有している。
【0013】ワイヤ供給機構31は、ワイヤ38が巻回
されたリール39と、このリール39をベルトを介して
回転駆動するモータ40と、ガイド部材41と、3個の
プーリー42と、ワイヤに生じる張力を一定に調節する
ダンサー43と、このダンサー43の近傍に配置された
センサー44と、キャプスタン45とから構成されてい
る。センサー44は、その信号によりモータ40の回転
を制御し、リール39からのワイヤの供給量が調節され
る。
【0014】リール39からワイヤ38を引き出す速度
はキャプスタン45がワイヤ38を巻線機構37へ送る
速度よりも少々遅い方が良いが、リール径によりモータ
40の回転速度を変える必要はない。ダンサー43によ
り吸収可能な範囲だからである。
【0015】ワイヤ供給機構31には、クランプ47が
配置されており、所定量のワイヤが供給された後にワイ
ヤ38を固定する。
【0016】また、ワイヤ切断機構33は、引張力を付
与した状態で加熱するヒータ49を備えており、このヒ
ータ49は400〜500℃程度に加熱可能とされてい
る。
【0017】磁気ヘッド保持機構35は、磁気ヘッド5
0を固定した状態で巻線機構37までスライド可能に構
成されている。磁気ヘッド50は、図2に示すような形
状をしており、巻線される部分であるコア51および巻
線窓53を有している。この磁気ヘッド50は図3およ
び図4に示すように治具54に固定されており、この治
具54の開口部の幅aは巻線窓53の幅よりも広く、幅
bは巻線窓53よりも若干狭く形成されている。このた
め図2における磁気ヘッド50の角部c,dに引っ掛か
ることなく巻線される。尚、治具54の開口部の内面は
ワイヤ38が滑り易いように鏡面仕上げされている。
【0018】そして、巻線機構37は、図1に示したよ
うに、回転可能なドラム55と、このドラム55の一部
外周に当接するベルト57と、ベルト57が当接してい
ないドラム55の外周部分に配置された入口ガイド59
および出口ガイド61とから構成されている。磁気ヘッ
ド50は保持機構により入口ガイド59および出口ガイ
ド61の間に配置される。
【0019】ドラム55は、必要な巻線量を確保する
だけの直径を有し、かつワイヤ38が無駄に余らないこ
と、ドラム55とベルト57に挟まれたワイヤ38が
ドラム下端面から引き出される際にワイヤ38を傷めな
いよう、滑らかな面,角を有していること、ドラム5
5とベルト57が滑らないこと、入口ガイド59のガ
イドプレートを摩耗させにくい材質,性状であること、
振れがないこと、が要求される。
【0020】ドラム55の直径については対象ワークに
依って適宜選択することができるが、本発明では直径8
0mmとした。またドラム材質はアルミナセラミックス
として鏡面加工を施し、端部は曲率半径R=0.15〜
0.25mmの滑らかな面に仕上げられている。曲率半
径が0.15mmよりも小さいとワイヤ38がエッジで
急激に曲げられてカールする為、後工程に悪影響を及ぼ
す。0.25mmよりも大きすぎるとワイヤ38がドラ
ムに巻きつく高さをもっと高くしなければならず、入口
ガイド59から出口ガイド61までのワイヤ軌跡に無理
が生じて巻線失敗となるからである。また、ドラム55
の外周には一定の深さと幅の溝を形成し、この溝にゴム
等の摩擦係数の大きな材質を埋め込むことでベルトとの
滑りを防止している。
【0021】このドラム55の外周にはベルト57が当
接しているが、このベルトは、伸縮性が殆ど無いこ
と、ドラムとの摩擦力が大きいこと、表面が均一で
あること、導電性があること、耐久性があること、
が要求される。
【0022】ベルト57は、バネ63により常に一定の
張力が作用している。
【0023】ベルト57はドラム55との摩擦力で駆動
されるので、図5のA部で引張力を受け、B部で元に戻
ろうとする。ベルト57に伸縮性があるとA部で伸び、
B部で元に戻るため、ドラム55とベルト57がスリッ
プする。ベルト57とドラム55に挟まれたワイヤ38
は伸縮性が無いため、ベルト57が伸びる時は引っ張り
破断もしくはそれに近い状態となり、縮む時には図6に
示すようにしわ状になり易いため、ベルト57は伸縮性
があってはならない。
【0024】ベルト57は極めて細く柔らかいのでベル
ト57の表面の凹凸や継ぎ目等により図6のように先端
付近がしわになり易いため、ベルト表面は均一であるこ
とが望ましい。また、ワイヤ38が静電気によってベル
ト57あるいはドラム55に付着すると入口ガイド59
のガイドプレートで正規に引き起こされないことがある
ため、ベルト57もしくはドラム55の何れかを導電性
にして静電気を逃がしてやる必要がある。
【0025】本発明では、以上のような要件を満たすた
めに、ベルト57をポリエステル繊維でシームレスに編
んだものに導電性ポリウレタンを被覆したものを使用し
ている。これにより、素材が薄い布であり、柔らかく、
かつ伸びない。また、ウレタンコーティングにより摩擦
力は充分であり、シームレスであり、均一な表面になっ
ている。さらに、導電性ウレタンのコーティングで導電
性を有しており、耐久性にも優れている。
【0026】入口ガイド59は、ワイヤ38を小さい
巻線窓53に通すために最小の開口を有すること、腰
の弱いワイヤ38が座屈しないような形状、材質、表面
性状であること、入口ガイド59を挿通したワイヤ3
8は前からみて水平に、上からみてドラム55中心と巻
線窓53を結ぶ線に直角に進行すること、さらにワイヤ
38先端も、それより後ろの部分も同じ軌跡を描かなけ
ればならない。ワイヤ38をドラム55から引き起こ
すためのガイドプレートを有していること。このガイド
プレートはドラム55の若干の振れに対応可能であるこ
と、ワイヤ38の後部が磁気ヘッドのコア51に巻き
付くために入口ガイド59から横に出られるよう、入口
スリットを有していること、この入口スリットはワイヤ
38が不必要に入口ガイドから外れないような形状であ
る。耐久性のあること、ゴミ付着等に備え、容易に
着脱、清掃ができる、ことが要求される。
【0027】上記のような条件を満足するため、入口ガ
イド59は、図7および図8に示すように、凹部65が
形成された入口ガイド本体66と、凹部65内に配置さ
れ、ドラム55の表面に沿って進行するワイヤ38を引
き起こすガイドプレート67とから構成されており、凹
部65を構成する下面は磁気ヘッド側に向かって上昇す
る斜面69とされ、この斜面69と、ガイドプレート6
7下端との間は、ベルト57とドラム55による挟持が
解除されてドラム55の下方に位置するワイヤ38の部
分が入口ガイド59に到達した際に、ワイヤ38の案内
を解除してワイヤ38をドラム55の下方に移動可能と
する入口スリット71とされている。このような入口ガ
イド59では、図9および図10に示すように、ドラム
55外周を進行してきたワイヤ38の先端は、ガイドプ
レート67により引き起こされ、凹部65内面を摺動
し、磁気ヘッド側に移動する。
【0028】即ち、及びの条件を満たすために、入
口ガイド59をセラミック等、精密加工の可能な硬い材
料で作製する。入口ガイド59の磁気ヘッド側の開口部
の大きさはワイヤ径の1.2〜1.5倍とされている。
【0029】の条件を満たすため、摩擦係数が小さく
緻密なジルコニアセラミックスで入口ガイド59を作製
し、ワイヤ38が当接する面は鏡面仕上げし、ワイヤ3
8を意識的に決められた方向に曲げることで座屈による
不安定な挙動を防ぐ。例えば、本発明では、図9および
図10に示すようなワイヤ軌道とされている。これは、
図11のようにワイヤ38が進行すると図12に示すよ
うに簡単に座屈するが、図13に示すようにすると図1
4のように座屈せずに思った方向に進行するからであ
る。の条件を満足するために入口ガイド59は、図7
及び図8に示したように構成されている。
【0030】およびの条件を満たすために入口ガイ
ド59は図7のような構造をしており、ガイドプレート
67は摩耗に強い弾性体、例えば、バネ鋼等により作製
されて、エッジ部73がドラム外周に当接してドラム5
5の若干の振れに追従する。
【0031】ワイヤ38は、このエッジ部73でドラム
55から引き起こされ、図7および図8に示したよう
に、上方向はガイドプレート67の曲げ部C、下方向は
斜面69、左右方向は凹部65とガイドプレート67に
よって規制されながら、入口ガイド59の開口部へと進
行していく。ガイドプレート67と斜面69との間のス
リット71は、ワイヤ38一本が通過できるだけの隙間
である。
【0032】ガイドプレート67のエッジ部73はドラ
ム55の下端面から上方に0.2mm以内の位置に形成
されている。このワイヤ38がドラム55に巻きついて
いる位置よりエッジ部73の方が高い時には、即ち、図
15に示すような位置にエッジ部73が形成されている
と、図16のようにワイヤ38の引き起こしの役目を果
たさないし、図17に示すような位置にエッジ部73が
形成され、エッジ部73がドラム55の下端より低い
と、図18のように入口スリット71を通過しようとす
るワイヤ38がエッジ部73に引っ掛かる。
【0033】出口ガイド61は、ワイヤ38をドラム
55上の所定の位置に導くために最小の開口を有するこ
と、腰の弱いワイヤ38が座屈しないような形状、性
質、表面性状であること、磁気ヘッドの巻線窓53を
通過したワイヤ38が確実に出口ガイド61に入るだけ
の入口を有すること、ワイヤ38がドラム下方に進入
するために出口ガイド61から横に出られるように、出
口スリットを有すること、この出口スリットはワイヤ3
8が不必要に出口ガイド61から脱落しないような形状
であること、耐久性を有すること、ゴミ付着等に備
え、容易に着脱、清掃ができること、所定のタイミン
グで短時間に上下動をする機能を有すること、が要求さ
れる。
【0034】このような要求を満足するため、出口ガイ
ド61のガイド孔は、図19に示すように磁気ヘッド側
が広い四角錐形状とされ、ガイド孔の上部には出口スリ
ット75が形成されている。ワイヤ38は、出口ガイド
61のガイド孔に入り、図20および図21に示すよう
に、壁77に沿って進行し、出口から吐出されてドラム
55とベルト57により挟持される。壁77はワイヤ3
8が不必要に出口ガイド61から脱落するのを防止する
とともに、d点で接触することによりワイヤ38の座屈
を防止し、また、ワイヤ38に常時一定の軌跡を描かせ
る。出口ガイド61が下方に移動した場合には、出口ス
リット75からワイヤ38が外に出ていき、ドラム55
の下方に進入する。出口ガイド61はジルコニアセラミ
ックにより作製され、ワイヤ38が通過する部分は鏡面
仕上げをしているので途中で引っ掛かることがない。
【0035】入口ガイド59,出口ガイド61および出
口ガイド61の上下駆動機構は、一つのユニットとなっ
ており、2本のネジで着脱可能になっており、また、機
械的当て止めになっているため着脱の再現性は容易であ
る。
【0036】また、出口ガイド61が下降する点は、図
22に示すように角度θ1 が80〜120℃であること
が望ましい。これは、ワイヤ38がドラム外周面からド
ラム55の回転力によりドラム55の下に引き出される
時、その力をFとすると、同一の力Fを得る為にはワイ
ヤを引っ張る力F1はθ1 が小さくなる程大きくなり、
ワイヤ38の引張強度を越える。本装置が対象にしてい
るワイヤ38においてはこの限界は80℃である。
【0037】また、磁気ヘッドの回りのループが閉まっ
た時、θ1 ≦180℃でなければならない(θ1 >18
0℃であると締付力がなく、締まり切らない)。本発明
では、タイミング誤差、出口ガイド61の動作速度等を
考慮してドラム径80mmで10mmの引っ張り代を残
すと、θ1 =122℃となる。
【0038】以上のように出口ガイド61の上下動は正
確なタイタミングで制御される必要があるが、ワイヤ長
さで、±2.5mm、角度にすると7度程度の精度が必
要である。ドラム速度を0.5sec/turnとする
と0.01secの時間になる。従って、エアシリンダ
等ではレスポンスが遅くて間に合わない。カムを使用す
る方法も考えられるが、ワイヤは巻線に依って徐々に消
費されて短くなり、しかも短くなる割合が磁気ヘッドの
種類に依って異なるのでカムが多数必要になる。このた
め、本装置ではDCソレノイドを駆動源に用い、マイク
ロコンピュータで上下動のタイミングを制御している。
【0039】また、図1に示したように、キャプスタン
45と入口ガイド59との間には細いパイプ79が配置
されており、このパイプ79内をワイヤ38が挿通して
いる。そして、パイプ79の先端は入口ガイド59の近
くにある必要があるが、ベルト57と干渉するため、ワ
イヤ供給時は、図23に示すように、ベルト57を逃が
してパイプ79を入口ガイド59近傍まで持っていき、
巻線時は、図24に示すように、反対にパイプ79を逃
がしてベルト57を正規の位置にもってくるよう、カム
でパイプ79とベルト57を駆動するプーリーを動かす
ようになっている。
【0040】クランプ47,キャプスタン45,ワイヤ
カット,ベルト57,パイプ79は、4枚のカムにより
作動され、ワイヤ供給関係の全ての動きが約5秒でなさ
れる。但し、リール39の回転はカムに関係なく、ダン
サー43の位置によって随時ON、OFFされる。
【0041】また、図25に示すように、巻線回数のカ
ウントや巻線失敗の検出を行うセンサー81が、ドラム
55の下方に配置されている。巻線動作の説明で判るよ
うに本装置ではドラム55が約1回転する毎にワイヤ3
8がドラム55の下方に進入する。従ってドラム55下
方に進入したワイヤ38を検出するセンサー81を配置
し、ドラム55が1回転する毎にワイヤ38がこのセン
サー81を通過することを確認しながらその回数をカウ
ントすると、それが巻線回数となる。ドラム55が1回
転する間にセンサー81が1度も反応しない場合は逆に
巻線失敗を検出したことになり、機械を止める等の処置
を講ずることができる。センサー81の位置は図の位置
が最も良い。他の位置に配置するとワイヤ38の動きが
速くて検出ミスを起こす。あるいは検出タイミングが遅
いため実際に巻いた数との間に最大1回の誤差が生じる
可能性がある。又、センサー81の右側には一旦センサ
ー81を通過したワイヤ38がループになる時に逆方向
から再びセンサー81を通過するのを防ぐために軽い重
りがつけられている。この重りは図26のような形状を
しており、重り83の下に進入したワイヤ38は重り8
3で押さえつけられるため、ワイヤ38の剛性程度では
左に抜けられない。また、この重り83はコア51に巻
き付いたワイヤ38の緩み防止の機能も果たしている。
ドラム下部にワイヤ38が進入する時はワイヤ38はピ
ンと張っているがその後、ループを形成する時に緩み、
そのため巻線窓53内に緩んだワイヤ38が存在して次
にワイヤ先端が巻線窓53に入っていく時邪魔になる。
この重り83によってワイヤ38を押されていれば緩み
は最小限になり、巻線回数がアップする。
【0042】本装置で巻線される磁気ヘッドはセラミッ
ク製であり、金属にこすりつけると金属痕がつくが、磁
気ヘッドはディスクの回転により1μm以下の高さで浮
上するものであり、金属粉がヘッドから落ちてヘッドと
ディスクの間に入るとヘッドもしくはディスクに傷がつ
くことになるため、金属痕の存在は好ましくない。よっ
て磁気ヘッドに接する材質としては金属以外のもの、例
えば、エンジニアリングプラスチック,セラミック,ア
ルミ合金に硬質アルマイトもしくはタフラム処理を施し
たものを使用することが望ましい。本装置では、磁気ヘ
ッドを位置決めする部分は高精度の機械加工が要求され
るためセラミックを用い、磁気ヘッドを保持する部材は
精密加工が要求される一方で磁気ヘッドに衝撃力が作用
した際に欠け等を生じないよう若干の柔軟さが必要であ
るので、超々ジュラルミンにタフラム処理を施したもの
を使用している。
【0043】磁気ヘッドは、図27に示すように、ドラ
ム55の下方を移動するワイヤ38が干渉しないよう
に、ドラム55の下端面より巻線窓53が下方に位置す
るように磁気ヘッド保持機構35により保持されてい
る。これは、磁気ヘッドに巻き付いたワイヤ38がドラ
ム55の下端面よりも上にあると、図28に示すように
ドラム55の下端面で干渉し、こすられてダメージを受
けるからである。このように磁気ヘッドがドラム55の
下方に位置することから、入口ガイド59は、ドラム外
周に沿って移動するワイヤ38をドラム55の径方向に
引き起こすとともに、ドラム55の下方にも案内するよ
うに構成されており、また、出口ガイド61は、巻線窓
53を挿通したワイヤ38をドラム55の下方からドラ
ム55の外周面に案内するように構成されている。
【0044】以上のように構成された巻線装置の作用を
説明する。
【0045】図29に示すように、ワイヤ38の先端は
ドラム55の下端近くでベルト57とドラム55に挟持
されてA地点まで送られている。一方ワイヤ38の後部
は巻線窓53を挿通してループになっている。このま
ま、ドラム55を回転してループ長がある値(ドラム半
径をRとすると2R)より小さくなった時に、出口ガイ
ド61をドラム下端より下まで下降させると、ワイヤ3
8は出口ガイド61の横の出口スリット75から外に出
て、ドラム55の下方に移動し、図30〜図31のよう
にループを小さくしていく。ワイヤ38が磁気ヘッドに
巻きついた状態は図32のようになっており、この状態
で、図33の状態になるまでワイヤ38がドラム55と
ベルト57の間から引き出されることによって巻きつい
たワイヤ38にテンションが付与される。このテンショ
ンの大きさはドラム55に巻きついているベルト57の
テンションをバネ63で調整することによって変えられ
る。
【0046】一方、ワイヤ38の先端はドラム55とベ
ルト57により挟持された状態から開放されて入口ガイ
ド59のガイドプレート67により引き起こされ、入口
ガイド59で案内されて磁気ヘッドの巻線窓53を挿通
し、図34に示すように出口ガイド61に向かい、この
時には出口ガイド61は上昇して元の位置にあり、この
出口ガイド61によりワイヤ先端はドラム55とベルト
57との間に案内され、挟持されて搬送される。
【0047】そして、図35に示すように、ワイヤ38
がドラム55から外れている点B、即ち、ベルト57と
ドラム55による挟持が解除されてドラム55の下方に
位置するワイヤ38の部分が入口ガイド59に到達する
と、このワイヤ38が入口ガイド59の入口スリット7
1を通って、ドラム下方に移動し、ワイヤ38の入口ガ
イド59による案内が解除され、図29に示したように
なる。
【0048】一方、ワイヤ38の先端が、磁気ヘッドの
巻線窓53を挿通し、出口ガイド61に到達する際に
は、出口ガイド61は通常の位置に上昇しており、ワイ
ヤ38の先端がベルト57とドラム55との間に搬送さ
れる。
【0049】出口ガイド61の上下タイミングについて
説明する。ワイヤ38はその後部が磁気ヘッドに巻き付
いていくために徐々に短くなるので、ループが締まるタ
イミングはその分早くなる。従って、出口ガイド61を
下げるタイミングもそれに伴って早くしていかねばなら
ない。一方、ワイヤの先端は入口ガイド59によってド
ラム55から離れ、出口ガイド61によって再びドラム
55に接触するので、その経路の差の分だけドラム55
に対して位相遅れを生じ、それがループ長に加算され
る。従って、ループ長が同じになるタイミングは、巻回
されることによって消費される分と先端が後れる分の量
が1周毎に早くなる。そのタイミングで出口ガイド61
を下降させる。
【0050】そして、巻回数の上限はワイヤ38が磁気
ヘッドに巻回されることによって巻線窓53のスペース
がなくなり、ワイヤ38が挿通することができなくなっ
た時が限界であるが、その他にも、図36においてドラ
ム55とベルト57で挟持されている部分の長さ(L
1)がベルト57がドラム55に掛かっていない部分の
長さ(L2)より短くなると、ワイヤ38の先端を移動
させる推進力がなくなり、この状態で巻回が停止する。
【0051】磁気ヘッドに少しでも多く巻くためには、
巻かれるコア51を細く、長くすることで1巻回当たり
のワイヤ消費量を少なくしたり、ワイヤ38をきつく巻
いたり、最初にワイヤ38をセットした時のセット角
(図37のθ)をなるべく大きくしたり、ドラム径を大
きくしたりする。
【0052】本発明の巻線装置では、ワイヤ38をドラ
ム55とベルト57により挟持して搬送するとともに、
入口ガイド59によりワイヤ38を磁気ヘッド50まで
案内し、出口ガイド61によりワイヤ38を磁気ヘッド
50からドラムとベルトの間に案内するとともに、所定
条件で出口ガイド61を下降して一時的にワイヤ38の
ドラム55とベルト57による挟持を解除し、さらにこ
の状態で出口ガイド61による案内を解除し、この挟持
を解除された部分が入口ガイド59まで到達すると、入
口ガイド59の案内を解除することにより、磁気ヘッド
のコア51にワイヤ38を巻き付けることができる。こ
のため、従来の自動巻線装置に比較して、機構が簡単
で、かつ、巻線時間を非常に短縮化することができる。
【0053】また、従来、ワイヤは、図38に示すよう
にカッターによるせん断力で切断されていたが、バリが
出たり、エッジが立っている等の理由で、巻線機構の中
で引っ掛かる等の悪影響が生じ易い。ワイヤの先端は、
図39に示すように、砲弾型になっているのが理想であ
り、その為には引張力を付与して切断すると良いが、ワ
イヤが樹脂で被覆されている場合には、図40に示すよ
うに被覆が広がり、巻線機構の中で引っ掛かる等の悪影
響が生じ易い。また、引張力を付与して切断する方法で
は切断位置を正確に制御することが困難である。そこ
で、上記したように引張力を付与した状態で加熱する切
断方法を採用し、これにより、樹脂等の被覆が熱で溶解
するため、図39に示したような理想的な形状で切断す
ることが可能になる。また、加熱した部分から切断する
ことができるため、切断位置を正確に制御することがで
きる。さらに、弱い力で切断することができるのでワイ
ヤの切断部分に残留応力が残らず、最適なワイヤ先端を
得ることができる。さらに、切断箇所より離れた部分を
把持して引っ張ることができるので、この引張力により
ワイヤが真直状態になり、巻線作業に好都合である。
【0054】さらに、磁気ヘッドを横からみると図41
のようになっており、そのまま本装置で巻線すると図4
2のようになり、製品品質上、ワイヤが図42のD面よ
り上にはみ出す状態となり易いので、従来図43のよう
に鍔87を装着して巻線している例が通常みられるが、
この鍔87は形状が複雑で極小さいため、コストが高
い。そこで、本発明では図3および図4のような治具5
4に磁気ヘッドを取りつけることにより上述の弊害を克
服した。即ち、この治具54を使用して巻線した結果は
図44のようになり、品質上満足すべきものである。
【0055】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
巻線装置では、ドラムとベルトにより挟持して搬送する
とともに、入口ガイドによりワイヤを磁気ヘッドまで案
内し、出口ガイドによりワイヤを磁気ヘッドからドラム
とベルトの間に案内するとともに、所定条件で出口ガイ
ドを下降して一時的にドラムとベルトによる挟持を解除
し、さらにこの状態で出口ガイドによる案内を解除し、
この挟持を解除された部分が入口ガイドまで到達する
と、入口ガイドの案内を解除することにより、磁気ヘッ
ドのコアにワイヤを巻き付けることができ、従来の自動
巻線装置に比較して、機構が簡単で、かつ、巻線時間を
非常に短縮化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻線装置を説明する説明図である。
【図2】磁気ヘッドを示す斜視図である。
【図3】磁気ヘッドが治具に保持された状態を示す平面
図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】ドラムの外周にベルトが配置されている状態を
示す平面図である。
【図6】ワイヤにしわが生じた例を示す図である。
【図7】入口ガイドを示す斜視図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】ワイヤの軌跡を示す横断面図である。
【図10】ワイヤの軌跡を示す縦断面図である。
【図11】ワイヤの進行状態を示す説明図である。
【図12】ワイヤ進行による座屈を示す説明図である。
【図13】他のワイヤの進行状態を示す説明図である。
【図14】ワイヤが滑らかに案内されている状態を示す
説明図である。
【図15】ドラム下端面とガイドプレートのエッジ部と
の関係を示す説明図である。
【図16】ドラム下端面とガイドプレートのエッジ部と
の関係を示す説明図である。
【図17】ドラム下端面とガイドプレートのエッジ部と
の関係を示す説明図である。
【図18】ドラム下端面とガイドプレートのエッジ部と
の関係を示す説明図である。
【図19】出口ガイドを示す斜視図である。
【図20】出口ガイドにおけるワイヤの進行状態を示す
平面図である。
【図21】出口ガイドにおけるワイヤの進行状態を示す
側面図である。
【図22】出口ガイドが下降するタイミングを説明する
ための説明図である。
【図23】パイプによりワイヤ先端を案内している状態
を示す説明図である。
【図24】巻線状態におけるパイプおよびその近傍を示
す説明図である。
【図25】ドラムの下方のセンサーおよび重りを説明す
るための説明図である。
【図26】重りとワイヤとの関係を示す説明図である。
【図27】磁気ヘッドとドラムとの関係を示す説明図で
ある。
【図28】ドラムにワイヤが干渉した状態を示す説明図
である。
【図29】巻線状態を説明するための説明図である。
【図30】ワイヤによるループが形成された状態を示す
説明図である。
【図31】ループが次第に小さくなっていく状態を示す
説明図である。
【図32】コアの巻線にテンションが掛けられる状態を
示す説明図である。
【図33】コアの巻線へのテンションが停止される状態
を示す説明図である。
【図34】図33の状態からドラムが回転し、巻線窓を
ワイヤ先端が挿通した状態を説明するための説明図であ
る。
【図35】ドラム外周から外れている部分が入口ガイド
に近づいている状態を説明する説明図である。
【図36】巻回限度を説明するための説明図である。
【図37】最初にワイヤをセットし、出口ガイドが下降
する直前の状態を説明する説明図である。
【図38】カッターでワイヤを切断する状態を説明する
説明図である。
【図39】理想的なワイヤの先端を説明する側面図であ
る。
【図40】引張力によりワイヤを切断した状態を示す側
面図である。
【図41】磁気ヘッドを示す側面図である。
【図42】従来のガイドを用いないで巻線した状態を説
明する説明図である。
【図43】磁気ヘッドに鍔を装着した状態を示す側面図
である。
【図44】本発明の治具を用いて巻線した状態を示す側
面図である。
【図45】従来の巻線装置を示す説明図である。
【符号の説明】
38 ワイヤ 53 巻線窓 55 ドラム 57 ベルト 59 入口ガイド 61 出口ガイド 71 入口スリット 75 出口スリット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転可能なドラムと、このドラムの一部の
    外周に沿って配置されワイヤを前記ドラムとの間で挟持
    して案内するベルトと、前記ベルトが配置されていない
    前記ドラムの一部の外周に配置され被巻線部材を保持す
    る保持部材と、前記ドラムと前記ベルトにより案内され
    たワイヤの先端を前記被巻線部材の巻線窓に導く入口ガ
    イドと、前記被巻線部材の巻線窓を挿通したワイヤを前
    記ドラムと前記ベルトにより挟持されるように導くとと
    もに、前記ワイヤ先端が前記ドラム外周の所定位置に到
    達した場合に下方に移動し前記ベルトと前記ドラムによ
    るワイヤの挟持を一時的に解除する出口ガイドとを備え
    てなり、前記入口ガイドに、前記ベルトと前記ドラムに
    よる挟持が解除されてドラムの下方に位置するワイヤの
    部分が前記入口ガイドに到達した際に、前記ワイヤの案
    内を解除し前記ワイヤを前記ドラムの下方に移動可能と
    する入口スリットを形成し、前記出口ガイドに、この出
    口ガイドが下方に移動した際に、前記ワイヤの案内を解
    除し前記ワイヤを前記ドラムの下方に移動可能とする出
    口スリットを形成してなることを特徴とする巻線装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009052158A1 (en) * 2007-10-16 2009-04-23 Cincinnati Machine, Llc. Rotary clamp mechanism for a fiber placement head

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009052158A1 (en) * 2007-10-16 2009-04-23 Cincinnati Machine, Llc. Rotary clamp mechanism for a fiber placement head

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