JPH06310348A - 3相変圧器 - Google Patents

3相変圧器

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JPH06310348A
JPH06310348A JP5096080A JP9608093A JPH06310348A JP H06310348 A JPH06310348 A JP H06310348A JP 5096080 A JP5096080 A JP 5096080A JP 9608093 A JP9608093 A JP 9608093A JP H06310348 A JPH06310348 A JP H06310348A
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JP
Japan
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phase
winding
tap
primary
windings
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JP5096080A
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Inventor
Koji Doi
耕次 土井
Yoshiaki Shimizu
吉章 清水
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Daihen Corp
Original Assignee
Daihen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】3相電力とともに単相電力を供給する場合に、
3相負荷系統と単相負荷系統との相互干渉を少なくする
ことができる3相変圧器を提供する。 【構成】3相の2次巻線C2u〜C2wの所定の端部どうし
を相結線して、3相の2次巻線をデルタ結線し、3相の
2次巻線の3つの相結線部からそれぞれ3相の2次側端
子U2 ,V2 ,W2 を引き出す。1つの相に単相負荷駆
動用の3次巻線C3uを設けておく。3次巻線C3uの中点
から中点タップOを引き出し、他の2つの相の2次巻線
C2v及びC2wの相結線部に3次巻線C3uの中点タップO
を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3相電力とともに単相
電力をも供給できる3相変圧器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】3相電力と単相電力とを1台の変圧器で
供給する場合がある。図8は、この種の目的に使用され
ていた従来の3相変圧器の2次側の構成を示す電圧ベク
トル図である。従来のこの主の変圧器では、U,V,W
3相の2次巻線C2u,C2v,C2wをデルタ結線して、こ
れらの巻線の相結線部から2次側端子U2 ,V2 及びW
2 を引出し、1相の2次巻線C2uの中点から中性点Oを
引出して、該中性点Oを接地していた。3相の2次巻線
は3脚鉄心の3つの脚部にそれぞれ1次巻線とともに巻
回され、1次巻線はスター結線されていた。この変圧器
では、U相の巻線を巻回した鉄心の脚部が3相単相共用
脚となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】3相電力とともに単相
電力をも供給する図8に示した3相変圧器では、以下に
示すような問題があった。
【0004】(a)3相負荷電流により単相出力電圧が
影響を受けるため、3相モータを負荷とする場合に、そ
の起動電流により単相出力電圧が低下し、電灯負荷のち
らつき等が生じるという問題があった。
【0005】(b)大きな単相負荷電流が流れると、3
相出力電圧に不平衡が生じるという問題があった。例え
ば単相負荷の力率が1で、U相の2次巻線C2uに力率が
1の電流が流れていても、V相の2次巻線C2vにはV相
電圧に対して60度位相が遅れた電流が流れ、W相には
W相電圧に対して60度位相が進んだ電流が流れるた
め、U,V相の出力電圧が下降し、W相の出力電圧が上
昇して、3相の出力電圧が不平衡になる。このような3
相出力電圧の不平衡を抑制するため、単相出力を制限せ
ざるを得なかった。
【0006】(c)上記の理由により、3相出力に対す
る単相出力の比を大きくとることができないが、単相出
力が小さい場合でも、3相出力が大きければ、単相回路
の短絡電流が大きくなる。そのため、単相回路の配線用
遮断器として、単相出力の大きさの割に遮断容量が大き
いものを用いる必要があり、不経済であった。
【0007】(d)3相負荷系統と単相負荷系統とが相
互干渉するため、一方の負荷系統で発生した電気ノイズ
がそのまま他方の負荷系統に移行するという問題があっ
た。特に3相負荷系統は動力負荷を多く含むため、ノイ
ズが発生しやすく、3相負荷系統で発生したノイズはそ
のまま単相負荷系統に移行することになる。一般に単相
負荷系統はOA機器等のノイズを嫌う負荷を多く含むた
め、単相負荷系統へのノイズの侵入は極力避ける必要が
ある。
【0008】本発明の目的は、3相電力とともに単相電
力を供給する場合に、3相負荷系統と単相負荷系統との
相互干渉を少なくすることができる3相変圧器を提供す
ることにある。
【0009】本発明は主として3相200V級の配電系
統及び単相3線式200/100V級の配電系統に電力
を供給する3相変圧器を対象とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、等しい巻数n
2 を有する3相の2次巻線の所定の端子どうしを相結線
してデルタ結線し、デルタ結線された3相の2次巻線の
相結線部からそれぞれ3相の2次側端子を引き出した3
相変圧器に係わるものである。
【0011】本発明においては、1つの相に単相負荷駆
動用の3次巻線を設けて該3次巻線の中点から中点タッ
プを引き出し、他の2相の2次巻線の互いに相結線され
た端子に3次巻線の中点タップを接続する。
【0012】上記3次巻線は1次巻線を間にして2次巻
線と対向するように配置するのが好ましい。
【0013】1次側にタップを設ける場合には、3相の
1次巻線のそれぞれの端部にタップ引出部を設け、各相
の1次巻線のタップ引出部が設けられていない側の端部
を隣接相のタップ引出部にタップ切換手段を介して相結
線することにより3相の1次巻線をデルタ結線すればよ
い。
【0014】1次側にタップを設ける場合に、3次巻線
が設けられていない2つの相の1次巻線のそれぞれの所
定の端部側にのみタップ引出部を設けるようにすること
もできる。この場合は、2つの相の内の一方の相の1次
巻線に設けられたタップ引出部の所定のタップ及び他方
の相の1次巻線に設けられたタップ引出部の所定のタッ
プをそれぞれ3次巻線が設けられている1つの相の1次
巻線の一端及び他端に接続するとともに、2つの相の1
次巻線のそれぞれのタップ引出部と反対側の端部どうし
を互いに相結線してて3相の1次巻線をデルタ結線す
る。そして3次巻線が設けられていない2つの相の1次
巻線のそれぞれのタップ引出部からタップ切換手段を介
して2つの1次側端子をそれぞれ引き出し、3次巻線が
設けられていない2つの相の1次巻線のそれぞれのタッ
プ引出部と反対側の端部どうしの相結線部から他の1つ
の1次側端子を引き出す。
【0015】上記のように、3次巻線が設けられていな
い2つの相の1次巻線にタップ引出部を設ける場合、タ
ップ引出部が設けられた2つの相の1次巻線を互いに逆
方向に巻回して、該2つの相の1次巻線のタップ引出部
をともに巻終り側の端部に配置するのが好ましい。
【0016】
【作用】上記のように、単相負荷駆動用の3次巻線を3
相の2次巻線と別個に設けると、3相負荷電流が単相出
力電圧に与える影響及び単相負荷電流が3相出力電圧に
与える影響を少なくして3相負荷系統と単相負荷系統と
の相互干渉を少なくすることができ、3相回路側から単
相回路側へのノイズの侵入、及び単相回路側から3相回
路側へのノイズの侵入を抑制することができる。
【0017】上記のように構成すると、単相回路の2次
短絡電流を抑制できるため、配線用遮断器として容量が
小さいものを用いることができる。
【0018】上記のように、3次巻線が設けられない2
つの相の1次巻線のみにタップ引出部を設けるようにす
ると、タップ切換機構を簡単にすることができる。また
単相負荷駆動用3次巻線を設ける相にはタップ引出部を
設けないため、3次巻線が設けられる相の巻線の巻回厚
の増大を抑制することができる。
【0019】上記のように、3次巻線が設けられていな
い2つの相の1次巻線にタップ引出部を設ける場合に、
タップ引出部が設けられた2つの相の1次巻線を互いに
逆方向に巻回して、該2つの相の1次巻線のタップ引出
部をともに巻終り側の端部に配置すると、タップの引出
を容易にすることができるだけでなく、インピーダンス
特性の3相間の平衡をよくすることができ、タップによ
る変動を小さくすることができる。
【0020】
【実施例】図1は本発明の実施例の巻線構成を示したも
ので、同図においてC1u〜C1wはそれぞれU,V,W3
相の1次巻線、C2u〜C2wはそれぞれ3相の2次巻線、
C3uは1つの相(本実施例ではU相)に設けられた単相
負荷駆動用の3次巻線である。
【0021】3相の2次巻線C2u〜C2wは等しい巻数n
2 を有し、これらの2次巻線はそれぞれの所定の端子ど
うしを相結線することによりデルタ結線されている。更
に詳細に説明すると、W相の2次巻線C2wの巻終り側端
子2weとU相の2次巻線C2uの巻始め側端子2u とが相
結線されてその相結線部からU相の2次側端子U2 が引
き出され、U相の2次巻線C2uの巻終り側端子2ueとV
相の2次巻線C2vの巻始め側端子2v とが相結線され
て、その相結線部からV相の2次側端子V2 が引き出さ
れている。またV相の2次巻線C2vの巻終り側端子2ve
とW相の2次巻線C2wの巻始め側端子2w とが相結線さ
れてその相結線部からW相の2次側端子W2 が引き出さ
れている。これら3相の2次側端子U2 〜W2 を用いて
200V級の3相配電が行われる。
【0022】3次巻線C3uの巻始め側端子3u 及び巻終
り側端子3ueからそれぞれ単相出力端子U3 及びV3 が
引き出され、出力端子U3 ,V3 と中点端子Oとを用い
て200/100V級の3相単線式の配電を行うことが
できるようになっている。
【0023】3相の1次巻線C1u〜C1wはそれぞれの巻
終り側の端部1ue,1ve及び1weにそれぞれタップ引出
部tu,tv及びtwを有している。タップ引出部tu
〜twはそれぞれ5つのタップtu1〜tu5,tv1〜tv5
及びtw1〜tw5を有し、W相の1次巻線C1wのタップ引
出部twがタップ切換手段4wを介してU相の1次巻線
C1uの巻始め側端子1uに相結線されている。またU相
の1次巻線C1uのタップ引出部tuがタップ切換手段4
uを介してV相の1次巻線C1vの巻始め側端子1vに相
結線され、V相の1次巻線C1vのタップ引出部tvがタ
ップ切換手段4vを介してW相の1次巻線C1wの巻始め
側端子1wに相結線されて、3相の1次巻線がデルタ結
線されている。そしてタップ引出部twと1次巻線C1u
の巻始め側端子1uとの相結線部、タップ引出部tuと
1次巻線C1vの巻始め側端子1vとの相結線部、及びタ
ップ引出部tvと1次巻線C1wの巻始め側端子1wとの
相結線部からそれぞれ1次側端子U1 ,V1 及びW1 が
引き出されている。図示の状態では、タップ切換手段4
u〜4wがタップ引出部tu〜twの最高タップtu5,
tv5及びtw5を選択している。
【0024】本発明においては、1次側をスター結線し
てもよいが、単相電流が流れる範囲を限定するために
は、上記の実施例のようにデルタ結線することが好まし
い。以下その理由を説明する。
【0025】今、各相の1次巻線、各相の2次巻線及び
3次巻線の巻数が全て等しいとし、3次巻線C3uに3I
の電流が流れた場合を想定する。1次側がスター結線さ
れている場合には、3次巻線が設けられているU相の1
次巻線C1uに2Iの電流が流れ、他の2相の1次巻線C
1v及びC1wには電流Iが流れる。このとき2次巻線C2
u,C2v及びC2wに電流Iが還流する。
【0026】これに対し、1次側がデルタ結線されてい
る場合には、1次巻線C1uと他の2相の1次巻線C1v,
C1wとの電流分担比は特定の比に限定されるわけではな
いが、一般には3次巻線が設けられた相の1次巻線C1u
に略3Iの電流が流れ、他の2相の1次巻線C1v及びC
1wの電流は略零となる。従って2次巻線C2u,C2v及び
C2wの電流も略零となる。これより、1次側をデルタ結
線すると、単相電流が流れる範囲を限定することができ
ることが分かる。
【0027】上記の3相変圧器においては、3相の巻線
がそれぞれ3脚鉄心の3つの脚部に巻回されるが、通常
は図3に示すように、外側から内側に1次巻線C1u、2
次巻線C2u及び3次巻線C3uの順にU相の脚部5に配置
する。図3のように巻線を配置すると、単相回路の短絡
電流を特に小さくすることができるため、配線用遮断器
の遮断容量を小さくする上で有利である。
【0028】また図4に示したように、外側から内側に
3次巻線C3u、1次巻線C1u及び2次巻線C2uの順に配
置することもできる。図4のように巻線を配置すると、
単相回路及び3相回路の一方の電流が他方の出力電圧に
与える影響を少なくすることができ、3相回路側から単
相回路側へのノイズの移行及び単相回路側から3相回路
側へのノイズの移行を少なくすることができる。
【0029】図5は本発明の他の実施例を示したもの
で、この実施例の1次側の電圧ベクトルを図7に示し
た。この実施例では、3相の1次巻線C1u〜C1wの内、
3次巻線C3uが設けられていない2つの相(V相及びW
相)の巻線C1v及びC1wにのみタップ引出部tu及びt
wが設けられている。この例では、3次巻線が設けられ
ていない2つの相の内の一方の相の1次巻線C1vに設け
られたタップ引出部tvの所定のタップtv3と他方の相
の1次巻線C1wに設けられたタップ引出部twの所定の
タップtw3とがそれぞれ3次巻線が設けられている1つ
の相の1次巻線C1uの巻終り側端子1ue及び巻始め側端
子1u に接続されるとともに、2つの相の1次巻線C1v
及びC1wのそれぞれのタップ引出部tv及びtwと反対
側の端部どうしが互いに相結線されて、3相の1次巻線
がデルタ結線されている。そして3次巻線が設けられて
いない2つの相の1次巻線C1v及びC1wのそれぞれのタ
ップ引出部tv及びtwからそれぞれタップ切換手段を
介して2つの1次側端子V1 及びU1 がそれぞれ引き出
され、3次巻線が設けられていない2つの相の1次巻線
C1v及びC1wのそれぞれのタップ引出部と反対側の端部
どうしの相結線部から他の1つの1次側端子W1 が引き
出されている。この場合、2つの相の1次巻線C1v及び
C1wのタップ引出部は、該2つの相の電圧ベクトル上の
位置を異ならせて設ける。図5に示した例では、図7の
ベクトル図のように、タップ引出部tvを1次巻線C1v
の電圧ベクトルの終点側に位置させ、タップ引出部tw
を1次巻線C1wの電圧ベクトルの始点側に位置させてい
る。
【0030】図5の実施例によると、3次巻線が設けら
れた相の1次巻線C1uにタップが設けられないため、3
次巻線が設けられた3相単相共用相の巻線の巻回厚の増
大を防ぐことができる。3相間における巻線の巻回厚の
差異が小さいことは、変圧器の特性面及び製作面におい
て好ましいことである。また図5のように構成すると、
タップ引出部が2つしかないため、タップ切換機構を簡
単にすることができる。1次巻線C1uにタップがないこ
とは、特に図4のように巻線を配置する場合に好都合で
ある。
【0031】上記の実施例では、タップをデルタ巻線の
内側と外側との双方に設けているが、タップtv1〜tv5
及びtw1〜tw5を全てデルタ巻線の内側または外側に設
けるようにしてもよい。
【0032】3次巻線が設けられていない2つの相の1
次巻線にタップ引出部を設ける場合、図6に示したよう
に、タップ引出部が設けられる2つの相の1次巻線C1v
及びC1wを互いに逆方向に巻回し、該2つの相の1次巻
線のタップ引出部をともに巻終り側の端部に配置するの
が好ましい。図6において、1次巻線C1v及びC1wにそ
れぞれ施された斜線の向きが異なっているのは、これら
の1次巻線の巻方向が異なっていることを意味する。図
6の実施例の1次側の電圧ベクトルは図7に示したもの
と全く同様であり、図6の実施例においても、図5の実
施例の場合と同様に、1次巻線C1v及びC1wのタップ引
出部tv及びtwの電圧ベクトル上の位置が異なってい
る。
【0033】図6のように構成すると、1次巻線C1v及
びC1wのタップ引出部をともに巻終り側の端部に配置す
ることができるため、レヤー巻を行う場合にタップの引
出を容易にすることができる。
【0034】図3のように1次巻線を2次巻線の外側に
配置した場合に、タップ引出部を1次巻線の外側部分に
設けると、選択タップをt5 からt1 側に移行させるに
つれて(タップが抜けるにつれて)インピーダンス電圧
降下が減少するが、その減少の程度は僅かである。これ
に対し、タップ引出部を巻線の内側部分に設けると、上
記のタップ変化に伴ってインピーダンス電圧降下が増大
するが、その増加の程度は相当に大きくなる。
【0035】従って、図6のようにタップ引出部tu,
tvのタップt1 〜t5 を1次巻線の外側部分のみ設け
ると、3相間のインピーダンス特性の平衡面及びタップ
間のインピーダンス特性の安定面からも好ましいものと
なる。
【0036】上記の実施例では、U相に3次巻線を設け
ているが、他の1相に3次巻線を設けるようにしてもよ
い。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、単相負
荷駆動用の3次巻線を3相の2次巻線と別個に設けたの
で、3相負荷電流が単相出力電圧に与える影響及び単相
負荷電流が3相出力電圧に与える影響を少なくして3相
負荷系統と単相負荷系統との相互干渉を少なくすること
ができ、3相回路側から単相回路側へのノイズの侵入、
及び単相回路側から3相回路側へのノイズの侵入を抑制
することができる利点がある。
【0038】また本発明によれば、単相回路の2次短絡
電流を抑制できるため、配線用遮断器として容量が小さ
いものを用いることができる。
【0039】特に請求項4に記載した発明によれば、3
次巻線が設けられない2つの相の1次巻線のみにタップ
引出部を設けるので、タップ切換機構を簡単にすること
ができる。また単相負荷駆動用3次巻線を設ける相には
タップ引出部を設けないため、3次巻線が設けられる相
の巻線の巻回厚の増大を抑制することができる。
【0040】また請求項5に記載した発明によれば、3
次巻線が設けられていない2つの相の1次巻線にタップ
引出部を設ける場合に、タップ引出部が設けられた2つ
の相の1次巻線を互いに逆方向に巻回して、該2つの相
の1次巻線のタップ引出部をともに巻終り側の端部に配
置するようにしたので、タップの引出を容易にすること
ができるだけでなく、インピーダンス特性の3相間の平
衡をよくすることができ、タップによる変動を小さくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の巻線の構成を示す巻線構成図
である。
【図2】図1の実施例の2次側の電圧ベクトルを示した
ベクトル図である。
【図3】本発明の実施例における巻線配置の一例を示し
た半部概略断面図である。
【図4】本発明の実施例における巻線配置の他の例を示
した半部概略断面図である。
【図5】本発明の3相変圧器の1次側の巻線構成の変形
例を示した巻線構成図である。
【図6】本発明の3相変圧器の1次側の巻線構成の他の
変形例を示した巻線構成図である。
【図7】図6の実施例の1次側の電圧ベクトルを示すベ
クトル図である。
【図8】従来の3相変圧器の2次側の電圧ベクトルを示
したベクトル図である。
【符号の説明】
C1u〜C1w 1次巻線 C2u〜C2w 2次巻線 C3u 3次巻線 U1 〜W1 1次側端子 U2 〜W2 2次側端子 U3 ,V3 単相出力端子 O 中点端子 tu ,tv,tw タップ引出部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 等しい巻数n2 を有する3相の2次巻線
    の所定の端子どうしを相結線してデルタ結線し、デルタ
    結線された3相の2次巻線の相結線部からそれぞれ3相
    の2次側端子を引き出した3相変圧器において、 1つの相に単相負荷駆動用の3次巻線が設けられて該3
    次巻線の中点から中点タップが引き出され、 他の2相の2次巻線の互いに相結線された端子に前記3
    次巻線の中点タップが接続されていることを特徴とする
    3相変圧器。
  2. 【請求項2】 前記3次巻線は1次巻線を間にして2次
    巻線と対向するように配置されている請求項1に記載の
    3相変圧器。
  3. 【請求項3】 3相の1次巻線のそれぞれの端部にタッ
    プ引出部が設けられ、 各相の1次巻線のタップ引出部が設けられていない側の
    端部が隣接相のタップ引出部にタップ切換手段を介して
    相結線されて3相の1次巻線がデルタ結線されているこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の3相変圧器。
  4. 【請求項4】 3次巻線が設けられていない2つの相の
    1次巻線のそれぞれの所定の端部側にタップ引出部が設
    けられ、 前記2つの相の内の一方の相の1次巻線に設けられたタ
    ップ引出部の所定のタップ及び他方の相の1次巻線に設
    けられたタップ引出部の所定のタップがそれぞれ3次巻
    線が設けられている1つの相の1次巻線の一端及び他端
    に接続されるとともに、前記2つの相の1次巻線のそれ
    ぞれのタップ引出部と反対側の端部どうしが互いに相結
    線されて、3相の1次巻線がデルタ結線され、 前記3次巻線が設けられていない2つの相の1次巻線の
    それぞれのタップ引出部からタップ切換手段を介して2
    つの1次側端子がそれぞれ引き出され、 前記3次巻線が設けられていない2つの相の1次巻線の
    それぞれのタップ引出部と反対側の端部どうしの相結線
    部から他の1つの1次側端子が引き出されていることを
    特徴とする請求項1または2に記載の3相変圧器。
  5. 【請求項5】 前記タップ引出部が設けられた2つの相
    の1次巻線が互いに逆方向に巻回され、該2つの相の1
    次巻線のタップ引出部がともに巻終り側の端部に配置さ
    れていることを特徴とする請求項4に記載の3相変圧
    器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2166637A1 (en) * 2008-09-19 2010-03-24 Siemens Aktiengesellschaft Power supply arrangement for direct electrical heating of a pipeline system
WO2018154971A1 (ja) * 2017-02-24 2018-08-30 株式会社 東芝 電力変換装置

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