JP3833389B2 - Ac/dc間電力変換装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、交流電力系統と直流電力系統との間に繋がれるAC/DC(交流/直流)間電力変換装置の高電圧化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この発明に近い先行技術として1997年1月に発行されたIEEE Trans.On Power Delivery,Vol.12,No.1に掲載された論文“Applying PWM to Control OverCurrents at Unbalanced Faults of Forced−Commutated VSCs Used as Static Var Conpensators”がある。
【0003】
上記文献に開示された電力変換装置の技術要素の内、この発明に関係する主回路部分を図13に示す。図13において、R,S,Tは交流電力系統へ繋ぐ交流端子、10a,10bは三相変圧器、1a,1bはそれぞれ三相変圧器10a,10bの各相一次巻線(Ra,Sa,Ta)(Rb,Sb,Tb)からなる一次巻線、2a,2bはそれぞれ各相二次巻線(Ua,Va,Wa)(Ub,Vb,Wb)からなる二次巻線、3a,3bはそれぞれ二次巻線2a,2bに交流端子U,V,Wが接続され、直流端子P,Nが並列接続された電圧源形の交流直流間電力変換器(以下、三相電力変換器と称する)、4は直流キャパシタである。
【0004】
上記三相電力変換器3a,3bの一方は、図14、図15に示す如き自己転流式の三相ブリッジ形電力変換器であり、図14において、5a〜5fは自己OFF形電力半導体素子、6a〜6fは整流素子である。また、図15において、5a〜5lは自己OFF形電力半導体素子、6a〜6lおよび7a〜7fは整流素子、4p,4nは直流キャパシタである。
【0005】
前記図13に示す従来の主回路においては、YΔ結線された三相変圧器の二次巻線2a,2b間位相差30度に対応して、三相電力変換器3a,3bも位相差を付けて運転する。また、それぞれの三相電力変換器3a,3bがパルス幅変調(PWM)法で制御されることを前提に詳細な制御法と合わせ同文献に説明されている。この従来の電力変換装置では、一次巻線における高調波を相応に軽減できるが、12相変換装置になるため(12n±1)次の高調波が残る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のAC/DC間電力変換装置は以上のように構成されているので、交流電力系統に許される高調波含有率に抑えるためには、交流系統側に高調波フィルタが必要となるという課題があった。
【0007】
また、パルス幅変調式(PWM式)電力変換器ではPWMに起因する高調波も発生するという課題があった。これらに対処するには、ACフィルタが必要となり、非常に高価になるだけでなく、ACフィルタのL,Cを含む交流回路の過渡現象に起因する過電圧や該交流回路の過渡特性に起因する制御不安定などの課題が生じていた。
【0008】
他方、本件出願人の出願に係る特開平8−308231号公報に示す如く移相巻線片付き移相変圧器を用いて、相数を増加させれば上記の課題が軽減される。しかし、高電圧の交流系統や高電圧の直流系統に繋がるDC送電の場合、移相巻線片部に雷サージなど高電圧のインパルスが加わるため、この部分の絶縁問題のために変圧器の製作が難しく、高価になるという課題があった。
【0009】
この発明は、三相交流系統電圧および直流系統電圧の高電圧化が容易、かつ、交流フィルタが軽減し易いAC/DC間電力変換装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るAC/DC間電力変換装置は、複数の三相二次巻線はYΔ結線された第1グループ二次巻線と上記第1グループ二次巻線に対して位相をシフトさせる移相巻線を持つ第2グループ二次巻線とから成り、上記第1グループ二次巻線に接続される第一電力変換器群の直流端子は上記第2グループ二次巻線に接続される第二電力変換器群の直流端子に対して直列接続され、さらに上記第一電力変換器群を対地直流電圧絶対値が高い方に配置しかつ上記第二電力変換器群を対地直流電圧絶対値が低い方に配置したものである。
【0011】
また、この発明に係るAC/DC間電力変換装置の第2グループ二次巻線は、Y結線に移相巻線を付加した二次巻線とΔ結線に移相巻線を付加した二次巻線とからなるものである。
【0012】
また、この発明に係るAC/DC間電力変換装置のΔ結線に移相巻線を付加した二次巻線は、2種類の電圧を持つ巻線を交互に並べた6辺の巻線からなる環状結線としたものである。
【0013】
また、この発明に係るAC/DC間電力変換装置の第2グループ二次巻線は、Y結線に移相巻線を付加した千鳥結線からなるものである。
【0014】
また、この発明に係るAC/DC間電力変換装置は、Y結線に移相巻線を付加した二次巻線の上記移相巻線を中性点側に接続したものである。
【0015】
また、この発明に係るAC/DC間電力変換装置の第2グループ二次巻線は、三相二つを一組とした2組以上の移相巻線付き三相二次巻線からなり、12相の第一電力変換器群と12相以上の第二電力変換器群と合わせて24相以上の電力変換器群とするものである。
【0016】
また、この発明に係るAC/DC間電力変換装置は、二つの三相二次巻線を組とし、組内の二次巻線に結合する一次巻線は組毎に該組内で直列接続し、組内が直列接続された各組の一次巻線をそれぞれ上記三相交流電力系統に並列接続したものである。
【0017】
また、この発明に係るAC/DC間電力変換装置の変圧器は、その基本波磁束が通る主鉄心と、この主鉄心により形成される巻線総窓と、この総窓を複数個の小巻線窓に区切り主鉄心の磁路断面積より断面積が小さいバイパス磁路と、これら複数個の小巻線窓に巻き分けられた上記一次巻線及び二次巻線からなり、上記組み内で一次巻線が直列接続される組みの巻線窓は互いに隣り合う小巻線窓に配置し、上記互いに隣り含う小巻線窓間を区切るバイパス磁路にギャップを設けたものである。
【0018】
また、この発明に係るAC/DC間電力変換装置の変圧器は、その基本波磁束が通る主鉄心と、この主鉄心により形成される巻線総窓と、この総窓を複数個の小巻線窓に区切り主鉄心の磁路断面積より断面積が小さいバイパス磁路と、これら複数個の小巻線窓に巻き分けられた上記一次巻線及び二次巻線からなり、上記組みを成す巻線窓は互いに軸対称な位置に配置するものである。
【0019】
また、この発明に係るAC/DC間電力変換装置は、二つの三相二次巻線を組とし、組内の二次巻線に結合する一次巻線は組毎に該組内で直列接続し、組内が直列接続された各組の一次巻線をさらに直列接続して上記三相交流電力系統に接続するものである。
【0020】
また、この発明に係るAC/DC間電力変換装置の一次巻線は、Y接続し、その中性点を接地するものである。
【0021】
また、この発明に係るAC/DC間電力変換装置の一次巻線は、Y接続し、その中性点を接地すると共に第1グループの一次巻線を三相交流電力系統に接続する端子側に配置したものである。
【0022】
また、この発明に係るAC/DC間電力変換装置の変圧器は、その基本波磁束が通る主鉄心と、この主鉄心により形成される巻線総窓と、この巻線総窓を複数個の小巻線窓に区切り主鉄心の磁路断面積より断面積が小さいバイパス磁路と、これら複数個の小巻線窓に巻き分けられた上記一次巻線及び二次巻線からなるものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるAC/DC間電力変換装置の主回路構成図であり、図において、R,S,Tは交流電力系統へ繋ぐ交流端子、10a〜10dは三相変圧器、1a〜1dはそれぞれ三相変圧器10a〜10dの一次巻線(R,S、T各相に対応する一次巻線をそれぞれ含む)、2a〜2dは二次巻線(U,V,W各相に対応する二次巻線をそれぞれ含む)、3a〜3dはそれぞれ二次巻線2a〜2dに交流端子U,V,Wが接続され、直流端子P,Nが直並列接続された電圧源形の交流直流間電力変換器(以下、三相電力変換器と称する)、4a,4bは直流キャパシタ(蓄電手段)である。1x,1yは二次巻線の位相が異なる(望ましくは30度位相が異なる)組(ペア)に対応する一次巻線の組である。20a,20bは上記位相が異なる二つの三相二次巻線とそれらの一次巻線とを一組とする三相変圧器(第一電力変換器群用変圧器および第二電力変換器群用変圧器)である。
【0024】
三相電力変換器3a,3bは前記図14または図15に示す如き自己転流式の三相電力変換器である。図15において、5a〜5lは自己OFF形電力半導体素子、6a〜6lおよび7a〜7fは整流素子、4p,4nはスプリットキャパシタである。このスプリットキャパシタ4p,4nは図1と対比した時、直列接続される各組の直流キャパシタ4a,4bの中が更にp,n二つの直列キャパシタから構成されることを意味する。後述の実施の形態でも同様である。
【0025】
図15は3レベル三相電力変換器で、電力変換器自体の出力電圧波形が良好になり、一次巻線の組1x,1y(後述1zも同様)の内部の接続を並列接続または共通一次巻線にしても電力変換器間に流れる電流の横流が少ないという特徴がある。この並列接続化または共通一次巻線化により変圧器や直流側電圧のバランス特性が良好になる特徴がある。
【0026】
図1において、第一組の三相変圧器10a,10bの二次巻線2a,2bはYΔ結線してあり、Y結線の二次巻線を0度とすると、Δ結線した二次巻線は+30度または−30度位相差がある。これに対して、第二組の三相変圧器10c,10dの二次巻線2c,2dは移相巻線2’c,2’dを備え、第一組に対して−15度または+15度の位相差を持たせてある。これらに対応して、三相電力変換器3a〜3dも上記二次巻線の位相差と同じ位相差を設けて運転制御する。これらの結果、24相の電力変換装置が実現され、高調波は(24n±1)次になる。したがって、交流系統側のACフィルタが軽減される。
【0027】
しかも、直流側の対地電圧絶対値が高電圧になる側(非接地側、DC送電の主線路側)に繋がる変圧器二次巻線をYΔ結線にし、移相巻線を設けていない。この二次巻線2a,2bには、交流電力系統側からの移行サージ電圧が加わると共に、直流送電線が架空送電線の場合直流送電線側からも移行サージが加わる。さらに、運転中の直流電圧も元々高電圧になっており、この直流電圧に商用周波数の電圧が重畳された巻線電位をべースとして、一次二次巻線間静電結合による交流側からの移行サージ電圧が重畳される。
【0028】
したがって、直流高電圧側の電力変換器に接続される変圧器の絶縁が最も厳しく、製作が難しい。すなわち、直流電位と商用周波数で変化する電圧との合成電圧の上に、上記静電結合で移行してくる移行サージ電圧が重畳される尖頭電圧に対して絶縁上の対策が必要になる。
【0029】
このため、この発明では製作が難しい移相巻線をこの高電圧側から排除し、移相巻線2’c,2’dは直流低電圧側に配置し、直流高電圧側には単純なYΔ結線を配置している。したがって、最難度の絶縁が必要な直流高電圧側の変圧器は単純なYΔ結線で対処できる。他方、変圧器において、互いに他の相との間で引き回しが必要な移相巻線は、絶縁が相対的に易しい直流低電圧側に配置され、移相変圧器による多相化およびそのための変圧器の製作が容易になるという効果が得られる。
【0030】
実施の形態2.
図2はこの発明の実施の形態2によるAC/DC間電力変換装置の主回路構成図であり、図において、R,S,Tは交流電力系統へ繋ぐ交流端子、10a〜10fは三相変圧器、1a〜1fはそれぞれ三相変圧器10a〜10fの一次巻線(R,S、T各相に対応する一次巻線をそれぞれ含む)、2a〜2fは二次巻線(U,V,W各相に対応する二次巻線をそれぞれ含む)、3a〜3fはそれぞれ二次巻線2a〜2fに交流端子U,V,Wが接続され直流端子P,Nが直並列接続された電圧源形の交流直流間電力変換器、4a,4b,4cは直流キャパシタである。
【0031】
三相電力変換器3a,3bは前記図14または図15に示す如き自己転流式の三相電力変換器である。1x〜1zは二次巻線の位相が異なる(望ましくは30度位相が異なる)組(ペア)に対応する一次巻線の組である。20aは上記位相が異なる二つの三相二次巻線とそれらの一次巻線とを一組とする三相変圧器である。20b,20cは位相が異なる二つの三相二次巻線とそれらの二次巻線とを1組とするそれぞれ三相変圧器である。
【0032】
図2において、直流高電圧側の三相電力変換器3a,3b用の三相変圧器の二次巻線2a,2bは前記図1と同様にYΔ結線してあり、Y結線の二次巻線を0度とすると、Δ結線した二次巻線は+30度または−30度位相差がある。したがって、実施の形態1と同様に最も高い絶縁耐圧が必要な三相変圧器20aは絶縁がし易い通常の単純YΔ結線で対処できる。
【0033】
他方、直流電位が中間電位及び低電位に位置する三相変圧器20b,20cの二次巻線2c,2d,2e,2fは、YΔ結線を基調にしながら移相巻線2’c,2’d,2’e,2’fを付加し、前記YΔ結線の三相変圧器20aに対して±10度の位相差を設けてある。これにより、全体で36相の電力変換器が実現され、高調波は(36n±1)次になる。
【0034】
この結果、電力系統側のリアクタンスと変圧器のリーケージリアクタンスとの和を適正にすれば、ACフィルタは不要になる。更に直流低電圧側に1組(三相2台、12相)増設して、組間位相差を7.5度にし、全体で48相にすれば、最早ACフィルタの必要性が生じるケースは皆無と言える程度の高調波になる。したがって、交流側でのACフィルタの共振による過電圧障害や制御特性への障害が解消するという効果が得られる。
【0035】
実施の形態3.
図3はこの発明の実施の形態3によるAC/DC間電力変換装置の主回路構成図であり、直流側の正極端子を接地し、負極端子側を高電圧にしたものである。図において、同一符号は同一要素または相当要素を示す。この実施の形態3と前記実施の形態2の図2を組み合わせることにより、バイポーラ(正負2極)のDC送電が実現できる。他の作用効果は前記実施の形態1,実施の形態2と同様である。
【0036】
実施の形態4.
図4から図6はそれぞれこの発明の実施の形態4によるAC/DC間電力変換装置の主回路構成図である。図4から図6において、同一符号は同一又は相当要素を示す。図4から図6はそれぞれ図1から図3の実施の形態1から実施の形態3において、全ての一次巻線を直列接続した実施の形態を示す。
【0037】
系統事故時の変圧器の電圧分担バラツキ、このバラツキによる電力変換器電流のバラツキに関しては、一次巻線が直列接続になっているので若干悪条件になる。ただし、この問題に対して、二次巻線に移相巻線を設けて位相差を付け、かつその位相差に対応させて電力変換器の運転位相にも同じ位相差を付けているので、変圧器磁束は一次巻線1a〜1fまで全て同相になる。即ち、磁気飽和が起きても直列関係にある変圧器で同時に起きる。
【0038】
したがって、変圧器の磁気飽和のバラツキ(飽和タイミングがずれる)問題およびこれによる電力変換器電流のバラツキと過電流の問題は軽減されている。他方、電流のバラツキや電力変換器間で流れる電流の横流に関しては、全一次巻線が直列接続されているので改善される。また、絶縁上の問題解消や高調波が関与するACフイルタに関しては、前記図1から図3と同様の作用効果がある。
【0039】
実施の形態5.
図7はこの発明の実施の形態に適した移相巻線付き二次巻線に関する実施の形態5を示す図であり、図7において、21r,21s,21tはr,s,t各相の主巻線、22r,22s,22tはr,s,t各相に磁気結合した移相巻線である。図7(a),(b)は中性点側に移相巻線22を配置し、引き回しされる移相巻線およびそのワード線の絶縁が容易になるようしたものである。
【0040】
なお、図7(a)は位相を遅らせる接続例を示し、図7(b)は位相を進ませる接続例を示す。さらに、図7(c)は環状接続により、位相を進める場合と位相を遅らせる場合との両方に対応できる接続例を示す。すなわち、r1,s1,t1から端子を出せば位相が進み、r2,s2,t2から端子を出せば位相が遅れる。したがって、製作上の標準化がし易いという効果がある。
【0041】
実施の形態6.
図8、図9はこの発明の実施に適した変圧器の構造に関する実施の形態6を示す図であり、外鉄形変圧器で作る場合の1相分を示す。図8,図9において、同一符号は同一又は相当要素を示し、8は基本波磁束(主磁東)が通る主鉄心、9a,9b,9c,9d,9eは上記主鉄心8により形成される巻線総窓を小巻線窓11a,11b,11c,11d,11e,11fに区切るバイパス磁路である。即ち、この主鉄心が形作る巻線総窓(小巻線窓11a,11b,11c,11d,11e,11fの全体を言う)と、この巻線総窓を複数個の小巻線窓に区切るバイパス磁路9a,9b,9c,9d,9eと、この複数個の小巻線窓に巻き分けられた一次巻線1a〜1fと二次巻線2a〜2f及び二次移相巻線2’c〜2’fからなる。
【0042】
主鉄心8には基本波磁束が通り、基本波磁束が同相となって同一方向に通るよう一次巻線1a〜1fの接続極性を合わせる。バイパス磁路9a,9b,9c,9d,9eには電力変換器が発生する高調波磁束のベクトル差および製作バラツキや過渡的不平衡による基本波磁束または過渡的差分磁束が通る。したがって、このバイパス磁路9a,9b,9c,9d,9eの磁路断面積は主鉄心8の磁路断面積に比べて小さくて済む。
【0043】
実施の形態6の図8は、図2、図3の実施の形態2,実施の形態3と対応する一次巻線の接続を示し、実施の形態6の図9は図5、図6の実施の形態4と対応する一次巻線1a〜1fの接続を示す。同様に、内鉄形変圧器でもバイパス磁路9a,9b,9c,9d,9eで小巻線窓11a,11b,11c,11d,11e,11fに区切る事により主鉄心8を共用して、全体の変圧器を小型にできる。
以上のように、この実施の形態6によれば、変圧器全体を小型にできる効果が得られる。
【0044】
実施の形態7.
図10はこの発明による実施の形態7の構成を示す図である。図において、前記図2と同一符合は同一部分又は相当部分を示す。この実施の形態7では、第2グループの二次巻線群2cないし2fを全てスター結線を基本とする千鳥結線法により移相してある。この実施の形態7は、前述の図7(a)(b)に示した実施の形態5を活用したものであるから、原理の説明は省略する。ここでは、任意の角度θだけ移相させる場合に適用出来る事を示す。また、任意の角度θだけ移相させながら、組内で所定の角度、例えば30度の位相差を持たせ得る。したがって、デルタ結線しなくても実施できる。
【0045】
これにより、移相巻線2’c,2’d,2’e,2’fを絶縁上低い電位の位置に配置され、絶縁が容易になる効果が得られる。また、移相巻線2’c,2’d,2’e,2’fの電流も主巻線2c,2d,2e,2fの電流も等しいので、コイルの統一が取れ、製造が容易になる効果が得られる。さらに、また線電流を検出すれば二次巻線により磁路に加わる起磁力が計算でき、一次巻線起磁力の計算と併せて鉄心に加わる励磁起磁力が計算できる。この応用として、変圧器の偏磁抑制制御がし易い。特に、線電流は変換器側で検出できるので、電流センサを変圧器側に置く必要が無く、電流センサ出力線の配線が簡単になる。
【0046】
上記図10は、第1グループが直流の正極性側にある場合を説明したが、第1グループが直流の負極性側にある場合にも適用できる事は前述実施の形態と同様である。また、この実施の形態は、前述の実施の形態4の図4ないし図6など、一次巻線が全て直列接続される場合においても適用でき、上記この実施の形態4の効果が得られる。
【0047】
実施の形態8.
図11はこの発明による実施の形態8の構成を示す図である。図において、前記図8、図9と同一符合は同一部分又は相当部分を示す。この実施の形態8は、組み内で直列接続された一次巻線を並列接続する図1、図2、図3、図10のごとき実施の形態における、変圧器の構造に関する。
【0048】
同図において、組み内で一次巻線が直列接続される組みの一次巻線及び二次巻線が互いに隣り合う小巻線窓に巻かれる。この隣り合う小巻線窓を区切るバイパス磁路9a,9c,9eには小さいギャップ12a、12b、12cを設ける。一次巻線が並列接続される組違いの小巻線窓間のバイパス磁路9b,9dにはギャップを入れるか否かは自由で製造上の都合により決めても良く、他の理由で決めても良い。たとえば、全てのバイパス磁路に同一ギャップを設けて、バイパス磁路の製造要領を統一しても良い。
【0049】
上記構造にすることにより、バイパス磁路にギャップがあるバイパス磁路を挟む一次巻線(即ち直列接統される一次巻線)に鎖交する磁束が均一になりやすい。なぜなら、バイパス磁路にギャップがあるため、両一次巻線に鎖交する磁束の差磁束が通る該バイパス磁路の磁気抵抗が大きくなり、差磁束が低減される。即ち、前記直列接続される一次巻線に鎖交する磁束が均一になりやすい。
【0050】
したがって、電力変換器3が運転していない時に、互いに直列接続された一次巻線の電圧が均一になりやすく、ひいては二次巻線の電圧も均一になりやすい効果が得られる。
【0051】
実施の形態9.
図12はこの発明による実施の形態9の構成を示す図である。図において、前記図8、図9と同一符合は同一部分又は相当部分を示す。この実施の形態9は、組み内で一次巻線が直列接続された一次巻線を並列接続する図1、図2、図3、図10のごとき実施の形態における、変圧器の構造に関する。この実施の形態では、組み内で一次巻線が直列接続される組み(ペア)の一次巻線及び二次巻線が互いに磁気構造上の対称な小巻線窓に巻き回される。主鉄心および小巻線窓が直線的に配置される場合、軸対称な位置に同一組み(ペア)の一次巻線及び二次巻線を巻き回する。
【0052】
上記構造にすることにより、組み(ペア)内の巻線による起磁力により発生する磁束の磁路から見た磁気パーミアンス(または磁気抵抗)が均一にしやすい。換言すれば、組み(ペア)内の巻線から見た励磁インピーダンスが均一にしやすい。
【0053】
したがって、電力変換器3が運転していない時に、励磁インピーダンスが均一になり易いので、互いに直列接続された一次巻線の電圧が均一にしやすく、ひいては二次巻線の電圧も均一にしやすい効果が得られる。さらに、この場合、バイパス磁路のギャップが必ずしも必要でないので、同ギャップを無くしても良く、小さくしても良く、他の都合で任意に決めても良い。即ち、バイパス磁路のギャップの設計自由度が増す。例えば、バイパス磁路のギャップを無しにするか、ないしバイパス磁路のギャップを最小化するかすると、組み(ペア)内で等アンペアターン則が成り立ちやすい。換言すれば、一次巻線と二次巻線の電流が等しくなり易い。更に換言すれば、組み(ペア)内での横流が軽減される効果が得られる。
【0054】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、複数の三相二次巻線はYΔ結線された第1グループ二次巻線と上記第1グループ二次巻線に対して位相をシフトさせる移相巻線を持つ第2グループ二次巻線とから成り、上記第1グループ二次巻線に接続される第一電力変換器群の直流端子は上記第2グループ二次巻線に接続される第二電力変換器群の直流端子に対して直列接続され、さらに上記第一電力変換器群を対地直流電圧絶対値が高い方に配置しかつ上記第二電力変換器群を対地直流電圧絶対値が低い方に配置するように構成したので、交流系統電圧および直流系統電圧の高電圧化が容易、かつ、ACフィルタを軽減し易い効果がある。
【0055】
また、この発明によれば、第2グループ二次巻線はY結線に移相巻線を付加した二次巻線とΔ結線に移相巻線を付加した二次巻線とを備えるように構成したので、良く用いられるYΔ結線の基調をキープしながら移相を実現できる効果がある。
【0056】
また、この発明によれば、Δ結線に移相巻線を付加した二次巻線は2種類の電圧を持つ巻線を交互に並べた6辺の巻線からなる環状結線構成としたので、2種類の移相に対してリードの取り方の変形だけで対処できる効果がある。
【0057】
また、この発明によれば、第2グループ二次巻線はY結線に移相巻線を付加した千鳥結線から構成したので、任意の角度だけ移相させる場合に適用することができ、任意の角度だけ移相せさながら、組内で所定の角度の位相差を持たせることができる効果がある。
【0058】
また、この発明によれば、Y結線に移相巻線を付加した二次巻線の上記移相巻線を中性点側に接続するように構成したので、絶縁が容易になるという効果がある。
【0059】
また、この発明によれば、第2グループ二次巻線は三相二つを一組とした2組以上の移相巻線付き三相二次巻線からなり、12相の第一電力変換器群と12相以上の第二電力変換器群と合わせて24相以上の電力変換器群としたので、ACフイルタの軽減効果が大きいという効果がある。
【0060】
また、この発明によれば、二つの三相二次巻線を組とし、組内の二次巻線に結合する一次巻線は組毎に該組内で直列接続し、組内が直列接続された各組の一次巻線をそれぞれ三相交流電力系統に並列接続するように構成したので、組内の電流バラツキを軽減でき、かつ、組間での変圧器電圧分担や磁気飽和タイミングのバラツキによる障害を軽減できる効果がある。
【0061】
また、この発明によれば、変圧器はその基本波磁束が通る主鉄心により形成される巻線総窓と、この総窓を複数個の小巻線窓に区切り主鉄心の磁路断面積より断面積が小さいバイパス磁路と、これら複数個の小巻線窓に巻き分けられた上記一次巻線及び二次巻線からなり、上記組み内で一次巻線が直列接続される組みの巻線窓は互いに隣り合う小巻線窓に配置し、上記互いに隣り含う小巻線窓間を区切るバイパス磁路にギャップを設けて構成したので、一次巻線に鎖交する磁東の差磁束が通る該バイパス磁路の磁気抵抗が大きくなり、差磁束が低減される。したがって、互いに直列接続された一次巻線の電圧が均一になりやすく、ひいては二次巻線の電圧も均一にしやすい効果がある。
【0062】
また、この発明によれば、変圧器はその基本波磁束が通る主鉄心と、この主鉄心により形成される巻線総窓と、この総窓を複数個の小巻線窓に区切り主鉄心の磁路断面積より断面積が小さいバイパス磁路と、これら複数個の小巻線窓に巻き分けられた上記一次巻線及び二次巻線からなり、上記組みを成す巻線窓は互いに軸対称な位置に配置するように構成したので、組み(ペア)内の巻線による起磁力により発生する磁束の磁路から見た磁気パーミアンス(または磁気抵抗)を均一にしやすい。換言すれば、組み(ペア)内の巻線から見た励磁インピーダンスを均一にしやすいという効果がある。
【0063】
また、この発明によれば、二つの三相二次巻線を組とし、組内の二次巻線に結合する一次巻線は組毎に該組内で直列接続し、組内が直列接続された各組の一次巻線をさらに直列接続して三相交流電力系統に接続するように構成したので、全電流のバラツキを軽減でき、かつ、主磁束(基本波磁束)の同相性がキープ出来るので、磁気飽和タイミングのバラツキによる障害も相応に軽減できる効果がある。
【0064】
また、この発明によれば、直列Y接続された組の一次巻線がさらに並列接続され、その中性点を接地するように構成したので、組内の電流バラツキを軽減でき、かつ、組間での変圧器電圧分担や磁気飽和タイミングのバラツキによる障害を軽減できる効果に加え、超高圧AC電力系統の絶縁対策にも対応できる効果がある。
【0065】
また、この発明によれば、一次巻線は全て直列接続してこれらをY接続し、その中性点を接地すると共に第1グループの一次巻線を三相交流電力系統に接続する端子側に配置するように構成したので、直流側高電圧かつ交流側高電圧の変圧器が通常YΔ結線の二次巻線を持つ変圧器に集約され、絶縁協調が取りやすくなる効果がある。
【0066】
また、この発明によれば、変圧器はその基本波磁束が通る主鉄心と、この主鉄心により形成される巻線総窓と、この巻線総窓を複数個の小巻線窓に区切り主鉄心の磁路断面積より断面積が小さいバイパス磁路と、これら複数個の小巻線窓に巻き分けられた上記一次巻線及び二次巻線からなるように構成したので、変圧器全体を小形にできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるAC/DC間電力変換装置を示す回路図である。
【図2】 この発明の実施の形態2によるAC/DC間電力変換装置を示す回路図である。
【図3】 この発明の実施の形態3によるAC/DC間電力変換装置を示す回路図である。
【図4】 この発明の実施の形態4によるAC/DC間電力変換装置を示す回路図である。
【図5】 この発明の実施の形態4による他のAC/DC間電力変換装置を示す回路図である。
【図6】 この発明の実施の形態4による更に他のAC/DC間電力変換装置を示す回路図である。
【図7】 この発明のAC/DC間電力変換装置に適した実施の形態5による移相巻線付き二次巻線を示す図である。
【図8】 この発明のAC/DC間電力変換装置に適した実施の形態6による変圧器の構造を示す図である。
【図9】 この発明のAC/DC間電力変換装置に適した実施の形態6による他の変圧器の構造を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態7によるAC/DC間電力変換装置を示す回路図である。
【図11】 この発明のAC/DC間電力変換装置に適した実施の形態8による変圧器の構造を示す図である。
【図12】 この発明のAC/DC間電力変換装置に適した実施の形態9による変圧器の構造を示す図である。
【図13】 従来のAC/DC間電力変換装置を示す回路図である。
【図14】 三相電力変換器の回路図である。
【図15】 自己転流式の三相電力変換器の回路図である。
【符号の説明】
1a〜1f 一次巻線、2a〜2f 二次巻線、2’c〜2’f 移送巻線、3a〜3f 三相電力変換器、4a〜4c 直流キャパシタ(蓄電手段)、8 主鉄心、9a〜9e バイパス磁路、10a〜10f 三相変圧器、11a〜11f 小巻線窓、20a 三相変圧器(第一電力変換器群用変圧器)、20b,20c 三相変圧器(第二電力変換器群用変圧器)。
Claims (13)
- 三相交流電力系続に三相一次巻線が接続される変圧器と、この変圧器の複数の三相二次巻線のそれぞれにそれぞれの三相交流端子が接続されかつ少なくとも直流端子を持つ複数の電圧形の電力変換器と、上記直流端子に接続される蓄電手段とを備えたAC/DC間電力変換装置において、上記複数の三相二次巻線はYΔ結線された第1グループ二次巻線と上記第1グループ二次巻線に対して位相をシフトさせる移相巻線を持つ第2グループ二次巻線とから成り、上記第1グループ二次巻線に接続される第一電力変換器群の直流端子は上記第2グループ二次巻線に接続される第二電力変換器群の直流端子に対して直列接続され、さらに上記第一電力変換器群を対地直流電圧絶対値が高い方に配置しかつ上記第二電力変換器群を対地直流電圧絶対値が低い方に配置したことを特徴とするAC/DC間電力変換装置。
- 第2グループ二次巻線はY結線に移相巻線を付加した二次巻線とΔ結線に移相巻線を付加した二次巻線とからなることを特徴とする請求項1記載のAC/DC間電力変換装置。
- Δ結線に移相巻線を付加した二次巻線は2種類の電圧を持つ巻線を交互に並べた6辺の巻線からなる環状結線としたことを特徴とする請求項2記載のAC/DC間電力変換装置。
- 第2グループ二次巻線はY結線に移相巻線を付加した千鳥結線からなることを特徴とする請求項1記載のAC/DC間電力変換装置。
- Y結線に移相巻線を付加した二次巻線の上記移相巻線を中性点側に接続したことを特徴とする請求項2または請求項4記載のAC/DC間電力変換装置。
- 第2グループ二次巻線は三相二つを一組とした1組以上の移相巻線付き三相二次巻線からなり、12相の第一電力変換器群と12相以上の第二電力変換器群と合わせて24相以上の電力変換器群とすることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載のAC/DC間電力変換装置。
- 二つの三相二次巻線を組とし、組内の二次巻線に結合する一次巻線は組毎に該組内で直列接続し、組内が直列接続された各組の一次巻線をそれぞれ上記三相交流電力系統に並列接続したことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載のAC/DC間電力変換装置。
- 変圧器はその基本波磁束が通る主鉄心と、この主鉄心により形成される巻線総窓と、この総窓を複数個の小巻線窓に区切り主鉄心の磁路断面積より断面積が小さいバイパス磁路と、これら複数個の小巻線窓に巻き分けられた上記一次巻線及び二次巻線からなり、上記組み内で一次巻線が直列接続される組みの巻線窓は互いに隣り合う小巻線窓に配置し、上記互いに隣り含う小巻線窓間を区切るバイパス磁路にギャップを設けることを特徴とする請求項7記載のAC/DC間電力変換装置。
- 変圧器はその基本波磁束が通る主鉄心と、この主鉄心により形成される巻線総窓と、この総窓を複数個の小巻線窓に区切り主鉄心の磁路断面積より断面積が小さいバイパス磁路と、これら複数個の小巻線窓に巻き分けられた上記一次巻線及び二次巻線からなり、上記組みを成す巻線窓は互いに軸対称な位置に配置することを特徴とする請求項7記載のAC/DC間電力変換装置。
- 二つの三相二次巻線を組とし、組内の二次巻線に結合する一次巻線は組毎に該組内で直列接続し、組内が直列接続された各組の一次巻線をさらに直列接続して上記三相交流電力系統に接続することを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載のAC/DC間電力変換装置。
- 一次巻線はY接続し、その中性点を接地することを特徴とする請求項9記載のAC/DC間電力変換装置。
- 一次巻線はY接続し、その中性点を接地すると共に第1グループの一次巻線を三相交流電力系統に接続する端子側に配置したことを特徴とする請求項10記載のAC/DC間電力変換装置。
- 変圧器はその基本波磁束が通る主鉄心と、この主鉄心により形成される巻線総窓と、この総窓を複数個の小巻線窓に区切り主鉄心の磁路断面積より断面積が小さいバイパス磁路と、これら複数個の小巻線窓に巻き分けられた上記一次巻線及び二次巻線からなることを特徴とする請求項1から請求項12のうちのいずれか1項記載のAC/DC間電力変換装置。
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