JPH1132437A - 三相４線式低圧配電システム - Google Patents
三相４線式低圧配電システムInfo
- Publication number
- JPH1132437A JPH1132437A JP9196360A JP19636097A JPH1132437A JP H1132437 A JPH1132437 A JP H1132437A JP 9196360 A JP9196360 A JP 9196360A JP 19636097 A JP19636097 A JP 19636097A JP H1132437 A JPH1132437 A JP H1132437A
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- Japan
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- phase
- coil
- wire
- shunt
- series
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- Pending
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/50—Arrangements for eliminating or reducing asymmetry in polyphase networks
Landscapes
- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 中性線と外側線との間に配している不平衡な
負荷によって生じる不平衡電流が流れても、電圧を平衡
に保つことができる三相４線式低圧配電システムを提供
する。 【解決手段】 Ｒ相、Ｓ相及びＴ相からの電力出力を利
用した三相４線式低圧配電回路において、キュービク
ル、三相４線、直列コイル及び分路コイルで構成されて
いる分電変圧器、並びに複数個の負荷から成り、Ｕ相、
Ｖ相及びＷ相の３つの異なった相を有する３つの長辺部
から構成している鉄心部材を設けて、該鉄心部材の各相
の長辺部に、ともにコイル捲数が等しく、且つ捲線方向
が異なる直列コイルを巻き付けており、また、ともにコ
イル捲数が等しく、且つ捲線方向が異なる分路コイルを
巻き付けて構成し、該直列コイルの一方の端子には該三
相４線の入力部を、他方の端子には該三相４線の出力部
を夫々接続し、該分路コイルの一方の端子には１つ前の
相の該直列コイルの他端の端子を、他方の端子には該三
相４線の中性線を夫々接続している。
負荷によって生じる不平衡電流が流れても、電圧を平衡
に保つことができる三相４線式低圧配電システムを提供
する。 【解決手段】 Ｒ相、Ｓ相及びＴ相からの電力出力を利
用した三相４線式低圧配電回路において、キュービク
ル、三相４線、直列コイル及び分路コイルで構成されて
いる分電変圧器、並びに複数個の負荷から成り、Ｕ相、
Ｖ相及びＷ相の３つの異なった相を有する３つの長辺部
から構成している鉄心部材を設けて、該鉄心部材の各相
の長辺部に、ともにコイル捲数が等しく、且つ捲線方向
が異なる直列コイルを巻き付けており、また、ともにコ
イル捲数が等しく、且つ捲線方向が異なる分路コイルを
巻き付けて構成し、該直列コイルの一方の端子には該三
相４線の入力部を、他方の端子には該三相４線の出力部
を夫々接続し、該分路コイルの一方の端子には１つ前の
相の該直列コイルの他端の端子を、他方の端子には該三
相４線の中性線を夫々接続している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信機等の比較的
電力の大きい機器及び電灯等の比較的電力の小さい機器
に併用して用いられる三相４線式低圧配電システムの改
良に関し、特に分電盤周辺の改良に関する。
電力の大きい機器及び電灯等の比較的電力の小さい機器
に併用して用いられる三相４線式低圧配電システムの改
良に関し、特に分電盤周辺の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】送信機等の比較的電力の大きい機器及び
電灯等の比較的電力の小さい機器に併用して用いられる
三相４線式低圧配電システムは、送信機等の比較的電力
の大きい機器を負荷とした場合には外側線を３線使用
し、また、電灯等の比較的電力の小さい機器を負荷とし
た場合には夫々の外側線と中性線間に負荷を配して使用
する。この方式により、２種類の電圧が得られるという
特長がある。
電灯等の比較的電力の小さい機器に併用して用いられる
三相４線式低圧配電システムは、送信機等の比較的電力
の大きい機器を負荷とした場合には外側線を３線使用
し、また、電灯等の比較的電力の小さい機器を負荷とし
た場合には夫々の外側線と中性線間に負荷を配して使用
する。この方式により、２種類の電圧が得られるという
特長がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の三相４線式低圧
配電システムでは、電灯等の比較的電力の小さい機器を
負荷とした場合、３回路使用することができるが、この
とき負荷の不平衡によって、不平衡電流が流れ、その結
果、外側線と中性線間の夫々の電圧に不平衡が生じ、こ
れにより、一方の電圧が極端に降下するという問題点を
有する。このため、需要家には必要な電圧値よりも相当
高い電圧が供給され、需要家側では負荷において余計な
電力を無駄に消費するという傾向を生じるという課題が
あった。
配電システムでは、電灯等の比較的電力の小さい機器を
負荷とした場合、３回路使用することができるが、この
とき負荷の不平衡によって、不平衡電流が流れ、その結
果、外側線と中性線間の夫々の電圧に不平衡が生じ、こ
れにより、一方の電圧が極端に降下するという問題点を
有する。このため、需要家には必要な電圧値よりも相当
高い電圧が供給され、需要家側では負荷において余計な
電力を無駄に消費するという傾向を生じるという課題が
あった。
【０００４】また、負荷が平衡であっても、何らかの原
因で中性線が切断して中性線に電流が流れなくなると、
外側線と中性線との間の夫々の負荷の端子電圧が、非常
な不平衡を生じ、ときには致命的な損害を与える。ま
た、このことから、中性線には配線用遮断器や、ヒュー
ズ等を入れることができないという問題点があり、上記
の課題を解決することは困難である。
因で中性線が切断して中性線に電流が流れなくなると、
外側線と中性線との間の夫々の負荷の端子電圧が、非常
な不平衡を生じ、ときには致命的な損害を与える。ま
た、このことから、中性線には配線用遮断器や、ヒュー
ズ等を入れることができないという問題点があり、上記
の課題を解決することは困難である。
【０００５】そこで、上記の課題を解決するための手段
として、分電変圧器が発明された。この分電変圧器は、
互いに対向し、Ｕ相、Ｖ相及びＷ相の３つの異なった相
を有する３つの長辺部から構成している鉄心部材を設け
て、該鉄心部材の各相の長辺部に、捲線方向が同じであ
る直列コイルと分路コイルを巻き付けて直列に接続し、
直列コイルの他端側と同じ相である分電側の外側線とを
接続し、さらに、分路コイルの端部で三相４線の中性線
と接続できるようにした。
として、分電変圧器が発明された。この分電変圧器は、
互いに対向し、Ｕ相、Ｖ相及びＷ相の３つの異なった相
を有する３つの長辺部から構成している鉄心部材を設け
て、該鉄心部材の各相の長辺部に、捲線方向が同じであ
る直列コイルと分路コイルを巻き付けて直列に接続し、
直列コイルの他端側と同じ相である分電側の外側線とを
接続し、さらに、分路コイルの端部で三相４線の中性線
と接続できるようにした。
【０００６】しかし、上記分電変圧器はコイルの電流値
が不平衡であると、磁気バランスが悪く、負荷の不平衡
による夫々の電圧の不平衡は改善されない。これによっ
て、無駄に電力を消費してしまい、かかる問題点が解決
したとは言えない。
が不平衡であると、磁気バランスが悪く、負荷の不平衡
による夫々の電圧の不平衡は改善されない。これによっ
て、無駄に電力を消費してしまい、かかる問題点が解決
したとは言えない。
【０００７】本発明は、上記の問題点や課題を解決する
ために、中性線と外側線との間に配している不平衡な負
荷によって生じる不平衡電流が流れても、電圧を平衡に
保つことができる三相４線式低圧配電システムを提供す
ることが目的である。
ために、中性線と外側線との間に配している不平衡な負
荷によって生じる不平衡電流が流れても、電圧を平衡に
保つことができる三相４線式低圧配電システムを提供す
ることが目的である。
【０００８】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、Ｒ相、Ｓ相及びＴ相からの電力出力を利用した三相
４線式低圧配電回路において、キュービクル、三相４
線、直列コイル及び分路コイルで構成されている分電変
圧器、並びに複数個の負荷から成り、Ｕ相、Ｖ相及びＷ
相の３つの異なった相を有する３つの長辺部から構成し
ている鉄心部材を設けて、該鉄心部材の各相の長辺部
に、ともにコイル捲数が等しく、且つ捲線方向が異なる
直列コイルを巻き付けており、また、ともにコイル捲数
が等しく、且つ捲線方向が異なる分路コイルを巻き付け
て構成し、該直列コイルの一方の端子には該三相４線の
入力部を、他方の端子には該三相４線の出力部を夫々接
続し、該分路コイルの一方の端子には一つ前の相の該直
列コイルの他端の端子を、他方の端子には該三相４線の
中性線を夫々接続していることを特徴とする。
に、Ｒ相、Ｓ相及びＴ相からの電力出力を利用した三相
４線式低圧配電回路において、キュービクル、三相４
線、直列コイル及び分路コイルで構成されている分電変
圧器、並びに複数個の負荷から成り、Ｕ相、Ｖ相及びＷ
相の３つの異なった相を有する３つの長辺部から構成し
ている鉄心部材を設けて、該鉄心部材の各相の長辺部
に、ともにコイル捲数が等しく、且つ捲線方向が異なる
直列コイルを巻き付けており、また、ともにコイル捲数
が等しく、且つ捲線方向が異なる分路コイルを巻き付け
て構成し、該直列コイルの一方の端子には該三相４線の
入力部を、他方の端子には該三相４線の出力部を夫々接
続し、該分路コイルの一方の端子には一つ前の相の該直
列コイルの他端の端子を、他方の端子には該三相４線の
中性線を夫々接続していることを特徴とする。
【０００９】上記分電変圧器において、一端側から第一
直列コイル、第二直列コイル、第一分路コイル、第二分
路コイルの順に配し、該第一直列コイルの一端側と該第
一直列コイルの次の相の該第二直列コイルの一端側とを
接続し、該第二直列コイルの他端側と同相である出力部
の外側線とを接続して構成し、該第一分路コイルの一端
側と該第一分路コイルの次の相の該第二分路コイルの一
端側とを接続し、さらに該第二直列コイルの他端側と該
第二直列コイルの次の相の該第一分路コイルの他端側と
を夫々接続し、さらに第二分路コイルの他端側と上記三
相４線の中性線と接続して構成しているとよい。
直列コイル、第二直列コイル、第一分路コイル、第二分
路コイルの順に配し、該第一直列コイルの一端側と該第
一直列コイルの次の相の該第二直列コイルの一端側とを
接続し、該第二直列コイルの他端側と同相である出力部
の外側線とを接続して構成し、該第一分路コイルの一端
側と該第一分路コイルの次の相の該第二分路コイルの一
端側とを接続し、さらに該第二直列コイルの他端側と該
第二直列コイルの次の相の該第一分路コイルの他端側と
を夫々接続し、さらに第二分路コイルの他端側と上記三
相４線の中性線と接続して構成しているとよい。
【００１０】また、上記分電変圧器において、上記鉄心
部材が互いに対向する２つの長辺部を有し、大きさが等
しい環状の内鉄形鉄心部材を２つ設けるとともに、該内
鉄形鉄心部材の夫々の長辺部を衝合させ、衝合させた２
つの該内鉄形鉄心部材の外周と略等しい内周を有した外
側鉄心部材を設け、これらを衝合させることによりＵ
相、Ｖ相及びＷ相から成るように構成しているとよい。
さらに、上記単相３線式低圧配電回路において、分電盤
を配しているとよい。
部材が互いに対向する２つの長辺部を有し、大きさが等
しい環状の内鉄形鉄心部材を２つ設けるとともに、該内
鉄形鉄心部材の夫々の長辺部を衝合させ、衝合させた２
つの該内鉄形鉄心部材の外周と略等しい内周を有した外
側鉄心部材を設け、これらを衝合させることによりＵ
相、Ｖ相及びＷ相から成るように構成しているとよい。
さらに、上記単相３線式低圧配電回路において、分電盤
を配しているとよい。
【００１１】
【発明の実施の形態】図１は、本発明三相４線式低圧配
電システムにおける直列コイル及び分路コイルの一実施
例である。互いに対向し、Ｕ相１７及びＶ相１８から成
り、互いに対向する２つの長辺部１２Ａ，１２Ｂを有
し、大きさが等しい環状の内鉄形鉄心部材１１と、Ｖ相
１８及びＷ相１９から成り、互いに対向する２つの長辺
部１４Ａ，１４Ｂを有し、大きさが等しい環状の内鉄形
鉄心部材１３を設ける。さらに、互いに対向し、Ｕ相１
７及びＷ相１９から成り、互いに対向する２つの長辺部
１６Ａ，１６Ｂを有し、内鉄形鉄心部材１１，１３の夫
々の長辺部１２Ｂ，１４Ａを衝合させ、衝合させた２つ
の内鉄形鉄心部材１１，１３の外周と略等しい内周を有
した外鉄形鉄心部材１５を設け、衝合させた内鉄形鉄心
部材１１，１３を外鉄形鉄心部材１５に嵌め込む。
電システムにおける直列コイル及び分路コイルの一実施
例である。互いに対向し、Ｕ相１７及びＶ相１８から成
り、互いに対向する２つの長辺部１２Ａ，１２Ｂを有
し、大きさが等しい環状の内鉄形鉄心部材１１と、Ｖ相
１８及びＷ相１９から成り、互いに対向する２つの長辺
部１４Ａ，１４Ｂを有し、大きさが等しい環状の内鉄形
鉄心部材１３を設ける。さらに、互いに対向し、Ｕ相１
７及びＷ相１９から成り、互いに対向する２つの長辺部
１６Ａ，１６Ｂを有し、内鉄形鉄心部材１１，１３の夫
々の長辺部１２Ｂ，１４Ａを衝合させ、衝合させた２つ
の内鉄形鉄心部材１１，１３の外周と略等しい内周を有
した外鉄形鉄心部材１５を設け、衝合させた内鉄形鉄心
部材１１，１３を外鉄形鉄心部材１５に嵌め込む。
【００１２】次に上記の鉄心部材１１，１３，１５にコ
イルを以下のように巻き付ける。Ｕ相１７、Ｖ相１８及
びＷ相１９の一端にコイル捲数が等しく、且つ捲線方向
が異なる第一直列コイル２１Ａ，２１Ｂ，２１Ｃ及び第
二直列コイル２２Ａ，２２Ｂ，２２Ｃを巻き付ける。Ｕ
相１７の第一直列コイル２１Ａの一端側とＶ相１８の第
二直列コイル２２Ｂの一端側と、Ｖ相１８の第一直列コ
イル２１Ｂの一端側とＷ相１９の第二直列コイル２２Ｃ
の一端側と、Ｗ相１９の第一直列コイル２１Ｃの一端側
とＵ相１７の第二直列コイル２２Ａの一端側とを夫々接
続して、直列コイル２０を形成する。Ｕ相１７の第二直
列コイル２２Ａの他端側と分電部のＵ相の外側線３７
と、Ｖ相１８の第二直列コイル２２Ｂの他端側と分電部
のＶ相の外側線３８と、Ｗ相１９の第二直列コイル２２
Ｃの他端側と分電部のＷ相の外側線３９と夫々接続す
る。
イルを以下のように巻き付ける。Ｕ相１７、Ｖ相１８及
びＷ相１９の一端にコイル捲数が等しく、且つ捲線方向
が異なる第一直列コイル２１Ａ，２１Ｂ，２１Ｃ及び第
二直列コイル２２Ａ，２２Ｂ，２２Ｃを巻き付ける。Ｕ
相１７の第一直列コイル２１Ａの一端側とＶ相１８の第
二直列コイル２２Ｂの一端側と、Ｖ相１８の第一直列コ
イル２１Ｂの一端側とＷ相１９の第二直列コイル２２Ｃ
の一端側と、Ｗ相１９の第一直列コイル２１Ｃの一端側
とＵ相１７の第二直列コイル２２Ａの一端側とを夫々接
続して、直列コイル２０を形成する。Ｕ相１７の第二直
列コイル２２Ａの他端側と分電部のＵ相の外側線３７
と、Ｖ相１８の第二直列コイル２２Ｂの他端側と分電部
のＶ相の外側線３８と、Ｗ相１９の第二直列コイル２２
Ｃの他端側と分電部のＷ相の外側線３９と夫々接続す
る。
【００１３】また、Ｕ相１７、Ｖ相１８及びＷ相１９の
一端にコイル捲数が等しく、且つ捲線方向が異なる第一
分路コイル２４Ａ，２４Ｂ，２４Ｃ及び第二分路コイル
２５Ａ，２５Ｂ，２５Ｃを巻き付ける。Ｕ相１７の第一
分路コイル２４Ａの一端側とＶ相１８の第二分路コイル
２５Ｂの一端側と、Ｖ相１８の第一分路コイル２４Ｂの
一端側とＷ相１９の第二分路コイル２５Ｃの一端側と、
Ｗ相１９の第一分路コイル２４Ｃの一端側とＵ相１７の
第二分路コイル２５Ａの一端側とを夫々接続して、分路
コイル２３を形成する。さらに、Ｕ相１７の第二直列コ
イル２２Ａの他端側とＶ相１８の第一分路コイル２４Ｂ
の他端側と、Ｖ相１８の第二直列コイル２２Ｂの他端側
とＷ相１９の第一分路コイル２４Ｃの他端側と、Ｗ相１
９の第二直列コイル２２Ｃの他端側とＶ相１８の第一分
路コイル２４Ａの他端側とを夫々接続する。さらに、第
二分路コイル２５Ａ，２５Ｂ，２５Ｃの他端側と中性線
２６とを接続して構成している。
一端にコイル捲数が等しく、且つ捲線方向が異なる第一
分路コイル２４Ａ，２４Ｂ，２４Ｃ及び第二分路コイル
２５Ａ，２５Ｂ，２５Ｃを巻き付ける。Ｕ相１７の第一
分路コイル２４Ａの一端側とＶ相１８の第二分路コイル
２５Ｂの一端側と、Ｖ相１８の第一分路コイル２４Ｂの
一端側とＷ相１９の第二分路コイル２５Ｃの一端側と、
Ｗ相１９の第一分路コイル２４Ｃの一端側とＵ相１７の
第二分路コイル２５Ａの一端側とを夫々接続して、分路
コイル２３を形成する。さらに、Ｕ相１７の第二直列コ
イル２２Ａの他端側とＶ相１８の第一分路コイル２４Ｂ
の他端側と、Ｖ相１８の第二直列コイル２２Ｂの他端側
とＷ相１９の第一分路コイル２４Ｃの他端側と、Ｗ相１
９の第二直列コイル２２Ｃの他端側とＶ相１８の第一分
路コイル２４Ａの他端側とを夫々接続する。さらに、第
二分路コイル２５Ａ，２５Ｂ，２５Ｃの他端側と中性線
２６とを接続して構成している。
【００１４】以上のような構成にして、Ｒ相３１，Ｓ相
３２及びＴ相３３から電流を流す。Ｒ相３１から流れた
電流はＵ相１７の第一直列コイル２１Ａへ、Ｓ相３２か
ら流れた電流はＶ相１８の第一直列コイル２１Ｂへ、Ｔ
相３３から流れた電流はＷ相１９の第一直列コイル２１
Ｃへ夫々流れる。さらに、Ｕ相１７の第一直列コイル２
１ＡからＶ相１８の第二直列コイル２２Ｂへ、Ｖ相１８
の第一直列コイル２１ＢからＷ相１９の第二直列コイル
２２Ｃへ、Ｗ相１９の第一直列コイル２１ＣからＵ相１
７の第二直列コイル２２Ａへ夫々流れる。分電変圧器は
三相から成っていることから、この場合１２０°移相し
たことになる。
３２及びＴ相３３から電流を流す。Ｒ相３１から流れた
電流はＵ相１７の第一直列コイル２１Ａへ、Ｓ相３２か
ら流れた電流はＶ相１８の第一直列コイル２１Ｂへ、Ｔ
相３３から流れた電流はＷ相１９の第一直列コイル２１
Ｃへ夫々流れる。さらに、Ｕ相１７の第一直列コイル２
１ＡからＶ相１８の第二直列コイル２２Ｂへ、Ｖ相１８
の第一直列コイル２１ＢからＷ相１９の第二直列コイル
２２Ｃへ、Ｗ相１９の第一直列コイル２１ＣからＵ相１
７の第二直列コイル２２Ａへ夫々流れる。分電変圧器は
三相から成っていることから、この場合１２０°移相し
たことになる。
【００１５】さらに、Ｕ相１７の第二直列コイル２２Ａ
からはＵ相の外側線３７とＶ相１８の第一分路コイル２
４Ｂへ、Ｖ相１８の第二直列コイル２２ＢからはＶ相の
外側線３８とＷ相１９の第一分路コイル２４Ｃへ、Ｗ相
１９の第二直列コイル２２ＣからはＷ相の外側線３９と
Ｕ相１７の第一分路コイル２４Ａへ夫々流れる。分電変
圧器は三相から成っていることから、この場合１２０°
移相し、合計で２４０°移相したことになる。さらに、
Ｕ相１７の第一分路コイル２４ＡからＶ相１８の第二分
路コイル２５Ｂへ、Ｖ相１８の第一分路コイル２４Ｂか
らＷ相１９の第二分路コイル２５Ｃへ、Ｗ相１９の第一
分路コイル２４ＣからＵ相１７の第二分路コイル２５Ａ
へ夫々流れる。分電変圧器は三相から成っていることか
ら、この場合１２０°移相し、合計で３６０°移相した
ことになる。
からはＵ相の外側線３７とＶ相１８の第一分路コイル２
４Ｂへ、Ｖ相１８の第二直列コイル２２ＢからはＶ相の
外側線３８とＷ相１９の第一分路コイル２４Ｃへ、Ｗ相
１９の第二直列コイル２２ＣからはＷ相の外側線３９と
Ｕ相１７の第一分路コイル２４Ａへ夫々流れる。分電変
圧器は三相から成っていることから、この場合１２０°
移相し、合計で２４０°移相したことになる。さらに、
Ｕ相１７の第一分路コイル２４ＡからＶ相１８の第二分
路コイル２５Ｂへ、Ｖ相１８の第一分路コイル２４Ｂか
らＷ相１９の第二分路コイル２５Ｃへ、Ｗ相１９の第一
分路コイル２４ＣからＵ相１７の第二分路コイル２５Ａ
へ夫々流れる。分電変圧器は三相から成っていることか
ら、この場合１２０°移相し、合計で３６０°移相した
ことになる。
【００１６】即ち、第一直列コイル２１Ａ，２１Ｂ，２
１Ｃと第二分路コイル２５Ａ，２５Ｂ，２５Ｃとは同じ
相になるとともに、ある相に流れた電流は三相全てに流
れる。また、第一直列コイル２１Ａ，２１Ｂ，２１Ｃと
第二直列コイル２２Ａ，２２Ｂ，２２Ｃとがコイル捲数
が等しく、且つ捲線方向が異なるように巻き付けてある
とともに、第一分路コイル２４Ａ，２４Ｂ，２４Ｃと第
二分路コイル２５Ａ，２５Ｂ，２５Ｃともコイル捲数が
等しく、且つ捲線方向が異なるように巻き付けてある。
その結果磁束は夫々打ち消し合うことで、電流平衡作用
が働く。尚、本実施例では２つの内鉄形鉄心部材１１，
１３と、１つの外鉄形鉄心部材１５からなる鉄心部材を
使用したが、これは磁気バランスをより良くするためで
あり、長辺部を３つ有した鉄心部材であってもよい。
１Ｃと第二分路コイル２５Ａ，２５Ｂ，２５Ｃとは同じ
相になるとともに、ある相に流れた電流は三相全てに流
れる。また、第一直列コイル２１Ａ，２１Ｂ，２１Ｃと
第二直列コイル２２Ａ，２２Ｂ，２２Ｃとがコイル捲数
が等しく、且つ捲線方向が異なるように巻き付けてある
とともに、第一分路コイル２４Ａ，２４Ｂ，２４Ｃと第
二分路コイル２５Ａ，２５Ｂ，２５Ｃともコイル捲数が
等しく、且つ捲線方向が異なるように巻き付けてある。
その結果磁束は夫々打ち消し合うことで、電流平衡作用
が働く。尚、本実施例では２つの内鉄形鉄心部材１１，
１３と、１つの外鉄形鉄心部材１５からなる鉄心部材を
使用したが、これは磁気バランスをより良くするためで
あり、長辺部を３つ有した鉄心部材であってもよい。
【００１７】図２は異なった電流値の電流が流れる３つ
の負荷を配した本発明三相４線式低圧配電システムの実
施の一形態を示した回路図である。本実施例三相４線式
低圧配電システムは、直列コイル２０及び分路コイル２
３Ａ，２３Ｂ，２３Ｃで構成されている分電変圧器１
０、入力部３０及び出力部３５から成る三相４線、キュ
ービクル４０、分電盤５０、及び直列に接続された不平
衡な負荷Ａ，Ｂ，Ｃから構成されている。
の負荷を配した本発明三相４線式低圧配電システムの実
施の一形態を示した回路図である。本実施例三相４線式
低圧配電システムは、直列コイル２０及び分路コイル２
３Ａ，２３Ｂ，２３Ｃで構成されている分電変圧器１
０、入力部３０及び出力部３５から成る三相４線、キュ
ービクル４０、分電盤５０、及び直列に接続された不平
衡な負荷Ａ，Ｂ，Ｃから構成されている。
【００１８】分電変圧器１０に構成されている分路コイ
ル２３Ａ，２３Ｂ，２３Ｃは主としてバランサの役割を
行う。また、三相４線の入力部３０は夫々の内部抵抗ｒ
である中性線３４、Ｒ相の外側線３１、Ｓ相の外側線３
２及びＴ相の外側線３３から構成されており、Ｒ相の外
側線３１は分電変圧器１０のＵ相１７と、Ｓ相の外側線
３２は分電変圧器１０のＶ相１８と、Ｔ相の外側線３３
は分電変圧器１０のＷ相１９と夫々接続する。また、出
力部３５は中性線３６、Ｕ相の外側線３７、Ｖ相の外側
線３８及びＷ相の外側線３９から成り、中性線３６とＵ
相の外側線３７との間に負荷Ａを、中性線３６とＶ相の
外側線３８との間に負荷Ｂを、中性線３６とＷ相の外側
線３９との間に負荷Ｃを夫々接続するとともに、Ｕ相の
外側線３７は分電変圧器１０のＵ相１７と、Ｖ相の外側
線３８は分電変圧器１０のＶ相１８と、Ｗ相の外側線３
９は分電変圧器１０のＷ相１９と夫々接続し、Ｕ相の分
路コイル２３Ａと負荷Ａとが、Ｖ相の分路コイル２３Ｂ
と負荷Ｂとが、Ｗ相の分路コイル２３Ｃと負荷Ｃとが夫
々並列になるようにする。
ル２３Ａ，２３Ｂ，２３Ｃは主としてバランサの役割を
行う。また、三相４線の入力部３０は夫々の内部抵抗ｒ
である中性線３４、Ｒ相の外側線３１、Ｓ相の外側線３
２及びＴ相の外側線３３から構成されており、Ｒ相の外
側線３１は分電変圧器１０のＵ相１７と、Ｓ相の外側線
３２は分電変圧器１０のＶ相１８と、Ｔ相の外側線３３
は分電変圧器１０のＷ相１９と夫々接続する。また、出
力部３５は中性線３６、Ｕ相の外側線３７、Ｖ相の外側
線３８及びＷ相の外側線３９から成り、中性線３６とＵ
相の外側線３７との間に負荷Ａを、中性線３６とＶ相の
外側線３８との間に負荷Ｂを、中性線３６とＷ相の外側
線３９との間に負荷Ｃを夫々接続するとともに、Ｕ相の
外側線３７は分電変圧器１０のＵ相１７と、Ｖ相の外側
線３８は分電変圧器１０のＶ相１８と、Ｗ相の外側線３
９は分電変圧器１０のＷ相１９と夫々接続し、Ｕ相の分
路コイル２３Ａと負荷Ａとが、Ｖ相の分路コイル２３Ｂ
と負荷Ｂとが、Ｗ相の分路コイル２３Ｃと負荷Ｃとが夫
々並列になるようにする。
【００１９】キュービクル４０は配電変圧器（図示しな
い）を備えており、配電変圧器の高圧側で高電圧が供給
され、配電変圧器の低圧側は三相４線になっているの
で、配電変圧器の低圧側で、三相４線の入力部３０の夫
々の外側線３１，３２，３３間の単相２線で電灯等で使
用する比較的小さい電力を、外側線３１，３２，３３間
の三相３線で送信機等で使用する比較的大きい電力を取
り出すことができる。
い）を備えており、配電変圧器の高圧側で高電圧が供給
され、配電変圧器の低圧側は三相４線になっているの
で、配電変圧器の低圧側で、三相４線の入力部３０の夫
々の外側線３１，３２，３３間の単相２線で電灯等で使
用する比較的小さい電力を、外側線３１，３２，３３間
の三相３線で送信機等で使用する比較的大きい電力を取
り出すことができる。
【００２０】入力部３０の外側線３１，３２間の電圧を
Ｖ1 、外側線３２，３３間の電圧をＶ2 、外側線３１，
３３間の電圧をＶ3 とし、また、Ｒ相の外側線３１を流
れる電流値をＩR （＞０）、Ｓ相の外側線３２を流れる
電流値をＩS （＞０）、Ｔ相の外側線３３を流れる電流
値をＩT （＞０）とするとともに、負荷Ａ間の電圧をＶ
U 、負荷Ｂ間の電圧ＶV 、負荷Ｃ間の電圧をＶW とし、
また、Ｕ相の外側線３７を流れる電流値をＩU （＞
０）、Ｖ相の外側線３８を流れる電流値をＩV （＞
０）、Ｗ相の外側線３９を流れる電流値をＩW （＞０）
とする。さらに、出力部３５の中性線３６を流れる電流
値をＩ0 （＞０）、入力部３０の中性線３４を流れる電
流値をＩN （＞０）と夫々定義する。
Ｖ1 、外側線３２，３３間の電圧をＶ2 、外側線３１，
３３間の電圧をＶ3 とし、また、Ｒ相の外側線３１を流
れる電流値をＩR （＞０）、Ｓ相の外側線３２を流れる
電流値をＩS （＞０）、Ｔ相の外側線３３を流れる電流
値をＩT （＞０）とするとともに、負荷Ａ間の電圧をＶ
U 、負荷Ｂ間の電圧ＶV 、負荷Ｃ間の電圧をＶW とし、
また、Ｕ相の外側線３７を流れる電流値をＩU （＞
０）、Ｖ相の外側線３８を流れる電流値をＩV （＞
０）、Ｗ相の外側線３９を流れる電流値をＩW （＞０）
とする。さらに、出力部３５の中性線３６を流れる電流
値をＩ0 （＞０）、入力部３０の中性線３４を流れる電
流値をＩN （＞０）と夫々定義する。
【００２１】従来の三相４線式低圧配電システムにおい
て、入力部３０の夫々の外側線３１，３２，３３間に於
ける電圧を、Ｖ1 ＝１９６．４Ｖ，Ｖ2 ＝１９８．５
Ｖ，Ｖ3 ＝１９５．５Ｖに、入力部３０の夫々の外側線
３１，３２，３３に於ける電流値をＩR ＝７９．８Ａ，
ＩT ＝５０．３Ａ，ＩS ＝５１．４Ａに夫々設定する
と、出力部３５の外側線３７，３８，３９の電流値は、
ＩU ＝９９．８Ａ，ＩV ＝４０．１Ａ，ＩW ＝４３．８
Ａとなり、夫々の負荷Ａ，Ｂ，Ｃ間の電圧は、ＶU＝１
００．０Ｖ，ＶV ＝１０４．５Ｖ，ＶW ＝１０３．６Ｖ
となる。さらに、出力部３５の中性線３６を流れる電流
値がＩ0 ＝４６．６Ａになるのに対し、入力部３０の中
性線３４を流れる電流値はＩN ＝９．３Ａとなる。
て、入力部３０の夫々の外側線３１，３２，３３間に於
ける電圧を、Ｖ1 ＝１９６．４Ｖ，Ｖ2 ＝１９８．５
Ｖ，Ｖ3 ＝１９５．５Ｖに、入力部３０の夫々の外側線
３１，３２，３３に於ける電流値をＩR ＝７９．８Ａ，
ＩT ＝５０．３Ａ，ＩS ＝５１．４Ａに夫々設定する
と、出力部３５の外側線３７，３８，３９の電流値は、
ＩU ＝９９．８Ａ，ＩV ＝４０．１Ａ，ＩW ＝４３．８
Ａとなり、夫々の負荷Ａ，Ｂ，Ｃ間の電圧は、ＶU＝１
００．０Ｖ，ＶV ＝１０４．５Ｖ，ＶW ＝１０３．６Ｖ
となる。さらに、出力部３５の中性線３６を流れる電流
値がＩ0 ＝４６．６Ａになるのに対し、入力部３０の中
性線３４を流れる電流値はＩN ＝９．３Ａとなる。
【００２２】これに対して本発明三相４線式低圧配電シ
ステムにおいて、入力部３０の夫々の外側線３１，３
２，３３間に於ける電圧を、Ｖ1 ＝１９８．８Ｖ，Ｖ2
＝１９６．５Ｖ，Ｖ3 ＝１９６．５Ｖに、入力部３０の
夫々の外側線３１，３２，３３に於ける電流値をＩR ＝
７７．４Ａ，ＩT ＝５４．０Ａ，ＩS ＝５０．６Ａに夫
々設定すると、出力部３５の外側線３７，３８，３９の
電流値は、ＩU ＝１００．９Ａ，ＩV ＝４４．０Ａ，Ｉ
W ＝４０．０Ａとなり、夫々の負荷Ａ，Ｂ，Ｃ間の電圧
は、ＶU ＝１０２．０Ｖ，ＶV ＝１０３．４Ｖ，ＶW ＝
１０３．０Ｖとなる。さらに、出力部３５の中性線３６
を流れる電流値がＩ0 ＝５５．０Ａになるのに対し、入
力部３０の中性線３４を流れる電流値はＩN ＝０．６Ａ
となる。
ステムにおいて、入力部３０の夫々の外側線３１，３
２，３３間に於ける電圧を、Ｖ1 ＝１９８．８Ｖ，Ｖ2
＝１９６．５Ｖ，Ｖ3 ＝１９６．５Ｖに、入力部３０の
夫々の外側線３１，３２，３３に於ける電流値をＩR ＝
７７．４Ａ，ＩT ＝５４．０Ａ，ＩS ＝５０．６Ａに夫
々設定すると、出力部３５の外側線３７，３８，３９の
電流値は、ＩU ＝１００．９Ａ，ＩV ＝４４．０Ａ，Ｉ
W ＝４０．０Ａとなり、夫々の負荷Ａ，Ｂ，Ｃ間の電圧
は、ＶU ＝１０２．０Ｖ，ＶV ＝１０３．４Ｖ，ＶW ＝
１０３．０Ｖとなる。さらに、出力部３５の中性線３６
を流れる電流値がＩ0 ＝５５．０Ａになるのに対し、入
力部３０の中性線３４を流れる電流値はＩN ＝０．６Ａ
となる。
【００２３】これより、従来の三相４線式低圧配電シス
テムでは単相入力電圧の不均衡が１．５％であり、単相
出力電圧の不均衡が４．３％である。これに対して本発
明三相４線式低圧配電システムでは単相入力電圧の不均
衡が１．２％であり、単相出力電圧の不均衡が１．４％
である。即ち、従来の三相４線式低圧配電システムでは
出力電圧の不均衡は入力電圧の不均衡の約３倍にあるの
に対し、本発明三相４線式低圧配電システムでは出力電
圧の不均衡と余り変わらないことがわかる。さらに、従
来の三相４線式低圧配電システムにおいて、中性線を流
れる電流値はＩ0 ＝４６．６ＡからＩN ＝９．３Ａにな
るのに対して、本発明三相４線式低圧配電システムにお
いては、中性線を流れる電流値はＩ0 ＝５５．０Ａから
ＩN ＝０．６Ａになることから、本発明三相４線式低圧
配電システムでは電流値ＩN が著しく少ないことが明ら
かであり、このことから、本発明三相４線式低圧配電シ
ステムによるバランス作用が有効に作動することがいえ
る。
テムでは単相入力電圧の不均衡が１．５％であり、単相
出力電圧の不均衡が４．３％である。これに対して本発
明三相４線式低圧配電システムでは単相入力電圧の不均
衡が１．２％であり、単相出力電圧の不均衡が１．４％
である。即ち、従来の三相４線式低圧配電システムでは
出力電圧の不均衡は入力電圧の不均衡の約３倍にあるの
に対し、本発明三相４線式低圧配電システムでは出力電
圧の不均衡と余り変わらないことがわかる。さらに、従
来の三相４線式低圧配電システムにおいて、中性線を流
れる電流値はＩ0 ＝４６．６ＡからＩN ＝９．３Ａにな
るのに対して、本発明三相４線式低圧配電システムにお
いては、中性線を流れる電流値はＩ0 ＝５５．０Ａから
ＩN ＝０．６Ａになることから、本発明三相４線式低圧
配電システムでは電流値ＩN が著しく少ないことが明ら
かであり、このことから、本発明三相４線式低圧配電シ
ステムによるバランス作用が有効に作動することがいえ
る。
【００２４】
【発明の効果】本発明三相４線式低圧配電システムは、
以上の構成により、以下の効果を有する。キュービク
ル、三相４線、直列コイル及び分路コイルで構成されて
いる分電変圧器、並びに複数個の負荷から成り、Ｕ相、
Ｖ相及びＷ相の３つの異なった相を有する３つの長辺部
から構成している鉄心部材を設けて、該鉄心部材の各相
の長辺部に、ともにコイル捲数が等しく、且つ捲線方向
が異なる直列コイルを巻き付けており、また、ともにコ
イル捲数が等しく、且つ捲線方向が異なる分路コイルを
巻き付けて構成し、該直列コイルの一方の端子には該三
相４線の入力部を、他方の端子には該三相４線の出力部
を夫々接続し、該分路コイルの一方の端子には一つ前の
相の該直列コイルの他端の端子を、他方の端子には該三
相４線の中性線を夫々接続していることより、同じ相の
異なる直列コイル及び分路コイルにおいて、電流の大き
さ及び磁束の強さが略同じであるのに対して、電流の方
向及び磁束の方向が正反対であるので、磁束が互いに打
ち消し合って、各相の磁束の帰路を共有することができ
るので、分電変圧器を小型にすることができるという効
果を有する。
以上の構成により、以下の効果を有する。キュービク
ル、三相４線、直列コイル及び分路コイルで構成されて
いる分電変圧器、並びに複数個の負荷から成り、Ｕ相、
Ｖ相及びＷ相の３つの異なった相を有する３つの長辺部
から構成している鉄心部材を設けて、該鉄心部材の各相
の長辺部に、ともにコイル捲数が等しく、且つ捲線方向
が異なる直列コイルを巻き付けており、また、ともにコ
イル捲数が等しく、且つ捲線方向が異なる分路コイルを
巻き付けて構成し、該直列コイルの一方の端子には該三
相４線の入力部を、他方の端子には該三相４線の出力部
を夫々接続し、該分路コイルの一方の端子には一つ前の
相の該直列コイルの他端の端子を、他方の端子には該三
相４線の中性線を夫々接続していることより、同じ相の
異なる直列コイル及び分路コイルにおいて、電流の大き
さ及び磁束の強さが略同じであるのに対して、電流の方
向及び磁束の方向が正反対であるので、磁束が互いに打
ち消し合って、各相の磁束の帰路を共有することができ
るので、分電変圧器を小型にすることができるという効
果を有する。
【００２５】また、分電変圧器において、一端側から第
一直列コイル、第二直列コイル、第一分路コイル、第二
分路コイルの順に配し、該第一直列コイルの一端側と該
第一直列コイルの次の相の該第二直列コイルの一端側と
を接続し、該第二直列コイルの他端側と同相である出力
部の外側線とを接続して構成し、該第一分路コイルの一
端側と該第一分路コイルの次の相の該第二分路コイルの
一端側とを接続し、さらに該第二直列コイルの他端側と
該第二直列コイルの次の相の該第一分路コイルの他端側
とを夫々接続し、さらに第二分路コイルの他端側と上記
三相４線の中性線と接続して構成していることから、第
一直列コイルから第二分路コイルにまで流れる電流は各
相に電流が流れるので、各相の電流不平衡を改善し、負
荷設備が有効に利用できるという効果を有するととも
に、電流の平衡作用により、各相の電圧が略均一になる
という効果を有する。さらに、出力部の中性線の電流値
が著しく小さいことから、バランス作用が有効に作動す
るという効果を有する。
一直列コイル、第二直列コイル、第一分路コイル、第二
分路コイルの順に配し、該第一直列コイルの一端側と該
第一直列コイルの次の相の該第二直列コイルの一端側と
を接続し、該第二直列コイルの他端側と同相である出力
部の外側線とを接続して構成し、該第一分路コイルの一
端側と該第一分路コイルの次の相の該第二分路コイルの
一端側とを接続し、さらに該第二直列コイルの他端側と
該第二直列コイルの次の相の該第一分路コイルの他端側
とを夫々接続し、さらに第二分路コイルの他端側と上記
三相４線の中性線と接続して構成していることから、第
一直列コイルから第二分路コイルにまで流れる電流は各
相に電流が流れるので、各相の電流不平衡を改善し、負
荷設備が有効に利用できるという効果を有するととも
に、電流の平衡作用により、各相の電圧が略均一になる
という効果を有する。さらに、出力部の中性線の電流値
が著しく小さいことから、バランス作用が有効に作動す
るという効果を有する。
【００２６】さらに、分電変圧器において、鉄心部材が
互いに対向する２つの長辺部を有し、大きさが等しい環
状の内鉄形鉄心部材を２つ設けるとともに、該内鉄形鉄
心部材の夫々の長辺部を衝合させ、衝合させた２つの該
内鉄形鉄心部材の外周と略等しい内周を有した外側鉄心
部材を設け、これらを衝合させることによりＵ相、Ｖ相
及びＷ相から成るように構成していることから、夫々の
鉄心部材において、磁束の方向が一定しているととも
に、夫々鉄心部材とは磁束方向が相反する方向になるの
で、磁気バランスが良く、電圧変動率特性がよいという
効果を有する。その結果本発明三相４線式低圧配電シス
テムによるバランス作用と電圧調整を行うことにより、
電力を節約することができるという効果を有する。
互いに対向する２つの長辺部を有し、大きさが等しい環
状の内鉄形鉄心部材を２つ設けるとともに、該内鉄形鉄
心部材の夫々の長辺部を衝合させ、衝合させた２つの該
内鉄形鉄心部材の外周と略等しい内周を有した外側鉄心
部材を設け、これらを衝合させることによりＵ相、Ｖ相
及びＷ相から成るように構成していることから、夫々の
鉄心部材において、磁束の方向が一定しているととも
に、夫々鉄心部材とは磁束方向が相反する方向になるの
で、磁気バランスが良く、電圧変動率特性がよいという
効果を有する。その結果本発明三相４線式低圧配電シス
テムによるバランス作用と電圧調整を行うことにより、
電力を節約することができるという効果を有する。
【図１】本発明三相４線式低圧配電システムに配する直
列コイル及び分路コイルの実施例を示した図である。
列コイル及び分路コイルの実施例を示した図である。
【図２】本発明三相４線式低圧配電システムの実施の一
形態を示した回路図である。
形態を示した回路図である。
１１ 内鉄形鉄心部材 １２Ａ，１２Ｂ 長辺部 １３ 内鉄形鉄心部材 １４Ａ，１４Ｂ 長辺部 １５ 外鉄形鉄心部材 １６Ａ，１６Ｂ 長辺部 １７ Ｕ相 １８ Ｖ相 １９ Ｗ相 ２０ 直列コイル ２１Ａ，２１Ｂ，２１Ｃ 第一直列コイル ２２Ａ，２２Ｂ，２２Ｃ 第二直列コイル ２３ 分路コイル ２４Ａ，２４Ｂ，２４Ｃ 第一分路コイル ２５Ａ，２５Ｂ，２５Ｃ 第二分路コイル ２６ 中性線 ３０ 入力部 ３１ Ｒ相の外側線 ３２ Ｓ相の外側線 ３３ Ｔ相の外側線 ３４ 中性線 ３５ 出力部 ３６ 中性線 ３７ Ｕ相の外側線 ３８ Ｖ相の外側線 ３９ Ｗ相の外側線 ４０ キュービクル ５０ 分電盤 Ａ，Ｂ，Ｃ 負荷
Claims (4)
- 【請求項１】 Ｒ相、Ｓ相及びＴ相からの電力出力を利
用した三相４線式低圧配電回路において、キュービク
ル、三相４線、直列コイル及び分路コイルで構成されて
いる分電変圧器、並びに複数個の負荷から成り、Ｕ相、
Ｖ相及びＷ相の３つの異なった相を有する３つの長辺部
から構成している鉄心部材を設けて、該鉄心部材の各相
の長辺部に、ともにコイル捲数が等しく、且つ捲線方向
が異なる直列コイルを巻き付けており、また、ともにコ
イル捲数が等しく、且つ捲線方向が異なる分路コイルを
巻き付けて構成し、該直列コイルの一方の端子には該三
相４線の入力部を、他方の端子には該三相４線の出力部
を夫々接続し、該分路コイルの一方の端子には一つ前の
相の該直列コイルの他端の端子を、他方の端子には該三
相４線の中性線を夫々接続していることを特徴とする三
相４線式低圧配電システム。 - 【請求項２】 上記分電変圧器において、一端側から第
一直列コイル、第二直列コイル、第一分路コイル、第二
分路コイルの順に配し、該第一直列コイルの一端側と該
第一直列コイルの次の相の該第二直列コイルの一端側と
を接続し、該第二直列コイルの他端側と同相である出力
部の外側線とを接続して構成し、該第一分路コイルの一
端側と該第一分路コイルの次の相の該第二分路コイルの
一端側とを接続し、さらに該第二直列コイルの他端側と
該第二直列コイルの次の相の該第一分路コイルの他端側
とを夫々接続し、さらに第二分路コイルの他端側と上記
三相４線の中性線と接続して構成している請求項１記載
の三相４線式低圧配電システム。 - 【請求項３】 上記分電変圧器において、上記鉄心部材
が互いに対向する２つの長辺部を有し、大きさが等しい
環状の内鉄形鉄心部材を２つ設けるとともに、該内鉄形
鉄心部材の夫々の長辺部を衝合させ、衝合させた２つの
該内鉄形鉄心部材の外周と略等しい内周を有した外側鉄
心部材を設け、これらを衝合させることによりＵ相、Ｖ
相及びＷ相から成るように構成している請求項１又は２
記載の三相４線式低圧配電システム。 - 【請求項４】 上記単相３線式低圧配電回路において、
分電盤を配している請求項１乃至３のいずれかに記載の
三相４線式低圧配電システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9196360A JPH1132437A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 三相４線式低圧配電システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9196360A JPH1132437A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 三相４線式低圧配電システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1132437A true JPH1132437A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16356558
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9196360A Pending JPH1132437A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 三相４線式低圧配電システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1132437A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100624257B1 (ko) | 2004-11-04 | 2006-09-15 | 주영님 | 3상 정전압 절전기 |
| JP2007048859A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Teiji Toribami | 三相４線式省電力変圧器及びそれを用いた三相４線式低圧配電システム |
| WO2009090889A1 (ja) * | 2008-01-17 | 2009-07-23 | Sadatsugu Toribami | 三相４線式配電システムおよびそのシステムにおけるバランサの配設方法 |
| CN104821593A (zh) * | 2015-05-08 | 2015-08-05 | 江西龙跃电子科技有限公司 | 一种低压配变负荷智能调节系统及分配方法 |
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-
1997
- 1997-07-08 JP JP9196360A patent/JPH1132437A/ja active Pending
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