JP3047691U - 三相4線式低圧配電回路における分電変圧器 - Google Patents

三相4線式低圧配電回路における分電変圧器

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JP3047691U JP1997006392U JP639297U JP3047691U JP 3047691 U JP3047691 U JP 3047691U JP 1997006392 U JP1997006392 U JP 1997006392U JP 639297 U JP639297 U JP 639297U JP 3047691 U JP3047691 U JP 3047691U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 不平衡電流が流れても、電圧を平衡に保つこ
とができる三相4線式低圧配電回路における分電変圧器
を提供する。 【解決手段】 U相、V相及びW相の該長辺部の一端に
コイル捲数が等しく、且つ捲線方向が異なる第一直列コ
イル及び第二直列コイルを巻き付けて、第一直列コイル
の一端側と第一直列コイルの次の相の第二直列コイルの
一端側とを接続して、直列コイル群を形成し、さらに第
二直列コイルの他端側と同相である出力部の外側線とを
接続し、U相、V相及びW相の長辺部の他端にコイル捲
数が等しく、且つ捲線方向が異なる第一分路コイル及び
第二分路コイルを巻き付けて、第一分路コイルの一端側
と第一分路コイルの次の相の第二分路コイルの一端側と
を接続して、分路コイル群を形成するとともに、第二直
列コイルの他端側と第二直列コイルの次の相の第一分路
コイルの他端側とを接続し、さらに第二分路コイルの他
端側と中性線とを接続し得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、送信機等の比較的電力の大きい機器及び電灯等の比較的電力の小さ い機器に併用して用いられる三相4線式低圧配電回路における分電変圧器に関す る。
【0002】
【従来の技術】
送信機等の比較的電力の大きい機器及び電灯等の比較的電力の小さい機器に併 用して用いられる三相4線式低圧配電回路における分電変圧器は、互いに対向し 、U相、V相及びW相から成る3つの長辺部を有する環状の鉄心部材を設け、U 相、V相及びW相の該長辺部の一端に直列コイルを巻きつけ、また、U相、V相 及びW相の該長辺部の他端に該直列コイルと捲線方向が等しい分路コイルを形成 するとともに、直列コイルの他端側と同じ相の分路コイルの一端側とを接続して 構成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の三相4線式低圧配電回路における分電変圧器では、電灯等の比較的電力 の小さい機器を負荷とした場合3回路使用することができるが、夫々の相の外側 線と中性線との間に接続されている負荷同士の不平衡によって、不平衡電流が流 れ、その結果、外側線と中性線間の夫々の電圧に不平衡が生じ、これにより、あ る相の外側線と中性線間の電圧が極端に降下するという問題点を有する。このた め、需要家には必要な電圧値よりも相当高い電圧を供給する必要があり、需要家 側では負荷において余計な電力を無駄に消費するという傾向が生じるという課題 があった。
【0004】 また、負荷が平衡であっても、何らかの原因で中性線が切断して中性線に電流 が流れなくなると、外側線と中性線との間の夫々の負荷の端子電圧が、非常な不 平衡を生じ、ときには致命的な損害を与える。また、このことから中性線には配 線用遮断器や、ヒューズ等を入れることができないという問題点があり、上記の 課題を解決することは困難である。
【0005】 そこで、上記の課題を解決するための手段として、分電変圧器が考案された。 この分電変圧器は、互いに対向し、U相、V相及びW相の3つの異なった相を有 する3つの長辺部に、捲線方向が同じである直列コイルと分路コイルを巻き付け て直列に接続し、直列コイルの他端側と同じ相である分電側の外側線とを接続し 、さらに分路コイルの端部で三相4線の中性線と接続できるようにした。
【0006】 しかし、上記分電変圧器はコイルの電流値が不平衡であると、磁気バランスが 悪く、負荷の不平衡は改善されない。これによって無駄に電力を消費してしまい 、かかる問題点が解決したとは言えない。
【0007】 本考案は、上記の問題点や課題を解決するために、夫々の相の外側線と中性線 との間に配している不平衡な負荷によって生じる不平衡電流が流れても、電圧を 平衡に保つことができる三相4線式低圧配電回路における分電変圧器を提供する ことが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、R相、S相及びT相からの電力出力を利用した三 相4線式低圧配電回路において、互いに対向し、U相、V相及びW相から成る3 つの長辺部を有する環状の鉄心部材を設け、U相、V相及びW相の該長辺部の一 端にコイル捲数が等しく、且つ捲線方向が異なる第一直列コイル及び第二直列コ イルを巻きつけて、第一直列コイルの一端側と該第一直列コイルの次の相の第二 直列コイルの一端側とを接続して、直列コイル群を形成し、さらに該第二直列コ イルの他端側と同相である出力部の外側線とを接続し得るように構成し、U相、 V相及びW相の該長辺部の他端にコイル捲数が等しく、且つ捲線方向が異なる第 一分路コイル及び第二分路コイルを巻きつけて、第一分路コイルの一端側と該第 一分路コイルの次の相の第二分路コイルの一端側とを接続して、分路コイル群を 形成するとともに、該第二直列コイルの他端側と該第二直列コイルの次の相の該 第一分路コイルの他端側とを接続し、さらに該第二分路コイルの他端側と中性線 とを接続し得るように構成していることを特徴とする。
【0009】 また、上記鉄心部材が互いに対向する2つの長辺部を有し、大きさが等しい環 状の内鉄形鉄心部材を2つ設けるとともに、該内鉄形鉄心部材の夫々の長辺部を 衝合させ、衝合させた2つの該内鉄形鉄心部材の外周と略等しい内周を有した該 外鉄形鉄心部材を設け、これらを衝合させることによりU相、V相及びW相から 成るように構成している。
【0010】
【考案の実施の形態】
図1に、本考案三相4線式低圧配電回路における分電変圧器の概略的な実施例 を示している。 互いに対向し、U相17、V相18及びW相19から鉄心部材を設け、U相1 7、V相18及びW相19の一端にコイル捲数が等しく、且つ捲線方向が異なる 第一直列コイル21A,21B,21C及び第二直列コイル22A,22B,2 2Cを巻きつける。U相17の第一直列コイル21Aの一端側とV相18の第二 直列コイル22Bの一端側と、V相18の第一直列コイル21Bの一端側とW相 19の第二直列コイル22Cの一端側と、W相19の第一直列コイル21Cの一 端側とU相17の第二直列コイル22Aの一端側とを夫々接続して、直列コイル 群20を形成する。U相17の第二直列コイル22Aの他端側と出力部のU相の 外側線37と、V相18の第二直列コイル22Bの他端側と出力部のV相の外側 線38と、W相19の第二直列コイル22Cの他端側と出力部のW相の外側線3 9と夫々接続する。
【0011】 また、U相17、V相18及びW相19の他端にコイル捲数が等しく、且つ捲 線方向が異なる第一分路コイル24A,24B,24C及び第二分路コイル25 A,25B,25Cを巻きつける。U相17の第一分路コイル24Aの一端側と V相18の第二分路コイル25Bの一端側と、V相18の第一分路コイル24B の一端側とW相19の第二分路コイル25Cの一端側と、W相19の第一分路コ イル24Cの一端側とU相17の第二分路コイル25Aの一端側とを夫々接続し て、分路コイル群23を形成する。さらに、U相17の第二直列コイル22Aの 他端側とV相18の第一分路コイル24Bの他端側と、V相18の第二直列コイ ル22Bの他端側とW相19の第一分路コイル24Cの他端側と、W相19の第 二直列コイル22Cの他端側とV相18の第一分路コイル24Aの他端側とを夫 々接続する。さらに、第二分路コイル25A,25B,25Cの他端側と中性線 26とを接続して構成している。
【0012】 図2は、図1図示の分電変圧器の具体的な実施例を示した図である。 互いに対向し、U相17及びV相18から成り、互いに対向する2つの長辺部 12A,12Bを有し、大きさが等しい環状の内鉄形鉄心部材11と、V相18 及びW相19から成り、互いに対向する2つの長辺部14A,14Bを有し、大 きさが等しい環状の内鉄形鉄心部材13を設ける。さらに、互いに対向し、U相 17及びW相19から成り、互いに対向する2つの長辺部16A,16Bを有し 、内鉄形鉄心部材11,13の夫々の長辺部12B,14Aを衝合させ、衝合さ せた2つの内鉄形鉄心部材11,13の外周と略等しい内周を有した外鉄形鉄心 部材15を設け、衝合させた内鉄形鉄心部材11,13を外鉄形鉄心部材15に 嵌め込む。図1の説明のように、コイルを巻き付けて、構成する。
【0013】 以上のような構成にして、R相31、S相32及びT相33から電流を流す。 R相31から流れた電流はU相17の第一直列コイル21Aへ、S相32から流 れた電流はV相18の第一直列コイル21Bへ、T相33から流れた電流はW相 19の第一直列コイル21Cへ、夫々流れる。さらに、U相17の第一直列コイ ル21AからV相18の第二直列コイル22Bへ、V相18の第一直列コイル2 1BからW相19の第二直列コイル22Cへ、W相19の第一直列コイル21C からU相17の第二直列コイル22Aへ、夫々流れる。本考案分電変圧器は三相 から成っていることから、この場合120°移相したことになる。
【0014】 さらに、U相17の第二直列コイル22Aからは、U相の外側線37とV相1 8の第一分路コイル24Bへ、V相18の第二直列コイル22Bからは、V相の 外側線38とW相19の第一分路コイル24Cへ、W相19の第二直列コイル2 2Cからは、W相の外側線39とU相17の第一分路コイル24Aへ、夫々流れ る。本考案分電変圧器は三相から成っていることから、この場合120°移相し 、合計240°移相したことになる。さらに、U相17の第一分路コイル24A からV相18の第二分路コイル25Bへ、V相18の第一分路コイル24Bから W相19の第二分路コイル25Cへ、W相19の第一分路コイル24CからU相 17の第二分路コイル25Aへ、夫々流れる。本考案分電変圧器は三相から成っ ていることから、この場合120°移相し、合計360°移相したことになる。
【0015】 即ち、第一直列コイル21A,21B,21Cと第二分路コイル25A,25 B,25Cとは同じ相になるとともに、ある相に流れた電流は三相全てに夫々流 れる。また、第一直列コイル21A,21B,21Cと第二直列コイル22A, 22B,22Cとがコイル捲数が等しく、且つ捲線方向が異なるように巻きつけ てあるとともに、第一分路コイル24A,24B,24Cと第二分路コイル25 A,25B,25Cともコイル捲数が等しく、且つ捲線方向が異なるように巻き つけてある。その結果磁束は夫々打ち消し合うことで、電流平衡作用が働く。
【0016】 図3は、異なった電流値の電流が流れる3つの負荷を配した三相4線式低圧配 電回路に、本考案分電変圧器を組み込んだ図である。 本実施例三相4線式低圧配電回路は入力部30と出力部35とから成り、入力 部30は夫々の内部抵抗がrである中性線34、R相の外側線31、S相の外側 線32及びT相の外側線33の三相4線から構成されており、R相の外側線31 は分電変圧器10のU相17と、S相の外側線32は分電変圧器10のV相18 と、T相の外側線33は分電変圧器10のW相19と、夫々接続する。また、出 力部35は中性線36と、U相の外側線37,V相の外側線38,W相の外側線 39から成り、中性線36とU相の外側線37との間に負荷Aを、中性線36と V相の外側線38との間に負荷Bを、中性線36とW相の外側線39との間に負 荷Cを、夫々接続するとともに、U相の外側線37は分電変圧器10のU相17 と、V相の外側線38は分電変圧器10のV相18と、W相の外側線39は分電 変圧器10のW相19と、夫々接続し、U相の分路コイル23Aと負荷Aとが、 V相の分路コイル23Bと負荷Bとが、W相の分路コイル23Cと負荷Cとが夫 々並列になるようにする。
【0017】 入力部30の外側線31,32間の電圧をV1 、外側線32,33間の電圧を V2 、外側線31,33間の電圧をV3 、また、R相の外側線31を流れる電流 値をIR (>0)、T相の外側線32を流れる電流値をIT (>0)及びS相の 外側線33を流れる電流値をIS (>0)とするとともに、負荷A間の電圧をV U 、負荷B間の電圧をVV 、負荷C間の電圧をVW とし、また、U相の外側線3 7を流れる電流値をIU (>0)、V相の外側線38を流れる電流値をIV (> 0)、W相の外側線39を流れる電流値をIW (>0)とする。さらに、出力部 35の中性線36を流れる電流値をI0 (>0)、入力部30の中性線34を流 れる電流値をIN (>0)と夫々定義する。
【0018】 従来の分電変圧器において、入力部30の夫々の外側線31,32,33間に 於ける電圧を、V1 =196.4V,V2 =198.5V,V3 =195.5V に、入力部30の夫々の外側線31,32,33に於ける電流値を、IR =79 .8A,IT =50.3A,IS =51.4Aに夫々設定すると、出力部35の 外側線37,38,39の電流値は、IU =99.8A,IV =40.1A,I W =43.8A、となり、夫々の負荷A,B,C間の電圧は、VU =100.0 V,VV =104.5V,VW =103.6Vとなる。さらに、出力部35の中 性線36を流れる電流値がI0 =46.6Aになるのに対し、入力部30の中性 線34を流れる電流値はIN =9.3Aとなる。
【0019】 これに対して本考案分電変圧器において、入力部30の夫々の外側線31,3 2,33間に於ける電圧を、V1 =198.8V,V2 =196.5V,V3 = 196.5Vに、入力部30の夫々の外側線31,32,33に於ける電流値を 、IR =77.4A、IT =54.0A、IS =50.6Aに夫々設定すると、 出力部35の外側線37,38,39の電流値は、IU =100.9A、IV = 44.0A、IW =40.0Aとなり、夫々の負荷A,B,C間の電圧は、VU =102.0V、VV =103.4V、VW =103.0Vとなる。さらに、出 力部35の中性線36を流れる電流値がI0 =55.0Aになるのに対し、入力 部30の中性線34を流れる電流値はIN =0.6Aとなる。
【0020】 これより、従来の分電変圧器では単相入力電圧の不均衡が1.5%であり、単 相出力電圧の不均衡が4.3%である。これに対して本考案分電変圧器では単相 入力電圧の不均衡が1.2%であり、単相出力電圧の不均衡が1.4%である。 即ち、従来の分電変圧器では出力電圧の不均衡は入力電圧の不均衡の約3倍にあ るのに対し、本考案分電変圧器では出力電圧の不均衡が入力電圧の不均衡と余り 変わらないことがわかる。さらに、従来の分電変圧器においては、中性線を流れ る電流値はI0 =46.6AからIN =9.3Aになるのに対して、本考案分電 変圧器においては、中性線を流れる電流値はI0 =55.0AからIN =0.6 Aになることから、本考案分電変圧器では電流値IN が著しく少ないことが明ら かであり、このことから、本考案分電変圧器によるバランス作用が有効に作動す ることがいえる。
【0021】
【考案の効果】
本考案三相4線式低圧配電回路における分電変圧器は、以上の構成より、以下 の効果を有する。 互いに対向し、U相、V相及びW相から成る3つの長辺部を有する環状の鉄心 部材を設け、U相、V相及びW相の長辺部の一端にコイル捲数が等しく、且つ捲 線方向が異なる第一直列コイル及び第二直列コイルを巻きつけて、第一直列コイ ルの一端側と第一直列コイルの次の相の第二直列コイルの一端側とを接続し、さ らに第二直列コイルの他端側と同相である出力部の外側線とを接続し得るように 構成し、また、U相、V相及びW相の長辺部の他端にコイル捲数が等しく、且つ 捲線方向が異なる第一分路コイル及び第二分路コイルを巻きつけて、第一分路コ イルの一端側と第一分路コイルの次の相の第二分路コイルの一端側とを接続し、 さらに、第二直列コイルの他端側と第二直列コイルの次の相の第一分路コイルの 他端側とを接続し、さらに第二分路コイルの他端側と中性線とを接続し得るよう に構成しているので、夫々の相の外側線と中性線との間に接続されている負荷に 不平衡が生じている場合において、ある相に流れ込んだ電流は三相全てに流れ込 んで、元の相に流れてから中性線へ流れ、その結果不平衡電流が三相に等分され て、電流平衡作用が働くという効果を有する。また、かかる作用により、各相の 電圧が略均一になるという効果を有する。さらに、本考案分電変圧器によって、 中性線の電流値が著しく少なくなることより、バランス作用が有効に作動すると いう効果も有する。その結果本考案分電変圧器によるバランス作用と電圧調整を 行うことにより、電力を節約することができるという効果を有する。
【0022】 鉄心部材が互いに対向する2つの長辺部を有し、大きさが等しい環状の内鉄形 鉄心部材を2つ設けるとともに、内鉄形鉄心部材の夫々の長辺部を衝合させ、衝 合させた2つの内鉄形鉄心部材の外周と略等しい内周を有した外鉄形鉄心部材を 設け、これらを衝合させることによりU相、V相及びW相から成るように構成し ていることにより、磁気バランスが良く、電圧変動率特性がよいという効果を有 する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案三相4線式低圧配電回路における分電変
圧器の概略的な実施例を示した図である。
【図2】本考案三相4線式低圧配電回路における鉄心部
材を有した分電変圧器の具体的な実施例を示した図であ
る。
【図3】本考案分電変圧器を三相4線式低圧配電回路に
組み込んだ回路図である。
【符号の説明】
11 内鉄形鉄心部材 12A,12B 長辺部 13 内鉄形鉄心部材 14A,14B 長辺部 15 外鉄形鉄心部材 16A,16B 長辺部 17 U相 18 V相 19 W相 20 直列コイル群 21A,21B,21C 第一直列コイル 22A,22B,22C 第二直列コイル 23 分路コイル群 24A,24B,24C 第一分路コイル 25A,25B,25C 第二分路コイル 26 中性線 30 入力部 31 R相の外側線 32 S相の外側線 33 T相の外側線 34 中性線 35 出力部 36 中性線 37 U相の外側線 38 V相の外側線 39 W相の外側線 A,B,C 負荷

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 R相、S相及びT相からの電力出力を利
    用した三相4線式低圧配電回路において、互いに対向
    し、U相、V相及びW相から成る3つの長辺部を有する
    環状の鉄心部材を設け、U相、V相及びW相の該長辺部
    の一端にコイル捲数が等しく、且つ捲線方向が異なる第
    一直列コイル及び第二直列コイルを巻きつけて、第一直
    列コイルの一端側と該第一直列コイルの次の相の第二直
    列コイルの一端側とを接続して、直列コイル群を形成
    し、さらに該第二直列コイルの他端側と同相である出力
    部の外側線とを接続し得るように構成し、U相、V相及
    びW相の該長辺部の他端にコイル捲数が等しく、且つ捲
    線方向が異なる第一分路コイル及び第二分路コイルを巻
    きつけて、第一分路コイルの一端側と該第一分路コイル
    の次の相の第二分路コイルの一端側とを接続して、分路
    コイル群を形成するとともに、該第二直列コイルの他端
    側と該第二直列コイルの次の相の該第一分路コイルの他
    端側とを接続し、さらに該第二分路コイルの他端側と中
    性線とを接続し得るように構成していることを特徴とす
    る三相4線式低圧配線回路における分電変圧器。
  2. 【請求項2】 上記鉄心部材が互いに対向する2つの長
    辺部を有し、大きさが等しい環状の内鉄形鉄心部材を2
    つ設けるとともに、該内鉄形鉄心部材の夫々の長辺部を
    衝合させ、衝合させた2つの該内鉄形鉄心部材の外周と
    略等しい内周を有した外鉄形鉄心部材を設け、これらを
    衝合させることによりU相、V相及びW相から成るよう
    に構成している請求項1記載の三相4線式低圧配電回路
    における分電変圧器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009090889A1 (ja) * 2008-01-17 2009-07-23 Sadatsugu Toribami 三相4線式配電システムおよびそのシステムにおけるバランサの配設方法
JP2016178291A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company 多相オートトランスフォーマ

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