JP2007235014A - 分割平衡巻型変圧器、単相3線式配電システム - Google Patents

分割平衡巻型変圧器、単相3線式配電システム Download PDF

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Abstract

【課題】中性線と外側線との間に配している不平衡な負荷によって生じる不平衡電流が流れても、電圧を平衡に保つことができるとともに、電流を流すことから生じる磁束を打ち消し合う作用を高めて、高圧配線回路から供給した電力を効率よく利用すること。
【解決手段】 単相3線に接続されるバランサコイル10と、バランサコイル10に接続される直列コイル20と、バランサコイル10及び直列コイル20が共に巻きつけられる内脚部を有する外鉄型鉄心部材と、を備えるようにし、更に、バランサコイル10は、R相コイルとして、第1R相コイル片及び第2R相コイル片を有すると共に、T相コイルとして、第1T相コイル片及び第2T相コイル片を有するようにする。更に、内脚部においては、中性点を基準とした一方側に第1R相コイル片及び第1T相コイル片が配置されるようにし、他方側に第2R相コイル片及び第2T相コイル片が配置されるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般家庭又は工場等で用いられる分割平衡巻型変圧器、及びこの分割平衡巻型変圧器を備えた単相3線式配電システムの改良に関する。
従来、一般家庭又は工場等で用いられる100V/200V使用の単相3線式配電システムは、配電盤の配電変圧器を設けており、この配電変圧器の低圧側の捲線に対して両外側線及び中性線の3線を延伸することによって電力を需要家に供給している。この方式により、外側線と中性線間が100V、両外側線間が200Vというように、一つの配線から2種類の電圧が得られるという特徴がある。
しかし、従来の単相3線式配電システムでは、一方の外側線と中性線との間に接続されている負荷と、もう一方の外側線と中性線との間に接続されている負荷との不平衡によって、不平衡電流が生じ、これにより、一方の電圧が極端に降下するという問題を有する。
このような電圧の不平衡からくる電圧の極端な降下により、線間電圧がその公称電圧(例えば、一般用は100V/200V)に対して許されている所定の許容値(電気事業法で公称電圧100Vにおいて95V〜107Vの範囲と決められている)よりも外れることがないよう、従来では配電変圧器からは公称電圧より幾分高い電圧(一般用では線路損失を考慮して105V/210V)が供給されている。このため、需要家には必要な電圧値よりも相当高い電圧が供給され、需要家では負荷において余計な電力を無駄に消費する傾向があった。
また、負荷が平衡であっても、何らかの原因で中性線が切断して中性線に電流が流れなくなると、外側線と中性線間の夫々の負荷の端子電圧が、非常な不平衡を生じ、ときには致命的な損害を与える。また、このことから、中性線には配線用遮断器や、ヒューズ等を入れることができないという問題点があった。
そこで、上記課題を解決する手段として、電源端ではなく、負荷端で接続するバランサが考案されている。このバランサは、コイルが巻きつけられる外鉄形鉄心部材を備えている。この外鉄形鉄心部材は、2つの短片部と2つの長辺部で環状に構成される鉄心部材片を2つ備えており、この2つの鉄心部材片の長辺部を互いに対向させて内脚部とすることで、略8字形状に構成したものである。この外鉄形鉄心部材の内脚部に、コイル捲数を等しくしたR相コイル及びT相コイルを巻きつけて直列に接続し、この接続点(R相コイルとT相コイルの中間点)に単相3線の中性線を接続し、R相コイルとT相コイルの各外端には単相3線の夫々の外側線を接続する。
この種の従来のバランサを設けたものとして、例えば、特許文献1に記載された単相3線式給電システムがある。この単相3線式給電システムでは、第1の外鉄形鉄心部材の内脚部に設けられたバイファイラ巻きされている第1及び第2巻線と、第2の外鉄形鉄心部材の内脚部に設けられたバイファイラ巻きされている第3及び第4巻線とを有している。第1巻線と第2巻線を直列に接続することで形成される分路コイルの中間点には、単相3線の中性線が接続され、分路コイルの一端と他端にはそれぞれ第3巻線、第4巻線を介して単相3線の外側線が接続される。この第3巻線と第4巻線は上記分路コイルに対する直列コイルとして機能する。この結果、分路コイルと直列コイルとの各接続点(即ち、分路コイルと第3巻線の接続点、及び分路コイルと第4巻線の接続点)と中性線との間の電位差によって負荷への電力供給を行う。このバランサにより、R相及びT相に接続された負荷の不平衡により生じる不具合が解決されるようになっている。
特許第2794405号公報
しかしながら、上記バランサは、低電圧の場合は良好な結果を得る事ができるが、バイファイラ巻きされている第1及び第2巻線が隣接しているため、相関電圧が高い場合に両巻線間に電位差が生じてしまい、耐圧能力が低下するという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するために、高圧配線回路から供給された高圧電力であっても、高効率で利用できる単相3線式配電システム等を提供することを目的とする。
上記目的は、下記の手段によって達成されるものである。
(1)単相3線に接続されるバランサコイルと、前記バランサコイルに接続される直列コイルと、前記バランサコイル及び前記直列コイルが共に巻きつけられる内脚部を有する外鉄型鉄心部材と、を備え、前記バランサコイルは、R相コイルとして、第1R相コイル片及び該第1R相コイル片に直列接続される第2R相コイル片を有すると共に、T相コイルとして、第1T相コイル片及び該第1T相コイル片に直列接続される第2T相コイル片を有しており、前記内脚部において、中性点を基準とした一方側に前記第1R相コイル片及び第1T相コイル片が配置され、他方側に前記第2R相コイル片及び第2T相コイル片が配置されることを特徴とする分割平衡巻型変圧器。
(2)前記第1R相コイル片と前記第1T相コイル片が隣接配置されると共に、前記第2R相コイル片と前記第2T相コイル片が隣接するように配置されることを特徴とする上記(1)記載の分割平衡巻型変圧器。
(3)前記第1R相コイル片に対して前記第2R相コイル片が反対巻きとなっていると共に、前記第1T相コイル片に対して前記第2T相コイル片が反対巻きとなっていることを特徴とする上記(1)又は(2)記載の分割平衡巻型変圧器。
(4)前記第1R相コイル片と前記第1T相コイル片の巻き方向が一致していると共に、前記第2R相コイル片と前記第2T相コイル片の巻き方向が一致していることを特徴とする上記(1)、(2)又は(3)記載の分割平衡巻型変圧器。
(5)前記内脚部において、前記第1R相コイル片と前記第1T相コイル片が重なった状態で配置され、前記第2R相コイル片と前記第2T相コイル片が重なった状態で配置されることを特徴とする上記(1)乃至(4)のいずれか記載の分割平衡巻型変圧器。
(6)前記直列コイルとして、前記R相コイルに直列接続される変圧用直列R相コイル、及び前記T相コイルに直列接続される変圧用直列T相コイルを備えることを特徴とする上記(1)乃至(5)のいずれか記載の分割平衡巻型変圧器。
(7)前記内脚部の中心を境にして、変圧用直列T相コイル、前記第1R相コイル片及び前記第1T相コイル片が一方側に配置され、前記第2R相コイル片、前記第2T相コイル片、及び変圧用直列R相コイルが他方側に配置されることを特徴とする上記(6)記載の分割平衡巻型変圧器。
(8)配電盤に設置される配電変圧器と、前記配電変圧器に接続されるR相及びT相を含む単相3線と、前記単相3線に接続される上記(1)乃至(7)のいずれかに記載の分割平衡巻型変圧器と、を備えることを特徴とする単相3線式配電システム。
本発明によれば、R相コイル及びT相コイルがそれぞれ2以上のコイル片に分割されており、これらが中性点を基準として分離配置されているので、内脚部における電流・電圧・磁束等のバランスを向上させることができる。その結果、バランサコイルにおいては、漏れインダクタンスが少なくなるとともに、R相コイル及びT相コイルの内部インピーダンスが中立点を基準に略等しくなり、余計な電力消費を少なくすることができる。
以下、本発明の実施の最良の形態のについて図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の単相3線式配電システムにおけるバランサコイル部及び直列コイル部の回路構成を示す図である。
図1は、ともに捲数が等しく、且つ捲線方向が異なるR相コイル及びT相コイルから構成される分路コイル構成としたバランサコイル部10及び直列コイル部20を組み合わせた分割平衡巻型変圧器100の実施例を示した図であり、バランサコイル部10は主としてバランサの役割をし、直列コイル部20は負荷に対して電力供給の調整を効率よく行う役割をする。
バランサコイル部10及び直列コイル部20は、図1に示すように接続される。まず、バランサコイル部10は、コイル捲数が等しい4本のコイルを備えており、そのうちの2本をR相コイル片10A、10Y、他の2本をT相コイル片10X、10Bとして用いている。2本のR相コイル片10A、10Yは直列接続されているが、互いに分離した状態で配置されている。同様に、T相コイル片10X、10Bも直列接続されているが互いに分離配置されている。つまり、2本のR相コイル片10A、10Yはコイルとして分割(独立)させている。2本のT相コイル片10X、10Bについても同様である。
更に2本のR相コイル片10A、10Yは、互いに巻線方向が反対となっており、同様に、2本のT相コイル片10X、10Bも互いに巻線方向が反対となっている。
一方のT相コイル片10Xは、自身と巻線方向が一致しているR相コイル片10Yと近接配置されており、この両者を併せて「正巻コイルパッケージ10G」と定義する。また他方のT相コイル片10Bも同様に、自身と巻線方向が一致しているR相コイル片10Aと近接配置されており、この両者を併せて「逆巻コイルパッケージ10G」と定義する。つまり、T相コイル片10XとR相コイル片10Yの巻線方向を「正巻」とすると、T相コイル片10BとR相コイル片10Aの巻線方向は「逆巻」となり、この結果、T相コイルに電流が流れた場合、正巻のT相コイル片10Xと、逆巻のT相コイル片10Bとでは反対方向の磁界が生じ、R相コイルに電流が流れた場合、正巻のR相コイル片10Yと、逆巻のT相コイル片10Aとでは反対方向の磁界が生じる。
更に、R相コイル(R層コイル片10A、10Y)とT相コイル(T相コイル片10X、10B)の接続部23(即ち、R相コイル片10AとT相コイル片10Xの直列接続点)には、単相3線式低圧配線回路の中性線Nが接続されている。またこの接続部23を基準としたR相コイル(R相コイル片10A、10Y)の他端側(t、T)の間にも負荷が介在できるようになっている。同様に、接続部23とT相コイル(T相コイル片10X、10B)の外側端(r、R)の間にも付加が介在できるようになっている。仮に、中性線Nに対してR相の電位が高く、且つ、T相に対して中性線Nの電位が高い場合、電気的極性を考えると、電流は図中の●(黒丸)から○(白丸)に向かってコイル中を流れていくことになる。つまり、R相端(r、R)から中性線N側に向かって電流が流れ(矢印R参照)、中性線NからT相端(t、T)に向かって電流が流れる(矢印T参照)。
また、直列コイル部20は、コイル捲数が等しく、捲線方向も一致する2本のコイルを備えており、一方のコイルを直列R相コイル20Cとし、他方のコイルと直列T相コイル20Zとしている。なお、本実施形態では、この直列コイル部20の巻線方向は、正巻コイルパッケージ10Sの巻き線方向と同じに設定されている。従って、直列T相コイル20Zは、T相コイル片10Xと捲線方向が同じになるが、T相コイル片10Bとは反対となる。また、直列R相コイル20Cは、R相コイル片10Yと捲線方向が同じになるが、R相コイル片10Aとは反対となる。
直列R相コイル20Cとバランサコイル10(R相コイル片10Y)の外端が接続されて全体としてR相コイル体を構成し、直列T相コイル20Zとバランサコイル10(T相コイル片10B)の外端が接続されてT相コイル体を構成する。直列R相コイル20Cの未接続側8及び直列T相コイル20Zの未接続側6は、単相3線式低圧配線回路のR相、T相の外側線(図示せず)と接続できるようにする。
次に、上記バランサコイル部10を外鉄型カットコアに巻き付けた場合の概略構成を図2に示す。また、上記直列コイル部20を外鉄型カットコアに巻き付けた場合の概略構成を図3に示す。
図2において、30A,30Bは環状のカットコア片である。カットコア片30A、30Bは、夫々、2つの短片部と2つの長辺部の計4辺によって環状に構成されている。このカットコア30A,30Bの一方の長辺部を互いに対向させることで内脚部30Cが構成される。この内脚部30Cの上部には、上記バランサコイル部10の一部を構成する逆巻コイルパッケージ10G(R相コイル片10A、T相コイル片10B)が巻きつけられており、その下部には、正巻コイルパッケージ10S(T相コイル片10X、R相コイル片10Y)が巻き付けられている。なお図2では、逆巻コイルパッケージ10Gにおいて、R相コイル片10A、T相コイル片10Bが併設されている状態が示されているが、省スペースを実現するために、実際にはR相コイル片10Aを覆うようにT相コイル片10Bを重ねて巻きつける。これは正巻コイルパッケージ10Sでも同様である。
更に図3において、上記同様のカットコア30A、30Bの内脚部30Cの上部には、上記直列コイル部20の一部を構成する直列R相コイル20Cが巻き付けられており、その下部には上記直列T相コイル20Zが巻き付けられている。この直列コイル部20も同様に、正巻コイルパッケージ10S及び逆巻コイルパッケージ10Gを覆うように、重ねて巻きつけるようにする。
上記図2及び図3で説明したカットコア30A,30Bを組み合わせることにより、図4に示される同脚型の分割平衡巻型変圧器100が得られる。このようにすると、各々のコイルは独立した状態を確保しつつ、全体としては、1組の内脚部30Cに対して全てのコイルが配置されるので、正巻コイルパッケージ10Sと逆巻コイルパッケージ10Gの間で磁界を打ち消しあったり、また正巻コイルパッケージ10S内、逆巻コイルパッケージ内10Gで磁界を打ち消しあったりすることで、効率を高めることが出来る。
図5には、この実施形態に係る単相3線式配電システムで用いられる同脚型の分割平衡巻型変圧器200の全体的な結線状態が示されている。この単相3線式配電システムでは、カットコア30A,30Bの同脚部30Cに形成されるバランサコイル部10に対して、直列R相コイル部20C及び直列T相コイル20Zがそれぞれ配置されている。図5における各コイル内の●印は、各コイルの巻線の開始位置を示しており、各コイル内の矢印は、その巻線の進行方向及び巻方向を示している。例えば、実線矢印については、●印から始まって図5の「前面側」に向かって巻き出すコイルであることを意味している。点線矢印については、●印から始まって図5の「裏面側」に巻き出すコイルであることを意味している。従って、直列R相コイル20C、直列T相コイル20Z、T相コイル片10B、R相コイル片10Aは正巻となり、T相コイル片10X、R相コイル片10Yが逆巻となることが分かる。なお、カッコア30A,30Bは外鉄型となる。
以上の実施の形態では、外鉄型カットコアを採用することにより、漏れインダクタンスが少なくなる。また、外鉄型カットコアに対して完全同脚の状態でR相コイル片10A、10Y及びT相コイル片10X、10Bを分割して巻き付けたため、簡易な構造としながらも、バランサコイル部10の内部インピーダンスを中性点を基準により等しくすることができる。このため、バランサコイル部10が中性線不平衡電流を吸収するバランサ効果を発揮し、その均圧作用により後述する負荷電圧は等しくなる。定常時において、R相コイルでは、2個のコイル片(10A、10Y)が分離且つ反対巻の状態で配置されている事から、一方相のみを考えても、内部インピーダンスの均一化が図られる。これはT相コイルでも同様である。又例えば、R相とT相に流れる電流値が異なる場合であっても、R相とT相自体がそれぞれ2つ以上に分離されて、中性点を基準に両側に均衡して配置されているので、内部インピーダンスは中性点を基準に均一化され、常に磁束を安定した状態にできる。また、正巻コイルパッケージ10S内、又は逆巻コイルパッケージ10G内でT相とR相のコイルが重ねて配置された構造であるので、コイル同士が直接的に磁束を打ち消しあう効果を発揮でき、バランサの効率を高めることが可能になる。また、バイファイラ巻きのように、電位の異なる巻線が個別に隣接することを回避できるので、耐電圧特性を向上させることが可能になる。
次に、この実施形態で示した分割平衡巻型変圧器200を組み立てる際の上記分路コイル形態としたバランサコイル部10、直列コイル部20及びカットコア30A,30Bを組み立て際の位置関係について図6に示す。
図6に示すように、カットコア30A,30Bは、共に上部部材30A1,30B1と下部部材30A2,30B2により分割可能となっている。その上部部材30A1,30B1及び下部部材30A2,30B2に対応するようにして、同脚部30C,30Cも分割されていることになる。また、図6において、40は上部コイルブロックであり、直列コイル部20の直列R相コイル20Cと、バランサコイル部10における正巻コイルパッケージ10S(T相コイル片10X、R相コイル片10Y)の計3つのコイルを備えており、これらが重畳的に積層されている。図6における50は下部コイルブロックであり、直列コイル部20の直列T相コイル20Zとバランサコイル部10の逆巻コイルパッケージ10G(T相コイル片10B、R相コイル片10A)の計3つのコイルを備えており、これらが重畳的に積層されている。従って、図6に示すように、同脚部30Cの上側にコイルブロック40、下側にコイルブロック50を配置し、カットコア30A,30Bの同脚部30C,30Cが一致するようにして合体させることにより、分割平衡巻型変圧器200を組み立てることができる。
上記製造方法によれば、個々のコイルを独立させた状態で用意して、それを同脚部30C、30Cに挿入することで容易に組み立てることが可能となり、製造コストが低減されるとともに、メンテナンスが容易になる。特に、バランサコイル部10や直列コイル部29の全てに関して、シングル巻の汎用コイルの組み合わせで実現できるので、耐圧特性が向上すると共に、特別な製造工程を不要にすることができる。カットコア30A,30Bの素材に良質な冷却圧延方向性ケイ素鋼板を使用することで、無負荷損失が少なく、小型軽量で低騒音の分割平衡巻型変圧器200とすることができる。
次に、異なった電流値が流れる2つの負荷を配した単相3線式配電システムに分割平衡巻型変圧器200を接続した場合のバランサコイルの容量について、図7に示す回路図を参照して説明する。
図7において、PTは配電変圧器、71は内部抵抗(−Rm)の中性線、72は内部抵抗RのR相の外側線、73は内部抵抗RのT相の外側線である。配電側には、負荷A及び負荷Bが配置されており、負荷A及び負荷Bの一端は中性線71の接続部74に接続される。また、負荷Aの他端はR相の外側線72に接続され、負荷Bの他端はR相の外側線73に接続される。更に、外側線72はR相コイル75の外端に接続されており、同様に、外側線73もT相コイル76の外端に接続される。ここで、R相コイル75及びT相コイル76は、上記バランサコイル部10を構成している。なお、ここでは特に図示しないが、R相コイル75及びT相コイル76は、それぞれ、2つの独立コイルに分離されている。
図7において、外側線72,73と中性線71との間の夫々の電圧をV、負荷A間の電圧をV1B、負荷B間の電圧をV2B、負荷Aに流れる電流値をI、負荷Bに流れる電流値をI、接続部74からバランサコイルの中性線に流れる電流値を2Iとし、バランサコイル10の容量Pは配電変圧器PTの定格容量P定格電圧値をV、定格電流値をIとすると、以下の式(1)として計算される。
=V・I=V(I−I)/2=2V(I−I)/4I=P(I−I)/4I・・・・・(1)
また、バランサコイル部10を構成するR相コイル75及びT相コイル76の各合計捲数は等しく、同じ磁束Φが通るため、その電圧は必然的に等しくならねばならない。そこで、両負荷電流の差I=I−I(=2I)の1/2であるI/2(=I)がバランサコイル部10の両コイル75,76に流れると、両外線72,73の電流は、IとIの平均値(I+I)/2となって等しくなる。また、バランサコイル部10の両コイル75,76に流れる電流I/2による磁束は打ち消し合って、上記磁束Φのみが残ることになる。
具体的には、バランサコイル部10のR相コイル75に電流Iが流れると、変圧器の1次と2次の負荷電流の関係と同様にT相コイル76には、電流Iを打ち消す方向に電流Iが流れる。したがって、T相コイル76は、R相コイル75に流れる電流Iにより発生する磁束を打ち消す。また、T相コイル76はR相コイル75と捲数が等しいので、T相コイル76には、R相コイル75に流れる電流Iとは反対方向に同じ電流Iが流れる。その結果、バランサコイル部10を構成するR相コイル75及びT相コイル76の各電圧は等しくなる。
また、この分割平衡巻型変圧器200は、バランサコイル部10と直列コイル部20を合成して一つの変圧器の容量とすることができている。その等価回路を図8に示す。
図8では、外側線72,73と中性線71との間の夫々の電圧をE、バランサコイル両端の夫々の電圧をE、外側線72に流れる電流値をI、外側線73に流れる電流値をIとしている。
図8のR相及びT相の各外側線72,73に直列に夫々接続された直列コイル20(L,L)の容量Pは図中に示すようにP=(E−E)Iとなり、バランサコイル部10のバランサ容量は上記のようにP=P(I−I)/4Iとなり、これらを合成して一つの分割平衡巻型変圧器200の容量はP+Pとなる。
以上の分割平衡巻型変圧器200を組み込んだ単相3線式配電システムの回路図を図9に示す。図9では、変圧作用を考慮しない場合の電流分布を示している。
図9の単相3線式配電システムは、夫々の内部抵抗がRである中性線71、R相となる外側線72、T相となる外側線73から構成されている単相3線70を備えており、これらの配電側には、高電圧(一般では6600V)から低電圧(公称100V/200V)に変電する配電変圧器81が接続されている。また、単相3線70の分電側には、負荷A及び負荷Bが配置されており、負荷Aの一端は中性線71の接続部74に接続されると共に、負荷Bの一端も接続部74に接続される。負荷Aの他端はR相の外側線72に接続され、負荷Bの他端はT相の外側線73に接続される。更に、外側線72、73の分電側には、それぞれR相コイル75、T相コイル76の外端が接続されている。ここで、R相コイル75及びT相コイル76は直列接続されており、その中間点は中性線71に連結されることで、上記バランサコイル部10を構成している。
図9において、外側線72,73と中性線71との間の夫々の電圧をE、負荷A間及び負荷B間の電圧をEとする。また、分割平衡巻型変圧器200を負荷端で接続したことにより負荷Aに流れる電流値をI(>0)、負荷Bに流れる電流値をI(>0)、R相コイル75及びT相コイル76に流れる電流値をI(>0)とすると、分割平衡巻型変圧器200の中性線71に流れる電流値は2I(>0)となる。
また、分割平衡巻型変圧器200を負荷端で接続した後のR相コイル75、T相コイル76には等しい電流Iが流れるため、中性線71を流れる電流値はI−I−2I、R相の外側線72を流れる電流値はI−I、T相の外側線73を流れる電流値はI+Iとなる。なお、I>Iであるものとする。
また、R相の外側線72における負荷Aよりも配電側には、直列R相コイル77が接続され、T相の外側線73における負荷Bよりも配電側には、直列T相コイル78が接続される。これら直列R相コイル77及び直列T相コイル78は、上記直列コイル部20を構成する。また、直列R相コイル77及び直列T相コイル78の各両端における電圧をVとする。また、図9において、79は上記図2に示した外鉄型カットコアを模式的に示している。
図9の単相3線式配電システムにおいて、分割平衡巻型変圧器200の変圧作用を考慮すると、R相コイル(L)75,T相コイル(L)76には、励磁電流と、定格電流の5%程度のベクトル電流が流れる。また、負荷電流I,Iは、I/(E/E)分減少する。定格時において、5V降下した際に、バランサコイルに流れる電流は約5%程度となる。また、電源側電流I0 は、負荷側電流I/(E/E分減少する。
ここで説明を簡素化するために、図9の負荷側にバランサコイル部10のみを接続した場合の、各部における具体的な電圧値及び電流値を適用した場合の変圧作用について、図10を参照して説明する。
図10において、配電変圧器PTの二次側の中性線と、R相、T相間の各電圧を105Vとし、中性線71、R相の外側線72及びT相の外側線73の夫々の内部抵抗rが0.1Ωであるとする。また、分割平衡巻型変圧器100を負荷側に設置する前の状態において、R相の外側線72から負荷Aに流れる電流値が35A、負荷BからT相の外側線73に流れる電流値が20Aとすると、負荷A電流値と負荷B電流値の差分電流値である15Aが中性線71に流れることになる。
このような負荷関係において、バランサコイル部10のみを負荷側に接続すると、図中に示すように、中性線71を介して夫々のバランサコイル部10側に15Aの電流が流れ、R相コイル75,T相コイル76に7.5Aの電流が流れる。この分割平衡巻型変圧器100の均圧作用により、負荷Aに流れる電流値は35A−7.5A=27.5Aとなり、負荷Bに流れる電流値も20A+7.5A=27.5Aとなって両負荷電流は等しくなる。そして、各負荷A,B両端の負荷電圧VAB,VBCは、次式(2)に示すように等しくなる。
AB=VBC=105V−(27.5×0.1)=102.25V・・・・(2)
このバランサコイル部10の均圧作用により負荷電圧が平衡化した状態の模式図を図11に示す。以上のように、異なった電流値が流れる2つの負荷を配した場合であっても、負荷側にバランサコイル部10を接続することで、その均圧作用により両負荷の電圧が平衡となり、配電変圧器PTにて余裕が生じる。また、線路損失も軽減される。
次に、図10の状態に加えて、更に電圧調整コイルである上記直列コイル部20を接続した場合の各部の電流分布について、図12に示す第3の実施形態に係る分割平衡巻型変圧器300の回路図を参照して説明する。なお、図12において、図9に示した回路図と同一構成部分には同一符号を付しており、各部の電圧及び電流値は、図9に示したものと同様の条件である。
図12の分割平衡巻型変圧器300では、直列コイル部20が、バランサコイル部10よりも分電側(配電側と離れる方向)に接続されている。また更に、各負荷A、負荷Bは、この直列コイル部20よりも更に分電側に直列接続されている。この回路では、変圧比は(L+L)/Lとなる。例えば、Lの電圧が97V、Lの電圧が3Vであるとすると、両負荷電圧Eは、Eは=(97+3)/97=1.031となる。第3実施形態の分割平衡巻型変圧器300の均圧作用により、負荷電圧が平衡化した状態の模式図を図13に示す。
分割平衡巻型変圧器300では、図10で説明した効果に加えて、バランサ効果と電圧調整作用を発揮することができるので、低電圧の機器等に対して電力を供給する際に適している。
図14は、一般家庭等で使用されている単相3線式配電システムの概略を示した回路図である。実際の一般家庭においては単相3線200から、まず、分電盤210に電力が供給されて、分電盤210に供給された電力が夫々異なる複数個の負荷A,B,C,D,・・・に分別される。よって、本実施形態に係る上記分割平衡巻型変圧器100、200、300を分電盤210に接続すれば、分割平衡巻型変圧器は既に説明した回路と同様な役割を発揮する。
本発明は、中性線と外側線との間に配している不平衡な負荷によって生じる不平衡電流が流れても、電圧を平衡に保つことができるとともに、電流を流すことから生じる磁束を打ち消し合う作用を高めて電磁ノイズを低減し、高圧配線回路から供給した電力を効率よく利用することができるという点で、単相3線式配電システムに適用することが有用である。
本発明の第1の実施の形態に係る単相3線式配電システムにおけるバランサコイル部及び直列コイル部の回路構成を示す図 同バランサコイル部を外鉄型カットコアに巻き付けた場合の概略構成を示す図 同直列コイル部を外鉄型カットコアに巻き付けた場合の概略構成を示す図 同実施の形態に係る同脚型の分割平衡巻型変圧器の概略構成を示す図 第2の実施の形態に係る単相3線式配電システムにおけるバランサコイル部及び直列コイル部の接続関係を示す図 同実施の形態に係る外鉄型カットコアの構造を示す斜視図 同実施の形態に係るバランサコイル部を接続した単相3線式配電システムを示す図 同実施の形態に係る分割平衡巻型変圧器においてバランサ容量と単巻変圧器を合成して一つの変圧器の容量とすることを示す図 同実施の形態に係る分割平衡巻型変圧器を組み込んだ単相3線式配電システムを示す図 同実施の形態に係る分割平衡巻型変圧器を接続した単相3線式配電システムにおける変圧作用を説明するための図 同実施の形態に係る分割平衡巻型変圧器の均圧作用により負荷電圧が平衡化した状態を示す図 本発明の第3の実施の形態に係る単相3線式配電システムを示す図 同実施の形態に係る分割平衡巻型変圧器の均圧作用により負荷電圧が平衡化した状態を示す図 本実施の形態に係る単相3線式配電システムの概略を示した回路図
符号の説明
10 バランサコイル部
10A、10Y R相コイル片
10X、10B T相コイル片
20 直列コイル部
20C 直列R相コイル
20Z 直列T相コイル
30A、30B カッコア
70 単相3線
71 中性線
72、73 外側線
74 接続部
75、77 R相コイル
76、78 T相コイル
79 外鉄型カットコア
81 配電変圧器
100、200、300 分割平衡巻型変圧器
210 分電盤

Claims (8)

  1. 単相3線に接続されるバランサコイルと、前記バランサコイルに接続される直列コイルと、前記バランサコイル及び前記直列コイルが共に巻きつけられる内脚部を有する外鉄型鉄心部材と、を備え、
    前記バランサコイルは、R相コイルとして、第1R相コイル片及び該第1R相コイル片に直列接続される第2R相コイル片を有すると共に、T相コイルとして、第1T相コイル片及び該第1T相コイル片に直列接続される第2T相コイル片を有しており、
    前記内脚部において、中性点を基準とした一方側に前記第1R相コイル片及び第1T相コイル片が配置され、他方側に前記第2R相コイル片及び第2T相コイル片が配置されることを特徴とする分割平衡巻型変圧器。
  2. 前記第1R相コイル片と前記第1T相コイル片が隣接配置されると共に、前記第2R相コイル片と前記第2T相コイル片が隣接するように配置されることを特徴とする請求項1記載の分割平衡巻型変圧器。
  3. 前記第1R相コイル片に対して前記第2R相コイル片が反対巻きとなっていると共に、前記第1T相コイル片に対して前記第2T相コイル片が反対巻きとなっていることを特徴とする請求項1又は2記載の分割平衡巻型変圧器。
  4. 前記第1R相コイル片と前記第1T相コイル片の巻き方向が一致していると共に、前記第2R相コイル片と前記第2T相コイル片の巻き方向が一致していることを特徴とする請求項1、2又は3記載の分割平衡巻型変圧器。
  5. 前記内脚部において、前記第1R相コイル片と前記第1T相コイル片が重なった状態で配置され、前記第2R相コイル片と前記第2T相コイル片が重なった状態で配置されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の分割平衡巻型変圧器。
  6. 前記直列コイルとして、前記R相コイルに直列接続される変圧用直列R相コイル、及び前記T相コイルに直列接続される変圧用直列T相コイルを備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の分割平衡巻型変圧器。
  7. 前記内脚部の中心を境にして、変圧用直列T相コイル、前記第1R相コイル片及び前記第1T相コイル片が一方側に配置され、前記第2R相コイル片、前記第2T相コイル片、及び変圧用直列R相コイルが他方側に配置されることを特徴とする請求項6記載の分割平衡巻型変圧器。
  8. 配電盤に設置される配電変圧器と、前記配電変圧器に接続されるR相及びT相を含む単相3線と、前記単相3線に接続される請求項1乃至7のいずれかに記載の分割平衡巻型変圧器と、を備えることを特徴とする単相3線式配電システム。
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