JPH0630942U - マガジンの排出機構 - Google Patents

マガジンの排出機構

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JPH0630942U
JPH0630942U JP7286692U JP7286692U JPH0630942U JP H0630942 U JPH0630942 U JP H0630942U JP 7286692 U JP7286692 U JP 7286692U JP 7286692 U JP7286692 U JP 7286692U JP H0630942 U JPH0630942 U JP H0630942U
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JP
Japan
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magazine
ejection
lever
brake
slider
Prior art date
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Pending
Application number
JP7286692U
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English (en)
Inventor
真帆 洲上
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で、構造が簡単で、安価なマガジンの排
出機構を提供する。 【構成】 ブレーキ機構20を、排出動作中の排出スラ
イダ13で強制移動されるレバー22とこのレバー22
の移動によってマガジン1に押圧されるブレーキ片23
とで構成する。 【効果】 ブレーキ機構は極めて簡単な構造となる。ま
た、ブレーキ機構の作動時期をマガジンの排出末期とす
ればマガジンの排出時間を短縮することができ、再生装
置の取扱時間が短縮できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はコンパクトディスク再生装置に好適なマガジンの排出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、コンパクトディスク再生装置には記録媒体としてのコンパクトディス クを1枚だけ再生装置に付属の引出しトレイに載せ、同トレイを再生装置内に引 き込ませ、再生操作後同トレイをまた引出してディスクを取出すまたは交換する 方式のものが普及している。
【0003】 ただし、ディスクの交換頻度が高いため複数枚のディスクを一度にプリセットし たいという要求がある。長距離ドライブで運転中に度々ディスクの交換が難しい ところの車載用再生装置がそうである。 6枚程度のディスクをマガジンと称する筺体に段積み収納し、このマガジンを 再生装置に挿入すれば6枚のディスクは簡単なボタン操作等で順次再生が可能で ある。
【0004】 図10は従来の再生装置におけるマガジンの排出機構の原理図であり、再生後 、マガジン100はばね101で引かれた排出レバー102で図下方へ押出され る。この際に、排出速度が大き過ぎるとショックが大きくなるのでダンパギヤ1 03で速度を抑えるようにしている。 ダンパギヤ103は回転盤と固定盤とを重ね合せ、これらの合せ面に適当なグ リースを注入し、回転盤に軽いブレーキを掛けるようにしたものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記ダンパギヤ103は円盤を多数枚積層する関係で厚さが大きくな り再生装置の薄型化の障害となる。また、ダンパギヤ103は摩擦ブレーキ若し くは流体ブレーキの一種であるから構造が複雑となり、適正な抵抗トルクを発揮 させるには高度な製造技術が要求され、コスト高の要因となっている。 更に、ダンパギヤ103内に充填されたグリースは温度上昇とともに柔らかく なる。車載用再生装置が置かれる車室の温度は、変わりやすく変動幅も大きい。 従って、車載用再生装置はマガジンの排出速度が変化して好ましくない。
【0006】 そこで、本考案の目的は小型で、簡単で、安価で、温度変化に強いマガジンの 排出機構を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、挿入されるマガジンの側面で押される排 出スライダと、この排出スライダを挿入口側へ引き寄せるばねと、排出動作中の 排出スライダで強制移動されるレバーとこのレバーの移動によってマガジンに押 圧されるブレーキ片とからなるブレーキ機構とでマガジンの排出機構を構成する 。
【0008】
【作用】
マガジン排出の際には、マガジンはばねで挿入口に戻されるが、その途中でブ レーキ機構のブレーキ片をマガジンに押圧することでマガジンの移動速度を落と し、マガジンの飛出しを防止する。
【0009】
【実施例】
本考案の実施例を添付図面に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向 きに見るものとする。
【0010】 図1は本考案に係る記録媒体用マガジンの斜視図であり、マガジン1には内部 に図示せぬ水平溝が切られている。そこで、記録媒体としてディスク2をトレイ 3に載せ、このトレイ3をマガジン1に差し込む。本例では1個のマガジン1に 6枚のトレイ3、即ち6枚のディスク2が収納され得る。
【0011】 図2は本考案に係る再生装置の斜視図であり、再生装置5は向って左側に3個 の挿入口6が開けられ、この挿入口6にマガジン1を矢印方向に挿入することが 出来る。
【0012】 図3は本考案に係る再生装置の内部を示す斜視図であり、再生装置5の向って 右側には再生部7があり、前記マガジン1内のトレイ3は再生部7に引出され、 ここで再生操作がなされる。トレイ3は上下に6×3=18枚が段積みされるた め、再生部7はXリンク8,8で支えられ昇降するエレベータ9で構成されてい る。
【0013】 図4は本考案のマガジンの排出機構を示す平面図であり、金属薄板をプレス加 工してなるマガジンの排出機構10のサブシャシ11には図下から上へマガジン が挿入される。 サブシャシ11に2本のガイド溝12,12が開けられ、これらガイド溝12 ,12に略矩形の排出スライダ13の左右端がはめ込まれている。 排出スライダ13は、ばね14で図下方へ常時引かれ、2本のガイドピン15 ,15に当って停止している。排出スライダ13の奥の起立壁16,16がマガ ジン1の先端(前面)に当接する。17は板ばねであり、排出スライダ13をサ ブシャシ11から浮せてガイド溝12,12との係合を確実にする。
【0014】 図左には本考案のブレーキ機構20が配置されている。 ブレーキ機構20はサブシャシ11にピン21で揺動可能に係止されたレバー 22とこのレバー22に取付けられたブレーキ片23とからなり、極めて単純な 構成となっている。ブレーキ片23は板ばねによるブレーキばねが好適である。
【0015】 更に、サブシャシ11下には排出スライダ13をロックするためのロックレバ ー25が配置されている。ロックレバー25はピン26でサブシャシ11に揺動 可能に係止され、ばね27で図反時計方向に引かれている。28はロックレバー 25に起設され、サブシャシ11を貫通したところのロック片である。
【0016】 図5は本考案に係るロック解除機構を示す平面図、図6は同側面図である。 図5に示すとおりロック解除機構30は長いレバー31、同レバー31の基部 に一体形成されたラック32、このラック32に噛合するピニオン33、および 図6に示す長い軸34、ギヤセット35とモータ36とからなる。
【0017】 図6においてモータ36を始動することにより、モータ36の回転力はギヤセ ット35、軸34、ピニオン33、ラック32の順で伝えられ、図5の長いレバ ー31を前後(図左右)に移動することができる。
【0018】 以上の構成からなるマガジンの排出機構の作用を次に説明する。 図7〜図9は本考案のマガジンの排出機構の作用図であり、図7は矢印方向 にマガジン1を挿入する途中の図であり、マガジン1の側面本例では前面1aで 起立壁16,16を押すことで排出スライダ13は奥へ移動される。この移動に 伴ってばね14は伸び、ばね14に弾性エネルギが蓄えられる。 この間、マガジン1の左側面1bで押されたブレーキ機構20は全体的に反時 計方向に回転する。従って、ブレーキ片23はマガジン1の挿入の妨げとはなら ない。
【0019】 図8はマガジン1が完全に挿入された状態を示し、排出スライダ13の後部段 部13aに反時計方向に揺動したロックレバー25のロック片28が掛り、排出 スライダ13の戻りを防止する。図の位置でマガジン1内のトレイ3(図1参照 )は矢印方向に引出され、再生部7(図3参照)にて再生される。
【0020】 再生操作後、ディスクの交換のためなどの理由でマガジン1を再生装置5から 取出す必要がある。 ディスクを排出するには図5の長いレバー31でロックレバー25の先端を引い て、ロックレバー25を時計方向に揺動してやればよい。 すると、図8のロック片28が図右に移動して後部段部13aから外れ、結果 、排出スライダ13はばね14で矢印側に早い速度で移動を開始する。ここで 重要なことは、排出スライダ13はブレーキ機構20のレバー22に対して距離 dだけ離れていることであり、この距離dがゼロになるまではブレーキ機構20 はブレーキ作用を発揮しない。
【0021】 図9はマガジン排出を説明するための作用図であり、ばね14で強く引かれて 早い速度で移動してきた排出スライダ13の一部(具体的には図左下隅)がブレ ーキ機構20のレバー22に当る。レバー22はピン21を回転中心にブレーキ 片23を時計回転方向に回動し、結果、ブレーキ片23はマガジン1の左側面1 bを強く押し、その摩擦力でマガジン1の移動速度を急減する。 よって、本実施例によれば排出の最後の段階で急ブレーキが掛けられるので、 マガジン1は再生装置5(図2)の挿入口6から飛び出ることなく所定の位置に 停止する。しかも、排出の初期及び中期はブレーキ無しで早い速度で排出される ため、トータルの排出所要時間は短く、操作性は良好である。
【0022】 尚、ブレーキ片23は板ばねの他、板ばねにフェルトを貼着したものでもよい 。また、ブレーキ片23はマガジン1の左側面1bに限らず、上面または下面に 押圧してもブレーキのための摩擦力を発生できるので押圧箇所は任意である。 更に、上記実施例では排出の末期にブレーキを掛けるようにしたが、ブレーキ ングのタイミングは排出の途中であれば時期は自在であり、ばね14のばね特性 を考慮して決定すればよい。
【0023】 更に又、本考案は記録媒体をコンパクトディスクに限るものではなく、テープ 、ワイヤ等の媒体を含み、要は種類を限らない記録媒体を収納するマガジンに関 するものである。
【0024】
【考案の効果】
以上に述べたとおり本考案は、ブレーキ機構を、排出動作中の排出スライダで 強制移動されるレバーとこのレバーの移動によってマガジンに押圧されるブレー キ片とで構成したので、ブレーキ機構は極めて簡単な構造となる。 そして、従来のダンパギヤのようにグリースを必要としないので、温度変化の 激しい車室内でも安定した排出速度が維持でき、もって本考案は車載用再生装置 に好適である。
【0025】 また、ブレーキ機構の作動時期をマガジンの排出末期とすればマガジンの排出 時間を短縮することができ、再生装置の取扱時間が短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る記録媒体用マガジンの斜視図
【図2】本考案に係る再生装置の斜視図
【図3】本考案に係る再生装置の内部を示す斜視図
【図4】本考案のマガジンの排出機構を示す平面図
【図5】本考案に係るロック解除機構を示す平面図
【図6】本考案に係るロック解除機構を示す側面図
【図7】マガジンの排出機構の作用図
【図8】マガジンの排出機構の作用図
【図9】マガジンの排出機構の作用図
【図10】従来の再生装置におけるマガジンの排出機構
の原理図
【符号の説明】
1…記録媒体用マガジン、2…記録媒体としてのディス
ク、5…再生装置、6…挿入口、7…再生部、10…マ
ガジンの排出機構、11…サブサッシ、13…排出スラ
イダ、14…ばね、16…起立壁、20…ブレーキ機
構、21…ピン、22…レバー、23…ブレーキ片、2
5…ロックレバー、20…ロック解除機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を収納したマガジンを再生装置
    の挿入口から同装置内に挿入して再生操作等をした後
    に、上記マガジンをばね力にて挿入口へ強制排出するマ
    ガジンの排出機構において、このマガジンの排出機構は
    挿入されるマガジンの側面で押される排出スライダと、
    この排出スライダを挿入口側へ引き寄せるばねと、排出
    動作中の排出スライダで強制移動されるレバーとこのレ
    バーの移動によってマガジンに押圧されるブレーキ片と
    からなるブレーキ機構とで構成されていることを特徴と
    したマガジンの排出機構。
JP7286692U 1992-09-25 1992-09-25 マガジンの排出機構 Pending JPH0630942U (ja)

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JP7286692U JPH0630942U (ja) 1992-09-25 1992-09-25 マガジンの排出機構

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JPH0630942U true JPH0630942U (ja) 1994-04-22

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JP (1) JPH0630942U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013120614A (ja) * 2011-12-08 2013-06-17 Nec Corp 磁気テープライブラリ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013120614A (ja) * 2011-12-08 2013-06-17 Nec Corp 磁気テープライブラリ装置

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