JPH06308988A - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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JPH06308988A
JPH06308988A JP5115389A JP11538993A JPH06308988A JP H06308988 A JPH06308988 A JP H06308988A JP 5115389 A JP5115389 A JP 5115389A JP 11538993 A JP11538993 A JP 11538993A JP H06308988 A JPH06308988 A JP H06308988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microphone
signal processing
delay
speed information
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP5115389A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Nagata
祐一 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP5115389A priority Critical patent/JPH06308988A/ja
Publication of JPH06308988A publication Critical patent/JPH06308988A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 演奏曲のテンポに併せて自動的にマイクエコ
ーの量を最適調整する機能を有したカラオケ装置を提供
する。 【構成】 演奏曲を再生する手段1と、マイク8から入
力されたボーカル信号に残響信号処理を加える信号処理
手段12と、前記演奏曲の速度情報を記憶した手段1
と、前記速度情報に基づき前記信号処理手段の残響時間
を制御する制御手段20とを備え、演奏曲のテンポに併
せてマイクエコーの残響時間を最適調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、演奏曲の進行速度に併
せてマイクエコー特性を自動制御する機能を有したカラ
オケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】演奏曲に併せて歌唱するカラオケ装置で
は、マイクから入力する歌い手の歌唱音声(ボーカル)
を演奏曲とミキシングしてスピーカから出力する。ボー
カルと演奏曲とは別系統で生成されるので、各系におい
て任意に信号を加工することができる。例えば、マイク
から入力したボーカルにディレー(遅延)やリバーブ
(反射)の信号処理を加えると(マイクエコー機能)、
歌い手は自分の声量がないにも拘らず上手に歌っている
気分になり、気持ち良くカラオケを楽しむことができ
る。
【0003】通常のカラオケ装置には手動調整ツマミ等
がついているので、ディレーおよびリバーブの量を任意
に調整することができる。ところが、この調整は演奏曲
の進行の速さ(テンポ)に併せて最適化する必要がある
ので、意外と難しい。即ち、ディレー・リバーブの時間
を短めにセットした場合には、テンポの長い曲について
マイクエコーの効果が不足する。逆に、この時間を長め
にセットした場合には、テンポの短い曲において、新し
いメロディに対し前のディレー・リバーブの音が重なっ
てしまうため、歌い難くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】カラオケの演奏曲は複
数の歌い手がそれぞれ希望するものを順番に再生するの
で、極端な例では1曲毎にテンポが変わることもある。
このような場合に、その都度ディレー・リバーブの時間
を最適調整することは極めて面倒であるので、一般に
は、調整可能なマイクエコー機能がありながら、再調整
しないままにしておくことが多い。本発明は、このよう
な点を改善し、演奏曲のテンポに併せて自動的にマイク
エコーの量を最適調整する機能を有したカラオケ装置を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、曲データに基
づき演奏曲を再生し、マイクから入力されたボーカル信
号に所定残響時間の信号処理を加えるカラオケ装置にお
いて、前記曲データは、前記残響時間を自動設定するた
めの演奏曲の速度情報を含むフォーマットであることを
第1の特徴とする。
【0006】本発明は、演奏曲を再生する手段と、マイ
クから入力されたボーカル信号に残響信号処理を加える
信号処理手段と、前記演奏曲の速度情報を記憶した手段
と、前記速度情報に基づき前記信号処理手段の残響時間
を制御する制御手段とを備えてなることを第2の特徴と
する。
【0007】
【作用】マイクから入力されたボーカル信号に所定残響
時間の信号処理を加えるカラオケ装置において、前記残
響時間の最適調整は、演奏曲のテンポに併せる必要があ
る。演奏曲の速度情報は、残響時間を自動的に最適調整
する事を可能とし、1曲毎の面倒な再調整を不要とす
る。また、調整ずれによる不都合を生じさせない。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明の一実施例を示すカラオケ装置
のブロック図である。この図は、カラオケ装置の音響系
を主として示したもので、1AはLD(レーザディス
ク)を記録媒体としたLDプレーヤ、1BはCD(コン
パクトディスク)を記録媒体としたCDプレーヤ、1C
は音源LSIを用いたシンセサイザ式の音源プレーヤで
ある。カラオケ装置の種類や規模にもよるが、プレーヤ
1A〜1Cは最低限1セットあれば足りる。
【0009】複数のプレーヤを装備している場合には、
そのなかの1台で再生された演奏曲の信号をセレクタ2
で選択し、演奏音音量調整回路3で音量調整してミキシ
ングアンプ4に入力する。ミキシングアンプ4では、ボ
ーカル音量調整回路5で音量調整されたボーカル信号と
前記演奏曲信号とが混合され。このミキシングアンプ4
の出力は電力増幅器6で増幅されて、スピーカ7から出
力される。
【0010】ボーカル信号は、歌い手がマイク8から歌
唱音声を入力することにより、マイクアンプ9に入力す
る。マイクアンプ9で増幅されたボーカル信号はローパ
スフィルタ(LPF)10を通過した後、A/D変換器
11でデジタル信号に変換される。A/D変換器11の
後段にはディレー/リバーブ回路12が配置され、ここ
でデジタル信号に対しディレーおよび/またはリバーブ
の信号処理を行う。LPF10、A/D変換器11、デ
ィレー/リバーブ回路12を含む音声信号処理部13
は、既にLSI化されたものがある。14は、ディレー
/リバーブ回路12の信号処理で使用する疑似スタティ
ック(PS)RAMである。ディレー/リバーブ回路1
2の出力はD/F回路15を通してD/A変換器16に
入力し、ここでアナログ信号に逆変換されて前述したボ
ーカル音量調整回路5に入力する。
【0011】ディレーは基準となる音を所定の遅延時間
毎に減衰させながら繰り返し発生させる(例えば、パ
ン、パン、パン…という繰り返し音)信号処理であるの
に対し、リバーブは複数の音を集めて所定の期間減衰さ
せながら継続させる(例えば、例えば風呂場等で聞かれ
るワ〜ンという反響音)信号処理である。マイクエコー
には、(1)ディレーだけを使用する第1のパターン、
(2)リバーブだけを使用する第2のパターン、(3)
ディレーを行い、その後にリバーブを続ける第3のパタ
ーン、がある。
【0012】ディレー/リバーブ回路12の信号処理に
は、残響時間を決める係数が必要である。通常、この係
数はマイクエコーの種類毎に外部の手動調整手段から入
力される。本発明では、この手動調整手段の他に、マイ
コン20から係数を自動的に入力できるようにする。マ
イコン20の中には、演奏曲を再生するプレーヤ1から
入力される速度(テンポ)情報を検出するテンポ情報検
出部21と、この検出部21で検出された速度情報をデ
ィレー/リバーブ回路12の係数に変換するデータ変換
テーブル22とが設けられている。データ変換テーブル
22としては、予め必要な変換データを書き込んだRO
Mを使用する。
【0013】図2は、前述した第3のパターン、即ち、
ディレーとリバーブを含むマイクエコーの係数を、演奏
曲の速度情報に応じて自動的に設定する場合の説明図で
ある。プレーヤ1から得られる速度情報は、メトロノー
ムの速度記号で表現されるように定量的なものでも良い
が、演奏者の主観による速度標語(例えば、Andate,
…,Slow ,Allegro,…,Moderato,…,Medium等)で
も良い。ディレー/リバーブ回路12で必要な係数は、
ディレー時間tdとリバーブ時間trを実現するための
ものであるので、データ変換テーブル22は入力した速
度情報に対応して必要な係数を発生する。
【0014】一例を示すと、図2に示す中でテンポが速
い(a)のケース、即ち速度記号=180の演奏曲に対
しては、td=0.1s,tr=0.5sを実現する係
数を生じさせる。これに対しテンポがこれより遅い
(b)のケース、即ち速度記号=120の演奏曲に対し
ては、td=0.15s,tr=0.75sを実現する
係数を生じさせる。更にテンポが遅い(c)のケース、
即ち速度記号=60の演奏曲に対しては、td=0.2
5s,tr=1sを実現する係数を生じさせる。このよ
うにすると、演奏曲のテンポが遅くなるにつれ、ディレ
ーおよびリバーブの時間が次第に長くなって、過不足の
ない最適なマイクエコーが自動的に実現される。なお、
速度記号に対するtd,trの値は一例であり、任意に
設定することも可能である。
【0015】プレーヤ1から出力される速度情報は、例
えば図3に示すように、選択された演奏曲の曲データの
一部に予め含ませてある。図示の例では、曲毎の曲デー
タのヘッダ部に曲全体の基準残響時間を指定する、その
曲固有の速度情報(全体的残響時間情報)が記録されて
いる。この速度情報は演奏曲再生時にモニタに表示して
歌い手にテンポを知らせる用途で使用することもでき
る。曲の途中に、例えば小節単位で部分的残響時間情報
を記録しておくこともできる。この部分的残響時間情報
は、速度情報によって定まる全体的残響時間との時間差
を示すものであり、例えば曲の「さび」の部分の残響時
間を基準時間より長くして効果を盛り上げるような場合
に利用する。
【0016】図4は、ディレー/リバーブ回路12の内
部構成図である。L,Rのボーカル信号(デジタル信
号)はアテネータ31,32で適度にレベル調整して加
算器33に入力し、ここでL−Rの差信号に変換され
る。この差信号はサラウンド成分調整用のフィルタ34
を通して遅延用メモリ35に入力する。このメモリ35
は、書き込み時点と読み出し時点との時間差で所望とす
る遅延時間をボーカル信号に与えるためのものである。
このメモリ35から読み出された遅延ボーカル信号群
は、後段のアテネータ群36で信号毎に減衰され、更に
加算器37において時間軸上で合成される。このような
信号処理を行うことで、前述したようなディレーやリバ
ーブのパターンを作成することができる。この場合、必
要とする係数は、メモリ35における書き込みと読み出
しの時間差、並びにアテネータ群36で使用する減衰係
数である。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、演奏
曲のテンポに併せて自動的にマイクエコーの量を最適調
整する機能を有したカラオケ装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すカラオケ装置のブロ
ック図である。
【図2】 マイクエコー特性の自動調整の様子を説明す
る図である。
【図3】 速度情報を有する曲データのフォーマットを
示す図である。
【図4】 ディレー/リバーブ回路の内部構成図であ
る。
【符号の説明】
1…カラオケプレーヤ、4…ミキシングアンプ、7…ス
ピーカ、8…マイク、9…マイクアンプ、12…ディレ
ー/リバーブ回路、20…マイコン、21…テンポ情報
検出部、22…データ変換テーブル。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲データに基づき演奏曲を再生し、マイ
    クから入力されたボーカル信号に所定残響時間の信号処
    理を加えるカラオケ装置において、 前記曲データは、前記残響時間を自動設定するための演
    奏曲の速度情報を含むフォーマットであることを特徴と
    するカラオケ装置。
  2. 【請求項2】 演奏曲を再生する手段と、 マイクから入力されたボーカル信号に残響信号処理を加
    える信号処理手段と、前記演奏曲の速度情報を記憶した
    手段と、 前記速度情報に基づき前記信号処理手段の残響時間を制
    御する制御手段とを備えてなることを特徴とするカラオ
    ケ装置。
JP5115389A 1993-04-19 1993-04-19 カラオケ装置 Pending JPH06308988A (ja)

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JP5115389A JPH06308988A (ja) 1993-04-19 1993-04-19 カラオケ装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011215363A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Yamaha Corp 音響処理装置
KR101657110B1 (ko) * 2015-04-08 2016-09-13 하동희 휴대용 노래반주 셋탑 박스
WO2023221559A1 (zh) * 2022-05-18 2023-11-23 北京地平线信息技术有限公司 K歌音频处理方法、装置及计算机可读存储介质

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JPH04234791A (ja) * 1991-01-07 1992-08-24 Yamaha Corp 電子楽器

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