JPH06308782A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06308782A
JPH06308782A JP5094593A JP9459393A JPH06308782A JP H06308782 A JPH06308782 A JP H06308782A JP 5094593 A JP5094593 A JP 5094593A JP 9459393 A JP9459393 A JP 9459393A JP H06308782 A JPH06308782 A JP H06308782A
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JP
Japan
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toner
process unit
unit
main body
shutter member
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5094593A
Other languages
English (en)
Inventor
Morimichi Takashika
守通 高鹿
Kuninori Ono
訓紀 小野
Mitsuo Hayashi
光夫 林
Kouichi Toshiyuki
宏一 利行
Takao Yorifuji
隆雄 依藤
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP5094593A priority Critical patent/JPH06308782A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】分割型のプロセスユニットに除去トナーのリサ
イクル機構を容易に適用可能で、かつトナー飛散(漏
れ)のない画像形成装置を提供する。 【構成】現像器とクリーナをそれぞれ含むユニット
11、U12が装置本体に着脱自在であり、ユニットU12
側にはクリーナで除去されたトナーをユニットU11側の
現像器内へ戻してやるパイプ16が設けられ、ユニット
11側にはパイプ16によって運ばれてきたトナーを受
けて現像器内へ回収するパイプ17が設けられている。
パイプ16、17の連結部にはそれぞれシャッタ部材6
2、61が設けられ、ユニットU11、U12をこの順に装
置本体へ装着してから装置本体を閉じると、シャッタ部
材61、62が順に開成して、パイプ16、17間が連
通する構成となっている。ユニットU11の支持軸31に
ユニットU12の引っ掛け部41が係合可能で、この係合
により2つのユニットU11、U12が合体状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式を採用し
たプリンタ装置、複写機、ファクシミリ装置等の画像形
成装置に係り、詳しくは装置本体に着脱自在な2つのプ
ロセスユニットに、クリーナによる除去トナーを現像器
へ戻して再利用するリサイクル機構を組み合わせた画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置として、画像形成過
程で転写されずに像担持体上に残留したトナーをクリー
ナで除去した後、この除去トナーを現像器へ戻して有効
再利用しようとする、所謂リサイクル機構を備えたもの
が知られている。一方、画像形成に関与する部材の一部
または多くを一まとめにし、これをプロセスユニットと
して装置本体に対して着脱自在としたものも知られてい
る。そして更に、上記着脱自在なプロセスユニットを備
えた装置に上記リサイクル機構を組み合わせたものも提
案されている。
【0003】ところで、上記プロセスユニットには、例
えば感光体ドラム(像担持体)、クリーナ、現像器等の
多くを一まとめにした一体型のものと、図23に示すよ
うに、現像器を含んだものを第1のプロセスユニットU
1 とし、感光体ドラムおよびクリーナを含んだものを第
2のプロセスユニットU2 とし、これら第1、第2のプ
ロセスユニットU1 、U2 を分離可能にしてそれぞれ装
置本体Mに対し着脱自在とした分割型のものとがある。
そして、後者の分割型の場合には、感光体ドラムの寿命
と現像器の寿命(または現像器内のトナー消費に伴う寿
命)とが異なる場合にも、寿命に到った方のプロセスユ
ニットだけを交換すれば済むので、前者のタイプと比べ
コストメリットが大きいという利点がある。例えば第2
のプロセスユニットU2 内の感光体ドラムよりも先に第
1のユニットU1 内の現像器が寿命に達したような場
合、一体型のものでは、まだ十分に使用可能な感光体ド
ラムやクリーナ等を含むプロセスユニットの全体を廃棄
して新品と交換しなければならなかったのを、その寿命
に達した一方のユニットだけを交換すれば済むので、無
駄がなく、ランニングコストを低く抑えることができる
という利点が得られる。最近では、画像形成部材の改良
が進んで感光体ドラムの寿命が著しく延び、現像器の方
が感光体ドラムよりも遙かに寿命が短くなったことか
ら、感光体ドラム1個の使用期間中に現像器を頻繁に交
換する必要性が生じており、よって、2つのプロセスユ
ニットU1 、U2 に分割することの価値が益々高まって
いる。そこで、分割型のユニット構成のものに上記リサ
イクル機構を組み合わせたものも提案されており、その
一例を図24に示す。
【0004】同図に示す画像形成装置(ここでは一例と
してプリンタ装置を示す)は、大略、装置本体Mに着脱
自在で用紙Pを収納する給紙カセット1、この給紙カセ
ット1内の用紙を順次給送する給紙ロール2、給送され
てきた用紙に画像情報に基づきトナー画像を形成する画
像形成部3、上記トナー画像を用紙上に定着させる定着
器4等を備えており、また、装置本体Mは第1の機体で
ある上部機体M1 と第2の機体である下部機体M2 とに
2分割され、一端部のヒンジ軸5を支点として上部機体
1 が下部機体M2 に対し開閉自在に構成されている。
上記画像形成部3は、矢印A方向に回転可能な像担持体
としての感光体ドラム10を備えると共に、この感光体
ドラム10の周囲に配設された画像形成関与部材とし
て、感光体ドラム10表面を一様に帯電する帯電器1
1、帯電された感光体ドラム10表面に画像情報に基づ
く露光を施すことで静電潜像を形成する光書き込みヘッ
ド12、上記静電潜像をトナーで現像してトナー画像を
形成する現像器13、搬送されてきた用紙上に上記トナ
ー画像を転写する転写器14、感光体ドラム10表面に
残留した未転写のトナーを除去するクリーナ15、上記
除去されたトナーを回収して現像器13内へ戻すリサイ
クル機構の一部であるトナー排出部としての排出用パイ
プ16等を備えている。そして、現像器13が第1のプ
ロセスユニットU 1 として構成されると共に、感光体ド
ラム10、帯電器11、クリーナ15及び排出用パイプ
16等が一体化され第2のプロセスユニットU2 として
構成され、これら2つのプロセスユニットU1 、U2
上部機体M1 を開成した状態で装置本体Mの所定の装着
部に対し上下方向(矢印B方向)に着脱自在となってい
る。ここで、上記排出用パイプ16を含むリサイクル機
構の構成を、図25に具体的に示す。このリサイクル機
構として、第2のプロセスユニットU2 側には上記排出
用パイプ16を備え、また、第1のプロセスユニットU
1 側には排出用パイプ16によって搬送されてきたトナ
ーを受けて現像器13内のトナー収容槽へ回収するトナ
ー受け部である受け用パイプ17を備えている。上記排
出用パイプ16は、クリーナ15外へトナーを排出する
ための排出部18から斜め上方へ向けて延設され、その
先端部に下方へ向けて設けられたトナーの排出口16a
が、受け用パイプ17におけるトナーの受け口17aの
丁度真上に位置する。排出用パイプ16の内部には、回
転しながらトナーを搬送するスパイラルロールやコイル
バネ等のトナー搬送部材16bが設けられ、また、受け
用パイプ17の内部にも同様なトナー搬送部材(不図
示)が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように分割型の
プロセスユニットにリサイクル機構を組み合わせたもの
においては、クリーナ15による除去トナーを現像器1
3内に戻すわけだが、排出用パイプ16によって搬送さ
れてきた上記除去トナーを排出口16aから落下させ
て、それを現像器13側の受け口17aで受ける構成と
ならざるを得ない。そして、この排出口16aと受け口
17aとの連結部分の構成をうまく工夫しないと、その
連結部分から外部へトナーがはみ出してトナー飛散の問
題が生じることになる。また、第2のプロセスユニット
2 の一部である排出口16aが第1のプロセスユニッ
トU1 の一部である受け口17aの上方に位置すること
から、例えば図23に示したような従来の分割型のプロ
セスユニットの技術を単に用いると、次のような問題が
生じる。
【0006】まず、分割型のプロセスユニットにおいて
は、第1のプロセスユニットU1 は現像器13内のトナ
ーが無くなった時点で寿命となるため、通常は第2のプ
ロセスユニットU2 よりも第1のプロセスユニットU1
の方が寿命が短くなっており、それに伴い第1のプロセ
スユニットU1 の方がより多くの着脱操作が行われ、従
って第1のプロセスユニットU1 の着脱操作性が重要な
ポイントとなるわけである。しかしながら、第1のプロ
セスユニットU1 を単独で上方へ離脱しようとすると、
受け用パイプ17が排出用パイプ16と当接してユニッ
トの破損が生じてしまうという操作上の不具合がある。
また、排出口16aと受け口17aにそれぞれトナー漏
れ防止用のシャッタ部材を取り付けたものもあるが、こ
のようにしたものでは、排出口16aと受け口17aと
を互いに係合させてシャッタ部材を開閉させるような構
成であると、その係合がうまくゆかずにトナー漏れを生
じることがある。そこで、2つのプロセスユニット
1 、U2 の連結部にロック機構を設ける方法もある
が、このようにすると分割型のプロセスユニットの利点
が薄れ、操作性が悪くなる。また、図25に示すよう
に、排出用パイプ16を排出部18を中心として矢印C
方向に回動自在とすることで排出口16aと受け口17
aとを連結自在に構成し、個々のプロセスユニット
1 、U2 を別々に着脱操作可能とすることもできる
が、これだと回動式の排出用パイプ16を一々操作しな
ければならないので、作業性が悪くなって実用上好まし
くない。このように、あまり実用的なものはなかった。
【0007】なお、図25に示すように、排出用パイプ
16の排出口16aと受け用パイプ17の受け口17a
との連結は排出用パイプ16と受け用パイプ17とが直
交する配置関係であり、排出口16aと受け口17aと
にそれぞれシャッタ部材等を設けるにしても、その周辺
からのトナー飛散を防止する工夫が必要である。また、
第1のプロセスユニットU1 はトナーが収納された状態
でユーザへ提供されるものであり、分割型のプロセスユ
ニットにリサイクル機構を適用したものでは排出用パイ
プ16で送られたトナーを受けるための受け口17a等
の開口が必ず必要となるから、この開口からトナー漏れ
が生じることは好ましくない。これは、ユニットが新品
時の輸送等の際に重要であり、上記開口をうまくシール
する工夫も必要である。
【0008】ところで、画像形成プロセスは周知のよう
に、例えば図24においては感光体ドラム10の周囲に
種々の工程を実施する部材(帯電器11、光書き込みヘ
ッド12、現像器13、転写器14、クリーナ15等)
が配設され微粉末のトナーで画像を形成するものなの
で、現像器13からのトナー飛散やクリーナ15でのト
ナー飛散も生じやすく、これらの問題を全て解消させる
必要がある。従って、上記リサイクル機構における排出
口16aと受け口17aとの連結部でのトナー飛散の防
止と併せ、現像器13やクリーナ15等各部でのトナー
飛散防止対策が実用上重要である。
【0009】例えば非磁性一成分現像方式の現像器13
においては、図26(a)に示すように、ウレタンゴム
等でできた現像ロール21が矢印方向へ回転すると、現
像器内のトナーTが現像ロール21の端部へ向けて圧力
をかけることになるため、上記端部からトナーTが漏れ
やすく、よってこのトナー漏れを防止するために現像ロ
ール21端部の周囲とケーシング22との隙間にポリウ
レタンフォーム等でできたシール部材23を設けたもの
がある。シール部材23としては、ポリウレタンフォー
ム等からなる1層構造のものや、図26(b)に示すよ
うにポリウレタンフォーム層23aの内側にテフロンテ
ープ層23bを両面接着剤等で貼付けてなる2層構造の
もの等がある。ところが、シール部材23の内側(すな
わち現像ロール21との接触面側)には図26(b)に
示すようにシワ24ができるため、このシワ24内にト
ナーが入り込んで図26(a)に示すように現像ロール
21表面にトナー汚れ25が発生し、これによりトナー
を封じる作用が不安定となってトナー漏れやトナー飛散
が起こった。また、シール部材23として1層構造のも
のを使用した場合は、シール部材23とゴム製の現像ロ
ール21との接触で現像トルクが増大するという問題が
あり、一方、シール部材23として2層構造のものを使
用した場合は、上記トルク増大の問題は解消されるもの
の、内側のテフロンテープ層23bが現像ロール21表
面に常に接触するために波打った状態となりトルクの乱
れが発生するという問題があった。このように、現像器
においてもトナー飛散に関して解決すべき課題を有して
いる。
【0010】一方、図24に示したクリーナ15は、例
えば図27に詳しく示すように、回転する感光体ドラム
10に一定圧で接触するクリーニングブレード15a
と、感光体ドラム10に軽圧接触し、感光体ドラム10
に付着しているトナーはそのまま通過させるが上記ブレ
ード15aによってかき落とされたトナーはすくい取っ
てクリーナケース15b内へ回収するスクイシート15
cとを備え、更に前記リサイクル機構の一部として、上
記回収されたトナーを排出部18(図25)まで搬送す
るコイルバネ等のトナー搬送部材15dを備えている。
上記スクイシート15cは上述のように感光体ドラム1
0に直接接触するため、感光体ドラム10に傷のつきに
くい材質が使用され、一般的には熱可塑性のウレタンゴ
ムシート等が使用されている。このようなスクイシート
15cは精度良くクリーナケース15bに貼付けられる
よう工夫されており、具体的には図28(a)に示すよ
うに、スクイシート15cを金属板からなる支持板15
eに両面接着テープ15f等で予め貼付けておいたもの
を、図27に示すようにクリーナケース15bに取り付
けるようにしてある。
【0011】ところが、金属板からなる支持板15eに
薄いウレタンゴムシート(通常0.1〜0.2mm 厚)からな
るスクイシート15cを貼付けることによる弊害とし
て、それぞれの熱膨張率の違いにより、温度上昇に伴っ
て図28(b)に示すようにスクイシート15cの先端
にうねりが発生するという問題があった。詳しくは、例
えば支持板15eとして圧延鋼板でできた金属板を使用
し、スクイシート15cとして熱可塑性ウレタンゴムシ
ートを使用して、室温20℃で組み立てた状態を図28
(a)に示してあり、その後、この組み立て品を35℃
環境に放置した状態を図28(b)に示してある。この
場合、圧延鋼板の線膨張係数は約 1.1×10 -5/ ℃であ
り、また、熱可塑性ウレタンゴムシートの線膨張係数は
約20×10-5/℃であることから、図28(a)の状態か
ら図28(b)の状態となるまで15deg の温度上昇が
ある場合、スクイシート15c及び支持板15eの長手
方向の長さを300mm とすると、支持板15eは約0.05mm
しか膨張しないのに対し、スクイシート15cは約0.9m
m も膨張する。この膨張量の差により、図28(b)の
ようにスクイシート15cの先端には波打ったようなう
ねりが発生する。このうねりを矢印D方向から見た状態
を図29(a)に示す。スクイシート15cにこのよう
なうねりが発生した結果、そのうねりの生じたスクイシ
ート15c先端と感光体ドラム10表面との間に、図2
9(b)に示すようにうねりのピッチで部分的に隙間1
5gが発生し、ブレード15aでかき落とされたトナー
が上記隙間15gを介してクリーナ15の外部へ落下
し、トナー飛散の原因となった。更に、その飛散したト
ナーが用紙上に落下し、用紙上の汚れとなって画像品質
を低下させたり、また、転写器14(図24)等の電極
に付着して画像品質を低下させるという問題にもつなが
った。このように、クリーナにおいてもトナー飛散に関
して解決すべき課題を有している。
【0012】本発明は、以上のような背景のもと、プロ
セスユニットのトナー飛散(漏れ)のない、それでいて
リサイクル機構を容易に適用可能な画像形成装置を提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、トナー収容槽を有し該トナー収容槽に収容
するトナーで像担持体上の潜像を現像する現像器を備え
た第1のプロセスユニットと、像担持体上の残留トナー
を除去するクリーナを備えた第2のプロセスユニットと
を装置本体に着脱自在に備え、前記第2のプロセスユニ
ットには前記クリーナで除去された除去トナーを前記第
1のプロセスユニットに戻すための排出口を有するトナ
ー排出部を備え、前記第1のプロセスユニットには前記
排出口から除去トナーを受けて前記トナー収容槽に回収
する受け口を有するトナー受け部を備え、かつ装置本体
が開閉自在な第1、第2の機体からなる画像形成装置に
おいて、前記第1のプロセスユニットの前記トナー受け
部に設けられ、前記第1のプロセスユニットの装置本体
への装着動作に連動して装置本体と当接し前記トナー受
け部の受け口を閉成状態から開成状態へ変化させる移動
自在な第1のシャッタ部材と、前記第2のプロセスユニ
ットの前記トナー排出部に設けられ、前記第1のプロセ
スユニットとの当接により前記排出口を閉成したまま第
1位置に移動可能であり該第1位置から更に移動して前
記排出口を開成可能な第2のシャッタ部材と、前記第1
の機体に設けられ前記第2の機体との閉成時に前記第1
位置に移動された前記第2のシャッタ部材と係合して該
第2のシャッタ部材を開成位置に移動させる当接部と、
前記第1、第2のプロセスユニットの各々に設けられ、
前記第1のプロセスユニットの装置本体からの離脱動作
に伴って第2のプロセスユニットを離脱可能なように第
2のプロセスユニットを第1のプロセスユニットに掛止
する係合手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】
【作用】第1、第2のプロセスユニットの装置本体への
装着は、第2の機体に対し第1の機体を開成した状態の
まま行われる。この状態で第1のプロセスユニットを装
置本体に装着すると、装置本体との当接により第1のシ
ャッタ部材が開いてトナー受け部の受け口が開放する。
続いて第2のプロセスユニットを装置本体に装着する
と、先に装着済みの第1のプロセスユニットとの当接に
より第2のシャッタ部材が第1位置に移動する。ただ
し、この時点ではまだ第2のプロセスユニット側のトナ
ー排出部の排出口は第2のシャッタ部材によって閉じら
れたままである。その後、第1の機体を閉成すると、上
記第1位置に移動していた第2のシャッタ部材が第1の
機体と係合することにより、第2のシャッタ部材が開い
てトナー排出部の排出口が開放する。この状態で上記の
受け口と排出口とが連通することになり、第2のプロセ
スユニット側のクリーナで除去されたトナーが排出口及
び受け口を介して第1のプロセスユニット側の現像器内
へ搬送可能な状態となる。このようにユニットの装着動
作に伴い、受け口が開放した後に、その上方に位置する
排出口が開放するので、第2のシャッタ部材の開放と同
時に排出口からトナーが落下したとしても、このトナー
は外部へ飛散することなく受け口に受け入れられる。
【0015】一方、第1、第2のプロセスユニットの装
置本体からの離脱も、第2の機体に対し第1の機体を開
成した状態のまま行われる。この状態で第2のプロセス
ユニットを先に装置本体から離脱することは可能である
が、第1のプロセスユニットを先に離脱しようとする
と、この第1のプロセスユニットに第2のプロセスユニ
ットが係合手段により掛止された状態にあることから、
第1、第2のプロセスユニットが合体したまま同時に離
脱される。このように第1のプロセスユニットを単独で
離脱することが阻止されるので、単独の離脱によるユニ
ットの破損等がなくなる。同様に、上記装着の際も、第
2のプロセスユニットを先に装置本体に装着してしまう
と、その後から第1のプロセスユニットを装着しようと
しても上記係合手段によって装着が阻止され、よって装
着時のユニットの破損等もなくなる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図22は本発明の一実施例の画像形
成装置(ここでは一例としてプリンタ装置を示す)の概
略構成を示す全体図であるが、本実施例の特徴とする部
分はほとんど示されていない。この装置は、大略、図2
4に示したものとほぼ同様に、給紙カセット1、給紙ロ
ール2、画像形成部3(感光体ドラム10、帯電器1
1、光書き込みヘッド12、現像器13、転写器14、
クリーナ15、排出用パイプ16等)、定着器4等を装
置本体M内に備えており、その装置本体Mは上部機体M
1 と下部機体M2 とに分割されヒンジ軸5を支点として
上部機体M1 が下部機体M2 に対し開閉自在に構成され
ている。そして、現像器13が第1のプロセスユニット
11として構成されると共に、感光体ドラム10、帯電
器11、クリーナ15及び排出用パイプ16等が一体化
され第2のプロセスユニットU12として構成され、これ
ら2つのプロセスユニットU11、U12は互いに分割可能
であり上部機体M1 を開成した状態で装置本体Mの所定
の装着部に上下方向(矢印B方向)に着脱自在となって
いる。
【0017】上記のように分割型に構成した第1、第2
のプロセスユニットU11、U12は、詳しくは図1〜図5
に示すように構成されている。なお、図1は合体状態に
あるプロセスユニットU11、U12の概略側面図、図2は
合体状態にあるプロセスユニットU11、U12の概略断面
図、図3はプロセスユニットU11、U12の装着方法を説
明するための図、図4は分離状態にあるプロセスユニッ
トU11、U12の外観斜視図、図5は合体状態にあるプロ
セスユニットU11、U12の外観斜視図である。
【0018】これらの図に示すように、第2のプロセス
ユニットU12側にはその中のクリーナ15で除去された
除去トナーを第1のプロセスユニットU11側の現像器1
3内へ戻してやるトナー排出部である排出用パイプ16
が設けられ、また、第1のプロセスユニットU11側には
上記排出用パイプ16によって搬送されてきたトナーを
受けて現像器13内のトナー収容槽(ホッパー)へ回収
するトナー受け部である受け用パイプ17が設けられて
おり、これら全体でトナーのリサイクル機構を構成して
いる。このリサイクル機構におけるシャッタ構造(シャ
ッタ部材61、62)等、より詳細な構成については、
後に述べる。
【0019】また、本実施例では、第1、第2のプロセ
スユニットU11、U12の装置本体Mへの着脱を操作性良
く行うための各種機構を備えている。まず、図4に示す
ように、第1のプロセスユニットU11のユニットケーシ
ング22の両側面部には、このユニットU11を装置本体
内に装着する際の位置決め用の支持軸31、32が突設
され、また、第2のプロセスユニットU12のユニットケ
ーシング40の両側面部には、第1のプロセスユニット
11側へ向けてアーム状に延び上記支持軸31、32と
それぞれ係合可能な引っ掛け部41、42が設けられて
おり、これら支持軸31、32と引っ掛け部41、42
とで係合手段を構成している。引っ掛け部41、42を
それぞれ支持軸31、32と係合させた状態で、第1の
プロセスユニットU11の所定位置に第2のプロセスユニ
ットU12が位置決めされて合体状態となる。
【0020】更に、第2のプロセスユニットU12には、
図3、図4等に示すように、そのユニットケーシング4
0の底面部の四隅に、それぞれ位置決め用の突出部4
3、44、45、46が下方へ向けて突設されている。
なお、図3において手前側に見える2つの突出部43、
45と全く重なり合うように、奥側にもそれぞれ突出部
44、46が設けられている。これらの中で、2つの突
出部43、44は、図3に示すように、装置本体Mの基
本的な骨格を構成するフレームFに設けられた孔51、
52にそれぞれ嵌合可能であり、残りの2つの突出部4
5、46は上記フレームFの一部として上方へ向けて突
設された凸部53、54の上端にそれぞれ当接可能であ
る。従って、第2のプロセスユニットU12は、その突出
部43、44をそれぞれ孔51、52に嵌合させると共
に突出部45、46を凸部53、54に当接させた状態
にすることで、装置本体Mに対し精度良く位置決めされ
る。
【0021】よって、第1、第2のプロセスユニットU
11、U12を装置本体Mに装着するには、まず第1のプロ
セスユニットU11をその支持軸31、32が装置本体M
側の所定の位置決め溝(図6中に符号55、56で示
す)と嵌合するよう装置本体M内の所定の装着部に装着
し、続いて第2のプロセスユニットU12の引っ掛け部4
1、42を上記支持軸31、32に引っ掛け、更に突出
部43、44を装置本体M側の孔51、52と嵌合させ
ると共に突出部45、46を凸部53、54と当接させ
た状態に第2のプロセスユニットU12を位置決めする。
このように位置決めされた状態を図6に示す。なお、図
6(a)は装置本体M内に位置決めされ合体状態にある
第1、第2のプロセスユニットU11、U12を上方から見
た図、図6(b)は第2のプロセスユニットU12のみを
矢印X方向から見た図、図6(c)は第1のプロセスユ
ニットU11のみを矢印X方向から見た図である。この位
置決めにより、第1のプロセスユニットU11側の受け用
パイプ17の上方の所定位置に第2のプロセスユニット
12側の排出用パイプ16が位置決めされ、排出用パイ
プ16から受け用パイプ17へかけてのトナー搬送経路
が形成される(この際に重要なシャッタ機構の構成およ
び動作については、後に詳しく述べる)。なお、予め引
っ掛け部41、42を支持軸31、32に引っ掛けて第
1、第2のプロセスユニットU11、U12を合体状態と
し、この状態のまま装置本体M内に位置決めすることも
可能である。ただし、図3に示すように、第2のプロセ
スユニットU12を先に装着してから、その後に第1のプ
ロセスユニットU11を装着しようとすると、支持軸3
1、32が引っ掛け部41、42の上端と当接して、第
1のプロセスユニットU11が下方へそれ以上進入するの
を阻止するため、受け用パイプ17と排出用パイプ16
とがぶつかり合って破損するのを防止することができ、
ユニット装着時の操作性が極めて良好となる。なお、上
部機体M1 には、その閉成時に第1のプロセスユニット
11の上端部と当接してこのユニットU11を下方へ押圧
する当接部(図9中に符号57で示す)が設けられてお
り、この当接部57によりユニットU11、U12を所定位
置に確実にロックすることができる。
【0022】一方、第1、第2のプロセスユニット
11、U12を装置本体から離脱するには、上部機体M1
を開成状態としてから、第2のプロセスユニットU12
先に装置本体Mから離脱し、その後に第1のプロセスユ
ニットU11を離脱する。ここで、第1のプロセスユニッ
トU11を先に離脱しようとすると、この第1のプロセス
ユニットU11に第2のプロセスユニットU12が引っ掛け
部41、42により掛止された状態にあることから、第
1、第2のプロセスユニットU11、U12が合体したまま
同時に離脱される。このようにして第1のプロセスユニ
ットU11を単独で離脱することが阻止されるので、単独
の離脱時に受け用パイプ17がその上方の排出用パイプ
16とぶつかることによるユニットの破損を防止するこ
とができる。
【0023】また、第2のプロセスユニットU12の装置
本体Mへの装着の有無を検知するための機構として、図
1、図4等に示すようにユニットU12の一端部に仲介部
材47が設けられている。この仲介部材47は、詳しく
は図7に示すように、上下方向に貫通した中空部47a
中に、この中を上下方向に移動自在な棒状のセットピン
47bと、このセットピン47bを上方へ付勢するバネ
47cとが収納された構成からなる。更に、上部機体M
1 には、ユニットU12が装置本体Mの所定位置に位置決
めされた状態(図6参照)での上部機体M1 の閉成時に
上記バネ47cによる付勢力に抗して上記セットピン4
7bを押下する突起58が設けられ、また、下部機体M
2 側には上記セットピン47bの押下により仲介部材7
1を介してオンされる安全スイッチ72が設けられてい
る。
【0024】このような検知機構を備えたことにより、
もし第2のプロセスユニットU12が装置本体Mに装着さ
れていない状態で上部機体M1 を閉じたとしても、上部
機体M1 側の突起58と下部機体M2 側の仲介部材71
との間にはユニットU12の仲介部材47が存在しないこ
とから、安全スイッチ72がオンされず、よって第2の
プロセスユニットU12が未装着であると判断され、装置
の駆動が禁止される。一方、第2のプロセスユニットU
12が図6(b)に示すように装置本体Mの所定位置に装
着されている状態で上部機体M1 を閉じれば、突起58
がセットピン47b及び仲介部材71を介して安全スイ
ッチ72をオンするので、第2のプロセスユニットU12
は装着されていると判断され、装置の駆動が可能とな
る。従来、ユニットU12の有無を検知する手段として
は、ユニットU12の有無によりオン、オフする専用のマ
イクロスイッチ等を安全スイッチとは別個に装置本体側
に設けたものがあるが、これだとマイクロスイッチ等の
高価な部品を必要とするだけでなく、その設置スペース
も比較的広く必要となり、またマイクロスイッチまでの
電気配線も必要になる等、不具合が多かった。その点、
本実施例では、上記のように安全スイッチ72がユニッ
トU12の有無検知のためのスイッチをも兼用し、仲介部
材47、71等の非常に簡単、小型かつ安価な構成を追
加するだけで、ユニットU12の有無を容易かつ確実に検
知して、ユニットU12の入れ忘れ時の装置の誤動作を有
効に防止できる。
【0025】次に、前記リサイクル機構のより詳細な構
成を、図8〜図13を用いて説明する。なお、図8
(a)は合体状態にある第1、第2のプロセスユニット
11、U 12の概略側面図、図8(b)は受け用パイプ1
7を図8(a)の手前側から見た断面図、図8(c)は
受け用パイプ17を図8(a)の右手側からみた断面
図、図9は排出用パイプ16と受け用パイプ17との連
結部分の断面図、図10(a)、(b)は受け用パイプ
17に設けられた第1のシャッタ部材の動作を説明する
ための図、図11(a)、(b)、(c)は排出用パイ
プ16に設けられた第2のシャッタ部材の動作を説明す
るための図、図12は第1のプロセスユニットU11の現
像器13の一部であるホッパー13a内を示す断面図、
図13は受け用パイプ17のトナー受け口17aに設け
られたトナーシールテープを示す図である。
【0026】図9に示すように、排出用パイプ16内に
はスパイラルロールやコイルバネ等のトナー搬送部材1
6bが設けられており、このトナー搬送部材16bによ
って排出用パイプ16内を搬送されてきたトナーを排出
するための排出口16aが、排出用パイプ16の先端部
に下方を向けて設けられている。一方、受け用パイプ1
7には、排出口16aから排出されたトナーを受けるた
めの受け口17aが排出口16aの丁度真下に上方を向
けて設けられており、更に受け用パイプ17内(及び現
像器13のトナー収容槽であるホッパー13a内)に
は、図8(c)及び図12にも示すように、上記受け口
17aで受けたトナーを現像器13内のホッパー13a
内へ搬送するためのスパイラルロールやコイルバネ等の
トナー搬送部材17bが設けられている。トナー搬送部
材16b、17bはその一端部側が装置本体の駆動源か
ら駆動力の伝達される駆動ギア等(図12では駆動ギア
13b)と連結されることで、トナー搬送のための回転
駆動が行われる。
【0027】更に、図8及び図9に示すように、受け用
パイプ17の受け口17aと排出用パイプ16の排出口
16aには、それぞれ回転式の第1、第2のシャッタ部
材61、62が設けられている。第1のシャッタ部材6
1は受け用パイプ17の受け口17aを含む先端部外周
の大部分を覆い、かつ受け用パイプ17の中心軸を中心
に矢印E1 、E2 方向へ回動自在に構成され、不図示の
バネ等により常に矢印E1 方向へ付勢されている。シャ
ッタ部材61における受け口17aの位置と対応する内
壁部には受け口17aを封じるためのシール部材61a
が設けられており、このシール部材61aが受け口17
aを覆うか否かで受け口17aの開閉を行う。更に、シ
ャッタ部材61の端面部には突起61bが設けられてお
り、第1のプロセスユニットU11を装置本体Mに装着し
た場合、図10に示すように装置本体M側のフレームF
に設けられた凸部59に上記突起61bが当接するよう
になっている。ユニットU11の未装着時にはシャッタ部
材61が矢印E1 方向に付勢されて受け口17aが閉成
状態に維持されているが、ユニットU11の装置本体Mへ
の装着時には、図10(b)に示すように上記突起61
bが凸部59と当接してシャッタ部材61が矢印E2
向に回転することで、受け口17aが開成状態に切り換
わる。
【0028】一方、第2のシャッタ部材62は、排出用
パイプ16の排出口16aを含む先端部外周の大部分を
覆い、かつ排出用パイプ16の中心軸を中心に矢印
1 、F 2 方向へ回動自在に構成され、不図示のバネ等
により常に矢印F1 方向へ付勢されている。シャッタ部
材62における排出口16aの位置と対応する内壁部に
は、図11に示すように、排出口16aを封じるための
シール部材62aが設けられており、このシール部材6
2aが排出口16aを覆うか否かで排出口16aの開閉
を行う。更に、図8(c)及び図11に示すように、シ
ャッタ部材62の外周部には突起62bが設けられてお
り、第2のプロセスユニットU12を装置本体Mに装着し
た場合、受け用パイプ17の一部に上方へ向けて突設さ
れた突起63に上記突起62bが当接することでシャッ
タ部材62が矢印F2 方向へ所定量だけ回転した第1位
置へ移動するようになっている。ユニットU12の未装着
時には図11(a)に示すようにシャッタ部材62が矢
印F1 方向に付勢されて排出口16aが閉成状態に維持
されているが、シャッタ部材62が上記第1位置へ移動
した場合にもまだ排出口16aは閉成状態のままであ
る。更にまた、上部機体M 1 (図22)の一部に、図1
1に示すように下方へ向けて当接部としての突起64が
設けられ、かつシャッタ部材62が上記第1位置にある
時のみ上記突起64と係合するもう1つの突起62cが
シャッタ部材62に設けられている。第1および第2の
プロセスユニットU11、U12が共に装置本体に装着され
た状態で上部機体M1 が閉成される時に、図11(c)
に示すように突起64が突起62cを押し下げることに
よりシャッタ部材62が上記第1位置から更に矢印F2
方向へ所定量だけ回転することで、排出口16aが開成
状態に切り換わり、排出口16aと受け口17aとが連
通してトナー搬送が可能となる。
【0029】上記のようなシャッタ構造を備えることに
より、もし第1のプロセスユニットU11を装着せずに第
2のプロセスユニットU12だけを装着した場合には、シ
ャッタ部材62の突起62bが第1のプロセスユニット
11側の突起63と係合することがないので、シャッタ
部材62は図11(a)に示すように矢印F1 方向へ一
杯に回転した状態にあり、それに伴いもう1つの突起6
2cも上記第1位置にはなく矢印F1 方向へ一杯に移動
している。この状態で、仮に上部機体M1 を閉じたとし
ても、上部機体M1 側の突起64が上記突起62cと係
合することがなく、シャッタ部材62は開成位置へ移動
しない。従って、もし第1のプロセスユニットU11を装
着せずに上部機体M1 を閉じてしまったとしても、排出
用パイプ16内に溜まっていたトナーが排出口16aか
ら落下してトナー飛散の問題が生じるのを防止できる。
【0030】一方、第1のプロセスユニットU11を装着
後に第2のプロセスユニットU12を装着した場合には、
図10(b)に示すようにシャッタ部材61の突起61
bが装置本体M側の凸部59と当接することによりシャ
ッタ部材61が受け口17aを開放する位置まで移動し
た状態で、図11(b)に示すようにシャッタ部材62
の突起62bが受け用パイプ17の突起63と係合する
ので、シャッタ部材62は矢印F2 方向へ回転して上部
機体M1 の突起64と係合可能な第1位置へ移動する。
ただし、この状態ではまだ排出口16aがシャッタ部材
62によって覆われているので、排出用パイプ16内の
トナーは落下しない。この状態で、上部機体M1 を閉成
すると、上部機体M1 の突起64がシャッタ部材62の
突起62cと係合し、図11(c)に示すようにシャッ
タ部材62が開成位置へ移動する。その結果、排出用パ
イプ16内に溜まっていたトナーが排出口16aから落
下しても、そのトナーは受け口17aを介して受け用パ
イプ17内に収容されることになり、トナー飛散の問題
は発生しない。なお、装置本体外で予め第1、第2のプ
ロセスユニットU11、U12を合体させた状態のまま装置
本体内に装着する場合も、シャッタ部材61が開成位置
へ移動した後に、上部機体M1 の閉成によりシャッタ部
材62が開成位置へ移動することになるので、同様にト
ナー飛散の問題は発生しない。
【0031】また、本実施例では、第1のプロセスユニ
ットU11が新品である場合に、その輸送時等に受け用パ
イプ17の受け口17aからトナーが漏れるのを防止す
るための手段として、図13に示すように、受け用パイ
プ17の受け口17aの全面を覆うトナーシールテープ
66が設けられている。このトナーシールテープ66は
例えばポリプロピレン等でできた厚さ60μm 程度の薄
いテープ状部材であり、その裏側(受け用パイプ17の
外周面と接触する側)には両面接着テープ等の接着剤が
設けられている。このような構成からなるトナーシール
テープ66が図13に示すように受け用パイプ17外周
面の受け口17aの周辺までしっかり接着されており、
しかもその上を更にシャッタ部材61で覆っているた
め、受け口17aは完全に封止され、内部のトナーが受
け口17aから外部へ漏れることはない。トナーシール
テープ66は受け口17a及びその周辺部だけでなく、
更に受け用パイプ17の外周面からシャッタ部材61の
外周面へかけて取り巻くよう延設されており、その途中
部分66aが受け用パイプ17外周面からシャッタ部材
61外周面へかけて接着され、最終端66bは折り返さ
れてテープ剥離操作用の把手部となっている。従って、
シャッタ部材61の回転も阻止され、仮に第1のプロセ
スユニットU11が受け口17aを下方へ向けた状態のま
ま輸送されるようなことがあったとしても、受け口17
aから外部へトナーが漏れるのを確実に防止することが
できる。
【0032】なお、第1のプロセスユニットU11の使用
開始にあたって、トナーシールテープ66を剥離するに
は、まず最終端66bをつまんで引っ張ることで途中部
分66aを受け用パイプ17及びシャッタ部材61の外
周面から剥がし、続いて最終端66bをつまんだまま矢
印E2 方向へ引っ張っていくと、それに伴いシャッタ部
材61が徐々に矢印E2 方向へ回転しつつ受け口17a
の封止が徐々に解けていき、最終的にトナーシールテー
プ66を完全に引き剥がすことにより、受け口17aの
封止を完全に解くことができる。このように、トナーシ
ールテープ66によるトナー密封性は高いが、その剥離
操作は極めて容易で、誰にでも簡単に行うことができ
る。
【0033】また、上記のようなトナーシールテープ6
6を貼付けた場合、ユニットU11の使用開始時にユーザ
がトナーシールテープ66を剥がすのをうっかり忘れて
しまう場合も考えられる。万一、そのような状態のまま
2つのプロセスユニットU11、U12が装置本体Mに正常
に装着されたりすると、排出口16aから落下したトナ
ーが閉成位置にあるシャッタ部材61の上面に落下して
堆積し、そのまま使い続けると排出用パイプ16内にト
ナーが詰まってトナー搬送部材16bが回転不能となっ
て重大な事故となるおそれがある。その点、本実施例で
は、上述のようにトナーシールテープ66によりシャッ
タ部材61が回転不可となっているので、この状態でユ
ニットU11を装置本体Mに装着しようとすると、図10
(a)に二点鎖線で示すように突起61bが凸部59と
当接した時点でユニットU11がそれ以上下方へ進入でき
なくなり、正常な装着状態(図10(b)に示す状態)
よりもHだけ高い位置に静止する。よって、このような
異常な装着状態をユーザが見て、トナーシールテープ6
6の剥がし忘れに気付くことができる。もし、これでも
気付かない場合は、最終的に上部機体M1 を閉じようと
するかもしれないが、正常時には図9に示したようにユ
ニットU11の上端部に当接部57が当接した状態で上部
機体M1 を閉じることができたものが、異常時にはユニ
ットU11が上記のようにHだけ高い位置にあるため、上
部機体M1 を正常位置まで閉じることが不可能となる。
そのため、上部機体M1 の閉成時にオンされる安全スイ
ッチ(図7に示した安全スイッチ72)がオフのままと
なり、装置の駆動が禁止される。なお、ユニットU11
正常位置にある時のみこのユニットU11と係合するよう
なマイクロスイッチやフォトスイッチ等を装置本体側に
設けることで上記と同様な剥がし忘れ対策をとることは
当然可能であるが、このようなスイッチ類を用いずと
も、上部機体M1 が正常に閉じないというだけで実用上
十分でもある。
【0034】トナー飛散防止を考慮したシャッタ構造と
しては、前述のものの他に、例えば図14及び図15に
示すような構造とすることもできる。ここに示したもの
は、シャッタ部材62に排出口16a及び受け口17a
の周辺部を覆う覆い部材62dを設けると共に、シャッ
タ部材61にも上記覆い部材62dと共に上記周辺部を
覆う覆い部材61cを設けたものである。これらの覆い
部材62d、61cは上記周辺部との間に極力隙間が生
じない構造となっており、トナー飛散を更に効果的に防
止することができる。なお、ここでは、覆い部材62d
の一部が上部機体M1 の突起64と係合する突起62c
(図11)を兼用しており、また、もう1つの覆い部材
61cもシャッタ部材62の突起62bと係合する突起
63(図11)を兼用しているが、これらは互いに別体
であってもよい。
【0035】前記図11には上部機体M1 に直接設けら
れた突起64によってシャッタ部材62を開成させる機
構を示したが、これだと、上部機体M1 に突起64(図
11)と当接部57(図9)が別々に設けられており、
突起64によるシャッタ部材62の開成動作と、当接部
57による第1のプロセスユニットU11のロック動作と
がそれぞれ独立した機構となっているため、上部機体M
1 に突起等の数が増えて外観が悪くなる等、幾つかの不
具合がある。そこで、このような不具合を解消した変形
例を図16に示す。これは、上記の開成動作とロック動
作とを同一部材で同時に行うようにしたものである。す
なわち、第1のプロセスユニットU11の側面部には、上
部機体M1 の閉成時にこの上部機体M1 の当接部73に
当接可能な第1のレバー74と、支持軸31に当接可能
な第2のレバー75とが同一の軸76を支点として回動
自在に設けられると共に、これら第1、第2のレバー7
4、75は軸76に巻き付けられたコイルバネ77によ
って互いの角度が開く方向へ付勢され、上部機体M1
開成時には図中に実線で示す位置に保持される。更に、
第1のレバー74には、当接部73との当接時にシャッ
タ部材62の突起62cと当接する突起78が一体的に
設けられている。
【0036】上記構成において、上部機体M1 の開成時
には、当接部73と第1のレバー74との係合がないた
め、ユニットU11のロックは解除され、シャッタ部材6
2は閉成位置にある。一方、上部機体M1 の閉成時に
は、図中に二点鎖線で示すように上部機体M1 の当接部
材73が第1のレバー74を押し下げるので、これに伴
うコイルバネ77のねじれにより第2のレバー75に負
荷がかかって支持軸31がロックされ、これと共に、突
起78がシャッタ部材62の突起62cを押し下げるこ
とによりシャッタ部材62が開成位置へ移動する。この
ように、上部機体M1 にただ1個の当接部73を設ける
だけでシャッタ部材62の開成動作とユニットU11のロ
ック動作とを同時に行うことができるので、以下のよう
な利点が得られる。すなわち、まず、上部機体M1 にた
だ1個の当接部73を設けるだけでよいので設計が簡単
であり、上部機体M1 の金型コストも安くなり、しかも
上部機体M1 側の外観が良くなる。また、図11に示し
た突起64としては上部機体M1 からシャッタ部材62
まで達する非常に長い部材を必要としたのに比べ、上記
突起77は非常に短い部材で済み、よって折れにくく、
しかも外観も良くなる。更には、同一部材であるため、
位置精度が向上するという利点もある。以上では主にト
ナーのリサイクル機構及びそのトナー飛散防止対策につ
いて述べたが、本実施例では、現像器13やクリーナ1
5に対しても、前記図26〜図29で述べたトナー漏れ
やトナー飛散の問題を解消するための対策を設けてあ
る。その一例を以下に示す。
【0037】図17〜図19は現像器13に対して設け
たトナー漏れ防止対策を示したものである。すなわちこ
れは、非磁性一成分現像方式の現像器13において、図
17に示すようにウレタンゴム等でできた弾性ロールか
らなる現像ロール21の端部の周囲とケーシング22と
の隙間にトナー漏れ防止のために設けるシール部材とし
て、図18及び図19に示すようなシール部材80を採
用したものである。このシール部材80は、ポリウレタ
ンフォーム等からなるスポンジ状もしくはフェルト状の
厚手(例えば厚さ1.5 〜3.5mm 程度)の基材81と、テ
フロンテープ等からなる摩擦係数の小さな薄手(例えば
厚さ0.13mm程度)のシート材82とを重ね合わせ、更に
これらの一端部側の一部分のみを両面接着テープ83等
で接着したものである。このような構成からなるシール
部材80は、図17に示すように現像ロール21とケー
シング22との隙間に配置され、しかもシート材82と
現像ロール21とが接触し基材81とケーシング22と
が接触する位置関係となっており、基材81とケーシン
グ22とはその一部又は全面が両面接着テープ84(図
18)等で接着される。更に、図19に示すように、両
面接着テープ83による基材81とシート材82との接
着領域は、現像ロール21の回転方向上流側であって現
像ロール21の外周面とは接触しない領域(直線部S)
に設けられる。
【0038】このようなシール部材80を設けたことに
よるトナー漏れ防止作用を、図19を用いて説明する。
まず、現像器13内のトナーT(図17)がシール部材
80に接触(侵入)し始める位置、すなわち図17に示
すG位置では、図19(a)に示すように、シール部材
80の直線部Sにはシワは発生しないが、現像ロール2
1の周面に沿った領域である曲線部Rには基材81の厚
みによる曲率の差により基材81の内側に圧縮力が作用
してシワA0 〜P0 が発生する。ところが、現像ロール
21の周面と直接接触するシート材82は例えば厚さ0.
13mmと非常に薄く、しかも基材81とは現像ロール21
の回転方向上流側の直線部Sのみで接着されているの
で、曲線部Rにおける基材81のシワA0 〜P0 の影響
を全く受けず、よって現像ロール21とシート材82と
の摩擦力によりシート材82に引っ張り力が発生しても
シート材82にはシワや変形は全く発生しない。このよ
うにシワが発生しないことに加えて、シート材82は平
滑性に優れ、常に基材81の圧力を受けているため、常
に現像ロール21の周面と密着した状態にある。従っ
て、上記G位置では、基材81のシート材82との間に
できたシワA0 〜P0 の中にトナーTが侵入することは
はあっても、シート材82と現像ロール21との間へト
ナーTが侵入することはない。
【0039】一方、上記G位置よりも更に外側へ移動し
たH位置(図17)では、図19(b)に示すように、
シート材82にはG位置と同様に全くシワがなく現像ロ
ール21周面と密着した状態にあるが、基材81には上
記G位置でのシワA0 〜P0がそのまま連続して現れる
のではなく、位置や深さの変化した別個のシワA1 〜N
1 ができているため、同図に示すようにトナーTの侵入
したシワ(黒く塗りつぶした部分)があったりなかった
りする。従って、シール部材80の幅(図17における
左右方向の幅)が2〜3mm以上あれば、トナーの侵入は
途中で止まってしまい、外部にまで漏れることがない。
そして、このようにトナーの侵入する部分(シワ)は基
材81とシート材82との間であって、現像ロール21
と直接接触する部分ではないため、図26(a)に示し
たような現像ロール21端部でのトナー汚れ25が発生
する心配がなく、安定したトナーシール性を確保でき
る。しかも、摩擦係数の小さなシール材82を現像ロー
ル21と接触させているため、現像ロール21にスムー
ズな回転性と安定した駆動トルクを与えることができ
る。なお、基材81とシート材82との接着領域は、上
述のように直線部Sに設けられることが最も望ましい
が、一部が曲線部R側へ入り込んでも、さほど効果に変
わりはない。
【0040】次に、図20及び図21はクリーナ15に
対して設けたトナー飛散防止対策を示したものである。
これは、クリーニングブレード15aによって感光体ド
ラム10からかき落とされた未転写の残留トナーをすく
い取ってクリーナケース15b内へ回収するための構造
として、スクイシート91を両面接着テープ92等で支
持板93に貼付けたものをクリーナケース15bの所定
位置へ取り付けたものである。この図を見た限りでは、
図27及び図28に示したものと同様であるが、それら
の材料に以下のような工夫を凝らしてある。すなわち、
スクイシート91として、厚さ0.2mm 程度の熱可塑性ウ
レタンゴムシートを所定サイズに切断したものを使用
し、また、支持板93として、ポリスチレンを材料に押
し出しあるいはインジェクション等の成形手段で成形し
たものを使用してある。ここで、スクイシート91の材
料として使用した熱可塑性ウレタンゴムシートの線膨張
係数は約20×10-5/ ℃であり、また、支持板93の材料
として使用したポリスチレンの線膨張係数も約20×10-5
/ ℃であり、スクイシート91と支持板93の線膨張係
数は同じである。そして、スクイシート91と支持板9
3は同一の温度となるように一定温度雰囲気に放置した
後、不図示の組み立て治具により精度良く組み立てるよ
うにしてある。
【0041】このようにして組み立てられたスクイシー
ト91と支持板93とは、上述のように線膨張係数が同
一であることから、上記組み立て後に温度変化を与えて
も、それによる膨張あるいは収縮の量は互いに同じにな
る。よって、クリーナ15にスクイシート91及び支持
板93を取り付けた後に温度変化が生じても、スクイシ
ート91には図29に示したようなうねりが発生せず、
これにより感光体ドラム10との間に隙間もできないた
め、ブレード15aでかき落とされたトナーをスクイシ
ート91により確実にすくい取ることができ、トナーが
クリーナ15外へ落下するのを防止することができる。
なお、スクイシート91と支持板93のそれぞれの材料
は上述のものに限定されるものではなく、線膨張係数が
同一か近似のものであって、それぞれの部材に要求され
る特性を損なわないものであれば、その他のものも使用
可能である。
【0042】以上に述べたように、本実施例によれば、
トナーのリサイクル機構における排出口16aと受け口
17aとの連結部でのトナー飛散を確実に防止できるだ
けでなく、現像器13やクリーナ15でのトナー飛散を
も有効に防止して、プロセスユニット全体のトナー汚れ
を極力抑え、しかもプロセスユニットの着脱時の操作性
にも優れた画像形成装置を実現できる。
【0043】なお、これまでに述べた実施例では、第2
のプロセスユニットU12側の排出用パイプ16を腕状に
長く構成して第1のプロセスユニットU11側で受け用パ
イプ17と係合する構成としたが、これとは逆に、第1
のプロセスユニットU11側の受け用パイプ17を腕状に
長く構成して第2のプロセスユニットU12側で排出用パ
イプ16と係合する構成としてもよい。
【0044】また、第2のプロセスユニットU12が必ず
しも感光体ドラム10を備えている必要はなく、第1の
プロセスユニットU11が少なくとも現像器を備え、第2
のプロセスユニットU12が少なくともクリーナを備えた
ものであれば、同様に本発明を適用可能である。
【0045】更に、本発明は、装置本体が下部機体に対
して上部機体が開閉自在に構成されたものの他にも、例
えば装置本体が左右に開閉自在に構成されたもの等、装
置本体が互いに開閉自在な第1機体と第2機体とに分割
可能な各種の画像形成装置に適用可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、トナーリサイクル機構
を分割型のプロセスユニットに容易に適用することがで
きる。しかも、分割された第1、第2のプロセスユニッ
トの正常な装着動作に伴い、第1のプロセスユニット側
の受け口が開放した後に、その上方位置で第2のプロセ
スユニット側の排出口が開放するので、トナーを外部へ
飛散させることなく上記排出口から上記受け口へスムー
ズに移行させることができる。
【0047】更に、第2のプロセスユニットを先に装着
したり、第1のプロセスユニットを単独で離脱するとい
った異常な着脱操作が阻止されるので、それら異常な着
脱操作によって起こるユニットの破損等をなくすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における合体状態のプロセス
ユニットU11、U12の概略側面図である。
【図2】合体状態のプロセスユニットU11、U12の概略
断面図である。
【図3】プロセスユニットU11、U12の装着方法を説明
するための図である。
【図4】分離状態のプロセスユニットU11、U12の外観
斜視図である。
【図5】合体状態のプロセスユニットU11、U12の外観
斜視図である。
【図6】装置本体M内に位置決めされた第1、第2のプ
ロセスユニットU11、U12を示す図であり、(a)は第
1、第2のプロセスユニットU11、U12を上方から見た
図、(b)は第2のプロセスユニットU12のみを矢印X
方向から見た図、(c)は第1のプロセスユニットU11
のみを矢印X方向から見た図である。
【図7】第2のプロセスユニットU12の装置本体Mへの
装着の有無を検知するための機構(仲介部材47等)を
示す図である。
【図8】排出用パイプ16と受け用パイプ17との連結
部分を示す図であり、(a)は合体状態の第1、第2の
プロセスユニットU11、U12の概略側面図、(b)は受
け用パイプ17を図8(a)の手前側から見た断面図、
(c)は受け用パイプ17を図8(a)の右手側からみ
た断面図である。
【図9】排出用パイプ16と受け用パイプ17との連結
部分の断面図である。
【図10】受け用パイプ17に設けられた第1のシャッタ
部材61の動作を説明するための図であり、(a)は第
1のプロセスユニットU11を装置本体Mへ装着する前の
シャッタ部材61の回転位置を示し、(b)は第1のプ
ロセスユニットU11を装置本体Mへ正常に装着した場合
のシャッタ部材61の回転位置を示している。
【図11】排出用パイプ16に設けられた第2のシャッタ
部材62の動作を説明するための図であり、(a)は第
2のプロセスユニットU12を装置本体Mへ装着する前の
シャッタ部材62の回転位置を示し、(b)は第2のプ
ロセスユニットU12を装置本体Mへ装着した場合のシャ
ッタ部材62の回転位置を示し、(c)は更に上部機体
1 を閉じた場合のシャッタ部材62の回転位置を示し
ている。
【図12】第1のプロセスユニットU11の現像器13の一
部であるホッパー13a内を示す断面図である。
【図13】受け用パイプ17のトナー受け口17aに設け
られたトナーシールテープ66を示す図である。
【図14】トナー飛散防止を考慮したシャッタ構造の変形
例の斜視図である。
【図15】図14に示したシャッタ構造の断面図である。
【図16】シャッタ部材62の開成機構及びユニットU11
のロック機構の変形例を示す概略側面図である。
【図17】現像器13における現像ロール21端部でのト
ナー漏れ防止対策を示す断面図である。
【図18】図17に示したシール部材80を分解して示す
斜視図である。
【図19】現像ロール21及びシール部材80の断面図で
あり、(a)は図17中のG位置での断面図であり、
(b)はH位置での断面図である。
【図20】トナー飛散防止対策の施されたスクイシート9
1及び支持板93の取り付けられたクリーナ15の断面
図である。
【図21】スクイシート91及び支持板93の組み立て体
の斜視図である。
【図22】本発明の一実施例の画像形成装置の概略構成を
示す全体図である。
【図23】従来の分割型のプロセスユニットを装置本体か
ら取り出した状態の画像形成装置の外観斜視図である。
【図24】分割型のプロセスユニットにリサイクル機構を
組み合わせた従来の画像形成装置の全体図である。
【図25】従来のリサイクル機構の断面図である。
【図26】現像器でのトナー汚れの問題を説明するための
図であり、(a)は現像ロール21端部の断面図、
(b)は現像ロール21とシール部材23の断面図であ
る。
【図27】スクイシート15cからのトナー飛散の問題を
説明するためのクリーナ15の断面図である。
【図28】スクイシート15cと支持板15eの組み立て
体の斜視図であり、(a)は20℃環境での状態を示
し、(b)は35℃環境での状態を示す。
【図29】スクイシート15cのうねりの問題を説明する
ための図であり、(a)は図28(b)のスクイシート
15cを矢印D方向から見た図、(b)は感光体ドラム
10とスクイシート15cとの間にできた隙間の状態を
示す図である。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 13 現像器 15 クリーナ 16 排出用パイプ 16a 排出口 16b トナー搬送部材 17 受け用パイプ 17a 受け口 17b トナー搬送部材 31、32 支持軸 41、42 引っ掛け部 43、44、45、46 突出部 47 仲介部材 51、52 孔 53、54 凸部 55、56 溝 61 第1のシャッタ部材 61a シール部材 61b 突起 61c 覆い部材 62 第2のシャッタ部材 62a シール部材 62b 突起 62c 突起 62d 覆い部材 63 突起 64 突起 66 トナーシールテープ 71 仲介部材 72 安全スイッチ 80 シール部材 81 基材 82 シート材 83、84 両面接着テープ 91 スクイシート 92 両面接着テープ 93 支持板 U11 第1のプロセスユニット U12 第2のプロセスユニット M1 上部機体 M2 下部機体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 光夫 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ電子工業株式会社内 (72)発明者 利行 宏一 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ電子工業株式会社内 (72)発明者 依藤 隆雄 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ電子工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー収容槽を有し該トナー収容槽に収容
    するトナーで像担持体上の潜像を現像する現像器を備え
    た第1のプロセスユニットと、像担持体上の残留トナー
    を除去するクリーナを備えた第2のプロセスユニットと
    を装置本体に着脱自在に備え、前記第2のプロセスユニ
    ットには前記クリーナで除去された除去トナーを前記第
    1のプロセスユニットに戻すための排出口を有するトナ
    ー排出部を備え、前記第1のプロセスユニットには前記
    排出口から除去トナーを受けて前記トナー収容槽に回収
    する受け口を有するトナー受け部を備え、かつ装置本体
    が開閉自在な第1、第2の機体からなる画像形成装置に
    おいて、 前記第1のプロセスユニットの前記トナー受け部に設け
    られ、前記第1のプロセスユニットの装置本体への装着
    動作に連動して装置本体と当接し前記トナー受け部の受
    け口を閉成状態から開成状態へ変化させる移動自在な第
    1のシャッタ部材と、 前記第2のプロセスユニットの前記トナー排出部に設け
    られ、前記第1のプロセスユニットとの当接により前記
    排出口を閉成したまま第1位置に移動可能であり該第1
    位置から更に移動して前記排出口を開成可能な第2のシ
    ャッタ部材と、 前記第1の機体に設けられ前記第2の機体との閉成時に
    前記第1位置に移動された前記第2のシャッタ部材と係
    合して該第2のシャッタ部材を開成位置に移動させる当
    接部と、 前記第1、第2のプロセスユニットの各々に設けられ、
    前記第1のプロセスユニットの装置本体からの離脱動作
    に伴って第2のプロセスユニットを離脱可能なように第
    2のプロセスユニットを第1のプロセスユニットに掛止
    する係合手段とを備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
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