JPH06307041A - 竪樋取付具 - Google Patents

竪樋取付具

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Publication number
JPH06307041A
JPH06307041A JP9777393A JP9777393A JPH06307041A JP H06307041 A JPH06307041 A JP H06307041A JP 9777393 A JP9777393 A JP 9777393A JP 9777393 A JP9777393 A JP 9777393A JP H06307041 A JPH06307041 A JP H06307041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical gutter
piece
elastic
gutter
sandwiching
Prior art date
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Pending
Application number
JP9777393A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Fukuoka
貞夫 福岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 竪樋の保持力を高め、かつ保持力の安定化を
図ることもできる竪樋取付具を提供する。 【構成】 竪樋Bを保持する一対の挟着片11,11
と、これらの挟着片11,11の基端部を連結する連結
片12により弾性を有した素材で略コの字形状に形成さ
れた基体1を有し、前記挟着片11の先端部に、竪樋の
側部に設けられた係止溝に係止可能に形成された係止突
部11aが設けられ、前記連結片12に、基体1に装着
させた竪樋の後面と圧接する一対の弾性片14が先端を
挟着片11側に向けて設けられている竪樋取付具Aにお
いて、前記挟着片11の中程部に係止穴11cが形成さ
れ、前記弾性片14の先端に、挟着片11の係止突部1
1aが竪樋の係止溝に係止した状態では前記係止穴11
cの縁部と係合する係合爪14aが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、竪樋を建物に取り付け
るための竪樋取付具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、竪樋の前面側から見えないように
竪樋を保持できる竪樋取付具として、例えば、実開昭6
2−173430号公報や実開平2−43336号公報
等に記載されているようなものが知られている。
【0003】この従来の竪樋取付具は、一対の挟着片と
それらを連結する連結片とで略コの字状に形成された弾
性体からなる基体を有し、その基体の両挟着片に、竪樋
の側部に形成された係止溝に挿入係止させる係止突部を
突設させ、かつ連結片に、竪樋の後面を前面方向に押圧
する弾性片を取り付けた構造となっている。従って、基
体の両挟着片の係止突部を竪樋の係止溝に挿入係止させ
た時には、同時に、弾性片が竪樋を前面方向に押圧する
ので、がたつきを防止することができ、また、寸法誤差
を吸収することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の竪樋取付具にあっては、弾性片により竪樋を
前面方向に押圧するようにしているが、この方向は、竪
樋の装着方向とは逆方向に作用しているため、竪樋を挟
着片によって確実に保持させるためには、竪樋装着後
は、挟着片の弾性変形を抑制して、一方の挟着片の係合
突部と他方の挟着片の係合突部との間隔が開かないよう
にしなければならない。そこで、挟着片の弾性変形を抑
制するために、両挟着片の弾性力を高めることも考えら
れるが、挟着片の弾性力は、もともと連結片に対する挟
着片の角度に対応するもので、ばらつきが生じ易いの
で、挟着片の弾性力のみに頼ると、竪樋の保持力もばら
ついてしまい、安定した保持力を得難いという問題が残
される。
【0005】本発明は、上記のような問題に着目し、竪
樋の保持力を高め、かつ保持力の安定化を図ることもで
きる竪樋取付具を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の竪樋取付具では、竪樋を両側面から保持す
るべく対向して設けられた一対の挟着片、ならびに、こ
れらの挟着片の基端部を連結する連結片により弾性を有
した素材で略コの字形状に形成された基体を有し、前記
挟着片の先端部に、竪樋の側部に設けられた係止溝に係
止可能に形成された係止突部が設けられ、前記連結片
に、基体に装着させた竪樋の後面と圧接する一対の弾性
片が先端を挟着片側に向けて設けられている竪樋取付具
において、前記挟着片の中程部に係止穴が形成され、前
記弾性片の先端に、係止穴の縁部と係合する係合部が形
成されている構成とした。
【0007】
【作用】施工手順について説明すると、まず、基体の連
結片を釘やねじなどの固定手段により建物に固定する。
この後、側部に係止溝が形成されている竪樋を、一対の
挟着片の間に押し込んでいくと、まず、竪樋の後面が一
対の弾性片に当接し、その状態から更に竪樋を押し込む
と、竪樋の後面と弾性片とが圧接状態になり、竪樋の係
止溝が挟着片の係止突部に係止されると共に、弾性片の
先端に形成されている係合部が挟着片の係止穴の縁部と
係合する。そして、竪樋の後面と弾性片とが圧接するこ
とによって生じた弾性片の弾性力が、竪樋を前面方向に
押圧する力となって作用する。また、一方の挟着片の係
合突部と他方の挟着片の係合突部との間隔は、竪樋装着
時には、竪樋を押し込む力で挟着片を弾性変形させるこ
とにより竪樋が通過する間隔にまで広がるが、竪樋装着
後には、弾性片の係合部が係止穴の縁部と係合している
ことによって挟着片の弾性変形が規制されているので、
竪樋装着時の押し込み力よりももっと強い力でなけれ
ば、竪樋は離脱しない。
【0008】
【実施例】まず、図1〜図3に基づいて、本実施例の構
成を説明する。図1は本実施例の竪樋取付具を示す斜視
図で、図中1は基体、2は釘、3は変形防止治具であ
る。また、図2は本実施例の竪樋取付具の竪樋装着時の
状態を示す平面図、図3は本実施例の竪樋取付具の竪樋
装着後の状態を示す平面図で、竪樋取付具Aに装着され
ている竪樋Bの両側面には、係止溝b1,b1が形成さ
れている。
【0009】前記基体1は、弾性を有した合成樹脂を素
材として成形されており、竪樋Bを両側面から保持すべ
く対向して設けられた一対の挟着片11,11と、これ
らの挟着片11,11の基端部を連結する連結片12と
により略コの字状に形成されている。
【0010】前記挟着片11は、その先端部に、竪樋B
の係止溝b1,b1に係止可能な係止突部11aが形成
されている一方、基端部寄りの位置外面にストッパ用突
起11bが形成されており、更に、前記係止突部11a
とストッパ用突起11bとの中間位置に係止穴11cが
形成されている。
【0011】前記連結片12は、その中央部に、前記釘
2を貫通させて保持する釘受け13が一体に形成され、
その釘受け13を挟んだ両側位置に、一対の弾性片1
4,14が一体に形成されている。これらの弾性片1
4,14は、先端が前記挟着片11側に向くようにして
設けられており、基体1に装着させた竪樋Bの後面b2
と圧接するような長さに形成されている。また、これら
の弾性片14,14の先端には、挟着片11の係止突部
11aが竪樋Bの係止溝b1に係止した状態では、前記
挟着片11の係止穴11cから挟着片11の外に押し出
されて係止穴11cの縁部と係合する係合爪(係合部)
14aが形成されている。
【0012】前記変形防止治具3は、前記基体1の挟着
片11よりも剛性を高くすべく硬質の合成樹脂で形成さ
れており、外力が加えられていない挟着片11の外面に
沿って設置される一対の保持部31,31と、これらの
保持部31,31の一端を連結した連結部32とにより
略コの字状に形成されている。
【0013】次に、図2及び図3に基づいて、竪樋取付
時の施工手順について説明する。
【0014】まず、釘2を釘受け13に貫通させた状態
で取付対象の建物の外壁などに打ち付けて基体1の連結
片12を建物に固定する。次に、変形防止治具3の保持
部31,31を挟着片11の外面に沿って設置させる。
この時、変形防止治具3の移動が挟着片11のストッパ
用突起11bによって規制されるように、変形防止治具
3を予めストッパ用突起11bの係止穴11c側に隣接
させて配置する。
【0015】この後、竪樋Bを図2の矢印C方向に移動
させて両挟着片11,11の間に押し込む。竪樋Bを押
し込む力によって一対の挟着片は、係止突部11a,1
1a同士の間隔が広がる方向に弾性変形するが、この弾
性変形は、変形防止治具3によって規制された中で行な
われる。つまり、挟着片11は、変形防止治具3が取り
付けられている部分を支点として、それより先端側のみ
が弾性変形する。
【0016】竪樋Bの後面b2が連結片12に近付く
と、まず、竪樋Bの後面b2が一対の弾性片14,14
に当接し、その状態から更に竪樋Bを押し込むと、竪樋
Bの後面b2と弾性片14,14とが圧接状態になり、
弾性片14,14が連結片12側に反るようにして変形
する。それから、図3に示すように、竪樋Bの係止溝b
1が挟着片11の係止突部11aに係止されると共に、
弾性片14の先端に形成されている係合爪14aが挟着
片11の係止穴11cから挟着片11の外に押し出され
て係止穴11cの縁部と係合する。この時、挟着片11
が弾性変形しすぎると、弾性片14の係合爪14aが挟
着片11の係止穴11cに届かなくなることがあるが、
上述のように、変形防止治具3によって挟着片11の弾
性変形をある程度規制していると、係合爪14aを確実
に挟着片11の外面と係合させることができる。
【0017】竪樋Bの係止溝b1が挟着片11の係止突
部11aに係止されたら、変形防止治具3を挟着片11
から取り外す。弾性片14の係合爪14aが係止穴11
cの縁部と係合しているので、変形防止治具3を取り外
しても基体1の形状は保持される。
【0018】竪樋装着後においては、竪樋Bの後面b2
と弾性片14とが圧接することによって生じた弾性片1
4の弾性力は、竪樋Bを前面方向に押圧する力となって
作用するので、寸法誤差があってもがたつきが防止され
る。また、弾性片14の係合爪14aが係止穴11cの
縁部と係合していることによって挟着片11の弾性変形
が規制されているので、竪樋装着時の押し込み力よりも
もっと強い力でなければ竪樋Bは離脱しなくなる。
【0019】つまり、本実施例の竪樋取付具Aは、竪樋
装着後には、弾性片14の係合爪14aが係止穴11c
の縁部と係合して挟着片11の弾性変形が規制されるよ
うにしたために、弾性片14の弾性力により竪樋Bの後
面b2を前面方向に押圧し、寸法誤差があってもがたつ
きを防止できるようにしながら、竪樋Bの離脱も確実に
防止できる。また、挟着片11の弾性変形が規制される
ことによって竪樋Bの離脱が防止されるので、挟着片1
1の弾性力のみに頼って竪樋Bを保持していた従来に比
べると、挟着片11の弾性力のばらつきが竪樋Bの保持
力に与える影響が小さくなり、保持力が安定する。
【0020】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の
変更等があっても本発明に含まれる。例えば、実施例で
は、竪樋装着時に変形防止治具を使用して挟着片の変形
を規制したが、この作業は、変形防止治具を用いずに指
で行なってもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の竪樋取付
具にあっては、挟着片の中程部に係止穴を形成すると共
に、弾性片の先端に係止穴の縁部と係合する係合部を形
成し、竪樋装着後には、弾性片の係合部が挟着片の外面
と係合して挟着片の弾性変形が規制されるようにしたた
めに、弾性片の弾性力により竪樋の後面を前面方向に押
圧し、寸法誤差があってもがたつきを防止できるように
しながら、竪樋の離脱も確実に防止できるという効果が
得られる。また、挟着片の弾性変形が規制されることに
よって竪樋の離脱が防止されるので、挟着片の弾性力の
みに頼って竪樋を保持していた従来に比べると、挟着片
の弾性力のばらつきが竪樋の保持力に与える影響が小さ
くなり、保持力が安定するという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の竪樋取付具を示す斜視図である。
【図2】本実施例の竪樋取付具の竪樋装着時の状態を示
す平面図である。
【図3】本実施例の竪樋取付具の竪樋装着後の状態を示
す平面図である。
【符号の説明】
A 竪樋取付具 1 基体 11 挟着片 11a 係止突部 11c 係止穴 12 連結片 14 弾性片 14a 係合爪 B 竪樋 b1 係止溝 b2 後面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竪樋を両側面から保持するべく対向して
    設けられた一対の挟着片、ならびに、これらの挟着片の
    基端部を連結する連結片により弾性を有した素材で略コ
    の字形状に形成された基体を有し、前記挟着片の先端部
    に、竪樋の側部に設けられた係止溝に係止可能に形成さ
    れた係止突部が設けられ、前記連結片に、基体に装着さ
    せた竪樋の後面と圧接する一対の弾性片が先端を挟着片
    側に向けて設けられている竪樋取付具において、前記挟
    着片の中程部に係止穴が形成され、前記弾性片の先端
    に、係止穴の縁部と係合する係合部が形成されているこ
    とを特徴とする竪樋取付具。
JP9777393A 1993-04-23 1993-04-23 竪樋取付具 Pending JPH06307041A (ja)

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JP9777393A JPH06307041A (ja) 1993-04-23 1993-04-23 竪樋取付具

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JP9777393A JPH06307041A (ja) 1993-04-23 1993-04-23 竪樋取付具

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JP9777393A Pending JPH06307041A (ja) 1993-04-23 1993-04-23 竪樋取付具

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