JPH06306249A - 燃焼特性に優れた光拡散性メタクリル樹脂組成物 - Google Patents

燃焼特性に優れた光拡散性メタクリル樹脂組成物

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JPH06306249A
JPH06306249A JP9780193A JP9780193A JPH06306249A JP H06306249 A JPH06306249 A JP H06306249A JP 9780193 A JP9780193 A JP 9780193A JP 9780193 A JP9780193 A JP 9780193A JP H06306249 A JPH06306249 A JP H06306249A
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JP
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methacrylic resin
titanium oxide
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combustion characteristics
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JP9780193A
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Kiyotaka Azegami
清孝 畔上
Tetsuya Horiuchi
徹也 堀内
Kenichi Inukai
健一 犬飼
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃焼特性を悪化させることなく、優れた光拡
散効果が得られるメタクリル樹脂組成物を提供する。 【構成】 特定粘度のメタクリル樹脂に、グラフト共重
合体、酸化チタン及び/または酸化チタン組成物を添加
したメタクリル樹脂組成物。 【効果】 光拡散性、燃焼特性および経済性に優れる特
徴を有しており、各種照明器具への使用に適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、照明カバー、看板、内
照式ディスプレイ等に使用される、燃焼特性の優れた光
拡散性メタクリル樹脂組成物に関する。
【0002】光拡散性メタクリル樹脂は、照明カバーな
ど各種光源の拡散体として、広く用いられている。これ
らの用途においては、光線透過率や光拡散性といった光
学的性質に加えて、火災に対する安全性を確保する面か
ら、優れた燃焼特性すなわち燃えに広がりにくさを兼ね
備えていることがもとめられている。
【0003】
【従来の技術】従来、光拡散性メタクリル樹脂を得るた
めの手段としては、基材のメタクリル樹脂と屈折率の異
なる、例えば硫酸バリウム、炭酸カルシウム(特開昭5
7−155245号)、石英(特開昭57−5742
号)、水酸化アルミニウム(特開昭57−157202
号)等の無機透明微粒子を分散させることが一般的に行
われており、またこれらの組み合わせも提案されている
(特開昭57−162743号、同61−4762
号)。
【0004】しかしながら、これら無機透明微粒子をメ
タクリル樹脂に分散させた場合、光線透過率や光拡散性
といった光学的性質は満足されるものの、メタクリル樹
脂そのものに比べ燃え易くなってしまう欠点があり、難
燃性を求められるような用途には、これらの材料があま
り使用されていない状況にある。
【0005】メタクリル樹脂そのものの難燃化について
は、分子内にハロゲン元素とリン元素を含有する有機化
合物をブレンドする方法を中心としてこれまで多くの提
案がなされている(特公昭56−26264号、特開昭
59−206454号、同61−115950号等)
が、これらの難燃性物質をブレンドする方法では、得ら
れる組成物の性能(耐熱性、機械的強度、耐候性、光学
特性)低下が大きいうえ、一般タイプのメタクリル樹脂
と併産した場合の切り替えロスや、難燃剤の添加による
コスト上昇など経済性の面でも不利となっている。ま
た、光拡散性を付与するために無機透明微粒子を分散さ
せた場合、さらに多くの難燃性物質を必要としていた。
【0006】また、光拡散性と燃焼特性を両立するため
に、リン系難燃剤と、三酸化アンチモンをメタクリル樹
脂に混合分散する方法も提案されているが、経済性に関
する上記問題点については解決されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、メタクリ
ル樹脂の燃焼に対する樹脂の重合度や、無機微粒子の種
類、添加量等の影響について鋭意検討した結果、特定重
合度のメタクリル樹脂に対し、酸化チタン及び/または
酸化チタン組成物を拡散剤として添加することにより、
燃焼特性を悪化させることなく優れた光拡散効果を得ら
れることを見いだし、本発明を完成した。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、クロ
ロホルムを溶媒として25℃で測定した極限粘度が0.
05〜0.15L/gであるメタクリル樹脂100重量
部に対し、グラフト共重合体を0〜30重量部、酸化チ
タン及び/または酸化チタン組成物を酸化チタン純分と
して0.02〜0.5重量部添加したことを特徴とする燃
焼特性の優れた光拡散性メタクリル樹脂組成物である。
【0009】本発明のメタクリル樹脂とは、メタクリル
酸メチル単独重合体または、メタクリル酸メチルを主成
分としそれと共重合可能な単量体との共重合体である。
メタクリル酸メチルと共重合できる単量体としてはアク
リル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)ア
クリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、
(メタ)アクリル酸2ーエチルヘキシル、(メタ)アク
リル酸フェニル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メ
タ)アクリル酸2ーヒドロキシエチル、(メタ)アクリ
ル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエ
チル等の(メタ)アクリル酸エステル類、(メタ)アク
リル酸類、エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、アリル(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコ
ールジ(メタ)アクリレート等の多官能(メタ)アクリ
レート類、スチレン、αーメチルスチレン等の芳香族ビ
ニル単量体類、フェニルマレイミド、シクロヘキシルマ
レイミド等のマレイミド類、無水マレイン酸などが挙げ
られるが、これらのうち特に、メタクリル酸メチル9
9.8〜90.0重量%、アルキル炭素数1〜7のアクリ
ル酸アルキルエステル0.2〜10.0重量%の共重合体
が好ましい。
【0010】メタクリル樹脂の重合度は、クロロホルム
を溶媒として25℃で測定した極限粘度として0.05
〜0.15L/gが好ましく、より好ましくは0.055
〜0.10L/gである.極限粘度が0.05L/gより
も小さいと得られる組成物の機械的強度が不足し、0.
15L/gよりも大きいと燃焼特性が低下する。
【0011】得られる組成物の耐衝撃性を高めるために
は、アクリル酸エステルを主成分とするゴム状共重合体
にメタクリル酸エステルを主成分とする単量体をグラフ
トしたグラフト共重合体を添加することが望ましい。そ
の添加量はメタクリル樹脂100重量部に対し上記重合
体30重量部以下であるが、さらに好ましくは3〜30
重量部である。30重量部を超えると得られる製品の耐
熱性、剛性が低下するだけでなく、燃焼特性も低下する
ので好ましくない。
【0012】本発明に使用される酸化チタンは、アナタ
ース型、ルチル型どちらでもよい。粒径は必要とされる
光学特性により決定されるが、とくに0.1〜20μm
のものが、工業的に入手し易いことから望ましい。
【0013】酸化チタンの添加量としては、0.02〜
0.5重量部である。0.02重量部よりすくないと、得
られる組成物の光拡散性が十分でなく、0.5重量部よ
り多いと、光線透過率が十分でなくなる。
【0014】また、酸化チタン組成物としてメタクリル
酸メチルを主成分とする単量体混合物を重合してなる平
均粒径5〜20μmの酸化チタンを含有した架橋重合体
微粒子を使用することも、組成物の燃焼特性を改良する
うえで特に好ましい。
【0015】さらに、本発明の目的を達成する範囲内
で、商品価値を高めるため、染顔料、安定剤、その他の
添加剤を配合添加することは差し支えない。
【0016】本発明の光拡散性メタクリル樹脂組成物
は、メタクリル樹脂に、酸化チタン及び/または酸化チ
タン組成物、グラフト共重合体及び必要に応じてその他
の添加剤をタンブラー、ヘンシェルミキサー等により十
分混合した後、押出機によって溶融混合しペレットや板
状とする方法や、メタクリル酸メチルあるいはメタクリ
ル酸メチルを主成分とする単量体混合物及びその部分重
合体に、酸化チタン及び/または酸化チタン組成物、グ
ラフト共重合体及び必要に応じてその他の添加剤を混合
分散し、鋳型中で重合させる鋳込み重合法により製造さ
れる。
【0017】本発明の光拡散性メタクリル樹脂組成物
は、厚み1.2〜3mmで、全光線透過率が15〜50
%の板状にすることが、照明器具等への使用上特に好ま
しい。
【0018】
【実施例】以下実施例によって本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの例に限定されるものではな
い。
【0019】なお、実施例中におけるメタクリル樹脂の
極限粘度[η]は、試料をクロロホルム溶液に溶解して
0.1重量%溶液とし、この溶液を25℃に保ち、オス
トワルド型粘度計の標線間流下秒数tとクロロホルムの
流下秒数t0とを測定し、次式より算出した。
【0020】
【数1】
【0021】ただし、Cは試料濃度(g/L)である。
全光線透過率は、JIS−K−7105 測定法Bによ
り測定した。また燃焼特性の目安としては、JIS−K
−6718 燃焼速度試験方法に従い燃焼速度を測定
し、38mm/min以下を合格とした。また、耐衝撃
性の目安として、板厚1.5mmの実施例製品及び比較
例製品について、0.2Nm,0.35Nm,1.0Nm
が実現できるJIS−C−8105付図2に示す装置を
使用し、図1に示すサイズのサンプルを金属製の枠によ
り単純支持して、図中×印箇所を試験し、割れのおこら
ない衝撃力をもとめた。
【0022】実施例1〜5 [メタクリル樹脂の製造]メタクリル酸メチル/アクリ
ル酸メチルが94/6であり、クロロホルムを溶媒とし
て25℃で測定した極限粘度が0.073L/gである
ビーズ状のポリマーを公知の懸濁重合法により製造し
た。
【0023】[光拡散性メタクリル樹脂組成物の製造]
上記で得られたメタクリル樹脂及び平均粒径0.21μ
mのルチル型酸化チタン(石原産業(株)製CR−6
0)を、表1に示す割合でブレンドし、250℃に設定
した押出機で押し出し、約80℃の垂直型3本カレンダ
ーロールで成形し、表1に示す板厚のメタクリル樹脂板
を製造し、全光線透過率、燃焼速度及び耐衝撃性を測
定、評価した。結果を表1に示す。
【0024】実施例6〜11 [グラフト共重合体の製造]内容積50リットルのステ
ンレス鋼製の反応容器中で、第1段階として、アクリル
酸ブチル800g、スチレン190g、メタクリル酸メ
チル980g、1,4−ブタンジオールジアクリレート
12gを、公知の乳化重合法により重合した。これに第
2段階として、乳化剤を追加し、さらにアクリル酸ブチ
ル5120g、スチレン1152g、ケイ皮酸アリル9
6g、1,4−ブタンジオールジアクリレート32gを
加えさらに重合を継続して、吸光度法により測定した粒
子径が0.26〜0.28μmの、多重構造アクリル系弾
性体ラテックスを得た。さらに第3段階として、乳化剤
を追加し、メタクリル酸メチル4800g、アクリル酸
エチル200g、ノルマルオクチルメルカプタン125
gを加えてグラフト重合し、グラフト共重合体のラテッ
クスを得た。このラテックスを公知の方法により凝固、
洗浄、乾燥してグラフト共重合体の粉体を得た。
【0025】[光拡散性メタクリル樹脂組成物の製造]
グラフト共重合体、実施例1〜5で製造したメタクリル
樹脂及び酸化チタン(石原産業(株)製CR−60)
を、表1に示す割合でブレンドし、外径40mmφのス
クリュー型押出機にてシリンダー温度200〜260℃
で、溶融混練してペレットとした。
【0026】得られたペレットを、250℃に設定した
押出機で押し出し、約80℃の垂直型3本カレンダーロ
ールで成形し、表1に示す板厚のメタクリル樹脂板を製
造し、全光線透過率、燃焼速度及び耐衝撃性を測定、評
価した。結果を表1に示す。
【0027】実施例12 [メタクリル樹脂の製造]メタクリル酸メチル/アクリ
ル酸メチルが99/1であり、クロロホルムを溶媒とし
て25℃で測定した極限粘度が0.058L/gである
ビーズ状のポリマーを公知の懸濁重合法により製造し
た。
【0028】[光拡散性メタクリル樹脂組成物の製造]
上記で製造したメタクリル樹脂及び酸化チタン(石原産
業(株)製CR−60)を、表1に示す割合でブレンド
し、250℃に設定した押出機で押し出し、約80℃の
垂直型3本カレンダーロールで成形し、板厚1.5mm
のメタクリル樹脂板を製造し、全光線透過率、燃焼速度
及び耐衝撃性を測定、評価した。結果を表1に示す。
【0029】実施例13 実施例12で製造したメタクリル樹脂、実施例6〜11
で製造したグラフト共重合体及び酸化チタン(石原産業
(株)製CR−60)を、表1に示す割合でブレンド
し、実施例6〜11と同様にして板厚1.5mmのメタ
クリル樹脂板を製造し、全光線透過率、燃焼速度及び耐
衝撃性を測定、評価した。結果を表1に示す。
【0030】比較例1〜4 実施例1〜5で製造したメタクリル樹脂を使用し、光拡
散剤として平均粒径3μmの硫酸バリウム(日本化学工
業(株)製AD硫酸バリウム)を表1の割合で使用した
他は、実施例12と同様にして表1に示す板厚のメタク
リル樹脂板を製造し、全光線透過率、燃焼速度及び耐衝
撃性を測定、評価した。結果を表1に示す。
【0031】比較例5、6 実施例12で製造したメタクリル樹脂、実施例6〜11
で製造したグラフト共重合体、平均粒径0.1μmの硫
酸バリウム(堺化学工業(株)製SS50)を表1の割
合で使用して、実施例6〜11と同様にして、表1に示
す板厚のメタクリル樹脂板を製造し、全光線透過率、燃
焼速度及び耐衝撃性を測定、評価した。結果を表1に示
す。
【0032】比較例7 実施例12で製造したメタクリル樹脂、実施例6〜11
で製造したグラフト共重合体、酸化チタン(石原産業
(株)製CR−60)を表1の割合で使用して、実施例
6〜11と同様にして、板厚1.5mmのメタクリル樹
脂板を製造し、全光線透過率、燃焼速度及び耐衝撃性を
測定、評価した。結果を表1に示す。
【0033】実施例14、15 メタクリル酸メチルの部分重合体(重合率24%、粘度
1800cps)96.5重量部に対し、アクリル酸2ー
エチルヘキシル3.5重量部、ジオクチルスルホコハク
酸ナトリウム塩0.05重量部、2,2’−アゾビス−
(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.065重量
部、および表2の割合の平均粒径0.26μmのルチル
型酸化チタン(石原産業(株)製 R−820)、ノル
マルドデシルメルカプタンを添加した後脱気し、予め板
厚1.5mmとなるよう設定した無機ガラスの鋳型中に
注入し、この鋳型を80℃の温水に60分間浸漬し、つ
いで110℃の空気浴に120分間滞在させて、重合を
完結させた。得られた組成物の極限粘度、全光線透過
率、燃焼速度及び耐衝撃性は表2の通りであった。
【0034】実施例16 酸化チタン組成物として、酸化チタン50重量%を含有
する架橋ポリメタクリル酸メチル微粒子(積水化成品
(株)製MBT5X−0450A)を表2の割合で使用
した他は、実施例14と同様にして、シート状の光拡散
性メタクリル樹脂組成物を得た。極限粘度、全光線透過
率、燃焼速度及び耐衝撃性は表2の通りであった。
【0035】比較例8 ノルマルドデシルメルカプタンを添加しない以外は、実
施例14と同様にして、シート状の光拡散性メタクリル
樹脂組成物を得た。極限粘度、全光線透過率、燃焼速度
及び耐衝撃性は表2の通りであった。
【0036】比較例9 メタクリル酸メチルの部分重合体(重合率7%、粘度1
800cps)100重量部に対し、ジオクチルスルホ
コハク酸ナトリウム塩0.05重量部、2,2’−アゾ
ビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.03重
量部、および表2の割合の酸化チタン(石原産業(株)
製 R−820)を添加した後脱気し、予め板厚1.5
mmとなるよう設定した無機ガラスの鋳型中に注入し、
この鋳型を50℃の温水に180分間浸漬し、ついで1
10℃の空気浴に120分間滞在させて、重合を完結さ
せた。得られた組成物の極限粘度、全光線透過率、燃焼
速度及び耐衝撃性は表2の通りであった。
【0037】比較例10 光拡散剤として平均粒径8μmの水酸化アルミニウム
(住友アルミニウム製錬(株)製C308N)を使用し
た以外は、実施例14と同様にして、シート状の光拡散
性メタクリル樹脂組成物を得た。極限粘度、全光線透過
率、燃焼速度及び耐衝撃性は表2の通りであった。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上詳述した通り、光拡散特
性及び燃焼特性に優れ、しかも難燃剤を使用せず経済性
に優れるという特徴を有しており、各種照明器具等への
使用に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 耐衝撃試験における、サンプルサイズ、試験
箇所を示す。図中の数値の単位はmmであり、×印の箇
所に所定の衝撃を加えている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 51:00) 7308−4J

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロロホルムを溶媒として25℃で測定
    した極限粘度が0.05〜0.15L/gであるメタクリ
    ル樹脂100重量部に対し、アクリル酸エステルを主成
    分とするゴム状共重合体にメタクリル酸エステルを主成
    分とする単量体をグラフトしたグラフト共重合体を0〜
    30重量部、酸化チタン及び/または酸化チタン組成物
    を酸化チタン純分として0.02〜0.5重量部添加した
    ことを特徴とする燃焼特性の優れた光拡散性メタクリル
    樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 メタクリル樹脂が、メタクリル酸メチル
    99.8〜90.0重量%、アルキル炭素数1〜7のアク
    リル酸アルキルエステル0.2〜10.0重量%の共重合
    体である請求項第1項記載の燃焼特性の優れた光拡散性
    メタクリル樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 メタクリル樹脂が、クロロホルムを溶媒
    として25℃で測定した極限粘度が0.055〜0.10
    L/gである請求項第1項記載の燃焼特性の優れた光拡
    散性メタクリル樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 グラフト共重合体の添加量が3〜30重
    量部である請求項第1項記載の燃焼特性の優れた光拡散
    性メタクリル樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 酸化チタンの平均粒径が0.1〜20μ
    mである請求項第1項記載の燃焼特性の優れた光拡散性
    メタクリル樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 酸化チタン組成物が平均粒径5〜20μ
    mのメタクリル酸メチルを主成分とする単量体混合物を
    重合してなる架橋重合体微粒子に酸化チタンを包含させ
    たものである請求項第1項記載の燃焼特性の優れた光拡
    散性メタクリル樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 全光線透過率15〜50%、厚み1.2
    〜3mmの板状とされてなる請求項第1項記載の燃焼特
    性の優れた光拡散性メタクリル樹脂組成物。
JP9780193A 1993-04-23 1993-04-23 燃焼特性に優れた光拡散性メタクリル樹脂組成物 Pending JPH06306249A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010037386A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Asahi Kasei Chemicals Corp 耐衝撃性メタクリル系樹脂キャスト板及びその製造方法

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