JPH06305670A - エレベーターの敷居装置 - Google Patents

エレベーターの敷居装置

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JPH06305670A
JPH06305670A JP9791293A JP9791293A JPH06305670A JP H06305670 A JPH06305670 A JP H06305670A JP 9791293 A JP9791293 A JP 9791293A JP 9791293 A JP9791293 A JP 9791293A JP H06305670 A JPH06305670 A JP H06305670A
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JP
Japan
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sill
car
landing
elevator
movable
Prior art date
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Pending
Application number
JP9791293A
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English (en)
Inventor
Kaoru Kurosawa
薫 黒沢
Jiyun Sugawara
準 簀河原
Nobuo Yasu
信雄 安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Mito Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エレベーターの高速走行時に発生する走行騒
音を低下させたエレベーターの敷居装置を提供する。 【構成】 乗りかご側のかご敷居13と乗場側の乗場敷
居12間に、建築基準法および同法施行令によって定め
られた4センチメートルより大きな隙間を形成して走行
騒音を抑制し、着床時には、かご戸1の開閉に連動する
リンク機構11を介して可動敷居5を鎖線で示す位置に
回動し、これによりかご敷居13と乗場敷居12間の隙
間を埋めて上述の隙間を4センチメートル以下とし、乗
客の安全性を確保した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、着床時において対向す
る乗場敷居とかご敷居とから成るエレベーターの敷居装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレベーターは、その着床時に
おいてかご敷居がほぼ同一レベルで乗場敷居に対向して
乗りかごを停止させるように構成されており、また乗降
客の安全面から建築基準法および同法施行令によれば、
着床時におけるかご敷居と乗場敷居との水平距離を4セ
ンチメートル以下とすることが定められている。
【0003】通常、着床時におけるかご敷居と乗場敷居
との水平距離は、2〜3センチメートル程度に設定され
ているが、特開昭54−104146号公報に記載され
たように、車椅子のキャスターが上述の隙間に落ち込ん
で自力で脱出できなくなるのを防止するため、身体障害
者が専用の操作装置を操作したとき上述の隙間部を埋め
るように移動する補助敷居を設けたエレベーターの敷居
装置や、特開昭61−155191号公報に記載された
ように、車椅子のキャスターが通過する部分についての
み上述の隙間を小さくしたエレベーターの敷居装置が知
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近におけ
る建物の高層化に伴ってエレベーターの高速動作化が進
められており、このエレベーターの高速動作化により、
昇降路内を高速で昇降する乗りかごによって発生する走
行騒音が問題視されるようになってきた。この走行騒音
は、乗りかご側に設けたかご敷居と、乗場側に設けた乗
場敷居が近接していることに起因して発生し、上述した
かご敷居と乗場敷居との間の距離が大きいほど抑制され
ることが分かった。
【0005】しかしながら上述した従来のエレベーター
の敷居装置は、建築基準法および同法施行令によって、
着床時におけるかご敷居と乗場敷居との隙間を4センチ
メートル以下に構成し、さらに、いずれも車椅子の通過
を考慮してかご敷居と乗場敷居との隙間をさらに塞ぐよ
うにしたものであり、上述した走行騒音を低下させるこ
とができず、エレベーターの高速動作化による走行騒音
の増加を押さえる技術が急がれているのが現状である。
【0006】本発明の目的は、エレベーターの高速走行
時に発生する走行騒音を低下させたエレベーターの敷居
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、乗りかごのかご敷居と乗場敷居との間の隙
間を、乗りかごの昇降時には4センチメートルより大き
くし、乗りかごの着床時には4センチメートル以下にす
る手段を設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によるエレベーターの敷居装置は、上述
したようにかご敷居と乗場敷居との間の隙間を、乗りか
ごの昇降時には建築基準法および同法施行令によって定
められた4センチメートルを越えて形成したため、これ
によって昇降路内を高速で昇降する乗りかごのかご敷居
が、乗場敷居との隙間を通過するときに生じさせていた
走行騒音を減少させることができ、また利用者の乗り降
り時には、従来と同様にかご敷居と乗場敷居との隙間を
建築基準法および同法施行令によって定められた4セン
チメートル以下になるようにしたため安全性を維持する
ことができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面によって説明す
る。
【0010】図1は乗りかごのかご戸を乗場戸側から見
た正面図で、また図2は図1に示したかご戸の側面図で
ある。
【0011】一対のかご戸1の上方部にはそれぞれハン
ガー3が固定され、これらハンガー3の上方部の両側に
はそれぞれ一対のハンガーローラ4が取り付けられてお
り、これら各ハンガーローラ4は固定されたガイドレー
ル2の上を転動してかご戸1を開閉動作できるように構
成されている。乗りかごが、乗場側の利用者の呼びある
いはかご内の乗客の行先階ボタンの操作によって所定の
階床に到着すると、電気的な信号によりかご戸1および
図2に示す乗場戸10が共に開扉されて、乗客が乗り降
りできる構成となっている。各かご戸1の乗場側面に
は、取付金具9によってそれぞれカム7が固定されてお
り、このカム7は、上方に位置する上方水平部7aと、
下方に位置する下方水平部7bと、これら両水平部間を
結ぶ傾斜部7cとから成る。
【0012】また図2に示したように乗りかごに設けら
れたかご敷居13は、着床時における乗場敷居12との
間に、建築基準法および同法施行令によって定められた
4センチメートルより大きな隙間を形成している。しか
しながら、実際の着床時における乗場敷居12とかご敷
居13との間の隙間は、詳細を後述する可動敷居5によ
って建築基準法および同法施行令によって定められた4
センチメートル以下となるように構成されており、以
下、この点について詳細に説明する。
【0013】図3および図4は、図1の要部を拡大して
示す斜視図である。
【0014】同図に示すようにかご敷居13には切欠き
部13aがあり、この切欠き部13aに対応する位置に
可動敷居5が配置され、ヒンジ8によって可動敷居5の
乗りかご側がかご敷居13に連結されている。従って、
可動敷居5はヒンジ8を中心にして90度回動可能であ
り、図3に示す未使用位置と、図4に示す使用位置を保
持することができる。この可動敷居5に回動を与えるた
めにリンク機構11が構成されており、このリンク機構
11は、上述したカム7と、このカム7の上部カム面を
転動するローラ6を上端に連結したロッド14とから成
り、このロッド14の下端は可動敷居5に連結されてい
る。可動敷居5が図3の未使用位置と図4に示す使用位
置を保持したときにも、ロッド14と可動敷居5の連結
を保つために、可動敷居5には図4に示すようにロッド
14の動きを許す凹部5aが形成され、この凹部5a内
に可動敷居5に固定した軸15が設けられ、この軸15
にロッド14が可回動的に連結されている。
【0015】図1に示すようなかご戸1が閉じられた状
態のリンク機構11は、図3に示す通りである。すなわ
ち、ロッド14の上端に連結したローラ6は、カム7の
最も高い位置である上方水平部7aに位置しているた
め、ロッド14を介して可動敷居5の軸15を上方に引
き上げ、ヒンジ8を中心にして可動敷居5を時計方向に
回動させ、図2に示すように縦形の未使用位置に保持さ
れている。従って、この状態で乗りかごが走行すること
になり、走行状態における乗場敷居12とかご敷居13
間は、建築基準法および同法施行令によって定められた
4センチメートルより大きな隙間を形成している。この
ため、従来のように乗場敷居12とかご敷居13間で発
生していた走行騒音は十分に抑制される。
【0016】しかしながら、乗りかごが所定の乗場に到
着してかご戸1と乗場戸10が開放されると、かご戸1
の移動と共にカム7も移動し、ローラ6は可動敷居5の
自重によって下方への力を受けているため、カム7の上
方水平部7aから傾斜部7cを介して図4に示すように
下方水平部7bに位置するようになる。このときローラ
6の移動によって、ロッド14を介して可動敷居5はヒ
ンジ8を中心にして反時計方向に回動させられ、図4に
示すようにかご敷居13の切欠き部13aに収納される
ように横形の使用位置に保持される。従って、この着床
状態における乗場敷居12とかご敷居13間には可動敷
居5が位置することになり、これまで乗場敷居12とか
ご敷居13間が十分離れていたのに対して、建築基準法
および同法施行令によって定められた4センチメートル
以下の隙間となる。この隙間は、図4において乗場敷居
12側に伸びる可動敷居5の幅寸法によって任意の定め
ることができる。このようにして、乗客の中に車椅子を
使用する身障者がいても、車椅子のキャスターを上述の
隙間に落すことなく安全に乗り降りできると共に、他の
乗客に対しても安全性を向上させることができる。しか
も、着床状態における可動敷居5は、かご敷居13の切
欠き部13aに収納されるようになってその下部をかご
敷居13で保持されるため、可動敷居5上に乗客が乗っ
てもロッド14等に無理な荷重をかけることがない。
【0017】その後、昇降のためにかご戸1と乗場戸1
0が閉じられると、かご戸1の移動と共にカム7も移動
し、ローラ6は可動敷居5の自重によって下方への力を
受けているものの、カム7の下方水平部7bから傾斜部
7cを介して図3に示すように上方水平部7aに位置す
るようになる。このローラ6の移動によって、ロッド1
4を介して可動敷居5はヒンジ8を中心にして時計方向
に回動させられて、図3に示すように乗場敷居12から
離れ未使用位置に保持される。
【0018】尚、上述の実施例においては、かご戸1に
設けたカム7と、このカム7に沿って転動するローラ6
を用いてリンク機構11を構成したが、かご戸1と乗場
戸10の開閉に連動する構成であれば、他の機構でも同
じ効果を得ることができる。また可動敷居5を乗場敷居
12側に連結しても良いが、この場合、各階床毎に可動
敷居5を設けなければならないので、可動敷居5をかご
敷居13側に連結して設けるのが良い。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、乗
りかご側のかご敷居と乗場側の乗場敷居との間の隙間
を、乗りかごの昇降中には建築基準法および同法施行令
によって定められた4センチメートルより大きく形成
し、着床時には4センチメートル以下となるようにした
ため、走行時においてはかご敷居と乗場敷居間で発生し
ていた走行騒音を十分に抑制し、また着床時においては
乗客の安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるエレベーターの敷居装
置を示す正面図である。
【図2】図1に示したエレベーターの敷居装置の側面図
である。
【図3】図1に示したエレベーターの敷居装置における
可動敷居の未使用状態の斜視図である。
【図4】図1に示したエレベーターの敷居装置における
可動敷居の使用状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 かご戸 5 可動敷居 6 ローラ 7 カム 8 ヒンジ 10 乗場戸 11 リンク機構 12 乗場敷居 13 かご敷居 14 ロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 簀河原 準 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内 (72)発明者 安 信雄 茨城県勝田市堀口832番地の2 日立シス テムプラザ勝田 日立水戸エンジニアリン グ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗りかごのかご敷居と、このかご敷居と
    の間に隙間を有して設けられた乗場敷居とを備えたエレ
    ベーターの敷居装置において、上記かご敷居と上記乗場
    敷居との間の隙間を、上記乗りかごの昇降時には4セン
    チメートルより大きくし、上記乗りかごの着床時には4
    センチメートル以下にする手段を設けたことを特徴とす
    るエレベーターの敷居装置。
  2. 【請求項2】 乗りかごのかご敷居に、乗場敷居との間
    の隙間を小さくするよう動作する可動敷居を設けたエレ
    ベーターの敷居装置において、上記かご戸の開閉に連動
    する機構を設け、上記かご敷居および上記可動敷居と上
    記乗場敷居間に4センチメートルより大きな隙間を形成
    し、着床時に上記機構によって上記可動敷居を駆動して
    上記隙間を4センチメートル以下となるようにしたこと
    を特徴とするエレベーターの敷居装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のものにおいて、上記可動
    敷居は、上記かご敷居に回動可能に連結すると共に、上
    記乗場敷居から離れて上記かご敷居と上記乗場敷居間に
    4センチメートルより大きな隙間を形成する未使用位置
    と、上記隙間を4センチメートル以下とする使用位置と
    を保持可能に構成したことを特徴とするエレベーターの
    敷居装置。
JP9791293A 1993-04-23 1993-04-23 エレベーターの敷居装置 Pending JPH06305670A (ja)

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JP (1) JPH06305670A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100901136B1 (ko) * 2008-02-14 2009-06-04 윤여태 승강기 도어의 안전장치
JP5945020B1 (ja) * 2015-02-06 2016-07-05 東芝エレベータ株式会社 エレベータ装置
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