JPH0630513U - 小物部品の取付構造 - Google Patents

小物部品の取付構造

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JPH0630513U
JPH0630513U JP6699092U JP6699092U JPH0630513U JP H0630513 U JPH0630513 U JP H0630513U JP 6699092 U JP6699092 U JP 6699092U JP 6699092 U JP6699092 U JP 6699092U JP H0630513 U JPH0630513 U JP H0630513U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 PP樹脂成形体にステップランプ等の小物部
品を取付ける小物部品の取付構造において、開口と小物
部品周縁との間にスキが発生することがなく、見栄えの
向上と取付安定性を高めるとともに、スライドコアを廃
止して廉価な金型設備でPP樹脂成形体の成形を可能に
した小物部品の取付構造を提供することを目的とする。 【構成】 PP樹脂成形体11の開口12の両側縁にヒ
ンジ部14を介して取付用フランジ13をPP樹脂成形
体11の平面とほぼ同一平面上となるように一体形成
し、この取付用フランジ13を裏面側に起立操作させ
て、PP樹脂成形体11あるいは取付用フランジ13の
裏面に一体形成した突起15,18を介して取付用フラ
ンジ13の起立状態を保持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、PP樹脂成形体からなるドアポケット等にステップランプ等の小 物部品を取付ける小物部品の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、図10に示すように、ドアトリム1の表面下側には、PP樹脂成形体 等からなるドアポケット2が装着されており、さらにドアポケット2には、乗員 の足下部分を照らすためにステップランプ3が設置されている。
【0003】 このステップランプ3の取付構造は、図11に示すように、ステップランプ3 を嵌着するための開口4がドアポケット2に開設されており、この開口4の両側 縁には取付方向に延びる取付用フランジ5が一体に設けられ、この取付用フラン ジ5に設けられた係止孔6に対してステップランプ3の両側面に突設した係止片 7を係着することにより、ドアポケット2の開口4にステップランプ3を装着す るようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来、ステップランプ3をドアポケット2に取付ける場合、開口 4の両側縁に取付用フランジ5が取付方向に形成され、合成樹脂の射出成形によ りドアポケット2と一体に取付用フランジ5が形成される関係で、図11中矢印 Aで示す型抜き方向に沿って角度αの抜き角を設定する必要があり、そのため、 ステップランプ3を開口4内に係着した場合、この抜き角が原因となるスキが発 生し、見栄えが悪いとともに、ガタが発生する等の不具合が指摘されている。
【0005】 さらに、取付用フランジ5に係止孔6を開設する場合、スライドコアを射出成 形用金型内に設定する必要があり、金型費用がかさむとともに、スライドコアの スライド方向にボスやリブ等を設定することができず、造形自由度に制約を受け るという問題点も指摘されている。
【0006】 この考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、本考案は、ドアポケッ ト等のPP樹脂成形体に開設された開口内に小物部品を取付ける小物部品の取付 構造において、スキの発生をなくし、見栄えの向上および取付安定性を図るとと もに、成形金型として、スライドコアを必要としない廉価な金型構造で成形が可 能となる小物部品の取付構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、PP樹脂成形体に開設された開口内に 小物部品を嵌着固定する小物部品の取付構造において、前記開口の両側縁に、ヒ ンジ部を介して取付用フランジをPP樹脂成形体とほぼ同一平面上に位置するよ うに一体形成し、上記ヒンジ部を基に取付用フランジを裏面側に起立させ、PP 樹脂成形体あるいは取付用フランジ裏面に形成された突起を介して、取付用フラ ンジの起立状態を維持し、小物部品の両側面を取付用フランジにより挟持したこ とを特徴とする。
【0008】 さらに、取付用フランジには、小物部品の両側面に設けた係止片が係着する係 止孔が開設されていることを特徴とする。
【0009】
【作用】
以上の構成から明らかなように、PP樹脂成形体と同一平面上に開口両側縁か ら開口内に突出するように形成された取付用フランジをヒンジ部を基に裏面側に 起立操作すれば、PP樹脂成形体あるいは取付用フランジ裏面に形成された突起 を介して、取付用フランジの起立状態を維持できるため、従来の抜き角を設定す る必要がなく、取付用フランジと小物部品の両側面との間にスキが生じることが ない。
【0010】 さらに、突起の形状、寸法を調整することにより、取付用フランジの起立角度 を任意に調整することができ、小物部品の形状に任意に対応できる。
【0011】 また、取付用フランジは開口両側縁にPP樹脂成形体と同一平面上に成形され るため、この取付用フランジに係止孔を形成する際、スライドコアを必要としな い。
【0012】
【実施例】
以下、本考案による小物部品の取付構造について、添付図面を参照しながら詳 細に説明する。
【0013】 図1ないし図5は本考案の第1実施例を示すもので、ドアポケットにステップ ランプを取付ける構造に本考案を適用した実施例である。
【0014】 図1はドアポケットとステップランプとを示す全体斜視図、図2ないし図4は 本考案による小物部品であるステップランプの取付作業を示す各説明図、図5は ステップランプの取付け状態を示す断面図、図6ないし図9は本考案の変形例を 示す取付用フランジの各斜視図である。
【0015】 まず、図1において、ドアトリム10の表面下側にはPP樹脂成形体からなる ドアポケット11が装着されており、このドアポケット11には乗員の足下部分 を照らすためのステップランプ20を嵌着するための開口12が開設されている 。
【0016】 さらに、図2に示すように、開口12の両側縁(本実施例では上下)には取付 用フランジ13がヒンジ部14を基に裏面側に起立自在に一体形成されており、 ドアポケット11の成形時にはこの取付用フランジ13はドアポケット11と同 一平面上に位置するように設定されている。
【0017】 このことにより、従来必要とした成形時の抜き角を考慮する必要がない。
【0018】 さらに、この取付用フランジ13の裏面にはストッパーリブ15等の突起が一 体形成されているとともに、取付用フランジ13の中央部には矩形状の係止孔1 6が開設されている。
【0019】 そして、図3に示すように、それぞれの取付用フランジ13をヒンジ部14を 基に矢印方向に回動させて、取付用フランジ13の裏面に一体形成されたストッ パーリブ15がドアポケット11裏面に当接する位置まで取付用フランジ13を 起立させる。
【0020】 尚、ストッパーリブ15にかえて、ボスでも良く、突起状物であれば特に形状 は限定されない。またストッパーリブ15をドアポケット11裏面に形成しても 良いが、万一、ヒケ等が生じた場合を考慮すれば、取付用フランジ13裏面に形 成する方が望ましい。
【0021】 次いで、図4に示すように、ステップランプ20の両側面21を取付用フラン ジ13に摺接させるように、ステップランプ20を開口12内に挿入し、ステッ プランプ20の両側面21に設けた係止片22を取付用フランジ13の係止孔1 6に係着させることにより、ステップランプ20の取付を完了する。
【0022】 このとき、取付用フランジ13の先端を外方に拡開させて、ステップランプ2 0を挿着すれば、簡単にステップランプ20の取付けが完了する。
【0023】 図5は、ドアポケット11の開口12内にステップランプ20を取付けた状態 を示すものであり、上述したように、抜き角が設定されておらず、取付用フラン ジ13の起立角度は、ストッパーリブ14により自由に調整でき、ステップラン プ20の両側面21をこの取付用フランジ13により隙間なく挟持できるため、 従来のように型抜き角度が原因となるスキが防止でき、見栄えが向上するととも に、ガタツキも可及的に防止できる。
【0024】 さらに、係止孔16の形成もスライドコアを使用することなく汎用型で成形で きるため、金型費用の高騰化を招くことなく、またドアポケット11裏面にリブ 17等を自由な位置に設定することができ、造形自由度も向上する。
【0025】 次に、図6ないし図9は本考案の変形例を示すもので、例えば、図6に示すよ うに、取付用フランジ13の両側裏面に当接用フランジ18をストッパーリブ1 4に代えて形成することにより、取付用フランジ13表面にヒケが生じないよう に対策した実施例であり、また、図7は取付用フランジ13のほぼ中央裏面に当 接用フランジ18が設定されている。
【0026】 さらに、図8,図9に示すように、取付用フランジ13と当接用フランジ18 とを断面略L字状になるように形成し、この当接用フランジ18をドアポケット 11裏面に重ね合わせ超音波溶着等により固定してもよく、この場合、取付用フ ランジ13の良好な形状保持ができるため、ステップランプ20の取付安定性が さらに向上するという利点がある。
【0027】 なお、上述した各実施例はドアポケット11の開口12内にステップランプ2 0を取付ける構造について説明したが、PP樹脂成形体に盲蓋を取付ける場合に も適用でき、用途を特に限定するものではない。
【0028】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案による小物部品の取付構造は、以下に記載する格別 の作用効果を有する。
【0029】 (1)小物部品の取付方向に延びる取付用フランジは、PP樹脂成形体と同一平 面に位置するように成形され、型抜き角度を設定する必要がないため、型抜き角 度が起因する小物部品との間のスキが発生することがなく、見栄え上良好である とともに、ガタが発生することがなく、取付安定性が向上するという効果を有す る。
【0030】 (2)取付用フランジは、成形時PP樹脂成形体と同一平面上に位置しており、 小物部品の取付時において起立操作されるというものであるから、この取付用フ ランジに係止孔を開設する際、従来のスライドコアを必要とすることなく、汎用 の射出成形用金型で係止孔を形成できるため、金型費用を大幅に引き下げること ができ、製品のコストダウンを招来するという効果を有する。
【0031】 (3)従来のスライドコアを必要としないため、スライドコアのスライド方向に ボスやリブ等の設定ができないという従来不具合を有効に解決でき、PP樹脂成 形体裏面にボス,リブ等の設定を自由に行なえ、造形自由度を飛躍的に向上させ ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示すもので、ドアポケッ
トとステップランプとを示す全体斜視図。
【図2】図1に示すドアポケットの開口に形成される取
付用フランジの成形時の状態を示す説明図。
【図3】図2に示す取付用フランジをドアポケット裏面
側に起立操作させた状態を示す説明図。
【図4】本考案の第1実施例を示すもので、ドアポケッ
トの開口内にステップランプを取付ける状態を示す説明
図。
【図5】本考案の第1実施例を示すもので、ドアポケッ
トの開口にステップランプを取付けた状態を示す断面
図。
【図6】本考案に使用する取付用フランジの変形例を示
す斜視図。
【図7】本考案に使用する取付用フランジのさらに変形
例を示す斜視図。
【図8】本考案に使用する取付用フランジの成形時の状
態を示す説明図。
【図9】図8に示す取付用フランジの起立状態を示す断
面図。
【図10】ステップランプを備えたドアポケットを装着
したドアトリムを示す斜視図。
【図11】ステップランプをドアポケットに取付ける従
来例を示す断面図。
【符号の説明】
10 ドアトリム 11 ドアポケット 12 開口 13 取付用フランジ 14 ヒンジ部 15 ストッパーリブ 16 係止孔 18 当接用フランジ 20 ステップランプ 22 係止片

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PP樹脂成形体(11)に開設された開
    口(12)内に小物部品(20)を嵌着固定する小物部
    品の取付構造において、 前記開口(12)の両側縁に、ヒンジ部(14)を介し
    て取付用フランジ(13)をPP樹脂成形体(11)と
    ほぼ同一平面上に位置するように一体形成し、上記ヒン
    ジ部(14)を基に取付用フランジ(13)を裏面側に
    起立させ、PP樹脂成形体(11)あるいは取付用フラ
    ンジ(13)裏面に形成された突起(15,18)を介
    して、取付用フランジ(13)の起立状態を維持し、小
    物部品(20)の両側面(21)を取付用フランジ(1
    3)により挟持したことを特徴とする小物部品の取付構
    造。
  2. 【請求項2】 取付用フランジ(13)には、小物部品
    (20)の両側面(21)に設けた係止片(22)が係
    着する係止孔(16)が開設されていることを特徴とす
    る請求項1記載の小物部品の取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022036172A (ja) * 2019-12-04 2022-03-04 テイ・エス テック株式会社 照明装置の取付構造

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