JPH06303722A - 空気調和機の電力デマンド制御装置 - Google Patents

空気調和機の電力デマンド制御装置

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Publication number
JPH06303722A
JPH06303722A JP5084557A JP8455793A JPH06303722A JP H06303722 A JPH06303722 A JP H06303722A JP 5084557 A JP5084557 A JP 5084557A JP 8455793 A JP8455793 A JP 8455793A JP H06303722 A JPH06303722 A JP H06303722A
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JP
Japan
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temperature
air conditioner
stop
air
power
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Application number
JP5084557A
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English (en)
Inventor
Haruo Tanimoto
春生 谷本
Yukio Mikumo
幸夫 三雲
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、設定温度と室温の温度差の変化の
割合が大きい空気調和機に対し停止優先を高くし、建物
内の最適環境を損なうことなく電力デマンド制御が出来
る空気調和機の電力デマンド制御装置を提供することを
目的とする。 【構成】 10a,10bは運転制御装置であり、温度
検出装置7a,7bが検出する室内温度と、温度設定装
置9a,9bで設定された室内の設定温度とを比較する
温度差比較装置12a,12bと、前記温度差比較装置
より運転信号及び停止信号にて圧縮機5a,5bの運転
・停止を制御するものである。11a,11bは、温度
差比較装置12a,12bからの停止信号にてカウント
を開始し、運転信号を出力する迄の時間をカウントする
カウンタである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特にビル設備等におい
て、ビル内の環境をできるだけ損なうことなくデマンド
制御を行うのに好適な制御対象機器の優先順位決定方式
と複数の空気調和機の電力使用量を制限することによ
り、電力料金を一定以下に抑える方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、需要のピーク値を抑制して合理的
使用を図り、特にビル設備等において、ビル内の環境を
出来るだけ損なうことなく、電力料金の上昇を抑えるた
め空気調和機の電力デマンド装置の需要が増加してき
た。
【0003】従来の空気調和機の電力デマンド制御装置
としては特開昭62−37018号公報に示されている
ものがある。
【0004】以下、図面を参照しながら上記従来の空気
調和機の電力デマンド制御装置について説明する。
【0005】図5は、従来の空気調和機の電力デマンド
制御装置のブロック図である。図5において、1は電力
デマンド制御装置で、電力負荷の使用電力量を監視する
電力監視装置2が接続されると共に複数の空気調和機の
停止優先順位を決定する停止優先検出装置3が内蔵され
ている。
【0006】4a、4bは複数の空気調和機であり、5
a,5bの圧縮機を有する室外機6a、6bと、室内の
温度を検出する温度検出装置7a,7bを有する室内機
8a,8bに接続されている。9a,9bは室内の温度
及びファン風量を設定する装置である。
【0007】以上のように構成された空気調和機の電力
デマンド制御装置について、以下その動作を図6のフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0008】まず、ステップ101で電力監視装置2が
予め設定された最大需要電力を超過するとステップ10
2で複数の空気調和機の運転モードをチェックする。こ
こでは複数の空気調和機が同一の運転モードであること
を前提に説明する。
【0009】運転モードが冷房の場合、ステップ103
で空気調和機4aの温度設定装置9aにて設定される設
定温度T1と温度検出装置7aが検出する室内温度(室
温T1a)との差を比較する。T1−T1a≧0の場合
ステップ104でT1−T1aを停止優先検出装置3に
送信する。T1−T1a<0ならステップ105を行
う。
【0010】ステップ105では空気調和機4bの温度
設定装置9bにて設定される設定温度T2と温度検出装
置7bが検出する室内温度(室温T2a)との差を比較
する。T2−T2a≧0の場合ステップ106でT2−
T2aを停止優先検出装置3に送信する。T2−T2a
<0ならステップ101を行う。
【0011】ステップ107ではステップ103、10
5で検出した空気調和機4a,4bの設定温度と室温の
温度差を比較し、空気調和機4aの温度差が大きい場
合、ステップ108で空気調和機4aを停止する。叉、
空気調和機4bの温度差の方が大きい場合、ステップ1
09で空気調和機4bを停止する。
【0012】ステップ102で運転モードが冷房以外で
あればステップ110で運転モードが暖房かのチェック
を行い、暖房以外であればステップ101を行い、暖房
であればステップ111で冷房と同じく、空気調和機4
aの温度設定装置9aにて設定される設定温度T3と温
度検出装置7aが検出する室内温度(室温T3a)との
差を比較する。T3a−T3≧0の場合ステップ112
でT3a−T3を停止優先検出装置3に送信する。T3
a−T3<0ならステップ113を行う。
【0013】ステップ113では空気調和機4bの温度
設定装置9bにて設定される設定温度T4と温度検出装
置7bが検出する室内温度(室温T4a)との差を比較
する。T4a−T4≧0の場合ステップ114でT4a
−T4を停止優先検出装置3に送信する。T4a−T4
<0ならステップ101を行う。
【0014】ステップ115ではステップ111、11
3で検出した空気調和機4a,4bの設定温度と室温の
温度差を比較し、空気調和機4aの温度差が小さい場
合、ステップ116で空気調和機4aを停止する。叉、
空気調和機4bの温度差の方が小さい場合、ステップ1
17で空気調和機4bを停止する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電力デマンド制御装置では、設定温度と室温の温度
差のみで電力デマンド時の停止優先を決定している為、
冷房の場合、温度差の大きな常に冷房が必要な場所、例
えば人の出入りの多い玄関口や人の多くいる会議室等が
優先して停止され、小部屋、もしくは人の少ない会議室
等の温度差が小さく冷房が必要ないところでの停止優先
順位が低くなり建物内の最適環境を損なう欠点があっ
た。
【0016】本発明は従来の課題を解決するもので、設
定温度と室温の温度差のみで電力デマンド時の停止優先
を決定する事無く、設定温度と室温の温度差を温度差比
較装置から送信される圧縮機停止信号にてカウントを開
始し、圧縮機運転信号を出力する迄の時間をカウントす
るカウンタ値で割った温度変化の割合の差で比較し、温
度変化の割合の大きい空気調和機に対し停止優先を高く
し、逆に小さい空気調和機に対しては、停止優先を低く
することで、建物内の最適環境を損なうことなく電力デ
マンド制御が出来る空気調和機の電力デマンド制御装置
を提供することを目的とする。
【0017】又、前記従来のデマンド制御では、停止優
先検出手段により停止した空気調和機の室内ファンは特
に風量切換制御が行われない為、冷房時建物内の室内温
度が急激に上昇し、又、暖房時冷風が吹き出され、不快
感を与えるなど建物内の環境が損なわれるという欠点が
あった。
【0018】本発明の他の目的は、前記温度変化の割合
の大きい空気調和機に対し、停止優先検出手段により停
止した空気調和機の室内ファンの風量を冷房運転時、前
記風量設定装置にて設定した風量より多く、又、暖房運
転時は少なくすることで、建物内の環境を著しく悪化さ
せない事である。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の空気調和機の電力デマンド制御装置は、圧縮
機を有する空気調和機の内部に設け室内の温度を検出す
る温度検出装置と、室内の温度を設定する温度設定装置
と、前記空気調和機の室内ファンの風量を設定する風量
設定装置と、前記温度検出装置が検出する室内温度と設
定温度とを比較する温度差比較装置と、前記温度差比較
装置より送信される運転信号及び停止信号にて前記圧縮
機の運転・停止を制御する運転制御装置と、前記温度差
比較装置より送信される圧縮機停止信号にてカウントを
開始し、圧縮機運転信号を出力する迄の時間をカウント
するカウンタと、複数の前記空気調和機を含む電力負荷
の使用電力量を監視する電力監視装置とを備え、前記温
度差比較装置が検出する室内温度と、設定温度の差を、
前記カウンタのカウント値で割った温度変化の割合に応
じて前記複数の空気調和機の停止優先順位を決定する停
止優先検出手段と、この使用電力量が所定の需要電力量
を超過することが予測されるとき、前記停止優先検出手
段で決定された優先順位で上記空気調和機を停止し、当
該使用電力量を制限する電力デマンド制御装置を備えた
構成になっている。
【0020】又、さらに、前記使用電力量が所定の需要
電力量を超過することが予測される時、停止優先検出手
段により停止した空気調和機の室内ファンの風量を冷房
運転時、前記風量設定装置にて設定した風量より多く、
又、暖房運転時少なくする風量切換装置を備えた構成に
なっている。
【0021】
【作用】本発明の電力デマンド制御装置は、設定温度と
室温の温度差のみで電力デマンド時の停止優先を決定す
る事無く、設定温度と室温の温度差を、温度差比較装置
から送信される圧縮機停止信号にてカウントを開始し、
圧縮機運転信号を出力する迄の時間をカウントするカウ
ンタ値で割った温度変化の割合の差で比較し、温度変化
の割合の大きい空気調和機に対し停止優先を高くし、逆
に小さい空気調和機に対しては、停止優先を低くするこ
とで、建物内の最適環境を損なうことなく電力デマンド
制御が出来るのである。
【0022】又、さらに、前記温度変化の割合の大きい
空気調和機に対し、停止優先検出手段により停止した空
気調和機の室内ファンの風量を冷房運転時、前記風量設
定装置にて設定した風量より多く、又、暖房運転時は少
なくすることで、建物内の環境を著しく悪化させないの
である。
【0023】
【実施例】以下、本発明による空気調和機のデマンド制
御装置の第1実施例について、図面を参照しながら説明
する。
【0024】なお、従来と同一構成については、同一符
号を付して詳細な説明を省略する。図1は本発明の第1
実施例による電力デマンド制御装置の制御ブロック図で
ある。図2は本発明の同実施例の動作フローチャートで
ある。
【0025】図1において、10a,10bは運転制御
装置であり、温度検出装置7a,7bが検出する室内温
度と、温度設定装置9a,9bで設定された室内の設定
温度とを比較する温度差比較装置12a,12bと、前
記温度差比較装置より運転信号及び停止信号にて圧縮機
5a,5bの運転・停止を制御するものである。11
a,11bは、温度差比較装置12a,12bからの停
止信号にてカウントを開始し、運転信号を出力する迄の
時間をカウントするカウンタである。以上のように構成
された空気調和機のデマンド制御装置の動作について、
以下図2を用いて説明する。
【0026】ステップ201で複数の空気調和機の運転
モードをチェックする。ここでは複数の空気調和機が同
一の運転モードであることを前提に説明する。
【0027】運転モードが冷房の場合、ステップ202
で空気調和機4aの温度設定装置9aにて設定される設
定温度T1と温度検出装置7aが検出する室内温度(室
温T1a)との差を比較し、T1−T1a<0の場合ス
テップ203で停止優先検出装置3に送信する。
【0028】ステップ204で温度差比較装置12a,
12bからの停止信号にてカウントを開始し、運転信号
を出力する迄の時間のカウント数K1を停止優先検出装
置3に送信する。T1−T1a≧0ならステップ205
を行う。ステップ205では空気調和機4bの温度設定
装置9bにて設定される設定温度T2と温度検出装置7
bが検出する室内温度(室温T2a)との差を比較し、
T2−T2a<0の場合ステップ206で停止優先検出
装置3に送信する。
【0029】ステップ207で温度差比較装置12a,
12bからの停止信号にてカウントを開始し、運転信号
を出力する迄の時間のカウント数K2を停止優先検出装
置3に送信する。T2−T2a≧0ならステップ208
を行う。
【0030】ステップ208ではステップ203、20
6で検出した空気調和機4a,4bの設定温度T1,T
2と室内温度T1a,T2aの差をカウンタ10a,1
0bでカウントされるカウント数K1,K2で割った値
の差を比較する。(T1-T1a/K1)−(T2-T2a/K2)<0
ならば、ステップ209で空気調和機4aを停止し、
(T1-T1a/K1)−(T2-T2a/K2)≧0ならば、ステップ
210で空気調和機4bを停止する。
【0031】ステップ201で運転モードが冷房以外で
あればステップ212で運転モードが暖房かどうかのチ
ェックを行い、暖房以外であればステップ200を行
い、暖房であればステップ213で冷房と同じく、空気
調和機4aの温度設定装置9aにて設定される設定温度
T3と温度検出装置7aが検出する室内温度(室温T3
a)との差を比較し、T3a−T3<0の場合ステップ
214で停止優先検出装置3に送信する。
【0032】ステップ215で温度差比較装置12a,
12bからの停止信号にてカウントを開始し、運転信号
を出力する迄の時間のカウント数K3を停止優先検出装
置3に送信する。T3a−T3≧0ならステップ216
を行う。
【0033】ステップ216では空気調和機4bの温度
設定装置9bにて設定される設定温度T4と温度検出装
置7bが検出する室内温度(室温T4a)との差を比較
し、T4a−T4<0の場合ステップ217で停止優先
検出装置3に送信する。ステップ218で温度差比較装
置12a,12bからの停止信号にてカウントを開始
し、運転信号を出力する迄の時間のカウント数K4を停
止優先検出装置3に送信する。T4a−T4≧0ならス
テップ219を行う。
【0034】ステップ219ではステップ213、21
6で検出した空気調和機4a,4bの設定温度T3,T
4と室内温度T3a,T4aの差をカウンタ10a,1
0bでカウントされるカウント数K3,K4で割った値
の差を比較する。(T3a-T3/K3)−(T4a-T4/K4)<0
ならば、ステップ220で空気調和機4aを停止し、
(T3a-T3/K3)−(T4a-T4/K4)≧0ならば、ステップ
221で空気調和機4bを停止する。
【0035】以上のように、第1の実施例の空気調和機
のデマンド制御装置は、圧縮機を有する空気調和機の内
部に設け室内の温度を検出する温度検出装置と、室内の
温度を設定する温度設定装置と、前記空気調和機の室内
ファンの風量を設定する風量設定装置と、前記温度検出
装置が検出する室内温度と設定温度とを比較する温度差
比較装置と、前記温度差比較装置より送信される運転信
号及び停止信号にて前記圧縮機の運転・停止を制御する
運転制御装置と、前記温度差比較装置より送信される圧
縮機停止信号にてカウントを開始し、圧縮機運転信号を
出力する迄の時間をカウントするカウンタと、複数の前
記空気調和機を含む電力負荷の使用電力量を監視する電
力監視装置とを備え、前記温度差比較装置が検出する室
内温度と、設定温度の差を、前記カウンタのカウント値
で割った温度変化の割合に応じて前記複数の空気調和機
の停止優先順位を決定する停止優先検出手段と、この使
用電力量が所定の需要電力量を超過することが予測され
るとき、前記停止優先検出手段で決定された優先順位で
上記空気調和機を停止し、当該使用電力量を制限する電
力デマンド制御装置とから構成されているので建物内の
最適環境を損なうことなく電力デマンド制御が出来るの
である。
【0036】次に、本発明による空気調和機のデマンド
制御装置の第2の実施例について、図面を参照しながら
説明する。なお、第1の実施例と同一構成については、
同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0037】図3は本発明の第2の実施例による電力デ
マンド制御装置の制御ブロック図である。図4は本発明
の同実施例の動作フローチャートである。
【0038】図3において、10a,10bは運転制御
装置であり、温度検出装置7a,7bが検出する室内温
度と、温度設定装置9a,9bで設定された室内の設定
温度とを比較する温度差比較装置12a,12bと、前
記温度差比較装置より運転信号及び停止信号にて圧縮機
5a,5bの運転・停止を制御するものである。11
a,11bは、温度差比較装置12a,12bからの停
止信号にてカウントを開始し、運転信号を出力する迄の
時間をカウントするカウンタである。13a,13b
は、デマンド制御により停止した室内機のファンの設定
を切り換える装置であり、14a,14bは、室内ファ
ンである。
【0039】以上のように構成された空気調和機のデマ
ンド制御装置の動作について、以下図4を用いて説明す
る。
【0040】ステップ201で複数の空気調和機の運転
モードをチェックする。ここでは複数の空気調和機が同
一の運転モードであることを前提に説明する。
【0041】運転モードが冷房の場合、ステップ202
で空気調和機4aの温度設定装置9aにて設定される設
定温度T1と温度検出装置7aが検出する室内温度(室
温T1a)との差を比較し、T1−T1a<0の場合ス
テップ203で停止優先検出装置3に送信する。
【0042】ステップ204で温度差比較装置12a,
12bからの停止信号にてカウントを開始し、運転信号
を出力する迄の時間のカウント数K1を停止優先検出装
置3に送信する。T1−T1a≧0ならステップ205
を行う。ステップ205では空気調和機4bの温度設定
装置9bにて設定される設定温度T2と温度検出装置7
bが検出する室内温度(室温T2a)との差を比較し、
T2−T2a<0の場合ステップ206で停止優先検出
装置3に送信する。ステップ207で温度差比較装置1
2a,12bからの停止信号にてカウントを開始し、運
転信号を出力する迄の時間のカウント数K2を停止優先
検出装置3に送信する。T2−T2a≧0ならステップ
208を行う。
【0043】ステップ208ではステップ203、20
6で検出した空気調和機4a,4bの設定温度T1,T
2と室内温度T1a,T2aの差をカウンタ10a,1
0bでカウントされるカウント数K1,K2で割った値
の差を比較する。(T1-T1a/K1)−(T2-T2a/K2)<0
ならば、ステップ209で空気調和機4aを停止し、ス
テップ211でファン設定切り換え装置13aにて、室
内ファン14aの風量をより多く、叉、(T1-T1a/K1)
−(T2-T2a/K2)≧0ならば、ステップ210で空気調
和機4bを停止し、ステップ211でファン設定切り換
え装置13bにて室内ファン14bの風量をより多くす
る。
【0044】ステップ201で運転モードが冷房以外で
あればステップ212で運転モードが暖房かどうかのチ
ェックを行い、暖房以外であればステップ200を行
い、暖房であればステップ213で冷房と同じく、空気
調和機4aの温度設定装置9aにて設定される設定温度
T3と温度検出装置7aが検出する室内温度(室温T3
a)との差を比較し、T3a−T3<0の場合ステップ
214で停止優先検出装置3に送信する。
【0045】ステップ215で温度差比較装置12a,
12bからの停止信号にてカウントを開始し、運転信号
を出力する迄の時間のカウント数K3を停止優先検出装
置3に送信する。T3a−T3≧0ならステップ216
を行う。
【0046】ステップ216では空気調和機4bの温度
設定装置9bにて設定される設定温度T4と温度検出装
置7bが検出する室内温度(室温T4a)との差を比較
し、T4a−T4<0の場合ステップ217で停止優先
検出装置3に送信する。ステップ218で温度差比較装
置12a,12bからの停止信号にてカウントを開始
し、運転信号を出力する迄の時間のカウント数K4を停
止優先検出装置3に送信する。T4a−T4≧0ならス
テップ219を行う。ステップ219ではステップ21
3、216で検出した空気調和機4a,4bの設定温度
T3,T4と室内温度T3a,T4aの差をカウンタ1
0a,10bでカウントされるカウント数K3,K4で
割った値の差を比較する。(T3a-T3/K3)−(T4a-T4/
K4)<0ならば、ステップ220で空気調和機4aを停
止し、ステップ222でファン設定切り換え装置13a
にて、室内ファン14aの風量をより少なく、叉、(T3
a-T3/K3)−(T4a-T4/K4)≧0ならば、ステップ22
1で空気調和機4bを停止し、ステップ222でファン
設定切り換え装置13bにて室内ファン14bの風量を
より少なくする。
【0047】以上のように、本第2実施例の空気調和機
のデマンド制御装置は、圧縮機を有する空気調和機の内
部に設け室内の温度を検出する温度検出装置と、室内の
温度を設定する温度設定装置と、前記空気調和機の室内
ファンの風量を設定する風量設定装置と、前記温度検出
装置が検出する室内温度と設定温度とを比較する温度差
比較装置と、前記温度差比較装置より送信される運転信
号及び停止信号にて前記圧縮機の運転・停止を制御する
運転制御装置と、前記温度差比較装置より送信される圧
縮機停止信号にてカウントを開始し、圧縮機運転信号を
出力する迄の時間をカウントするカウンタと、複数の前
記空気調和機を含む電力負荷の使用電力量を監視する電
力監視装置とを備え、前記温度差比較装置が検出する室
内温度と、設定温度の差を、前記カウンタのカウント値
で割った温度変化の割合に応じて前記複数の空気調和機
の停止優先順位を決定する停止優先検出手段と、この使
用電力量が所定の需要電力量を超過することが予測され
るとき、前記停止優先検出手段で決定された優先順位で
上記空気調和機を停止し、当該使用電力量を制限する電
力デマンド制御装置とから構成されているので建物内の
最適環境を損なうことなく電力デマンド制御が出来るの
である。
【0048】又、さらに、前記温度変化の割合の大きい
空気調和機に対し、停止優先検出手段により停止した空
気調和機の室内ファンの風量を冷房運転時、前記風量設
定装置にて設定した風量より多く、又、暖房運転時は少
なくすることで、建物内の環境が著しく悪化しないので
ある。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、圧縮機を
有する空気調和機の内部に設け室内の温度を検出する温
度検出装置と、室内の温度を設定する温度設定装置と、
前記空気調和機の室内ファンの風量を設定する風量設定
装置と、前記温度検出装置が検出する室内温度と設定温
度とを比較する温度差比較装置と、前記温度差比較装置
より送信される運転信号及び停止信号にて前記圧縮機の
運転・停止を制御する運転制御装置と、前記温度差比較
装置より送信される圧縮機停止信号にてカウントを開始
し、圧縮機運転信号を出力する迄の時間をカウントする
カウンタと、複数の前記空気調和機を含む電力負荷の使
用電力量を監視する電力監視装置とを備え、前記温度差
比較装置が検出する室内温度と、設定温度の差を、前記
カウンタのカウント値で割った温度変化の割合に応じて
前記複数の空気調和機の停止優先順位を決定する停止優
先検出手段と、この使用電力量が所定の需要電力量を超
過することが予測されるとき、前記停止優先検出手段で
決定された優先順位で上記空気調和機を停止し、当該使
用電力量を制限する電力デマンド制御装置とから構成さ
れているので建物内の最適環境を損なうことなく電力デ
マンド制御が出来る。
【0050】又、設定温度と室温の温度差のみで電力デ
マンド時の停止優先を決定する事無く、設定温度と室温
の温度差を温度差比較装置から送信される圧縮機停止信
号にてカウントを開始し、圧縮機運転信号を出力する迄
の時間をカウントするカウンタ値で割った温度変化の割
合の差で比較し、温度変化の割合の大きい空気調和機に
対し停止優先を高くし、逆に小さい空気調和機に対して
は、停止優先を低くすることで、建物内の最適環境を損
なうことなく電力デマンド制御が出来る。
【0051】又、さらに、前記温度変化の割合の大きい
空気調和機に対し、停止優先検出手段により停止した空
気調和機の室内ファンの風量を冷房運転時、前記風量設
定装置にて設定した風量より多く、又、暖房運転時は少
なくすることで、建物内の環境が著しく悪化しないので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の制御装置の第1の実
施例の制御ブロック図
【図2】本発明による空気調和機の制御装置の第1の実
施例の制御動作を説明するフローチャート
【図3】本発明による空気調和機の制御装置の第2の実
施例の制御ブロック図
【図4】本発明による空気調和機の制御装置の第2の実
施例の制御動作を説明するフローチャート
【図5】従来例の空気調和機の制御装置の制御ブロック
【図6】従来例の空気調和機の制御装置の制御動作を説
明するフローチャート
【符号の説明】
1 電力デマンド制御装置 2 電力監視装置 3 停止優先検出装置 4a,4b 空気調和機 5a,5b 圧縮機 6a,6b 室外機 7a,7b 温度検出器 8a,8b 室内機 9a,9b 温度・風量設定装置 10a,10b 運転制御装置 11a,11b カウンタ 12a,12b 温度差比較装置 13a,13b 室内ファン風量設定切換装置 14a,14b 室内ファン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機を有する空気調和機の内部に設け
    室内の温度を検出する温度検出装置と、室内の温度を設
    定する温度設定装置と、前記空気調和機の室内ファンの
    風量を設定する風量設定装置と、前記温度検出装置が検
    出する室内温度と設定温度とを比較する温度差比較装置
    と、前記温度差比較装置より送信される運転信号及び停
    止信号にて前記圧縮機の運転・停止を制御する運転制御
    装置と、前記温度差比較装置より送信される圧縮機停止
    信号にてカウントを開始し、圧縮機運転信号を出力する
    迄の時間をカウントするカウンタと、複数の前記空気調
    和機を含む電力負荷の使用電力量を監視する電力監視装
    置とを備え、前記温度差比較装置が検出する室内温度
    と、設定温度の差を前記カウンタのカウント値で割った
    温度変化の割合に応じて前記複数の空気調和機の停止優
    先順位を決定する停止優先検出手段と、この使用電力量
    が所定の需要電力量を超過することが予測されるとき、
    前記停止優先検出手段で決定された優先順位で上記空気
    調和機を停止し、当該使用電力量を制限する電力デマン
    ド制御装置とからなる空気調和機の電力デマンド制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記使用電力量が所定の需要電力量を超
    過することが予測される時、停止優先検出手段により停
    止した空気調和機の室内ファンの風量を冷房運転時、前
    記風量設定装置にて設定した風量より多く、又、暖房運
    転時少なくする風量切換装置を有したことを特徴とする
    請求項1記載の空気調和機の電力デマンド制御装置。
JP5084557A 1993-04-12 1993-04-12 空気調和機の電力デマンド制御装置 Pending JPH06303722A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013092309A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Panasonic Corp 空気調和機
CN117691583A (zh) * 2023-12-12 2024-03-12 西安中创新能网络科技有限责任公司 一种用于虚拟电厂的电力调度系统及方法

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