JPH10288380A - 空調制御方法および装置 - Google Patents

空調制御方法および装置

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JPH10288380A
JPH10288380A JP9093788A JP9378897A JPH10288380A JP H10288380 A JPH10288380 A JP H10288380A JP 9093788 A JP9093788 A JP 9093788A JP 9378897 A JP9378897 A JP 9378897A JP H10288380 A JPH10288380 A JP H10288380A
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JP
Japan
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air
zone
perimeter
temperature
perimeter zone
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JP9093788A
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English (en)
Inventor
Susumu Sugawara
進 菅原
Kenzo Yonezawa
憲造 米沢
Tomio Yamada
富美夫 山田
Nobutaka Nishimura
信孝 西村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インテリアゾーンおよびペリメータゾーンの
空調を別個の空調機により空調するに際し、室内混合損
失を抑制して省エネルギをはかることのできる制御方法
および装置を提供すること 【解決手段】 建物内のインテリアゾーンおよびペリメ
ータゾーンをそれそれ別個の空調機により空調を行う場
合の空調制御方法および装置である。前記インテリアゾ
ーンおよび前記ペリメータゾーンの気温を検出する手段
と、前記インテリアゾーンの空調の冷暖モードを検出す
る手段と、前記ペリメータゾーンおよび前記ペリメータ
ゾーンの空調の冷暖モードを検出する手段と、前記イン
テリアゾーンおよび前記ペリメータゾーンの気温変化を
記憶する手段と、これらの各手段の出力情報を基に前記
ペリメータゾーンの空調機に対する制御出力を判断する
手段とを備えている。この判断手段は、前記インテリア
ゾーンの気温、前記ペリメータゾーンの気温および前記
ペリメータゾーンの気温の変化率との組み合わせにより
判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建物内のインテリア
ゾーンとペリメータゾーンとで空調のモードが異なるよ
うな空調システムに関し、特に、省エネを目的として両
ゾーン間で、冷気と暖気とが混合することにより生ずる
損失、すなわち、室内混合損失抑制を行う空調制御シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばコンピュータを設置した建物内に
おいては、冬季においてコンピュータが集中的に設置さ
れたインテリアゾーンを冷房し、その周囲のペリメータ
ゾーンでは暖房するように、空調モードを異ならせる場
合がある。従来はこのように1つの建物内のゾーンによ
って空調モードが異なっていることを考慮せず、インテ
リアゾーン、ペリメータゾーンでそれぞれ別個に目標設
定気温を持ち、その値に近づくように空調制御がなされ
ていた。また、インテリアゾーンで冷房、ペリメータゾ
ーンで暖房が行われていると判断される場台、ペリメー
タゾーンの暖房設定気温を強制的に数度下げていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、インテリアゾー
ンとペリメータゾーンで空調の冷暖モードが異なった場
台、冷気と暖気の混合により本来の空調負荷以上の空調
負荷が発生し、エネルギの無駄となっていた。また、ペ
リメータゾーンの暖房設定気温を強制的に数度下げる場
合は、このようなエネルギの無駄は緩和できるが、ペリ
メータゾーンの気温の快適性が損なわれてしまうという
問題があった。
【0004】ここで、一般的にペリメータゾーンとは建
築平面で外壁から3〜6mまでの範囲をいい、イレテリ
アゾーンとは建築平面においてぺリメータゾーンの内側
の範囲をいう。また、室内混合損失とは、ペリメータゾ
ーンに暖房が行われ、インテリアゾーンに冷房が行われ
る場台に、ペリメータゾーンに供給された暖気とインテ
リアゾーンに供給された冷気がペリメータゾーンとイン
テリアゾーンの境界付近で混合して、空調に有効に作用
する熱が相殺されて空調制御系がさらに熱量を供給する
ように作用して、本来ペリメータゾ一ンおよびインテリ
アゾーンに発生する空調負荷以上の熱を供給してしまう
現象をいう。
【0005】本発明は上記のような従来の空調システム
の課題を解決するためのもので、室内混合損失を抑制す
るためにインテリアゾーンもしくはペリメータゾーンの
空調を制御し、快適性を損なうことなく、室内混合損失
を抑制して省エネルギをはかることのできる空調制御方
法および装置の提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の空調制御方法
は、建物内のインテリアゾーンおよびペリメータゾーン
をそれそれ別個の空調機により空調を行う場合の空調制
御方法において、冷却モードのインテリアゾーンが設定
温度範囲にあるとき、ペリメータゾーンが下限設定値以
上で、このペリメータゾーンの温度上昇が設定値より低
い場合、または、インテリアゾーンが設定温度範囲外で
あれば、前記ペリメータゾーンが設定温度範囲内のと
き、前記ペリメータゾーンの空調設定を一段減ずること
を特徴とするものである。
【0007】本発明の空調制御方法においては、また、
前記ペリメータゾーンの空調機の出力は、外気温を検出
する手段により検出された外気温を加味して制御するこ
とを特徴とするものである。
【0008】本発明空調制御方法においては、さらに、
前記ペリメータゾーンの空調機の出力は、さらに、曜日
モードを加味して前記判断を行うことを特徴とするもの
である。
【0009】本発明空調制御方法は、さらに、建物内の
インテリアゾーンおよびペリメータゾーンをそれそれ別
個の空調機により空調を行う場合の空調制御方法におい
て、前記インテリアゾーンおよびペリメータゾーンの各
空調負荷を所定の理論式により予め推定しておき、各ゾ
ーンの空調機を制御するに当たり、対応するゾーンの推
定空調負荷と実際の空調負荷とを比較し、対応するゾー
ンが設定温度範囲内で、実際の負荷が推定空調負荷より
大きい場合、または、推定空調負より少なくも対応する
ゾーンの温度変化率が正でしかも設定変化率より低い場
合は、それぞれ対応する空調機の空調設定を一段減ずる
ことを特徴とするものである。
【0010】本発明の空調制御装置は、建物内のインテ
リアゾーンおよびペリメータゾーンをそれそれ別個の空
調機により空調を行う場合の空調制御装置において、前
記インテリアゾーンの気温を検出する手段と、前記ペリ
メータゾーンの気温を検出する手段と、前記インテリア
ゾーンの空調の冷暖モードを検出する手段と、前記ペリ
メータゾーンの空調の冷暖モードを検出する手段と、前
記インテリアゾーンの気温変化を記憶する手段と、前記
ペリメータゾーンの気温変化を記憶する手段と、これら
の各手段の出力情報を基に前記ペリメータゾーンの空調
機に対する制御出力を判断する手段と、この判断手段に
よる判断に基づいて前記ペリメータゾーンの空調を制御
するペリメータゾーンの空調制御出力判断手段とを備
え、前記ペリメータゾーンの空調機制御判断手段は、前
記インテリアゾーンの気温、前記ペリメータゾーンの気
温および前記ペリメータゾーンの気温の変化率の組み合
わせにより、判断することを特徴とするものである。
【0011】本発明の空調制御装置においては、また、
前記ペリメータゾーンの空調制御出力判断手段は、さら
に、外気温を検出する手段により検出された外気温を加
味して前記判断を行うことを特徴とするものである。
【0012】本発明の空調制御装置においては、また、
前記ペリメータゾーンの空調制御出力判断手段は、さら
に、曜日モードを検出する手段により検出された曜日モ
ードを加味して前記判断を行うことを特徴とするもので
ある。
【0013】本発明の空調制御装置は、また、建物内の
インテリアゾーンおよびペリメータゾーンをそれそれ別
個の空調機により空調を行う場合の空調制御装置におい
て、前記インテリアゾーンの気温を検出する手段と、前
記インテリアゾーンの空調機の冷暖モードを検出する手
段と、前記インテリアゾーンの気温変化を記憶する手段
と、前記インテリアゾーンの理論的に推定される空調負
荷を演算する手段と、前記インテリアゾーンの実際の空
調負荷を演算する手段と、これらの各手段の出力に基づ
いて、前記インテリアゾーンの空調機に対する制御出力
を判断する手段と、前記ペリメータゾーンの気温を検出
する手段と、前記ペリメータゾーンの空調機の冷暖モー
ドを検出する手段と、前記ペリメータゾーンの気温変化
を記憶する手段と、前記ペリメータゾーンの理論的に推
定される空調負荷を演算する手段と、前記ペリメータゾ
ーンの実際の空調負荷を演算する手段と、これらの各手
段の出力に基づいて、前記ペリメータゾーンの空調機に
対する制御出力を判断する手段とを備え、この判断手段
は、前記インテリアゾーンあるいはペリメータゾーンの
実際の空調負荷が推定される負荷を越える場合には、推
定値に近付けるように前記インテリアゾーンあるいはペ
リメータゾーンの空調機を制御することを特徴とするも
のである。
【0014】本発明の空調制御装置は、また、建物内の
インテリアゾーンおよびペリメータゾーンをそれそれ別
個の空調機により空調を行う場合の空調制御装置におい
て、前記建物内の温度分布を検出する赤外線カメラと、
この赤外線カメラの出力画像をメッシュに分け、前記建
物内の所定の部位に対応するメッシュ部分の温度情報に
より、前記インテリアゾーンおよび前記ペリメータゾー
ンの空調制御出力を判断する手段と、この手段による判
断結果に基づいて前記インテリアゾーンおよびペリメー
タゾーンの各空調機を制御する手段とを備えたことを特
徴とするものである。
【0015】本発明の空調制御装置は、また、建物内の
インテリアゾーンおよびペリメータゾーンをそれそれ別
個の空調機により空調を行う場合の空調制御装置におい
て、前記インテリアゾーン用空調の吹き出し気温検出手
段と、前記インテリアゾーン用空調の吹き出し部位風速
検出手段と、前記ペリメータゾーン用空調の吹き出し気
温検出手段と、前記ペリメータゾーン用空調の吹き出し
部位風速検出手段と、前記建物内において混合損失が生
じると想定される部位の気温を検出する手段と、これら
の各手段の出力情報を基に前記インテリアゾーンおよび
ペリメータゾーンの空調制御出力を判断する手段とを備
え、この判断手段による判断結果に基づいて前記インテ
リアゾーンおよびペリメータゾーンの空調機を制御する
手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0016】
【作用】上記のような本発明によれば、インテリアゾー
ンで冷房、ペリメータゾーンで暖房が行われたと判断さ
れる場台に、インテリアゾーンおよびペリメータゾーン
の気温変化を検出・記憶し、気温の変化率から室内混合
損失の状態を判断し、ペリメータゾーンの空調を制御す
るため、ペリメータゾーンの温度環境を大きく損なわず
に室内混合損失を抑制することによって、必要以上の空
調負荷を抑制して省エネルギをはかることができる。
【0017】また、本発明では、上記の他に外気温の変
化も考慮するため、外気の状態に合わせたペリメータゾ
ーンの制御を行うことができ、ペリメータゾーンの快適
性を大きく損なわずに、室内混合損失の抑制制御が可能
となる。
【0018】さらに本発明によれば、曜日モードを取り
込み、休み明けの建物の壁や鉄筋などの躯体の温度低下
によるペリメータゾーンの暖房負荷の増大を考慮してお
り、外気温および休みの日の躯体の温度低下を考慮した
室内混合損失抑制制御が可能となる。
【0019】さらに、本発明によれば、理論的に推定さ
れる本来の空調負荷演算値と空調負荷実績を比較して空
調制御出力を判断するため、空調負荷を基準として室内
混合損失が発生しない場合と同等の空調負荷となるよう
に、空調制御を行うため、室内混合損失が抑制でき、省
エネルギとなる。
【0020】さらに、本発明によれば、気温検出用のセ
ンサを室内に設置せずに、赤外線カメラの画像から混台
熱損失の状況を判断でき、画像処理した基準となる部分
のメッシュの気温からインテリアゾーンおよびペリメー
タゾーンの空調を制御することが可能となるため、室内
混合損失を視覚的にとらえて抑制することが可能とな
る。
【0021】さらに、本発明によれば、インテリアゾー
ン用空調の吹き出し気温とペリメータ用空調の吹き出し
気温および室内混合損失が生じると思われる部位に設置
した気温検出手段による気温により、ンテリアゾーンお
よびペリメータゾーンの空調を制御する制御するため、
インテリアゾーンおよびペリメータゾーンの空調モード
を検出せずに簡易的に、室内混合損失抑制制御を行うこ
とができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態を具体的に説明する。
【0023】図1は、本発明の第1の実施形態による空
調制御装置のブロック図である。インテリアゾーン気温
検出手段1は、インテリアゾーンの気温Tinteを検
出する気温センサである。ペリメータゾーン気温検出手
段2は、ペリメータゾーンの気温Tperiを検出する
気温センサである。インテリアゾーン空調モード検出手
段3は、インテリアゾーン用空調機が冷/暖房モードの
いずれかであるかを検出する手段である。検出方法は空
調機本体の冷/暖房モードを直接検出するか、または、
オペレータによって設定されている冷/暖房モードを読
み込むか、または、空調機のコイルの冷温水弁の開度に
より冷/暖房モードを判断する方法による。ペリメータ
ゾーン空調モード検出手段4は、同様に、ペリメータゾ
ーン用空調機の冷/暖房モードを検出する手段である。
検出方法はインテリアゾーン空調モード検出手段2と同
様である。インテリアゾーン気温変化記憶手段5は、イ
ンテリアゾーン気温検出手段による気温検出値を、例え
ば、サンプリング周期1分間隔で5分間分記憶し、さら
にその平均値をインテリア気温変化率ΔTinteとし
て記憶する。ペリメータゾーン気温変化記憶手段6は、
ペリメータゾーン気温検出手段による気温検出値を、例
えば、サンプリング周期1分間隔で5分間分記憶し、さ
らにその平均値をペリメータ気温変化率ΔTperiと
して記憶する。ペリメータゾーン空調制御出力判断手段
11は、インテリアゾーン気温検出手段1による気温検
出値と、ペリメータゾーン気温検出手段2による気温検
出値と、インテリアゾーン気温変化記憶手段5によるイ
ンテリアゾーン気温変化率と、ペリメータゾーン気温変
化記憶手段6によるペリメータゾーン気温変化率から、
ペリメータゾーン用の空調制御出力を判断する。
【0024】図2−1および図2−2は、ペリメータゾ
ーン空調制御出力判断手段11における判断アルゴリズ
ムの一例である。ペリメータゾーン空調制御出力判断手
段11の判断は一定周期、例えば5分周期で行う。ペリ
メータゾーン空調制御出力判断手段11の制御出力は設
定気温、または、温水バルブ開度、ファン風量である。
例えば、ペリメータゾーン空調制御出力判断手段11に
より「ペリメータゾーン空調出力一段減」と判断された
場合には、0.5゜C設定室温を下げるか、バルブ開度
を10%減じるか、フアン風量を10%減じる出力値を
出す。ただし、ペリメー夕ゾーン気温は、ペリメータ気
温下限値θB を下回らないようにする。
【0025】表1は、ペリメータゾーン空調制御出力判
断手段11の判断ロジックの一例を表にしたものであ
る。
【0026】
【表1】 例えば、表1の第3行に示されるように、インテリアゾ
ーン気温が設定温度範囲内で、かつ、ペリメータゾーン
気温が下限設定値以上、かつ、ペリメータ気温上昇率が
ペリメータ気温上昇率最低基準値θA よりも小さい場合
は、ペリメータゾーン空調一段減と判断する。図1のペ
リメータゾーン空調制御手段13は、ペリメータゾーン
空調制御出力判断手段11で出力された出力値を基に、
ペリメータゾーンの空調機14の制御を行う。
【0027】図3は本発明の第2の実施形態である空調
制御装置のブロック図である。この実施形態は、図1に
示した第1の実施形態に外気温検出手段12を追加し、
ペリメータ調制御出力判断手段11に代えてペリメータ
ゾーン空調制御出力判断手段21を用いている。このペ
リメータゾーン空調制御出力判断手段21の判断ロジッ
クは表2に示すように前記表1の判断ロジックを1部変
更したものである。
【0028】
【表2】 すなわち、ペリメータゾーン空調制御出力判断手段21
での判断は一定周期、例えば5分周期で行い、ペリメー
タ気温上昇率がペリメータ気温上昇率最低基準値θA
りも小さく、インテリアゾーン気温が設定温度範囲内
で、かつ、ペリメータ気温が下限設定値以上、かつ、外
気温が基準外気温θD 未満の場台、通常の制御を行う。
換言すれば、設定値を変更せずに設定値に近づくように
制御を行う。また、ペリメータ気温上昇率がペリメータ
気温上昇率最低基準値θA よりも小さく、インテリアゾ
ーン気温が設定温度範囲外、かつ、ペリメータ気温が下
限設定値以上、かつ、外気温が基準外気温θD 未満の場
合は、ペリメータ空調設定を一段下げる判断を行う。た
だし、下限設定値を下回らないようにする。
【0029】図4は本発明の第3の実施形態である空調
制御装置のブロック図である。この実施形態は、図3に
示した第2の実施形態にさらに曜日モード検出手段22
を追加し、ペリメータゾーン空調制御出力判断手段21
に代えてペリメータゾーン空調制御出力判断手段23を
用いている。このペリメータゾーン空調制御出力判断手
段23の判断ロジックは表3に示すように前記表2の判
断ロジックを1部変更したものである。
【0030】
【表3】 曜日モード検出手段22は、ビルの中央監視制御装置に
設定された曜日モードを読み込むか、または、本制御シ
ステムにおいて設定された曜日モードを読み込むもので
ある。もしくは、曜日モード検出手段22にカレンダ機
能を持ち、その曜日モードを検出する。通常の曜日で営
業されているビルでは月曜日が休み明けとなる。空調制
御出力判断手段23による判断は、一定周期、例えば5
分周期で行い、ペリメータ気温上昇率がペリメータ気温
上昇率最低基準値θA よりも小さく、インテリアゾーン
気温が設定温度範囲内で、かつ、ペリメータ気温が下限
設定値以上、かつ、曜日モードが休み明けの場合、通常
の制御、すなわち、設定値を変更せずに設定値に近づく
ように制御を行う。この判断により、休日の躯体の温度
低下によるペリメータゾーンの暖房負荷の増大の影響を
考慮している。また、ペリメータ気温上昇率がペリメー
タ気温上昇率最低基準値θA よりも小さく、インテリア
ゾーン気温が設定温度範囲外、かつ、ペリメータ気温が
下限設定値以上、かつ、曜日モードが休日開けの場合
は、ペリメータ空調設定を一段下げる判断を行う。ただ
し、下限設定値を下回らないようにする。
【0031】図5は本発明の第4の実施形態である空調
制御装置のブロック図である。、この実施形態は、図1
に示した第1の実施形態にさらにインテリアゾーン空調
負荷推定手段32、インテリアゾーン空調負荷実績検出
手段33、ペリメータゾーン空調負荷椎定手段36、ペ
リメータゾーン空調負荷実績検出手段37、インテリア
ゾーン空調制御出力判断手段43、インテリアゾーン空
調制御手段45およびインテリアゾーンの空調を行うた
めの空調機であるインテリアゾーン空調機47を追加
し、ペリメータゾーン空調制御出力判断手段11に代え
てペリメータゾーン空調制御出力判断手段44を用いて
いる。
【0032】インテリアゾーン空調負荷推定手段32
は、インテリアゾーンの空調負荷を推定する手段であ
る。この空調負荷の椎定は例えば次の算定式1によって
行う。
【0033】 Qinte=iQL+iQH+iQv+iQM・・・・・・・・式1 ここで、式中の各符号は次のように定義される。
【0034】Qinte:インテリアゾーン空調負荷推
定値 iQL:インテリアゾーン内の照明および機器の発熱量
椎定値 iQH:インテリアゾーン内の人の発熱推定値(単位時
間当たりの人体の発熱量に単位時間当たりにインテリア
ゾーンに居る人数椎定値を乗じた値) iQv:インテリアゾ−ン内の必要換気に伴う推定除去
熱量推定値(1人当りの単位時間当たりの必要換気量
に、インテリアゾーンの設定室温と外気温の温度差と、
空気の比熱を乗じた値に、単位時間当たりにインテリア
ゾーンに居る人数椎定値を乗じた値) iQM:インテリアゾーンとペリメータゾーンの境界部
において発生していると思われる室内混合損失熱量椎定
を設定した値) 次に、インテリアゾーン空調負荷実績検出手段33は、
インテリアゾーン空調負荷実績を検出する。インテリア
ゾーン空調負荷実績は、インテリアゾーン空調機47の
負荷実績を、例えば、冷房負荷は空調機47の冷却水の
入り口と出口の温度差に単位時間当たりの冷却水の流量
を乗じて求められ、暖房負荷は、空調機47の温水の入
り口と出口の温度差に単位時間当たりの温水の流量を乗
じて求められる。あるいは、空調機47の出力と消費電
力の関係から、消費電力に運転時間を乗じて求める。
【0035】ペリメータゾーン空調負荷椎定手段36
は、ペリメータゾーンの空調負荷を例えば、次のような
算定式2により椎定する。
【0036】 Qper1=PQL+PQH+pQv+pQM−pQs+pQw・・式2 ここで、式中の各符号は次のように定義される。
【0037】Qp.fi:ペリメータゾーン空調負荷推
定値 pQL:ペリメータゾーン内の照明および機器の発熱量
推定値 pQH:ペリメータゾーン内の人の発熱推定値(単位時
間当たりの人体の発熱量に単位時間当たりにペリメータ
ゾーンに居る人数椎定値を乗じて値) pQV:ペリメータゾーン内の必要換気に伴う椎定除去
熱量椎定値(1人当たりの単位時間当たりの必要換気量
に、ペリメータゾーンの設定室温と外気温の温度差と、
空気の比熱を乗じた値に、単位時間当たりにペリメータ
ゾーンに居る人数推定値を乗じた値) pQM:インテリアゾーンとペリメータゾーンの境界部
において発生していると思われる室内混合損失熱量椎定
値 pQs:ペリメータゾーンでの日射による取得熱量の推
定値(公知の計算式を用いる) pQw:壁および窓からの侵入熱量椎定値(公知の計算
式を用いる) また、ペリメータゾーン空調負荷実績検出手段37は、
ペリメータゾーン空調機14の負荷実績を、前述したイ
ンテリアゾーン空調負荷実績検出手段33と同様な方法
によって検出する。
【0038】インテリアゾーン空調制御出力判断手段4
3は、インテリアゾーン気温検出手段1によるインテリ
アゾーン気温と、インテリアゾーン気温変化記憶手段5
によるインテリアゾーン気温変化と、インテリアゾーン
空調負荷推定手段32による空調負荷推定値と、インテ
リアゾーン空調負荷実績検出手段33による空調負荷実
績値と、インテリアゾーン空調モード検出手段3による
インテリアゾーン空調モードと、ペリメータゾーン空調
モード検出手段4によるペリメータゾーンの空調モード
の入力値により、インテリアゾーンの空調制御出力を判
断する。
【0039】インテリアゾーンの空調モードが冷房かつ
ペリメータゾーンの空調モードが暖房となった場合にお
けるインテリアゾーン空調制御出力判断手段43での制
御出力判断例を表4に示す。
【0040】
【表4】 インテリアゾーン空調制御出力判断手段43での判断
は、一定周期、例えば5分周期で行い、例えば、表4中
第4行に示されるように行われる。すなわち、インテリ
アゾーン気温が設定温度範囲内、かつ、インテリアゾー
ン気温下降率が負(気温上昇)、かつ、インテリアゾー
ン空調負荷実績値がインテリアゾーン空調負荷椎定値よ
りも大きい場合、室内混合損失が生じていると判断し、
インテリアゾーン空調の出力を一段下げる。インテリア
ゾーン空調出力一段減と判断された場合には、インテリ
アゾーン空調制御手段45により、インテリアゾーン空
調機47に対し、例えば、0.5゜C設定室温を上げる
か、冷水バルブ開度を10%減じるか、フアン風量を1
0%減じる出力値を出す。ただし、インテリアゾーン気
温は、インテリア気温上限値を上回らないように制御す
る。
【0041】ペリメータゾーン空調制御出力判断手段4
4は、ペリメータゾーン気温検出手段2によるペリメー
タゾーン気温と、ペリメータゾーン気温変化記憶手段6
によるペリメータゾーン気温変化と、ペリメータゾーン
空調負荷推定手段36による空調負荷推定値と、ペリメ
ータアゾーン空調負荷実績検出手段37による空調負荷
実績値と、ペリメータゾーン空調モード検出手段4によ
るペリメータゾーン空調モードと、インテリアゾーン空
調モード検出手段3によるインテリゾーンの空調モード
の入力値により、ペリメータアゾーンの空調制御出力を
判断する。
【0042】インテリアゾーンの空調モードが冷房かつ
ペリメータゾーンの空調モードが暖房となった場合にお
けるペリメータゾーン空調制御出力判断手段44の制御
出力判断例を表5に示す。
【0043】
【表5】 図6は本発明の第5の実施形態による空調制御装置のブ
ロック図である。なお、同図においては、図5の実施形
態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略す
る。温度分布検出用赤外線カメラ51は、室内の温度分
布を検出する赤外線カメラであり、インテリアゾーン空
調吹き出し部分とペリメータゾーン空調吹き出し部分を
含む室内を写すものである。画像処理装置52は、温度
分布検出用赤外線カメラ51から取り込んだ画像から、
切り分けたメッシュごとに、そのメッシュの温度が何度
になっているが求めるものである。1メッシユのサイズ
は建物の現寸で40cm×40cm程度とする。この画
像処理装置52は表示装置を有し、表示装置の画面から
基準とするメッシュを設定できる。空調出力判断手段5
3は、まず、画像処理装置52による結果から、予め設
定した部位、ここでは、インテリア空調ゾーン吹き出し
部位、ペリメータゾーン空調吹き出し部位、室内混合損
失が生じていると推定した部位の温度を読みとる。イン
テリアゾーン空調吹き出し部位およびペリメータゾーン
空調吹き出し部位の温度から空調モードすなわち冷房/
暖房を判断する。ここで、インテリアゾーン空調が冷房
かつペリメータ空調が暖房と判断された場合に、室内混
合損失が生じていると推定した部位の気温を読みとり、
その部位の気温が設定温度範囲を上回った判断された場
合はペリメータゾーン空調制御手段13により、ペリメ
ータゾーン空調機14の出力を一段下げ、設定温度範囲
を下回ったと判断された場合は、インテリアゾーン空調
制御手段45により、インテリアゾーン空調機47の出
力を一段下げる。
【0044】図7は本発明の第6の実施形態による空調
制御装置のブロック図である。なお、同図においては、
図6の実施形態と同一部分には同一符号を付して詳細な
説明は省略する。
【0045】インテリアゾーン空調吹き出し気温検出手
段61は、インテリアゾーン空調の吹き出し空気の気温
を検出する気温センサである。ペリメータゾーン空調吹
き出し気温検出手段62は、ペリメータゾーン空調の吹
き出し空気の気温を検出する気温センサである。室内混
合損失発生部位気温検出手段63は、室内混合損失が生
じていると推定した部位の気温を検出する気温センサで
ある。空調出力判断手段64は、まず、インテリアゾー
ン空調吹き出し部位気温検出手段61による検出温度お
よびペリメータゾーン空調吹き出し部位気温検出手段6
2による検出温度を読みとり、その温度からインテリア
ゾーンおよびペリメータゾーン空調の空調モードすなわ
ち冷房/暖房を判断する。ここで、インテリアゾーン空
調が冷房かつペリメータ空調が暖房と判断された場合
に、室内混合損失発生部位気温検出手段63による検出
値を読みとり、その部位の気温が設定温度範囲を上回っ
た判断された場合はペリメータゾーン空調制御手段13
により、ペリメータゾーン空調機14の出力を一段下
げ、設定温度範囲を下回ったと判断された場合は、イン
テリアゾーン空調制御手段45により、インテリアゾー
ン空調機47の出力を一段下げる。この判断は一定周
期、例えば5分周期で行われる。ただし、インテリアゾ
ーン気温はインテリアゾーン気温上限値を上回らないよ
うに、また、ペリメー夕ゾーン気温はペリメータゾーン
気温下限値を下回らないように制御する。インテリアゾ
ーン空調吹き出し部位気温検出手段61による検出温
度、ペリメータゾーン空調吹き出し部位気温検出手段6
2による検出温度、室内混合損失発生部位気温検出手段
63による検出値の全てが設定温度範囲内でかつ、イン
テリアゾーン空調吹き出し部位風速検出手段71および
ペリメータゾーン空調吹き出し部位風速検出手段72に
よる風速検出値が前回検出値(サンブリング周期は5分
程度)よりも増大した場合において、インテリアゾーン
の空調を優先する場台はペリメータゾーン空調機14の
出力を一段下げる。また、ペリメータゾーンの空調を優
先する場合はインテリアゾーン空調機47の出力を一段
下げる。ただし、インテイリアゾーン気温はインテリア
ゾーン気温上限値を上回らないように、また、ペリメー
タゾーン気温はペリメータゾーン気温下限値を下回らな
いように制御する。
【0046】以上本発明の実施形態について詳細に説明
したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものでは
ない。例えば、空調制御装置を省略した構成で、インテ
リアゾーン空調出力判断手段もしくはペリメータゾーン
空調出力判断手段から、インテリアゾーン空調機もしく
はペリメータゾーン空調機へ直接、設定値もしくは設定
値との偏差を出力してもよい。また、気温を検出するた
めのセンサはその種類を問わない。その他、本発明はそ
の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インテリアゾーンで冷房かつペリメータゾーンで暖房が
行われた場合に、インテリアゾーン気温およびペリメー
タゾーン気温を考慮して室内混合損失の状況を判断し、
インテリアゾーン空調もしくはペリメータゾーン空調の
制御を行う。したがって、インテリアゾーン気温および
ペリメータゾーン気温が設定した温度範囲内に維持され
る状態で室内混合損失を抑制する制御を行うため、従来
よりも好適な.温度環境で省エネルギとなる室内混合損
失抑制制御システムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空調制御装置の第1の実施形態を示す
ブロック図である。
【図2】図2−1および図2−2は、図1に示すペリメ
ータゾーン空調制御出力判断手段における判断アルゴリ
ズムを示すフローチャートである。
【図3】本発明の空調制御装置の第2の実施形態を示す
ブロック図である。
【図4】本発明の空調制御装置の第3の実施形態を示す
ブロック図である。
【図5】本発明の空調制御装置の第4の実施形態を示す
ブロック図である。
【図6】本発明の空調制御装置の第5の実施形態を示す
ブロック図である。
【図7】本発明の空調制御装置の第6の実施形態を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 インテリアゾーン気温検出手段 2 ペリメータゾーン気温検出手段 3 インテリアゾーン空調モード検出手段 4 ペリメータゾーン空調モード検出手段 5 インテリアゾーン気温変化記憶手段 6 ペリメータゾーン気温変化記憶手段 11 ペリメータゾーン空調制御出力判断手段 12 外気温検出手段 13 ペリメータゾーン空調制御手段 14 ペリメータゾーン空調機 21 ペリメータゾーン空調制御出力判断手段 22 曜日モード検出手段 23 ペリメータゾーン空調制御出力判断手段 32 インテリアゾーン空調負荷椎定手段 33 インテリアゾーン空調負荷実績検出手段 36 ペリメータゾーン空調負荷推定手段 37 ペリメータゾーン空調負荷実績検出手段 43 インテリアゾーン空調制御出力判断手段 44 ペリメータゾーン空調制御出力判断手段. 45 インテリアゾーン空調制御手段 47 インテリアゾーン空調機 51 温度分布検出用赤外線カメラ 52 画像処理装置 53 空調制御出力判断手段 61 インテリアゾーン空調吹き出し部位気温検出手
段 62 ペリメータゾーン空調吹き出し部位気温検出手
段 63 室内混合損失発生部位気温検出手段 64 空調制御出力判断手段 71 インテリアゾーン空調吹き出し部位風速検出手
段 72 ペリメータゾーン空調吹き出し部位風速検出手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 信孝 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物内のインテリアゾーンおよびペリメ
    ータゾーンをそれそれ別個の空調機により空調を行う場
    合の空調制御方法において、冷却モードのインテリアゾ
    ーンが設定温度範囲にあるとき、ペリメータゾーンが下
    限設定値以上で、このペリメータゾーンの温度上昇が設
    定値より低い場合、または、インテリアゾーンが設定温
    度範囲外であれば、前記ペリメータゾーンが設定温度範
    囲内のとき、前記ペリメータゾーンの空調設定を一段減
    ずることを特徴とする空調制御方法。
  2. 【請求項2】 前記ペリメータゾーンの空調機の出力
    は、外気温を検出する手段により検出された外気温を加
    味して制御することを特徴とする請求項1記載の空調制
    御方法。
  3. 【請求項3】 前記ペリメータゾーンの空調機の出力
    は、さらに、曜日モードを加味して前記判断を行うこと
    を特徴とする請求項1または2記載の空調制御方法。
  4. 【請求項4】 建物内のインテリアゾーンおよびペリメ
    ータゾーンをそれそれ別個の空調機により空調を行う場
    合の空調制御方法において、前記インテリアゾーンおよ
    びペリメータゾーンの各空調負荷を所定の理論式により
    予め推定しておき、各ゾーンの空調機を制御するに当た
    り、対応するゾーンの推定空調負荷と実際の空調負荷と
    を比較し、対応するゾーンが設定温度範囲内で、実際の
    負荷が推定空調負荷より大きい場合、または、推定空調
    負より少なくも対応するゾーンの温度変化率が正でしか
    も設定変化率より低い場合は、それぞれ対応する空調機
    の空調設定を一段減ずることを特徴とする空調制御方
    法。
  5. 【請求項5】 建物内のインテリアゾーンおよびペリメ
    ータゾーンをそれそれ別個の空調機により空調を行う場
    合の空調制御装置において、前記インテリアゾーンの気
    温を検出する手段と、前記ペリメータゾーンの気温を検
    出する手段と、前記インテリアゾーンの空調の冷暖モー
    ドを検出する手段と、前記ペリメータゾーンの空調の冷
    暖モードを検出する手段と、前記インテリアゾーンの気
    温変化を記憶する手段と、前記ペリメータゾーンの気温
    変化を記憶する手段と、これらの各手段の出力情報を基
    に前記ペリメータゾーンの空調機に対する制御出力を判
    断する手段と、この判断手段による判断に基づいて前記
    ペリメータゾーンの空調を制御するペリメータゾーンの
    空調制御出力判断手段とを備え、前記ペリメータゾーン
    の空調機制御判断手段は、前記インテリアゾーンの気
    温、前記ペリメータゾーンの気温および前記ペリメータ
    ゾーンの気温の変化率の組み合わせにより、判断するこ
    とを特徴とする空調制御装置。
  6. 【請求項6】 前記ペリメータゾーンの空調制御出力判
    断手段は、さらに、外気温を検出する手段により検出さ
    れた外気温を加味して前記判断を行うことを特徴とする
    請求項1記載の空調制御装置。
  7. 【請求項7】 前記ペリメータゾーンの空調制御出力判
    断手段は、さらに、曜日モードを検出する手段により検
    出された曜日モードを加味して前記判断を行うことを特
    徴とする請求項1記載の空調制御装置。
  8. 【請求項8】 建物内のインテリアゾーンおよびペリメ
    ータゾーンをそれそれ別個の空調機により空調を行う場
    合の空調制御装置において、前記インテリアゾーンの気
    温を検出する手段と、前記インテリアゾーンの空調機の
    冷暖モードを検出する手段と、前記インテリアゾーンの
    気温変化を記憶する手段と、前記インテリアゾーンの理
    論的に推定される空調負荷を演算する手段と、前記イン
    テリアゾーンの実際の空調負荷を演算する手段と、これ
    らの各手段の出力に基づいて、前記インテリアゾーンの
    空調機に対する制御出力を判断する手段と、前記ペリメ
    ータゾーンの気温を検出する手段と、前記ペリメータゾ
    ーンの空調機の冷暖モードを検出する手段と、前記ペリ
    メータゾーンの気温変化を記憶する手段と、前記ペリメ
    ータゾーンの理論的に推定される空調負荷を演算する手
    段と、前記ペリメータゾーンの実際の空調負荷を演算す
    る手段と、これらの各手段の出力に基づいて、前記ペリ
    メータゾーンの空調機に対する制御出力を判断する手段
    とを備え、この判断手段は、前記インテリアゾーンある
    いはペリメータゾーンの実際の空調負荷が推定される負
    荷を越える場合には、推定値に近付けるように前記イン
    テリアゾーンあるいはペリメータゾーンの空調機を制御
    することを特徴とする空調制御装置。
  9. 【請求項9】 建物内のインテリアゾーンおよびペリメ
    ータゾーンをそれそれ別個の空調機により空調を行う場
    合の空調制御装置において、前記建物内の温度分布を検
    出する赤外線カメラと、この赤外線カメラの出力画像を
    メッシュに分け、前記建物内の所定の部位に対応するメ
    ッシュ部分の温度情報により、前記インテリアゾーンお
    よび前記ペリメータゾーンの空調制御出力を判断する手
    段と、この手段による判断結果に基づいて前記インテリ
    アゾーンおよびペリメータゾーンの各空調機を制御する
    手段とを備えたことを特徴とする空調制御装置。
  10. 【請求項10】 建物内のインテリアゾーンおよびペリ
    メータゾーンをそれそれ別個の空調機により空調を行う
    場合の空調制御装置において、前記インテリアゾーン用
    空調の吹き出し気温検出手段と、前記インテリアゾーン
    用空調の吹き出し部位風速検出手段と、前記ペリメータ
    ゾーン用空調の吹き出し気温検出手段と、前記ペリメー
    タゾーン用空調の吹き出し部位風速検出手段と、前記建
    物内において混合損失が生じると想定される部位の気温
    を検出する手段と、これらの各手段の出力情報を基に前
    記インテリアゾーンおよびペリメータゾーンの空調制御
    出力を判断する手段とを備え、この判断手段による判断
    結果に基づいて前記インテリアゾーンおよびペリメータ
    ゾーンの空調機を制御する手段とを備えたことを特徴と
    する空調制御装置。
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