JPH06303669A - 電動シャッタシステムの操作装置 - Google Patents

電動シャッタシステムの操作装置

Info

Publication number
JPH06303669A
JPH06303669A JP8895593A JP8895593A JPH06303669A JP H06303669 A JPH06303669 A JP H06303669A JP 8895593 A JP8895593 A JP 8895593A JP 8895593 A JP8895593 A JP 8895593A JP H06303669 A JPH06303669 A JP H06303669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
opening
closing
signal
operating device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8895593A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3477220B2 (ja
Inventor
Masayuki Kanetani
雅之 金谷
Koji Yokota
浩二 横田
Toshiyuki Masuda
敏行 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP08895593A priority Critical patent/JP3477220B2/ja
Publication of JPH06303669A publication Critical patent/JPH06303669A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3477220B2 publication Critical patent/JP3477220B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】多機能化して操作性を良くする。 【構成】2線の信号線Lを介してコントローラ1と操作
装置2との間で時分割多重伝送で信号伝送を行う。操作
装置2bに、開,閉、停止操作スイッチSW21〜SW23
以外に、多機能化のために、シャッタの全開及び全閉の
途中の任意の開閉状態でシャッタの閉動作を一旦停止さ
せるスリットスイッチSW24を設ける。シャッタが換気
用に開口を開閉する機能を備える場合において、上記開
口の開閉操作を行う下限設定スイッチSW25を設ける。
ワイヤレス操作器4からのワイヤレス信号を受信する受
信回路27を設け、ワイヤレスでシャッタの開閉操作を
行うことを可能とする。また、HAコネクタCN2 及び
入力回路40を設け、HAシステムからのシャッタの開
閉操作を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャッタを自動開閉す
る電動シャッタシステムにおいて、操作スイッチでシャ
ッタの操作入力を行う操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シャッタを電動で開閉制御する従来の電
動シャッタ装置では、操作装置に設けられた操作スイッ
チの操作を行うことにより、シャッタを開閉駆動するモ
ータの動作制御をコントローラで行うようになってい
る。ところで、従来のこの種の電動シャッタ装置で、操
作スイッチの1ショット操作でシャッタの開閉制御を行
う場合、つまりはスイッチを1回押すと、その後はスイ
ッチを押し続けなくとも、シャッタの開閉動作が維持さ
れるようにする場合、操作装置の操作スイッチとして
は、少なくともシャッタを開操作するスイッチ、閉操作
するスイッチ、及び開閉操作を停止させるスイッチとが
必要である。このため、操作装置とコントローラとの配
線本数が多くなる。しかも、操作装置がシャッタの開閉
動作を表示する表示器を備える場合には、さらに配線本
数が増加し、配線作業に手間がかかるという問題があっ
た。
【0003】そこで、コントローラと操作装置とで時分
割多重で信号伝送を行うことにより2線式の信号線で信
号伝送を行えるようにした電動シャッタシステムが提供
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の従来の電動シャッタシステムの操作装置には、シャッ
タの開閉及び停止のみしか行えず、機能的に乏しく、さ
らに機能を追加して、操作性を向上させることが望まれ
ている。本発明は上述の点に鑑みて為されたものであ
り、その目的とするところは、操作性を向上させるため
に、機能を付加した電動シャッタシステムの操作装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、別
機能のスイッチを設けて機能を追加して、操作性を向上
させるために、シャッタの全開及び全閉の途中の任意の
開閉状態でシャッタの閉動作を一旦停止させる設定を行
う設定スイッチを設けてある。請求項2の発明では、シ
ャッタが換気用に開口を開閉する機能を備える場合にお
いて、開口の開閉操作を行う機能を付与するために、上
記開口の開閉操作を行う操作スイッチを設けてある。
【0006】請求項3の発明では、ワイヤレスでのシャ
ッタの開閉操作を行う機能を付与するために、ワイヤレ
ス操作器からのワイヤレス信号を受ける受信手段を設
け、ワイヤレス操作器からのシャッタの開閉用の操作指
令に応じた信号を返信手段からコントローラに返信させ
る機能を上記信号処理手段に設けてある。請求項4の発
明では、ホームオートメーション(HA)システム側か
らシャッタの開閉操作を行えるようにするために、HA
システムの信号伝送ラインに着脱自在に接続されるHA
コネクタと、HAシステムのインターフェースユニット
(IFU)を介する操作指令を受けると共に、シャッタ
の開閉状態を示す監視データをIFUを介してHAシス
テムに送る入出力手段とを設け、HAシステムからのシ
ャッタの操作指令に応じた信号を返信手段からコントロ
ーラに返信させる機能を上記信号処理手段に設けてあ
る。
【0007】なお、上記機能の追加による構成部品の増
加に対応すると共に、壁面などへの施工性を良好とする
ために、請求項5に示すように、ハウジングを既製の埋
込型の配線器具の2連モジュール寸法に形成し、上記既
製の配線器具を埋設する場合に用いる取付枠の取付構造
をハウジングに設けてもよい。また、複数のシャッタを
個別に開閉させる1ないしは複数のコントローラを備え
る場合において、複数のシャッタの個別制御、一括開閉
制御、あるいは任意の複数のシャッタのみを開閉制御す
る場合に対応させるために、請求項6に示すように、複
数のシャッタを個別に開閉させる操作スイッチ、一括的
に開閉させる操作スイッチ、あるいは任意の複数のシャ
ッタのみを開閉させる操作スイッチのうちの1ないしは
複数の操作スイッチを設けてもよい。
【0008】
【作用】請求項1の発明では、上述のようにシャッタの
全開及び全閉の途中の任意の開閉状態でシャッタの閉動
作を一旦停止させる設定を行う設定スイッチを設けるこ
とにより、シャッタを任意の位置まで閉じるという使用
を可能とし、使い勝手を良くする。
【0009】請求項2の発明では、開口の開閉操作を行
う操作スイッチを設けることにより、操作装置側から換
気を行うか否かの操作を行えるようにし、使い勝手を良
くする。請求項3の発明では、ワイヤレスでのシャッタ
の開閉操作を行う機能を付与し、使い勝手を良くする。
【0010】請求項4の発明では、HAシステムとの結
合を可能とし、HAシステム側からシャッタの開閉操作
を行えるようにし、使い勝手を良くする。請求項5に示
すように、既製の配線器具と同様にして壁面などに埋設
できるようにして、操作装置の施工性を良くする。請求
項6の発明では、複数のシャッタを個別に開閉させる1
ないしは複数のコントローラを備える場合において、複
数のシャッタを個別に開閉させる操作スイッチ、一括的
に開閉させる操作スイッチ、あるいは任意の複数のシャ
ッタのみを開閉させる操作スイッチのうちの1ないしは
複数の操作スイッチを備えることにより、これら操作ス
イッチの操作に応じて複数のシャッタの個別制御、一括
開閉制御、あるいは任意の複数のシャッタのみを開閉制
御することを可能とし、使い勝手を良くする。
【0011】
【実施例】(実施例1)図1乃至図8に基づいて本発明
の一実施例を説明する。本実施例の電動シャッタシステ
ムは、基本的には、モータを駆動制御してシャッタを開
閉させるコントローラ1と、操作スイッチでシャッタの
操作入力を行う操作装置2とからなり、コントローラ1
と操作装置2とを2線式の信号線Lで接続し、コントロ
ーラ1と操作装置2との間で時分割多重で信号伝送を行
い、操作スイッチの操作に応じてシャッタの開閉制御を
行わせるものである。
【0012】本実施例のコントローラ1と操作装置2と
の間で行われる時分割多重による信号伝送は、既存の遠
隔監視制御システムの信号伝送方式を基準として用いて
いる。そこで、基本としての遠隔監視制御システムにつ
いてまず説明しておく。遠隔監視制御システムは、図6
に示すように、照明器具などの負荷Zと、負荷Zの動作
制御を行うための操作入力を行うスイッチと、スイッチ
の操作状態を監視する監視端末器Cと、負荷Zの動作制
御を行う複数の制御端末器Bと、制御端末器B及び監視
端末器Cと2線式の信号線Lで接続され制御端末器B及
び監視端末器Cとの間で時分割多重で信号伝送を行う中
央制御装置Aとで構成されている。なお、図6の場合に
はスイッチは監視端末器Cに一体的に設けられている。
また、一般的に中央制御装置AはブレーカBRなどと共
に分電盤などの電設盤F内に収納される。
【0013】制御端末器B及び監視端末器Cには夫々固
有のアドレスが設定され、中央制御装置Aは各制御端末
器Bあるいは監視端末器Cのアドレスを伝送信号におい
て特定することにより、各制御端末器Bあるいは監視端
末器Cを個別にアクセスして、夫々の制御端末器B及び
監視端末器Cとの間で時分割多重で信号伝送を行う。伝
送信号VS は、図8に示すように、送信開始を示すスタ
ートパルスST、伝送信号VS の種別を示すモードデー
タMD、その伝送信号VS の送信先の端末器B,Cを特
定するアドレスデータAD、制御指令の内容を示す制御
データCD、伝送誤りをチェックするために付加された
伝送誤り検知データ(例えば、チェックサムデータ)C
S、端末器B,Cから中央制御装置Aに対して信号を返
信するために設けられた返信期間WTからなる。この伝
送信号VS は複極(±24V)のパルス幅変調信号で送
信される。
【0014】中央制御装置Aは、監視端末器Cからの操
作入力を受けたとき、その操作入力に基づく負荷Zの動
作制御の指令内容を示す制御データCDを作成して制御
端末器Bに送信する。制御端末器Bは、中央制御装置A
から送信された伝送信号VSのアドレスデータADが自
己のアドレスと一致したとき、その伝送信号VS の制御
データCDを取り込む。そして、制御データCDに基づ
く負荷Zの動作状態を示す監視データを返信期間WTに
同期して中央制御装置Aに返信する。上記返信期間WT
には、伝送信号VS は正電位(+24V)に保たれてお
り、制御端末器Bでは2線式の信号線L間を略短絡状態
として中央制御装置Aに対して電流モードで監視データ
の返信を行う。
【0015】中央制御装置Aは、上記監視データを受け
ると、その監視データに基づき監視端末器Cに設けられ
た表示器で負荷Zの動作状態を表示させるための制御デ
ータCDを作成して監視端末器Cに送信する。監視端末
器Cは制御端末器Bの場合と同様に、伝送信号VS のア
ドレスデータADが自己のアドレスと一致したとき、そ
の伝送信号VS の制御データCDに基づいて表示器で負
荷Zの動作状態を表示する。このときの表示器の表示状
態も返信期間WTに中央制御装置Aに返信する。
【0016】以上の処理により、中央制御装置Aで負荷
Zの動作制御と共に負荷Zの動作状態及び表示器の表示
状態の監視が一括的に行われる。なお、この種の遠隔監
視制御システムでは、複数の負荷Zの動作を一括的に制
御することもできるようにしてある。例えば、複数の負
荷Zを一括してオン,オフ操作するいわゆるグループ制
御、及び複数の負荷Zを使用者が任意に設定した動作状
態に制御するいわゆるパターン制御を行えるようにして
ある。
【0017】この種の操作を行うスイッチと負荷Zとの
対応関係を示すデータテーブルは予め中央制御装置Aに
記憶されており、中央制御装置Aはそのデータテーブル
に基づいて負荷Zに対応する制御端末器Bに対して制御
用の伝送信号VS を送信する。なお、負荷Zが複数の制
御端末器Bの管轄下にある場合には、夫々の制御端末器
Bに対して予め設定された規則(例えば、アドレス順)
に従って順次制御用の伝送信号VS を送信する。
【0018】以上の説明は、スイッチで負荷Zの操作入
力が行われた場合の説明であったが、スイッチの操作が
行われるまでは次のように信号伝送が行われている。つ
まりは、スイッチの操作が行われていないいわゆる待機
時には、伝送信号VS のモードデータMDをダミーモー
ドに設定したダミー伝送信号を中央制御装置Aが巡回的
に信号線Lに送信している。ここで、通常時にダミー伝
送信号を伝送するのは、この種の遠隔監視制御システム
の端末器B,Cは、後述するように伝送信号V S から電
源を作成して動作しているため、ダミー伝送信号を常時
伝送する必要があるという理由による。なお、このダミ
ー伝送信号の伝送期間に、負荷Z及び表示器の動作状況
を監視する場合もある。
【0019】上記待機状態から上述した端末器B,Cと
の信号伝送を行う動作に移行する動作について以下に説
明する。この信号伝送を行うための要求は、ダミー伝送
信号のスタートパルスSTに同期して端末器B,Cから
中央制御装置Aに対して図8(b)に示す割込みパルス
i を送信する。なお、この種の割込み要求は主にスイ
ッチSが操作されたときに監視端末器Cから行われるの
で、以下の説明では監視端末器Cから割込み要求を行う
場合について説明する。
【0020】この割込み要求を受けた中央制御装置Aで
は、モードデータMDを割込み要求を行った監視端末器
Cを特定するためのアドレス特定モードに設定し、割込
み要求を行った監視端末器Cを特定する。この場合に、
各監視端末器Cを個別にアクセスするポーリングを行
い、割込み要求端末器Cを特定する方法もある。しか
し、本実施例では、割込み要求端末器Cを迅速に特定す
るために、アドレスデータの上位数ビットを特定して、
複数の監視端末器Cをグループとして一括的にアクセス
するグループアクセスを行い、割込み要求を行った監視
端末器Cが、返信期間WTに残りの下位数ビットを中央
制御装置Aに対して返信して自己が割込み要求を行った
ことを中央制御装置Aに対して知らせる方法を採用して
いる。
【0021】上述のようにして割込み要求を行った監視
端末器Cが特定されたならば、中央制御装置Aはアドレ
スデータで割込み要求を行った監視端末器Cを特定し
て、スイッチSの操作状態を示す監視データの返信を行
わせる。監視データを受けた中央制御装置Aでは、その
監視データに基づく制御データを作成し、その監視デー
タに対応する負荷Zが接続された制御端末器Bに対して
制御データの伝送を行う。以下の動作は上述した制御時
の動作と同じに行われる。そして、上記制御が終了する
と、待機状態に戻る。
【0022】以下に上記遠隔監視制御システムを基本と
して構成した電動シャッタシステムの構成について説明
する。上記遠隔監視制御システムの中央制御装置Aとし
ての機能をコントローラ1に持たせると共に、監視用端
末器Cとしての機能を操作装置2に持たせたものであ
る。そのシステム構成を図1に示す。なお、図1では、
2個の操作装置2a,2bを信号線Lに接続し、夫々の
操作装置2a,2bの操作スイッチの操作に応じてコン
トローラ1でシャッタを開閉させるようにしてある。な
お、夫々の操作装置2は壁面などに施工された状態を示
す。
【0023】基本的な操作装置2aには、シャッタを開
く操作入力を行う開操作スイッチSW21、シャッタを閉
じる操作入力を行う閉操作スイッチSW23、及びシャッ
タの開閉状態を停止させる操作入力を行う停止操作スイ
ッチSW22を設けてある。多機能化した操作装置2bに
は、上記各操作スイッチSW21〜SW23に加えて、リモ
コン操作器4からのシャッタの操作信号を受信する受光
モジュール27aを設けると共に、リモコン操作器4か
らの操作でシャッタの開閉操作を行わせるか否かを設定
するリモコン入/切スイッチSW26と、シャッタが換気
用の開閉自在な開口を備える場合において、その開口を
開閉させる操作入力を行う操作スイッチSW24とを設け
てある。また、開操作スイッチSW21、閉操作スイッチ
SW 23の肩部には、シャッタの開閉動作状況を示す発光
ダイオードLED1 ,LED 2 を設け、リモコン入/切
スイッチSW26の肩部には、リモコン入/切状態を表示
する発光ダイオードLED4 を設けてある。さらに、図
1には、図面的には現れていないが、リモコン信号の種
別(例えば、チャンネル)を設定する設定スイッチ、及
びシャッタの全開及び全閉の途中の任意の開閉状態でシ
ャッタの閉動作を一旦停止させる設定スイッチを設けて
ある。
【0024】操作装置2a,2bのハウジング30は既
製の埋込型の配線器具のモジュール寸法に形成され、既
製の埋込型の配線器具と同様にして壁面などに埋設して
取り付けることができるようになっている。図1におけ
る右側の操作装置2aのハウジング30は、既製の埋込
型の配線器具の1連モジュール寸法、つまりは1個モジ
ュールの配線器具を縦に3個連設した大きさに形成して
あり、また左側の操作装置2bのハウジング30は、2
連モジュール寸法、つまりは1個モジュールの配線器具
を縦に3個連設し、横に2列に列設した大きさに形成し
てある。
【0025】この操作装置2bは回路構成的には、図2
に示すように、信号線Lが接続される信号入力部に設け
られ信号線Lに操作装置2を無極性で接続できるように
したダイオードブリッジDB1 と、このダイオードブリ
ッジDB1 による伝送信号の全波整流出力から後述する
各回路の電源を作成する電源回路22と、コントローラ
1から送信された伝送信号を受信する受信回路23と、
ダイオードブリッジDB1 の出力端を略短絡状態として
コントローラ1に対して信号を返信する返信回路24
と、端末器としての中枢的な機能を果たす信号処理を行
うCPUで構成された信号処理回路20aと、この信号
処理回路20aの動作用の基準クロックを発生する発振
回路25aと、システムの起動時などに信号処理回路2
0aをリセットするリセット回路26とを備えている。
【0026】本実施例の電動シャッタシステムにおける
信号伝送方式について概略的に説明する。各操作装置2
には固有のアドレスを設定してある。コントローラ1側
からは常時巡回的に上述した複極(±24V)のパルス
幅変調信号からなる伝送信号を送出する。但し、本実施
例の場合には端末器としての操作装置2の台数が限られ
ているので、ダミー伝送信号を用いることなく、制御指
令を与える伝送信号のアドレスデータで夫々の操作装置
2を交互にアクセスして、操作装置2における操作スイ
ッチSW21〜SW25の操作状態を監視するようにしても
よい。
【0027】いま、いずれかの操作装置2における操作
スイッチSW21〜SW25の操作が行われると、この伝送
信号に設けられた返信期間に同期して操作装置2から操
作スイッチの操作状況を示す監視データの返信を行わせ
る。なお、その後のシャッタの開閉させる状況での信号
伝送の説明は、コントローラ1の動作説明のところで行
う。
【0028】ところで、この種の操作装置2は、多重伝
送機能を備えるため、比較的にコストが高くなる。この
ため、複数の操作装置2でシャッタの開閉操作を行える
ようにする場合には、コスト高となる。そこで、本実施
例では、上述の点を改善するために、操作装置2以外の
シャッタの開閉制御を行う操作スイッチだけを備えた操
作装置(以下の説明では上記操作装置を操作装置2と区
別するために外部操作装置と呼ぶ)を接続する接続部と
してコネクタCN1 を操作装置2に設け、外部操作装置
からの操作入力に対しても、操作装置2の備える操作ス
イッチSW21〜SW23と同様にして、シャッタの開閉制
御を行えるようにしてある。
【0029】上記コネクタCN1 には、外部操作装置か
らの操作信号が入力される入力端子の他に、外部電源
(例えば、AC24V)が供給される電源供給端子を設
けてある。さらに、コネクタCN1 から入力される操作
信号を、開操作スイッチSW21、停止操作スイッチSW
22、閉操作スイッチSW23、及び詳細は後述するスリッ
トスイッチSW24用の信号処理回路20aの入力端子に
与えられる入力回路28と、この入力回路28用の電源
を作成する電源回路29とを設けてある。
【0030】電源回路29は、ダイオードブリッジDB
2 及び平滑コンデンサC1 からなり、外部電源をダイオ
ードブリッジDB2 で整流すると共に、平滑コンデンサ
1で平滑して、入力回路28用の電源を作成する。入
力回路28は、4つのフォトカプラPC1 〜PC4 で構
成され、夫々のフォトカプラPC1 〜PC4 の発光ダイ
オード及び電流制限抵抗R1 〜R4 を介して上記電源回
路29の出力電圧を外部操作装置の入力端子に印加し、
フォトカプラPC1 〜PC4 のフォトトランジスタを信
号処理回路20aの夫々の入力端子とグランドとの間に
接続してある。また、外部操作装置のスイッチは、コネ
クタCN1 の入力端子とグランドとの間に接続されてい
る。
【0031】いま、外部操作装置の開操作用のスイッチ
がオンされると、フォトカプラPC 1 の発光ダイオード
に電流が流れることにより、発光ダイオードが発光し、
フォトトランジスタがオンとなり、操作装置2の開操作
スイッチSW21を操作した場合と同様の開操作信号が信
号処理回路20aに入力される。なお、その他の外部操
作装置のスイッチが操作された場合にも、同様にして停
止操作スイッチSW22、閉操作スイッチSW23、及びス
リットスイッチSW24を操作した場合と同様の停止操作
信号、閉操作信号及びシャッタに設けられた換気用の開
口の開閉信号が信号処理回路20aに入力される。従っ
て、外部操作装置を用いて、操作装置2と同様にしてシ
ャッタの開閉制御を行うことができる。
【0032】ここで、外部操作装置からの操作入力はフ
ォトカプラPC1 〜PC4 を用いて絶縁状態で取り込
み、フォトカプラPC1 〜PC4 より外部操作装置側の
電源短絡などの影響が操作装置2に及ばないようにして
ある。また、上述の入力回路28及び電源回路29より
なる回路構成とすることで、無電圧接点信号を取り込む
ことができるという利点もある。
【0033】さらに本実施例では、シャッタの開閉操作
を行う開操作スイッチSW21、停止操作スイッチS
22、及び閉操作スイッチSW23に加えて、付属的機能
を果たすスイッチとして、スリットスイッチSW24及び
下限設定スイッチSW25を設けてある。スリットスイッ
チSW24は、シャッタに設けられた換気用の開口を開閉
するためのものである。この場合のシャッタとしては、
例えば、厚み方向において2枚のシャッタ素体を積層し
た2層構造で、且つ夫々のシャッタ素体に開口が形成さ
れたものを用いる。通常は、夫々のシャッタ素体の開口
位置をずらすことで、開口を閉塞状態に保っておく。そ
して、上記スリットスイッチSW24が操作されたときに
は、シャッタ素体を駆動して、開口の位置を合致させ
る。これにより、開口を通して換気が行われるようにな
る。
【0034】下限設定スイッチSW25は、シャッタを全
開状態と全閉状態との中間状態で開閉させるための設定
を行うものであり、例えば通常のシャッタの開閉操作を
行い、所望のシャッタの開閉状態で上記下限設定スイッ
チSW25をオンとすれば、そのときの下限設定スイッチ
SW25を押したときのシャッタの開閉状態がコントロー
ラ1で記憶され、次回からのシャッタの閉操作時には、
上記設定を行ったシャッタの閉塞状態でシャッタの閉動
作が一旦停止される。ここで、シャッタを完全に閉塞す
る場合には、再度閉操作スイッチSW23をオンすること
により、シャッタを完全に閉じることができるようにな
っている。
【0035】上記開操作スイッチSW21,閉操作スイッ
チSW23、及びスリットスイッチSW24の操作に基づく
シャッタの動作状態は、発光ダイオードLED1 〜LE
3で夫々表示するようにしてある。さらに、本実施例
の操作装置2では、ワイヤレス操作器4でワイヤレス
(光ワイヤレス)でシャッタの開閉操作などのための操
作入力を行えるようにしてある。つまりは、ワイヤレス
操作器4からの操作信号を受信するワイヤレス受信回路
27と、多重伝送による信号処理を行う信号処理回路2
0aとは別個に、ワイヤレスによる信号伝送処理を行う
CPUからなる信号処理回路20bと、ワイヤレス信号
伝送に必要なデータなどを記憶するEEPROM21a
を用いた記憶部21と、信号処理回路20bの動作用の
基準クロックを発生する発振回路25bとを設けてあ
る。なお、リセット回路26は信号処理回路20a,2
0bで兼用している。
【0036】ワイヤレス操作器4からの操作信号をワイ
ヤレス受信回路27で受信し、その操作入力データを信
号処理回路20bから信号処理回路20aに与え、操作
スイッチSW21〜SW25を操作した場合と同様にしてシ
ャッタの開閉操作などを行えるようにしてある。なお、
信号処理回路20bにも操作スイッチSW21〜SW25
操作入力を与えることにより、信号処理回路20bで操
作スイッチSW21〜SW25の操作状態を認識した上で、
ワイヤレス操作器4からの操作入力に応じた信号処理を
行えるようにしてある。また、本実施例の場合には、操
作装置2からワイヤレス操作器4にワイヤレス信号を送
信する送信回路は設けていないが、この送信回路を設け
てシャッタの開閉動作状況などをワイヤレス操作器4で
表示できるようにしてもよい。
【0037】ところで、このようにワイヤレス操作器4
でシャッタの開閉操作が行える場合において、状況によ
ってワイヤレス操作器4でシャッタを自由に操作される
と困る場合がある。そこで、そのような場合に対応し
て、ワイヤレス操作を行えないようにするワイヤレス入
/切スイッチSW26を設けてある。なお、このワイヤレ
ス入/切スイッチSW26の設定状態は発光ダイオードL
ED4 で表示するようにしてある。
【0038】また、ワイヤレス操作器4とで送受信を行
う信号の種別(以下、チャンネルの場合で説明する)を
設定する設定スイッチSW27を設けてあり、この設定ス
イッチSW27で3つのチャンネル設定が行えるようにな
っている。なお、上記設定スイッチSW27の設定に関係
なく、ワイヤレス受信回路27でリモコン信号を受信可
能とするチャンネルも設けてある。
【0039】さらに、家庭などではホームオートメーシ
ョンシステム(以下、HAシステムと呼ぶ)が設置され
ている場合があり、この種のHAシステムにおけるコン
トローラ部でシャッタを駆動制御できるようにすること
が好ましい。そこで、本実施例ではHAシステムの伝送
ラインを接続するHAコネクタCN 2 を設け、HAシス
テムと連動させることができるようにしてある。ここ
で、HAシステムからシャッタの開閉制御を行い、シャ
ッタの開閉状態を示す監視データをHAシステムに返信
する。なお、シャッタの異状状態もHAシステムに知ら
せることができるようになっている。
【0040】本実施例の操作装置2の構造に関して操作
装置2bを用いて説明する。操作装置2bのハウジング
30は、図3に示すように、前面が開口する箱状のボデ
ィ31と、ボディ31の前面に被着されるカバー32と
で構成されている。なお、以下の説明の方向説明は壁面
取付状態を基にして行う。ボディ31には両側壁に2個
ずつ嵌合穴49を形成してあり、カバー32の両側部か
らは背方に係止片46を突設してあり、係止片46の爪
46aを嵌合穴49に弾性係止させて、ボディ31にカ
バー32を被嵌状態で仮固定する。そして、ボディ31
の底面中央部から突設された円柱状のボス31aの挿通
孔31bを通して固定ねじ31cをねじ締めし、カバー
32とボディ31との固定を行う。
【0041】ボディ31内部にはプリント基板33a,
33bが収納される。プリント基板33aには外部操作
装置を接続するコネクタCN1 などが実装され、プリン
ト基板33bには操作スイッチSW21〜SW27、発光ダ
イオードLED1 〜LED4及びワイヤレス受信回路2
7のワイヤレス信号を受信する受光モジュール27aな
どが実装される。これらプリント基板33a,33bの
間に電気接続はフラットケーブル39を用いて行う。な
お、プリント基板33aには、ボス31aを通す通過穴
33cを形成してある。
【0042】ボディ31のプリント基板33aに実装さ
れたコネクタCN1 に対応する部分には、コネクタCN
1 を収める矩形筒状の保持部35を形成し、その保持部
35の両側にプリント基板33aをねじ34でねじ止め
するねじ止め部36を形成してある。なお、図示しない
がHAコネクタCN2 に対応する部分にも同様の固定構
造を設けてある。
【0043】ボス31aの一側部にはねじ締め端子37
を取り付ける固定部38を形成してある。ねじ止め端子
37は、L字状に曲成された端子板37aと、この端子
板37aにねじ止めされる座金付の端子ねじ37bとで
構成され、端子板37aに接続されるリード線37cで
プリント基板33bに電気的に接続される。カバー32
は前面両側部を膨出してある。図3における左側の膨出
部32aに開操作スイッチSW21、停止操作スイッチS
22及び閉操作スイッチSW23用の操作部40を形成し
てあり、右側の膨出部32aには、スリットスイッチS
24及びリモコン入/切スイッチSW26用の操作部40
を形成してある。夫々の操作部40は、端部40a(左
側の膨出部32aの最も下段の操作部40参照)を残し
てそれ以外の部分を膨出部32aの前面から切り離し、
カバー32を形成する合成樹脂の持つ可撓性で前後方向
で弾性を持つ構造としてある。また、夫々の膨出部32
aの開操作スイッチSW21、閉操作スイッチSW23、ス
リットスイッチSW24及びリモコン入/切スイッチSW
26用の操作部40の肩部には、発光ダイオードLED1
〜LED4 用の取付窓41を形成してある。
【0044】上記膨出部32aの間の一段低くなった部
分に対応して下限設定スイッチSW 25の操作窓42及び
チャンネル設定スイッチSW27の操作窓43を形成して
ある。これら操作窓42,43は壁面取付状態では化粧
プレートで被覆され、基本的には通常は操作できないよ
うにしてある。膨出部32aの夫々の外側方向における
外側面には、金属製の取付枠(図示せじ)を取り付ける
ための嵌合凹部44を穿設してあり、膨出部32aの外
側方向における一段低くなった部分の外側縁からは合成
樹脂製の取付枠9を取り付けるための係止爪45を突設
してある。
【0045】膨出部32aの前面は、外周部を高くして
銘板47を嵌め込む構造としてある。銘板47には操作
部40に対応する部分47aにエンボス加工を施してあ
る。つまり、、操作スイッチSW21〜SW24,SW26
メンブレンタイプのスイッチとしてある。右側の膨出部
32aの受光モジュール27aに対応する部分には、受
光モジュール27aを収める収納部48を形成し、銘板
47の収納部48に対応する部分47bには透光性を持
たせてある。
【0046】操作装置2の壁面への施工方法について簡
単に説明する。この操作装置2を壁面に取り付ける場合
には、まず取付枠を操作装置2に取り付ける。ここで、
合成樹脂製の取付枠9を用いる場合について説明する。
この場合、操作装置2の係止爪45を取付枠9の挿入孔
91に挿入し、他方の係止爪45を係合孔92に弾性的
に挿入することで、取付枠9が操作装置2に取り付けら
れる。ここで、詳細な構造的な説明は省略するが、係止
爪45の取付枠9の係合孔92との弾性係合状態は、解
除片を弾性的に撓ませることにより外すことができるよ
うにし、取付枠9を操作装置2から外すことができるよ
うになっている。
【0047】この操作装置2を埋設する箇所には、予め
埋込ボックスを埋設しておき、取付枠9の横長の取付孔
93を通して埋込ボックスの取付片に取付枠9をねじ止
めする。そして、壁面に取り付けられた取付枠9のプレ
ートねじ孔94にプレート枠をねじ止めし、プレート枠
に化粧プレートを取り付ける。この状態で、カバー32
の膨出部32aの前面のみを化粧プレートから露出させ
る形で、操作装置2が壁面に取り付けられる。
【0048】次に、コントローラ1について説明する。
コントローラ1は、図4に示すように、信号線Lを介し
て操作装置2との間で信号伝送を行う信号伝送部12
と、シャッタ3を開閉駆動するモータMの動作制御を行
うモータ制御回路11と、信号伝送系とは別に商用電源
(AC100V)からシャッタ開閉制御系の電源を作成
する電源回路13と、物体を検知するセンサSに必要時
(シャッタ3を閉じるとき)のみ電源を供給して動作さ
せるセンサ制御回路15と、コントローラ1の中枢的な
機能を果たし遠隔監視制御システムの中央制御装置A及
び制御端末器Bとしての働きを行う信号処理部10とを
備えている。
【0049】なお、このコントローラ1では、付属装置
として、モータMの回転数を検出するエンコーダEと、
シャッタ3を閉じる際に物や人が挟まれることを防止す
るために物体を検知するセンサSと、シャッタ3が完全
に閉じられたことを検出する下限検出スイッチSW1
を備え、夫々の出力に応じて詳しくは後述するシャッタ
開閉制御や操作装置2に対する信号伝送を行う。
【0050】いま、開操作スイッチSW21が操作された
ことを示す監視データ(開操作信号)が操作装置2から
返信されると、このとき信号伝送部12を介して信号処
理部10が取り込んだ開操作信号に応じて、図5(a)
に示すように、信号処理部10はモータ制御回路11に
対してモータMをシャッタを開くための制御信号を与え
る。これにより、シャッタが開かれる。
【0051】このシャッタの開動作中には、信号処理部
10ではエンコーダEの出力からモータMの回転数を検
出し、モータMの回転数の低下によりシャッタが完全に
開かれた状態となることを検知する。なお、モータMの
回転数が一定以上に低下するまでは、シャッタが開かれ
ていることを操作装置2の開動作表示用の発光ダイオー
ドLED1 で表示させる制御データ(上昇中信号)を操
作装置2に対して送信し、発光ダイオードLED1 を点
灯させる。
【0052】そして、シャッタが完全に開かれたとき、
つまりはモータMの回転数が一定以上に低下したとき、
信号処理部10はモータ制御回路11に対してモータM
の回転を停止させる制御信号を与える。このとき、信号
処理部10ではモータMが停止されたことを操作装置2
で表示させる制御データ(上限信号)を操作装置2に対
して送信する。つまりは、操作装置2に開動作表示用の
発光ダイオードLED 1 を消灯させるための制御データ
を送り、発光ダイオードLED1 を消灯させる。
【0053】逆に、閉操作スイッチSW23が操作された
ことを示す監視データ(閉操作信号)が操作装置2から
返信されると、シャッタの閉動作が行われる。このとき
にも開動作中と同様にして、操作装置2に対してシャッ
タが閉じられていることを示す制御データ(下降中信
号)を送信され、閉動作表示用の発光ダイオードLED
2 を点灯させて、閉動作中であること表示する。
【0054】このようにシャッタが閉じられるときに
は、センサ制御回路15が電源回路13からの電源をセ
ンサSに供給し、センサSで物体検知を開始させる。こ
のセンサSの物体監視状況を示す出力は信号処理部10
に対して与えられる。また、このシャッタの閉動作中も
信号処理部10がエンコーダEの出力からモータMの回
転数を検出している。さらに、信号処理部10は下限検
出スイッチSW1 のオン,オフ状態を監視している。
【0055】ここで、センサSによる物体検知、及びモ
ータMの回転数の検出は、シャッタの閉動作中に人や物
がシャッタに挟まれることを防止するためであり、シャ
ッタが完全に閉じられたことは、下限検出スイッチSW
1 のオン,オフ状態から検出するようにしてある。い
ま、例えばセンサSで物体が検知されるか、あるいはモ
ータMの回転数が所定以上に低下したとき、または両方
の状態が同時に発生したときには、シャッタの閉動作を
強制的に停止される。これにより、人や物がシャッタに
挟まれることを防止する。なお、シャッタは強制的に閉
動作から開動作に反転させるようにしてもよい。
【0056】このような異常が発生したときには、信号
処理部10が操作装置2に対して異常の発生を表示させ
る制御データを送る。例えば、操作装置2の発光ダイオ
ードLED1 ,LED2 を交互に点灯させる制御データ
を与えることにより、異常を表示させるようにすればよ
い。なお、異常表示用に別の表示器を操作装置2に設け
てもよい。
【0057】また、下限検出スイッチSW1 でシャッタ
が完全に閉じられたことが検出されたならば、シャッタ
の閉動作を停止させ、操作装置2の発光ダイオードLE
2を消灯させる。シャッタの開閉途中で、停止操作ス
イッチSW22が操作された(停止操作信号が返信され
た)ときには、コントローラ1ではシャッタの開閉動作
を停止させ、操作装置2の発光ダイオードLED1 また
は発光ダイオードLED2 を消灯させるための制御デー
タ(中間停止信号)の返信を行う。ここで、開閉途中に
おいて停止操作スイッチSW22が操作されたときには、
シャッタが中間状態で停止していることを示す表示を行
わせるようにしてもよい。例えば、開動作中に停止操作
が行われたことは、発光ダイオードLED1 の点滅で示
し、閉動作中の停止操作は、発光ダイオードLED2
点滅で示すというようにすればよい。
【0058】ところで、上述の場合には、操作装置2を
複数設けたが、図8に示すように、コントローラ1を複
数設け、1つの操作装置2の操作で複数のシャッタの開
閉を制御するようにしてもよい。この場合には、例えば
操作装置2に遠隔監視制御システムの中央制御装置とし
ての機能を持たせると共に、コントローラ1に制御端末
器Bとしての機能を持たせることにより、上述の場合と
同様にして時分割多重で信号伝送を行うことができる。
【0059】さらに、複数のシャッタと、これら複数の
シャッタを個別に開閉させる1ないしは複数のコントロ
ーラ1を備える場合において、複数のシャッタの個別制
御、一括開閉制御(遠隔監視制御システムのいわゆる一
括制御)、あるいは複数のシャッタを任意状態で開閉制
御(遠隔監視制御システムのいわゆるパターン制御)す
る場合に対応させるために、複数のシャッタを上記状態
で開閉駆動するための操作スイッチを操作装置2に設け
てもよい。なお、上述のように中央制御装置Aを介する
ことなくコントローラ1と操作装置2とが2線式の信号
線Lで接続されるシステムでは、上述のように操作装置
2側に中央制御装置Aとしての機能を持たせるか、ある
いは1つのコントローラ1で操作装置2から上記操作ス
イッチに対応する監視データを受け、コントローラ1同
士で別の信号ラインを介する監視データの中継または転
送を行うようにすればよい。
【0060】
【発明の効果】請求項1の発明は上述のように、シャッ
タの全開及び全閉の途中の任意の開閉状態でシャッタの
閉動作を一旦停止させる設定を行う設定スイッチを設け
てあるので、シャッタを任意の位置まで閉じるという使
い方を行え、別機能のスイッチを設けて機能を追加し、
操作性を向上させる。
【0061】請求項2の発明は、シャッタが換気用に開
口を開閉する機能を備える場合において、上記開口の開
閉操作を行う操作スイッチを設けてあるので、操作装置
側から換気を行うか否かの操作を行え、機能を追加し、
操作性を向上させる。請求項3の発明は、ワイヤレスで
のシャッタの開閉操作を行う機能を付与するために、ワ
イヤレス操作器からのワイヤレス信号を受ける受信手段
を設け、ワイヤレス操作器からのシャッタの開閉用の操
作指令に応じた信号を返信手段からコントローラに返信
させる機能を上記信号処理手段に設けてあるので、ワイ
ヤレスでのシャッタの開閉操作を行う機能を付与するこ
とができ、使い勝手が良くなる。
【0062】請求項4の発明は、ホームオートメーショ
ン(HA)システムの信号伝送ラインに着脱自在に接続
されるHAコネクタと、HAシステムのインターフェー
スユニット(IFU)を介する操作指令を受けると共
に、シャッタの開閉状態を示す監視データをIFUを介
してHAシステムに送る入出力手段とを設け、HAシス
テムからのシャッタの操作指令に応じた信号を返信手段
からコントローラに返信させる機能を上記信号処理手段
に設けてあるので、HAシステムとの結合を可能とし、
HAシステム側からシャッタの開閉操作を行え、操作可
能範囲が広がり、使い勝手が良くなる。
【0063】請求項5の発明は、ハウジングを既製の埋
込型の配線器具の2連モジュール寸法に形成してあるの
で、機能の追加による構成部品の増加に対応させること
ができ、且つ上記既製の配線器具を埋設する場合に用い
る取付枠の取付構造をハウジングに設けてあるので、既
製の配線器具と同様にして壁面などに埋設でき、操作装
置の施工性が良くなる。
【0064】請求項6の発明では、複数のシャッタを個
別に開閉させる1ないしは複数のコントローラを備える
場合において、複数のシャッタを個別に開閉させる操作
スイッチ、一括的に開閉させる操作スイッチ、あるいは
任意の複数のシャッタのみを開閉させる操作スイッチの
うちの1ないしは複数の操作スイッチを備えているの
で、これら操作スイッチの操作に応じて複数のシャッタ
の個別制御、一括開閉制御、あるいは任意の複数のシャ
ッタのみを開閉制御することができ、使い勝手が良くな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステム構成図である。
【図2】操作装置の回路図である。
【図3】操作装置の分解斜視図である。
【図4】コントローラの回路構成を示すブロック図であ
る。
【図5】(a)〜(c)は夫々コントローラのシャッタ
開操作時、閉操作時、停止操作時の動作説明図である。
【図6】本発明の電動シャッタシステムの基本としての
遠隔監視制御システムの構成図である。
【図7】同上の伝送信号の説明図である。
【図8】別の電動シャッタシステムのシステム構成図で
ある。
【符号の説明】
1 コントローラ 2a,2b 操作装置 4 ワイヤレス操作器 30 ハウジング 40 入力回路 L 信号線 M モータ SW24 スリットスイッチ SW25 下限設定スイッチ CN2 HAコネクタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータを駆動制御してシャッタを開閉さ
    せるコントローラと2線式の信号線で接続され、コント
    ローラから伝送される複極信号からなる伝送信号を受信
    する受信手段と、信号線間を略短絡することで電流モー
    ドで返信を行う返信手段と、操作スイッチの操作状態を
    監視すると共に、操作時に操作スイッチの操作状況を示
    す信号を返信手段からコントローラに返信させる信号処
    理手段と、信号線に対して無極性で接続可能とする無極
    性手段とを備える電動シャッタシステムの操作装置にお
    いて、シャッタの全開及び全閉の途中の任意の開閉状態
    でシャッタの閉動作を一旦停止させる設定を行う設定ス
    イッチを設けて成ることを特徴とする電動シャッタシス
    テムの操作装置。
  2. 【請求項2】 シャッタが換気用に開口を開閉する機能
    を備える場合において、上記開口の開閉操作を行う操作
    スイッチを設けて成ることを特徴とする請求項1記載の
    電動シャッタシステムの操作装置。
  3. 【請求項3】 ワイヤレス操作器からのワイヤレス信号
    を受ける受信手段を設け、ワイヤレス操作器からのシャ
    ッタの開閉用の操作指令に応じた信号を返信手段からコ
    ントローラに返信させる機能を上記信号処理手段に設け
    て成ることを特徴とする請求項1記載の電動シャッタシ
    ステムの操作装置。
  4. 【請求項4】 ホームオートメーション(HA)システ
    ムの信号伝送ラインに着脱自在に接続されるHAコネク
    タと、HAシステムのインターフェースユニット(IF
    U)を介する操作指令を受けると共に、シャッタの開閉
    状態を示す監視データをIFUを介してHAシステムに
    送る入出力手段とを設け、HAシステムからのシャッタ
    の操作指令に応じた信号を返信手段からコントローラに
    返信させる機能を上記信号処理手段に設けて成ることを
    特徴とする請求項1記載の電動シャッタシステムの操作
    装置。
  5. 【請求項5】 ハウジングを既製の埋込型の配線器具の
    2連モジュール寸法に形成し、上記既製の配線器具を埋
    設する場合に用いる取付枠の取付構造をハウジングに設
    けて成ることを特徴とする請求項1記載の電動シャッタ
    システムの操作装置。
  6. 【請求項6】 複数のシャッタを個別に開閉させる1な
    いしは複数のコントローラを備える場合において、複数
    のシャッタを個別に開閉させる操作スイッチ、一括的に
    開閉させる操作スイッチ、あるいは任意の複数のシャッ
    タのみを開閉させる操作スイッチのうちの1ないしは複
    数の操作スイッチを備えて成ることを特徴とする請求項
    1記載の電動シャッタシステムの操作装置。
JP08895593A 1993-04-15 1993-04-15 電動シャッタシステムの操作装置 Expired - Fee Related JP3477220B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08895593A JP3477220B2 (ja) 1993-04-15 1993-04-15 電動シャッタシステムの操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08895593A JP3477220B2 (ja) 1993-04-15 1993-04-15 電動シャッタシステムの操作装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06303669A true JPH06303669A (ja) 1994-10-28
JP3477220B2 JP3477220B2 (ja) 2003-12-10

Family

ID=13957285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08895593A Expired - Fee Related JP3477220B2 (ja) 1993-04-15 1993-04-15 電動シャッタシステムの操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3477220B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009138488A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Tachikawa Blind Mfg Co Ltd 電動ブラインドの制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009138488A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Tachikawa Blind Mfg Co Ltd 電動ブラインドの制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3477220B2 (ja) 2003-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7760068B2 (en) Operation switch wiring mechanism
JP3477220B2 (ja) 電動シャッタシステムの操作装置
JP3488484B2 (ja) 電動シャッタシステム
JP3539115B2 (ja) 多機能スイッチ
JPH10304467A (ja) 負荷制御用端末装置及び負荷制御システム
JPH06299770A (ja) 電動シャッタシステム
JP3449029B2 (ja) 電動式開閉装置の操作装置
JPH0434358B2 (ja)
JPH06299771A (ja) 電動シャッタシステムの操作装置
JPH0530579A (ja) 遠隔監視制御システムの操作端末器
JP3513958B2 (ja) 動力制御システム
CN220823349U (zh) 一种电动开窗机控制电路板
JP3322433B2 (ja) 電動シャッタ装置
JP2559778B2 (ja) 遠隔監視制御システムの端末器
JP3112281B2 (ja) セレクタスイッチ端末器
JPH0678365A (ja) リモコンシステム
JPH08294177A (ja) 電動式開閉装置の操作システム
JPH053591A (ja) 遠隔監視制御システム
JP3170275B2 (ja) 遠隔監視制御システム
JP3517253B2 (ja) 遠隔監視制御システムのスイッチ装置
JPH0847068A (ja) 遠隔監視制御システム
JP3153619B2 (ja) 遠隔監視制御システムの端末器
JPH04123693A (ja) 遠隔制御用端末器
JPH04368091A (ja) 遠隔監視制御装置
JPH05233990A (ja) 遠隔監視制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020507

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees