JP3153619B2 - 遠隔監視制御システムの端末器 - Google Patents

遠隔監視制御システムの端末器

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JP3153619B2
JP3153619B2 JP10496992A JP10496992A JP3153619B2 JP 3153619 B2 JP3153619 B2 JP 3153619B2 JP 10496992 A JP10496992 A JP 10496992A JP 10496992 A JP10496992 A JP 10496992A JP 3153619 B2 JP3153619 B2 JP 3153619B2
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雅之 金谷
肇 藪
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、負荷の操作を遠隔制御
する遠隔監視制御システムの端末器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】遠隔監視制御システムとしては照明や空
調機などの動作を遠隔監視制御するものがある。この種
の遠隔監視制御システムの一例を図11に示す。この遠
隔監視制御システムでは、中央制御装置Aと、複数の制
御端末器B及び監視端末器Cとを一対(2線)の信号線
Dで接続し、中央制御装置Aと各端末器B,Cとの間で
信号線Dを介して信号伝送を行う。ここで、上記各端末
器B,Cには夫々固有のアドレスを設定してある。そし
て、端末器Bには複数の負荷L1 〜L4 が接続され、電
源元の電源線Eで供給される電力の負荷L1 〜L4 への
供給制御を行うことにより、負荷L1 〜L4 の動作制御
を行い、端末器Cは上記負荷L1 〜L4 を動作の制御用
のスイッチを一体に備えている。
【0003】中央制御装置Aから信号線Dに送出される
伝送信号VS は、図12に示すように、伝送開始を示す
スタートパルスST、信号モードを示すモードデータM
D、アクセスする端末器B,Cのアドレスを示すアドレ
スデータAD、負荷L1 〜L 4 を制御する制御内容を示
す制御データCD、チェックサムデータCS及び端末器
B,Cから返信信号を返信させるために設けられた返信
信号期間WTとからなり、この伝送信号VS はパルス幅
変調された複極(±24V)信号で時分割多重伝送され
る。
【0004】各端末器B,Cでは、通常は、信号線Dを
介して受信された伝送信号VS のアドレスデータと自己
の固有アドレスとが一致したとき、その伝送信号VS
制御データを取り込むとともに、伝送信号VS の返信信
号期間WTに同期して監視データを電流モードの返信信
号で中央制御装置Aに返信する。ここで、監視データ
は、信号線D間を略短絡状態することにより返信する。
【0005】但し、例えば端末器Cのスイッチが操作さ
れたときに、直ぐに対応する負荷L 1 〜L4 の動作制御
が行えるように次の割込処理を行う。いま、いずれかの
端末器Cのスイッチが操作されたとすると、その端末器
Cは中央制御装置Aから送信される伝送信号のスタート
パルスSTに同期して、図12(b)に示す割込み信号
Viを中央制御装置Aに返信する。この割込信号Viを
受信した中央制御装置Aでは割込み発生端末器Cを特定
し、その端末器Cをアクセスして監視データを返信させ
る。そして、返信された監視データに基づいて対応する
負荷L1 〜L4を制御する制御端末器Bに伝送する制御
データを作成し、該当する制御端末器Bに制御データを
送る。このようにして緊急を要する処理は迅速に行える
ようにしてある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の上記
端末器Bに、負荷L1 〜L4 との間に接続される電源線
Fや電源元の電源線Eを接続する場合に、簡単に接続を
行えるようにするために、図13に示す方法が採用され
ていた。この方法では、ボックスI内に、端末器Bと共
に、電源線E,Fを夫々接続する速結端子ブロックG1
〜G4 ,Hを設け、各速結端子ブロックG1 〜G4 ,H
と端末器Bとの間の配線を各ブロックを実装する基板上
で予め行っておき(これを端末器ボックスと呼ぶ)、電
源線E,Fの端末器Bとの接続を速結端子ブロックG1
〜G4 ,Hを用いて簡単に行えるようにしていた。
【0007】しかしながら、このような端末器ボックス
は、形状が大きく、ボックスIが金属製であると、重量
も重くなり、取付性及び結線性が悪く、構成部材が多い
ため価格も高くなるという問題があった。本発明は上述
の点に鑑みて為されたものであり、その目的とするとこ
ろは、小型軽量であり、取付性及び結線性に優れ、安価
で、負荷の動作状況を端末器側で容易に把握できるよう
にした遠隔監視制御システムの端末器を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記目的を達成するために、負荷への電源の供給を個別に
制御して夫々の負荷の動作制御を行う制御手段と、負荷
との間に接続される電源線及び電源元の電源線を速結方
式で接続する速結端子ブロックと、制御手段の動作状況
を監視する監視手段と、制御手段の動作状態を確認する
場合に操作される確認スイッチと、この確認スイッチの
操作時に監視手段の制御の下で点灯制御され制御手段の
動作状態を表示する表示手段とを一体に内蔵している。
【0009】また、施工時において、負荷の動作を可能
とする場合には、請求項2に示すように、上記制御手段
を制御して各負荷を強制的にオンあるいはオフさせる強
制オン,オフ操作手段を設ければよい。さらに、信号線
の線種に応じた結線を可能とする場合には、請求項3に
示すように、上記信号線を速結式で接続する速結端子ブ
ロックと、信号線をねじ締め式で接続する端子部とを夫
々設ければよい。
【0010】
【0011】また、中央制御装置との間の信号伝送が正
常に行われているかどうかを確認するために、請求項
に示すように、中央制御装置と端末器との信号伝送時に
伝送信号に応じて点滅する表示手段を設けることが好ま
しい。さらに、請求項に示すように、操作部及び表示
部あるいは信号線の接続部を閉塞するカバーを設けるこ
とが好ましい。
【0012】さらにまた、請求項に示すように、取付
部材に対して固定する取付金具を備えると、取付部材へ
の取付を容易に行えて好ましい。
【0013】
【作用】請求項1の発明では、上述のように負荷との間
に接続される電源線及び電源元の電源線を速結方式で接
続する速結端子ブロックを備えることにより、負荷との
間に接続される電源線及び電源元の電源線を速結方式で
接続可能して、結線を容易とし、負荷への電源の供給を
個別に制御して夫々の負荷の動作制御を行う制御手段
と、負荷との間に接続される電源線及び電源元の電源線
を速結方式で接続する速結端子ブロックとを一体に内蔵
することで、一体的に集積して、小型に構成可能とし、
端末器の取付だけで取付が行えることにより、取付性を
良好とし、端末器の通常合成樹脂などで構成されるハウ
ジングがそのまま外殻となるので、重量が重くなること
がなく、さらに端末器のハウジング内に速結端子ブロッ
クを収めることにより、端末器ブロックする場合のよう
に、各ブロックを接続する基板や外殻をなすボックスな
どを不要とせず、コストの低減が可能となる。さらにま
た、上記制御手段の動作状況を監視する監視手段と、制
御手段の動作状態を確認する場合に操作される確認スイ
ッチと、この確認スイッチの操作時に監視手段の制御の
下で点灯制御され制御手段の動作状態を表示する表示手
段とを設けることにより、確認スイッチを操作したとき
の表示手段の表示から負荷の動作状況を端末器側で容易
に確認可能となる。
【0014】また、請求項2の発明では、制御手段を制
御して各負荷を強制的にオンあるいはオフさせる強制オ
ン,オフ操作手段を設けることにより、信号線を通して
電源を供給してやれば、施工時においても負荷をオン,
オフすることが可能となる。さらに、請求項3の発明で
は、上記信号線を速結式で接続する速結端子ブロック
と、信号線をねじ締め式で接続する端子部とを夫々設け
ることにより、信号線の線種に応じて結線方法を選択可
能となり、信号線の線種に応じた良好な結線が能とな
る。
【0015】
【0016】また、請求項の発明では、中央制御装置
と端末器との信号伝送時に伝送信号に応じて点滅する表
示手段を設けることにより、表示手段の表示から中央制
御装置との間の信号伝送が正常に行われているかどうか
が確認可能となる。さらに、請求項の発明では、操作
部及び表示部あるいは信号線の接続部を閉塞するカバー
を設けて、操作部及び表示部あるいは接続部を保護す
る。
【0017】さらにまた、請求項の発明では、取付部
材に対して固定する取付金具を設けることにより、取付
部材への取付を容易にする。
【0018】
【実施例】図1乃至図10に本発明の一実施例を示す。
本実施例の制御端末器Bの回路構成を図2に示す。この
端末器Bは、信号線Dを介して伝送されてくる伝送信号
をダイオードブリッジDBを介して受信する受信回路9
1と、ダイオードブリッジDBを介して信号を返送する
返信回路92と、伝送信号から各回路用の電源を作成す
る電源回路93と、固有のアドレスを設定するアドレス
設定部94と、上述した中央制御装置Aとの信号伝送、
負荷の動作制御及び動作監視などの処理を行うCPUで
構成された信号処理回路95と、システムの起動時など
に信号処理回路95にリセットをかけるリセット回路9
6と、信号処理回路95用の基準クロックを発生する発
振回路97と、負荷制御用のリレーRy1 〜Ry4 の駆
動制御を行うドライブ回路98、リレーRy1 〜Ry4
の動作状態から負荷の動作状態を監視する監視回路99
とで構成してある。
【0019】この端末器B内には一体的にリレーRy1
〜Ry4 を備えている。また、リレーRy1 〜Ry4
強制的にオン,オフする場合に操作される強制オフスイ
ッチSW2 ,強制オンスイッチSW3 と、強制オン,オ
フスイッチSW2 ,SW3 の操作状況を表示する発光ダ
イオードLED5 ,LED6 とを備えている。ところ
で、従来ではリレーRy1 〜Ry4 のオン,オフは、シ
ステムの施工完了後でなければ行えなかったが、上述の
ように強制オン,オフスイッチSW2 ,SW3 を設ける
ことにより、信号線Dを通して電源を供給してやること
により、施工時においても負荷をオン,オフすることが
できる。
【0020】また、本実施例の場合には発光ダイオード
LED5 を、中央制御装置Aからのアクセスに対して応
答した場合に、伝送信号の返信信号期間において約5秒
だけ点灯させるようにしてある。これは中央制御装置A
との信号伝送が正常に行われているかを確認できるよう
にしたものであり、これにより故障などを容易に判断で
き、メンテナンスが容易となる。
【0021】さらに、上記監視回路99と、負荷動作を
確認する場合に操作される確認スイッチSW1 と、この
確認スイッチSW1 を操作した場合に、監視回路99の
監視結果に応じて点灯制御され、リレーRy1 〜R
4 、つまりは負荷の動作状況を示す発光ダイオードL
ED1 〜LED4 とを備えている。このため、確認スイ
ッチSW1 を操作したときの発光ダイオードLED1
LED4 の点灯状態から負荷の動作状況を端末器B側で
容易に確認できる。また、従来ではリレーRy1 〜Ry
4 の動作状態を確認する場合には、テスタなどを用いて
確認するしかなかったが、本実施例のようにすれば、リ
レーRy1 〜Ry4 の動作状況も容易に判断でき、この
ためメンテナンスを容易に行える利点もある。
【0022】上記アドレス設定部94は、2個のロータ
リスイッチRS1 ,RS2 で構成してある。このロータ
リスイッチRS1 ,RS2 は10進法でアドレスの設定
を行えるものであり、ディップスイッチを用いた2進法
によるアドレスの設定よりも容易にアドレス設定を行
え、且つ天井裏などのように暗い場所であっても容易に
アドレスを視認することができる。
【0023】本実施例の対象とする負荷は、例えば照明
器具などであり、単相3線式の電源ラインから供給を受
けて動作するものである。そして、電源ラインの接地側
極(図中のW)の接続をリレーRy1 〜Ry4 で接続,
切離しを行うことにより、負荷の動作制御を行うように
してある。但し、負荷は単相2線式の電源ラインからの
電源の供給を受けて動作するものであってもよい。
【0024】本実施例の端末器Bの外観図を図1に示
し、その分解斜視図を図3に示す。本実施例の端末器B
は、天井面などの造営面に対して取り付けられるいわゆ
る露出タイプであり、両端部に造営面への取付金具20
を備えている。この端末器Bのハウジング1は、上面が
開口する箱状のボディ1aと、このボディ1aに被着さ
れるカバー1bとで構成され、全体形状が直方体状の箱
状に形成されている。
【0025】このハウジング1の内部には、上述したリ
レーRy1 〜Ry4 が実装されたプリント基板13、上
記回路が形成されたプリント基板14、信号線Dを速結
式で接続する速結端子ブロック16が実装されたプリン
ト基板15、及び負荷との間に配線される電源線を接続
する複数個の速結端子ブロック3が収められる。ハウジ
ング1の両側面には内部に収納される速結端子ブロック
3の電源線の接続面を露呈させる接続穴11を複数形成
してある。このハウジング1の上面には、プリント基板
14に実装されたスイッチSW1 〜SW5 、ロータリス
イッチRS1 ,RS2 の操作つまみ、及び発光ダイオー
ドLED1 〜LED5 の発光部をカバー1bの上面から
露呈させる複数の開口部28a〜28cを形成してあ
り、それらが配置された操作表示面を開閉自在なカバー
21で閉塞する構造としてある。このカバー21で閉塞
される操作表示部の下部には、プリント基板15に取り
付けられた速結端子ブロック16の電源線挿入面をカバ
ー1bに形成された開口24を介して露出させ、その側
部にねじ止め方式でも信号線Dの接続を行えるようにす
る端子部22を形成してある。
【0026】端子部22は、図5に示すように、カバー
1bに形成された端子台部22cに、端子板22aと座
付きの端子ねじ22bを取り付けて構成され、端子板2
2aは端子台部22cに形成された挿通孔22dを通し
てプリント基板15の挿入孔15aに挿入して半田付け
される。プリント基板15は、図3に示すように、固定
ねじ29aをカバー1bの裏面に形成されたねじ止め部
29b(一方は見えない)にねじ止めして固定される。
このねじ止め式の端子部22の端子板22aと、プリン
ト基板14に実装されたダイオードブリッジDBの入力
との接続はリード線14bを用いて行われる。また、プ
リント基板14も固定ねじ29dをねじ止め部29eに
ねじ止めしてカバー1bに固定される。
【0027】ところで、上述のように従来のこの種の端
末器Bの備えるねじ締め式の端子部22に加えて、速結
端子ブロック16を設けてある理由を説明すると、信号
線Dの線種に応じて結線方法を選択可能となり、信号線
の線種に応じた良好な結線が能となるからである。例え
ば、信号線Dがより線である場合には、端子部22を用
い、単線である場合には、速結端子ブロック16を用い
ればよい。また、信号線Dは送り配線されるため、ねじ
締め構造の接続では、端子ねじ22bの緩みなどで信号
を伝達できなくなる恐れがある。しかし、速結端子ブロ
ック6を用いた場合には、そのような事態を生じない利
点もあるからである。
【0028】上記ハウジング1の両側面に形成された接
続穴11は、ボディ1a及びカバー1bの両側壁に形成
された凹部11a,11bとで形成される。各速結端子
ブロック3の収納部12は、ボディ1a及びカバー1b
の両側壁と共に速結端子ブロック3を囲む略コ字状のリ
ブ12a,12bで形成され、リブ12bの後端壁は高
さを低くして後述する速結端子ブロック3の端子部3b
をプリント基板13側に導出できる構造としてある。な
お、内部に速結端子ブロック3が収納されない不要な接
続穴11は、凹部11a,11bに夫々形成された孔1
1cで隠し板23を取り付けることにより閉塞される。
【0029】これら収納部12の間の空間には、リレー
を実装するプリント基板13が収納される。このプリン
ト基板13の両側部には、速結端子ブロック3を接続す
る複数の挿入孔13aを穿設し、一端縁には制御端末器
の内部回路が形成されたプリント基板14との間の接続
をフラットケーブル14aを用いて行うための接続孔1
3bを形成してある。
【0030】取付金具20は、ボディ1aの両端に形成
された凹所19に一端部を嵌め込み、カバー1bとボデ
ィ1aに夫々連通形成される挿通孔18a,18bを通
して固定ねじ29cをねじ止めしてハウジング1に取り
付けられ、このとき同時にボディ1aとカバー1bとの
固定が行われる。カバー1bの操作表示部は、図1
(b)に示すように上面側に膨出させてあり、この膨出
された操作表示部の一側縁の両端には、図6に示すよう
に、カバー21の両側部から突設された回動軸21aを
回動自在に保持する軸受け部25を形成してある。ここ
で、軸受け部25の回動軸21aを差し込む軸受け孔2
5aは、上下に長い孔とし、一方の軸受け部25の端子
部22側の側面には、軸受け孔25aに連通する切欠き
25bを形成してある。つまり、一方の回動軸21aを
軸受け孔25aに差し込み、他方の回動軸21aを切欠
き25bを通して軸受け孔25aに入れるのである。こ
のカバー21の取付に際しては、カバー21に回転軸2
1a側縁の下面に形成された凹部21cが操作表示部の
軸受け部25側の側部に突設した凸部25cを通過する
ように、カバー21を一方にスライドさせて取付を行
う。そして、膨出部の他側縁の中央には、カバー21の
他端縁から垂設された係止爪21bを係脱自在に係止す
る係止孔26を形成してある。なお、上記カバー21の
開閉時には、凸部25cと凹部21bとの位置がずれる
ようにし、これによりカバー21の回転軸21の軸受け
部25からの外れを防止してある。
【0031】ところで、強制オン,オフスイッチS
2 ,SW3 は誤って押されることは好ましくない。そ
こで、図7(a)に示すように、強制オン,オフスイッ
チSW2,SW3 を配置した部分を凹ませて、ドライバ
などの工具の先を使用しないと、オン,オフできないよ
うにしてある。速結端子ブロック3は、図4に示すよう
に、直方体状の箱形であり、電源線挿入面側の肉厚が薄
く、後端部側を肉厚を厚くした形状になっており、端子
板5、錠ばね6及び解除釦7で構成されるいわゆる速結
構造のものであり、これら速結構造部材は、ボディ4a
とカバー4bで構成されるハウジング4内に収納され
る。なお、ボディ4aとカバー4bとの結合は、はとめ
鋲46を挿通孔47b,17aにとおしてかしめること
により行われる。
【0032】端子板5は、一端部に電源線の芯線を錠ば
ね6と共に弾性挟持する側方に開口するコ字状のいわゆ
る端子板部5aとしてあり、他端は後述するプリント基
板に接続する端子部5bとなっている。そして、端子板
部5aと端子部5bとの間に端子板5をボディ4aに固
定するための固定部5cを形成してある。端子部5bは
先端をL字状に下方に折り曲げた形状になっており、垂
下片の基部を湾曲させてある。固定部5cは下端の開口
縁の幅を狭くした凹部で形成してある。
【0033】錠ばね6は、挿入される芯線に係止して芯
線の抜けを防止する係止片6aと、挿入された芯線を端
子板5の上片との間に弾性保持する弾性片6bとからな
り、端子板5の端子板部5aに側方から挿入され、この
端子板部5aに形成された折曲部51及び取付片52,
53で所定位置に位置決めして取り付けられる。解除釦
7は、電源線を外す場合に、錠ばね6と端子板5とによ
る芯線の弾性挟持状態を解除するもので、上記端子板5
の上に配置され、下方に垂設された3本の解除片7a
で、一度に各錠ばね6と端子板5とによる芯線の保持状
態を解除するものである。ここで、端子板5の端子板部
5aの上片にはこの解除釦7の解除片7aを通す切欠5
4を設けてある。
【0034】ボディ4a及びカバー1bの薄肉部分に
は、接続穴11を通して差し込まれる電源線を通す挿通
孔41を構成する凹部41a,41bを形成してある。
ここで、挿通孔41は内部に行くほどに径を細くしてあ
り、芯線を確実に錠ばね6と端子板5の端子板部5aの
上片との間に導くようにしてある。ボディ4aの後端側
には挿通孔41に連続する3つの収納凹部42を形成
し、この収納凹部42内に端子板5及び錠ばね6が収納
される。ここで、収納凹部42の後端壁部には嵌合凹部
43を形成し、この嵌合凹部43に端子板5の固定部5
cを嵌めて端子板5の固定を行う。
【0035】カバー4bの収納凹部42に対応する部分
は全体的に凹設してあり、後端寄りの部分に、端子板5
の上面を押圧する押圧凸部44を形成し、この押圧凸部
44の前端寄りの部分に、解除釦7が収められる。そし
て、上記解除釦7の前端側に形成された凸部7bを露呈
させる解除用の開口45を肉厚部の側面部に形成してあ
る。
【0036】本実施例では、接続穴11を通して速結端
子ブロック3の電源線挿入孔41に被覆を剥がした電源
線の芯線を挿入すると、錠ばね6の係止片6aと弾性片
6bとの間に芯線が弾性保持され、芯線に係止片6aが
係止されることにより、電源線の抜けが防止される。そ
して、電源線を外す必要が生じた場合には、解除用の開
口45を通してドライバなどの工具の先端を挿入して解
除釦7を操作すると、解除釦7の解除片7aが錠ばね6
の係止片6aの係止状態を解除し、これにより電源線を
外すことができる。なお、説明は省略するが、上記速結
端子ブロック16もこの速結端子ブロック3と同様の構
造となっている。本実施例の場合の負荷に電源を供給す
る電源線は、施工前に電源線の長さを決め手おき、その
長さに工場で加工することができるので、省施工性を向
上させることができる。
【0037】上記取付金具20を備えることにより、例
えば図8に示すコンクリート天井イとシステム天井ロと
の間に架設される吊りボルト80に対して、同図(a)
あるいは同図(b)に示すようにして取り付けることが
できる。なお、取付金具20と吊りボルト80との接続
は通常用いられる適宜手段で行えばよい。また、1本の
吊りボルト80に対しても、取付具81,82を用いて
図9に示すようにして取り付けることができる。さら
に、上記取付金具20として、図10(a)に示すもの
を用いることにより、同図(b)に示すように、端末器
Bを2個並設することが可能となる。
【0038】
【発明の効果】請求項1の発明は、上述のように負荷と
の間に接続される電源線及び電源元の電源線を速結方式
で接続する速結端子ブロックを備えているので、負荷と
の間に接続される電源線及び電源元の電源線を速結方式
で接続でき、結線が容易となり、また負荷への電源の供
給を個別に制御して夫々の負荷の動作制御を行う制御手
段と、負荷との間に接続される電源線及び電源元の電源
線を速結方式で接続する速結端子ブロックとを一体に内
蔵しているので、一体的に集積化して小型に構成でき、
端末器の取付だけで取付が行えることにより、取付性が
良好となり、端末器の通常合成樹脂などで構成されるハ
ウジングがそのまま外殻となるので、重量が重くなるこ
とがなく、さらに端末器のハウジング内に速結端子ブロ
ックを収めているので、端末器ブロックする場合のよう
に、各ブロックを接続する基板や外殻をなすボックスな
どが不要となり、コストを低減できる。さらにまた、上
記制御手段の動作状況を監視する監視手段と、制御手段
の動作状態を確認する場合に操作される確認スイッチ
と、この確認スイッチの操作時に監視手段の制御の下で
点灯制御され制御手段の動作状態を表示する表示手段と
を備えているので、確認スイッチを操作したときの表示
手段の表示から負荷の動作状況を端末器側で容易に確認
できる。
【0039】また、請求項2の発明では制御手段を制御
して各負荷を強制的にオンあるいはオフさせる強制オ
ン,オフ操作手段を備えているので、信号線を通して電
源を供給してやれば、施工時においても負荷をオン,オ
フすることができる。さらに、請求項3の発明では、上
記信号線を速結式で接続する速結端子ブロックと、信号
線をねじ締め式で接続する端子部とを夫々備えているの
で、信号線の線種に応じて結線方法を選択でき、信号線
の線種に応じた良好な結線が行える。
【0040】
【0041】また、請求項の発明では、中央制御装置
と端末器との信号伝送時に伝送信号に応じて点滅する表
示手段を備えているので、表示手段の表示から中央制御
装置との間の信号伝送が正常に行われているかどうかが
確認できる。さらに、請求項の発明では、操作部及び
表示部あるいは信号線の接続部を閉塞するカバーを備え
ているので、操作部及び表示部あるいは接続部を保護で
きる。
【0042】さらにまた、請求項の発明では、取付部
材に対して固定する取付金具を備えているので、取付部
材への取付が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は本発明の一実施例の端末器の
平面図、側面図及び正面図である。
【図2】同上の回路構成図である。
【図3】同上の端末器の分解斜視図である。
【図4】同上の速結端子ブロックの分解斜視図である。
【図5】同上の信号線の接続部の構造を示す説明図であ
る。
【図6】同上のカバー取付部の構造を示す説明図であ
る。
【図7】(a),(b)は同上の夫々別の要部の構造を
示す断面図である。
【図8】(a),(b)は同上の施工方法の説明図であ
る。
【図9】(a),(b)はさらに別の施工方法の説明図
である。
【図10】(a),(b)は端末器を連設する場合の取
付金具と、その連設状態を示す平面図である。
【図11】遠隔監視制御システムのシステム構成図であ
る。
【図12】同上の信号フォーマットである。
【図13】(a),(b)は従来の端末器と速結端子ブ
ロックとからなる端子ブロックの正面図及び底面図であ
る。
【図14】同上の配線状態を示す説明図である。
【符号の説明】
A 中央制御装置 B 監視端末器 L1 〜L4 負荷 D 信号線 Ry1 〜Ry4 リレー SW1 確認スイッチ SW2 強制オフスイッチ SW3 強制オンスイッチ LED1 〜LED5 発光ダイオード 3 速結端子ブロック 20 取付金具 21 カバー 99 監視回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−128594(JP,A) 特開 平2−188053(JP,A) 特開 平3−29594(JP,A) 特開 平3−83484(JP,A) 実開 平1−126675(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00 - 9/16

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央制御装置に2線の信号線を介して複
    数の端末器を接続し、夫々固有のアドレスが設定された
    端末器を伝送信号のアドレスデータで特定して中央制御
    装置が個別にアクセスし、上記伝送信号に設定した制御
    データにより上記端末器に負荷の動作制御を行わせると
    共に、上記伝送信号に設けた返信信号期間に端末器から
    負荷の動作状況を示す監視データを返信させて、負荷の
    動作状況を監視する遠隔監視制御システムの端末器であ
    って、負荷への電源の供給を個別に制御して夫々の負荷
    の動作制御を行う制御手段と、負荷との間に接続される
    電源線及び電源元の電源線を速結方式で接続する速結端
    子ブロックと、制御手段の動作状況を監視する監視手段
    と、制御手段の動作状態を確認する場合に操作される確
    認スイッチと、この確認スイッチの操作時に監視手段の
    制御の下で点灯制御され制御手段の動作状態を表示する
    表示手段とを一体に内蔵して成ることを特徴とする遠隔
    監視制御システムの端末器。
  2. 【請求項2】 上記制御手段を制御して各負荷を強制的
    にオンあるいはオフさせる強制オン,オフ操作手段を備
    えて成ることを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御
    システムの端末器。
  3. 【請求項3】 上記信号線を速結式で接続する速結端子
    ブロックと、信号線をねじ締め式で接続する端子部とを
    夫々備えて成ることを特徴とする請求項1記載の遠隔監
    視制御システムの端末器。
  4. 【請求項4】 中央制御装置と端末器との信号伝送時に
    伝送信号に応じて点滅する表示手段を設けて成ることを
    特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システムの端末
    器。
  5. 【請求項5】 操作部及び表示部あるいは信号線の接続
    部を閉塞するカバーを設けて成ることを特徴とする請求
    項1記載の遠隔監視制御システムの端末器。
  6. 【請求項6】 取付部材に対して固定する取付金具を備
    えて成ることを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御
    システムの端末器
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