JP3322433B2 - 電動シャッタ装置 - Google Patents

電動シャッタ装置

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JP3322433B2 JP08895193A JP8895193A JP3322433B2 JP 3322433 B2 JP3322433 B2 JP 3322433B2 JP 08895193 A JP08895193 A JP 08895193A JP 8895193 A JP8895193 A JP 8895193A JP 3322433 B2 JP3322433 B2 JP 3322433B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャッタの開閉を行う
電動シャッタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電動シャッタ装置としては、モータを駆
動制御してシャッタを開閉させるコントローラと、操作
スイッチでシャッタの操作入力を行う操作装置とを2線
式の信号線で接続し、コントローラと操作装置との間で
時分割多重で信号伝送を行って、操作スイッチの操作入
力に応じてコントローラでシャッタの開閉制御を行わせ
るものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の電
動シャッタ装置では、シャッタを開閉駆動するモータの
制御をマイクロコンピュータからなる信号処理回路で行
うようにしてある。ところで、この種のマイクロコンピ
ュータは暴走を起こす恐れがあり、このような暴走を起
こした場合にはシャッタの制御を正常に行えなくなる。
【0004】例えば、この種の電動シャッタ装置で、エ
ンコーダなどを用いてモータの回転数を検知し、回転数
に応じて信号処理回路がモータ制御回路を介してモータ
の駆動制御を行い、回転数が所定値以下に低下した場合
に完全にシャッタが開放あるいは閉塞されたと判断し
て、シャッタの開閉動作を自動的に停止するようにして
ある。また、シャッタに物などが挟まった場合にも、シ
ャッタの開閉動作を自動的に停止、あるいは逆に開閉さ
せる機能を持たせてある。
【0005】ところが、上述のように信号処理回路を構
成するマイクロコンピュータが暴走すると、上記正常な
制御が行えなくなり、危険な事態を招く恐れがある。本
発明は上述の点に鑑みて為されたものであり、その目的
とするところは、信号処理回路を構成するマイクロコン
ピュータが暴走しても危険な事態を回避できる電動シャ
ッタ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記目的を達成するために、モータを駆動制御してシャッ
タを開閉させるコントローラと、操作スイッチでシャッ
タの操作入力を行う操作装置とを備え、モータの回転数
を検知する回転数検出手段と、モータの回転の低下から
シャッタの開閉状況を自動的に判断してモータの駆動停
止などの既定の制御を行うマイクロコンピュータを含む
信号処理手段と、回転数検出手段でモータの回転の低下
を示す出力が得られているにもかかわらずモータが開閉
駆動されている場合に、信号処理手段のマイクロコンピ
ュータをリセットするリセット手段とをコントローラに
設けてある。
【0007】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、前記コントローラと一体になった前記モータを向
きを逆にしてシャッタを収納する戸袋内の左右いずれに
も収納可能とし、起動時に自動的にモータを駆動してシ
ャッタを開閉させる開閉制御手段と、シャッタが完全に
閉じられたことを検出する閉塞検出手段と、閉塞検出手
段でシャッタが完全に閉じられたが検出されたときのモ
ータの回転方向をシャッタを閉じる方向であると判断す
る開閉方向判別手段とを前記コントローラに設けてあ
る。
【0008】請求項3の発明では、請求項1の発明にお
いて、施工性を良くするために、作スイッチでシャッ
タの操作入力を行う携帯自在な操作装置を備え、ワイヤ
レスで信号伝送を行う信号伝送手段を前記操作装置及び
前記コントローラに設けてある。請求項4の発明では、
請求項1の発明において、操作スイッチでシャッタの操
作入力を行う操作装置と、前記コントローラとを2線式
の信号線に接続し、操作装置及びコントローラとの間で
時分割多重で伝送し、操作スイッチの操作に応じてコン
トローラでシャッタの開閉制御を行わせ、伝送信号を複
極信号とし、信号線に対して無極性で接続可能とする無
極性手段を操作装置が備えている。
【0009】請求項5の発明では、複数のシャッタを個
別に開閉させる1ないしは複数のコントローラを備える
場合における操作性を良くするために、複数のシャッタ
を個別に開閉させる操作スイッチ、一括的に開閉させる
操作スイッチ、あるいは任意の複数のシャッタのみを開
閉させる操作スイッチのうちの1ないしは複数の操作ス
イッチを操作装置に設け、これら操作スイッチの操作に
応じてコントローラが複数のシャッタを任意に開閉駆動
するようにしてある。
【0010】
【作用】請求項1の発明では、上述のようにモータの回
転の低下を示す出力が得られているにもかかわらずモー
タが開閉駆動されている場合に、信号処理手段のマイク
ロコンピュータをリセットするリセット手段を設けるこ
とにより、マイクロコンピュータが暴走しているとき、
つまりはモータの回転の低下を示す出力が得られている
にもかかわらずモータが開閉駆動されている場合には、
マイクロコンピュータを強制的にリセットしてモータの
駆動を停止させ、危険な事態を回避することを可能とす
る。
【0011】請求項2の発明では、上述のように構成す
ることにより、コントローラと一体になったモータが戸
袋内の左右いずれに収納されたかにより決まるコントロ
ーラでモータの回転方向に対するシャッタの開閉方向を
自動的に判別し、コントローラでモータの回転方向に対
するシャッタの開閉方向を設定する設定手段を不要と
し、設定忘れや設定誤りなどにより施工時に無駄な手間
がかかることを防止する。
【0012】請求項3の発明では、上述のように構成
し、操作装置とコントローラとの間の信号伝送をワイヤ
レスで行うことにより、操作装置とコントローラとの間
の信号線の配線を不要とし、さらに施工性を良くする。
請求項4の発明では、操作装置とコントローラとの間で
時分割多重で信号伝送を行うことにより、信号線を2線
式とし、配線本数を削減する。また、信号線に対して無
極性で接続可能とする無極性手段を備えることにより、
操作装置を信号線に極性無しで接続することを可能と
し、操作装置の施工を容易とする。
【0013】請求項5の発明では、複数のシャッタを個
別に開閉させる1ないしは複数のコントローラを備え、
複数のシャッタを個別に開閉させる操作スイッチ、一括
的に開閉させる操作スイッチ、あるいは任意の複数のシ
ャッタのみを開閉させる操作スイッチのうちの1ないし
は複数の操作スイッチを備えることにより、これら操作
スイッチの操作に応じて複数のシャッタの個別制御、一
括開閉制御、あるいは任意の複数のシャッタのみを開閉
制御することを可能とし、使い勝手を良くする。
【0014】
【実施例】図1乃至図7に基づいて本発明の一実施例を
説明する。本実施例の電動シャッタシステムは、図2に
示すように、モータを駆動制御してシャッタを開閉させ
るコントローラ1と、操作スイッチでシャッタの操作入
力を行う操作装置2とからなり、コントローラ1と操作
装置2とを2線式の信号線Lで接続し、コントローラ1
と操作装置2との間で時分割多重で信号伝送を行い、操
作スイッチの操作に応じてシャッタの開閉制御を行わせ
るものである。
【0015】本実施例のコントローラ1と操作装置2と
の間で行われる時分割多重による信号伝送は、既存の遠
隔監視制御システムの信号伝送方式を基準として用いて
いる。そこで、基本としての遠隔監視制御システムにつ
いてまず説明しておく。遠隔監視制御システムは、図6
に示すように、照明器具などの負荷Zと、負荷Zの動作
制御を行うための操作入力を行うスイッチと、スイッチ
の操作状態を監視する監視端末器Cと、負荷Zの動作制
御を行う複数の制御端末器Bと、制御端末器B及び監視
端末器Cと2線式の信号線Lで接続され制御端末器B及
び監視端末器Cとの間で時分割多重で信号伝送を行う中
央制御装置Aとで構成されている。なお、図6の場合に
はスイッチは監視端末器Cに一体的に設けられている。
また、一般的に中央制御装置AはブレーカBRなどと共
に分電盤などの電設盤F内に収納される。
【0016】制御端末器B及び監視端末器Cには夫々固
有のアドレスが設定され、中央制御装置Aは各制御端末
器Bあるいは監視端末器Cのアドレスを伝送信号におい
て特定することにより、各制御端末器Bあるいは監視端
末器Cを個別にアクセスして、夫々の制御端末器B及び
監視端末器Cとの間で時分割多重で信号伝送を行う。伝
送信号VS は、図7に示すように、送信開始を示すスタ
ートパルスST、伝送信号VS の種別を示すモードデー
タMD、その伝送信号VS の送信先の端末器B,Cを特
定するアドレスデータAD、制御指令の内容を示す制御
データCD、伝送誤りをチェックするために付加された
伝送誤り検知データ(例えば、チェックサムデータ)C
S、端末器B,Cから中央制御装置Aに対して信号を返
信するために設けられた返信期間WTからなる。この伝
送信号VS は複極(±24V)のパルス幅変調信号で送
信される。
【0017】中央制御装置Aは、監視端末器Cからの操
作入力を受けたとき、その操作入力に基づく負荷Zの動
作制御の指令内容を示す制御データCDを作成して制御
端末器Bに送信する。制御端末器Bは、中央制御装置A
から送信された伝送信号VSのアドレスデータADが自
己のアドレスと一致したとき、その伝送信号VS の制御
データCDを取り込む。そして、制御データCDに基づ
く負荷Zの動作状態を示す監視データを返信期間WTに
同期して中央制御装置Aに返信する。上記返信期間WT
には、伝送信号VS は正電位(+24V)に保たれてお
り、制御端末器Bでは2線式の信号線L間を略短絡状態
として中央制御装置Aに対して電流モードで監視データ
の返信を行う。
【0018】中央制御装置Aは、上記監視データを受け
ると、その監視データに基づき監視端末器Cに設けられ
た表示器で負荷Zの動作状態を表示させるための制御デ
ータCDを作成して監視端末器Cに送信する。監視端末
器Cは制御端末器Bの場合と同様に、伝送信号VS のア
ドレスデータADが自己のアドレスと一致したとき、そ
の伝送信号VS の制御データCDに基づいて表示器で負
荷Zの動作状態を表示する。このときの表示器の表示状
態も返信期間WTに中央制御装置Aに返信する。
【0019】以上の処理により、中央制御装置Aで負荷
Zの動作制御と共に負荷Zの動作状態及び表示器の表示
状態の監視が一括的に行われる。なお、この種の遠隔監
視制御システムでは、複数の負荷Zの動作を一括的に制
御することもできるようにしてある。例えば、複数の負
荷Zを一括してオン,オフ操作するいわゆるグループ制
御、及び複数の負荷Zを使用者が任意に設定した動作状
態に制御するいわゆるパターン制御を行えるようにして
ある。
【0020】この種の操作を行うスイッチと負荷Zとの
対応関係を示すデータテーブルは予め中央制御装置Aに
記憶されており、中央制御装置Aはそのデータテーブル
に基づいて負荷Zに対応する制御端末器Bに対して制御
用の伝送信号VS を送信する。なお、負荷Zが複数の制
御端末器Bの管轄下にある場合には、夫々の制御端末器
Bに対して予め設定された規則(例えば、アドレス順)
に従って順次制御用の伝送信号VS を送信する。
【0021】以上の説明は、スイッチで負荷Zの操作入
力が行われた場合の説明であったが、スイッチの操作が
行われるまでは次のように信号伝送が行われている。つ
まりは、スイッチの操作が行われていないいわゆる待機
時には、伝送信号VS のモードデータMDをダミーモー
ドに設定したダミー伝送信号を中央制御装置Aが巡回的
に信号線Lに送信している。ここで、通常時にダミー伝
送信号を伝送するのは、この種の遠隔監視制御システム
の端末器B,Cは、後述するように伝送信号V S から電
源を作成して動作しているため、ダミー伝送信号を常時
伝送する必要があるという理由による。なお、このダミ
ー伝送信号の伝送期間に、負荷Z及び表示器の動作状況
を監視する場合もある。
【0022】上記待機状態から上述した端末器B,Cと
の信号伝送を行う動作に移行する動作について以下に説
明する。この信号伝送を行うための要求は、ダミー伝送
信号のスタートパルスSTに同期して端末器B,Cから
中央制御装置Aに対して図7(b)に示す割込みパルス
i を送信する。なお、この種の割込み要求は主にスイ
ッチSが操作されたときに監視端末器Cから行われるの
で、以下の説明では監視端末器Cから割込み要求を行う
場合について説明する。
【0023】この割込み要求を受けた中央制御装置Aで
は、モードデータMDを割込み要求を行った監視端末器
Cを特定するためのアドレス特定モードに設定し、割込
み要求を行った監視端末器Cを特定する。この場合に、
各監視端末器Cを個別にアクセスするポーリングを行
い、割込み要求端末器Cを特定する方法もある。しか
し、本実施例では、割込み要求端末器Cを迅速に特定す
るために、アドレスデータの上位数ビットを特定して、
複数の監視端末器Cをグループとして一括的にアクセス
するグループアクセスを行い、割込み要求を行った監視
端末器Cが、返信期間WTに残りの下位数ビットを中央
制御装置Aに対して返信して自己が割込み要求を行った
ことを中央制御装置Aに対して知らせる方法を採用して
いる。
【0024】上述のようにして割込み要求を行った監視
端末器Cが特定されたならば、中央制御装置Aはアドレ
スデータで割込み要求を行った監視端末器Cを特定し
て、スイッチSの操作状態を示す監視データの返信を行
わせる。監視データを受けた中央制御装置Aでは、その
監視データに基づく制御データを作成し、その監視デー
タに対応する負荷Zが接続された制御端末器Bに対して
制御データの伝送を行う。以下の動作は上述した制御時
の動作と同じに行われる。そして、上記制御が終了する
と、待機状態に戻る。
【0025】以下に上記遠隔監視制御システムを基本と
して構成した電動シャッタシステムの構成について説明
する。上記遠隔監視制御システムの中央制御装置Aとし
ての機能をコントローラ1に持たせると共に、監視用端
末器Cとしての機能を操作装置2に持たせたものであ
る。操作装置2は、シャッタ3を開く操作入力を行う開
操作スイッチSW21、シャッタ3を閉じる操作入力を行
う閉操作スイッチSW23、及び開操作スイッチSW 21
び閉操作スイッチSW23による動作状態を停止させる停
止操作スイッチSW 22を設けてある。
【0026】この操作装置2は回路構成的には、図5に
示すように、信号線Lが接続される信号入力部に設けら
れ信号線Lに操作装置2を無極性で接続できるようにし
たダイオードブリッジDB1 と、このダイオードブリッ
ジDB1 による伝送信号の全波整流出力から後述する各
回路の電源を作成する電源回路22と、コントローラ1
から送信された伝送信号を受信する受信回路23と、ダ
イオードブリッジDB 1 の出力端を略短絡状態としてコ
ントローラ1に対して信号を返信する返信回路24と、
端末器としての中枢的な機能を果たす信号処理を行うC
PUで構成された信号処理回路20と、この信号処理回
路20の動作用の基準クロックを発生する発振回路25
と、システムの起動時などに信号処理回路20をリセッ
トするリセット回路26とを備えている。
【0027】なお、上述のように操作装置2を構成して
あるのは、コントローラ1と操作装置2との間で行われ
る時分割多重による信号伝送が、既存の遠隔監視制御シ
ステムの信号伝送方式を基準として用いているためであ
る。その信号伝送方式について概略的に説明すると、コ
ントローラ1側からは常時巡回的に複極(±24V)の
パルス幅変調信号からなる伝送信号を送出し、この伝送
信号に設けられた返信期間に同期して操作装置2から操
作スイッチの操作状況を示す監視データの返信を行わせ
る。
【0028】なお、本システムでは、操作装置2は1個
であるので、通常の遠隔監視制御システムのように、操
作装置2に固有のアドレスを設定しておき、伝送信号の
アドレスデータで送信先の操作装置2を特定してアクセ
スする必要はない。但し、操作装置2を複数個にする場
合には、操作装置2に固有のアドレスを設定しておき、
伝送信号のアドレスデータで送信先の操作装置2を特定
してアクセスできるようにすることもできる。また、返
信期間には伝送信号が正電位(+24V)に保たれるの
で、操作装置2は信号線L間を略短絡状態とすることに
よりいわゆる電流モードで監視データの返信を行う。な
お、その後のシャッタの開閉させる状況での信号伝送の
説明は、コントローラ1の動作説明のところで行う。
【0029】ところで、この種の操作装置2は、多重伝
送機能を備えるため、比較的にコストが高くなる。この
ため、複数の操作装置2でシャッタ3の開閉操作を行え
るようにする場合には、コスト高となる。そこで、本実
施例では、上述の点を改善するために、操作装置2以外
のシャッタ3の開閉制御を行う操作スイッチだけを備え
た操作装置(以下の説明では上記操作装置を操作装置2
と区別するために外部操作装置と呼ぶ)を接続する接続
部を操作装置2に設け、外部操作装置からの操作入力に
対しても、操作装置2の備える操作スイッチSW21〜S
23と同様にして、シャッタ3の開閉制御を行えるよう
にしてある。
【0030】本実施例では、外部操作装置を接続する接
続部としてコネクタCN1 を用いてある。なお、このコ
ネクタCN1 には、外部操作装置からの操作信号が入力
される入力端子の他に、外部電源(例えば、AC24
V)が供給される電源供給端子を設けてある。さらに、
コネクタCN1 から入力される操作信号を、開操作スイ
ッチSW21、停止操作スイッチSW22、及び閉操作スイ
ッチSW23用の信号処理回路20の入力端子に与えられ
る入力回路28と、この入力回路28用の電源を作成す
る電源回路29とを設けてある。
【0031】電源回路29は、ダイオードブリッジDB
2 及び平滑コンデンサC1 からなり、外部電源をダイオ
ードブリッジDB2 で整流すると共に、平滑コンデンサ
1で平滑して、入力回路28用の電源を作成する。入
力回路28は、3つのフォトカプラPC1 〜PC3 で構
成され、夫々のフォトカプラPC1 〜PC3 の発光ダイ
オード及び電流制限抵抗R1 〜R3 を介して上記電源回
路29の出力電圧を外部操作装置の入力端子に印加し、
フォトカプラPC1 〜PC3 のフォトトランジスタを信
号処理回路20の夫々の入力端子とグランドとの間に接
続してある。また、外部操作装置のスイッチは、コネク
タCN 1 の入力端子とグランドとの間に接続されてい
る。
【0032】いま、外部操作装置の開操作用のスイッチ
がオンされると、フォトカプラPC 1 の発光ダイオード
に電流が流れることにより、発光ダイオードが発光し、
フォトトランジスタがオンとなり、操作装置2の開操作
スイッチSW21を操作した場合と同様の開操作信号が信
号処理回路20に入力される。なお、その他の外部操作
装置のスイッチが操作された場合にも、同様にして停止
操作スイッチSW22及び閉操作スイッチSW23を操作し
た場合と同様の停止操作信号、閉操作信号が信号処理回
路20に入力される。従って、外部操作装置を用いて、
操作装置2と同様にしてシャッタ3の開閉制御を行うこ
とができる。
【0033】ここで、外部操作装置からの操作入力はフ
ォトカプラPC1 〜PC3 を用いて絶縁状態で取り込
み、フォトカプラPC1 〜PC3 より外部操作装置側の
電源短絡などの影響が操作装置2に及ばないようにして
ある。また、上述の入力回路28及び電源回路29より
なる回路構成とすることで、無電圧接点信号を取り込む
ことができるという利点もある。
【0034】コントローラ1には、図3に示すように、
信号線Lを介して操作装置2との間で時分割多重で信号
伝送を行う送受信回路12と、シャッタ3の開閉駆動す
るモータMの動作制御を行うモータ制御回路11と、商
用電源(AC100V)から各回路用の電源を作成する
電源回路13と、コントローラ1の中枢として機能して
信号処理を行うマイクロコンピュータで構成された信号
処理回路10とを備えている。
【0035】なお、このコントローラ1では、詳しくは
後述するが、モータMの回転数及びシャッタの開閉位置
に応じて駆動制御を行うので、モータMの回転数を検出
するエンコーダEと、シャッタが完全に閉じられたこと
を検出する下限検出スイッチSW1 とを設けてある。ま
た、この種の電動シャッタ装置ではモータMはコントロ
ーラ1と一体になっており、モータMと一体化されたコ
ントローラはシャッタを巻き取って収納する戸袋内に収
められる。このような電動シャッタ装置において、例え
ば操作装置2を設置する場所に応じて、コントローラ1
の位置を戸袋の左右のいずれにも収納できるようにして
おけば、操作装置2との間の配線を容易に行える利点が
ある(図9参照)。
【0036】しかし、コントローラ1を戸袋の左右のい
ずれにも収納するということは、モータMも戸袋の左右
いずれにも収められることになり、この場合モータMは
一般的には戸袋の左右のいずれに収納するかで向きを逆
にして(出力軸の方向を逆にして)収められる。このよ
うにモータMの向きが逆になると、戸袋の左右のいずれ
に収納するかでモータMの回転制御を逆にする必要があ
る。そこで、本実施例の電動シャッタ装置では、モータ
Mを左右のいずれの側に収めてあるかを信号処理回路1
0で判別できるように、回転方向切換スイッチSW2
設けてある。つまり、回転方向切換スイッチSW2 の切
換に応じてシャッタを開閉する場合のモータMの回転方
向が決まるのである。
【0037】さらに、本実施例の場合には、シャッタの
閉動作時に人や物がシャッタに挟まれることを防止する
ために、物体を検知するセンサSを設けてある。また、
シャッタの開閉動作にブレーキをかけるブレーキ回路や
異常の発生を報知するブザーや表示器も設けてある。セ
ンサSにはセンサ電源供給回路15を介して電源回路1
3から電源供給が行われ、ブレーキ回路、ブザー回路及
び表示回路などの付属回路には、電源供給制御回路14
を介して電源回路13から電源供給が行われる。
【0038】まず、電動シャッタ装置の動作について説
明する。いま、開操作スイッチSW 21の操作に応じてシ
ャッタを開く指令が操作装置2から与えられたとする
と、このとき送受信回路12を介して信号処理回路10
がその操作データを取り込み、図4(a)に示すよう
に、信号処理回路10はモータ制御回路11に対してモ
ータMをシャッタを開くための制御信号を与える。これ
により、シャッタが開かれる。
【0039】このシャッタの開動作中には、信号処理回
路10ではエンコーダEの出力からモータMの回転数を
検出し、モータMの回転数の低下によりシャッタが完全
に開かれた状態となることを検知する。なお、モータM
の回転数が一定以上に低下するまでは、シャッタが開か
れていることを示す(上昇中を示す)ために、操作装置
2に対して開動作表示用の発光ダイオード(図示せず)
を点灯させるための制御データを送り、発光ダイオード
を点灯させる。
【0040】そして、シャッタが完全に開かれたとき、
つまりはモータMの回転数が所定数以上に低下したと
き、信号処理回路10はモータ制御回路11に対してモ
ータMの回転を停止させる制御信号を与える。このと
き、信号処理回路10ではモータMが停止されたことを
示すために、操作装置2に対して開動作表示用の発光ダ
イオードを消灯させるための制御データを送り、発光ダ
イオードを消灯させる。
【0041】次に、操作装置2の閉操作スイッチSW21
の操作に応じてシャッタを閉じる指令がコントローラ1
に与えられると、シャッタの閉動作が行われる。このと
きにも図4(b)に示すように開動作中と同様にして操
作装置2の閉動作表示用の発光ダイオード(図示せず)
を点灯させる。このようにシャッタが閉じられるときに
は、センサ電源供給回路15が電源回路13からの電源
をセンサSに供給し、センサSで物体検知を開始させ
る。このセンサSの物体監視状況は信号処理回路10に
対して与えられる。また、このシャッタの閉動作中も信
号処理回路10がエンコーダEの出力からモータMの回
転数を検出している。さらに、信号処理回路10は下限
検出スイッチSW1 のオン,オフ状態を監視している。
【0042】ここで、センサSによる物体検知、及びモ
ータMの回転数の検出は、シャッタの閉動作中に人や物
がシャッタに挟まれることを防止するためであり、シャ
ッタが完全に閉じられたことは、下限検出スイッチSW
1 のオン,オフ状態から検出するようにしてある。い
ま、例えばセンサSで物体が検知されるか、あるいはモ
ータMの回転数が所定数以上に低下したとき、または両
方の状態が同時に発生したときには、シャッタの閉動作
を強制的に停止される。これにより、人や物がシャッタ
に挟まれることを防止する。なお、シャッタは強制的に
閉動作から開動作に反転させるようにしてもよい。
【0043】このような異常が発生したときには、コン
トローラ1は操作装置2に対して異常発生を示す制御デ
ータを与える。このとき、例えば操作装置2では、上述
した2個の発光ダイオードを交互に点灯させるようにす
ればよい。なお、異常表示用に別の表示器を操作装置2
に設けてもよい。また、図示しないコントローラ1側の
異常表示器あるいはブザーなどを用いて、異常表示を行
う。
【0044】また、下限検出スイッチSW1 でシャッタ
が完全に閉じられたことが検出されたならば、シャッタ
の閉動作を停止させ、操作装置2の閉動作表示用の発光
ダイオードを消灯させる。シャッタの開閉途中で、停止
操作スイッチSが操作されたときには、図4(c)に示
すように、コントローラ1ではシャッタの開閉動作を停
止させ、操作装置2の開閉動作表示用の発光ダイオード
を消灯させる。ここで、必要に応じて開閉途中において
停止操作スイッチSW22が操作されたときには、シャッ
タが中間状態で停止していることを示す表示を行うよう
にしてもよい。例えば、開動作中に停止操作が行われた
ことは、開動作表示用の発光ダイオードの点滅で示し、
閉動作中の停止操作は、閉動作表示用の発光ダイオード
の点滅で示すというようにすればよい。
【0045】この種の電動シャッタ装置では、コントロ
ーラ1と操作装置2との間で時分割多重で信号伝送を行
うことにより、信号伝送用の信号線Lを2線とすること
ができる。つまりは、コントローラ1と操作装置2との
間に配線される信号線の本数を削減できる。これは、特
に操作装置2で動作表示用の表示器を備えている場合に
特に顕著な効果がある。
【0046】以下に、本実施例の特徴とするコントロー
ラ1の構成について図1に基づいて説明する。本実施例
では、エンコーダEの出力からモータMの回転数を検出
して回転数が所定数以下に低下した(あるいは0となっ
た)ときに出力がローレベルとなる回転数検出回路16
と、モータ制御回路11に信号処理回路10より与えら
れる開閉用夫々の制御信号を反転するインバータゲート
1 ,I2 と、夫々のインバータI1 ,I2 の出力のア
ンドをとるアンドゲートAND1 と、回転数検出回路1
6の出力とアンドゲートAND1 の出力とのオアをとる
オアゲートOR 1 と、オアゲートOR1 の出力がローレ
ベルとなったときにマイクロコンピュータからなる信号
処理回路10にリセットをかけるリセット回路17とで
構成してある。なお、本実施例ではモータの回転数を検
知する回転数検出手段を、エンコーダE及び回転検出回
路16で構成してある。
【0047】信号処理回路10によるモータMの駆動制
御が正常な場合には、モータMの回転数が低下して、回
転数検出回路16の出力がローレベルとなったときに
は、信号処理回路10からモータ制御回路11には駆動
信号が与えられない。ここで、モータMを駆動制御する
場合には駆動信号がハイレベルであり、上述のように駆
動信号を与えない状況では、駆動信号がローレベルとな
る。従って、いずれのインバータゲートI1 ,I2 の出
力もハイレベルとなるので、アンドゲートAND1 の出
力はハイレベルとなり、このときオアゲートOR1 の出
力もハイレベルとなる。従って、リセット回路17は動
作せず、信号処理回路10にリセットがかかることもな
い。
【0048】なお、シャッタを開閉しているときには、
モータMの回転数は所定数以上であるので、回転検出回
路16の出力がハイレベルであり、このためオアゲート
OR 1 の出力もハイレベルで、上述の場合と同様に信号
処理回路10にリセットがかかることはない。次に、マ
イクロコンピュータからなる信号処理回路10が暴走し
た場合には、シャッタが完全に開放あるいは閉塞された
とき、または物体がシャッタに挟まれた状態で、モータ
Mの回転数が低下して、回転数検出回路16の出力がロ
ーレベルとなる。このとき、信号処理回路10が正常で
あれば、開閉用の両駆動信号はいずれもハイレベルであ
ることは有り得ない。しかし、信号処理回路10が異常
であるので、この場合には駆動信号はハイレベルとなっ
ている。このため、インバータゲートI1 ,I2 のいず
れかまたは両方の出力がローレベルとなり、アンドゲー
トAND1 の出力がローレベルとなる。この場合には、
アンドゲートAND1 及び回転数検出回路16の夫々の
出力がローレベルであるので、オアゲートOR1 の出力
もローレベルとなり、これによりリセット回路17が動
作して信号処理回路10にリセットをかけ、正常な状態
に復旧させる。このときには、信号処理回路10からモ
ータ制御回路11に与えられる駆動信号がローレベルと
なり、モータMの駆動が停止されるので、危険な状態が
回避され、且つモータMの故障などを未然に防止でき
る。
【0049】(実施例2)図8及び図9に基づいて本発
明の他の実施例を説明する。実施例1の場合には、コン
トローラ1を戸袋の左右のいずれに収めたかを回転方向
切換スイッチSW 2 で設定するようにしていたが、スイ
ッチSW2 であると設定を忘れたり、または誤ったりす
ることが考えられる。
【0050】そこで、この点を改善する場合には、コン
トローラ1(実質的には、信号処理回路10)で自動的
にコントローラ1を戸袋の左右のいずれに収めたかを判
断させればよい。その場合には、施工後にはコントロー
ラ1が戸袋の左右のいずれに収められたかを判断する自
動判断モードで動作させるようにしておき、電動シャッ
タ装置の起動時(電源立上時に)にコントローラ1で自
動判断モードを実行させる。つまりは、上述した通常動
作と同様にしてコントローラ1で実際にシャッタを自動
的に開閉駆動させる。
【0051】この場合にモータMの回転数から全開放あ
るいは全閉塞されたことを判別し、そのときに下限検出
スイッチSW1 で全閉塞されたことを示す出力が得れた
場合に、そのモータMの回転方向がシャッタを閉じる方
向であると信号処理回路10が判断する。なお、下限検
出スイッチSW1 で全閉塞されたことを示す出力が得れ
ない場合には、モータMを逆転させて、逆回転させた場
合に下限検出スイッチSW1 で全閉塞されたことを示す
出力が得れるか否かを判断する。
【0052】このようにして得られた判断結果は、マイ
クロコンピュータで構成された信号処理回路10のメモ
リに記憶され、通常モード時のシャッタの開閉制御のた
めのモータMの回転方向データとして使用される。な
お、メモリとしてEEPROMなどの不揮発性メモリを
用いて記憶することが好ましい。ところで、逆回転させ
た場合に下限検出スイッチSW1 で全閉塞されたことを
示す出力が得れない場合には、なんらかの異常があるの
で、その場合には異常報知を行う。異常を修復した場合
には電源を立上げれば、上述の場合と同様にしてモータ
Mの回転方向とシャッタの開閉方向とを自動判別する動
作が行われる。このようにすれば、施工者に回転方向切
換スイッチSW2 の設定を行わせる必要がなく、無駄に
施工に手間がかかるといった問題を解消できる。
【0053】なお、本実施例の場合には上述の説明から
明らかなように、起動時に自動的にモータMを駆動して
シャッタを開閉させる開閉制御手段を、信号処理回路1
0及びモータ制御回路11で構成し、シャッタが完全に
閉じられたことを検出する閉塞検出手段として下限検出
スイッチSW1 を用い、閉塞検出手段である下限検出ス
イッチSW1 でシャッタが完全に閉じられたが検出され
たときのモータMの回転方向をシャッタを閉じる方向で
あると判断する開閉方向判別手段を、信号処理回路10
で構成してある。
【0054】(実施例3)図10及び図11に本発明の
さらに他の実施例を示す。上述した各実施例では2線式
の信号線Lで操作装置2とコントローラ1とを接続し、
配線本数を削減して配線を容易としていた。しかし、一
般的にはその信号線Lを露出配線することは少なく、主
に壁面などの内部に配線されるため、配線作業が面倒で
あった。
【0055】そこで、本実施例では操作装置2としてワ
イヤレスでコントローラ1に対して操作入力を与える携
帯自在なもの(以下、ワイヤレス操作装置と呼ぶ)を用
い、コントローラ1にワイヤレス操作装置2からのワイ
ヤレス信号(光ワイヤレス信号)を受信する受信回路1
8を設けてある。なお、受信回路18の受光素子18a
は、図11に示すように、シャッタ本体Aの表面に設け
ておけばよい。
【0056】本実施例では、操作入力がワイヤレスで行
われるだけで、基本的には他の実施例と全く同様の機能
を有する。なお、受信回路18を送受信回路とすること
で、ワイヤレス操作装置2側でシャッタの駆動状態など
を表示させることが可能であることは言うまでもない。
【0057】
【発明の効果】請求項1の発明では、モータを駆動制御
してシャッタを開閉させるコントローラと、操作スイッ
チでシャッタの操作入力を行う操作装置とを備え、モー
タの回転数を検知する回転数検出手段と、モータの回転
の低下からシャッタの開閉状況を自動的に判断してモー
タの駆動停止などの既定の制御を行うマイクロコンピュ
ータを含む信号処理手段と、回転数検出手段でモータの
回転の低下を示す出力が得られているにもかかわらずモ
ータが開閉駆動されている場合に、信号処理手段のマイ
クロコンピュータをリセットするリセット手段とをコン
トローラに設けてあるので、マイクロコンピュータが暴
走しているとき、つまりはモータの回転の低下を示す出
力が得られているにもかかわらずモータが開閉駆動され
ている場合には、マイクロコンピュータを強制的にリセ
ットしてモータの駆動を停止させ、危険な事態を回避す
ることができる。
【0058】請求項2の発明では、前記コントローラと
一体になった前記モータを向きを逆にしてシャッタを収
納する戸袋内の左右いずれにも収納可能とし、起動時に
自動的にモータを駆動してシャッタを開閉させる開閉制
御手段と、シャッタが完全に閉じられたことを検出する
閉塞検出手段と、閉塞検出手段でシャッタが完全に閉じ
られたが検出されたときのモータの回転方向をシャッタ
を閉じる方向であると判断する開閉方向判別手段とを
コントローラに設けてあるので、コントローラと一体
になったモータが戸袋内の左右いずれに収納されたかに
より決まるコントローラでモータの回転方向に対するシ
ャッタの開閉方向を自動的に判別することができ、コン
トローラでモータの回転方向に対するシャッタの開閉方
向を設定する設定手段が不要となり、設定忘れや設定誤
りなどにより施工時に無駄な手間がかかることを防止す
ることができる。
【0059】請求項3の発明では、作スイッチでシャ
ッタの操作入力を行う携帯自在な操作装置を備え、ワイ
ヤレスで信号伝送を行う信号伝送手段を前記操作装置及
前記コントローラに設けてあるので、操作装置とコン
トローラとの間の信号伝送をワイヤレスで行い、操作装
置とコントローラとの間の信号線の配線を不要とし、さ
らに施工性を良くすることができる。請求項4の発明で
は、操作スイッチでシャッタの操作入力を行う操作装置
と、前記コントローラとを2線式の信号線に接続し、操
作装置及びコントローラとの間で時分割多重で伝送し、
操作スイッチの操作に応じてコントローラでシャッタの
開閉制御を行わせているので、信号線を2線式とでき、
配線本数を削減することができる。また、信号線に対し
て無極性で接続可能とする無極性手段を備えているの
で、操作装置を信号線に極性無しで接続することがで
き、操作装置の施工が容易となる。
【0060】請求項5の発明では、複数のシャッタを個
別に開閉させる1ないしは複数のコントローラを備え、
複数のシャッタを個別に開閉させる操作スイッチ、一括
的に開閉させる操作スイッチ、あるいは任意の複数のシ
ャッタのみを開閉させる操作スイッチのうちの1ないし
は複数の操作スイッチを備えているので、これら操作ス
イッチの操作に応じて複数のシャッタの個別制御、一括
開閉制御、あるいは任意の複数のシャッタのみを開閉制
御することができ、使い勝手が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のコントローラの要部構成を
示す回路図である。
【図2】電動シャッタ装置の全体構成図である。
【図3】コントローラの回路構成を示すブロック図であ
る。
【図4】(a)〜(c)はコントローラの動作を示すフ
ローチャートである。
【図5】操作装置の回路図である。
【図6】本発明の電動シャッタシステムの基本としての
遠隔監視制御システムの構成図である。
【図7】同上の伝送信号の説明図である。
【図8】他の実施例のコントローラの要部動作を示すフ
ローチャートである。
【図9】モータが一体になったコントローラの施工方法
の説明図である。
【図10】さらに他の実施例の概略回路構成を示すブロ
ック図である。
【図11】同上の備えるシャッタ本体の斜視図である。
【符号の説明】
1 コントローラ 2 操作装置 3 シャッタ 10 信号処理回路 16 回転検出回路 17 リセット回路 18 受信回路 L 信号線 M モータ E エンコーダ I1 ,I2 インバータゲート AND1 アンドゲート OR1 オアゲート SW1 下限検出スイッチ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータを駆動制御してシャッタを開閉さ
    せるコントローラと、操作スイッチでシャッタの操作入
    力を行う操作装置とを備え、モータの回転数を検知する
    回転数検出手段と、モータの回転の低下からシャッタの
    開閉状況を自動的に判断してモータの駆動停止などの既
    定の制御を行うマイクロコンピュータを含む信号処理手
    段と、回転数検出手段でモータの回転の低下を示す出力
    が得られているにもかかわらずモータが開閉駆動されて
    いる場合に、信号処理手段のマイクロコンピュータをリ
    セットするリセット手段とをコントローラに設けて成る
    ことを特徴とする電動シャッタ装置。
  2. 【請求項2】 前記コントローラと一体になった前記
    ータを向きを逆にしてシャッタを収納する戸袋内の左右
    いずれにも収納可能とし、起動時に自動的にモータを駆
    動してシャッタを開閉させる開閉制御手段と、シャッタ
    が完全に閉じられたことを検出する閉塞検出手段と、閉
    塞検出手段でシャッタが完全に閉じられたが検出された
    ときのモータの回転方向をシャッタを閉じる方向である
    と判断する開閉方向判別手段とを前記コントローラに設
    けて成ることを特徴とする請求項1記載の電動シャッタ
    装置。
  3. 【請求項3】 作スイッチでシャッタの操作入力を行
    う携帯自在な操作装置を備え、ワイヤレスで信号伝送を
    行う信号伝送手段を前記操作装置及び前記コントローラ
    に設けて成ることを特徴とする請求項1記載の電動シャ
    ッタ装置。
  4. 【請求項4】 操作スイッチでシャッタの操作入力を行
    う操作装置と、前記コントローラとを2線式の信号線に
    接続し、操作装置及びコントローラとの間で時分割多重
    で伝送し、操作スイッチの操作に応じてコントローラで
    シャッタの開閉制御を行わせ、伝送信号を複極信号と
    し、信号線に対して無極性で接続可能とする無極性手段
    を操作装置が備えて成ることを特徴とする請求項1記載
    電動シャッタ装置。
  5. 【請求項5】 複数のシャッタを個別に開閉させる1な
    いしは複数のコントローラを備え、複数のシャッタを個
    別に開閉させる操作スイッチ、一括的に開閉させる操作
    スイッチ、あるいは任意の複数のシャッタのみを開閉さ
    せる操作スイッチのうちの1ないしは複数の操作スイッ
    チを操作装置に設け、これら操作スイッチの操作に応じ
    てコントローラが複数のシャッタを任意に開閉駆動して
    成ることを特徴とする請求項4記載の電動シャッタ装
    置。
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