JPH0630289U - 便器排水口の接続用パッキン - Google Patents

便器排水口の接続用パッキン

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JPH0630289U
JPH0630289U JP7115892U JP7115892U JPH0630289U JP H0630289 U JPH0630289 U JP H0630289U JP 7115892 U JP7115892 U JP 7115892U JP 7115892 U JP7115892 U JP 7115892U JP H0630289 U JPH0630289 U JP H0630289U
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drainage
drainage pipe
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修 松本
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株式会社イナックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 便器の排水口や排水管に寸法のばらつきがあ
っても、また施工時の取付誤差があってもそれら排水口
と排水管とを確実にシールできるパッキンを提供する。 【構成】 便器の排水口12と排水管14との接続部に
配される筒状の弾性パッキン16を、排水口12に対す
る第一シール部20と排水管14に対する第二シール部
22とに軸方向に機能的に分割する。そして第一シール
部20を、排水口12の嵌合せ時に弾性的に拡径するよ
うに排水口12よりも小径に形成し且つ嵌合せ状態にお
いて排水管14に対して自由状態であって排水口12に
水密に且つ弾性的に密着嵌合する形状とする一方、第二
シール部22を、排水口12に対して自由状態且つ排水
管14の嵌合せ時に排水管14により縮径又は拡径して
排水管14に水密且つ弾性的に接触する形状と成す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は便器排水口の接続用パッキンに関する。
【0002】
【従来の技術】
壁排水形式の便器の排水口を排水管に接続するためのパッキンとして、従来図 5に示す形態のパッキン100が知られている。このパッキン100は全体とし て筒状を成しており、陶器製の便器排水口102に対して水密に弾性密着嵌合し てシールを行う一方、主として軸直角方向に立ち上がる複数の襞状部104の先 端を排水管106の内周面に弾性接触させて排水管106に対するシールを行う 形状とされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで上記陶器製の排水口102及び排水管106(一般に鋳鉄管)には寸 法のばらつきがあり(例えば排水口102,排水管106何れも寸法公差が±2 mm以上)、加えてこれら排水口102,排水管106は施工時の取付誤差など に基づいて方向ずれや芯ずれを生じた状態で接続されることも多い。
【0004】 上記パッキン100の場合、専ら襞状部104によって排水口102と排水管 106との寸法のばらつきを吸収するようになっているが、かかる襞状部104 によってはそれら寸法のばらつき及び方向ずれや芯ずれを十分に吸収することが できず、しかもかかるパッキン100は排水口102と排水管106との嵌合せ 接続の際に捩じれその他の変形を起し易く、これらによりパッキン100と排水 口102又は排水管106との間に隙間が生じ、これが漏水の原因になるといっ た問題を生じていた。
【0005】 また上記パッキン100は、排水口102と排水管106との嵌合せ接続の際 の押込力によって上記の捩じれ等の変形や引張力を受けて大きく歪んだ状態で取 り付けられてしまうことが多く、このためその歪に基づいてパッキン100にク ラックが発生し易く或いはクラックが進行し易いといった問題が生じていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような課題を解決するためになされたものであり、その要旨は、 便器の排水口と排水管との接続部に配される筒状の弾性パッキンを、該排水口に 対する第一シール部と該排水管に対する第二シール部とに軸方向に機能的に分割 し、該第一シール部を、該排水口の嵌合せ時に弾性的に拡径するように該排水口 よりも小径に形成し且つ該嵌合せ状態において前記排水管に対して自由状態であ って該排水口に水密に且つ弾性的に密着嵌合する形状とする一方、前記第二シー ル部を、前記排水口に対して自由状態且つ該排水管の嵌合せ時に該排水管により 縮径又は拡径して該排水管に水密且つ弾性的に接触する形状と成したことにある 。
【0007】
【作用及び考案の効果】
図5に示す従来のパッキンにおいて上記問題が生じていたのは、かかるパッキ ンが軸方向全長に亘ってシール部としての機能を果たすべく、排水口に対して全 体的に密着嵌合し且つその全体が排水口と排水管とにより軸直角方向に挾み込ま れて拘束された状態となることに基づく。
【0008】 しかるに本考案のパッキンは、排水口に対する第一シール部と排水管に対する 第二シール部とに機能的に分割されている。 かかる本考案によれば、便器の排水口,排水管に寸法誤差があっても、また施 工時の取付誤差に基づいて方向ずれや芯ずれが生じたとしても、これらを十分に 吸収できるように第一シール部及び第二シール部を拡径又は縮径させることが可 能であり、これにより排水口と排水管との接続部を隙間なくシールすることが可 能となって、その隙間発生に基づく漏水を防止できる。
【0009】 また第一シール部,第二シール部はそれぞれ排水管又は排水口に対して自由状 態であるため、排水口及び排水管の接続時にパッキンに対して無理な力が加わっ たり、変形が生じたりするのを防止でき、それら変形力等に基づくパッキンのク ラック発生,クラックの進行を抑制することができる。
【0010】
【実施例】
次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図2において、10は陶器製の洋風便器で後部に排水口12が一体に形成され 、この排水口12が排水管14(鋳鉄管)に接続されている。
【0011】 図1はこれら排水口12と排水管14との接続部を拡大して示したもので、図 中16はそれらの接続部を水密にシールする弾性パッキンである。 この弾性パッキン16は、図3及び図4にも示しているように全体として筒状 を成しており、軸方向の中間部に環状のブロック部18を有している。そしてこ のブロック部18の前側部分(図1中左側部分)が排水口12に対する第一シー ル部として、また後側部分が排水管14に対する第二シール部としてそれぞれ構 成されている。
【0012】 第一シール部20は、内周面が排水口12の対応する外周面よりも小径に形成 されており、排水口12との嵌合せにより拡径させられて、かかる排水口12の 外周面に水密に且つ弾性的に密着嵌合している。 尚、第一シール部20には前端に内向きの鍔状部24が形成されており、この 鍔状部24が排水口12の前端面に密着している。
【0013】 一方第二シール部22は、排水口12への嵌合状態において排水口12の対応 する外周面との間に所定の隙間28を形成するように、その内周面が排水口12 の外周面よりも一定寸法大径とされている。 即ち第二シール部22は、排水口12の外周面に対して自由に相対変位可能と されている。
【0014】 この第二シール部22は、軸直角方向に立ち上がる複数の襞状部26を有して いる。これら襞状部26の先端の外径は排水管14の内周面よりも一定寸法大径 とされており、排水管14との嵌合せ時にこれら襞状部26を含む第二シール部 22の略全体が排水管14の内周面により縮径方向に弾性変形させられるように なっている。
【0015】 即ち第二シール部22は、排水口12に対しては自由状態である一方、排水管 14との嵌合せ時に排水管14により縮径方向に弾性変形させられ、その弾性力 に基づいて襞状部26の先端を排水管14の内周面に当接させて、排水管内周面 との間の隙間を水密にシールする。
【0016】 前記ブロック部18は、排水口12の中心と排水管14の中心とが一定以上大 きくずれるのを防止する機能を有するもので、微小隙間を以て排水管14内周面 に嵌合する形状とされている。
【0017】 本例のパッキン16の場合、排水口12と排水管14との嵌合せ時に図4の矢 印で示すように第一シール部20が拡径変形して排水口12の外周面に水密に弾 性嵌合してシール作用をなす一方、第二シール部22が縮径変形して襞状部26 が排水管14の内周面に水密に弾性嵌合しシール作用をなす。
【0018】 而して第一シール部20及び第二シール部22は、排水管14又は排水口12 に対してそれぞれ自由な状態にあってそれらによる拘束を受けない。 従ってかかるパッキン16を介して排水口12と排水管14とを接続したとき 、パッキン16がそれらにより無理な力や変形を受けたりせず、良好な状態で排 水口12と排水管14との間に装着される。
【0019】 また第一シール部20及び第二シール部22は、それぞれ排水口12,排水管 14の一方にのみ水密に接触してシール作用をなすものであるから、排水口12 及び排水管14の寸法のばらつきや施工時の取付誤差等を見込んで十分に小さな 又は大きな径に予め形成しておくことが可能であり、従ってかかるパッキン16 を用いて排水口12と排水管14とを接続したとき、上記寸法のばらつき等があ ってもこれを十分に吸収し得て排水口12と排水管14との隙間を確実にシール することができる。
【0020】 以上本考案の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示である。 例えば本考案のパッキンにおいて、第二シール部の上記襞状部は必須なもので はなく、場合により省略することも可能である。 またパッキンの端部(図1中右端部)を排水管の外側まで回り込ませて排水管 の外周面に水密に接触させることも可能である。
【0021】 その他本考案はその主旨を逸脱しない範囲において、当業者の知識に基づき様 々な変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である弾性パッキンを用いた
排水口と排水管との接続部の拡大断面図である。
【図2】その接続部を含む洋風便器の図である。
【図3】図1におけるパッキンの一部切欠斜視図であ
る。
【図4】図1,図2のパッキンの作用説明図である。
【図5】本考案の背景説明図である。
【符号の説明】
10 便器 12 排水口 14 排水管 16 弾性パッキン 18 ブロック部 20 第一シール部 22 第二シール部 28 隙間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器の排水口と排水管との接続部に配さ
    れる筒状の弾性パッキンを、該排水口に対する第一シー
    ル部と該排水管に対する第二シール部とに軸方向に機能
    的に分割し、該第一シール部を、該排水口の嵌合せ時に
    弾性的に拡径するように該排水口よりも小径に形成し且
    つ該嵌合せ状態において前記排水管に対して自由状態で
    あって該排水口に水密に且つ弾性的に密着嵌合する形状
    とする一方、前記第二シール部を、前記排水口に対して
    自由状態且つ該排水管の嵌合せ時に該排水管により縮径
    又は拡径して該排水管に水密且つ弾性的に接触する形状
    と成したことを特徴とする便器排水口の接続用パッキ
    ン。
JP1992071158U 1992-09-17 1992-09-17 便器排水口の接続用パッキン Expired - Lifetime JP2569621Y2 (ja)

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