JP3742679B2 - 伸縮管 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内側の管と外側の管を組み合わせた伸縮管に関し、特に内側の管の引き抜け防止の可能な伸縮管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4に水道管などの流量計を配管に接続する際に用いられる伸縮管の例を示してある。伸縮管1は外側の管10と内側の管20が同軸状に組み合わされており、内側の管20が外側の管10の内側に接触しながらスライドできるようになっている。この伸縮管においては、外側の管10の一方の端がフランジ11となっており、また、これと反対側の内側の管20の端がフランジ21となっている。
【0003】
このため、外側の管10と内側の管20をスライドさせることにより、フランジ11とフランジ21の間の距離を変えることができ、伸縮管としての機能を果たす。
【0004】
外側の管10は図中の左側の端110に内側に突き出た部分12を備えており、その先端に設けられたシール材100で内側の管20の外周面22をシールしている。
【0005】
内側の管20の図中の右側の端120に、内側の管20の内側から外側に向かってネジ30が止められており、ネジ30の先端30aは内側の管20の外周面22よりはみ出た状態となっている。従って、内側の管20を図中の左側にスライドさせるとネジ30の先端30aが外側の管10の突き出た部分12にぶつかり、内側の管20が外側の管10から抜けない構造となっている。
【0006】
図5に上記と異なる伸縮管の例を示してある。この伸縮管においては、外側の管10の左端110に、内側に突き出た部分12が内側の管20をシールする部分および抜け防止用のストッパーを兼ねた部材がボルトとナットで固定されている。また、抜け防止のために内側の管20の外径より大きな径のリング40を内側の管20の右端120にネジ30で止めてある。従って、内側の管20の外周面22よりはみ出たリング40の一部が外側の管10の突き出た部分11と干渉するので、内側の管20が外側の管10から抜けるのを防止できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図4および図5に示されたこのような従来の伸縮管は、内側の管を外側の管に対してスライドすることで伸縮管としての機能を果たす。さらに、内側の管の一方の側に取付けられたネジや、ネジで固定されたり抜け防止用の部材が外側の管の一部と干渉するので、伸縮管の内側の管が外側の管から抜けないようになっている。
【0008】
しかし、ネジを取付けたり、または部材をネジで固定するので、これらの伸縮管は部品点数が多くなる。さらに、部品点数が多いため組立工程が増加し、構造自体も複雑になるので製造コストが増加してしまう。
【0009】
また、水道メーターの取り外しやメンテナンスを考慮すると、伸縮管は分解が容易に行えることが望ましい。しかし、上述の伸縮管は内部の狭い空間でネジを取付けたり、取り外す必要があるので手間がかかる。さらに伸縮管に流れる水によって、ネジが錆びつくこともあり分解作業を行い難い。
【0010】
そこで、本発明においては、ネジを使用しない簡易な構造で引き抜けを防止し、安価に供給可能な伸縮管を提供することを目的としている。さらに、分解、組立を容易にできる作業性に優れた伸縮管を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の伸縮管は、外側の管の内部に同軸状に配置された外側の管径より細い管径の内側の管を備えている。この内側の管は外側の管の第1の側の反対側の第2の側の内面に接触しながら同軸状に移動可能となっており、伸縮管としての機能を果たせるようになっている。外側の管は第1の側に他の配管を接続する接続部分が形成されて、この第1の側の反対側の第2の側に内側に突き出たシール部が形成されている。また、内側の管は、第1の側の端に外周面に沿って溝が形成されており、この溝にリングがはめ込まれている。そして、リングの一部が内管の外周面よりはみ出た状態になるので外側の管のストッパー部と干渉し、内側の管が外側の管より抜けるのを防止している。
【0012】
また、内側の管の第1の側の端には、リングはめ込み用の溝に達するまでの切り込みを少なくとも1つ形成されている。リングの取付け、あるいは取り外す時に、この切り込みを利用して溝の内側から治具を入れてリングを簡単に拡張できる。このような手法で、内側の管からリングを取り外せるので伸縮管の外側の管と内側の管を簡単に分解できる。
【0013】
また、外側の管のシール部はパッキン等のシール材を用いて内側の管の外周面をシールでき、さらに内側の管の抜け防止用のストッパーを兼ねられる。このシール部は内側の管をシールする方法によって様々な形状のものがあるが、外側の管の内側に突き出た部分を少なくとも1カ所形成することが望ましい。
【0014】
抜け防止用のリングはゴムやプラスチックのような弾力性があるものでも良い。金属製のリングを用いた場合は、その一部を欠いて、リングに弾力性をもたせることが望ましい。これらの弾力性のあるリングであれば、上述の切り込みを利用しリングを簡単に拡張できるのでリングの取り外し作業が容易になる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照にして本発明の実施例を説明する。
【0016】
図1に本発明の伸縮管の構造を断面図を用いて示してある。本例の伸縮管50は外側の管60の内部に内側の管70が同軸状に組合わされており、内側の管70と外側の管60が相対的に動けるようになっている。
【0017】
本例の伸縮管50の外側の管60は、その内径が内側の管70の外径より大きな円筒状の管で構成されている。外側の管60の図面上右側130は内側の管70と同一の径にしぼられ、他の配管を接続する接続部分61を形成してある。この接続部分61と反対側の管の端62には、その内側に内側の管70の外周に接する程度に突き出たシール部63が形成されている。このシール部63は、内周に沿って並列に突き出た凸部63a、63bより形成され、この凸部63aと凸部63bの間には溝64が形成されている。この溝64にシール材としてパッキン100がはめ込まれている。
【0018】
本例の伸縮管50の内側の管70も円筒管であり、その外径は、内側の管70の外周面73が外側の管60の溝64にはめ込まれたパッキン100と接してシールされた状態で、軸方向にスライドできるように設定されている。内側の管70の図面上左側140には他の管やメーターなどを接続するためのフランジ71が設けられている。このフランジ71にはボルトやナットで他の配管やメーター等と接続するための穴71aが形成されている。
【0019】
本例の伸縮管50は、内側の管70が外側の管60に対して軸方向にスライドできるので、外側の管の接続部分61と内側の管のフランジ71の距離を自由に調整できる。また、外側の管60のシール部63にはめ込まれたパッキン100と内側の管70の外周面73が密着しながらスライドするので、この部分で外側の管60と内側の管70が完全にシールされ、伸縮管の内部に流れる水などの流体の漏れを防止することができる。
【0020】
図2に本例の伸縮管50の内側の管70を示してある。また図3に、内側の管70をフランジ71と反対方向III から見た様子を示してある。本例の内側の管70の右端72には、外周に沿って一つの溝80が形成されており、この溝80にリング90がはめ込まれている。さらに、内側の管70の右端72には、リング90をはめ込む溝80に達するようにU字型の切り込み81が2ヶ所設けられている。溝80にはめ込めれたリング90は金属製であり、弾力性をもたせるため、その一部分90aが欠けた形状となっている。また、このリング90の直径は内側の管70の直径とほぼ同じで、溝80にはめ込むとリング90の一部が内側の管70の外周面73からはみ出た状態となる。このリング90の取付け、取り外しはU字型の切り込み81を利用してリングを拡張することにより行える。
【0021】
すなわち、この切り込み81に治具を入れて内側の管70の内側から外側に向かう力を加えると、リング90を広げることができ簡単に取り外すことができる。
【0022】
図1に戻って、内側の管70の溝80にリング90がはめ込まれており、その外側の部分90bが内側の管70の外周面73より突き出ている。従って、内側の管70を左側の方向、すなわち、フランジ71方向にスライドさせた場合は、リング90の外側の部分90bがシール部63の凸部63bに干渉するまで内側の管70を外側の管60に対してスライドできる。しかしながら、それ以上左側にスライドさせることはできない。このようにリング90の外側の部分90bが凸部63bと干渉することで、内側の管70が外側の管60から抜けるのを防止している。また、内側の管70が右側に動いた場合は外側の管60の径が内側の管70の径と同サイズに絞られた内壁面65まで移動可能である。
【0023】
以上のように、本例の伸縮管50は内側の管70に溝80を設け、その溝80にリング90をはめ込み、引き抜けを防止している。そのため、従来使用していたネジが不要であり、抜け防止用の部材をネジで固定する必要もない。従って、伸縮管を構成する部品点数を減らすことができる。さらに、伸縮管を組み立てる際は、外側の管の内側の狭いスペースでネジ止め作業する必要はなく、溝にリングをはめ込むだけで良い。このように内側の管と外側の管の組立が簡単となる。
【0024】
また、リングは弾力性を備えているので、外側から溝にリングをはめ込むことができ、この状態で内側の管と外側の管を組み立てることも可能である。このように、本例の伸縮管は溝にリングをはめ込むという簡易な構成で引き抜けを防止できるので部品点数を低減できる。さらに、組立が簡単になるので製造コストを削減し、安価に供給可能になる。
【0025】
さらに、伸縮管の内部点検やメーターの取り外し等で内側の管70と外側の管60を外したい場合は、切り込み81に治具を入れてリング90を拡張することにより簡単にリング90を溝80から取り外すことができる。このように、伸縮管の外側から簡単にリングを取り外し、内側の管を外側の管から容易に引き抜くことが可能である。そして、取り外した後、管や部品等の洗浄をしてリサイクルすることが容易である。内側の管と外側の管を組み立てる場合は、内側の管と外側の管を組み合わせた後に、伸縮管の外側から治具でリングを広げながら溝にはめ込むことで簡単に内側の管と外側の管を組み立てることができる。また、最初に内側の管の溝にリングを取付け、その状態のまま、組み合わせることも可能である。以上のように本例の伸縮管は分解、組立が容易にできる作業性に優れた伸縮管である。
【0026】
なお、本例の伸縮管の内側の管70の接続部分にはストレーナ72を取り付けたフランジ71を用いてあるが、各種メーターや他の配管との接続を行えるソケット、ネジなどであってももちろん良い。また、内側の管70の外周面73に沿って形成された溝80は一本に限定される必要はなく2本以上であっても良く、また、溝80の形状は凹形状やV形状等あっても良い。さらに、本例では2本のU字型の切り込み81を設けてあるが、切り込み形状はこれに限定されず、治具をリングの内側に差し込んでリングを拡張できるものであれば良い。また、切り込みは1本でも良く、また3本以上であっても良い。抜け防止用のリング90はメタルに限らずゴム製のOリングのような弾力性のある切り欠けのないリングであっても良い。
【0027】
【発明の効果】
本発明の伸縮管は溝に弾力性あるリングをはめ込むことで引き抜けを防したので、従来のようにネジや、抜け防止用の部材をネジで固定する必要がなく、部品点数を減らすことができる。さらに、少ない部品点数による簡易な構造なので、製造コストを押さえた安価な伸縮管を実現できる。また、本発明の伸縮管はリングの取付け及び取り外し作業が簡単なので、伸縮管の組立、分解作業が容易である。このため各種メーターや配管との組立・取り外し作業の効率が図れ、管や部品を洗浄してリサイクルすることが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる伸縮管の構造を示す断面図である。
【図2】図1に示す伸縮管の内側の管の概略を示す斜視図である。
【図3】図2に示す伸縮管の内側の管をフランジの反対方向から見た図である。
【図4】従来の伸縮管の構造を示す断面図である。
【図5】図4と異なる従来の伸縮管の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
30 ネジ
50 伸縮管
60 外側の管
61 接続部分
63 シール部
65 内壁面
70 内側の管
71 フランジ
80 溝
81 切り込み
90 リング
100 パッキン

Claims (3)

  1. 第1の側の端部が接続部分となった外側の管と、前記外側の管の内部に同軸状に配置され、前記第1の側と反対側の第2の側の端部が接続部分となった前記外側の管より細い内側の管とを有し、前記内側の管の外周面が前記外側の管の前記第2の側の内周面に接触しながら移動可能な伸縮管において、
    前記外側の管は、前記第2の側の少なくとも一部が内側に突き出たストッパー部を備えており、
    前記内側の管は、前記第1の側に前記内側の管の外周に沿って形成された溝と、この溝にはめ込まれ、少なくとも一部が前記内側の管の外周面より外側にはみ出た抜け防止用のリングとを備え、前記第1の側の端から前記溝に達する少なくとも一つの切れ込みを有することを特徴とする伸縮管。
  2. 請求項1において、
    前記外側の管は、前記第2の側が内側に突き出た部分と、前記突き出た部分の先端に形成された前記内側の管の外周面に接するシール部とを備えており、
    前記突き出た部分が前記ストッパー部となっていることを特徴とする伸縮管。
  3. 請求項1または2において、前記抜け防止用のリングは金属製であり、その前記リングの一部が欠けていることを特徴とする伸縮管。
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